JPH0630844A - 保温釜 - Google Patents

保温釜

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Publication number
JPH0630844A
JPH0630844A JP18926292A JP18926292A JPH0630844A JP H0630844 A JPH0630844 A JP H0630844A JP 18926292 A JP18926292 A JP 18926292A JP 18926292 A JP18926292 A JP 18926292A JP H0630844 A JPH0630844 A JP H0630844A
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JP
Japan
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reheating
control data
rice
reheat
heat retention
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Pending
Application number
JP18926292A
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English (en)
Inventor
Kazuya Miyake
一也 三宅
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Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】御飯の温度や御飯の量に対応した再加熱がで
き、また使用者の好みに応じた再加熱ができる。 【構成】マイクロコンピュータに内蔵されているROM
に、5分コース、10分コース、15分コースの複数の
再加熱制御データを記憶させ、各再加熱制御データを設
定するための再加熱コースデータを保温/保温再加熱ス
イッチの操作に応じて記憶保持させるメモリを設け、保
温中に保温/保温再加熱スイッチのオン操作により、こ
のメモリに記憶保持された再加熱コースデータにより設
定された再加熱制御データに基づいて再加熱を行うも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、炊飯物を収納した炊
飯鍋をヒータにより加熱して炊飯動作を行い、この炊飯
動作終了後、保温動作を行う保温釜に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の保温釜では、例えば炊飯ヒータ、
胴ヒータ及び蓋ヒータが設けられた保温釜において、白
米と水とを収納した炊飯鍋を炊飯ヒータ及び蓋ヒータに
より加熱して炊飯動作を行い、この炊飯動作が終了する
と、前記炊飯鍋を胴ヒータ及び蓋ヒータにより加熱して
保温動作を行うものが知られている。この保温動作では
炊飯動作で炊き上がった御飯を64℃〜76℃の範囲で
保温するようになっている。
【0003】ところでそのような保温釜において、炊飯
動作が終了して保温動作中の御飯を、さらに炊きたての
温度約90℃程度(食味上好まれる温度は約85℃以
上)まで加熱する再加熱機能を持つものが知られてい
る。この再加熱機能によると、例えば保温されていた御
飯は、炊飯ヒータ等により所定の加熱量で予め設定され
た加熱時間加熱されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の保温釜では再加熱を開始させるスイッチが設けられて
いたが、このスイッチによる再加熱処理における加熱量
及び加熱時間が予め設定されていて、その設定値は固定
されていた。そのため、御飯の温度や御飯の量に対応し
た再加熱ができず、また使用者の好みに応じた再加熱す
ることができないという問題があった。そこでこの発明
は、御飯の温度や御飯の量に対応した再加熱ができ、ま
た使用者の好みに応じた再加熱ができる保温釜を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、炊飯ヒータ
により炊飯鍋を加熱して炊飯動作を行い、この炊飯動作
終了後保温ヒータにより炊飯鍋を加熱して保温動作を行
う保温釜において、炊飯ヒータによる加熱量及び加熱時
間の少なくとも一方が異なる複数の再加熱制御データが
記憶された再加熱制御データ記憶手段と、この再加熱制
御データ記憶手段から再加熱制御データを選択的に呼出
す再加熱制御データ呼出手段と、この再加熱制御データ
呼出手段により呼出された再加熱制御データを記憶保持
する再加熱制御データ設定手段と、再加熱時に再加熱制
御設定手段により記憶保持された再加熱制御データに基
づいて炊飯ヒータ等により炊飯鍋を加熱して再加熱動作
を行う再加熱手段とを設けたものである。
【0006】
【作用】このような構成の本発明において、再加熱制御
データ記憶手段により記憶された複数の再加熱制御デー
タから、再加熱制御データ呼出手段により選択的に再加
熱制御データが呼出されると、その呼出された再加熱制
御データが再加熱制御データ設定手段により記憶保持さ
れる。
【0007】再加熱手段により、再加熱制御データ設定
手段により記憶保持された再加熱制御データに基づい
て、前記炊飯ヒータ等により炊飯鍋を加熱して再加熱動
作が行われる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。なお、この実施例はこの発明を炊飯ヒータ、
胴ヒータ及び蓋ヒータが設けられた保温釜に適用したも
ので、図1にこの保温釜の断面図を示す。
【0009】1は器本体で、この器本体1は上部枠体2
により結合された外ケース3と内ケース4とを備えて構
成されている。前記内ケース4の内底部には炊飯ヒータ
5が設けられ、その側部には胴ヒータ6が設けられてい
る。7は前記内ケース4に挿脱可能に収容された炊飯鍋
で、被炊飯物としての白米又は玄米及び水が収容され
る。
【0010】この炊飯鍋7の外底部に弾性的に圧接する
ようにしてカップ状の第1の感熱部8が前記内ケース4
に設けられ、この第1の感熱部8の内部には、前記炊飯
鍋7の温度を検出するためのサーミスタからなる第1の
温度センサ9が伝熱性のあるモールド部材10により封
入されている。
【0011】11は前記器本体1の上部開口部を開閉す
るように枢設された蓋で、この蓋11は中空構造をな
し、蒸気抜口部11aを備えて構成され、この蓋11の
中空部には蓋ヒータ12が配設されている。13は前記
蓋11の下面中央に設けられた円筒状のスタッドで、こ
のスタッド13にはシリコンゴム等の弾性部材からなる
ブッシュ14を介して内蓋15が吊持され、この内蓋1
5の外周縁部にはパッキン16を有し、前記炊飯鍋7の
上面開口部を弾性的に閉塞できるようになっている。こ
の内蓋15は前記ブッシュ14を介して前記炊飯鍋7の
上面開口部に弾性的に押し付けられ前記パッキン16に
より密閉状態を保つようになっており、前記炊飯鍋7内
の蒸気圧が高くなり過ぎた場合には、蒸気圧により前記
内蓋15が前記ブッシュ14の押付け力に抗して押し上
げられ、蒸気が前記内蓋15と前記炊飯鍋7との隙間か
ら放出されるように構成されている。この場合、前記ブ
ッシュ14に代えてステンレス製スプリング等を使用し
ても良い。
【0012】17は前記スタッド13の下端に前記炊飯
鍋7に臨むように設けられたカップ状の第2の感熱部
で、この感熱部17の内部には前記炊飯鍋7内の温度を
検出するためのサーミスタからなる第2の温度センサ1
8が、伝熱性のあるモールド部材19により封入されて
いる。
【0013】20は前記器本体1の底部に設けられた電
子回路ユニットで、図2に示すように、前記第1の温度
センサ9及び前記第2の温度センサ18からの温度情報
等に基づいて、前記炊飯ヒータ5、前記胴ヒータ6及び
前記蓋ヒータ12等を制御するようになっている。
【0014】すなわち、21は制御部本体を構成するマ
イクロコンピュータで、このマイクロコンピュータ21
が行う処理のプログラムデータが記憶されていると共に
再加熱における5分コース、10分コース、15分コー
スの各再加熱制御データが記憶されている再加熱制御デ
ータ記憶手段としてのROM(read only memory)21
a及び時刻を計時するタイマ21bを内蔵している。前
記マイクロコンピュータ21には前記第1の温度センサ
9及び前記第2の温度センサ18からの温度検出信号が
入力されるようになっている。
【0015】また、前記マイクロコンピュータ21に
は、商用交流電源22からトランス23及び定電圧回路
24を介して定電圧直流電流が供給されるようになって
おり、またこの定電圧直流電流の供給時には充電を行
い、停電時には前記マイクロコンピュータ21等に電力
を所定時間供給するバックアップ電源25が前記マイク
ロコンピュータ21に接続されている。
【0016】前記商用交流電源(100V)22には、
前記炊飯ヒータ(1200W)5がリレー26の常開接
点26aを介して接続されていると共に、前記炊飯ヒー
タ5及び前記胴ヒータ(50W)6の直列回路が第1の
トライアック27を介して接続され、さらに、前記蓋ヒ
ータ(30W)12が第2のトライアック28を介して
接続されている。
【0017】前記マイクロコンピュータ21は、リレー
駆動回路29を介して前記リレー26の励磁コイル26
bを通電制御し、第1のトライアック駆動回路30を介
して前記第1のトライアック27のゲート端子にオン/
オフ信号を出力し、第2のトライアック駆動回路31を
介して前記第2のトライアック28のゲート端子にオン
/オフ信号を出力するようになっている。なお、前記交
流電源22からの前記炊飯ヒータ5及び前記蓋ヒータ1
2への電力供給ラインには、異常温度188℃で回路を
遮断する温度ヒューズ34が介挿されている。
【0018】また、前記マイクロコンピュータ21に
は、使用者が選択した再加熱のコースが記憶保持される
再加熱制御データ設定手段としてのメモリ32が接続さ
れており、さらに使用者が操作する操作パネル33が接
続され、さらに警報等を報知するためのブザー装置35
が接続されている。
【0019】この操作パネル33には、スイッチ部、L
ED(light emitting diode)により構成された表示部
及び、LCD(liquid crystal display)により構成さ
れた表示部が設けられている。
【0020】スイッチ部としては、設定された炊きあが
り時刻に炊飯が終了するタイマ炊飯及び設定された炊き
あがり時刻に保温再加熱が終了するタイマ再加熱を行う
ときに操作されるタイマ(炊飯/再加熱)スイッチ4
1、保温を開始するとき及び保温中に保温再加熱を行う
ときに操作される再加熱制御データ呼出手段としての保
温/保温再加熱スイッチ42、炊飯を開始するとき及び
炊飯、保温、再加熱中に動作を停止させるときに操作さ
れる炊飯/切スイッチ43、炊きあがり時刻を設定する
ときに操作されるタイマ合わせスイッチ44、操作され
る毎に白米、玄米、おかゆの順番に炊飯モードが切換わ
るメニュー選択スイッチ45が設けられている。
【0021】LED表示部としては、タイマ炊飯時に点
灯するタイマランプ46、保温中及び保温再加熱中に点
灯し、おかゆモードの保温中に点滅する保温ランプ4
7、炊飯時の炊飯工程中に点灯し、むらし工程中及び保
温再加熱中に点滅する炊飯ランプ48が設けられてい
る。
【0022】LCD表示部としては、今の時刻及び炊き
あがり時刻を表示するタイマ表示部と、炊飯モードが白
米、玄米、おかゆのうちいずれが選択されているかを表
示するメニュー表示部からなるLCD表示器49が設け
られている。図4に、前記タイマスイッチ41がオン操
作されたときに、前記マイクロコンピュータ21が行う
タイマスイッチ処理の流れを示す。
【0023】まず、タイマスイッチ41がオン操作され
たときの装置の状態が、炊飯動作及び保温動作のいずれ
もが行われていない切状態か、又は保温動作が行われて
いる保温中か否か判断する。
【0024】ここで、切状態と判断されると、タイマ合
わせスイッチ44により設定された炊きあがり時刻に炊
飯動作が終了するように開始時刻を算出し、その算出さ
れた開始時刻をタイマ21bが計時すると炊飯動作を開
始する炊飯タイマ制御を行い、炊飯動作を開始するとこ
のタイマスイッチ処理を終了するようになっている。
【0025】また、保温中と判断されると、タイマ合わ
せスイッチ44により設定された炊きあがり時刻の15
分前の時刻を、タイマ21bが計時するまでの待機状態
となっている。タイマ21bが炊きあがり時刻の15分
前の時刻を計時すると、ROM21aに記憶された15
分コースの再加熱制御データに基づいて再加熱を開始す
る。この再加熱を開始すると、このタイマスイッチ処理
を終了するようになっている。
【0026】さらに、切状態でもなくまた保温中でもな
いと判断されると、タイマスイッチ41のオン操作を無
効にする操作無効処理を行い、このタイマスイッチ処理
を終了するようになっている。図5に、前記保温/保温
再加熱スイッチ42がオン操作されたときに、前記マイ
クロコンピュータ21が行う保温/保温再加熱スイッチ
処理の流れ示す。まず保温/保温再加熱スイッチ42が
オン操作されたときの装置の状態が、保温動作が行われ
ている保温中か否か判断する。
【0027】ここで保温中と判断されなければ、ステッ
プ1(ST1)の処理として、第1のトライアック27
及び第2のトライアック28を制御して、胴ヒータ6及
び蓋ヒータ12により71℃の保温制御を行い、保温/
保温再加熱スイッチ42がオン操作されたか否か判断す
る。保温/保温再加熱スイッチ42がオン操作されなけ
れば、そのままステップ1の保温制御を継続し、保温/
保温スイッチ42がオン操作されると、後述するステッ
プ2の処理に移行するようになっている。
【0028】また、保温/保温再加熱スイッチ42がオ
ン操作されたときの装置の状態が保温中と判断される
と、ステップ2(ST2)の処理として、メモリ21a
に記憶保持されている再加熱コースデータ(設定されて
いるコース、初期設定は10分コースを設定するデー
タ)に基づいて、リレー26を制御して炊飯ヒータ5に
より再加熱制御を行い(再加熱手段)、メモリ21aに
記憶保持されている再加熱コースデータにより設定され
た再加熱コースの再加熱時間が終了したか否かを判断す
る。その再加熱時間が終了したと判断されると、前述の
ステップ1の処理に移行するようになっており、その再
加熱時間が終了していないと判断されると、ステップ3
(ST3)の処理として、保温/保温再加熱スイッチ4
2がオン操作されたか否か判断する。
【0029】保温/保温再加熱スイッチ42がオン操作
されなければ、再び前述のステップ2の処理に戻るよう
になっており、保温/保温再加熱スイッチ42がオン操
作されると、再加熱制御が開始されてから10秒未満か
否か判断する。ここで再加熱制御が開始されてから10
秒未満でなければ、再び前述のステップ2の処理に戻る
ようになっており、再加熱制御が開始されてから10秒
未満ならば、メモリ21にすでに記憶保持されている再
加熱コースデータの次の再加熱コースデータ(すでに記
憶保持されている再加熱コースデータが10分コースを
設定するデータならば次の再加熱コースデータは15分
コースを設定するデータ、すでに記憶保持されている再
加熱コースデータが15分コースを設定するデータなら
ば次の再加熱コースデータは5分コースを設定するデー
タ、すでに記憶保持されている再加熱コースデータが5
分コースを設定するデータならば次の再加熱コースデー
タは10分コースを設定するデータ)に記憶変更(設定
変更)して、再び前述ステップ3の処理に戻るようにな
っている。このような構成の本実施例においては、白米
モード又は玄米モードでは、図6に示すように、炊飯動
作が行われる。
【0030】すなわち、炊飯工程としてのひたし炊き
(時点Aまで)では、リレー23により炊飯ヒータ5に
順番に3分間通電、6分間非通電、100秒通電、26
0秒非通電の通電制御を行う。
【0031】次に炊飯工程としての本炊飯(時点A−C
間)では、第1の温度センサ9による検出温度の温度上
昇率が一定の値を下回る等の条件により沸騰を検出する
までリレー23により炊飯ヒータ5を連続通電すると共
に、第2のトライアック28により蓋ヒータ12への2
0分間の通電を行う。やがて沸騰が検出されると(時点
B)、第1の温度センサ9により所定の炊き上り温度T
c(白米ならば105℃〜116℃、玄米ならば105
℃〜114℃)を検出するまでリレー23により炊飯ヒ
ータ5を断続的に通電する。また蓋ヒータ12への通電
が20分を経過すると、炊き上り温度を検出するまで第
2のトライアック28により蓋ヒータ12に10秒通電
10秒非通電のサイクルを繰返す通電制御を行う。
【0032】炊き上り温度Tcを検出すると(時点
C)、むらし工程として、まず第2のトライアック28
により蓋ヒータ12への3分間の通電を行う。この3分
間の通電が終了すると、第2のトライアック28により
蓋ヒータ12に10秒通電10秒非通電のサイクルを繰
返す通電制御を第1の温度センサ9により所定の保温温
度(約71℃)が検出されるまで行う。また所定のタイ
ミングでリレー23により炊飯ヒータ5に6秒または9
秒の通電を1回行う。
【0033】第1の温度センサ9により保温温度が検出
されると(時点E)、保温工程として、リレー23を完
全にオフ状態にして、第1の温度センサ9による検出温
度が71℃を下回ると第1のトライアック27により胴
ヒータ6に通電すると共に、この胴ヒータ6が通電され
ている間、第2のトライアック28により蓋ヒータ12
に4秒オン2秒オフのサイクルを繰返す通電制御を行っ
て、71℃の保温制御を行う。おかゆモードでは、図7
に示すように、炊飯動作が行われる。
【0034】すなわち、炊飯工程としてのひたし炊き
(時点Fまで)では、リレー23による炊飯ヒータ5に
順番に3分間通電、6分間非通電、100秒通電、26
0秒非通電の通電制御を行う。
【0035】次に炊飯工程としての本炊飯(時点F−H
間)では、第1の温度センサ9による検出温度の温度上
昇率が一定の値を下回る等の条件により沸騰を検出する
までリレー23により炊飯ヒータ5を連続通電すると共
に、第2のトライアック28により蓋ヒータ12への2
0分間の通電を行う。やがて沸騰が検出されると(時点
G)、リレー23により炊飯ヒータ5に2〜10分間4
0秒通電60秒非通電のサイクルを繰返す通電制御を行
い、この通電制御が2〜10分経過すると、リレー23
により炊飯ヒータ5に24分間10秒通電100秒非通
電のサイクルを繰返す通電制御を行う。また、蓋ヒータ
12への通電が20分経過すると、保温工程に移行する
まで(時点Iまで)第2のトライアック28により蓋ヒ
ータ12に10秒通電10非通電のサイクルを繰返す通
電制御を行う。炊飯ヒータ5の10秒オン100秒オフ
の通電制御が24分間経過すると(時点H)、むらし工
程としてリレー23をオフ状態にして6分間経過させ
る。
【0036】このむらし工程が終了すると(時点I)、
前述したように第2のトライアック28をオフ状態にし
て保温工程に移行する。すなわち、このおかゆモードの
保温工程では、ヒータによる加熱は行わない事になって
いる。
【0037】上述したようにして炊飯動作が終了して保
温動作に入ると、白米モード及び玄米モードでは、タイ
マスイッチ41又は保温/保温再加熱スイッチ42によ
り保温再加熱を行う事が可能となる。
【0038】保温動作中にタイマスイッチ41がオン操
作されると、タイマ21bが起動してタイマ合わせスイ
ッチ44で設定された炊きあがり時刻の15分前になる
と、15分コースの保温再加熱が開始される。
【0039】また、保温/保温再加熱スイッチ42で
は、前回の実施した再加熱のコースで再加熱の制御を行
うようになっており、10秒未満にさらに保温再加熱ス
イッチ42をオン操作することにより、その回数に応じ
て順に次の再加熱のコースに設定変更できるようになっ
ている。すなわち、初期値の10分コースから始まっ
て、順に15分コース、5分コース、10分コース、…
というように設定変更でき、例えば前回の設定値が15
分コースならば、15分コースから始まって、順に5分
コース、10分コース、15分コースと設定変更でき
る。
【0040】保温再加熱工程は、図8に示すように、保
温動作中にタイマスイッチ41がオン操作されて、タイ
マ合わせスイッチ44により設定された炊きあがり時刻
の15分前(時点L)になるか、又は保温/保温再加熱
スイッチ42がオン操作される(時点L)と再加熱が開
始される。
【0041】まず、第1のトライアック27及び第2の
トライアック28により胴ヒータ6及び蓋ヒータ12を
完全に非通電状態にして、リレー23により炊飯ヒータ
5に4秒通電6秒非通電のサイクルを繰返す通電制御を
行う。ここで第1の温度センサ9による検出温度Taが
85℃から95℃に上昇するのに要した時間tを計時す
る。
【0042】第1の温度センサ9による検出温度Taが
95℃になったときに、時間tが45秒以上ならば、そ
の検出温度Taが130℃(Te)になるまで、リレー
23により炊飯ヒータ5に5秒通電6秒非通電のサイク
ルを繰返す通電制御を行い、時間tが45秒未満なら
ば、その検出温度Taが120℃(Te)になるまで、
リレー23により炊飯ヒータ5に4秒通電6秒非通電の
サイクルを繰返す通電制御を行う。
【0043】時間tが45秒以上又は45秒未満の場合
に、第1の温度センサ9による検出温度Taがそれぞれ
130℃(Te)又は120℃(Te)になると、リレ
ー23を完全にオフ状態にし、その後は非加熱状態を継
続するようになっている。
【0044】保温再加熱が開始されてから、タイマスイ
ッチ41がオン操作された場合には15分、保温/保温
再加熱スイッチがオン操作された場合にはオン操作され
た回数により設定されたコースの時間が経過すると(時
点M)、再加熱のいずれの動作中においても、再び第1
のトライアック27及び第2のトライアック28により
71℃で胴ヒータ6及び蓋ヒータ12を通電制御する保
温工程に移行する。
【0045】このように本実施例によれば、マイクロコ
ンピュータ21に内蔵されたROM21aに、5分コー
ス、10分コース、15分コースの複数の再加熱制御デ
ータを記憶させ、各再加熱制御データを設定するための
再加熱コースデータを保温/保温再加熱スイッチ42の
操作に応じて記憶保持させるメモリ32を設け、保温中
に保温/保温再加熱スイッチ42のオン操作により、こ
のメモリ32に記憶保持された再加熱コースデータによ
り設定された再加熱制御データに基づいて再加熱を行う
ことにより、御飯の温度や御飯の量に対応した再加熱が
でき、また使用者の好みに応じた再加熱ができる。
【0046】さらにこの実施例によれば、保温動作中に
タイマスイッチ41をオン操作することでタイマ合わせ
スイッチ44により設定された炊きあがり時刻の15分
前をタイマ21bにより計時すると15分コースの再加
熱が開始させることにより、自動的に再加熱を開始して
タイマ合わせスイッチ44で設定した炊きあがり時刻に
再加熱を終了させることができ、操作性をより良く向上
させることができるという効果がある。
【0047】しかもその再加熱を最長時間の15分コー
スに設定してあるため、炊飯鍋7に収容されている御飯
の量及び温度にもかかわらず確実に再加熱により御飯を
確実に90℃程度の高い温度に加熱することができると
いう効果もある。
【0048】なおこの実施例においては、タイマスイッ
チ41による再加熱を15分コースで固定して設定され
ており、また保温/保温再加熱スイッチ42による再加
熱のモードを10分コース、15分コース、5分コース
のいずれかに設定できるようになっていていたが、この
発明はこれに限定されるものではなく、例えば、タイマ
スイッチ41による再加熱を保温/保温再加熱スイッチ
42により設定されているコースで行っても良いもので
あり、また保温/保温再加熱スイッチ42により設定さ
れるコースをより細かく設定できるようにしても良く、
さらにそれらの再加熱のコースに保温コースを追加し
て、すなわち5分コース、10分コース、15分コー
ス、保温コースと順に設定できるようにして、保温/保
温再加熱スイッチ42を1度オン操作しても再加熱を取
り消して保温動作に戻せるようにしても良いものであ
る。
【0049】さらに、この実施例においては、メモリ3
2に再加熱コースデータを記憶するようになっていた
が、この発明はこれに限定されるものではなく、メモリ
32に直接再加熱時の再加熱制御データを記憶保持させ
て、この記憶保持させた再加熱制御データに基づいて再
加熱を行っても良いものである。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
御飯の温度や御飯の量に対応した再加熱ができ、また使
用者の好みに応じた再加熱ができる保温釜を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例の要部回路構成を示す図。
【図3】同実施例の操作パネルの正面図。
【図4】同実施例のタイマスイッチ処理の流れを示す
図。
【図5】同実施例の保温/保温再加熱スイッチ処理の流
れを示す図。
【図6】同実施例の白米モード又は玄米モードの炊飯時
の各種タイミングを示す図。
【図7】同実施例のおかゆモードの炊飯時の各種タイミ
ングを示す図。
【図8】同実施例の保温再加熱時の各種タイミングを示
す図。
【符号の説明】
5…炊飯ヒータ、6…胴ヒータ、7…炊飯鍋、9…第1
の温度センサ、12…蓋ヒータ、21…マイクロコンピ
ュータ、21a…ROM、32…メモリ、42…保温/
保温再加熱スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯ヒータにより炊飯鍋を加熱して炊飯
    動作を行い、この炊飯動作終了後、保温ヒータにより炊
    飯鍋を加熱して保温動作を行う保温釜において、前記炊
    飯ヒータによる加熱量及び加熱時間の少なくとも一方が
    異なる複数の再加熱制御データが記憶された再加熱制御
    データ記憶手段と、この再加熱制御データ記憶手段から
    再加熱制御データを選択的に呼出す再加熱制御データ呼
    出手段と、この再加熱制御データ呼出手段により呼出さ
    れた再加熱制御データを記憶保持する再加熱制御データ
    設定手段と、再加熱制御設定手段により記憶保持された
    再加熱制御データに基づいて前記炊飯ヒータ等により前
    記炊飯鍋を加熱して再加熱動作を行う再加熱手段とを設
    けたことを特徴とする保温釜。
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