JPH0346982A - エレベータ位置検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、エレベータかごの位置検出を行うエレベータ
位置検出装置に関する。

（従来の技術） 最近、エレベータは制御手段としてマイクロコンピュー
タを使用するものが多く用いられるようになっている。

しかして、この種のエレベータでは、エレベータかご位
置を常に正確に把握していることが重要であり、このた
めのエレベータかご位置を正確に検出する位置検出方法
として、パルスジェネレータヲ使用し、エレベータかご
の走行に同期したパルスを発生させ、このパルスをマイ
クロコンピュータ側でカウントすることにより、このカ
ウント値よりエレベータかごの位置を特定するものが考
えられている。

（発明が解決しようとする課８） ところが、このようなパルスジェネレータのパルスをカ
ウントする方法は、仮にパルスのカウント値がずれてし
まうと、エレベータかごの位置が正確でなくなり、これ
が原因でエレベータ制御に不都合が発生する恐れがある
。

そこで、エレベータかご位置に対応するかご位置パルス
を補正する対策として、各階ごとに階床検出手段を設け
、エレベータかごの現在位置を階床検出手段で検出する
ことにより、この検出手段の検出出力を用いて、かご位
置パルスの補正を行うことも考えられている。しかし、
このものは階床の数だけの階床検出手段と、この検出手
段からの出力を制御部に入力するための入力装置が必要
になるため、構成が大掛かりなものになり、しかも、価
格的にも高価なものになり経済的に不利な欠点があった
。

本発明は、上記事情に鑑み、てなされたもので、エレベ
ータかご位置の補正を簡単な構成で、しかも、価格的に
も安価に実現できるエレベータ位置検出装置を提供する
ことを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、上記目的を達成するために、エレベータかご
の走行に同期して発生されるパルス信号をカウントする
ことによりエレベータかご位置を検出するもので、エレ
ベータかごの昇降路の各階床に階床表示を設けるととも
に、エレベータかごにパターン認識手段を設け、該パタ
ーン認識手段により各階床の階床表示を認識するととも
に、この認識された階床信号に基づく階床パルスデータ
により上記パルス信号に応じたかご位置を補正可能にし
ている。

（作用） この結果、エレベータかごに設けられたパターン認識手
段の認識出力より、各階床に対応する階床信号が求めら
れ、この階床信号に基づく階床パルスデータによりエレ
ベータのかご位置に対応したパルスのずれが補正され、
エレベータかご位置の補正を実現できるようになる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面にしたがい説明する。

第１図は同実施例の回路構成を示すものである。

図において、１は図示しないエレベータかごの走行に同
期してパルス信号を出力するパルスジェネレータで、こ
のパルスジェネレータ１のパルス信号は入力装置２を介
してマイクロコンピュータ３に与えられる。

一方、４は、例えばＣＣＤカメラなどを用いたパターン
認識装置で、このパターン認識装置４はエレベータかご
に設けられている。このパターン認識装置４は、エレベ
ータかごが停止階に停止している状態で、昇降路の各階
床に対応して設けられる階床表示５の内容をパターン認
識するものである。この場合、階床表示５は、階床番号
を表記したシールなどが用いられ、エレベータかご昇降
路の各階床部分に貼り付けて設けられている。そして、
パターン認識装置４でのパターン認識により得られた階
床信号は入力装置２を介してマイクロコンピュータ３に
与えられる。

マイクロコンピュータ３は、エレベータの運転を総合的
に制御するためのもので、パルスジェネレータ１からの
パルス信号がエレベータのかご位置データとして書き込
むかご位置パルスレジスタ３１、パターン認識装置４の
パターン認識により得られた階床信号を書き込む階床信
号記憶部３２を有している。また、この階床信号記憶部
３２に書き込まれた階床信号に基づいて、階床パルスデ
ータ記憶部３３に記憶された階床パルスデータを検索す
るようにしている。ここで、階床パルスデータ記憶部３
３は、予め各階床に対応する階床パルスデータを記憶し
たものである。

そして、この検索により求められた階床パルスデータを
比較部３４に与え、ここで、かご位置パルスレジスタ３
１に書込まれたパルス信号と比較し、この比較結果によ
りかご位置パルスレジスタ３１に書込まれたパルス信号
のずれを補正するようになっている。

次に、このように構成した実施例の動作を説明する。

いま、図示しないエレベータかごが走行されると、この
走行に同期してパルスジェネレータ１よりパルス信号が
出力される。そして、このパルスジェネレータ１のパル
ス信号は入力装置２を介してマイクロコンピュータ３に
与えられ、エレベータのかご位置パルスとしてかご位置
パルスレジスタ３１に書き込まれる。

一方、エレベータかごが所望する停止階に停止すると、
エレベータかごに設けられているパターン認識装置４に
より停止階の階床に設けられた階床表示５の内容がパタ
ーン認識される。この場合のパターン認識は、昇降路に
貼り付けられたシールに表記された階床番号に対して行
われる。

パターン認識装置４でのパターン認識により得られた階
床信号は入力装置２を介してマイクロコンピュータ３に
与えら階床信号記憶部３２に書き込まれる。そして、こ
の階床信号記憶部３２に書き込まれた階床信号に基づい
て、階床パルスデータ記憶部３３に記憶された階床パル
スデータが検索される。つまり、予め各階床に対応する
階床パルスデータを記憶した階床パルスデータ記憶部３
３より停止階の階床パルスデータが検索される。

この状態で、階床パルスデータ記憶部３３より検索され
た階床パルスデータが比較部３４に与えられる。そして
、この比較部３４にて、かご位置パルスレジスタ３１に
書込まれたかご位置パルスと比較されるが、この比較に
よりパルスレジスタ３１のかご位置パルスのずれが検出
されるとともに、このずれが補正される。つまり、エレ
ベータかごの走行に同期して得られたかご位置パルスの
ずれは、エレベータかごの停止階毎にパターン認識装置
４の階床信号に基づく階床パルスデータを用いて補正で
きるようになり、エレベータかごを常に正常に運転する
ことができることになる。

したがって、このようにすればエレベータのかご位置に
対応したパルスのずれをエレベータかごの停止階での停
止の度に、エレベータかごに設けられたパターン認識装
置より得られた各階床の階床信号に基づく階床パルスデ
ータにより補正できるので、従来、各階床毎に必要であ
った階床検出手段を省略することができ、配線本数、取
付は工数を減少することができるとともに、マイクロコ
ンピュータの入力装置の構成も簡単にできるなど、エレ
ベータかご位置の補正を簡単な構成で、しかも、価格的
にも安価に実現できる。このことは最近の建物の高層化
に伴い極めて有効である。

なお、本発明は上記実施例にのみ限定されず、要旨を変
更しない範囲で適宜変形して実施できる。

［発明の効果］ 本発明によれば、エレベータかごの走行に同期して発生
されるパルス信号をカウントすることによりエレベータ
かご位置を検出するもので、エレベータかごの昇降路の
各階床に階床表示を設けるとともに、エレベータかごに
パターン認識手段を設け、該パターン認識手段により各
階床の階床表示を認識するとともに、この認識された階
床信号に基づく階床パルスデータにより上記パルス信号
に応じたかご位置を補正可能にしたので、エレベータか
ごに設けられたパターン認識手段の認識出力より、各階
床に対応する階床信号が求められ、この階床信号に基づ
く階床パルスデータによりエレベータのかご位置に対応
したパルスのずれが補正できるようになり、エレベータ
かご位置の補正を簡単な構成で、しかも、価格的にも安
価にして実現でき、経済的にも有利にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の回路構成を示すブロック
図である。 １・・・パルスジェネレータ、２・・・入力装置、３・
・・マイクロコンピュータ、３１・・・かご位置パルス
レジスタ、３２・・・階床信号記憶部、３３・・・階床
パルスデータ記憶部、３４・・・比較部、４・・・パタ
ーン認識装置、５・・・階床表示。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エレベータかごの走行に同期して発生されるパルス信号
   をカウントすることによりエレベータかご位置を検出す
   るエレベータ位置検出装置において、エレベータかごの
   昇降路の各階床に階床表示を設けるとともに、エレベー
   タかごにパターン認識手段を設け、該パターン認識手段
   により各階床の階床表示を認識するとともに、この認識
   された階床信号に基づく階床パルスデータにより上記パ
   ルス信号に応じたかご位置を補正可能にしたことを特徴
   とするエレベータ位置検出装置。