JPH0630714B2 - ミシンの釜及びその製造法 - Google Patents

ミシンの釜及びその製造法

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JPH0630714B2
JPH0630714B2 JP59117691A JP11769184A JPH0630714B2 JP H0630714 B2 JPH0630714 B2 JP H0630714B2 JP 59117691 A JP59117691 A JP 59117691A JP 11769184 A JP11769184 A JP 11769184A JP H0630714 B2 JPH0630714 B2 JP H0630714B2
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JP
Japan
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race
sewing machine
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hook
resin
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徹 九郎明川
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JAGAA KK
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は半回転の中釜や全回転の外釜のように針糸ル
ープを捕捉する剣先を備えたミシンの釜及びその製造法
に関する。
従来技術 中釜にしろ外釜にしろその製造には従来多数の工程が必
要であった。例えば中釜は以前、一つの素材より機械加
工をして仕上げていたが、工程数があまり多くなること
から工程数を短縮し、コストの低下を計るため近年中釜
を三つのパーツ、すなわち剣先及びレース部分を含む芯
部分と両サイド部分に分割してそれぞれ別個に加工し、
それらを組合せて熔接する方法がとられるようになっ
た。
発明が解決しようとする問題点 上記のような方法をとれば、加工が容易となりまた一つ
の部分品に加工不良が発生しても不良品はその部分にと
ゞまり、一つの加工不良により釜全体が不良品となって
いた以前のものと比べ釜全体としては不良品の発生率が
低下し、その結果釜の製造コセトが低下するが、上記の
ような方法によってもなお、例えば芯部分では打抜き、
押し加工(冷間鍛造)、研摩加工が両サイド部分では鉄
板よりの打抜き、曲げ加工、研摩加工が、また組付け時
には三者を組合せて内側から熔接する工程ボビンケース
取付用のピンの電気熔接外面の研摩及びバレル加工、更
に必要によってはメッキ加工など種々の工程が必要であ
った。外釜についても同様で、例えば水平全回転釜では
リング状部と底蓋を熔着して一体化したのち、剣先のた
めの切欠部の研削加工、研摩及びバレル加工等を要し、
全工程数はおよそ30工程にも達していた。釜の製造コス
トを低下させるには工程数を更に少なくすることが望ま
れる。この点釜が樹脂で一体成形できるようになれば、
釜の製造が一工程で行えるため製造コストを大巾に低下
させることができるが、強度と耐摩耗性に難点があり実
用には供し得ない。
問題点を解決するための手段 釜を剣先及びレース部分を含む芯部分と、これ以外の部
分とに分け、芯部分を強度と耐摩耗性を有する金属例え
ば鉄或いは鉄合金を機械加工して形成し、これを金型内
にセットして射出成形し釜を一体成形する。
実施例 レース部1aと、これの一端に形成される剣先部1b
と、これらより薄肉て段をなし、樹脂に埋没される補強
部1cとよりなる芯部1を金属製の素材より打抜き、押
し加工及び剣先部とレース部の所要部に研摩加工をして
先ず形成しておく。補強部1cには樹脂との一体化を強
固にするため第1及び5図に示すように透孔1d或いは
切欠き1eを形成しておくか、或いは凹凸を形成し、更
には適当間隔で溝或いは切込みを設けておくのが望まし
い。
ついで、これを金型内にセットし、樹脂を射出する。こ
れにより芯部両側のサイド部分2が補強部1c内側で互
いに連結された状態で成形され、芯部1は補強部1cが
埋没し、更には透孔1d或いは切欠き1eにも樹脂が充
填されるようにすることによりサイド部分2と強固に一
体化される。
その後、ボビンケース(図示しない)が嵌挿し取付けら
れるピン3が一方のサイド部分に熔着し接着し或いはネ
ジにより止着される。
図示するものには半回転釜が示されているが、全回転釜
の場合でも剣先部とレース溝を含むリングの一部を切欠
いた馬蹄形状の芯部とそれ以外の本体部分とに分け、上
記実施例と同様、芯部に補強部を形成して金型内にセッ
トし、樹脂を射出して全回転釜を一体成形することがで
きる。
上記実施例は芯部を金型内にセットして射出成形し、一
体成形するものであるが、芯部とそれ以外の部分を別個
に形成し、両者をネジにより止着し、或いは接着して一
体化させてもよい。
効果 本発明は以上のように、剣先部とレース部或いはレース
溝を有する芯部を金属製とし、それ以外を樹脂性とした
もので、剣先から尾端までの釜の全周に亘るレース部、
或いはレース溝を有する部分を金属製として強度と耐摩
性のある芯部としたことにより、他の部分を樹脂製とし
ても釜の強度と必要な耐摩耗性を保つことができるばか
りではなく、釜の機械加工が減って工程数が大巾に減
り、製造コストの低下をもたらすほか次のような効果を
生じる。
1)中釜或いは外釜の円滑な揺動或いは回転が行えるよ
うにするために設けてあるレース溝とレースとの間のフ
リアランスによるガタ付きによって生ずる振動及び騒
音、更には中釜をくゞり抜けた針糸ループが中釜とドラ
イバーとの間より抜け出たときに生ずる中釜と、ドライ
バーとの衝突及びボビンケースをくゞり抜けた針糸ルー
プがストッパーとボビンケースとの間より抜け出たとき
に生ずるストッパーとボビンケースとの衝突によって生
ずる振動及び騒音が樹脂製部分で吸収され易くなり減少
する。
2)釜全体が軽くなり慣性力が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図に示される半回転のA−A線断面図、第
2図は半回転釜の側面図、第3図は同釜の正面図、第4
図は第3図のB−B線断面図、第5図は芯部分の正面図
である。 1……芯部、2……サイド部分、3……ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剣先部1bとレース部1a或いはレース溝
    を有する芯部1を強度と耐摩耗性を有する金属製とし、
    これ以外の両サイド部分2或いは本体部分を樹脂製とし
    たミシンの釜。
  2. 【請求項2】強度と耐摩耗性を有する金属より剣先部1
    bと、レース部1a或いはレース溝と、レース部或いは
    レース溝に沿って設けられる補強部1cとを有する芯部
    1を形成し、これを金型内に入れてセットし、ついで樹
    脂を射出し、サイド部分2或いは本体部分を芯部1の補
    強部1cが埋没した状態で一体形成するミシンの釜の製
    造法。
  3. 【請求項3】補強部1cには透孔1d、切欠き1e、凹
    凸、溝或いは切込みが設けられる特許請求の範囲第3項
    記載のミシンの釜の製造法。
JP59117691A 1984-06-07 1984-06-07 ミシンの釜及びその製造法 Expired - Lifetime JPH0630714B2 (ja)

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JPH0722221Y2 (ja) * 1991-12-18 1995-05-24 株式会社勝見商会 ミシンの内釜
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