JPH063067B2 - 置床用の巾木 - Google Patents

置床用の巾木

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JPH063067B2
JPH063067B2 JP62214881A JP21488187A JPH063067B2 JP H063067 B2 JPH063067 B2 JP H063067B2 JP 62214881 A JP62214881 A JP 62214881A JP 21488187 A JP21488187 A JP 21488187A JP H063067 B2 JPH063067 B2 JP H063067B2
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JP
Japan
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piece
skirting board
flooring material
wall surface
mounting member
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JP62214881A
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JPS6458763A (en
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信一 金田
宏次 大東
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、その下に配線などを施すことができるように
した置床材を敷設した部屋に適用可能な置床用の巾木に
関するものである。
[従来の技術] 巾木は、建築構造物の床周辺部、すなわち床面と壁面と
の境界部分を美しく仕上げるための内装具として欠かす
ことができない。その取付けは、壁に壁紙を貼着したり
塗装を施した後、それらの作業終端部分を覆い隠すよう
に、かつその下端部を床面に隙間のないように密接させ
て、壁に固設するのが一般的である。
[発明が解決しようとする課題] ところで、近時オフィス等のフロアーにプランニングタ
イル等と称される置床材を敷設するケースが序々に増え
つつある。この置床材は、各別に引上げることができる
ようにオフィスのフロアーに置き敷きしていくもので、
その下に配線を敷設することができるようにしてある。
これにより、配線の変更追加作業も、必要箇所の置床材
のみを引上げることによって容易に行なうことができる
ものである。
第6図に示すものは、このような置床材を取入れたもの
であり、巾木202に従来タイプのものを用いている。
すなわち、この巾木202は、その下端202aを置床
材203に当接させた状態で、壁201に固設されてい
る。このように置床材203に巾木202を当接させる
と、内装を目的とする他に、置床材203の周辺部を押
圧することにより全体の治まりを良くする効果が得られ
る。
ところが、この種置床材は当初より引上げることを予定
して置き敷きする場合が殆どであるから、このように固
設した巾木で上方から押えつけてしまうと、引上げる際
に置床材が巾木との当接部分で引掛かって、引抜く際に
過大な力を要したり、時には引上げ不能になったりする
不具合が生ずる場合がある。壁際の置床材の下には、配
線類が敷設される可能性が高いため、その置床材を優先
的に引き上げることができないと、配線作業やその取替
え作業などを円滑に行なうことが難しくなるという問題
がある。
本発明は、このような不具合に鑑みてなされたものであ
って、置床材を敷設した部屋に好適に適用可能な巾木を
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、かかる目的を達成するために、着脱可能な置
床材を敷設した部屋の壁面に取付部材を前記置床材から
該置床材の装脱を可能にし得る距離だけ離間させて固定
するとともに、この取付部材に該取付部材を覆い隠し得
る寸法の巾木本体を着脱および上下位置調節可能に掛止
してなるものにしている。そして、前記取付部材を、壁
面に直接固設される固定部と、この固定部の上縁側に設
けられ壁面との間に一定隙間の空間を形成してなる係止
片と、この係止片の内面に形成した側面視波形をなす係
止溝と、前記固定部の下端からL字形に突出する当接片
とを具備してなるものにするとともに、前記巾木本体
を、前記係止片と壁面との間の空間に挿入される掛止片
と、この掛止片に形成した側面視波形の掛止溝と、壁面
に当接して弾性変形可能な尖端部とを具備してなるもの
にし、尖端部を壁面に当接させた際の反発力で前記掛止
片を前記係止片方向に内側から押圧するとともに、巾木
本体の下端近傍部分を前記当接片に当接させ、その状態
で前記掛止片の掛止溝を前記係止片の係止溝に上下位置
変更可能に係合させていることを特徴としている。
[作用] このような手段により、巾木を取付部材と巾木本体とに
分割して構成すれば、取付部材は巾木の使用時に室内に
表出せずまた置床材の表面に当接させる必要もないの
で、置床材を引上げる際に支障を来たさない位置を選択
して取付しておくことができる。そして、普段は巾木本
体を置床材に隙間なく密接配置させた状態で前記取付部
材に掛止させ、その本来的な使用をすることが可能であ
り、置床材引上げ時には巾木本体を取外すだけで、該置
床材を、巾木に拘束されたり妨害されたりすることなく
自由に動かせる状態にすることが可能となる。すなわ
ち、このものは巾木本体の掛止片に設けた側面視波形を
なす掛止溝と取付部材の係止片に設けた側面視波形の係
止溝とを係合させており、巾木本体に一定以上の上下方
向力を作用させることによって、その係合位置を上下方
向に変更することができるようになっているので、巾木
本体を最適な高さ位置に装着することができるだけでな
く、一旦装着しても必要に応じて取付部材から取り外す
こともできる。そのため、配線替え等に際して置床材の
装脱を容易にすることができる。特に、このものは掛止
片を壁方向に若干押圧して尖端部を圧潰させ、両溝の係
合を解いた状態で巾木本体の上下移動を行うようにして
おり、その操作は巾木本体の下端近傍部を当接片に当接
させその当接点を支点とする円滑な傾動動作を通じて行
うことができる上に、掛止片に加えていた押圧力を解除
するだけで尖端部の反発力により掛止片を係止片方向に
内側から押圧して両溝の係合状態を実現することができ
る。このため、巾木の取付作業を効率良く的確に行うこ
とが可能となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図〜第5図を参照して説
明する。
第1図は、この実施例の巾木Aを壁1に垂直な面で切断
した断面図を示している。この巾木Aは、第2図に示す
ような置床材3を敷設したオフィスに使用されている。
先ず、置床材3について簡単に説明すると、ここでは第
3図に示すような平面視矩形状のもの一種類のみが使用
されている。この置床材3は、第4図および第5図に示
すように、合成樹脂製のベース31上にカーペット32
を貼着したものである。ベース31は、ヒンジ部31a
を介して変形可能な受圧板部31bと、この受圧板部3
1bの下面に一体に突設した脚板部31cとからなるも
ので、その脚板部31cの間に形成される空間31dに
電力線や通信線等の配線あるいはその付帯器具を挿通さ
せ収容することができるようになっている。そして、各
々の置床材3を、図示しない吸着把手等を用いることに
よりそれぞれ個別に引上げることができるようにしてあ
る。
このような置床材3を敷設したオフィスに巾木Aを使用
している。この巾木Aは、第1図に示すようにそのオフ
ィスの壁面1aに取付部材4を固設するとともに、この
取付部材4に巾木本体5を着脱および上下位置調節可能
に掛止させたものである。具体的には、取付部材4は、
壁面1aと直接接合する固着面41aを有した固定部4
1と、壁面1aとの間に一定隙間の空間44を形成する
位置に配され該壁面1側に規則的な側面視波形をなす係
合溝42aを形成してなる係止片42とから構成された
もので、前記固定部41の下端にはL字形に突出する当
接片41bが形成されている。そして、壁面1aにおけ
る置床材3を引上げる際に邪魔にならない位置に、前記
固定部41の取付面41aを両面テープや糊、あるいは
ビス等を用いて固着させている。一方、巾木本体5は、
室内側に表出する本体部51と、この本体部51の上端
から折曲させて設けられ内側面に前記係止片42の係止
溝42aと係合し得る規則的な掛止溝52aを形成して
なる掛止片52とから構成されたもので、ゴム等の弾性
材料により作られている。そして、この掛止片52を上
方から前記係止片42と壁1との隙間に差込んで挿入
し、その掛止溝52aを前記係止溝42aに係合させて
その位置に掛止している。この際、この本体部51の折
曲部尖端51aが壁面1に弾接されその反力で前記掛止
片52が前記係止片42方向へ内側から押圧されるとと
もに、本体部51の下端近傍部分が取付部材4の当接片
41bに当接するようになっている。巾木本体5を着脱
する作業を行なう時は、該掛止片52を壁1方向に若干
押圧して尖端部51aを圧潰させ、両溝42a、52a
の係合を解いた状態で行なうようにする。しかして、こ
の場合には、巾木本体5が、前記取付部材4の固定部4
1の下端から突出させた当接片41bとの当接点を支点
にして傾動し得るようになっている。
以上のように、巾木Aを取付部材4と巾木本体5とに分
割して構成すれば、取付部材4は巾木本体5を掛止する
機能さえ果たせればよく、また巾木Aの使用時に室内側
に表出せず置床材3の表面に当接させる必要もないの
で、該取付部材4は、置床材3を引上げる際に支障を来
たさない最も適当な位置を選択して取付しておくことが
できる。これに対し、巾木本体5は下端部5aを置床材
3に隙間なく密接配置させた状態で前記取付部材4に掛
止させると、巾木本来の内装効果および置床材3の治ま
りを良くする効果等を得ることができ、置床材3の引上
げ時には、巾木本体5を取外すことによって該置床材3
を支障なく引上げることが可能となる。しかも、両溝4
2a、52aの係合位置を選択することによって巾木本
体5の高さ位置は自在に調節することができるので、適
切な位置に保持して置床材3を正確に押えておくことも
可能である。具体的には、このものは巾木本体5の掛止
片52に設けた側面視波形をなす掛止溝52aと取付部
材4の係止片42に設けた側面視波形の係止溝42aと
を係合させており、巾木本体5に一定以上の上下方向力
を作用させることによって、その係合位置を上下方向に
変更することができるようになっている。そのため、巾
木本体5を最適な高さ位置に装着することができるだけ
でなく、一旦装着しても必要に応じて取付部材4から取
り外すこともできる。したがって、配線替え等に際して
置床材3の装脱を容易にすることができる。
すなわち、このものは掛止片52を壁1方向に若干押圧
して尖端部51aを圧潰させ、両溝42a、52aの係
合を解いた状態で巾木本体5の上下移動を行うようにし
ており、その操作は巾木本体5の下端近傍部を当接片4
1bに当接させその当接点を支点とする円滑な傾動動作
を通じて行うことができる上に、掛止片52に加えてい
た押圧力を解除するだけで尖端部51aの反発力により
掛止片52を係止片42方向に内側から押圧して両溝4
2a、52aの係合状態を実現することができる。この
ため、巾木5の取付作業を効率良く、かつ的確に行うこ
とが可能となる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、各部の具
体的な構成は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
が可能である。
[発明の効果] 本発明は、以上のように巾木を取付部材と巾木本体とに
分割して構成したことにより、巾木使用時には巾木本体
を取付部材に掛止させその下端部を置床材に当接させて
巾木本来の内装効果および置床材の治まりを良くする効
果を得ることができるとともに、前記置床材引上げ時に
は巾木本体を取外すことによって該置床材を支障なく引
上げることができ、配線作業等を簡便に行なうことを可
能にする巾木を提供することができる。しかも、本発明
では、掛止片を壁方向に若干押圧するだけで巾木本体を
取付部材から解放してその上下移動を簡単に行うことが
でき、その操作力を解除するだけで巾木本体を取付部材
に係合させることができるので、巾木の取付作業時にお
ける能率と作業の正確さを確実に向上させる効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例を示し、第1図は断
面図、第2図は床の斜視図、第3図は置床材の平面図、
第4図は同側面図、第5図は同正面図である。また、第
6図は従来の巾木を示す第1図に対応する断面図であ
る。 A…巾木 1…壁 1a…壁面 3…置床材 4…取付部材 41…固定部 41b…当接片 42…係止片 42a…係止溝 44…空間 5…巾木本体 51…本体部 51a…尖端部 52…掛止片 52a…掛止溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着脱可能な置床材を敷設した部屋の壁面に
    取付部材を前記置床材から該置床材の装脱を可能にし得
    る距離だけ離間させて固定するとともに、この取付部材
    に該取付部材を覆い隠し得る寸法の巾木本体を着脱およ
    び上下位置調節可能に掛止してなる置床用の巾木であっ
    て、 前記取付部材を、壁面に直接固設される固定部と、この
    固定部の上縁側に設けられ壁面との間に一定隙間の空間
    を形成してなる係止片と、この係止片の内面に形成した
    側面視波形をなす係止溝と、前記固定部の下端からL字
    形に突出する当接片とを具備してなるものにするととも
    に、前記巾木本体を、前記係止片と壁面との間の空間に
    挿入される掛止片と、この掛止片に形成した側面視波形
    の掛止溝と、壁面に当接して弾性変形可能な尖端部とを
    具備してなるものにし、尖端部を壁面に当接させた際の
    反発力で前記掛止片を前記係止片方向に内側から押圧す
    るとともに、巾木本体の下端近傍部分を前記当接片に当
    接させ、その状態で前記掛止片の掛止溝を前記係止片の
    係止溝に上下位置変更可能に係合させていることを特徴
    とする置床用の巾木。
JP62214881A 1987-08-27 1987-08-27 置床用の巾木 Expired - Lifetime JPH063067B2 (ja)

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JPS6458763A JPS6458763A (en) 1989-03-06
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