JPH06310273A - El素子の製造方法 - Google Patents

El素子の製造方法

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JPH06310273A
JPH06310273A JP5094125A JP9412593A JPH06310273A JP H06310273 A JPH06310273 A JP H06310273A JP 5094125 A JP5094125 A JP 5094125A JP 9412593 A JP9412593 A JP 9412593A JP H06310273 A JPH06310273 A JP H06310273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminated
positioning
transparent electrode
moisture
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP5094125A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiko Aoki
繁彦 青木
Koji Hirose
孝二 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Publication date
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Publication of JPH06310273A publication Critical patent/JPH06310273A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 EL素子の製造工程およびコストを低減する
とともに、高品質維持を可能とするEL素子の製造方法
を提供することにある。 【構成】 透明電極上1に発光層2a、誘電体層2b、
背面電極2cよりなる積層部2を形成する工程の後、透
明電極1の一部を切除して位置決め部5および橋絡部6
を形成し、各積層部2を橋絡部6により橋絡し、同じく
橋絡部6により各積層部2と橋絡された位置決め部5に
より各積層部2の位置決めを行ない、各積層部2を防湿
フィルム9により被覆した後、防湿フィルム9を切断し
て複数のEL素子10を形成する。このため積層部2を
防湿フィルム9により被覆する際の位置決めが高精度か
つ容易に行なえるため、一定の品質を維持することを容
易とするとともに、複数の積層部2を同時に被覆できる
ため、製造工程およびコストを低減するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はEL(エレクトロ ルミ
ネッセンス)素子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、EL素子は、次のような製造工
程で1枚ずつ製造されている。まず、やや大きめの透明
電極上に発光体層、誘電体層、背面電極の順にこれらを
積層形成し、同時に、透明電極および背面電極にリード
接点を形成した後、不要部分を切り捨てて所定の形状に
揃える。そして、治具等により固定して、リード接点に
リード電極を接続し、一方の面に防湿フィルムを貼着し
位置決めした後、もう一方の面に防湿フィルムを貼着し
てこれを被覆しEL素子を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来では、1枚ずつE
L素子を製造していたので、生産効率が極めて悪かっ
た。また、防湿フィルムを貼着する際の位置決めが難し
く防湿フィルムがずれてしまうことがあり、一定の品質
を維持することが難しく、かつ位置決めに時間を要し、
生産効率が悪かった。
【0004】本発明の目的は、EL素子の製造工程およ
びコストを低減するとともに、高品質維持を可能とする
EL素子の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】透明電極上に複数のEL
素子個々の発光体層と誘電体層と背面電極となる積層部
を形成を形成する工程を行なう。次に、位置決め部、個
々のEL素子と成る各積層部、位置決め部および上記各
積層部どうしを橋絡する橋絡部を除いて切除する工程を
行なう。次に、上記位置決め部を用いて位置を固定し各
リード接点にリード電極を装着し、上記各積層部の両面
を保護フィルムにより被覆した後、各積層部に対応して
上記保護フィルムを切断し複数のEL素子を形成する工
程を行なうことにより上記目的を達成する。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例のEL素子の製造方
法について図を参照しながら説明する。本例では、4個
のEL素子を同時に形成するものとし、図1〜4は本例
の工程を示す工程図であり、これらに沿って本例の工程
を説明する。まず、図1aに示すように、透明電極1上
に、複数のEL素子個々の発光体層と誘電体層と背面電
極となる積層部2を互いに離間して形成する。これら積
層部2は、図1aのAA線での断面を表す図1bに示す
ように、まず、透明電極1上に、ZnS(Cu)等の発
光体を含む発光体層2aを形成し、この上に誘電体層2
b、背面電極2cの順にこれらを積層することにより形
成されている。背面電極2cからはリード電極4を同種
津してあるが、このリード接点4は、透明電極1上に突
出して形成されていた誘電体層2b上に形成され、透明
電極1とは絶縁されている。また、各積層部2に対応し
て、透明電極1上にはリード接点3が設けられる。さら
に各積層部2の背面電極2c上には、リード接点4を除
いて捕水層2dを設けてある。
【0007】次に、図2に示すように、積層部2を設け
た透明電極1の1部を切除して、透明電極1の位置を決
定する位置決め孔5aを備えた位置決め部5と、位置決
め部5、積層部2および各積層部2どうしを橋絡する橋
絡部6とを形成する。同図において、各層積部2は橋絡
部5により相互に橋絡されるとともに、同様に位置決め
部5とも橋絡されているため、以降の工程に移行する際
の取扱いが容易になる。また、図2の破線Bは、後述す
る保護フィルムとしての防湿フィルムの装着位置を示し
ている。
【0008】次に、図3に示すように、置台(図示せ
ず。)に防湿フィルム9を載置した後、位置決め孔5a
に、置台に設けられた位置決め柱7を挿入して透明電極
1を固定する。これにより、透明電極1上の各積層部2
は、所定の位置に確実に固定されることとなる。透明電
極1が固定されると、各リード接点3、4にリード電極
8が装着される。次に、上方より防湿フィルム9にて透
明電極1を各リード電極8共々被覆し、これを熱溶着し
て各積層部2を封止する。これにより、図4aに示す状
態を得る。ここで、各積層部2を防湿フィルム9で封止
する場合、通常、熱溶融型接着剤が用いられるが、橋絡
部をなす透明電極との密着を考慮した場合、熱溶着の方
が有効である。また、透明電極1のベースフィルムに
は、通常PET(ポリエチレンテレフタレート)が用い
られているが、これは防湿フィルム(3フッ化エチレ
ン)9と比較して透湿度が大きいため、水分の侵入を防
ぐ意味でも熱溶着は有効である。また、熱溶着は各積層
部2の外周および橋絡部6のみでも良い。
【0009】次に、位置決め部5を切断し、図4aに示
す破線Cにて各積層部2を封止した防湿フィルム9を切
断し、図4bに示す4個のEL素子10を形成する。
【0010】本例は、各積層部2を橋絡部6により橋絡
し、同じく橋絡部6により各積層部2と橋絡された位置
決め部5により各積層部2の位置決めを行なうため、各
積層部2を防湿フィルム9により被覆する際の位置決め
が高精度かつ容易に行なえるため、一定の品質を維持す
ることが容易となる。これとともに、複数の積層部2を
同時に被覆できるため、製造工程およびコストを低減で
きる。
【0011】上記一実施例では、透明電極上に4個の積
層部を形成して4個のEL素子を同時に形成することと
したが、これに限らず所望の数の積層部を形成して、任
意の数のEL素子を同時に形成することが可能である。
【0012】また、上記実施例では、予め個々のEL素
子となる各積層部を透明電極上に離間して形成すること
としたが、透明電極上のほぼ全面に一つの積層部を形成
し、位置決め部を形成する際に、不要部分を切除して個
々のEL素子となる各積層部、これらを互いに橋絡する
橋絡部を形成することとしてもよい。このとき、橋絡部
上にも発光層、誘電体層、背面電極を有することとなる
が何等問題はない。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、製造工程およびコスト
を低減でき、高品質のEL素子を効率的に製造すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のEL素子の製造法の工程を
示す説明図。
【図2】本発明の一実施例のEL素子の製造法の工程を
示す説明図。
【図3】本発明の一実施例のEL素子の製造法の工程を
示す説明図。
【図4】本発明の一実施例のEL素子の製造法の工程を
示す説明図。
【符号の説明】
1 透明電極 2 積層部 2a 発光体層 2b 誘電体層、 2c 背面電極 5 位置決め部 6 橋絡部 8 リード電極 9 防湿フィルム 10 EL素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明電極上に発光体層、誘電体層、背面
    電極の順にこれらを積層形成する工程と、リード接点に
    リード電極を装着する工程と、上記EL発光面の両面を
    リード電極の一部を除き保護フィルムにより被覆する工
    程とよりなるEL素子の製造方法において、 透明電極上に複数のEL素子の発光体層と誘電体層と背
    面電極となる積層部を形成する工程と、 位置決め部、個々のEL素子と成る各積層部、位置決め
    部および上記各積層部どうしを橋絡する橋絡部を除いて
    切除する工程と、 上記位置決め部を用いて位置を固定し各リード接点にリ
    ード電極を装着し、上記各積層部の両面を保護フィルム
    により被覆した後、各積層部に対応して上記保護フィル
    ムを切断し複数のEL素子を形成する工程とよりなるE
    L素子の製造方法。
JP5094125A 1993-04-21 1993-04-21 El素子の製造方法 Pending JPH06310273A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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