JPH06310413A - レジスト塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

レジスト塗布装置及び塗布方法

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JPH06310413A
JPH06310413A JP9758793A JP9758793A JPH06310413A JP H06310413 A JPH06310413 A JP H06310413A JP 9758793 A JP9758793 A JP 9758793A JP 9758793 A JP9758793 A JP 9758793A JP H06310413 A JPH06310413 A JP H06310413A
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JP
Japan
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resist
substrate
flat plate
adhere
thin film
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Pending
Application number
JP9758793A
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English (en)
Inventor
Taichi Koizumi
太一 小泉
Takahiro Matsuo
隆弘 松尾
Masaru Sasako
勝 笹子
Norihisa Mino
規央 美濃
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非常に微量で基板全面にレジスト薄膜を形成
することができるレジスト塗布方法を提供する。 【構成】 シリコン基板1上に1cc以下のごく微量の
レジスト2を滴下する。次に、表面をレジスト2が付着
しないよう処理された平板5を基板に押し当てる。これ
により、レジスト2は、数〜数十μmの膜厚で基板全面
に広がる。その後、平板5を基板1から取り外す。この
とき、平板表面はレジストが付着しないよう処理されて
いるため、レジストは平板表面に付着しない。最後に基
板1を回転させ、均一なレジスト薄膜を形成する。 【効果】 たとえ大口径の基板であってもレジスト薄膜
をごく微量で形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子等を製造する
ときに用いられるレジスト塗布装置および方法で、レジ
スト滴下量が微量でかつ大口径基板でも均一な膜厚にレ
ジスト塗布することができる装置および方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のレジスト塗布方法は、図2a,b
に示したように真空チャック3で保持された基板1上
に、主にノズル6を用いてレジスト2を1〜4cc滴下
し、基板1を回転させて行っている。この方法におい
て、レジストを均一な膜厚で形成するためカップ4の形
状を工夫したり、温湿調の機能を付加した構造のものが
ある。これらにより現在では、8インチまでの基板であ
れば均一にレジスト薄膜を形成することができている。
【0003】その他としては、レジストをスプレー状に
して基板に吹き付けたり、有機CVDを用いて基板上に
レジスト薄膜を形成する方法等があるが、現実にはほと
んど使用されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな方法では、以下に示す様な問題点を有していた。
【0005】従来の方法では、レジスト滴下量が薄膜と
して必要な量よりもはるかに多くなっていることであ
る。例えば、いま基板を6インチ、レジスト滴下量を3
cc、レジスト膜厚を1μmとすると、レジスト滴下量
に対する薄膜として必要な量の割合は、わずか0.6%
である。つまり、滴下したレジストの99.4%は捨て
ていることになり、非常にムダがある。これは、基板全
面にレジストを広げ均一な膜厚のレジスト薄膜を形成す
るためには必要であり、大口径になればレジストを基板
全面に広げるためだけでさらに多くのレジストが必要と
なる。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、レジスト滴下
量が微量でかつ大口径基板でも均一な膜厚にレジスト塗
布することができる装置および方法を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のレジスト塗布装置は、基板を保持する支持
台と、前記基板と支持台を回転させる回転装置と、それ
らを覆う容器と、レジストが付着しないよう表面を加工
された平板を有した構造を備えたレジスト塗布装置であ
る。
【0008】また発明のレジスト塗布方法は、基板上に
レジストを滴下する工程と、レジストが付着しないよう
表面を加工された平板を前記基板に押し当て前記レジス
トを基板表面に広げる工程と、前記平板を基板表面から
取り外す工程と、基板を回転させる工程を備えたもので
ある。
【0009】
【作用】本発明は上記した方法によって、まず、基板上
に1cc以下のごく微量のレジストを滴下する。次に、
表面を例えば化学吸着法でレジストが付着しないよう処
理された平板を基板に押し当てる。このときレジストが
ムラなく広がるため、例えば平板が基板中心より徐々に
基板周辺に接触するようにしたり、基板の一方の端から
接触するようにする。当然、平板表面は平坦であればあ
るほど良い。これにより、レジストは、数〜数十μmの
膜厚で基板全面に広がる。その後、平板を基板から取り
外す。このとき、平板表面はレジストが付着しないよう
処理されているため、レジストは平板表面に付着しな
い。最後に基板を回転させ、均一なレジスト薄膜を形成
する。
【0010】これにより、大口径の基板であってもレジ
スト滴下量が微量で基板面内均一な膜厚のレジスト薄膜
を形成することができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例のレジスト塗布装置及
び方法について、図面を参照しながら説明する。
【0012】(実施例1)図1は本発明の実施例におけ
るレジスト塗布装置および方法の断面構造図を示すもの
である。1はシリコン基板、2はレジスト、3は真空チ
ャック、4はカップ、5はレジストが付着しないよう処
理された平板、6はノズルを示している。
【0013】以上のように構成されたレジスト塗布装置
および方法について、以下図1を用いてその動作を説明
する。
【0014】まず図1aでは、6インチのシリコン基板
1上にレジスト2をノズル6より0.8cc滴下し、ノ
ズル6を平板5と接触しないようにカップ4より外に出
す。
【0015】次に図1bでは、平板5をシリコン基板1
に押し当てる。このとき平板5はシリコン基板1中央よ
り接触するように若干反らしてあり、レジスト2がシリ
コン基板1全面に広がると同時にシリコン基板1と平行
になるようにしてある。また、平板5表面は化学吸着法
で処理されておりレジストが表面に付着しないようにし
てある。
【0016】図1cでは、レジスト2がシリコン基板1
全面に広がった後、平板5をシリコン基板1から放す。
このとき平板5は接触するときとは逆に、シリコン基板
1周辺より離れるようになっており、平板を取り外して
もレジスト2表面にはほとんどムラが見られなかった。
その後、シリコン基板1を回転させることにより、ウエ
ハ内ばらつきが10nm以下の均一な膜厚のレジスト薄
膜形成ができた。
【0017】以上のように本実施例によれば、微量のレ
ジスト滴下量において本発明が有効であることが証明さ
れた。また、シリコン基板1を回転させているときの平
板5とシリコン基板1との距離を変えることにより、カ
ップ4内の気流の状態を変え膜厚均一性をコントロール
することができた。
【0018】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついてその動作を説明する。
【0019】構造は実施例1と同様で、カップ4の表面
も化学吸着法で処理しレジストが付着しないようにし
た。塗布シーケンスも実施例1と同じで行った。
【0020】その結果、第1の実施例と同様に、微量の
レジスト滴下量で均一な膜厚のレジスト薄膜形成ができ
た。
【0021】また、25回連続でシリコン基板にレジス
トを塗布したが、平板5とカップ4の表面にはレジスト
が付着していなかった。
【0022】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて図3を用いてその動作を説明する。
【0023】構造は実施例1と同様で、実施例1の塗布
シーケンスでシリコン基板1を回転させる際、回転の最
初は平板5を取り外さず、回転途中で徐々に放していっ
た。
【0024】その結果、第1の実施例と同様に、微量の
レジスト滴下量で均一な膜厚のレジスト薄膜形成ができ
た。
【0025】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて図4を用いてその動作を説明する。
【0026】構造は実施例1と同様で、実施例1の塗布
シーケンスでシリコン基板1を回転させる際、回転の最
初は平板5を取り外さずまた平板5も回転させ、回転途
中で徐々に放していった。
【0027】その結果、第1の実施例と同様に、微量の
レジスト滴下量で均一な膜厚のレジスト薄膜形成ができ
た。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、基板を保持する
支持台と、前記基板と支持台を回転させる回転装置と、
それらを覆う容器と、レジストが付着しないよう表面を
加工された平板を有した構造を備えたレジスト塗布装置
で、基板上にレジストを滴下する工程と、レジストが付
着しないよう表面を加工された平板を前記基板に押し当
て前記レジストを基板表面に広げる工程と、前記平板を
基板表面から取り外す工程と、基板を回転させる工程に
より、たとえ大口径の基板であってもレジスト滴下量が
微量で基板面内均一な膜厚のレジスト薄膜を形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の方法における断面工程
【図2】従来のレジスト塗布方法の一例を示した断面工
程図
【図3】本発明の第3の実施例の方法における断面工程
【図4】本発明の第4の実施例の方法における断面工程
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 レジスト 3 真空チャック 4 カップ 5 レジストが付着しないよう処理された平板 6 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 美濃 規央 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を保持する支持台と、前記基板と支持
    台を回転させる回転装置と、それらを覆う容器と、レジ
    ストが付着しないよう表面を加工された平板とを有した
    レジスト塗布装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の容器表面をレジストが付着
    しないよう加工してあることを特徴とするレジスト塗布
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のレジストが付着しないよう
    表面を加工された平板が、支持台上部に設置もしくは移
    動でき基板表面に接触できる構造であることを特徴とす
    るレジスト塗布装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のレジストが付着しないよう
    表面を加工された平板が、回転できる構造を有している
    ことを特徴とするレジスト塗布装置。
  5. 【請求項5】請求項1は2記載のレジストが付着しない
    表面加工法が、すくなくとも化学吸着法を用いているこ
    とを特徴とするレジスト塗布装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のレジスト塗布装置を用い
    てレジストを塗布する工程において、基板上にレジスト
    を滴下する工程と、レジストが付着しないよう表面を加
    工された平板を前記基板に押し当て前記レジストを基板
    表面に広げる工程と、前記平板を基板表面から取り外す
    工程と、基板を回転させる工程とを備えたレジスト塗布
    方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の平板を基板表面から取り外
    す際、前記基板が回転していることを特徴とするレジス
    ト塗布方法。
  8. 【請求項8】請求項6記載の平板を基板表面から取り外
    す際、前記基板と前記平板が回転していることを特徴と
    するレジスト塗布方法。
  9. 【請求項9】請求項6記載の平板を基板表面から取り外
    す際、前記平板のみが回転していることを特徴とするレ
    ジスト塗布方法。
JP9758793A 1993-04-23 1993-04-23 レジスト塗布装置及び塗布方法 Pending JPH06310413A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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