JPH06307898A - 検出器の異常監視装置 - Google Patents

検出器の異常監視装置

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JPH06307898A
JPH06307898A JP5095864A JP9586493A JPH06307898A JP H06307898 A JPH06307898 A JP H06307898A JP 5095864 A JP5095864 A JP 5095864A JP 9586493 A JP9586493 A JP 9586493A JP H06307898 A JPH06307898 A JP H06307898A
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Shinichi Kitano
野 慎 一 北
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 付加検出器を格別に多くすることなく、しか
も合理的なタイミングで検出器の異常検出をする。各種
の物理的状態制御に用いられる多くの検出器に対して汎
用性が高い検出器異常監視装置を提供する。 【構成】 検出器の検出情報を読取る信号読取手段;物
体の物理的状態を規定するパラメ−タ値を検出するパラ
メ−タ検出手段;メモリ手段;物体の一回の物理的状態
遷移の間、検出情報をメモリ手段に書込む参照情報書込
み手段;メモリ手段より、パラメ−タ検出手段が検出し
たパラメ−タ値に対応する検出情報を読出す参照情報読
出し手段;および、信号読取手段が読取った検出情報
が、メモリ手段より読出された検出情報と相違するとき
検出器異常情報を発生する異常検知手段;を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検出器異常監視装置に
関するもので、これに限定する意図ではないが例えば、
搬送装置,移動機械等、物体の動きの監視とそれらを制
御するために設置される検出器の異常検出に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、製鉄所等に多く見られるコイル
カーを図3を例に取って説明する。図3に示すコイルカ
ー7は、通ある地点から他の地点まで鋼帯コイル8を搬
送するもので、走行装置と昇降装置が備わっている。こ
のコイルカ−7の自動運転用に、動作を変更する位置に
リミットスイッチ等の検出器が設置され、カ−7又は可
動体がその位置に達したときの検出器の出力信号の変化
に応答して制御装置がカ−7又はその上の可動体の動作
変更(移動方向の切換え,加速,減速,停止等)を行な
う。したがって検出器が故障すると、コイルカ−7の自
動運転がエラ−となる。すなわち検出器の信頼性が自動
運転の成否を左右する。
【0003】従来の検出器異常監視方法には、 上述の動作変更位置到達検出器(制御用検出器)に加
えて、他の検出器(付加検出器)を備えて、付加検出器
により制御用検出器の異常を検出する、 移動物体が一個であることを利用して、例えばコイル
カ−の前進/後退の自動制御系の場合、図7に示すよう
な、論理回路(又はそれに相当する処理プログラム)を
備えて、前進時には後退限界到達は検出されず、後退時
には前進限界到達は検出されないので、前進時に後退限
界到達が検出されるとか、後退時に前進限界が検出され
るときには、検出器がエラ−であるとする異常信号を発
生する、などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の検出方法で
は、制御用検出器の他に多くの付加検出器が必要とな
り、ハ−ドウェアが複雑化し、かつ付加検出器を用いる
異常検出回路又は異常検出処理が複雑である。上記の
検出方法では、異常検出をプログラム(ソフト)で行な
うとハ−ドウェアは格別に複雑とならないが、自動制御
によるコイルカ−等制御対象の運動が複雑になる(従っ
て検出器の数が多くなる)と、例えば対と見なしうる検
出器(例えば、前進限界検出器/後退限界検出器,上限
検出器/下限検出器)を利用して、前進のときには後退
限界検出器の状態を監視し(後退限界検出状態であると
エラ−と判定する)、後進のときには前進限界検出器の
状態を監視する、などの異常検出では、前進のときには
他の検出器(上限検出器/下限検出器)の異常監視が実
現せず、例えば前進から上昇に運動を変更する制御モ−
ドが設定されている場合、上昇運動制御用の上限検出器
/下限検出器は、上昇工程直前の前進工程で異常検出が
行なわれないなど、異常検出タイミングが所要制御に対
して不合理となるという問題がある。上昇運動制御用の
上限検出器/下限検出器は、前進工程においても異常検
出するのが好ましい。
【0005】本発明は、付加検出器を格別に多くするこ
となく、しかも合理的なタイミングで検出器の異常検出
をすることを第1の目的とし、各種の物理的状態制御に
用いられる多くの検出器に対して汎用性が高い検出器異
常監視装置を提供することを第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の第1番の発明は、
自動運転を行う装置の検出器の異常監視装置において、
自動的に検出器の検出情報を記憶する機能と、該記憶の
有無を示す情報を生成する機能と、該情報が存在すると
き検出器の検出情報と前記記憶した検出情報との比較に
より検出器異常を判定する機能を備えることを特徴とす
る。
【0007】本願の第2番の発明の検出器の異常監視装
置は、可動体の位置を検出する複数個の検出器の検出情
報を読取る信号読取手段;前記可動体の位置を検出し位
置情報を発生する位置検出手段;メモリ手段;所定の条
件が成立したとき、前記可動体が所定範囲を移動してい
る間、前記信号読取手段が読取った複数個の検出器の検
出情報を前記メモリ手段に、前記位置検出手段が発生す
る位置情報に対応付けて書込む参照情報書込み手段;前
記メモリ手段より、前記位置検出手段が発生する位置情
報に対応する検出情報を読出す参照情報読出し手段;お
よび、前記信号読取手段が読取った検出情報が、前記メ
モリ手段より読出された検出情報と相違するとき検出器
異常情報を発生する異常検知手段;を備える。
【0008】
【作用】第1番の発明によれば、検出器の検出情報が自
動的に記憶され、これが終わると該記憶の有りを示す情
報が生成される。しかして、記憶の有りを示す情報が存
在するとき検出器の検出情報と前記記憶した検出情報と
の比較により検出器異常が判定される。
【0009】第2番の発明によれば、参照情報書込み手
段が、所定の条件が成立したとき、可動体が所定範囲を
移動している間、信号読取手段が読取った複数個の検出
器の検出情報をメモリ手段に、位置検出手段が発生する
位置情報に対応付けて書込むので、所定の条件が成立し
可動体が所定範囲の移動を完了すると、メモリ手段に、
可動体の各位置での検出器の検出情報に書込まれている
ことになる。以下、メモリ手段に書込まれた検出情報を
「参照デ−タ」と表現する。しかして、参照情報読出し
手段が、メモリ手段より、位置検出手段が発生する位置
情報に対応する参照デ−タを読出し、異常検知手段が、
信号読取手段が読取った検出情報が参照デ−タと相違す
るとき検出器異常情報を発生する。
【0010】すべての検出器が正常である場合、参照デ
−タと信号読取手段が読取った検出情報とは、可動体の
同一位置対応で比較されるので、相等しく、したがって
異常検知手段は検出器異常情報を発生しない。参照デ−
タと検出情報が異っていると、複数個の検出器の少くと
も一個が、メモリ手段に検出情報(参照デ−タ)を書込
んだときとは異った出力を発生している(検出器のエラ
−)か、もしくは、位置検出手段の位置情報が誤りであ
ることを意味し、可動体の駆動制御がエラ−となる。こ
の場合異常検知手段が検出器異常情報を発生する。
【0011】上述のように、メモリ手段への参照情報の
書込みは、所定の条件の成立に連動して自動的に行なわ
れるので、このときの可動体の運動が正常でしかも検出
器すべてが正常であると、メモリ手段の参照情報が消え
ない限り、正確な、検出器異常検出が自動的に行なわれ
る。
【0012】例えば、自動制御によるコイルカ−等制御
対象の運動が複雑(従って検出器の数が多い)場合に、
検出器群を対に仮想区分(例えば、前進限界検出器/後
退限界検出器,上限検出器/下限検出器)することな
く、前進,後進,上昇,降下等々の各工程において、す
べての検出器の出力情報が同時に監視されるので、例え
ば前進から上昇に運動を変更する制御モ−ドが設定され
ている場合、上昇運動制御用の上限検出器/下限検出器
が、上昇工程直前の前進工程でも異常検出が行なわれ、
異常検出タイミングが所要制御に対して合理的となる。
このように、付加検出器を格別に多くすることなく、し
かも合理的なタイミングで検出器の異常検出が行なわれ
る。また、多くの検出器を1検出器群として監視するの
で、各種の運動制御あるいは位置制御に対してきわめて
汎用性が高い。
【0013】
【実施例】図1に本願の第1番および第2番の発明に共
通の一実施例の概要を示す。この実施例は、図3に示す
前述のコイルカ−7の自動運転機構に組込まれている検
出器1〜6の異常監視を行なうものである。図1に示す
監視装置10は、CPUおよび入出力電気回路で構成さ
れており、図示しないコイルカ−制御盤(手動介入が可
能な自動運転制御装置を含む)の自動運転制御装置に接
続されており、自動運転制御装置より、コイルカ−駆動
開始および停止を示す制御信号が監視装置10に与えら
れる。監視装置10は自動運転制御装置に、後述する検
出器異常検出情報を与える。
【0014】なお、コイルカ−制御盤の自動運転制御装
置により、検出器1〜6がすべて正常な場合には、コイ
ルカ−7は、図4に示す軌跡〜を描くように、鋼帯
コイル8を、図4に示す位置からに搬送する。そし
てコイルカ−7上のコイル受台は、からを経てに
戻される。これが一回のコイル搬送制御(1サイクルの
制御)である。この1サイクルの間の検出器1〜6の検
出信号(すべて正常な場合)を図5に示し、図6には、図
5に示すタイミング〜と検出器出力信号変化の関係
を要約したタイミングリストを示す。
【0015】図2に、図1に示す監視装置10(の中の
CPU)の検出器異常検出動作を示す。それ自身に電源
が投入されると監視装置10は、内部レジスタ,カウン
タ,出力ポ−ト等を待機状態時の値又はレベルに初期化
し、コイルカ−制御盤よりコイルカ−7の駆動開始を示
す動作スタ−ト信号が到来するのを待つ(図2のステッ
プ1;以下カッコ内では、ステップという語を省略して
ステップNo.数字のみを示す)。
【0016】参照デ−タの格納:そして動作スタ−ト信
号が到来すると、監視装置10は内部レジスタ(RAM
の一領域)に割り当てたレジスタSSFにデ−タ「1」
(参照デ−タ格納済を意味する)があるかをチエックす
る(2)。電源オン後始めてこのステップ2に進んだと
きには、電源オフ時にレジスタSSFの内容は「0」
(参照デ−タ格納なしを意味する)になっており、ま
た、前述の初期化でレジスタSSFがクリア(「0」を
格納)されている。そこでこの場合には、検出器1〜6
のそれぞれにそれぞれを割り当てたレジスタ群ΣSFi
をクリアする(3)。この実施例では、検出器が6個で
あるので、i=1〜6であり、レジスタSF1〜レジス
タSF6をすべてクリアする(3)。
【0017】次に所定短周期で検出器1〜6の出力信号
レベル(図5)を繰返し読込み、1回の読込み毎に、前
回読込んだ検出器1〜6の信号レベルと今回読込んだ検
出器1〜6の信号レベルを、同一検出器対応で比較し
て、いずれかの検出器の出力レベルが低レベル「0」か
ら高レベル「1」に立上ったかをチェックする(4,
5)。通常のコイルカ−7駆動では、コイルカ−7は図
4に示す位置(コイル受台の位置)からスタ−トする
ので、この場合は、コイルカ−7駆動スタ−ト(図5の
最左位置)から、図5に示す〜およびその右の
で、検出器1〜6のいずれかの出力信号レベルが立上る
ので、これらの時点(図5に示す〜およびその右の
)に、図2のチェック(5)の結果がYESとなる。
【0018】YESとなると、立上り変化があった検出
器No.i(i=1〜6)をセ−ブして(6)、最新に
読込んだ全検出器1〜6の出力信号レベルを、参照テ−
ブル(内部RAMの一領域に割り当てている)のNo.
i欄に書込む(7)。そして、レジスタSFiに、タイ
ミングi(i:図5に示す〜又はその右の)で使
用する参照デ−タの書込みを終了したことを示す「1」
を書込む(8)。例えば、図5に示すタイミングで検
出器2の出力が「0」から「1」に立上るが、このとき
には、検出器No.2をセ−ブして(6)、最新に読込
んだ全検出器1〜6の出力信号レベル(図5に示すタイ
ミングの信号レベル)を、参照テ−ブルのNo.2欄
に書込み(7)、そして、レジスタSF2に、タイミン
グで使用する参照デ−タの書込みを終了したことを示
す「1」を書込む(8)。
【0019】このような検出信号の書込みを、図5に示
すタイミング〜およびその右ので行なう。これを
終了すると、レジスタSF1〜6のすべてΣSFiに、
参照デ−タ書込み終了を示す「1」が書込まれているこ
とになる。このように書込みを終了すると、監視装置1
0はその内部RAMに割り当てているレジスタSSF
に、この終了を示す「1」を書込み(9,10)、次に
コイルカ−7の駆動開始を示す動作スタ−ト信号が到来
するのを待つ(1)。なお、全タイミング(図5の〜
およびその右の)について前述の出力信号レベルの
書込みが終了するまでにコイルカ−の駆動停止を表わす
動作停止信号がコイルカ−制御盤の自動運転制御装置よ
り到来すると、監視装置10は、そこで動作スタ−ト信
号の到来待ち(1)に戻るので、上述の参照テ−ブルへ
の検出器出力信号の書込みは完了せず、レジスタSSF
の内容は「0」に留まり、次に動作スタ−ト信号が到来
するともう一度やり直すことになる。
【0020】検出器の異常監視:さて、前述のように参
照デ−タテ−ブルへの書込みを終了し、レジスタSSF
の内容が「1」になっているときに、コイルカ−7の駆
動開始を示す動作スタ−ト信号が到来すると、監視装置
10は、図2のステップ1および2を経て、所定短周期
で検出器1〜6の出力信号レベル(図5)を繰返し読込
み、1回の読込み毎に、前回読込んだ検出器1〜6の信
号レベルと今回読込んだ検出器1〜6の信号レベルを、
同一検出器対応で比較して、いずれかの検出器の出力レ
ベルが低レベル「0」から高レベル「1」に立上ったか
をチェックする(12,13)。チエック結果がYES
となると、立上り変化があった検出器No.i(i=1
〜6)をセ−ブして(14)、最新に読込んだ全検出器
1〜6の出力信号レベルを、参照テ−ブルのNo.i欄
の参照デ−タ(ステップ7で書込んだもの)と、検出器
対応で比較する(15)。全検出器1〜6の出力信号レ
ベルがすべて参照デ−タと合致すると、検出器すべてが
正常であると見なしてステップ12の信号読込みに戻る
(16,24,12)。不一致であると、不一致出力を
生じた検出器No.jを探索して、検出器異常を表わす
情報と共に、検出器No.jを表わすデ−タを、コイル
カ−制御盤の自動運転制御装置に転送する(17〜2
1)。後者は、これに応答してコイルカ−の駆動をそこ
で停止すると共に、検出器異常を報知し、異常検出器N
o.jを表示する。
【0021】ステップ15〜16では不一致との結果を
得たが、各検出器の出力信号レベルを個別に、参照テ−
ブルから読出した参照デ−タの中の対応検出器のものと
対比した(17,18,20)結果、すべての検出器が
正常(対比結果が合致=21,22のチエック結果がY
ES)の場合は、検出器の出力信号がエラ−,監視装置
10の入力読取又は情報処理がエラ−である可能性があ
るので、監視装置10は、入力異常を表わす情報と共
に、全検出器および監視装置を表わすデ−タを、コイル
カ−制御盤の自動運転制御装置に転送する(17〜2
1)。後者は、これに応答してコイルカ−の駆動をそこ
で停止すると共に、入力異常を報知し、全検出器および
監視装置のチェック要を表示する。
【0022】以上に説明した異常監視が、コイルカ−7
の動作スタ−ト信号が到来してから動作停止信号が到来
するまで(1サイクルの駆動制御の間)継続して行なわ
れ、以後各サイクルの駆動制御に関しても同様に行なわ
れる。
【0023】なお、上述の実施例では、監視装置10に
電源が投入されてから第1回目の駆動スタ−ト信号に応
答して自動的に、参照テ−ブルへの参照情報の格納を行
なうようにしているが、例えば不揮発性メモリを備えて
それに参照テ−ブルを割り当てて、監視装置10又はコ
イルカ−制御盤にオペレ−タが参照情報格納指示を与
え、この指示に応答して監視装置10が前述の参照デ−
タの格納(図2の3〜11)を行なうようにしてもよ
い。この場合には、定期的に、又は任意に、オペレ−タ
が、コイルカ−7の挙動を確認しながら、正常時の検出
器1〜6の出力信号レベルを、参照デ−タとして参照テ
−ブルに格納し、かつ、監視装置10の電源オフの間も
継続して参照デ−タを保持することができる。
【0024】また、上述の実施例では、参照デ−タをア
クセスするための位置情報を、監視対象の検出器1〜6
から得ているが、例えばポテンショメ−タ等の位置セン
サがある場合、あるいは、移動同期パルス発生器(PL
G)が発生するパルスをカウントして位置デ−タを得る
場合等は、異常監視タイミング(図5の〜)は、位
置センサの位置情報又はカウント値で定めるようにして
もよい。
【0025】更には、上述の実施例では、参照デ−タを
監視対象検出器の出力信号レベルとしているが、これ
に、例えば前進,後退,上昇,下降等、コイルカ−駆動
制御信号を加えてもよい。こうすると、運転制御ロジッ
クも検出器異常判定のために操入れられることになり、
検出器異常判定がより精細になると共に、コイルカ−自
動制御装置の動作異常をも検出することになる。
【0026】また、上述の実施例は、コイルカ−7の自
動運転制御に用いられる位置検出器1〜6の異常監視を
行なうものであるが、本発明は、例えば加熱,冷却温度
推移(ヒ−トサイクル)制御,圧力制御など、他の物理
的状態の制御に用いられる各種センサ又はそれによって
監視される物体の異常監視にも同様に実施しうる。
【0027】
【発明の効果】複雑な運転モ−ドから、機械,設備、処
理対象物等の運動,状態変化等を解析し、検出器の動作
順序,状態遷移等を予め分析して検出器の異常検出のた
めの電気回路あるいは判定ロジックを創作するとか、こ
れらを現場でチェックするなどの設計作業や保守作業が
不要であり、検出器異常監視の設計および保守が簡単に
なる。
【0028】メモリ手段への参照情報の書込みは、所定
の条件の成立に連動して自動的に行なわれるので、この
ときの、検出器の監視対象物の運動あるいは状態推移が
正常でしかも検出器すべてが正常であると、メモリ手段
の参照情報が消えない限り、正確な、検出器異常検出が
自動的に行なわれる。例えば、自動制御によるコイルカ
−等制御対象の運動が複雑(従って検出器の数が多い)
場合に、検出器群を対に仮想区分(例えば、前進限界検
出器/後退限界検出器,上限検出器/下限検出器)する
ことなく、前進,後進,上昇,降下等々の各工程におい
て、すべての検出器の出力情報が同時に監視されるの
で、例えば前進から上昇に運動を変更する制御モ−ドが
設定されている場合、上昇運動制御用の上限検出器/下
限検出器が、上昇工程直前の前進工程でも異常検出が行
なわれ、異常検出タイミングが所要制御に対して合理的
となる。このように、付加検出器を格別に多くすること
なく、しかも合理的なタイミングで検出器の異常検出が
行なわれる。また、多くの検出器を1検出器群として監
視するので、各種の運動制御あるいは位置制御もしくは
他の物理量制御に対してきわめて汎用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概要を示すブロック図で
ある。
【図2】 図1に示す監視装置10の検出器異常検出に
関連する情報処理動作を示すフロ−チャ−トである。
【図3】 図1に示す監視装置10によって検出器異常
が監視されるコイルカ−の概要を示すブロック図であ
る。
【図4】 図3に示すコイルカ−7のコイル受台の移動
軌跡を示す線図である。
【図5】 図3に示す検出器1〜6の、図4に示す移動
軌跡の間の検出信号レベルを示すタイムチャ−トであ
る。
【図6】 図5に示すタイミング〜と検出器出力信
号変化の関係を要約したタイミングリストを示す平面図
である。
【図7】 従来の検出器異常監視装置を示すブロック図
であり、(a)はスイッチ接続構成のものを、(b)は
論理回路を用いるものを示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動運転を行う装置の検出器の異常監視
    装置において、自動的に検出器の検出情報を記憶する機
    能と、該記憶の有りを示す情報を生成する機能と、該情
    報が存在するとき検出器の検出情報と前記記憶した検出
    情報との比較により検出器異常を判定する機能を備える
    ことを特徴とする、検出器の異常監視装置。
  2. 【請求項2】可動体の位置を検出する複数個の検出器の
    検出情報を読取る信号読取手段;前記可動体の位置を検
    出し位置情報を発生する位置検出手段;メモリ手段;所
    定の条件が成立したとき、前記可動体が所定範囲を移動
    している間、前記信号読取手段が読取った複数個の検出
    器の検出情報を前記メモリ手段に、前記位置検出手段が
    発生する位置情報に対応付けて書込む参照情報書込み手
    段;前記メモリ手段より、前記位置検出手段が発生する
    位置情報に対応する検出情報を読出す参照情報読出し手
    段;および、 前記信号読取手段が読取った検出情報が、前記メモリ手
    段より読出された検出情報と相違するとき検出器異常情
    報を発生する異常検知手段;を備える検出器の異常監視
    装置。
  3. 【請求項3】実質上同一の物理的状態遷移を繰返す物体
    の物理的状態を検出する複数個の検出器の検出情報を読
    取る信号読取手段;物体の物理的状態を規定するパラメ
    −タ値を検出するパラメ−タ検出手段;メモリ手段;所
    定の条件が成立したとき、前記物体の少くとも一回の物
    理的状態遷移の間、前記信号読取手段が読取った複数個
    の検出器の検出情報を前記メモリ手段に、前記パラメ−
    タ検出手段が検出したパラメ−タ値に対応付けて書込む
    参照情報書込み手段;前記メモリ手段より、前記パラメ
    −タ検出手段が検出したパラメ−タ値に対応する検出情
    報を読出す参照情報読出し手段;および、 前記信号読取手段が読取った検出情報が、前記メモリ手
    段より読出された検出情報と相違するとき検出器異常情
    報を発生する異常検知手段;を備える検出器の異常監視
    装置。
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