JPH06307625A - 加圧流動床ボイラ燃焼炉への石炭供給方法 - Google Patents

加圧流動床ボイラ燃焼炉への石炭供給方法

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JPH06307625A
JPH06307625A JP9426293A JP9426293A JPH06307625A JP H06307625 A JPH06307625 A JP H06307625A JP 9426293 A JP9426293 A JP 9426293A JP 9426293 A JP9426293 A JP 9426293A JP H06307625 A JPH06307625 A JP H06307625A
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JP
Japan
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coal
fluidized bed
combustion furnace
bed boiler
pressurized fluidized
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Withdrawn
Application number
JP9426293A
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English (en)
Inventor
Isamu Motomura
勇 本村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加圧流動床ボイラ燃焼炉に対する石炭の安価
な供給方法を提供する。 【構成】 石炭をハンマークラッシャー20で粉砕した
平均粒径1〜3mmの粗粒炭21を70〜80重量%、石
炭をチューブミル22で平均粒径30〜40μに粉砕し
た微粒炭23を10〜20重量%、加圧流動床ボイラ燃
焼炉から排出され供給管19から導かれるサイクロン灰
15〜20重量%、及び追加石炭石24に対し水供給管
25から水をスラリ調整槽27に供給して攪拌機26で
攪拌混合しつゝ石炭・水スラリをつくる。このようにし
て調整された石炭・水スラリはポンプ28により加圧流
動床ボイラ燃焼炉に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加圧流動床ボイラ燃焼炉
に対する石炭の供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧流動床ボイラ燃焼炉への石炭および
石灰石の従来の供給法としてはロックホッパータイプの
乾式供給法が採用されている。図5は従来の石炭、石灰
石供給装置の側面図を示す。図5に示す装置において、
1は石炭供給管で石炭供給装置2へ微粉炭を供給する。
3は石炭供給装置2と供給ホッパー4との間に配設され
たロックホッパーである。一方、7は石灰石の供給ホッ
パーで石灰石供給管6から石灰石が供給される。5と8
はフィーダーで、それぞれ、供給ホッパー5,8から微
粉炭と石灰石を分配混合器9へ供給する。
【0003】分配混合器9で混合された石炭・石灰石は
供給管10を介して加圧流動床ボイラ燃焼炉11へ供給
され燃焼される。13は燃焼ガスから灰を分離するサイ
クロン、16はバグフィルタ、12,14及び17は灰
貯蔵タンクである。前記したような従来のロックホッパ
ータイプの乾式供給法ではロックホッパー3のため加圧
動力が大きく、かつ、バルブの切換操作での摩耗の問題
があるためコスト高となる欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来法にみ
られた操業におけるコスト高の欠点を解消すると共に装
置の維持にも費用がかからない加圧流動床ボイラ燃焼炉
に対する石炭の供給方法を提供することを課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記課題を
解決するため、次のように粗粒炭、微粒炭及びサイクロ
ン灰によって石炭・水スラリを製造して加圧流動床ボイ
ラ燃焼炉へ供給する。
【0006】(1)まずハンマークラッシャーなどの粉
砕機で石炭を粉砕して平均粒径1〜3mmの粗粒炭を製造
する。
【0007】(2)上記(1)で製造した粗粒炭をチュ
ーブミルなどの粉砕機で粉砕して平均粒径30〜40μ
の微粒炭を製造する。
【0008】(3)加圧流動床ボイラ燃焼炉から排出さ
れるサイクロン灰を準備する。
【0009】(4)上記(1)の粗粒炭を70〜80重
量%、上記(2)の微粒炭を10〜20重量%、そし
て、上記サイクロン灰を15〜20重量%を混合したの
ち水を加え攪拌混合して、石炭・水スラリを製造する。
【0010】(5)こうして製造した石炭・水スラリを
ポンプ加圧流動床ボイラ燃焼炉へ供給する。
【0011】
【作用】加圧流動床ボイラ燃焼炉への石炭供給法として
要求される石炭・水スラリの性状としてはスラリ中の石
炭の濃度がより高く、かつ石炭粒子の沈降が少なく、ポ
ンプ輸送が可能なことである。このためには粗粒炭に微
粒炭を加え、粗粒炭と粗粒炭の間を微粒炭で充填するこ
とが必要である。
【0012】(1)そこで本発明ではまずハンマークラ
ッシャーなどの粉砕機で石炭を粉砕して平均粒径1〜3
mmの粗粒炭を製造する。加圧流動床に供給する粗粒炭の
粒径が小さすぎると流動床からキャリオーバーするなど
の支障をきたすため、最適の粗粒炭粒径について種々検
討した結果、上記平均粒径の粗粒炭が加圧流動床用とし
て最適であることがわかった。
【0013】(2)次に上記(1)で製造した粗粒炭を
チューブミルなどの粉砕機で粉砕して平均粒径30〜4
0μの微粒炭を製造する。平均粒径20,30,40μ
の微粒炭を10重量%添加したときの濃度と粘度の関係
は図2に示すように平均粒径が小さくなるほど同一濃度
での粘度は高くなる。また、平均粒径40μの微粒炭を
10,20,30重量%添加したときの濃度と粘度の関
係は図3に示すように添加率が高くなるにつれて同一濃
度における粘度は高くなる。これらの効果から本発明で
は平均粒径30〜40μの微粒炭を製造し、10%〜2
0重量%添加するのである。
【0014】(3)そして加圧流動床ボイラ燃焼炉から
排出されるサイクロン灰(平均粒径測定値30〜50
μ)を用いる。
【0015】(4)上記(1)の粗粒炭を70〜80重
量%、上記(2)の微粒炭を10重量%、そして上記
(3)のサイクロン灰を15〜20重量%とり、それに
水を加えて攪拌混合し石炭・水スラリを製造する。サイ
クロン灰を15,20,40重量%添加したときの濃度
と粘度の関係は図4に示すようにサイクロン灰の添加率
が高いほど同一濃度におけ粘度は高くなるため、本発明
ではサイクロン灰添加率は15〜20重量%とするので
ある。
【0016】上記サイクロン灰には脱硫剤として添加し
たCaCO3 およびCaO が含有されているため新たに添加す
る脱硫剤の量を低減できる。なお、廃棄物としてのサイ
クロン灰を加えることにより微粒炭の添加量を減少でき
るためスラリ製造コストが安くなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明による加圧流動床ボイラ燃焼炉
に対する石炭の供給方法の実施の態様を図1に基づいて
説明する。石炭として海外炭のD炭を用い、ハンマーク
ラッシャー20で粉砕して得た平均粒径1.2mmの粗粒
炭21を75重量%、粗粒炭21をチューブミル22で
粉砕して得た平均粒径25μの微粒炭23を10重量
%、および図5に示す灰貯蔵タンク14下部のサイクロ
ン灰供給管15から平均粒径45μのサイクロン灰をフ
ィーダー18、供給管19を介して15重量%を攪拌槽
27に入れ、同時に水供給管25から水を供給しなが
ら、攪拌機26により攪拌混合することにより石炭・水
スラリを製造した。製造した石炭・水スラリをポンプ2
8により図5の従来法における石炭、石炭石供給管10
を介して、加圧流動床ボイラ燃焼炉11に供給した。
【0018】図4にサイクロン灰の添加量を変えた場合
の石炭濃度とスラリ粘度の関係を示しているが、この図
4からサイクロン灰の添加量が15重量%の場合が同一
粘度における石炭濃度は高いことがわかる。なお、スラ
リの安定性はサイクロン灰添加率15重量%以上では良
好であり、ポンプ輸送も可能である。以上、本発明によ
る方法の実施態様を図面に基づいて具体的に説明した
が、本発明がこれらの実施態様に限定されず特許請求の
範囲に示す本発明の範囲内で、その具体的やり方に種々
の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上具体的に説明したように本発明の方
法により大きな加圧動力やバルブ切換操作を必要とせ
ず、ポンプ輸送によって加圧流動床ボイラ燃焼炉に対し
容易に石炭供給を行うことができる。このように、本発
明によれば、従来のロックホッパーによる乾式供給法に
くらべ安価な石炭供給法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す機器配置図。
【図2】微粒炭の粒径を変えたときの石炭濃度とスラリ
粘度の関係を示すグラフ。
【図3】微粒炭の添加率を変えたときの石炭濃度とスラ
リ粘度の関係を示すグラフ。
【図4】サイクロン灰添加率を変えたときの石炭濃度と
スラリ粘度の関係を示すグラフ。
【図5】従来の石炭供給装置を具えた加圧流動床ボイラ
を示す機器配置図。
【符号の説明】
14 灰貯蔵タンク 15 サイクロン灰供給管 18 フィーダー 19 サイクロン灰供給管 20 ハンマークラッシャー 21 粗粒炭 22 チューブミル 23 微粒炭 24 追加石灰石 25 水供給管 26 攪拌機 27 スラリ調整槽 28 ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径1〜3mmの粗粒炭を70〜80
    重量%、平均粒径30〜40μに粉砕した微粒炭を10
    〜20重量%、及び加圧流動床ボイラ燃焼炉から排出さ
    れるサイクロン灰を15〜20重量%、それに水を添加
    して攪拌混合して供給することを特徴とする加圧流動床
    ボイラ燃焼炉に対する石炭の供給方法。
JP9426293A 1993-04-21 1993-04-21 加圧流動床ボイラ燃焼炉への石炭供給方法 Withdrawn JPH06307625A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333345A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Chugoku Electric Power Co Inc:The クリンカアッシュ生成促進方法及びクリンカアッシュ生成促進剤
CN102913936A (zh) * 2012-10-26 2013-02-06 安徽工业大学 一种提高O2/CO2气氛下煤粉燃烧性能且降低NOx生成的方法

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