JPH06309124A - 情報処理装置の印刷制御装置 - Google Patents

情報処理装置の印刷制御装置

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JPH06309124A
JPH06309124A JP5097560A JP9756093A JPH06309124A JP H06309124 A JPH06309124 A JP H06309124A JP 5097560 A JP5097560 A JP 5097560A JP 9756093 A JP9756093 A JP 9756093A JP H06309124 A JPH06309124 A JP H06309124A
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JP5097560A
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English (en)
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Kazuhisa Kima
和久 来間
Kazuki Ota
和樹 太田
Fumio Kon
文夫 昆
Akitomo Fukui
章智 福井
Yasuhiro Tani
泰弘 谷
Hiroshi Hosokawa
博司 細川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷するデータの内容に応じて複数の印刷装
置を選択使用したり、異なる印刷用紙を使い分けるとき
に必要となる並べ換えのための情報が簡単に得られるよ
うにすること。 【構成】 情報処理装置1は印刷するデータの内容に応
じて複数の印刷装置3,4を使い分けて印刷させる。そ
の際、印刷量の多い印刷装置3をダミーページ出力装置
として選択し、印刷装置4にデータを印刷させる時に
は、印刷装置3を制御して印刷装置3に置き換え用用紙
のダミーページ10,11を排出させる。このダミーペ
ージ10,11によりユーザは容易に印刷装置4の印刷
物7,9と置き換えができ、操作性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置の印刷制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等の各種情報処
理装置の出力データを被記録媒体(通常は、用紙)上に
印刷する場合に、ひとつのデータの中に、モノクロのテ
キストデータとカラーのイメージデータが混在している
場合の印刷する方法としては一般に以下の3通りが考え
られる。
【0003】(1)カラープリンタによってすべて印刷
する。
【0004】(2)カラーのイメージデータの部分の忠
実な印刷をあきらめ、モノクロプリンタによってすべて
印刷する。
【0005】(3)モノクロのテキストデータの部分
は、モノクロプリンタによって印刷する。カラーのイメ
ージデータの部分は、カラープリンタによって印刷す
る。
【0006】一般にカラープリンタのランニングコスト
は、モノクロプリンタのそれと比べて非常に高い。ま
た、速度面でもモノクロプリンタが速いのが一般的であ
る。よって、(1)の方法はランニングコスト、印刷速
度が(2),(3)に比べて劣る。しかし(2)の方法
はデータを忠実に印刷することができず、単なる割り切
り案に過ぎない。(3)の方法の場合が最も良い方法と
いえる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、一つの文書内にカラーページとモノクロページ
が混在し、カラーページをカラープリンタによって、モ
ノクロページをモノクロプリンタによって印刷する場合
において、カラーページ,モノクロページが不規則に混
在している場合には、各々の出力結果は別々のプリンタ
によって印刷されるので、元の文書に対してページの位
置関係が異なってくる。そのため、元の文書とページの
位置関係を一致させるためには並べ換えが必要となる。
あらかじめ各ページにページ番号が振ってある場合に
は、それを元に並べ換えを行うことができる。しかし、
ページ番号を印刷したくない文書の場合には、ディスプ
レイ等を通じ、元の文書と比較などして並べ換えを行わ
なければならず、手間がかかる。また、ページ番号が振
ってある場合でも、ページ番号そのものが視認しづらけ
れば、同様にページの入れ換え先の確認に手間取る。
【0008】さらにまた、モノクロのテキストデータの
部分をモノクロプリンタによって印刷し、カラーのイメ
ージデータの部分をカラープリンタで印刷する場合は印
刷の操作が面倒となる。データをモノクロデータ,カラ
ーデータに分け、各々で出力先を指定しプリンタを切り
換えて印刷しなければならないからである。操作性を重
視し、印刷手順が煩雑になるのを避けるには、カラープ
リンタによってモノクロデータも印刷すれば良いが、前
述のようにランニングコストが高くなり、印刷速度が落
ちてデータ内容に応じた効率的プリンタの使い分けがで
きない。
【0009】本発明の第1の目的は、上述の点に鑑み
て、印刷時に複数のページによって構成されるデータを
印刷する場合に、その印刷が異なる複数の印刷装置を選
択使用して行われる場合において、もしくは、同一の印
刷装置であっても異なる印刷用紙を使い分けて印刷する
ような場合において、印刷された印刷物が元のデータと
異なる順番となった場合には並べ換えのための情報が得
られ、操作性を向上した印刷制御装置を提供することに
ある。
【0010】また、本発明の第2の目的は、上述の点に
鑑みて、印刷対象のデータの内容に応じて出力先となる
印刷装置を自動的に切り換え、効率的な印刷装置の使い
分けが容易にでき、操作性を向上した印刷制御装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の第1形態は、印刷するデータの内容に
応じて複数の印刷装置を選択切り換えしながら印刷を行
う情報処理装置の印刷制御装置であって、前記データか
ら印刷時の前記切り換えの要因を検知する検知手段と、
該検知手段の検知結果に基づいて前記データを該当の印
刷装置に選択出力し、かつその該当の印刷装置が所定の
印刷装置でないときには当該データの印刷物の挿入位置
を示す置き換え用用紙の排紙を前記所定の印刷装置に行
わせる制御を行う制御手段とを具備することを特徴とす
る。
【0012】また、本発明の第1形態は、印刷するデー
タの内容に応じて複数の印刷装置を選択切り換えしなが
ら印刷を行う情報処理装置の印刷制御装置であって、前
記データから印刷時の前記切り換えの要因を検知する検
知手段と、該検知手段の検知結果に基づいて前記データ
を該当の印刷装置に選択出力する制御を行う制御手段
と、前記検知手段の検知結果を用いて印刷物の並べ換え
用の管理レポートを出力する出力手段とを具備すること
を特徴とすることもできる。
【0013】また、本発明の第1形態は好ましくは、前
記データの印刷に際し、ページ数の印刷を行うか否かを
判断する判断手段をさらに有し、前記制御手段は、該制
御手段がページ数の印刷を行うと判断したときは、前記
所定の印刷装置に対して前記置き換え用用紙の排紙を行
わせる制御は行わないことを特徴とすることができる。
【0014】また、本発明の第1形態は好ましくは、前
記検知手段の検知結果を用いて、前記印刷するデータの
ページ量の比較的多い印刷装置を前記所定の印刷装置と
定める設定手段をさらに有することを特徴とすることが
できる。
【0015】また、本発明の第1形態は好ましくは、前
記制御手段からの情報により前記置き換え用用紙上に
は、置き換えられるべき印刷装置の印刷物の順番の明示
が前記所定の印刷装置により印刷されることを特徴とす
ることができる。
【0016】また、本発明の第1形態は好ましくは、前
記所定の印刷装置は複数設定され、前記制御手段は前記
検知手段の検知結果に基づいて、複数の該所定の印刷装
置に対し前記置き換え用用紙の出力の振り分けをあらか
じめ定めた優先順位で行うことを特徴とすることができ
る。
【0017】また、本発明の第1形態は好ましくは、前
記複数の印刷装置を1つの印刷装置に給紙される異なる
印刷用紙に置き換え、前記制御手段は該異なる印刷用紙
に対して前記制御と同様の制御を行うことを特徴とする
ことができる。
【0018】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明の第2の形態は、印刷するデータの内容に応じて複
数の印刷装置を選択切り換えて印刷を行う情報処理装置
の印刷制御装置であって、印刷するデータのヘッダー情
報からページ単位で出力先の印刷装置を検知する検知手
段と、該検知手段の検知結果に応じて前記データの出力
先の印刷装置を自動的に切り換えて該データを送出する
制御手段とを具備することを特徴とする。
【0019】また、本発明の第2の形態は好ましくは、
前記データを記憶するデータ記憶手段と、前記検知手段
の検知結果を基に出力先の印刷装置毎に設けた複数の記
憶手段の1つを選択し、選択した該記憶手段に検知した
データの記憶位置を順次格納するテーブル作成手段とを
さらに有し、前記制御手段は該テーブル作成手段が前記
複数の記憶手段内に作成したデータの記憶位置情報を順
次参照して、印刷すべきデータを前記データ記憶手段か
ら出力先の印刷装置単位で読み出して一括印刷させる制
御を行うことを特徴とすることができる。
【0020】
【作用】本発明の第1の形態では、情報処理装置により
データの印刷を行う場合に、データの内容に応じて、複
数の印刷装置、もしくは、印刷装置に給紙される異なる
印刷用紙を切り換えながら印刷する。そして、その印刷
時の切り換えの要因を検知し、その検知結果に基づい
て、情報処理装置によって制御される任意の出力先に対
しその切り換え情報を出力する。この切り換え情報によ
り、元のデータに対する印刷結果の位置関係を明示的に
示す。
【0021】また、本発明の第2の形態では、情報処理
装置が出力するデータを複数の印刷装置によって印刷す
る場合に、データの内容と複数の印刷装置との関連を検
知し、その検知結果に基づいて、データの出力先を自動
的に切り換える。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0023】まず、本発明の第1形態の各実施例につい
て図1〜図9を参照して以下に説明する。
【0024】(第1実施例)図1は本発明の第1実施例
の概略構成を示す。図1において、1はパーソナルコン
ピュータ,ワードプロセッサ,ファクシミリ装置等の情
報処理装置であり、2は情報処理装置1に接続されたC
RT(陰極線管)ディスプレイ液晶等の表示装置であ
る。3のプリンタAおよび4のプリンタBは、情報処理
装置1に接続されたインクジェットプリンタあるいはレ
ーザビームプリンタ等のプリンタであり、共に情報処理
装置1によって制御されて印刷を行う。
【0025】情報処理装置1が、あるデータを印刷しよ
うとした時、その印刷が3のプリンタA,4のプリンタ
Bの両方を使用して行われる場合には、印刷結果は各々
のプリンタに出力されることとなる。この時、情報処理
装置1の指示により一方のプリンタが、もう一方のプリ
ンタによって印刷されるページの部分で、印刷処理して
いない印刷用紙の排紙を行い、これにより印刷された用
紙の中に置き換え用の用紙を挿入する。この置き換え用
の用紙はダミーページとして、各々のプリンタで印刷さ
れた印刷結果のページの位置関係を示す役割を果たす。
【0026】図2は、上記のダミーページの挿入の様子
を表した図である。図中、5から9は、印刷すべきデー
タから得られた印刷物であり、10および11は、ダミ
ーページである。各印刷物内のP1からP5は、ページ
の順番を示すページ番号であり、印刷はページ番号の小
さい順から行われるものとする。例えば、図1の構成に
おいて、3のプリンタ(例えば、モノクロプリンタ)A
が、5,6および8の印刷物を印刷し、4のプリンタ
(例えば、カラープリンタ)Bが、7および9の印刷物
の印刷を行うとする。3のプリンタAの印刷結果は、7
と9の印刷物、つまりページ番号のP3,P5の部分が
抜かれた状態となる。そこで、プリンタAは7の印刷物
の代わりにダミーページ10を、9の印刷物の代わりに
ダミーページ11を出力する。このダミーページによ
り、ユーザはページ番号の印刷がない場合でも、4のプ
リンタBで印刷された7および9の印刷物の入れ換え場
所が容易に判断可能となる。
【0027】情報処理装置1が印刷するデータに対し、
あらかじめページ番号を付加して印刷を行う場合は、そ
のページ番号によって印刷物の並べ換えが可能となる。
そこで、情報処理装置1はこのようなページ番号のある
場合を検知し、ダミーページの挿入の有無を制御すれ
ば、不用なダミーページの挿入を禁止することが可能と
なる。
【0028】また、情報処理装置1はテキストデータを
基に最も多くの印刷物を印刷することとなるプリンタを
あらかじめ調べ、そのプリンタがダミーページを出力す
るようにすることで、ダミーページの出力枚数は最小限
に抑えられ、効率的運用が可能となる。
【0029】図3のフローチャートは、図1の構成にお
いての制御の流れを示す。L1〜L13はそれぞれ処理
ステップを表す。この制御には、上述のダミーページの
挿入の有無を制御する手順および、出力先の効率的判断
手順も付加されている。まず、情報処理装置1は、印刷
すべきデータの内容について、印刷物のページ番号印刷
の有無、3のプリンタAおよび4のプリンタBに対する
印刷物の量(ページ数)の確認、調査をする(L1)。
【0030】印刷物のページ番号の有無を調べた結果
(L2)、ページ番号の印刷が行われる場合は、情報処
理装置1は内部メモリに設定したフラグFaとフラグF
bを0にする(L4)。その後、L7へ進む。フラグF
aは3のプリンタAに、フラグFbは4のプリンタBに
対応し、このフラグが1の時にダミーページ出力の対象
プリンタとなる。よって、この場合は共にダミーページ
を出力しないことになる。
【0031】ページ番号の印刷が無い場合は、各々のプ
リンタの印刷物のページ数、すなわち印刷量の判断を行
う(L3)。3のプリンタAの印刷物の量が、4のプリ
ンタBの印刷物の量と比べ、多い場合、もしくは等しい
場合には、フラグFaを1、フラフFbを0にセットす
る(L5)。そうでない場合は、フラグFaを0、フラ
グFbを1にセットする(L6)。
【0032】次いで、これから印刷する印刷データの出
力先対象プリンタを調べる(L7)。出力先が3のプリ
ンタAならば、フラグFbが1であるかどうかを調べ
(L8)、フラグFbが1ならば情報処理装置1は4の
プリンタBに対し指示信号を出力してダミーページの出
力を行わせる(L9)。フラグFbが0ならば、ダミー
ページは出力されない。このときの印刷すべき印刷デー
タは、3のプリンタAにより印刷される(L12)。
【0033】出力先が4のプリンタBであった場合に
は、フラグFaが1であるか否かを調べ(L10)、フ
ラグFaが1ならば、情報処理装置1は3のプリンタA
に対し指示信号を出力してダミーページの出力を行わせ
る(L11)。フラグFaが0ならば、ダミーページは
出力されない。このときの印刷すべき印刷データは、4
のプリンタBにより印刷される(L12)。
【0034】すべての印刷データの印刷が終了していな
ければ、L7に戻り、印刷すべきデータが無くなれば印
刷を終了する(L13)。
【0035】なお、この図3の制御手順は一つの例に過
ぎず、本発明の印刷制御を限定するものではない。例え
ば、本実施例では、プリンタ2台の構成を示したが、プ
リンタの台数、種類を限定するものではない。また、情
報処理装置とプリンタの接続形態についても限定するも
のではなく、プリンタ一体型ワープロのようにプリンタ
を内蔵する情報処理装置の場合は、内蔵プリンタも接続
プリンタに該当する。更には、ダミーページおよびその
挿入方法として、印刷用紙の排紙による置き換え用の用
紙の挿入を取りあげたが、この方法に限るものではな
い。しかるべき位置に、ダミーと確認できる用紙が存在
すれば良い。
【0036】(第2実施例)図4は本発明の第2実施例
の概略構成を示す。図4において、12は表示装置であ
り、13の情報処理装置に接続される。14,15,1
6は、それぞれプリンタA,プリンタB,プリンタCで
あり、いずれも情報処理装置13によって制御されて印
刷を行う。プリンタA(14),プリンタB(15),
プリンタC(16)は、情報処理装置13に対してデイ
ジーチェーン(daisy chain)の形式によっ
て接続され、17´はその接続形態におけるターミネー
タであり、具体的にはSCSI(スモールコンピュータ
システムインタフェース)バス等が該当する。
【0037】情報処理装置13があるデータを印刷しよ
うとした時において、その印刷がプリンタA(14),
プリンタB(15),プリンタC(16)のすべてを使
用する場合には、印刷結果は各々のプリンタに出力され
る。従って、各プリンタにおいて印刷物は正しく連続し
たページでは出力されず、元のデータに対して不連続と
なる。そこで、例えば、プリンタA(14)において、
プリンタB(15),プリンタC(16)の印刷ページ
部に、ダミーの用紙を排紙させれば、そのダミー用紙を
基に、プリンタB(15),プリンタC(16)によっ
て印刷された印刷物の挿入箇所がわかり、印刷物の並べ
換えが容易になる。3台のプリンタのうち2台使用して
印刷する場合は、図2で説明したように上記ダミーの用
紙は白紙でも挿入箇所の認識が可能であるが、3台とも
使用される場合は、2台のプリンタに対するダミー用紙
が同一ではどちらの印刷物を挿入してよいかの判断が困
難となる。そこで、本例ではこのような場合は、ダミー
用紙に目印を付けたり、用紙の種類を換えたり、あるい
はダミー用紙の出力先を換えることなどで対処してい
る。
【0038】図5は、3台のプリンタで印刷した場合の
ダミー用紙挿入の様子を表しており、プリンタA(1
4)がダミー用紙を出力する場合を例としている。図5
において、17,18,21,23はプリンタA(1
4)によって印刷された印刷物である。24,25はプ
リンタBによって印刷された印刷物である。26は、プ
リンタC(16)によって印刷された印刷物である。1
9,22は、プリンタA(14)が、プリンタB(1
5)の印刷時に出力したダミー用紙であり、それぞれ2
4,25の印刷物に対応している。20は、プリンタA
(14)が、プリンタC(16)の印刷時に出力したダ
ミー用紙であり、26の印刷物に対応している。19,
20,22のダミー用紙のように、ダミー用紙上に挿入
されるべきプリンタの出力を明示しておけば、ユーザは
どの印刷物を挿入すれば良いか容易に認識できる。
【0039】図6は、3台のプリンタで印刷した場合の
ダミー用紙挿入の他の様子を表し、プリンタA(1
4),プリンタB(15)の2台がダミー用紙を出力す
る場合の例である。図6において、27,29,31,
32,34は、プリンタA(14)によって印刷された
印刷物である。35,37は、プリンタB(15)によ
って印刷された印刷物である。38は、プリンタC(1
6)によって印刷された印刷物である。28,30,3
3は、プリンタA(14)によって出力されたダミー用
紙であり、プリンタB(15)もしくはプリンタC(1
6)の印刷箇所について出力する。36は、プリンタB
(15)によって出力されたダミー用紙であり、プリン
タC(16)の印刷箇所について出力する。ユーザはプ
リンタA(14)のダミー用紙から、プリンタB(1
5),プリンタC(16)のいずれかの印刷物があるこ
とがわかる。そして、ユーザはプリンタA(14)にダ
ミー用紙があった場合、まずプリンタB(15)の出力
結果を見、ダミー用紙でなければ、そこにプリンタB
(15)の印刷物が入り、プリンタB(15)がその部
分でダミー用紙を出力していれば、その部分はプリンタ
C(16)の印刷物が入るということがわかる。
【0040】情報処理装置13が印刷するデータに対
し、あらかじめページ番号を付加して印刷を行う場合
は、そのページ番号によって印刷物の並べ換えが可能と
なる。そこで、情報処理装置13は図3で説明したと同
様に、このようなページ番号印刷の場合を検知して、ダ
ミーページの挿入の有無を制御するようにしているの
で、不用なダミーページの挿入を禁止することができ
る。また、情報処理装置13はプリンタごとに印刷物の
量を調べ、最も量の多いプリンタがダミーページを出力
するように出力先の判断を行っているので、ダミーペー
ジの出力枚数は最小限に抑えられて効率的な運用ができ
る。その際、ダミーページを出力するプリンタが複数に
わたる場合には、印刷物の量の多い方から優先順位をつ
け、印刷物の量の多いプリンタがダミーページの量も多
くなるように制御している。
【0041】本実施例では、プリンタA(14),プリ
ンタB(15)について、ダミー用紙を印刷物に挿入す
る例を示したが、これはダミー用紙挿入のプリンタを限
定するものではなく、いずれのプリンタ、例えばプリン
タC(16)にあっても構わない。また、図5のダミー
用紙に印刷する対応プリンタの表示形態は特に限定する
ものではなく、対応がわかるのであればどのような形
態、例えば図示や記号、あるいは番号でも構わない。さ
らに、プリンタ台数は3台に限るものではなく、その台
数および種類は問わない。1つの情報処理装置について
2台のプリンタが接続された場合にもダミー用紙に対応
プリンタの表示を行っても構わない。この場合は、ダミ
ー用紙を白紙としていた場合にプリンタが誤って印刷時
に用紙の重送を行った時でもその識別が可能となる利点
がある。
【0042】(第3実施例)図7は本発明の第3実施例
の概略構成を示す。図7において、39は表示装置であ
り、40の情報処理装置に接続されている。41は情報
処理装置40に接続されたプリンタであり、情報処理装
置40によって制御されて印刷を行う。42および43
は、それぞれ給紙トレイA,Bで、共にプリンタ41に
対して印刷用紙の給紙のために使用される。給紙トレイ
A,Bの切り換えは、情報処理装置40がプリンタ41
を制御することによって行われる。
【0043】本例では、42の給紙トレイA内に納めら
れている印刷用紙と、43の給紙トレイB内に納められ
ている印刷用紙の2種類を使い分けて印刷する必要のあ
るデータを例に取る。データ印刷時に、必要に応じてそ
の都度、給紙トレイA,Bの切り換えが可能であれば特
に問題はない。しかし、その切り換えが不可能な場合
は、例えば給紙口が1つしかない等の場合は、印刷用テ
キストデータを給紙トレイA(42)内の印刷用紙を使
用するデータと、給紙トレイB(43)内の印刷用紙を
使用するデータとに分割し、個別にデータの印刷を行わ
なければならない。この印刷結果は、データ分割により
印刷順番が元のデータと一致しない。そこで、本実施例
では分割して印刷を行う時に、一方の印刷時に、分割さ
れ抜き取られたページの部分に対してダミーのページを
出力する。このダミーページは、分割された他方の印刷
結果を挿入すべき場所を示す役割を果たす。
【0044】図8は、上記のダミーページ挿入のための
データ分割の様子を示す。この図では給紙トレイA(4
2)内に印刷用紙を使用して一括印刷する際に、ダミー
ページ挿入を可能とするデータの分割例を示す。図中上
部に示した元のデータ(テキストデータ)内にある
「A」および「B」は、それぞれ給紙トレイA(42)
および給紙トレイB(43)内の印刷用紙を使用するデ
ータであることを表す。まず、情報処理装置40はこれ
らのデータを給紙トレイA(42)用のデータ「ファイ
ルA」と、給紙トレイB(43)用のデータ「ファイル
B」に分割・記憶する。この時「ファイルA」内には、
「B」のデータの存在していた箇所に、「B」の存在し
ていたことを指示する「ダミーページ」挿入データ(制
御データ)を付加する。プリンタ41は「ファイルA」
の印刷時には、この「ダミーページ」挿入データに従っ
て、その都度ダミーページを排出する。一方、プリンタ
41は「ファイルB」の印刷時は、ダミーページを挿入
することなく、その印刷を行う。図中、「ファイル
A」,「ファイルB」間にある矢印のように「ダミーペ
ージ」と「ファイルB」のデータは関連付けられるの
で、ユーザは容易にダミーページをファイルBのページ
に置き換えできる。
【0045】情報処理装置40は印刷実行する際に印刷
用紙に対してページ番号を付加する場合もあるので、ペ
ージ番号印刷の有無によりダミーページ挿入の有無を制
御するようにしているので、不用なダミーページ挿入を
禁止できる。また、データ分割の際に、最も多くの印刷
を行うファイルに対して、ダミーページ出力の情報を付
加するような判断をしているので、ダミーページの出力
枚数は最小限に抑えられて効率的運用ができる。
【0046】本実施例では、給紙トレイが2つの場合に
ついて説明したが、その数を限定するものではない。デ
ータの分割数についても同様である。例えば、1つの給
紙トレイの装着口しか持たないプリンタに対し、n種類
の印刷用紙を使い分けて印刷する場合であれば、ファイ
ルをn個に分割し、n個の給紙トレイを差し替えながら
印刷を行えば良いからである。
【0047】(第4実施例)図9は本発明の第4実施例
の概略構成を示す。図9において、44,47,49お
よび52は表示装置であり、それぞれ45の情報処理装
置A,48の情報処理装置B,50の情報処理装置Cお
よび53の情報処理装置Dに接続されている。46,5
1および54はそれぞれプリンタa,b,cであり、プ
リンタaは45の情報処理装置Aに、プリンタbは50
の情報処理装置Cに、プリンタcは53の情報処理装置
Dに接続されている。55はネットワークを示す。情報
処理装置A,B,C,Dは、ネットワーク55に接続さ
れ、ネットワークを通じてお互いにデータのやり取りが
可能である。また、プリンタa,b,cもそれぞれネッ
トワーク55に接続されたすべての情報処理装置によっ
て利用可能である。
【0048】以上の構成において情報処理装置B(4
8)が、ネットワーク55を利用し、プリンタa,b,
cすべてを使用するデータの印刷を行う場合を例に取
る。データの印刷結果は、各プリンタに分散し、ページ
の順番は元のデータ通りには並ばない場合とする。そこ
で、情報処理装置B(48)は印刷するデータの内容を
調べ、どのページがどのプリンタに出力されるかを示す
管理レポートを内部メモリ内に作成する。ユーザは表示
装置、またはプリンタを介してこの管理レポートを参照
することで、印刷結果の並べ換えを容易に行うことがで
きる。
【0049】管理レポートの例を示す。
【0050】(例1)各ページごとに印刷結果の対応を
示す。
【0051】 1ページ目 プリンタb出力1ページ目 2ページ目 プリンタb出力2ページ目 3ページ目 プリンタa出力1ページ目 4ページ目 プリンタc出力1ページ目 : : : nページ目 プリンタa出力mページ目 (例2)1つのプリンタの出力結果を基本にし、挿入箇
所のみを報告 プリンタaの5ページ目に、プリンタbの1ページ目を挿入 プリンタaの8ページ目に、プリンタcの1ページ目を挿入 : : : : プリンタaのnページ目に、プリンタbのmページ目を挿入 上記管理レポートは、一つの例であり、分散した印刷結
果の関連を示すのであればどのような形態でも構わな
い。また、管理レポートの出力先は、印刷装置でも表示
装置でも構わない。さらに、管理レポートの出力は、印
刷の前,後,途中のいずれであっても構わない。
【0052】次に、任意の情報処理装置が、プリンタ
a,bもしくはプリンタa,cのいずれかの組合せによ
って印刷可能なデータを印刷する場合を例にとる。この
時、プリンタb,プリンタcは同一、もしくは代替え可
能なプリンタとする。印刷の実行は、ネットワーク55
上に接続されたすべてのプリンタを制御するプリントプ
ロセスによって一括で管理されるものとする。プリンタ
b,プリンタcの切り換えは、各々のプリンタの使用状
態をプリントプロセスが監視し、その結果に応じて自動
的に行われる。このプリントプロセスの切り換え情報と
テキストデータの内容から前述のような管理レポートを
作成可能となる。ユーザはこの管理レポートを参照する
ことで印刷結果はどのページがどのプリンタに出力され
るかを知ることができる。
【0053】次に、本発明の第2形態の各実施例につい
て以下に説明する。
【0054】(第5実施例)図10は本発明の第5実施
例の概略構成を示す。図10において、65は情報処理
装置である。66は表示装置等の表示装置であり、情報
処理装置65に接続されている。67および68はそれ
ぞれプリンタA,プリンタBであり、情報処理装置65
によって制御されて印刷を行う。ここで、67のプリン
タAをモノクロデータ印刷用のモノクロプリンタとし、
68のプリンタBをカラー印刷可能なカラープリンタと
想定し、情報処理装置65がモノクロ/カラーデータの
混在した文書データの印刷を実行する場合を例に取り説
明する。
【0055】まず、情報処理装置65は、これから印刷
を行う文書データの対象ページの内容を調べる。例え
ば、色情報が付加されていないテキストデータのみでペ
ージ構成されているのなら、そのページは67のモノク
ロプリンタAによって印刷を行う。色情報を含むグラフ
/イメージ等がページ内に存在するのならば、68のカ
ラープリンタBで印刷を行う。情報処理装置65はこの
プリンタの使用切り換えを自動的に行い、各ページのデ
ータを該当するプリンタ67または68に出力する。
【0056】図11のフローチャートは、上記構成にお
ける本実施例の情報処理装置65の制御手順を示す。な
お。L21〜L28は処理ステップを示す。印刷する文
書データはページ番号1から始まるものとし、ページ番
号はnで表す(L21)。まず、情報処理装置65は、
ページn内のデータ構成の内容の調査を行う(L2
2)。そして、ページn内のデータが、色情報を含まな
いテキストデータのみで構成されているか否かを判断す
る(L23)。テキストデータ以外のデータが存在する
のならば、そのデータにカラーデータが含まれているか
否かを判断する(L24)。
【0057】テキストデータのみ、もしくはそれ以外の
データが含まれていてもカラーデータが存在しないなら
ば、情報処理装置65は、67のプリンタAに対してペ
ージnのデータを出力してモノクロ印刷を実行させる
(L25)。もしそうでない場合は、ページn内のデー
タにカラーデータが含まれているので情報処理装置65
は68のカラープリンタBに対してnページのデータを
出力してカラー印刷を実行させる(L26)。
【0058】次ページ以降についてもこの処理を行う。
L27のnに対する1の加算は、次ページに移ることを
示す。この時、全ページの処理が終了したのならば印刷
制御を終了し、そうでない場合はL22に戻る(L2
8)。
【0059】本実施例においては、カラープリンタ/モ
ノクロプリタを例に取って説明したが、プリンタの種類
を限定するものではない。また、台数についても限定す
るものではない。カラー/モノクロデータの判断にテキ
ストデータを判断材料の例として取りあげたが、一例に
すぎず、本発明を限定するものではない。
【0060】(第6実施例)次に、本発明の第6実施例
について説明する。装置構成は前述の図10と同様とす
る。ただし、67のプリンタAと68のプリンタBは、
お互いに印刷用途の異なるプリンタであり、印刷用紙の
相違、カラー/モノクロプリンタの相違、カラープリン
タにおける印刷可能な色数の相違などさまざまな場合が
該当する。
【0061】この構成において情報処理装置65が、6
7のプリンタAおよび68のプリンタBの制御を行い、
データの印刷を実行させる。印刷実行にあたって、まず
情報処理装置65は印刷対象データの内容チェックをペ
ージ単位で実行する。なお、印刷対象データには各ペー
ジごとに、ページ内のデータ構成を示す付加データ(ヘ
ッダー)が用意されているものとする。このヘッダー内
にはページ内におけるデータの構成要素が格納されてお
り、例えばカラーデータの有無、印刷用紙サイズなどを
示す情報が入っている。このヘッダーの内容をチェック
し、そのチェック結果により67のプリンタA,68の
プリンタBのいずれかで印刷すれば良いかを判断する。
【0062】ここで、67のプリンタAがモノクロプリ
ンタで、68のプリンタBがカラープリンタと想定し、
判断手順の例を示す。まず、ヘッダーから印刷対象ペー
ジのデータ構成の情報を得る。その結果、印刷対象ペー
ジがモノクロデータのみで構成されていたとする。モノ
クロの場合、プリンタA,プリンタBのどちらでも印刷
可能となるので優先順位をつけて判断を行う。一般にモ
ノクロ印刷時は、カラープリンタに比べ、モノクロプリ
ンタの方が、印刷コスト,印刷速度で勝るのでプリンタ
Aの優先順位を高くする。これによりモノクロ印刷の場
合は必然的にプリンタAが優先して使用され、プリンタ
Aで印刷できないデータ構成を持つページの印刷がプリ
ンタBとなる。以上、モノクロページを基準にした判断
方法を示したが、カラーデータの存在するカラーページ
を基準にした場合は、そのカラー印刷が可能か否かで判
断すればよく、判断時に特に優先順位を設ける必要はな
い。印刷対象ページ内にカラーデータが存在するのであ
れば、プリンタAでは印刷できないので、プリンタBが
使用となる。
【0063】印刷対象ページの出力先プリンタの判断結
果は、67のプリンタA,68のプリンタBに対してそ
れぞれに独立した判断結果一時保存用のテーブルを情報
処理装置65内のメモリに設け、そのテーブル内に保持
する。各々のテーブルには印刷対象データの何ページ目
を印刷すべきなのかが保持されている。このテーブルを
基に情報処理装置65は、67のプリンタA,68のプ
リンタBの各々に対して印刷すべきページ部分のデータ
を出力して印刷させる。
【0064】図12のフローチャートは上記の構成にお
ける本実施例の情報処理装置65の制御手順を示す。な
お、L31〜L43は処理ステップである。またこの説
明にあたり、 n :印刷するデータのページ番号 Tb1 A :67のプリンタAで印刷するページ番号nの情
報を保持しておくテーブル a :Tb1 A のテーブル位置番号 Tb1 B :68のプリンタBで印刷するページ番号nの情
報を保持しておくテーブル b :Tb1 B のテーブル位置番号 と想定する。なお、印刷対象データはページ番号1から
始まるものとする。
【0065】まず、情報処理装置65は、上記のn,
a,bを初期化する(L31)。次に、印刷対象データ
のページ番号nに係わるヘッダーの内容チェックを行う
(L32)。そのチェック結果により、67のプリンタ
A,68のプリンタBのどちらで印刷可能かを判断し
(L33)、プリンタAによって印刷する場合は、テー
ブルのTb1 A[a]で示されるアドレス部分にその
ページ番号nをストアし、その後aを1だけインクリメ
ントする(L34)。他方、プリンタBによって印刷す
る場合は、テーブルのTb1 B[b]で示されるアド
レス部分にそのページ番号nをストアし、その後bを1
だけインクリメントする(L35)。次に、ヘッダー内
容をチェックしたページが最終ページか否かを判断し
(L36)、最終ページでなければページ番号nを1だ
けインクリメントし(L37)、次ページのヘッダー内
容チェックのためL32に戻る。最終ページであれば印
刷の実行に移る。ここまでがテーブル作成の流れであ
る。
【0066】印刷は66のプリンタAから行う。まず、
プリンタAで印刷を実行するために、プリンタA用のプ
リンタドライバAを起動する。また、テーブルTb1
Aにおけるプリント位置を示す変数pを1にセットする
(L38)。また変数pを(a−1)と比較して、テー
ブルTb1 Aの最後か否かを判断するためにも用いる
(L39)。テーブル作成の時、最終ページ判断前にL
34でaはインクリメントされている。よって、aから
1を引いた値がTb1 Aの最終位置番号となる。L3
9での判断結果、プリント位置がテーブルの最終でなけ
れば、テーブルTb1 A[p]内に示されている印刷
対象データのページをプリンタAに出力して印刷させ、
pを1だけインクリメントする(L40)。その後ま
た、L39の判断ステップに戻る。
【0067】プリント位置がテーブルの最終であれば、
68のプリンタBによる印刷に移る。この処理もプリン
タAと同様の処理である。まず、プリンタBで印刷を実
行するために、プリンタB用のプリンタドライバBを起
動する。またテーブルTb1 bにおけるプリント位置を
示す変数pを1にセットする(L41)。変数pと(b
−1)とを比較して(L42)、プリント位置がテーブ
ルの最終でないと判断したならば、テーブルのTb1
b[p]内に示されている印刷対象データのページをプ
リンタBに出力して印刷を行わせ、その後pを1だけイ
ンクリメントする(L43)。その後また、L42の判
断ステップに戻り、プリント位置がテーブルの最終であ
れば、すべての印刷を終了する。
【0068】図12のフローチャートは、制御手順の一
例であり、本発明の制御内容を限定するものではなく、
テーブル作成手順,印刷の順番が異なっても構わない。
またヘッダー情報からの出力先プリンタの判断手順も限
定するものではない。本実施例の制御は、プリンタごと
にプリンタドライバの用意が必要であるシステムにおい
て、プリンタドライバの切り換えを最小限に抑えること
が可能であり、印刷速度面での性能向上にもつながる。
【0069】図13および図14は、上述したヘッダー
とその格納の様子の一例を示したものである。図13は
各ページごとにヘッダーを付加した場合の例であり、図
14は印刷対象データの先頭に一括してヘッダーを格納
した場合の例である。図14の「ページ番号」は各ヘッ
ダーとそれに対応する印刷対象データのページを示すヘ
ッダーの構成要素である。図13,図14に共通の「M
/C]と「Size」は共にヘッダーの構成要素であ
り、「M/C」はヘッダーに対応するページのデータ内
にカラーデータが存在するか否かを示す情報で、Mはモ
ノクロ情報、Cはカラー情報の意味である。「Siz
e」にはヘッダーに対応するページの印刷時の用紙サイ
ズの情報が格納されている。
【0070】図13および図14は、ヘッダーとその格
納形態を示す一例にすぎず、ヘッダーの構成要素、構成
形態、さらに格納形態等を限定するものではない。例え
ばヘッダーの構成要素はデータに応じて印刷装置を切り
換えるために使用できる情報であればよく、出力先印刷
装置を直接指定する情報であっても構わない。ヘッダー
の構成形態も固定長、可変長等を問うものではない。さ
らにヘッダーの格納形態においても、ヘッダーと印刷デ
ータを区別するための情報が必要であればそれを付加し
ても構わない。
【0071】本実施例において、上記テーブルをフロッ
ピーディスク等の外部記憶媒体に保持するようにしても
よい。テーブルの作成に時間のかかるようなデータの場
合、一度作成したテーブルを記憶手段に保持しておけ
ば、2回目からの印刷はその保存テーブルを参照するこ
とで時間の節約が可能となる。この場合、テーブル作成
後に印刷データの変更が発生するとその整合性が問題と
なる。その対策としては、例えばテーブル作成日時と印
刷データの最終変更日時とを比較し、印刷データの最終
変更日時が新しければ保持しているテーブルを破棄し、
新たなテーブルを自動的に作成するテーブル更新をすれ
ばよい。
【0072】(第7実施例)次に本発明の第7実施例を
説明する。本実施例の装置構成は図4と同じである。本
構成の3台のプリンタ14,15および16は、各々印
刷用途の異なるプリンタであるとする。印刷実行にあた
っては、まず情報処理装置13が印刷対象データの内容
チェックを行う。なお、印刷対象データには各ページの
データ構成を示す情報(ヘッダー)が付加されているも
のとし、上記内容チェックはヘッダーに対してページ単
位で行う。その内容チェックの結果に基づき、印刷対象
ページの印刷は、14のプリンタA,15のプリンタ
B,16のプリンタCの中でどのプリンタが最適かにつ
いての判断を行い、それによって情報処理装置13は出
力先プリンタを自動的に切り換えて印刷を実行させる。
【0073】図15は上記構成における本実施例の情報
処理装置が実行する制御手順を示す。なお、L51〜L
57は処理ステップを示す。まず、情報処理装置13は
印刷対象データの中でこれから印刷を行う対象となるペ
ージのヘッダーの内容をチェックする(L51)。この
チェック結果から、まず14のプリンタAで印刷可能か
否かを判断する(L52)。プリンタAで印刷可能であ
れば、情報処理装置13はそのページのデータをプリン
タAに対して出力して印刷を実行させる(L54)、も
しそうでない場合には、次に15のプリンタBで印刷可
能か否かを判断する(L53)。プリンタBで印刷可能
であれば情報処理装置13はそのページのデータをプリ
ンタBに対して出力して印刷を実行させる(L55)。
プリンタBで印刷できなければ残るプリンタは16のプ
リンタCとなるので、情報処理装置13はそのページの
データをプリンタCに対して出力して印刷を実行させる
(L56)。このページが最終ページか否かを判断し
(L57)、最終ページであれば印刷を終了し、もしそ
うでなければL51に戻り、次ページ以降の印刷を継続
する。
【0074】一般に印刷を実行する場合には、プリンタ
のコマンド形式、データの受取形式に応じて印刷すべき
データをプリンタ向けに処理し直さなければならないこ
とが多い。このような場合、処理の高速化を図るため
に、情報処理装置に印刷データのプリンタ向けデータ処
理と、プリンタに対するデータ転送とを平行して実行さ
せることが多い。本実施例における制御の場合は、デー
タのプリンタ向けデータ処理とデータ転送の平行処理と
を複数のプリンタに対して行うことが可能となり、複数
のプリンタによる平行印刷も可能となる。
【0075】(第8実施例)次に、本発明の第8実施例
を説明する。本実施例の装置構成は図9と同じなので、
その説明は省略する。ただし、46のプリンタa,51
のプリンタb,54のプリンタcは、それぞれ印刷用途
の異なるプリンタとし、情報処理装置48が、それらす
べてのプリンタを使用しなければならないデータの印刷
を行うものとする。
【0076】まず、情報処理装置48が印刷すべきデー
タの内容チェックをページ単位で行う。そのチェック結
果をもとに情報処理装置48は、46のプリンタaによ
って印刷すべきページのデータを情報処理装置45に、
51のプリンタbによって印刷すべきページのデータを
情報処理装置50に、54のプリンタcによって印刷す
べきページのデータを情報処理装置53に、ネットワー
ク55を介して自動的に転送する。転送されてきたデー
タを受け取った各情報処理装置45,50,53は、各
々に接続されているプリンタに対してそのデータを出力
し、印刷を実行させる。このような構成の場合は、各プ
リンタに接続されている情報処理装置によって分散して
印刷処理の実行が可能であり、全体の処理速度の向上に
もつながる。
【0077】本実施例では、すべて用途の異なるプリン
タによって構成されている場合を例に取って説明した
が、同一用途のプリンタが複数混在していても構わな
い。このような場合、印刷を実行しようとする情報処理
装置が、同一用途のプリンタの各々の使用状態を調べ、
その情報に応じてデータの転送先を決定するように構成
されていれば、プリンタが既に他の情報処理装置によっ
て使用されている場合やプリンタのエラー等により印刷
不可能である場合等の状態を検知でき、その検知結果に
基づいて効率的にデータの転送先となるプリンタを決定
することが可能となる。
【0078】(その他の実施態様)なお、本発明は上記
実施例に限定されず、各実施例の組合せ、例えば本発明
の第1形態に係る実施例と本発明の第2形態に係る実施
例との組合せも好ましい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1形態
によれば、ページ番号を印刷しない一連のデータを異な
る複数の印刷装置にまたがって印刷した場合であって
も、ダミー用紙の排出等によりそのデータの出力の位置
関係、順番をページ単位に明確に提示するようにしたの
で、ユーザは複数の印刷装置に分散した印刷物を効率よ
く並べ換えることができる。
【0080】また、本発明の第2形態によれば、データ
の内容に応じてそのデータの出力先を自動的に切り換え
るようにしたので、出力先指定変更に係わる操作が簡略
化されて使い勝手が向上する。また、データの内容に応
じた印刷装置の自動切り換えにより、印刷コスト,印刷
品位等の面において最適な印刷環境を提供できる。さら
に、自動切り換え時に、出力先となる印刷装置によって
異なってくるデータ処理,データ転送を平行して処理す
ることにより、印刷速度の向上も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の第1実施例におけるダミーページ挿入の
様子を表す説明図である。
【図3】図1の第1実施例におけるダミーページ挿入の
手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】図4の第2実施例におけるダミーページ挿入の
様子を表す説明図である。
【図6】図4の第2実施例における他のダミーページ挿
入の様子を表す説明図である。
【図7】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】図7の第3実施例におけるダミーページ挿入の
ためのファイル分割の様子を示す説明図である。
【図9】本発明の第4実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図10】本発明の第5実施例の構成を示すブロック図
である。
【図11】図10の第5実施例における制御手順を示す
フローチャートである。
【図12】本発明の第6実施例における制御手順を示す
フローチャートである。
【図13】本発明の第6実施例におけるヘッダーとその
格納の様子を表す説明図である。
【図14】本発明の第6実施例における他のヘッダーと
その格納の様子を表す説明図である。
【図15】本発明の第7実施例における制御手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1,13,40,45,48,50,53,65情報処
理装置 2,12,39,44,47,49,52,66 表示
装置 3,4,14,15,16,41,46,51,54,
67,68 プリンタ 5,6,7,8,9,17,18,21,23,24,
25,26,27,29,31,32,34,35,3
7,38 印刷物 10,11,19,20,22,28,30,33,3
6 ダミーページ 17´ ターミネータ 42,43 給紙トレイ 55 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/20 Q 7315−5L (72)発明者 福井 章智 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 谷 泰弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 細川 博司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷するデータの内容に応じて複数の印
    刷装置を選択切り換えしながら印刷を行う情報処理装置
    の印刷制御装置であって、 前記データから印刷時の前記切り換えの要因を検知する
    検知手段と、 該検知手段の検知結果に基づいて前記データを該当の印
    刷装置に選択出力し、かつその該当の印刷装置が所定の
    印刷装置でないときには当該データの印刷物の挿入位置
    を示す置き換え用用紙の排紙を前記所定の印刷装置に行
    わせる制御を行う制御手段とを具備することを特徴とす
    る印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記データの印刷に際し、ページ数の印
    刷を行うか否かを判断する判断手段をさらに有し、 前記制御手段は、該制御手段がページ数の印刷を行うと
    判断したときは、前記所定の印刷装置に対して前記置き
    換え用用紙の排紙を行わせる制御は行わないことを特徴
    とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段の検知結果を用いて、前記
    印刷するデータのページ量の比較的多い印刷装置を前記
    所定の印刷装置と定める設定手段をさらに有することを
    特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段からの情報により前記置き
    換え用用紙上には、置き換えられるべき印刷装置の印刷
    物の順番の明示が前記所定の印刷装置により印刷される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の印刷
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の印刷装置は複数設定され、前
    記制御手段は前記検知手段の検知結果に基づいて、複数
    の該所定の印刷装置に対し前記置き換え用用紙の出力の
    振り分けをあらかじめ定めた優先順位で行うことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 印刷するデータの内容に応じて複数の印
    刷装置を選択切り換えしながら印刷を行う情報処理装置
    の印刷制御装置であって、 前記データから印刷時の前記切り換えの要因を検知する
    検知手段と、 該検知手段の検知結果に基づいて前記データを該当の印
    刷装置に選択出力する制御を行う制御手段と、 前記検知手段の検知結果を用いて印刷物の並べ換え用の
    管理レポートを出力する出力手段とを具備することを特
    徴とする印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の印刷装置を1つの印刷装置に
    給紙される異なる印刷用紙に置き換え、前記制御手段は
    該異なる印刷用紙に対して前記制御と同様の制御を行う
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の印刷
    制御装置。
  8. 【請求項8】 印刷するデータの内容に応じて複数の印
    刷装置を選択切り換えて印刷を行う情報処理装置の印刷
    制御装置であって、 印刷するデータのヘッダー情報からページ単位で出力先
    の印刷装置を検知する検知手段と、 該検知手段の検知結果に応じて前記データの出力先の印
    刷装置を自動的に切り換えて該データを送出する制御手
    段とを具備することを特徴とする印刷制御装置。
  9. 【請求項9】 前記データを記憶するデータ記憶手段
    と、 前記検知手段の検知結果を基に出力先の印刷装置毎に設
    けた複数の記憶手段の1つを選択し、選択した該記憶手
    段に検知したデータの記憶位置を順次格納するテーブル
    作成手段とをさらに有し、 前記制御手段は該テーブル作成手段が前記複数の記憶手
    段内に作成したデータの記憶位置情報を順次参照して、
    印刷すべきデータを前記データ記憶手段から出力先の印
    刷装置単位で読み出して一括印刷させる制御を行うこと
    を特徴とする請求項8に記載の印刷制御装置。
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