JP2708989B2 - エレベータ制御装置及び方法 - Google Patents

エレベータ制御装置及び方法

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JP2708989B2
JP2708989B2 JP3326159A JP32615991A JP2708989B2 JP 2708989 B2 JP2708989 B2 JP 2708989B2 JP 3326159 A JP3326159 A JP 3326159A JP 32615991 A JP32615991 A JP 32615991A JP 2708989 B2 JP2708989 B2 JP 2708989B2
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  • Elevator Control (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数台の並設かごの
1つが故障したときに他のかごをドッキングさせて救出
運転を行うエレベータ制御装置及び方法に関し、特に構
成を簡略化してコストダウンを実現したエレベータ制御
装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば特開昭57−189985
号公報に記載された従来のエレベータ制御装置を示すブ
ロック図である。図において、1A及び1Bは並設され
た複数のかごA及びB(図示せず)に対応して設けられ
た制御盤であり、それぞれ、同一の構成要素2A〜5A
及び2B〜5Bからなり、例えば機械室等に配備されて
いる。6A及び6Bは各かごA及びBの移動量に対応し
たパルスを生成して制御盤1A及び1Bに入力する移動
量検出器である。
【0003】2AはCPU及びメモリを備えたマイクロ
コンピュータである。3Aは移動量検出器6Aからのパ
ルスを計数するカウンタであり、移動量検出器6Aと共
に位置検出手段を構成している。4Aはカウンタ3Aの
計数値(カウンタ値)を取り込んでマイクロコンピュー
タ2Aに入力するバッファ、5Aは制御盤1B内のカウ
ンタ3Bからの計数値(カウンタ値)を取り込んでマイ
クロコンピュータ2Aに入力するバッファである。位置
検出手段を構成するカウンタ3A及び移動量検出器6A
は、基準位置からの当該かごA(以下、単に「かごA」
という)のかご位置を示す検出値(カウンタ値)を生成
する。バッファ5Aは、隣接かごB(以下、単に「かご
B」という)の基準位置からの相対距離に相当する検出
値を取り込む入力手段を構成している。
【0004】又、マイクロコンピュータ2A内のCPU
は、各かご毎に計数されるカウンタ値に基づいてかごA
及びBの位置を判別するため、測定運転中でのかごAの
サービス階床位置毎に対応して検出されるカウンタ値
マップとして格納する階床位置メモリを含み、かごBの
故障停止時に、階床位置メモリ内の検出値及び入力手段
からの検出値に基づいて、かごBの故障停止位置に救出
用のかごAを走行させる。尚、制御盤1B内の構成2B
〜5Bについては、制御盤1Aと同一なので説明を省略
する。
【0005】次に、図6に示した従来のエレベータ制御
装置の動作について説明する。まず、定期点検等の際
に、かごA及びBの実運転に先立って測定運転を行い、
各階床のかご位置に対応したカウンタ値をマイクロコン
ピュータ2A及び2Bに初期設定する。即ち、各かごA
及びBの最下階位置に対応したカウンタ3A及び3Bの
計数値を基準値とし、各階床毎のかご位置に対応した
ウンタ値を順次マイクロコンピュータ2A内のメモリに
格納する。
【0006】いま、かごBに異常が発生し、2つの階床
間に停止して動けなくなったとすると、かごBの異常
は、係員が待機しているセンタ内の監視盤(図示せず)
に報知される。これにより、かごBの異常を判定した係
員は、かごAを特定の基準階に呼び、かごAに乗車した
後、かごA内の救出スイッチを操作してかごBの異常停
止位置まで走行する。かごBの停止位置は、カウンタ3
Bの計数値を参照することにより知ることができる。
【0007】カウンタ3Aの計数値がカウンタ3Bの計
数値と一致し、かごAがかごBの停止位置に到着する
と、係員は、かごA及びBの側面部に設けられた救出口
を開けてかご間に渡し板を載置し、渡し板を介してかご
B内の乗客をかごAに救出する。従って、救出運転の際
に並設かごの正確な位置合わせが要求されるので、正確
な計数値を予めメモリに記憶させておく必要がある。
【0008】しかしながら、並設エレベータの運転仕様
は必ずしも同一ではなく、例えば、図7のように、運転
受け持ち階床(サービス階床)の最下階が異なる場合が
ある。図7において、7A〜7Cは3台の並設エレベー
タのかごA〜Cの昇降路であり、各昇降路7A〜7Cの
最上階は階床TOPに設定され、かごAの昇降路7Aの
最下階は階床MF−2(地下2階)、かごBの昇降路7
Bの最下階は階床MF−1(地下1階)、かごCの昇降
路7Cの最下階は階床MF(1階)に設定されている。
ここでは、各かごA〜Cに共通の基準階MFを1階が設
定としている。
【0009】8A〜8CはかごA〜Cに共通の基準階
(例えば、階床MF)に設けられた基準階検出器であ
り、例えば階床側に固定された専用プレートと、専用プ
レートに対向するようにかご側に固定されたフォトカプ
ラとにより構成されている。尚、ここでは、基準階検出
器8A〜8Cのみを示しているが、各サービス階床にも
基準階検出器8A〜8Cと同様の絶対位置検出器(図示
せず)が設けられており、各階の正規停止位置レベルを
検出して、乗場と床との段差が極力少なくなるようにか
ごを停止させている。特に、基準階及び最下階において
は、絶対位置検出器の設置数を多くして識別可能にして
いる。絶対位置検出器の具体的構成については、例え
ば、実開昭57−155163号のマイクロフィルム等
に示されている。又、この文献には、一例として、かご
が特定階及び各階床レベルに位置するか否かの識別方法
も記載されており、かごが基準階及び最下階に位置する
否かも認知している。
【0010】通常、各制御盤1A及び1B内のカウンタ
3A及び3Bは、最下階MF−2及びMF−1を基準と
して移動量検出器6A及び6Bからのパルスを計数して
おり、カウンタ3Aは最下階MF−2からの移動量に相
当するパルスを計数し、カウンタ3Bは最下階MF−1
からの移動量に相当するパルスを計数する。
【0011】即ち、カウンタ3Bは階床MF−1からの
かごBの相対距離を示し、カウンタ3Aは最下階MF−
2からのかごAの相対距離を示している。従って、かご
AをかごBと同一位置に停止させるためには、カウンタ
3A又は3Bの計数値を補正してカウンタ3A及び3B
の計数値を一致させる必要がある。
【0012】図8は制御盤1A及び1Bの他の従来例を
示すブロック図であり、図7のように最下階の異なるか
ごA及びBに対して各カウンタ値を補正するようになっ
ている。尚、かごCに対するブロック構成1C〜6Cに
ついては、煩雑さを防ぐため、図示を省略する。
【0013】図8において、9A及び9Bは基準階検出
器8A及び8Bからの検出信号に応答して移動量検出器
6A及び6Bからのパルスを計数するカウンタ、10A
及び10Bはカウンタ9A及び9Bからの計数値を取り
込んでマイクロコンピュータ2A及び2Bに入力するた
めのバッファである。更に、各バッファ5A及び5Bに
は、並設エレベータの位置を示すカウンタ9B及び9A
からの計数値が入力されている。
【0014】まず、初期の測定運転において、図8の制
御盤1A及び1B内のカウンタ9A及び9Bの計数値
は、以下のように設定される。即ち、基準階検出器8A
及び8Bにより、各かごA及びBが基準階MFに対して
通過又は停止したことを検知すると、基準階のカウンタ
値を示す基準値に再設定される。従って、各カウンタ9
A及び9Bの計数値は、階床MFを基準としたときの各
かごA及びBの相対距離を示しており、かごA及びBが
同一位置に存在するときには同一の値となる。
【0015】通常運転中においては、各カウンタ3A及
び3Bが移動量検出器6A及び6Bからのパルスを計数
し、各バッファ4A及び4Bを介してマイクロコンピュ
ータ2A及び2Bに入力する。各カウンタ3A及び3B
の計数値は、マイクロコンピュータ2A及び2Bにより
処理され、各かごA及びBの位置検出信号として用いら
れる。
【0016】従って、かごBが異常停止してかごAが救
出運転する場合、マイクロコンピュータ2Aは、バッフ
ァ10Aを介したカウンタ9Aの計数値と、バッファ5
Aを介したカウンタ9Bの計数値とを比較することによ
り、かごBの正確な停止位置を認識し、各カウンタ値
一致するようにかごAを走行させることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータ制御
装置及び方法は以上のように、救出運転時に複数台の並
設かごの検出位置を一致させるため、専用プレート等の
基準階検出器8A〜8C並びにカウンタ9A〜9C及び
バッファ10A〜10Cを設置する必要がある。従っ
て、装置が複雑になり、検出精度が劣化するうえコスト
ダウンを実現することができないという問題点があっ
た。
【0018】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、最下階の絶対位置レベルは検出
するものの、基準階検出器、カウンタ及びバッファ等の
余分な構成を不要として、位置検出精度を向上させると
共に、救出運転機能を損なうことなくコストダウンを実
現したエレベータ制御装置及び方法を得ることを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タ制御装置は、並設された複数台のかごA〜Cと、各か
ごの正規停止位置レベルを検出するために各階床毎に設
けられた絶対位置検出器とを備え、各かごA〜Cは、各
かごに共通の基準階MFからのかご位置をカウンタ値に
より検出するためのカウンタ3A〜3Cを含む位置検出
手段3A〜3C、6A〜6Cと、隣接かごの位置を示す
カウンタ値を取り込んで、当該かごと隣接かごとの相対
位置を演算するマイクロコンピュータ2A〜2Cと、マ
イクロコンピュータ2A〜2Cに内蔵されて、各かごの
サービス階床毎に対応したカウンタ値を各階床毎に記憶
する階床位置メモリ13A〜13Cとを備え、隣接かご
の故障停止時に、隣接かごとの相対位置に基づいて当該
かごを救出用に走行させるエレベータ制御装置におい
て、マイクロコンピュータ2A〜2Cは、各かごのサー
ビス階床に関連した仕様データを格納する記憶手段12
A〜12Cと、サービス階床に対応したカウンタ値を階
床位置メモリ13A〜13Cに初期設定するた めの測定
運転中に、当該かごがサービス階床の最下階にあるか否
かを判定する手段(S2)と、当該かごが最下階にある
と判定されたときに、階床位置メモリ13A〜13C
の最下階に対するメモリ要素P(O)と位置検出手段
のカウンタ3A〜3Cとに仕様データの最下階に対応
する仮のカウンタ値として第1の基準値COを設定する
手段(S3、S4)と、測定運転中に当該かごを最下階
から上昇させてカウンタをインクリメントすると共に、
階床位置メモリ内の各メモリ要素P(1)〜P(MF−
1)にカウンタ値xを順次格納する手段(S5〜S9)
と、絶対位置検出器の検出信号と仕様データに含まれる
最下階から基準階MFまでの階床数とに基づいて、当該
かごが基準階MFにあるか否かを判定する手段(S6)
と、当該かごが基準階MFにあると判定されたときに
カウンタ3A〜3Cと基準階MFに対するメモリ要素P
(MF)とに、基準階MFに対応したカウンタ値として
第2の基準値CRを設定する手段(S10、S12)
と、当該かごが基準階MFに到達した時点でのカウンタ
値xと第2の基準値CRとの偏差eに基づいて、最下階
から基準階MFまでの各階床に対応する各メモリ要素P
(O)〜P(MF−1)の内容を補正する手段(S1
1、S13〜S16)と、基準階MFから当該かごの最
上階TOPまでの各階床に対応する階床位置メモリの各
メモリ要素P(MF+1)〜P(n)にカウンタ値xを
順次格納する手段(S5〜S9)とを含むものである。
【0020】又、この発明に係るエレベータ制御方法
、並設された複数台のかごA〜Cに関して、各かごに
共通の基準階MFから各階床までの距離に対応したカウ
ンタ値を、各かご毎に予め測定運転により求め、各階床
毎に対応したカウンタ値を各かご毎の階床位置メモリ1
3A〜13C内に格納しておき、当該かごの基準階MF
からの移動量に対応したカウンタ値をかご位置としてを
常に計測すると共に、隣接かごのカウンタ値を取り込ん
で当該かごと隣接かごとの相対位置を演算し、隣接かご
が故障停止したときに、相対位置に基づいて、隣接かご
の故障停止位置に当該かごを救出用に走行させるエレベ
ータ制御方法において、サービス階床に対応したカウン
タ値を階床位置メモリ13A〜13Cに初期設定するた
めの測定運転中に、当該かごのサービス階床に関連する
仕様データに基づいて、当該かごがサービス階床の最下
階にあるか否かを判定するステップS2と、当該かごが
最下階にあると判定されたときに、階床位置メモリ13
A〜13C内の最下階に対するメモリ要素P(O)
ウンタ値を計数するためのカウンタ3A〜3Cとに
様データの最下階に対応する仮のカウンタ値として第1
の基準値COを設定するステップS3、S4と、測定運
転中に、当該かごを最下階から上昇させてカウンタをイ
ンクリメントすると共に、階床位置メモリ内の各メモリ
要素P(1)〜P(MF−1)に各階床毎に対応した
ウンタ値xを順次格納するステップS5〜S9と、絶対
位置検出器の検出信号と仕様データに含まれる最下階か
ら基準階MFまでの階床数とに基づいて、当該かごが基
準階MFにあるか否かを判定するステップS6と、当該
かごが基準階MFにあると判定されたときに、当該かご
が基準階MFに到達した時点でのカウンタ値xと基準階
MFに対応した位置データを示す第2の基準値CRとの
偏差eを求めるステップS11と、カウンタ3A〜3C
と基準階MFに対するメモリ要素P(MF)とに、第2
の基準値CRを設定するステップS10、S12と、偏
差eに基づいて、最下階から基準階MFまでの各階床に
対応する各メモリ要素P(O)〜P(MF−1)の内容
を補正するステップS13〜S16とを含むものであ
る。
【0021】
【作用】この発明の測定運転時においては、並設された
各かごの仕様データに応じて、各かご毎に最下階から基
準階までの階床数を設定すると共に、当該かごの第1の
基準値(最下階に対する仮の位置データ)をメモリ要素
及びカウンタに設定し、当該かごが基準階に達した時点
第2の基準値をカウンタに再設定すると共に、各かご
位置を示すカウンタ値が基準階からの距離を表わすよう
補正し、各かご毎のカウンタ値が同一位置に対して
一値を示すようにする。これにより、隣接かご(被救出
かご)の位置を容易に認識できるようにする。
【0022】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明によるエレベータ制御装置の一実
施例を示すブロック図であり、3A〜6A及び3B〜6
Bは前述と同様のものである。又、図示しないが、かご
Cに対する制御盤1Cの構成は1A及び1Bと同一であ
り、各かごA〜Cの昇降路7A〜7Cは図7に示す通り
である。各かごA〜Cの構成及び機能は同等であるが、
ここでは、便宜的に専らかごAに注目して説明する。
【0023】図2は図1内のマイクロコンピュータ2A
の構成を示すブロック図であり、11AはCPUであ
る。12AはCPU1Aに結合された記憶手段即ちRO
Mであり、例えば、かごAの運転サービス階床に関連
仕様データとして、各かごに共通の基準階MFを示す
階床数番号と、最下階のカウンタ設定値である第1の
準値CO(以下、単に「基準値」という)と、基準階
Fに対応したカウンタ設定値である第2の基準値CR
以下、単に「基準値」という)とが予め書き込まれ
いる。13Aは各階床毎のカウンタ値を格納する階床位
置メモリを含むRAM、14Aはカウンタ3Aに基準値
CO及びCRを入力するためのインタフェース(以下、
I/Fと記す)、15A及び16Aは各バッファ4A及
び5Aを介したカウンタ値を取り込むためのI/F、1
7Aは各構成要素12A〜16AとCPU11Aとを結
合するバスである。
【0024】CPU11Aは、各かごのサービス階床に
関連した仕様データを格納する記憶手段12A〜12C
と、サービス階床に対応したカウンタ値を階床位置メモ
リ13A〜13Cに初期設定するための測定運転中に、
当該かごがサービス階床の最下階にあるか否かを判定す
る手段と、当該かごが最下階にあると判定されたとき
に、階床位置メモリ13A〜13C内の最下階に対する
メモリ要素P(O)と位置検出手段内のカウンタ3A〜
3Cとに、仕様データの最下階に対応する仮のカウンタ
値として第1の基準値COを設定する手段と、測定運転
中に当該かごを最下階から上昇させてカウンタをインク
リメントすると共に、階床位置メモリ内の各メモリ要素
P(1)〜P(MF−1)にカウンタ値xを順次格納す
る手段と、絶対位置検出器の検出信号と仕様データに含
まれる最下階から基準階MFまでの 階床数とに基づい
て、当該かごが基準階MFにあるか否かを判定する手段
と、当該かごが基準階MFにあると判定されたときに、
カウンタ3A〜3Cと基準階MFに対するメモリ要素P
(MF)とに、基準階MFに対応したカウンタ値として
第2の基準値CRを設定する手段と、当該かごが基準階
MFに到達した時点でのカウンタ値xと第2の基準値C
Rとの偏差eに基づいて、最下階から基準階MFまでの
各階床に対応する各メモリ要素P(O)〜P(MF−
1)の内容を補正する手段と、基準階MFから当該かご
の最上階TOPまでの各階床に対応する階床位置メモリ
の各メモリ要素P(MF+1)〜P(n)にカウンタ値
xを順次格納する手段とを含んでいる。
【0025】図3はかごA〜Cに対応した各ROM12
A〜12Cのメモリ空間を示す説明図であり、各ROM
12A〜12Cには、各昇降路7A〜7Cの最下階を基
準とした基準階までの停止階床数が、所定のアドレス
(MF)にメモリマップとして書き込まれている。即
ち、最下階を「0」としたときの基準階MFの階床数
は、ROM12Aにおいては、最下階がMF−2である
から「2」となり、ROM12Bにおいては、最下階が
MF−1であるから「1」となり、ROM13Cにおい
ては、最下階がMFであるから「0」となる。
【0026】図4はかごAに対応したRAM13A内の
階床位置メモリのメモリ空間を示す説明図であり、最下
階MF−2から最上階TOPまでの各階床毎のかご位置
に対応したカウンタ値は、階床位置メモリの各メモリ要
素P(0)、P(1)、…、P(n)に順次書き込まれ
る。この場合、(0)〜(n)はROM12A内の階床
番号に対応しており、それぞれ、P(0)はP(MF−
2)、P(1)はP(MF−1)、P(2)はP(M
F)、…、P(n)はP(TOP)に対応している。
【0027】次に、図5のフローチャートを参照しなが
ら、図1〜図4に示したこの発明のエレベータ制御装置
による各階床毎のカウンタ値の初期設定動作について説
明する。ここでは、代表的に1つのかごAに注目して、
エレベータ据付時や定期的保守点検時に、最下階MF−
2から上昇しながら測定運転を行い、RAM13A内の
階床位置メモリにカウンタ値マップを構成する場合を例
にとって説明する。
【0028】尚、マイクロコンピュータ2A内のROM
12Aには、かごAに関する運転仕様データ、即ち、最
下階MF−2を基準としたときの基準階までの停止階床
数「2」及び最上階に至るまでの各階床の位置に対応さ
せた予想カウンタ値である当初の計数値、並びに、最下
階MF−2及び基準階MFに対する基準値CO及びCR
等が予め書き込まれているものとする。従って、測定運
転モード時において、CPU11Aは、ROM12A内
の階床番号マップ(図3)を参照しながら、RAM13
A内にカウンタ3Aの計数値を書き込み、階床位置メモ
リマップ(図4)を構成する。
【0029】まず、CPU11Aは、モード検出器(図
示せず)の出力信号から、かごAが測定運転モードであ
るか否かを判定し(ステップS1)、もし測定運転モー
ドであれば、カウンタ3Aの計数値が最下階レベル、即
ち、かごAが最下階MF−2で停止しているか否かを判
定する(ステップS2)。
【0030】もし、かごAが最下階MF−2で停止して
いれば、最下階MF−2に対する基準値CO(0、又は
所定値100等)をカウンタ3Aの初期計数値として設
定するために、バス17A及びI/F14Aを介して基
準値COをカウンタ3Aに入力する(ステップS3)。
又、RAM13A、即ち階床位置メモリ内の最初のメモ
リ要素P(0)に、予め設定された基準値COを書き込
み(ステップS4)、リターンする。
【0031】次に、測定運転のために、かごAが上昇走
行し始めると、移動量検出器6Aからパルスが生成さ
れ、カウンタ3Aの計数値xは基準値COからインクリ
メントされる。これにより、ステップS2において、か
ごAが走行中即ち停止中でないと判定され、インクリメ
ントされた現時点のカウンタ値xをメモリバッファ4A
に設定する(ステップS5)。これらのカウンタ値x
び基準値COは、共に仮のカウンタ値であり、後述する
ように、基準階MFに対応した第2の基準値CRを基準
とするカウンタ値に補正される。
【0032】続いて、各階床毎の絶対位置検出器(図示
せず)の検出信号に応答して、カウンタ値xが各かごに
共通の基準階MFのレベルに達したか否かを判定し(ス
テップS6)、基準階MFのレベルでなければ、階床番
号m(m=1、…、n)に示されるレベルか否かを判定
する(ステップS7)。即ち、仕様データとして最下階
から基準階床までの停止階床数(図3参照)がROM1
2Aに記憶されているので、最下階から各階に停止(又
は通過)して、各階床毎のカウンタ値xをRAM13A
内のメモリ要素に記憶させながら運転する。これによ
り、絶対位置検出器の検出信号が得られ、且つ、カウン
タ値xがROM12A内の記憶値と等しくなった時点で
基準階MFに達したと認識することができる。尚、ここ
では、階床判定用のレベル(カウンタ値)を当初の計数
値(予想カウンタ値)と比較しているが、種々のレベル
判定手法が適用され得る。ステップS7において、
し、計数値xがm階レベルであると判定されればm階
に対応したメモリ要素P(m)にカウンタ値xを格納し
(ステップS8)、mをインクリメントして(ステップ
S9)、リターンする。
【0033】尚、mの値は、予め最小値(この場合、M
F−1=1)に初期設定されており、かごAが最下階M
F−2より1階上の階床MF−1のレベルを通過すると
き、階床番号1に対するメモリ要素P(1)に計数値x
が書き込まれた後、m=2にインクリメントされる。
【0034】一方、ステップS6においてカウンタ値x
が基準階MFのレベルであると判定された場合、CPU
11Aは、基準階MFに対応したカウンタ値として基準
値CRをカウンタ3Aに設定する(ステップS10)。
これにより、カウンタ3Aの内容は、強制的に基準階M
Fに補正される。又、かごAが基準階MFに到達した時
点での、補正前のカウンタ値xと基準値CRとの偏差e
を演算し(ステップS11)、更に、基準階MFに対す
メモリ要素P(MF)即ちP(2)に基準値CRを
き込む(ステップS12)。これにより、メモリバッフ
4A内のカウンタ値xは、基準値CRに書き換えられ
ると共に、最下階から基準階までの各階床番号mのカウ
ンタ値は、以下のように偏差eを減じることにより、基
準階MFからのカウンタ値(かご位置を示す距離レベ
ル)に補正される。
【0035】即ち、ステップS13〜S16を実行し、
かごAが基準階MFに到達するまでに既に書き込まれた
メモリ要素P(k)(k=0、…、MF−1)内のカウ
ンタ値を補正する。この場合、最下階がMF−2である
ため、補正対象となる階床番号kはMF−2及びMF−
1のみである。
【0036】まず、階床番号kを0(地下2階(MF−
2)に対応)にリセットし(ステップS13)、最下階
MF−2に対応するメモリ要素P(k)に格納された
ウンタ値から偏差eを減算し、減算後のカウンタ値を
モリ要素P(k)に新たに書き込む(ステップS1
4)。続いて、変数kが基準階MFに達したか否かを判
定し(ステップS15)、基準階MFに達していなけれ
ば、変数kをインクリメントした後(ステップS1
6)、ステップS14を繰り返す。こうして、最下階M
F−2から階床MF−1までの階床kに対するメモリ変
数P(k)が基準階MFからのカウンタ値(位置デー
タ)に補正される。その後、次の階床のカウンタ値xを
入力するため、階床番号mインクリメント(ステ
ップS15A)、リターンする。この場合、基準階MF
がm=2に相当するので、インクリメント後の階床番号
は、m=3となる。
【0037】リターン後のステップS5の実行時におい
て、カウンタ値xは基準値CRで補正された値(ステッ
プS10参照)に設定される。以後、ステップS6にお
いてカウンタ値xが基準階MFレベルと判定されること
はなく、ステップS7においてカウンタ値xがm階レベ
ルか否かが判定される。そして、カウンタ値Xがインク
リメントされて1つ上の階床レベルに到達する毎に、ス
テップS8においてメモリ要素P(m)にカウンタ値
が順次格納されていく。このとき、ステップS10を実
行後のステップS5の処理により、カウンタ値xが基準
値CRを基準とした値に補正されているので、m階に到
達する毎にカウンタ値xを格納するのみで基準階MFか
らの各階床に対する正確な位置データが格納される。
テップS7〜S9は、ステップS17においてm>nが
判定されるまで繰り返され、階床番号mが最上階の階床
番号nに到達した後、測定運転ルーチン(図5)を終了
する。
【0038】こうして、図4のメモリマップからなる階
床位置メモリに、各かごA〜Cに対して共通の基準階M
Fからの距離を示すカウンタ値が格納される。以上の測
定運転ルーチンは、かごB及びCについても同様に実行
され、図3に示した各階床番号に対応させて、図4のよ
うなメモリマップがそれぞれ構成される。
【0039】これにより、かごA〜Cのいずれも、基準
階MFを基準値CRとするカウンタ3A〜3C及び階床
位置メモリをもつことになる。従って、例えば、かごA
によりかごBの救出運転を行う場合、救出かごA及び被
救出かごBの各カウンタ値に基づいて、かごAを正確な
位置で停止させることができる。又、CPU11Aでの
信号処理により位置判別が行われるので、余分な回路構
成が不要となり位置検出精度も向上する。
【0040】尚、上記実施例では、3台の並設かごA〜
Cを用いたが、任意台数の並設かごを用いてもよい。
又、運転可能な階床数や各かごのサービス階床数がいか
なる仕様であっても適用できることは言うまでもない。
又、基準階MFを各並設かごA〜Cに共通の最下階の階
床に設定したが、フロント階床等の任意の階床に設定す
ることができる。又、最下階MF−2に対する第1の基
準値CO及び基準階MFに対する第2の基準階CRは、
任意に設定可能であり、互いに異なる値に設定してもよ
く、同一の値に設定してもよい。更に、かごの相対距離
を示す検出値としてカウンタ値xを用いたが、任意のア
ナログ信号等を用いてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、、並設
された複数台のかごA〜Cと、各かごの正規停止位置レ
ベルを検出するために各階床毎に設けられた絶対位置検
出器とを備え、各かごA〜Cは、各かごに共通の基準階
MFからのかご位置をカウンタ値により検出するための
カウンタ3A〜3Cを含む位置検出手段3A〜3C、6
A〜6Cと、隣接かごの位置を示すカウンタ値を取り込
んで、当該かごと隣接かごとの相対位置を演算するマイ
クロコンピュータ2A〜2Cと、マイクロコンピュータ
2A〜2Cに内蔵されて、各かごのサービス階床毎に対
応したカウンタ値を各階床毎に記憶する階床位置メモリ
13A〜13Cとを備え、隣接かごの故障停止時に、隣
接かごとの相対位置に基づいて当該かごを救出用に走行
させるエレベータ制御装置において、マイクロコンピュ
ータ2A〜2Cは、各かごのサービス階床に関連した仕
様データを格納する記憶手段12A〜12Cと、サービ
ス階床に対応したカウンタ値を階床位置メモリ13A〜
13Cに初期設定するための測定運転中に、当該かご
サービス階床の最下階にあるか否かを判定する手段(S
2)と、当該かごが最下階にあると判定されたときに、
階床位置メモリ13A〜13C内の最下階に対するメモ
リ要素P(O)と位置検出手段内のカウンタ3 A〜3C
とに仕様データの最下階に対応する仮のカウンタ値と
して第1の基準値COを設定する手段(S3、S4)
と、測定運転中に当該かごを最下階から上昇させてカウ
ンタをインクリメントすると共に、階床位置メモリ内の
各メモリ要素P(1)〜P(MF−1)にカウンタ値x
を順次格納する手段(S5〜S9)と、絶対位置検出器
の検出信号と仕様データに含まれる最下階から基準階
までの階床数とに基づいて、当該かごが基準階MF
あるか否かを判定する手段(S6)と、当該かごが基準
MFにあると判定されたときに、カウンタ3A〜3C
と基準階MFに対するメモリ要素P(MF)とに、基準
MFに対応したカウンタ値として第2の基準値CRを
設定する手段(S10、S12)と、当該かごが基準階
MFに到達した時点でのカウンタ値xと第2の基準値
Rとの偏差eに基づいて、最下階から基準階MFまでの
各階床に対応する各メモリ要素P(O)〜P(MF−
1)の内容を補正する手段(S11、S13〜S16)
と、基準階MFから当該かごの最上階TOPまでの各階
床に対応する階床位置メモリの各メモリ要素P(MF+
1)〜P(n)にカウンタ値xを順次格納する手段(S
5〜S9)とを含み、各かご位置を示すカウンタ値を同
一位置に対して同一となるように高精度に補正したの
で、余分な構成を用いずに被救出かごの位置を正確に判
別することができ、救出運転機能を損なうことなくコス
トダウンを実現したエレベータ制御装置が得られる効果
がある。
【0042】又、この発明によれば、並設された複数台
のかごA〜Cに関して、各かごに共通の基準階MFから
各階床までの距離に対応したカウンタ値を、各かご毎に
予め測定運転により求め、各階床毎に対応したカウンタ
値を各かご毎の階床位置メモリ13A〜13C内に格納
しておき、当該かごの基準階MFからの移動量に対応し
たカウンタ値をかご位置としてを常に計測すると共に、
隣接かごのカウンタ値を取り込んで当該かごと隣接かご
との相対位置を演算し、隣接かごが故障停止したとき
に、相対位置に基づいて、隣接かごの故障停止位置に当
該かごを救出用に走行させるエレベータ制御方法におい
て、サービス階床に対応したカウンタ値を階床位置メモ
リ13A〜13Cに初期設定するための測定運転中に、
当該かごのサービス階床に関連する仕様データに基づい
、当該かごがサービス階床の最下階にあるか否かを判
定するステップS2と、当該かごが最下階にあると判定
されたときに、階床位置メモリ13A〜13C内の最下
階に対するメモリ要素P(O)カウンタ値を計数する
ためのカウンタ3A〜3Cとに仕様データの最下階に
対応する仮のカウンタ値として第1の基準値COを設定
するステップS3、S4と、測定運転中に、当該かごを
最下階から上昇させてカウンタをインクリメントすると
共に、階床位置メモリ内の各メモリ要素P(1)〜P
(MF−1)に各階床毎に対応したカウンタ値xを順次
格納するステップS5〜S9と、絶対位置検出器の検出
信号と仕様データに含まれる最下階から基準階MFまで
階床数とに基づいて、当該かごが基準階MFにあるか
否かを判定するステップS6と、当該かごが基準階MF
にあると判定されたときに、当該かごが基準階MFに到
達した時点でのカウンタ値xと基準階MFに対応した位
置データを示す第2の基準値CRとの偏差eを求めるス
テップS11と、カウンタ3A〜3Cと基準階MFに対
するメモリ要素P(MF)とに、第2の基準値CRを設
定するステップS10、S12と、偏差eに基づいて、
最下階から基準階MFまでの各階床に対応する各メモリ
要素P(O)〜P(MF−1)の内容を補正するステッ
S13〜S16とを含み、各かご位置を示す検出値を
同一位置に対して同一となるように高精度に補正したの
で、余分な構成を用いずに被救出かごの位置を正確に判
別することができ、救出運転機能を損なうことなくコス
トダウンを実現したエレベータ制御方法が得られる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のエレベータ制御装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】 図1内のCPUの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 図2内のROMのメモリ空間を示す説明図で
ある。
【図4】 図2内のRAMに含まれる階床位置メモリの
構成を示す説明図である。
【図5】 この発明のエレベータ制御方法の一実施例を
示すフローチャートである。
【図6】 従来のエレベータ制御装置を示すブロック図
である。
【図7】 一般的な並設かごのサービス階床の一例を示
す説明図である。
【図8】 従来のエレベータ制御装置の他の例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
2A マイクロコンピュータ、3A カウンタ(位置検
出手段)、4A、5Aバッファ、6A 移動量検出器
(位置検出手段)、11A CPU、12AROM(仕
様データを格納する記憶手段)、13A RAM(階床
位置メモリ)、e 偏差、MF−2 最下階、MF 基
準階、CO 第1の基準値、CR 第2の基準値、P
(0)〜P(n) メモリ要素、x カウンタ計数値
(検出値)、S1 測定運転中を判定するステップ、
2 かごが最下階にあるか否かを判定するステップ、S
カウンタに第1の基準値COを設定するステップ、
S4メモリ要素P(0)に第1の基準値COを設定する
ステップ、S5 カウンタ値xをバッファに格納するス
テップ、S6 かごが基準階MFにあるか否かを判定す
るステップ、S10 カウンタ値xに第2の基準値CR
を設定するステップ、S11 カウンタ値xと第2の基
準値CRとの偏差eを求めるステップ、S12 メモリ
要素P(MF)に第2の基準値CRを設定するステッ
プ、S13〜S16 メモリ要素P(0)〜P(MF−
1)の内容を補正するステップ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並設された複数台のかご(A〜C)と、 前記各かごの正規停止位置レベルを検出するために各階
    床毎に設けられた絶対位置検出器とを備え、 前記各かご(A〜C)は、 前記各かごに共通の 基準階(MF)からのかご位置をカ
    ウンタ値により検出するためのカウンタ(3A〜3C)
    を含む位置検出手段(3A〜3C、6A〜6C)と、隣接かごの位置を示すカウンタ値を取りんで、当該か
    ごと前記隣接かごとの相対位置を演算するマイクロコン
    ピュータ(2A〜2C)と、 前記マイクロコンピュータ(2A〜2C)に内蔵され
    て、前記各かごのサービス階床毎に対応した前記カウン
    タ値を各階床毎に記憶する階床位置メモリ(13A〜1
    3C)とを備え、 前記隣接かごの故障停止時に、前記隣接かごとの相対位
    置に基づいて前記当該かごを救出用に走行させるエレベ
    ータ制御装置において、 前記マイクロコンピュータ(2A〜2C)は、 前記各かごのサービス階床に関連した仕様データを格納
    する記憶手段(12A〜12C)と、 前記サービス階床に対応したカウンタ値を前記階床位置
    メモリ(13A〜13C)に初期設定するための測定運
    転中に、前記当該かごが前記サービス階床の最下階にあ
    るか否かを判定する手段(S2)と、 前記当該かごが最下階にあると判定されたときに、前記
    階床位置メモリ(13A〜13C)内の最下階に対する
    メモリ要素(P(O))と前記位置検出手段内のカウン
    タ(3A〜3C)とに前記仕様データの最下階に対応
    する仮のカウンタ値として第1の基準値(CO)を設定
    する手段(S3、S4)と、前記測定運転中に前記当該かごを前記最下階から上昇さ
    せて前記カウンタをインクリメントすると共に、前記階
    床位置メモリ内の各メモリ要素(P(1)〜P (MF−
    1))にカウンタ値(x)を順次格納する手段(S5〜
    S9)と、 前記絶対位置検出器の検出信号と 前記仕様データに含ま
    れる前記最下階から前記基準階(MF)までの階床数と
    に基づいて、前記当該かごが前記基準階(MF)にある
    か否かを判定する手段(S6)と、 前記当該かごが前記基準階(MF)にあると判定された
    ときに、前記カウンタ(3A〜3C)と前記基準階(M
    F)に対するメモリ要素(P(MF))とに、前記基準
    (MF)に対応したカウンタ値として第2の基準値
    (CR)を設定する手段(S10、S12)と、 前記当該かごが前記基準階(MF)に到達した時点で
    前記カウンタ値(x)と前記第2の基準値(CR)との
    偏差(e)に基づいて、前記最下階から前記基準階(M
    F)までの各階床に対応する前記各メモリ要素(P
    (O)〜P(MF−1))の内容を補正する手段(S1
    1、S13〜S16)と、 前記基準階(MF)から前記当該かごの最上階(TO
    P)までの各階床に対応する前記階床位置メモリの各メ
    モリ要素(P(MF+1)〜P(n))に前記カウンタ
    値(x)を順次格納する手段(S5〜S9)と を含むこ
    とを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 【請求項2】 並設された複数台のかご(A〜C)に関
    して、前記各かごに共通の基準階(MF)から各階床ま
    での距離に対応したカウンタ値を、前記各かご毎に予め
    測定運転により求め、 前記各階床毎に対応したカウンタ値を前記各かご毎の
    床位置メモリ(13A〜13C)内に格納しておき、 当該かごの前記基準階(MF)からの移動量に対応した
    カウンタ値をかご位置としてを常に計測すると共に、
    接かごのカウンタ値を取り込で前記当該かごと前記隣
    接かごとの相対位置を演算し、 前記 隣接かごが故障停止したときに、前記相対位置に基
    づいて、前記隣接かごの故障停止位置に前記当該かごを
    救出用に走行させるエレベータ制御方法において、 前記サービス階床に対応したカウンタ値を前記階床位置
    メモリ(13A〜13C)に初期設定するための測定運
    転中に、前記当該かごのサービス階床に関連する仕様デ
    ータに基づいて、前記当該かごが前記サービス階床の最
    下階にあるか否かを判定するステップ(S2)と、 前記当該かごが最下階にあると判定されたときに、前記
    階床位置メモリ(13A〜13C)内の前記最下階に対
    するメモリ要素(P(O))と前記カウンタ値を計数す
    るためのカウンタ(3A〜3C)とに前記仕様データ
    の最下階に対応する仮のカウンタ値として第1の基準値
    (CO)を設定するステップ(S3、S4)と、前記測定運転中に、前記当該かごを前記最下階から上昇
    させて前記カウンタをインクリメントすると共に、前記
    階床位置メモリ内の各メモリ要素(P(1)〜P(MF
    −1))に各階床毎に対応したカウンタ値(x)を順次
    格納するステップ(S5〜S9)と、 絶対位置検出器の検出信号と 前記仕様データに含まれる
    前記最下階から前記基準階(MF)までの階床数とに基
    づいて、前記当該かごが前記基準階(MF)にあるか否
    かを判定するステップ(S6)と、 前記当該かごが前記基準階(MF)にあると判定された
    ときに、前記当該かごが前記基準階(MF)に到達した
    時点での前記カウンタ値(x)と前記基準階(MF)に
    対応した位置データを示す第2の基準値(CR)との偏
    差(e)を求めるステップ(S11)と、前記カウンタ(3A〜3C)と前記基準階(MF)に対
    するメモリ要素(P(MF))とに、前記第2の基準値
    (CR)を設定するステップ(S10、S12)と、 前記偏差(e)に基づいて、前記最下階から前記基準階
    (MF)までの各階床に対応する前記各メモリ要素(P
    (O)〜P(MF−1))の内容を補正するステップ
    (S13〜S16)とを含むことを特徴とするエレベー
    タ制御方法。
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