JPH0630469A - 複数施設の遠方監視システム - Google Patents

複数施設の遠方監視システム

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JPH0630469A
JPH0630469A JP18065892A JP18065892A JPH0630469A JP H0630469 A JPH0630469 A JP H0630469A JP 18065892 A JP18065892 A JP 18065892A JP 18065892 A JP18065892 A JP 18065892A JP H0630469 A JPH0630469 A JP H0630469A
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JP
Japan
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monitoring
building
display
data
facilities
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JP18065892A
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Inventor
Hideo Fukai
日出男 深井
Shinjiro Kato
伸次郎 加藤
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 新たなシステムを構築することなく、監視対
象施設の拡大に対応できる複数施設の遠方監視システム
を提供する。 【構成】 センターに設置され建物管理装置の管理する
建物の設備を指定して監視する複数の監視装置1−X、
1−Y、及び該複数の監視装置が接続され通信回線網を
介して建物管理装置との回線制御を行う回線制御装置2
を備え、各監視装置1−X、1−Yは、各監視対象設備
の表示データを格納した記憶手段を有し、並行して監視
対象設備を指定して回線制御装置2を介して該当する建
物管理装置4−A、4−Bとの回線接続を行うと同時に
表示データを記憶手段から読み出して画面に表示し監視
を行う。バックアップのための監視装置を特別に設けず
に済みまた、複数の監視装置を用い関連した監視画面の
表示ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物毎に当該建物の設
備を管理する建物管理装置と公衆回線網を介して接続し
センターで複数の建物設備の監視を行う複数施設の遠方
監視システムに関する
【0002】
【従来の技術】複数施設の遠方監視においては、従来、
現場側の設備の稼働状況等を監視するためには、設備系
統図や各種の管理グラフをブラウン管上に表示して監視
を行ってきた。
【0003】図9は複数施設の遠方監視システムの従来
例を示す図であり、従来のシステムでは、図9に示すよ
うに建物毎に当該建物の設備を管理する建物管理装置4
4−A、……と通信回線網43を介してセンターの回線
制御装置42を接続し、遠方監視装置41から複数の建
物設備の監視を行っている。この場合、遠方監視装置4
1には、バックアップ用にもう1つの遠方監視装置4
1′を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、監視の
ための多量のデータを電子計算機の補助記憶装置(ハー
ドディスク)45に格納しておく必要があり、また、各
種監視/制御用プログラムの処理速度の観点からも監視
対象施設が増加した場合、一定の規模を越えると、別に
新たなシステム51〜55を構築する必要があった。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、新たなシステムを構築することなく、監視対象施
設の拡大に対応できる複数施設の遠方監視システムを提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、建
物毎に当該建物の設備を管理する建物管理装置と通信回
線網を介して接続しセンターで複数の建物設備の監視を
行う複数施設の遠方監視システムであって、センターに
設置され建物管理装置の管理する建物の設備を指定して
監視する複数の監視装置、及び該複数の監視装置が接続
され通信回線網を介して建物管理装置との回線制御を行
う回線制御装置を備え、各監視装置は、各監視対象設備
の表示データを格納した記憶手段を有し、並行して監視
対象設備を指定して回線制御装置を介して該当する建物
管理装置との回線接続を行うと同時に表示データを記憶
手段から読み出して画面に表示し監視を行うことを特徴
とし、各監視装置は、監視する建物を指定選択する選択
手段、各建物毎の監視・制御用表示データを記憶する記
憶手段、該記憶手段から選択手段によって指定選択され
た建物の監視・制御用表示データを読み出して展開する
表示展開手段、該表示展開手段に展開監視・制御用表示
データを表示する表示手段を備え、表示手段の画面に監
視・制御用表示エリアと建物選択エリアと共通警報エリ
アを設定して、指定選択された建物の表示を建物選択エ
リアに行って監視・制御用表示データの表示を監視・制
御用の表示エリアに行い、各建物で発生した警報情報の
表示を共通警報エリアに行うことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】本発明の複数施設の遠方監視システムでは、セ
ンターに設置され建物管理装置の管理する建物の設備を
指定して監視する複数の監視装置、及び該複数の監視装
置が接続され通信回線網を介して建物管理装置との回線
制御を行う回線制御装置を備え、各監視装置は、各監視
対象設備の表示データを格納した記憶手段を有し、並行
して監視対象設備を指定して回線制御装置を介して該当
する建物管理装置との回線接続を行うと同時に表示デー
タを記憶手段から読み出して画面に表示し監視を行うの
で、バックアップのための監視装置を特別に設けなくて
も、一方のダウンに応じて他方をバックアップに用いる
ことができる。また、複数の監視装置を用いて関連した
監視画面を表示して監視業務を行うこともできる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の複数施設の遠方監視システムの
1実施例を示す図、図2は遠方監視装置の1実施例を示
す図、図3は表示画面の構成例を示す図、図4はメモリ
の表示データ構造の例を示す図、図5は通信データ構造
の例を示す図である。図1において、1−X、1−Yは
遠方監視装置、2は回線制御装置、3は通信回線、4−
A、4−Bは建物管理装置、11はマウス、12はキー
ボード、13はメモリ、14はディスプレイ、15はプ
リンタ、16は制御データ処理部、17はデータ読み書
き制御部、18は表示データ展開部、19は送信制御
部、20は受信解析部、21はインタフェース制御部を
示す。
【0009】図1において、遠方監視装置1−X、1−
Yは、キーボードやマウス等の入力手段、建物設備の系
統図や状態図を表示、印刷出力する出力手段、回線制御
装置2への送信、受信、入力情報の処理や受信情報の処
理を行う処理手段等を備えたものであり、それぞれ例え
ばイーサネットを介して回線制御装置2に接続される。
そして、それぞれが全く同じようにオペレータが指定し
た物件の建物管理装置4−A、4−Bと例えばデジタル
パケット網を使ってデータの更新を行い、該当の機種一
覧やグラフィック画面での監視/計測及び発停/設定を
行うことができるように構成したものである。さらに
は、スケジュール、時間外運転の設定データをモニター
し、必要時遠隔からの設定変更を行い、建物管理装置4
−A、4−Bで発生/復旧した警報を受信し、出力手段
を構成するCRTに表示したりランダムプリンターに記
録を印字したりする。
【0010】回線制御装置2は、各建物管理装置4−
A、4−Bとの間の回線制御を行うものであり、遠方監
視装置1−X、1−Yから各建物管理装置4−A、4−
Bへの制御情報を通信回線網5に送出し、各建物管理装
置4−A、4−Bからの監視情報、警報情報を受信して
遠方監視装置1−X、1−Yへ伝達するものである。
【0011】回線制御装置2による回線制御とは、遠方
監視装置1−X、1−Yと指定された建物管理装置4−
A、4−Bとの間の回線を確立する、つまりデータ交信
ができるようにする、複数の遠方監視装置1−X、1−
Yを任意の建物管理装置4−A、4−Bと同時に回線確
立ができるようにする、建物管理装置4−A、4−Bか
らのランダム交信(異常発生/復旧時)を受け、複数の
遠方監視装置1−X、1−Yに通知することである。
【0012】建物管理装置4−A、4−Bは、配下に照
明や空調等の設備機器、火災検知器等のセンサーを有
し、回線制御装置2、通信回線網3を介して遠方監視装
置1−X、1−Yから建物A、Bの照明や空調等の設備
機器の制御情報を受信して起動停止、出力調整の設定値
変更等を行うと共に、それらの監視情報、センサーから
得られる警報情報を通信回線網6から回線制御装置2へ
送信するものである。
【0013】遠方監視装置1−X、1−Yから回線制御
装置2に発行する通信メッセージには、次のようなもの
がある。遠方監視装置1−X、1−Yで監視物件の指定
を通知すると同時に、監視可能か否かの問い合わせを行
う監視局指定、状態/計測一覧及びグラフィック画面表
示時、その指定画面の信号情報(オン/オフ、計測値)
を取り込むためのGETデータを送信する画面監視、現
在状態を取り込むための個別機器状態監視、個別発停を
行うために機種機器番号及び起動/停止情報を送信する
個別機器遠隔発停、現在値を取り込むために機種機器番
号を通知する個別機器計測監視、個別発停を行うために
機種機器番号及びシーズン(夏、冬、中間期)、設定値
の情報を送信する個別機器遠隔設定、スケジュール時間
外運転の設定変更時に使用する建物管理装置の指定ファ
イルを取り込むファイルGET、特殊日の設定/解除を
通知するカレンダー変更、シーズン開始日(春夏秋冬)
の変更を通知するシーズン変更、系統単位で週間時刻テ
ーブル(月火水木金土)の変更を通知する週間時刻変
更、系統単位で標準時刻テーブルの変更を通知する標準
時刻変更、週間時刻テーブルの再編集を要求するスケジ
ュール更新、系統単位で時間外運転の申請(翌日・当日
分)を行う申請時間更新等がある。これに対して逆に回
線制御装置2から遠方監視装置1−X、1−Yに受信す
る通信メッセージには、すべての物件に対して異常(火
災・停電・防犯・一般)の発生/復旧時受信する異常通
報、同様にすべての物件に対して上下限警報の発生/復
旧時に受信する上下限警報通報等がある。GETデータ
とは、画面単位での信号情報を取り込むためのデータで
ある。
【0014】遠方監視装置1−X、1−Yの構成例を示
したのが図2であり、マウス11、キーボード12は、
表示画面の切り換えや制御データの入力、その他データ
の処理命令、操作等の入力を行うものである。ディスプ
レイ14は、図2に示すように監視・制御用表示エリア
31と建物選択エリア32と共通警報エリア33に画面
を分割した表示データ展開部18のデータを表示するも
のであり、プリンタ15は、監視・制御データその他の
データを必要に応じてプリント出力するものである。
【0015】メモリ13は、ディスプレイ14の表示デ
ータや監視、制御データを格納するものであり、データ
読み書き制御部17は、このデータの読み書きを制御す
るものである。データ読み書き制御部17によるメモリ
13の読み書きは、マウス11、キーボード12の操作
に伴う制御データ処理部16からの指示、建物管理装置
4−A、4−Bからの信号の受信に伴う受信解析部20
からの指示により行われ、それらの指示にしたがって行
われる。そして、読み出しデータは、指示に応じて表示
データ展開部18へ展開され、制御データ処理部16や
受信解析部20において処理、解析のために参照され
る。
【0016】表示データ展開部18は、データ読み書き
制御部17がメモリ13から読み出してディスプレイ1
4に表示する表示データ、さらには、受信解析部20を
通して入力された建物管理装置4−A、4−Bからの監
視・制御データ、共通警報データ等を展開するものであ
る。
【0017】制御データ処理部16は、ディスプレイ1
4の表示画面との対応のもとにマウス11、キーボード
12から入力された制御データを認識し、建物管理装置
4−A、4−Bへの制御データを送信制御部19を通し
て送出したり、表示データ展開部18に展開する表示デ
ータの切り換えをデータ読み書き制御部17に指示した
りするものである。
【0018】受信解析部20は、建物管理装置4−A、
4−Bから送信されてきた監視・制御データや警報デー
タをインタフェース制御部21を通して受信し、データ
読み出し制御部7を使ってメモリ13に格納したテーブ
ルを読み出して照合することによって解析し、そのデー
タを表示データ展開部18に展開し或いはデータ読み出
し制御部7を使ってメモリ13に書き込むものである。
【0019】インタフェース制御部21は、送信制御部
19からの指示にしたがってダイヤリングし建物管理装
置4−A、4−Bとの回線接続を行ったり、制御データ
を送信すると共に、建物管理装置4−A、4−Bからの
制御・監視データ、警報データを受信するものである。
【0020】メモリ13に格納される表示データは、例
えば図3に示すように建物名称テーブル、監視対象系テ
ーブル、監視対象系表示データからなるツリー構造を有
し、建物名称テーブルの各建物名称に監視対象系テーブ
ルのポインタP、監視対象系テーブルの各監視対象系に
監視対象系表示データのポインタPを有するものであ
る。そして、建物名称テーブルの内容がデータ読み出し
制御部7で読み出されて表示データ展開部18の建物選
択エリアに展開され、その表示領域で選択された建物名
称のポインタPで指定された監視対象系表示データがデ
ータ読み出し制御部7で読み出されて表示データ展開部
18の監視・制御用表示エリアに展開される。
【0021】例えば監視対象系表示データは、建物名称
が選択された時、デフォルト値として空調が選択され、
監視・制御用表示エリアの例えば下端に他の監視対象系
が選択肢として表示され、この選択肢をマウスでピック
することによって監視対象系表示データの切り換えが行
われる。また、建物選択エリアでは、選択された建物名
称が反転表示される。
【0022】制御データ処理部16から送信制御部1
9、インタフェース制御部21を通して送信される制御
データ、インタフェース制御部21から受信解析部20
に受信される監視、警報データは、例えば図4に示すよ
うに「シーバンスS館」、「××ビル上野」等の建物、
「空調」、「電気」等の対象系、「制御」、「監視」、
「警報」等のデータ種別、「5F空調設定温度」、「A
C−21」等の項目、「18℃」、「トリップ」等のデ
ータからなる。
【0023】上記のように構成した遠方監視装置1−
X、1−Yでは、マウス11を操作することにより、一
覧/グラフィック画面上の機器をクリックしてその機器
に対して発停操作(個別操作)を行い、共通警報エリア
33の表示中メッセージ上をクリックしてその機器の関
連画面を表示させ、建物選択エリア32の建物名称上を
クリックして監視物件を指定する。また、キーボード1
2を操作することにより、スケジュール、時間外運転デ
ータのデータを変更し、状態/計測一覧画面のワンタッ
チ表示を行い、個別機器の監視/計測/発停/設定等を
行う。
【0024】また、遠方監視装置1−X、1−Yの機能
としては、以下のものを備えている。先に述べたように
監視・制御表示エリア31上でマウス11での画面選択
及びキーボード12によるワンタッチ表示で、一覧又は
グラフィック画面として状態監視、計測監視を行い、マ
ウス11により一覧又はグラフィック画面上の該当機器
を指定し或いはキーボード12により個別機器の遠隔発
停を行う。また、キーボード12により監視・制御表示
エリア31上で個別機器の設定を行う。異常監視・記録
では、監視中物件に関係なく警報発生/復旧メッセージ
受信時、共通警報エリア33に受信順に最新の数メッセ
ージを表示すると同時にプリンターに印字する。さら
に、マウス11により共通警報エリア33のメッセージ
をスクロールアップダウンさせ、警報発生/復旧履歴を
見ることができる。スケジュール設定では、キーボード
12により設定項目を指定し、現在の内容を例えば監視
・制御表示エリア31に表示する。この場合の設定項目
としては、カレンダー、シーズン、機器登録、週間時刻
テーブル、標準時刻テーブル等がある。そして、キーボ
ード13により設定項目のデータ変更を行い、建物管理
装置へデータをセットする。上下限監視では、異常監視
と同様に建物管理装置から受信した上下限警報を共通警
報エリア33に表示すると同時にプリンターに印字す
る。異常関連画面表示では、マウス11により共通警報
エリア33に表示したメッセージをクリックして監視・
制御表示エリア31にその警報に関連した一覧又はグラ
フィック画面を表示する。時間外運転では、キーボード
12により設定項目を指定し、現在の内容を監視・制御
表示エリア31に表示する。この場合の設定項目として
は、申請時刻(当日、翌日)等があり、キーボード12
により設定項目のデータの変更を行い、建物管理装置へ
データをセットする。
【0025】図6は遠方監視装置における処理を説明す
るための図である。
【0026】図6(イ)に示すように制御データ処理部
16において、まずマウス11又はキーボードの操作情
報を入力すると、その操作領域が建物選択エリア32か
否かを判定する(ステップS1〜S2)。
【0027】操作領域が建物選択エリア32の場合(Y
ESの場合)には、選択された建物名称を調べ(ステッ
プS3)、その建物の空調の監視制御用表示データの読
み出しをデータ読み書き制御部17に指示する(ステッ
プS4)。そして、データ読み書き制御部17で読み出
した空調の監視制御用表示データを表示データ展開部1
8に展開して、ディスプレイ14の画面を切り換えると
共に、建物選択エリア32の該当する建物名称を選択表
示(例えば反転表示)にする(ステップS5)。
【0028】同時に制御データ処理部16から送信制御
部19に選択された建物との回線接続を指示し、インタ
フェース制御部21からダイヤリングする(ステップS
6)。回線接続後に、所定のプロトコルにしたがって建
物管理装置4−A、4−Bと通信を行い監視データを受
信し、受信解析部20で解析して表示データ展開部18
に展開する(ステップS7)。
【0029】操作領域が建物選択エリア32でない場合
(NOの場合)には、対象系の選択か否かを判定する
(ステップS8)。ここで対象系の選択(YES)であ
ればその対象系の監視制御用表示データの読み出しをデ
ータ読み書き制御部17に指示する(ステップS9)。
そして、データ読み書き制御部17で読み出した監視制
御用表示データを表示データ展開部18に展開して、デ
ィスプレイ14の画面を切り換え(ステップS10)、
監視データを建物管理装置4−A、4−Bから受信し、
受信解析部20で解析して表示データ展開部18に展開
する(ステップS11)。
【0030】ステップS8で対象系の選択でない(N
O)場合には、制御項目、制御データを取り込み、制御
データを生成して送信制御部19を通して送信する(ス
テップS12〜S14)。
【0031】また、上記の操作時とは関係なく、建物管
理装置4−A、4−Bから信号を受信した場合には、図
6(ロ)に示すようにまずデータ種別の欄から警報か否
かを判定する(ステップS21〜S22)。そして、警
報(YES)の場合には共通警報エリア33に「××ビ
ル上野 AC−21 トリップ」のように建物名称と項
目を付加して警報メッセージを表示し(ステップS2
3)、警報でない(NO)場合には監視項目にしたがっ
て監視・制御用表示エリア31の表示を更新する(ステ
ップS24)。
【0032】次に、本発明の回線制御装置のデータの流
れ、システムの操作と動作・応答を説明する。図7は回
線制御装置のデータの流れと処理機能を説明するための
図、図8はシステムの操作と動作・応答を説明するため
の図である。
【0033】まず、回線確立の場合には、図7(イ)に
示すように遠方監視装置1−X、1−Yが回線制御装置
2に対して監視物件を指定し、それに対して回線制御装
置2は、建物管理装置4−A、4−Bに該当物件が交信
可能か否かを確認する。建物管理装置4−A、4−Bが
回線確認メッセージを受信すると回線制御装置2に応答
するので、回線制御装置2が建物管理装置4−A、4−
Bから応答受信時には、遠方監視装置1−X、1−Yに
対し回線確立を通知し、応答タイムアウト又はエラー受
信時には、回線非確立を通知する。この通知にしたがっ
て遠方監視装置1−X、1−Yは、回線確立のOK又は
NGを表示する。
【0034】通常交信の場合には、図7(ロ)に示すよ
うに遠方監視装置1−X、1−Yから画面監視、個別機
器監視等の監視中物件へのデータ要求を出すことによっ
て、回線制御装置2は、回線確立中の建物管理装置4−
A、4−Bに対して要求データを送信する。この要求デ
ータに対して建物管理装置4−A、4−Bが処理を行い
応答を返すと、通信制御装置2は、回線確立中の遠方監
視装置1−X、1−Yに対して要求データの応答を返
す。この応答データに合わせて遠方監視装置1−X、1
−Yは結果を表示する。
【0035】ランダム交信の場合には、図7(ハ)に示
すように建物管理装置4−A、4−Bは、異常(火災、
停電、防犯、一般)及び上下限警報の発生/復旧時、機
種機器番号、警報種別等の情報を迅速に送信する。通信
制御装置2では、どの建物管理装置4−A、4−Bから
か判断できるようにメッセージに物件IDを付加して遠
方監視装置1−X、1−Yに送信する。これに対して遠
方監視装置1−X、1−Yでは、警報表示エリアへの表
示及びランダムプリンターへ印字を行う。また、警報移
報の場合には、ランダム交信受信時、警報監視装置4−
X、4−Y等の伝送先登録装置3に登録されたそれぞれ
の伝送先へ送信する。
【0036】建物管理装置4−A、4−Bで状態受信の
場合には、図7(ニ)に示すように建物管理装置4−
A、4−Bから回線制御装置2へ立ち上げ完了時及び終
了開始時、交信OK/NGの状態を通知する。回線制御
装置2で、交信OK受信時にランダム交信可能になるよ
う異常(火災、停電、防犯、一般)及び上下限のイベン
トを開局し、建物管理装置4−A、4−Bでも指定イベ
ントを開局する。
【0037】次に代表的な操作例を説明する。監視物件
の指定では、図8(イ)に示すように遠方監視装置1−
X、1−Yで建物選択エリア32に建物名称を表示し、
マウス11により該当物件を指定する。これにより監視
局情報を送信し、回線制御装置2を介して監視可能か否
かのチェックを行う。これに対して建物管理装置4−
A、4−Bから回線制御装置2を介して監視可能か否か
を応答し、遠方監視装置1−X、1−Yでの操作を介し
てする。
【0038】状態/計測監視では、図8(ロ)に示すよ
うに遠方監視装置1−X、1−Yで建物選択エリア32
に建物名称を表示し、マウス11により該当画面の指定
又はキーボード12のワンタッチキーによる指定を行
い、指定機種のGETデータを建物管理装置4−A、4
−Bへ送信する。同時にメモリ13から表示データを読
み出して監視・制御用表示エリア32に表示して建物管
理装置4−A、4−Bから現在状態を取り込み応答す
る。遠方監視装置1−X、1−Yでは、建物管理装置4
−A、4−Bからのデータを変換して表示し、タイマー
をセットして一定の周期(例えば30秒)で変化部の更
新を要求する。
【0039】グラフィック表示では、図8(ハ)に示す
ように遠方監視装置1−X、1−Yで建物選択エリア3
2に建物名称を表示し、マウス11により該当画面の指
定を行い、指定グラフィックのGETデータを送信す
る。同時にメモリ13から表示データを読み出して監視
・制御用表示エリア32にグラフィック画面を表示して
建物管理装置4−A、4−Bから現在状態を取り込み応
答する。遠方監視装置1−X、1−Yでは、建物管理装
置4−A、4−Bからのデータを変換して表示し、タイ
マーをセットして一定の周期(例えば30秒)で変化部
の更新を要求する。
【0040】スケジュール変更では、図8(ニ)に示す
ように遠方監視装置1−X、1−Yでキーボード12の
スケジュールキーより設定項目の指定があると、スケジ
ュール該当ファイルを要求し、建物管理装置4−A、4
−Bからスケジュール指定ファイルが送信されてくる
と、そのデータを表示する。そして、データを更新しそ
の更新データを転送することによって建物管理装置4−
A、4−Bでスケジュールデータを更新する。このよう
に、スケジュール、時間外運転の変更操作は、建物管理
装置4−A、4−Bでも行われるため、データベースは
建物管理装置4−A、4−Bに持たせている。
【0041】異常監視・記録では、図8(ホ)に示すよ
うに建物管理装置4−A、4−Bから異常の発生/復旧
メッセージを通知するので、回線制御装置2で機種機器
情報に物件IDを付加して遠方監視装置1−X、1−Y
に転送し、遠方監視装置1−X、1−Yの共通警報エリ
ア33にメッセージを表示すると同時にプリンターへ印
字する。
【0042】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、それぞれの遠方監視装置がお互いに全く
同じようにそれぞれの建物の遠方監視を行うようにした
が、遠方監視装置から同じ建物への制御指示が競合する
場合も生じるので、これを回避しようとする場合には、
遠方監視装置間でプライオリティを付け制御情報や監視
状態の情報(状態データ)を提供し合うようにしてもよ
い。このようにすることによって、遠方監視装置が同じ
室内に隣接して設置される場合には問題ないが、別々の
場所に設置された場合の問題を解消することができる。
また、一方の監視制御装置から関連画面を指定して他方
の監視制御装置に監視/制御画面を表示するようにした
り、その表示要求を禁止するように構成してもよい。さ
らに、各現場のデータを例えば可搬型の光磁気ディスク
に格納し、メモリに必要に応じて逐次読み込むように構
成してもよい。このようにすることによって、簡便に光
磁気ディスクを交換し、監視対象施設の拡大を可能がな
る。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、全く同じ機能の遠方監視装置をイーサネット
を介して回線制御装置に接続するので、それぞれが同時
に任意の建物の監視を行うことができると共に、一方の
遠方監視装置がダウンしても、他方の遠方監視装置によ
り速やかにパックアップすることができる。したがっ
て、バックアップ用の遠方監視装置が不要となり、シス
テムの稼働効率を上げると共にシステム構成の簡素化を
図ることができる。また、同じ建物の例えば空調と照明
等の設備を同時並行して遠隔監視することができ、関連
した監視画面を表示し、監視業務の向上を図ることもで
きる。さらには、例えば防災立面画面を一方に、防災平
面(各階)画面を他方に表示することにより、立面と平
面で防災状況を正確に把握することができ、空調系統図
と空調平面(各階)画面をそれぞれに表示することによ
って、平面図で執務環境(温度、湿度)を確認しながら
立面でバルブの開度設定等を行うことができ、系統登録
図と系統スケジュールをそれぞれに表示することによっ
て、系統別スケジュールで運転時間帯を確認しながら、
系統登録図ず個別機器の登録を行うことができる。した
がって、複数の遠方監視装置を組み合わせ使用すること
により、多様な監視/制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の複数施設の遠方監視システムの1実
施例を示す図である。
【図2】 遠方監視装置の1実施例を示す図である。
【図3】 表示画面の構成例を示す図である。
【図4】 メモリの表示データ構造の例を示す図であ
る。
【図5】 通信データ構造の例を示す図である。
【図6】 遠方監視装置における処理を説明するための
図である。
【図7】 回線制御装置によるデータの流れと処理機能
を説明するための図である。
【図8】 システムの操作と動作・応答を説明するため
の図である。
【図9】 複数施設の遠方監視システムの従来例を示す
図である。
【符号の説明】
1−X、1−Y…遠方監視装置、2…回線制御装置、3
…通信回線、4−A、4−B…建物管理装置、11…マ
ウス、12…キーボード、13…メモリ、14…ディス
プレイ、15…プリンタ、16…制御データ処理部、1
7…データ読み書き制御部、18…表示データ展開部、
19…送信制御部、20…受信解析部、21…インタフ
ェース制御部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の複数施設の遠方監視システムの1実
施例を示す図である。
【図2】 遠方監視装置の1実施例を示す図である。
【図3】 表示画面の構成例を示す図である。
【図4】 メモリの表示データ構造の例を示す図であ
る。
【図5】 通信データ構造の例を示す図である。
【図6】 遠方監視装置における処理を説明するための
図である。
【図7】 回線制御装置によるデータの流れと処理機能
を説明するための図である。
【図8イ】 システムの操作と動作・応答を説明するた
めの図である。
【図8ロ】 システムの操作と動作・応答を説明するた
めの図である。
【図8ハ】 システムの操作と動作・応答を説明するた
めの図である。
【図8ニ】 システムの操作と動作・応答を説明するた
めの図である。
【図8ホ】 システムの操作と動作・応答を説明するた
めの図である。
【図9】 複数施設の遠方監視システムの従来例を示す
図である。
【符号の説明】 1−X、1−Y…遠方監視装置、2…回線制御装置、3
…通信回線、4−A、4−B…建物管理装置、11…マ
ウス、12…キーボード、13…メモリ、14…ディス
プレイ、15…プリンタ、16…制御データ処理部、1
7…データ読み書き制御部、18…表示データ展開部、
19…送信制御部、20…受信解析部、21…インタフ
ェース制御部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図5】
【図2】
【図8イ】
【図3】
【図8ロ】
【図4】
【図8ハ】
【図8ニ】
【図6】
【図8ホ】
【図7】
【図9】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物毎に当該建物の設備を管理する建物
    管理装置と通信回線網を介して接続しセンターで複数の
    建物設備の監視を行う複数施設の遠方監視システムであ
    って、センターに設置され建物管理装置の管理する建物
    の設備を指定して監視する複数の監視装置、及び該複数
    の監視装置が接続され通信回線網を介して建物管理装置
    との回線制御を行う回線制御装置を備え、各監視装置
    は、各監視対象設備の表示データを格納した記憶手段を
    有し、並行して監視対象設備を指定して回線制御装置を
    介して該当する建物管理装置との回線接続を行うと同時
    に表示データを記憶手段から読み出して画面に表示し監
    視を行うことを特徴とする遠方監視システム。
  2. 【請求項2】 各監視装置は、監視する建物を指定選択
    する選択手段、各建物毎の監視・制御用表示データを記
    憶する記憶手段、該記憶手段から選択手段によって指定
    選択された建物の監視・制御用表示データを読み出して
    展開する表示展開手段、該表示展開手段に展開監視・制
    御用表示データを表示する表示手段を備え、表示手段の
    画面に監視・制御用表示エリアと建物選択エリアと共通
    警報エリアを設定して、指定選択された建物の表示を建
    物選択エリアに行って監視・制御用表示データの表示を
    監視・制御用の表示エリアに行い、各建物で発生した警
    報情報の表示を共通警報エリアに行うことを特徴とする
    請求項1記載の複数施設の遠方監視システム。
  3. 【請求項3】 各監視装置は、他の監視装置の状態デー
    タを持ち、他の監視装置がダウンした場合には、バック
    アップ装置として動作することを特徴とする請求項1記
    載の複数施設の遠方監視システム。
  4. 【請求項4】 各監視装置は、他の監視装置の状態デー
    タ及び優先度データを持ち、状態データが競合した場合
    には優先度にしたがって監視を行うことを特徴とする請
    求項1記載の複数施設の遠方監視システム。
JP18065892A 1992-07-08 1992-07-08 複数施設の遠方監視システム Pending JPH0630469A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11219388A (ja) * 1998-02-04 1999-08-10 Fujitsu Ltd 遠隔管理システム
JP2002352361A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Tokyo Business Service Co Ltd 建築物管理方法及び建築物管理システム
JP2005159909A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Matsushita Electric Works Ltd 副監視制御装置、監視制御システム
JP2010273123A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Panasonic Electric Works Co Ltd ブラウザ端末、遠隔監視システム、プログラム

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