JPH08126123A - 磁気浮上搬送車の取出し方法 - Google Patents

磁気浮上搬送車の取出し方法

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Publication number
JPH08126123A
JPH08126123A JP26031594A JP26031594A JPH08126123A JP H08126123 A JPH08126123 A JP H08126123A JP 26031594 A JP26031594 A JP 26031594A JP 26031594 A JP26031594 A JP 26031594A JP H08126123 A JPH08126123 A JP H08126123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
magnet
levitation
track
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP26031594A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Namikata
寿夫 南方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP26031594A priority Critical patent/JPH08126123A/ja
Publication of JPH08126123A publication Critical patent/JPH08126123A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気吸引力でレールに吸着した磁気浮上搬送
車を軌道から容易に取出す方法の提供。 【構成】 強磁性体のレール2と車体6上の浮上用マグ
ネット9との間に非磁性体板13を挿入し、この状態で
浮上制御を止めて浮上用マグネット9を、それに含まれ
る永久磁石の吸引力でレールに吸着させる。この方法に
よれば、吸着時の永久磁石とレール間ギャップが大きく
なってレールに働く磁石の吸引力が弱まるので、搬送車
を容易に軌道から外すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強磁性体レールに吸着
させた磁気浮上搬送車を、軌道からスムーズに取外すこ
とを可能ならしめる磁気浮上搬送車の取出し方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁石と永久磁石から成る複合タ
イプの浮上用マグネットを有する小型の磁気浮上搬送車
を軌道から取出す場合、浮上制御を止め、軌道の強磁性
体レールに吸着した状態にして作業を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】永久磁石の吸引力は、
制御上、レールに吸着した位置で最大積載時の車重より
も大きくなるように設定されている。従って、搬送車の
取出しは、浮上用マグネットがレールに強固に吸着した
ままで行われ、この状態では吸着力に勝る強い力で搬送
車を横向きに押し、或いは引き外さなければならないた
め作業が容易でない。また、摩擦によるレールの傷付き
も起こる。
【0004】本発明は、この問題点の解決策として有効
な磁気浮上搬送車の取出し方法を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、強磁性体レールと車体上の浮上
用マグネットとの間に非磁性体の板を挿入して上記浮上
用マグネットを強磁性体レールに吸着させ、この状態で
磁気浮上搬送車を横向きに動かして軌道から外す方法を
採る。
【0006】なお、搬送車は、非磁性体の板を挿入位置
に残して取出すこともできるが、挿入した非磁性体の板
と一緒に取出す方が作業がし易い。
【0007】また、非磁性体の板の厚みは、レールに働
く永久磁石の吸引力が車重よりも大きくなるように(好
ましくは若干大きくなるように)定める。
【0008】車重に応じて非磁性体の板を厚みの異なる
ものと差し換えることもできる。車重小のときには厚い
板、車重大のときには薄い板にすれば、レールに対する
車重大のとき、車重小のときの吸着力の差が小さくな
り、取出し力の平均化が図れる。
【0009】
【作用】レールとの間に非磁性体の板を介在すると、レ
ールと浮上マグネットとの間のギャップが板厚相当分大
きくなり、永久磁石の吸引力によるレ−ルへの吸着力が
弱くなって車両の軌道からの取出しが容易になる。
【0010】また、非磁性体の板が保護材として働くた
め、レールの傷付きも減少する。
【0011】
【実施例】以下、添付図に基づき、本発明の一例につい
て説明する。
【0012】図1に示すように、箱桁1の下部に強磁性
体のレール2を取付け、箱桁1の一側部をブラケット3
で支持して片持ち支持の軌道4を構成している。
【0013】一方、磁気浮上搬送車5は、車体6上にス
テアリング運動とシーソ運動が可能な梁7と、リニアモ
ータを構成するリアクションプレート8を取付け、梁7
の両端に電磁石と永久磁石から成る複合タイプの浮上用
マグネット9を取付けた構成にしてある。
【0014】梁7は、車体の前後に設けられ、従って、
浮上用マグネット9は、車体上部の四隅に存在する。な
お、各浮上用マグネットの近傍には、マグネットとレー
ルとの間のギャップを検出するセンサ(図示せず)が設
けられる。そのギャップセンサからの信号に基づいて行
われる浮上制御については、良く知られているのでここ
での説明は省く。
【0015】10は、搬送車の荷台である。例示の磁気
浮上搬送システムは、この荷台10を箱桁1の反支持側
側面部より立ち上らせた車体上の支持アーム11で支持
して箱桁1の上方に配し、非常時の車体落下をその荷台
で防止する構造にしており、軌道4からの搬送車取出し
も、図中右方に抜き取るだけの単純動作で行えるように
なっている。
【0016】12は、箱桁1内に軌道長手方向に所定間
隔で設けたリニアモータの一次コイルであり、浮上中の
搬送車はこのコイルによって与えられる推力で走行す
る。
【0017】13は、本発明で用いる非磁性体の板であ
る。この非磁性体板13は、車体前後において浮上用マ
グネットとレール間に挿入する必要があるので、一括取
扱いのために前後のマグネット間に挿入する2枚の板を
図2に示すようにフレーム14で連結しておくのが望ま
しい。挿入に支障がなければ一枚の大きな板を用いるこ
とも勿論可能である。
【0018】この非磁性体板13を図1に鎖線で示すよ
うにレール2と浮上用マグネット9との間に挿入し、浮
上制御装置で浮上用マグネットとレールとの間のギャッ
プを徐々に縮めて浮上制御を止める。これにより、搬送
車5は永久磁石の吸引力で非磁性体板13を介してレー
ルに吸着する。そこで、非磁性体13と一緒に搬送車を
軌道から横向きに引き出す。
【0019】図3は、この方法でのレールに対する吸着
力の低減状態を示している。このように、非磁性体板1
3を介在すればレールとの間のギャップが増大し、これ
により、レールに働く永久磁石の吸引力が非磁性体板1
3を用いないときに比べて大幅に小さくなる。
【0020】なお、非磁性体板13を挿入位置に残して
搬送車だけを取出す場合にも、吸引力の低減に関しては
同一効果が得られる。
【0021】また、この非磁性体板13を用いれば、搬
送車を吸着したままで軌道長手方向に移動させることも
可能になる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の方法によれ
ば、浮上用マグネットと強磁性体のレールとの間に非磁
性体の板を挿入し、この状態でマグネットをレールに吸
着させることによりレールに働く吸着力を弱めるように
したので、搬送車を軌道から容易に取出すことができ
る。
【0023】また、非磁性体板が保護材となって搬送車
取出し時のレールの傷付きも防止され、磁気浮上搬送シ
ステムの維持、管理が楽になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の一例を示す図
【図2】本発明の方法に用いる非磁性体板の一例の斜視
【図3】レールに働く永久磁石の吸引力とギャップの関
係を示す図
【符号の説明】
1 箱桁 2 強磁性体のレール 4 軌道 5 磁気浮上搬送車 6 車体 9 浮上用マグネット 13 非磁性体板 14 フレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性体レールと車体上の浮上用マグネ
    ットとの間に非磁性体の板を挿入して上記浮上用マグネ
    ットを強磁性体レールに吸着させ、この状態で磁気浮上
    搬送車を横向きに動かして軌道から外すことを特徴とす
    る磁気浮上搬送車の取出し方法。
JP26031594A 1994-10-25 1994-10-25 磁気浮上搬送車の取出し方法 Pending JPH08126123A (ja)

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JP26031594A JPH08126123A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 磁気浮上搬送車の取出し方法

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JPH08126123A true JPH08126123A (ja) 1996-05-17

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ID=17346319

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JP26031594A Pending JPH08126123A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 磁気浮上搬送車の取出し方法

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JP (1) JPH08126123A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009254126A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Jamco Corp 常電導吸引型磁気浮上式車両
JP2011098786A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Yamaha Motor Co Ltd リニア搬送装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009254126A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Jamco Corp 常電導吸引型磁気浮上式車両
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