JPH0630507A - 磁気浮上装置 - Google Patents

磁気浮上装置

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Publication number
JPH0630507A
JPH0630507A JP18121792A JP18121792A JPH0630507A JP H0630507 A JPH0630507 A JP H0630507A JP 18121792 A JP18121792 A JP 18121792A JP 18121792 A JP18121792 A JP 18121792A JP H0630507 A JPH0630507 A JP H0630507A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic levitation
magnet
rail
electromagnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP18121792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Takaba
要輔 高場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は磁気浮上装置に関し、特に、電磁石
の各磁極のうち一方の磁極のみに永久磁石を設け、浮上
効率を向上させることを特徴とする。 【構成】 本発明による磁気浮上装置は、電磁石(1,12)
に設けられた一対の各磁極(1a,1bと1c,1d)と、前記各磁
極(1a〜1d)の一方の磁極(1a,1d)のみに設けられた永久
磁石(3,3a)とを備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気浮上装置に関し、
特に、電磁石の各磁極のうち一方の磁極のみに永久磁石
を設け、浮上効率を向上させるための新規な改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の磁気浮上
装置としては、例えば、図2で示す特開昭64−30406
号公報の構成を挙げることができる。すなわち、図2に
おいて符号1で示されるものは一対の磁極1a,1bに
励磁コイル2a,2bを互いに逆方向に巻回したヨーク
1Aを有する構成よりなる電磁石であり、各磁極1a,
1b上には同一形状の永久磁石3,4が設けられてい
る。
【0003】前記各永久磁石3,4の上方装置には、固
定体5に設けられたレール6が、各磁極1a,1bと所
定の空隙Dを介して対向配設されている。前記ヨーク1
Aには図示しない搬送台車が接続されており、前記電磁
石1に通電することにより、電磁作用によって搬送台車
がレール6から浮上した状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気浮上装置
は、以上のように構成されているため、次のような課題
が存在していた。すなわち、前述の図2に示す構成の場
合、図4で示すように、電磁石から見た見かけ上の空隙
は、永久磁石の厚さをLm、永久磁石とレール間の距離
をLとすると、2L+2Lmとなり、吸引力を向上さ
せ、消費電流を少なくすることが極めて困難であった。
また、永久磁石の外端とレールのレール外端とがほぼ同
一位置であるため、永久磁石からレール外端へ向かう洩
れ磁束が殆んどなく、レールの左右方向の保持力を得る
ことができなかった。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、電磁石の各磁極のうち一方
の磁極のみに永久磁石を設け、浮上効率を向上させるよ
うにした磁気浮上装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気浮上装
置は、永久磁石と、電磁石を併用した磁気浮上用マグネ
ットを搬送台車に取付け、前記磁気浮上用マグネットが
一対のレールに及ぼす吸引力により前記搬送台車を前記
レールから浮上させるようにした磁気浮上装置におい
て、前記電磁石に設けられた一対の磁極と、前記各磁極
の一方の磁極のみに設けられた永久磁石とを備えた構成
である。
【0007】さらに詳細には、前記各電磁石に設けられ
た各永久磁石の外端は、前記各レールのレール外端より
も外側に位置している構成である。
【0008】さらに詳細には、前記各永久磁石には、非
磁性体よりなる磁石カバーが設けられている構成であ
る。
【0009】
【作用】本発明による磁気浮上装置においては、電磁石
の各磁極のうち一方の磁極のみに永久磁石を設けている
ため、図3で示すように、磁極とレール間の距離をLと
し、永久磁石の厚さをL’mとすると、電磁石から見た
見かけ上の空隙は、2L+L’mとなり、L’m<2L
mなので従来構成の見かけ上の空隙2L+2Lmよりも
小となり、そのため、電磁石から見た見かけ上の空隙長
は従来よりも本発明の1個使い構成の方が短くなり、磁
気浮上用マグネットの吸引力/電流特性が向上し、同一
電流でも従来よりも重い荷重を浮上させるこみとができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面と共に本発明による磁気浮上装置
の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来例
と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。図
1及び図3は本発明による磁気浮上装置を示すためのも
ので、図1は全体構成を示す断面図、図3はレールとの
空隙を示す構成図である。
【0011】図1において符号1で示されるものは一対
の第1、第2磁極1a,1bに励磁コイル2a,2bを
互いに逆方向に巻回したヨーク1Aを有する構成よりな
る第1電磁石であり、この第1電磁石1は、積載物10
を載置した構成の搬送台車11の第1凹部11aに位置
すると共に、この搬送台車11の第2凹部11bには前
記第1電磁石1と同一構成の第2電磁石12が設けられ
ている。
【0012】前記各電磁石1,12の上方位置には、固
定体5,5Aに設けられた第1レール6及び第2レール
6Aが設けられており、前記第1電磁石1の第1磁極1
a上には、第1永久磁石固定板20と第1永久磁石3が
非磁性体よりなる第1磁石カバー21で覆われた構成で
載置されており、前記第1永久磁石固定板20と第1永
久磁石3は、第1レール6のレール外端6aよりも外側
に距離D1だけ突出している。
【0013】また、前記第2磁極1bは第1突出部1b
aを一体に有し、この第1突出部1baは前記第1永久
磁石3と同一高さに形成され、この第1永久磁石3及び
第1突出部1baと第1レール6との間には所定の空隙
Gが形成されている。
【0014】前記第2電磁石12の第3、第4磁極1
c,1dのうち、第4磁極1d上には、第2永久磁石固
定板20aと第2永久磁石3aが非磁性体よりなる第2
磁石カバー21aで覆われた構成で載置されており、前
記第2永久磁石固定板20aと第2永久磁石3aは、第
2レール6Aのレール外端6Aaよりも外側に距離D2
だけ突出している。
【0015】また、前記第2電磁石12の第3磁極1c
は第2突出部1caを一体に有し、この第2突出部1c
aは前記第2永久磁石3aと同一高さに形成され、この
第2永久磁石3a及び第2突出部1caと第2レール6
Aとの間には所定の空隙Gが形成されている。
【0016】従って、前記各電磁石1,12の各外側に
位置する第1磁極1a及び第4磁極1dのみには永久磁
石3,3aが各々設けられている。なお、前述の電磁石
1,12と永久磁石3,3aとにより磁気浮上用マグネ
ット50を各々形成している。
【0017】本発明による磁気浮上装置は、以上のよう
に構成されており、以下に、その動作について説明す
る。まず、各電磁石1,12の各励磁コイル2a,2b
に所定電流を印加すると、この電磁石1,12と各永久
磁石3,3aの磁気作用により搬送台車11が各レール
6,6A側に引きつけられ、積載物10を載置した搬送
台車11は磁気浮上した状態となる。
【0018】前述の状態で、図示しないリニアモータを
用いたリニア走行手段により前記搬送台車11を磁気浮
上した状態で自在に走行することができる。
【0019】また、前述したように、各電磁石1,12
の各磁極1a〜1dのうち、外側に位置する各々一方の
磁極1a,1dのみに永久磁石3,3aを設けているた
め、図3で示すように、磁極1a〜1dとレール6,6
A間の距離をLとし、永久磁石3aの厚さをL’mとす
ると、この電磁石1,12から見た見かけ上の空隙は、
2L+L’mとなり、L’m<2Lmなので従来構成の
見かけ上の空隙2L+2Lmよりも小となり、そのた
め、電磁石1,12から見た見かけ上の空隙長は従来よ
りも本発明の1個使い構成の方が短くなり、磁気浮上用
マグネット50の吸引力/電流特性が向上し、同一電流
でも従来よりも重い荷重を浮上させることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明による磁気浮上装置は、以上のよ
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、各電磁石の一方の外側に位置する磁
極のみに永久磁石をレールの外側に突き出して設けてい
るため、各永久磁石の外側からレールの外端へ向かう洩
れ磁束により左右方向の保持力を得ることができ、か
つ、電磁石から見空隙長が従来よりも短くなり、磁気浮
上用マグネットの吸引力/電流特性が向上し、同じ電流
でもより重い荷重を浮上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気浮上装置を示す構成図であ
る。
【図2】従来の磁気浮上装置を示す構成図である。
【図3】図1の要部を拡大した構成図である。
【図4】図2の要部を拡大した構成図である。
【符号の説明】
1,12 電磁石 3,3a 永久磁石 1a〜1d 磁極 6,6A レール 11 搬送台車 6a,6Aa レール外端 21,21a 磁石カバー 50 磁気浮上用マグネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石(3,3a)と、電磁石(1,12)を併用
    した磁気浮上用マグネット(50)を搬送台車(11)に取付
    け、前記磁気浮上用マグネット(50)が一対のレール(6,6
    A)に及ぼす吸引力により前記搬送台車(11)を前記レール
    (6,6A)から浮上させるようにした磁気浮上装置におい
    て、前記電磁石(1,12)に設けられた一対の各磁極(1a,1b
    と1c,1d)と、前記各磁極(1a〜1d)の一方の磁極(1a,1d)
    のみに設けられた永久磁石(3,3a)とを備えたことを特徴
    とする磁石浮上装置。
  2. 【請求項2】 前記各電磁石(1,12)に設けられた各永久
    磁石(3,3a)の外端は、前記各レール(6,6A)のレール外端
    (6a,6Aa)よりも外側に位置していることを特徴とする請
    求項1記載の磁気浮上装置。
  3. 【請求項3】 前記各永久磁石(3,3a)には、非磁性体よ
    りなる磁石カバー(21,21a)が設けられていることを特徴
    とする請求項1又は2記載の磁気浮上装置。
JP18121792A 1992-07-08 1992-07-08 磁気浮上装置 Pending JPH0630507A (ja)

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