JPH0630668Y2 - 包装用箱 - Google Patents

包装用箱

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JPH0630668Y2
JPH0630668Y2 JP1987085684U JP8568487U JPH0630668Y2 JP H0630668 Y2 JPH0630668 Y2 JP H0630668Y2 JP 1987085684 U JP1987085684 U JP 1987085684U JP 8568487 U JP8568487 U JP 8568487U JP H0630668 Y2 JPH0630668 Y2 JP H0630668Y2
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JP
Japan
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partition
packaging box
fixed pad
vertical
horizontal
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JP1987085684U
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JPS63194127U (ja
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勉 吉村
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は包装用箱に関するものであり、特に、外箱内
に複数の区劃収納部を有する包装用箱に関するものであ
る。
[従来の技術] 第6図は、例えば、実公昭60−40410号公報に示
された従来の包装用箱の開蓋状態を示す斜視図である。
図において、(1)は段ボール等で形成されている外
箱、(2)は外箱(1)の開口部の閉封用の上蓋、
(3)は外箱(1)内に形成されている区劃収納部、
(4)及び(5)は相互に井桁状に組合わされて区劃収
納部(3)の側壁面を構成する段ボール等からなる横組
仕切及び縦組仕切である。この横組仕切(4)及び縦組
仕切(5)は外箱(1)と一体で製作されたり、或い
は、各々別個に製作されたりしていた。
従来の外箱(1)内に区劃収納部(3)を有する包装用
箱は上記のように構成されていた。この種の包装用箱
は、電気製品の部品等の比較的小物を被収納体として各
区劃収納部(3)内に各々区分けして収納するものであ
り、複数の被収納体を一度に収納でき、包装できるもの
であった。しかも、外箱(1)全体の圧縮強度に富んで
いた。
更に、この包装用箱は輸送中等に被収納体が外箱(1)
内で移動したり、或いは、混ざるのを防止できるもので
あった。また、区劃収納部(3)の大きさ及び個数は、
被収納体の大きさ及び個数に応じて適宜変化を加えて使
用されていた。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のような従来の包装用箱は、区劃収納部(3)内に
各被収納体をその平面の面積内で移動を制限できるもの
の、直接固定することはできなかった。そして、通常の
使用形態では、被収納体と区劃収納部(3)の側壁面で
ある横組仕切(4)或いは縦組仕切(5)との間には、
多少の隙間を有していることが多かった。
このため、輸送または移動中に振動または衝撃等を受け
て、その都度、被収納体が横組仕切(4)及び縦組仕切
(5)と接触し、擦れるために異様な音が発生してい
た。更に、これが激しい場合には、被収納体が変形した
り、或いは損傷する等の問題があった。
かかる弊害を防止するためには、被収納体と横組仕切
(4)及び縦組仕切(5)との空間を埋めるためのスペ
ーサーまたは緩衝材等の特殊な部品が必要であった。し
かし、このスペーサーまたは緩衝材は、使い捨て材等が
多く使用されており、しかも、被収納体に応じて大きさ
及び材質を変化させる必要があり、包装用箱全体の単価
も高くならざるを得ないという問題点があった。
一方、フード付換気扇等においては、実開昭59−14
3984号公報等に掲載された技術がある。この公報の
掲載の技術は、外箱と補助緩衝体からなりフードを傷付
けることなく枠体に被せて梱包するものである。しか
し、この種の技術はフード付換気扇を1体1で外箱と補
助緩衝体で梱包するものであり、補助緩衝体は梱包に最
適な形状に切断されて使用されるものであり、複雑な構
造を有するものである。
また、実公昭37−15890号公報に掲載の技術で
は、組板のますを構成する各部に一方から孔を穿って内
方に裂片突起を形成し、鶏卵自体に大小の変化があって
もそれを吸収できるようにしている。しかし、鶏卵のよ
うな小重量の収容物を収納する場合にはその荷重に耐え
ることができても、それ以上の荷重に耐えることができ
ない。
実公昭29−1192号公報に掲載の技術では、管球を
突片で支持する技術が開示されている。しかし、突片の
水平方向の材料強度で緩衝力が決定され、緩衝力の調整
ができない。実公昭40−24229号公報に掲載の技
術でも同様の問題がある。
そして、実公昭48−790号公報に掲載の技術では、
切込みによって形成した横仕切り及び舌片により緩衝力
を発揮するものであるが、横仕切りは舌片の高さを決定
し、その高さと緩衝力が同時に決定され、緩衝力の調整
を自在に行なうことができない。
そこで、この考案はかかる問題点を解決するためになさ
れたものであり、スペーサーまたは緩衝材等の特殊な部
品を必要とすることなく、区劃収納部内に各被収納体を
固定することが可能で、かつ、その緩衝能力の調整が容
易で、簡単な構造の包装用箱を得ることを課題とする。
[問題点を解決するための手段] この考案にかかる包装用箱は、横組仕切及び縦組仕切を
相互に組合せて形成した複数の区劃収納部を外箱内に有
する包装用箱において、前記横組仕切または縦組仕切の
前記区劃収納部の開口部を形成する端辺に、この端辺か
ら突出する固定パッドを形成し、この固定パッドの両側
に、この固定パッドから切り込まれた切込溝を設けると
共に、前記固定パッドを鋭角に折曲させて被収納物を折
曲された面により押圧させるようにしてなるものであ
る。
[作用] この考案の包装用箱においては、復元方向が区劃収納部
内に収納される被収納物を押圧する方向とし、横組仕切
または縦組仕切の一部分を被収納物の挿入方向側に折曲
形成してなる固定パットを有することから、この固定パ
ットが折曲前の状態に戻ろうとする復元力が被収納体に
働き、被収納物を区劃収納部内に押圧し、その弾性力で
固定することができる。また、固定パッドは延長された
部分だけでなく、固定パッドの両側から切込まれた切込
溝により、その大きさを任意にすることが可能となる。
そして、固定パッドは鋭角に横組仕切または縦組仕切に
対して鋭角に折曲されるから、被収納物を面によって押
圧し易くなる。
[実施例] 第1図はこの考案の一実施例である包装用箱の開蓋状態
を示す平面図、第2図は第1図の包装用箱の一部断面を
含む側面図、第3図はこの考案の包装用箱の横組仕切を
示す平面図である。第4図はこの考案の実施例の縦組仕
切を示す平面図である。なお、図中、(1)、(3)か
ら(5)は上記従来例の構成部分と同一または相当する
構成部分である。
まず、第1図及び第2図において、(6)及び(7)は
外箱(1)の開口部を閉蓋する内フラップ及び外フラッ
プ、(8)は縦組仕切(5)の一部分を折曲して形成し
た固定パット、(9)は区劃収納部(3)内に収納する
被収納体である。
次に、第3図及び第4図において、横組仕切(4)及び
縦組仕切(5)の各形状について説明をする。(4a)
は横組仕切(4)に形成した組合せ溝、(5a)は縦組
仕切(5)に形成した組合せ溝であり、この組合せ溝
(4a)及び組合せ溝(5a)は相互に組合わせること
ができる。また、(5b)は折線であり、この折線(5
b)で縦組仕切(5)を折曲した固定パット(8)を形
成している。
この実施例の固定パット(8)は、縦組仕切(5)の開
口部から開口面に対して垂直方向に2本の切込溝(5
c)を設け、この切込溝(5c)間を折曲げて形成する
ものである。したがって、切込溝(5c)の寸法及び折
線(5b)の位置を適宜変化させることにより、最も適
切な位置で被収納体(9)の固定を行なうことができ
る。また、切込溝(5c)の本数及び間隔を任意に変化
させて、使用目的に応じた固定パット(8)とすること
もできる。
この実施例の包装用箱と上記のように構成されており、
複数の横組仕切(4)及び縦組仕切(5)を格子状に組
合わせて、それを外箱(1)内に挿入して、組仕切りで
ある区劃収納部(3)を形成している。
ここで、区劃収納部(3)内に被収納体(9)を固定す
る方法について説明する。
被収納体(9)を各区劃収納部(3)内に挿入する際
に、固定パット(8)も折曲して一緒に区劃収納部
(3)内に挿入する。この固定パット(8)は、折曲前
の状態に戻ろうとする復元力を有しており、この復元力
が被収納体(9)の押圧力として作用する。故に、被収
納体(9)を区劃収納部(3)内に押圧し、その弾性力
により固定することができる。
したがって、この実施例の包装用箱を使用すれば、スペ
ーサー及び緩衝材等の特殊な部品を必要とすることな
く、区劃収納部(3)内に被収納体(9)を固定するこ
とができる。このため、輸送または移動中に振動または
衝撃等を受けても、被収納体(9)が横組仕切(4)及
び縦組仕切(5)と接触することもないので、衝突音或
いはその他の異様な音を発生せず、また、被収納体
(9)が変形したり、或いは損傷することもない。ま
た、区劃収納部(3)内の大きさと被収納体(9)の大
きさに多少のバラツキがあっても、それを吸収すること
もできる。更に、縦組仕切(5)を型抜きするだけで済
むから、材料費も少なく、製作費も極めて安価な包装用
箱とすることができる。
また、この実施例の固定パット(8)は区劃収納部
(3)の開口部から突出する縦組仕切(5)の延長部分
を折線(5b)から折曲げて形成するものである。した
がって、被収納体(9)を各区劃収納部(3)に挿入後
は、外箱(1)の開口部上には縦組仕切(5)の延長部
分が突出することもなく、内フラップ(6)及び外フラ
ップ(7)を閉蓋することができる。
次に、本考案の他の実施例について述べる。
第5図は他の実施例の縦組仕切を示す平面図である。
この実施例の固定パット(8)は、縦組仕切(5)の組
合せ溝(5a)間に渡って形成したものであり、区劃収
納部(3)の開口部の一辺である縦幅と同一幅の寸法と
なっている。したがって、この固定パット(8)は折曲
前の状態に戻ろうとする復元力が強く、しかも被収納体
(9)の押圧面積も大きいので、被収納体(9)を強固
に固定することができる。この固定パット(8)は、被
収納体(9)の固定に確実性が要求される場合等に使用
するとよい。
ところで、各実施例では、固定パット(8)を縦組仕切
(5)に形成した包装用箱について説明したが、横組仕
切(4)に形成してもよい。また、横組仕切(4)及び
縦組仕切(5)の双方に形成してもよく、その形状も任
意に対応させることができる。何れにせよ、第2図に示
すように、固定パットは90度以上折曲できるものであ
ればよい。
[考案の効果] 以上説明したとおり、この考案包装用箱は、その復元方
向を区劃収納部内に収納される被収納物を押圧する方向
とし、横組仕切または縦組仕切の一部分を前記被収納物
の挿入方向側に折曲して形成した固定パットを有すると
いう簡単な構成により、この固定パットが折曲前の状態
に戻ろうとする復元力が、緩衝力として被収納体に働
き、被収納体を各区劃収納部内に押圧固定することがで
きるので、輸送中等の被収納体の損傷を未然に防止で
き、安価で確実性及び安全性の高い包装を行なうことが
できる。また、固定パッドは延長された部分だけでな
く、固定パッドの両側から切込まれた切込溝により、そ
の大きさを任意にすることがすこぶる容易にでき、被収
納物に対する応答性がよいものであり、しかも、被収納
物をより確実に固定し易くなる。そして、固定パットが
折曲前の状態に戻ろうとする復元力、即ち、緩衝力の強
さを切込溝によって任意に設定することができる。
また、固定パッドは横組仕切または縦組仕切に対して鋭
角に折曲されるから、被収納物を面によって押圧し易
く、被収納物に折曲端辺を当てて傷を付けたりしずらく
なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である包装用箱の開蓋状態
を示す平面図、第2図は第1図の包装用箱の一部断面を
含む側面図、第3図はこの考案の一実施例の包装用箱の
横組仕切を示す平面図、第4図は同じく縦組仕切を示す
平面図、第5図はこの考案の他の実施例の縦組仕切を示
す平面図、第6図は従来の包装用箱の開蓋状態を示す斜
視図である。 図において、 1:外箱、3:区劃収納部 4:横組仕切、5:縦組仕切 8:固定パット、9:被収納体 である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横組仕切及び縦組仕切を相互に組合せて形
    成した複数の区劃収納部を外箱内に有する包装用箱にお
    いて、 前記横組仕切または縦組仕切の前記区劃収納部の開口部
    を形成する端辺に、この端辺から突出する固定パッドを
    形成し、この固定パッドの両側に、この固定パッドから
    切り込まれた切込溝を設けると共に、前記固定パッドを
    鋭角に折曲させて被収納物を折曲された面により押圧さ
    せるようにしたことを特徴とする包装用箱。
JP1987085684U 1987-06-01 1987-06-01 包装用箱 Expired - Lifetime JPH0630668Y2 (ja)

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JP1987085684U JPH0630668Y2 (ja) 1987-06-01 1987-06-01 包装用箱

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JPS63194127U JPS63194127U (ja) 1988-12-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48790U (ja) * 1971-05-22 1973-01-08

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JPS63194127U (ja) 1988-12-14

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