JPH0630992Y2 - 鉄筋コンクリート建物における柱のメッシュ筋 - Google Patents

鉄筋コンクリート建物における柱のメッシュ筋

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JPH0630992Y2
JPH0630992Y2 JP1985012585U JP1258585U JPH0630992Y2 JP H0630992 Y2 JPH0630992 Y2 JP H0630992Y2 JP 1985012585 U JP1985012585 U JP 1985012585U JP 1258585 U JP1258585 U JP 1258585U JP H0630992 Y2 JPH0630992 Y2 JP H0630992Y2
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啓喜 吉田
誠 原
牧人 沢村
彰男 田村
正幸 山本
勝義 小南
孝輔 鶴岡
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Takenaka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、鉄筋コンクリート建物における柱のメッシュ
筋に係るものである。
近年、25〜40階の超高層集合住宅では、躯体コストの低
減のために、鉄筋コンクリート構造での開発が進められ
ているが、本考案は、かかる開発の一環としてなされた
ものである。
「従来の技術」 鉄筋コンクリート高層建物の鉄筋コンクリート柱では、
柱のせん断耐力及び靭性を確保する必要から、柱の配筋
において、隅及び中間の柱主筋の周りに帯筋が巻き付け
られる他、該帯筋の内側で、中間柱主筋を拘束するため
の補助筋(副帯筋)がその中間主筋に対し直接的に取り
付けられる(実公昭57-59529号公報参照)。
また、帯筋の中間部に補強筋が架設され(実公昭52-159
50号公報)、或いは、螺旋帯筋に中間補強筋が架設され
る(実願昭52-49322号のマイクロフィルム)等、中間主
筋に対し間接的に装着される場合もある。
「考案が解決しようとする課題」 しかし、25〜40階の超高層の鉄筋コンクリート構造で
は、その鉄筋コンクリート柱の柱脚部乃至柱頭部におい
て、より一層に、コアコンクリートの拘束効果を高め
て、地震時の交番繰り返し力によるせん断破壊を強力に
防止し、粘りのある安定した復元力を増大させる必要が
あり、そのためには、上述の補助筋、補強筋の増量を要
する。
その一方、そのような補助筋、補強筋の増量は、コンク
リートの充填性を低下させることとなる。
また、補助筋を中間主筋に対し直接的に取り付ける場合
には、水平面内で多くの折り返しのツメが突出するた
め、そのコンクリートの充填性は更に悪くなる。そし
て、この場合、現場配筋に多大な手間がかかることにな
る。
本考案は、これらの問題点を解決しようとするものであ
り、配筋を容易にし、主として柱脚部でまた柱頭部で生
ずる柱主筋のはらみ出し(座屈)に関する拘束効果をよ
り一層高め、かつ、コンクリートの充填性をより向上さ
せようとするものである。
「課題を解決するための手段」 上記目的達成のため、本考案は、垂直の柱主筋1,2に
対し水平に組み込む帯筋を、複数の鉄筋小棒31,32を格
子状の配列して接合することにより網目状をなすメッシ
ュ筋3に形成するとともに、周縁部の各鉄筋小棒31,32
を太径鉄筋小棒311,321に、かつ、中間部の各鉄筋小棒3
1,32を細径鉄筋小棒312,322にしたことを特徴とする。
「作用」 如上の構成であり、メッシュ筋3は、多数を工場生産し
て現場に搬入し、隅及び中間の柱主筋1,2に対し水平
に組み込みして、鉄筋籠を形成する。
このメッシュ筋3の組み込みは、建込みした隅及び中間
の柱主筋1,2に対し、あらかじめ複数を重ねた状態で
上部に位置させ、これの下位のものから順番に引き下げ
て所定箇所に位置決めし、番線での結束、溶接等により
簡単に固定し、この際、それぞれの間隔を80〜100mm程
度に設定する。
斯様に組み込みしたメッシュ筋3は、柱主筋1,2の位
置決め筋となって、躯体精度を向上させる。そして、周
縁部の太径鉄筋小棒311,321の各鉄筋小棒31,32は、主と
して柱脚部でまた柱頭部での柱主筋1,2のはらみ出し
(座屈)を従来にも増して強力に阻止し、柱主筋内部の
コアコンクリートの拘束効果を格段に高める。特に、軸
鉄筋を設けた場合には、該軸鉄筋とメッシュ筋とで囲ま
れたコアコンクリートをも有効に拘束し、地震時の交番
繰り返し力によるせん断破壊をより強力に防止し、より
粘りのある安定した復元力をもたらす。
また、中間部の細径鉄筋小棒312,322の各鉄筋小棒31,32
は、コンクリートの打設に対する邪魔を少なくして、コ
ンクリートの充填性をより向上させる。
「実施例」 図面は、本考案の実施例を示している。
この実施例は、柱Aの幅に適合させて適宜長さの異形又
は丸鋼の鉄筋小棒31,32を複数縦横に配列し溶接して、
ピッチが100〜150mm程度の網目を構成するとともに、周
縁部の各鉄筋小棒31,32を太径鉄筋小棒311,321に、中間
部の各鉄筋小棒31,32を細径鉄筋小棒312,322にして、メ
ッシュ筋3を構成している。
「考案の効果」 本考案によれば、垂直の柱主筋1,2に対し水平に組み
込む帯筋を、複数の鉄筋小棒31,32の格子状配列・接合
によりメッシュ筋3に構成しているから、該メッシュ筋
により超高層鉄筋コンクリート建物に適する優れた効
果、つまり、現場での配筋が柱主筋1,2への嵌合より
極めて容易に行え、この嵌合により柱主筋1,2の位置
決めができて、躯体精度を向上させることができ、隅及
び中間の柱主筋1,2とメッシュ筋3の周縁部の鉄筋小
棒31,32で囲まれたコアコンクリートは勿論、軸鉄筋を
用いるときは、軸鉄筋とメッシュ筋の中間部分とで囲ま
れた中心部のコアコンクリートをも有効に拘束できて、
地震時のせん断耐力、靭性を格段に向上させることがで
き、主として柱脚部でまた柱頭部で生ずる柱主筋1,2
のはらみ出し(座屈)をより強力に阻止でき、粘りのあ
る安定した復元力をより増大させることができる等の効
果を奏して、超高層鉄筋コンクリート建物に必要とされ
る強度、諸性能を十分に発揮させることができるだけで
なく、そのメッシュ筋3における周縁部の鉄筋小棒31,3
2を、太径鉄筋小棒311,321にしてその強度を増大させて
いるので、中間部の各鉄筋小棒31,32を細径鉄筋小棒31
2,322とすることが可能となり、したがって、中間部の
鉄筋小棒31,32の数が増えても、中間部の各鉄筋小棒31,
32を細径鉄筋小棒312,322にすることにより打設コンク
リートの充填性を良好に確保でき、しかも、水平面内で
補助筋端部のツメが突出するようなことがないので、ツ
メによって充填性の低下を生ずることもない。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例で、第1図は、横断平面図、第
2図は、要部正面図である。 A……柱、1……隅の柱主筋 2……中間の柱主筋、3……メッシュ筋 4……コンクリート、31,32……鉄筋小棒 311,321……太径鉄筋小棒 312,322……細径鉄筋小棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田村 彰男 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)考案者 山本 正幸 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)考案者 小南 勝義 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)考案者 鶴岡 孝輔 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭48−84432(JP,A) 実開 昭53−143413(JP,U) 実公 昭52−15950(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直の柱主筋1,2に対し水平に組み込む
    帯筋を、複数の鉄筋小棒31,32を格子状に配列して接合
    することにより網目状をなすメッシュ筋3に形成すると
    ともに、周縁部の各鉄筋小棒31,32を太径鉄筋小棒311,3
    21に、かつ、中間部の各鉄筋小棒31,32を細径鉄筋小棒3
    12,322にしたことを特徴とする鉄筋コンクリート建物に
    おける柱のメッシュ筋。
JP1985012585U 1985-01-30 1985-01-30 鉄筋コンクリート建物における柱のメッシュ筋 Expired - Lifetime JPH0630992Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS61129027U JPS61129027U (ja) 1986-08-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS527248B2 (ja) * 1972-02-15 1977-03-01
JPS5436750Y2 (ja) * 1975-07-22 1979-11-06
JPS5759529U (ja) * 1980-09-27 1982-04-08

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JPS61129027U (ja) 1986-08-13

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