JP2008271474A - 遠隔管理装置 - Google Patents

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正造 保賀
Yasunobu Fukushige
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Abstract

【課題】異常の通知にかかる通信負荷を下げる。
【解決手段】遠隔管理サーバ20は、異常検出部21aと、通知先選択部21bと、インターネット通信部23と、FAX通信部24とを備え、空調設備50a,50b,50c,・・・を空調設備50a,50b,50c,・・・の遠隔から管理する。異常検出部21aは、空調設備50a,50b,50c,・・・における異常を検出する。通知先選択部21bは、異常検出部21aにより検出された異常の種別に応じて、当該異常の通知先を選択する。インターネット通信部23およびFAX通信部24は、通知先選択部21bにより選択された通知先に異常の通知を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、設備機器を設備機器の遠隔から管理する遠隔管理装置に関する。
従来より、遠隔管理センターに設置された遠隔管理装置により、各地に点在する物件内の空調設備や防災機器等の設備機器を集中的に管理する遠隔管理サービスが実施されている。そして、このような遠隔管理サービスの一環として、異常通知サービスが実施されることがある。ここでいう異常通知サービスとは、遠隔管理装置が設備機器から送られてきた機器情報に基づいて設備機器における異常を検出し、当該異常を当該異常の発生した物件や当該物件の最寄りのサービスセンターに通知するサービスである(例えば、特許文献1)。
特開2007−86901号公報
現状の異常通知サービスは、遠隔管理センターから異常の通知を行う通知先が十分に精査されないままに実施されている。これにより、異常通知サービスにかかる通信負荷が増大し、他の処理が遅延するなどの問題が生じている。
本発明の課題は、異常の通知にかかる通信負荷を下げることにある。
第1発明にかかる遠隔管理装置は、検出部と、選択部と、送信部とを備え、設備機器を設備機器の遠隔から管理する。検出部は、設備機器における異常を検出する。選択部は、検出部により検出された異常の種別に応じて、当該異常を通知するための異常通知データを送信する送信先を選択する。送信部は、選択部により選択された送信先に異常通知データを送信する。
この遠隔管理装置は、設備機器における異常を検出すると、当該異常の種別に応じて異常を通知すべき通知先を選択し、当該通知先に異常の通知を行う。これにより、この遠隔管理装置では、異常の通知を、異常を通知する必要のない通知先に対して行うことを回避することができる。したがって、この遠隔管理装置では、異常の通知にかかる通信負荷を下げることができる。
第2発明にかかる遠隔管理装置は、第1発明にかかる遠隔管理装置であって、記憶部をさらに備える。記憶部は、第1送信先情報を記憶する。第1送信先情報は、異常の種別と、送信先とを対応付ける情報である。選択部は、第1送信先情報に基づいて、送信先を選択する。
この遠隔管理装置は、異常の種別に対応する異常の通知先を示す情報(第1送信先情報)を有している。これにより、この遠隔管理装置では、設備機器における異常の検出時に、当該異常の種別に応じた通知先を選択することができる。
第3発明にかかる遠隔管理装置は、第2発明にかかる遠隔管理装置であって、第1送信先情報は、異常の種別と、設備機器の設置先と、送信先とを対応付ける情報である。選択部は、第1送信先情報に基づいて、異常の種別および設置先に応じて、送信先を選択する。
この遠隔管理装置は、異常の種別および設備機器の設置先に対応する異常の通知先を示す情報(第1送信先情報)を有している。これにより、この遠隔管理装置では、設備機器における異常の検出時に、当該異常の種別に応じた通知先であって、当該異常の発生した設備機器の設置先に応じた通知先を選択することができる。通常、異常を通知すべき通知先は、設備機器の設置先、すなわち顧客の都合によって異なる。したがって、異常の通知先が、異常の種別だけでなく、設備機器の設置先に応じても決定されるこの遠隔管理装置では、異常の通知にかかる通信負荷をさらに下げることができる。
第4発明にかかる遠隔管理装置は、第2発明または第3発明にかかる遠隔管理装置であって、生成部をさらに備える。記憶部は、言語情報をさらに記憶する。言語情報は、送信先と、言語の種類とを対応付ける情報である。生成部は、異常通知データを、当該異常通知データの送信先に言語情報により対応付けられる種類の言語で生成する。
この遠隔管理装置は、異常の通知先に対応する言語を示す情報(言語情報)を有している。これにより、この遠隔管理装置では、異常の通知を、異常の通知先に、異常の通知先に対応する言語で行うことができる。したがって、この遠隔管理装置から異常の通知を受け取る側の処理負担が低減される。
第5発明にかかる遠隔管理装置は、第2発明または第3発明にかかる遠隔管理装置であって、生成部をさらに備える。記憶部は、タイムゾーン情報をさらに記憶する。タイムゾーン情報は、送信先と、タイムゾーンとを対応付ける情報である。生成部は、異常通知データを、当該異常通知データの送信先にタイムゾーン情報により対応付けられるタイムゾーンに合わせて生成する。
この遠隔管理装置は、異常の通知先に対応するタイムゾーンを示す情報(タイムゾーン情報)を有している。これにより、この遠隔管理装置では、異常の通知の内容を、異常の通知先のタイムゾーンに沿ったものとすることができる。したがって、この遠隔管理装置から異常の通知を受け取る側の処理負担が低減される。
第6発明にかかる遠隔管理装置は、第1発明から第5発明のいずれかにかかる遠隔管理装置であって、異常の種別は、異常、異常の予知、および、同種の異常の累積により検出される累積異常からなる群から選択される複数の事象を区別するものである。
この遠隔管理装置では、検出した異常の種別が異常である場合と、異常の予知である場合と、累積異常である場合とで、異常を通知すべき通知先を異なるものとすることができる。
第7発明にかかる遠隔管理装置は、第3発明にかかる遠隔管理装置であって、作成部と、表示部とをさらに備える。記憶部は、第2送信先情報をさらに記憶する。第2送信先情報は、設置先と、送信先とを対応付ける情報である。作成部は、第2送信先情報に基づいて、送信先登録画面を設置先ごとに作成する。送信先登録画面は、第1送信先情報を記憶部に登録するための画面である。表示部は、作成部により作成された送信先登録画面を表示する。また、送信先登録画面は、異常の種別と、当該送信先登録画面に対応する設置先に第2送信先情報により対応付けられる送信先とを、それぞれ行および列または列および行とする2次元のテーブルを有する画面である。テーブルの各セルは、当該セルに対応する異常の種別に属する異常を通知するための異常通知データを、当該セルに対応する送信先に送信するか否かについての設定を受け付ける。
この遠隔管理装置は、送信先登録画面を表示する。この送信先登録画面は、設備機器の設置先、すなわち顧客ごとに作成される画面である。この送信先登録画面上には、異常の通知先と、異常の種別とを2軸とする2次元配列のテーブルが表示される。そして、このテーブルの各セルには、当該セルに対応する異常の種別に属する異常を、当該セルに対応する異常の通知先に通知すべきか否かについての登録を受け付ける操作欄が設けられている。ここでいう操作欄の形式としては、例えば、チェックボックスがある。これにより、この遠隔管理装置に対しては、異常の種別に応じた通知先であって、当該異常の発生した設備機器の設置先に応じた通知先を簡易に登録することができる。
第1発明にかかる遠隔管理装置では、異常の通知を、異常を通知する必要のない通知先に対して行うことを回避することができる。したがって、異常の通知にかかる通信負荷を下げることができる。
第2発明にかかる遠隔管理装置では、設備機器における異常の検出時に、当該異常の種別に応じた通知先を選択することができる。
第3発明にかかる遠隔管理装置では、設備機器における異常の検出時に、当該異常の種別に応じた通知先であって、当該異常の発生した設備機器の設置先に応じた通知先を選択することができる。したがって、異常の通知にかかる通信負荷をさらに下げることができる。
第4発明にかかる遠隔管理装置では、異常の通知を、異常の通知先に、異常の通知先に対応する言語で行うことができる。したがって、この遠隔管理装置から異常の通知を受け取る側の処理負担が低減される。
第5発明にかかる遠隔管理装置では、異常の通知の内容を、異常の通知先のタイムゾーンに沿ったものとすることができる。したがって、この遠隔管理装置から異常の通知を受け取る側の処理負担が低減される。
第6発明にかかる遠隔管理装置では、検出した異常の種別が異常である場合と、異常の予知である場合と、累積異常である場合とで、異常を通知すべき通知先を異なるものとすることができる。
第7発明にかかる遠隔管理装置に対しては、異常の種別に応じた通知先であって、当該異常の発生した設備機器の設置先に応じた通知先を簡易に登録することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態にかかる遠隔管理サーバ(遠隔管理装置)20を含む遠隔管理システム100について説明する。
〔全体の構成〕
遠隔管理システム100は、複数の物件1a,1b,・・・内にそれぞれ設置されている複数の空調システム40a,40b,・・・を遠隔管理センター2において管理するためのシステムである。遠隔管理システム100は、図1に示すように、主として、空調システム40a,40b,・・・と、コントローラ10a,10b,・・・と、遠隔管理サーバ20と、サービス端末30a,30b,・・・とから構成されている。コントローラ10a,10b,・・・は、それぞれ物件1a,1b,・・・内に設置されており、それぞれ空調システム40a,40b,・・・を管理する。遠隔管理サーバ20は、物件1a,1b,・・・の遠隔に存在する遠隔管理センター2内に設置されており、コントローラ10a,10b,・・・にインターネット回線4およびFAX回線5を介して接続されている。サービス端末30a,30b,・・・は、それぞれサービスセンター3a,3b,・・・内に設置されており、遠隔管理サーバ20にインターネット回線4およびFAX回線5を介して接続されている。物件1a,1b,・・・およびサービスセンター3a,3b,・・・は、複数の国にまたがって各地に設置されており、物件1a,1b,・・・内の空調システム40a,40b,・・・は、それぞれ最寄りのサービスセンター3a,3b,・・・で管理されることとなっている。
〔物件の構成〕
物件1a,1b,・・・内には、それぞれ空調システム40a,40b,・・・が設置されている。以下、物件1aの構成について説明するが、その他の物件1b,・・・についても同様であるものとする。
図2に示すように、物件1aは、例えば、オフィスビルであり、複数の区画7a,7b,7c,・・・に分割されている。区画7aは、物件1a全体を管理するビル管理会社に使用される管理室であり、残りの区画7b,7c,・・・には、テナントが入っている。区画7a,7b,7c,・・・には、それぞれ空調システム40aに含まれる空調設備50a,50b,50c,・・・が設置されている。また、区画7a,7b,7c,・・・には、それぞれFAX回線5に接続可能なFAX機70a,70b,70c,・・・と、インターネット回線4に接続可能なインターネット端末80a,80b,80c,・・・とが設置されている。
〔空調設備の構成〕
以下、図3を参照しつつ、空調設備50aの構成について説明するが、その他の空調設備50b,50c,・・・についても同様であるものとする。
物件1aの区画7a内を空気調和する空調設備50aは、図示されない圧縮機や熱交換器等から構成される冷媒回路を有している。また、空調設備50aには、各種センサ42a,42b,42c,42d,42e,・・・が取り付けられている。センサ42aは、空調設備50aの設置されている部屋の温度を検出する。センサ42bは、空調設備50aの設置されている物件1a付近の外気の温度を検出する。センサ42cは、空調設備50aに含まれる圧縮機(図示されない)の吐出管における冷媒の温度である吐出温度を検出する。センサ42dは、空調設備50aに含まれる圧縮機(図示されない)の吐出管における冷媒の圧力である吐出圧を検出する。センサ42eは、空調設備50aに含まれる圧縮機(図示されない)の吸入管における冷媒の圧力である吸入圧を検出する。
また、空調設備50aは、制御部41を有している。制御部41は、コントローラ10aを介して物件1aの管理者から入力された制御命令や、リモコン43を介して区画7a内の一般の利用者から入力された制御命令に従って、空調設備50aの動作を制御する、すなわち、冷媒回路に含まれる圧縮機等の各部の動作を制御する。
また、制御部41は、空調設備50aに関する機器データをコントローラ10aに送信する。例えば、制御部41は、所定の間隔(本実施形態では1分)で制御部41に接続されている各種センサ42a,42b,42c,42d,42e,・・・において検出された値をコントローラ10aに向けて送信する。また、制御部41は、リモコン43を介して制御命令が入力されると、直ちに当該入力された制御命令をコントローラ10aに向けて送信する。
〔コントローラの構成〕
以下、コントローラ10aの構成について説明するが、その他のコントローラ10b,・・・についても同様であるものとする。
コントローラ10aは、物件1a内の管理室7aに設置されており、同じく物件1a内に設置されている複数の空調設備50a,50b,50c,・・・を空調設備50a,50b,50c,・・・の内部通信用の空調ネットワーク6を介して管理している。具体的には、コントローラ10aは、空調設備50a,50b,50c,・・・における異常を検出したり、空調設備50a,50b,50c,・・・の運転スケジュールの入力を受け付けたり、当該運転スケジュールに従って空調設備50a,50b,50c,・・・の運転を制御したりしている。また、コントローラ10aは、インターネット回線4を介して遠隔管理センター2内の遠隔管理サーバ20に接続されている。
図4に示すように、コントローラ10aは、主として、制御部11、記憶部12、インターネット通信部13、空調側通信部14、出力部15および入力部16から構成されている。
インターネット通信部13は、コントローラ10aのインターネット回線4への接続を可能にしている。空調側通信部14は、コントローラ10aの空調ネットワーク6への接続を可能にしている。
記憶部12には、機器データ記憶領域12aおよび日報データ記憶領域12bが確保されている。
機器データ記憶領域12aには、空調側通信部14により収集される空調設備50a,50b,50c,・・・に関する機器データが記憶される。すなわち、機器データ記憶領域12aには、空調設備50a,50b,50c,・・・の各制御部41から送られてくる機器データ、例えば、空調設備50a,50b,50c,・・・の運転履歴や運転状態に関するデータが記憶される。なお、空調設備50a,50b,50c,・・・の運転履歴に関するデータとは、空調設備50a,50b,50c,・・・を制御するために選択された電源のオン・オフ、運転モード(冷房モード、暖房モード、送風モードなど)および設定温度などの履歴に関するデータ等を意味し、空調設備50a,50b,50c,・・・の運転状態に関するデータとは、空調設備50a,50b,50c,・・・に取り付けられている各種センサ42a,42b,42c,42d,42e,・・・において所定の間隔(本実施形態では1分)で検出された値等を意味する。機器データ記憶領域12aは、このような機器データを所定の期間(本実施形態では30分)分記憶しておくことが可能な程度の記憶容量のみを有しており、新しい機器データが取得されるたびに、順次、最も古い機器データが消去されてゆくようになっている。
日報データ記憶領域12bには、コントローラ10aから遠隔管理サーバ20に向けて1日1回送信される日報データの元データが記憶されている。日報データとは、1日分の空調設備50a,50b,50c,・・・の運転履歴や運転状態をまとめたデータであり、その1日にセンサ42a,42b,42c,42d,42e,・・・において検出された値の最大値・最小値や、その1日の空調設備50a,50b,50c,・・・の累積稼働時間などを含む。日報データ記憶領域12bに記憶されている日報データの元データとは、最終的に遠隔管理サーバ20に向けて送信されることになる日報データが完成する前の加工途中のデータである。日報データは、所定の間隔(本実施形態では30分)で機器データ記憶領域12aに記憶されている機器データに基づいて加工されてゆき、1日1回、所定の時間にインターネット通信部13を介して遠隔管理サーバ20に向けて送信されることになる。そして、日報データの遠隔管理サーバ20への送信が完了すると、送信済みの日報データは日報データ記憶領域12bから消去される。すなわち、日報データ記憶領域12bは、新たに次の日の日報データを作成するために明け渡される。
制御部11は、記憶部12に記憶されているプログラムに従って、所定の間隔(本実施形態では5分)で機器データ記憶領域12aに記憶されている機器データに基づいて、空調設備50a,50b,50c,・・・における異常の有無を判断する。なお、制御部11は、当該異常検出処理を、空調設備50a,50b,50c,・・・単位で行う。そして、異常を検出した制御部11は、異常発報データを作成し、インターネット通信部13に遠隔管理サーバ20に向けて直ちに送信させる。なお、制御部11が検出する異常の種別としては、「異常」「予知」「累積異常」「通信異常」の4種類があるものとし、異常発報データには当該異常の種別を示すデータが含まれるものとする。ここで、「異常」に分類される異常とは、機器が故障している状態をいい、「予知」に分類される異常とは、未だ故障には至らないものの、近々故障することが予知される状態をいい、「累積異常」に分類される異常とは、「予知」に分類される異常が所定の回数以上発生した状態をいい、「通信異常」に分類される異常とは、コントローラ10aと空調設備50a,50b,50c,・・・との間の通信に異常が発生している状態をいう。異常発報データには、機器データ記憶領域12aに記憶されている過去の所定の期間(本実施形態では30分)分の機器データが付加される。なお、このとき異常発報データに付加される機器データは、当該異常発報データによって通知される異常が検出された空調設備50a,50b,50c,・・・に属するもののみである。
出力部15および入力部16は、タッチパネル機能およびスピーカ機能付きディスプレイとして一体的に構成されている。当該ディスプレイ上には、空調設備50a,50b,50c,・・・に対する制御命令の入力を受け付けるボタン等が並ぶ入力画面が表示され、当該ボタンに利用者が触れると、そのボタンに対応する処理がコントローラ10a内で実行されることになる。例えば、当該ディスプレイ上のボタンを操作することにより利用者により空調設備50a,50b,50c,・・・の電源をオンすることが選択された場合には、空調側通信部14を介して空調設備50a,50b,50c,・・・の制御部41に空調設備50a,50b,50c,・・・の電源をオンすることを指令する制御命令が送信されることになる。
〔遠隔管理サーバの構成〕
遠隔管理サーバ20は、遠隔管理センター2内に設置されており、インターネット回線4を介して物件1a,1b,・・・内のコントローラ10a,10b,・・・に接続されている。また、遠隔管理サーバ20は、インターネット回線4およびFAX回線5を介してサービスセンター3a,3b,・・・内のサービス端末30a,30b,・・・に接続されている。
図5に示すように、遠隔管理サーバ20は、主として、制御部21、記憶部22、インターネット通信部23、FAX通信部24、出力部25および入力部26から構成されている。なお、遠隔管理サーバ20は、実際には複数台のコンピュータからなるコンピュータ群であり、これらのコンピュータが協働することにより全体として遠隔管理サーバ20を構成している。
インターネット通信部23は、遠隔管理サーバ20のインターネット回線4への接続を可能にしており、インターネット回線4を介してコントローラ10a,10b,・・・から送られてくる異常発報データおよび日報データを受信したり、物件1a,1b,・・・内のインターネット端末80a,80b,80c,・・・およびサービスセンター3a,3b,・・・内のサービス端末30a,30b,・・・と電子メールの送受信を行ったりする。FAX通信部24は、遠隔管理サーバ20のFAX通信を可能にしており、物件1a,1b,・・・内のFAX機70a,70b,70c,・・・およびサービスセンター3a,3b,・・・内のサービス端末30a,30b,・・・とFAXの送受信を行ったりする。
記憶部22には、データテーブル22a〜22f(図7から図13参照)が記憶されている。これらのデータテーブル22a〜22fの詳細については後述する。また、記憶部22には、コントローラ10a,10b,・・・から送られてきた異常発報データおよび日報データが適当な形式に整理されて蓄積されてゆく。
制御部21は、異常検出部21a、通知先選択部21bおよびデータ生成部21cとして動作する。異常検出部21aは、インターネット通信部23が受信したコントローラ10a,10b,・・・からの異常発報データおよび日報データを解析し、空調設備50a,50b,50c,・・・における異常を検出する。そして、異常検出部21aにより空調設備50a,50b,50c,・・・における異常が検出されると、通知先選択部21bは、当該異常を通知するための異常通知データの通知先を選択する。異常通知データは、データ生成部21cにより生成されるデータであって、空調設備50a,50b,50c,・・・において異常が発生した旨や、その異常の詳細(異常の種別や異常の発生した物件1a,1b,・・・の名称および住所等)等を示すデータを含む。そして、データ生成部21cにより作成された異常通知データは、通知先選択部21bにより選択された通知先へと、インターネット通信部23からインターネット回線4を介して電子メールとして送信されたり、FAX通信部24からFAX回線5を介してFAXとして送信されたりする。
出力部25は、ディスプレイやスピーカ等から構成されており、制御部21による異常発報データの解析結果等を遠隔管理サーバ20の側にいる管理者に向けて出力する。例えば、空調設備50a,50b,50c,・・・において異常が発生した旨や、その異常の詳細(異常の種別や異常の発生した物件1a,1b,・・・の名称および住所等)等を表示する画面をディスプレイ上に表示したり、異常が発生した旨を知らせる音声をスピーカから流したりする。こうして、異常の発生を知った管理者は、サービスセンター3a,3b,・・・のサービスマンに電話等の手段によって連絡を取り、当該物件1aへの出動要請をすることも可能である。
入力部26は、遠隔管理センター2の管理者やサービスセンター3a,3b,・・・のサービスマンによる異常への対処の結果等の入力を受け付ける。入力部26を介して入力された異常への対処の結果等は、当該異常にかかる異常発報データおよび異常通知データに関連付けられて記憶部22に記憶される。
また、制御部21は、画面作成部21dとしても動作する。画面作成部21dは、通知先登録画面200(図13参照)を作成して、出力部25にかかるディスプレイ上に表示させる。通知先登録画面200は、異常検出部21aにより検出される異常の通知先を設定するための画面であり、通知先選択部21bが異常の通知先を選択する際に参照する通知先登録テーブル22f内のデータを編集するためのユーザインターフェースとなる画面である。
〔サービス端末の構成〕
サービス端末30a,30b,・・・は、それぞれサービスセンター3a,3b,・・・内に設置されており、インターネット回線4およびFAX回線5を介して遠隔管理センター2内の遠隔管理サーバ20に接続されている。以下、サービス端末30aの構成について説明するが、その他のサービス端末30b,・・・についても同様であるものとする。
図6に示すように、サービス端末30aは、主として、制御部31、記憶部32、インターネット通信部33、FAX通信部34、出力部35および入力部36から構成されている。
インターネット通信部33は、サービス端末30aのインターネット回線4への接続を可能にしており、インターネット回線4を介して遠隔管理サーバ20と電子メールの送受信を行う。FAX通信部34は、サービス端末30aのFAX通信を可能にしており、FAX回線5を介して遠隔管理サーバ20とFAXの送受信を行う。
記憶部32には、遠隔管理サーバ20からインターネット回線4やFAX回線5を介して送られてきた異常通知データが記憶される。
出力部35は、ディスプレイやスピーカ等から構成されている。そして、制御部31は、記憶部32に記憶されている異常通知データに基づいて、ディスプレイ上に警告画面を表示させたり、スピーカから警告音を流させたりして、空調設備50a,50b,50c,・・・における異常をサービス端末30aの側にいるサービスマンに警告する。一方、警告を受けたサービスマンは、その異常の詳細を記憶部32に記憶されている異常通知データから知得し、その異常に対応するべくその異常の発生した物件1a,1b,・・・へ出動する。
入力部36は、サービスマンによる異常への対処の結果等の入力を受け付ける。入力部36を介して入力された異常への対処の結果等は、インターネット回線4を介してインターネット通信部33により遠隔管理サーバ20に送信され、遠隔管理サーバ20の記憶部22に当該異常にかかる異常発報データおよび異常通知データに関連付けられて記憶される。
〔各種データテーブル〕
以下、遠隔管理サーバ20の記憶部22に記憶されているデータテーブル22a〜22fの詳細について説明する。
(1)契約先テーブル
契約先テーブル22aは、空調設備50a,50b,50c,・・・の契約先に関するデータを管理する。各契約先は、各物件1a,1b,・・・に入っているビル管理会社ないし各テナントに、すなわち、各物件1a,1b,・・・の各区画7a,7b,7c,・・・に対応する。
図7に示すように、契約先テーブル22aには、「契約先ID」「名称」「住所」「FAX番号」「電子メールアドレス」「言語コード」「タイムゾーン」「文言」フィールドが定義されている。各レコードは、1の契約先に対応する。
各レコードの「契約先ID」「名称」「住所」フィールドには、それぞれ当該レコードに対応する契約先のID、名称、住所が格納される。各レコードの「FAX番号」「電子メールアドレス」フィールドには、それぞれ当該レコードに対応する契約先の代表のFAX番号、代表の電子メールアドレスが格納される。各レコードの「言語コード」フィールドには、当該レコードに対応する契約先で用いられている言語の種類を示す言語コードが格納され、例えば、契約先で日本語が用いられている場合には「JP」が格納され、英語が用いられている場合には「EN」が格納される。各レコードの「タイムゾーン」フィールドには、当該レコードに対応する契約先のタイムゾーンが格納される。各レコードの「文言」フィールドには、当該レコードに対応する契約先への異常通知データに含ませるべき文言が格納される。
(2)納入先テーブル
納入先テーブル22bは、空調システム40a,40b,・・・の納入先に関するデータを管理する。各納入先は、各物件1a,1b,・・・を管理するビル管理会社に、すなわち、各物件1a,1b,・・・の管理室7aに対応する。
図8に示すように、納入先テーブル22bには、「納入先ID」「名称」「住所」「FAX番号」「電子メールアドレス」「言語コード」「タイムゾーン」「文言」フィールドが定義されている。各レコードは、1の納入先に対応する。
各レコードの「納入先ID」「名称」「住所」フィールドには、それぞれ当該レコードに対応する納入先のID、名称、住所が格納される。各レコードの「FAX番号」「電子メールアドレス」フィールドには、それぞれ当該レコードに対応する納入先の代表のFAX番号、代表の電子メールアドレスが格納される。各レコードの「言語コード」フィールドには、当該レコードに対応する納入先で用いられている言語の種類を示す言語コードが格納される。各レコードの「タイムゾーン」フィールドには、当該レコードに対応する納入先のタイムゾーンが格納される。各レコードの「文言」フィールドには、当該レコードに対応する納入先への異常通知データに含ませるべき文言が格納される。
(3)サービス端末テーブル
サービス端末テーブル22cは、サービス端末30a,30b,・・・に関するデータを管理する。
図9に示すように、サービス端末テーブル22cには、「サービス端末ID」「名称」「住所」「FAX番号」「電子メールアドレス」「言語コード」「タイムゾーン」「文言」フィールドが定義されている。各レコードは、1のサービス端末30a,30b,・・・に対応する。
各レコードの「サービス端末ID」「名称」「住所」フィールドには、それぞれ当該レコードに対応するサービス端末30a,30b,・・・のID、名称、住所が格納される。各レコードの「FAX番号」「電子メールアドレス」フィールドには、それぞれ当該レコードに対応するサービス端末30a,30b,・・・の代表のFAX番号、代表の電子メールアドレスが格納される。各レコードの「言語コード」フィールドには、当該レコードに対応するサービス端末30a,30b,・・・で用いられている言語の種類を示す言語コードが格納される。各レコードの「タイムゾーン」フィールドには、当該レコードに対応するサービス端末30a,30b,・・・のタイムゾーンが格納される。各レコードの「文言」フィールドには、当該レコードに対応するサービス端末30a,30b,・・・への異常通知データに含ませるべき文言が格納される。
(4)その他通知先テーブル
その他通知先テーブル22dは、契約先テーブル22a、納入先テーブル22bおよびサービス端末テーブル22cに登録されているFAX番号および電子メールアドレス以外に異常を通知すべき通知先が存在する場合に、当該通知先に関するデータを登録しておくためのテーブルである。
図10に示すように、その他通知先テーブル22dには、「その他通知先ID」「名称」「FAX番号等」「言語コード」「タイムゾーン」「文言」フィールドが定義されている。各レコードは、1の通知先に対応する。
各レコードの「その他通知先ID」「名称」フィールドには、それぞれ当該レコードに対応するその他の通知先のID、名称が格納される。各レコードの「FAX番号等」フィールドには、当該レコードに対応するその他の通知先のFAX番号または電子メールアドレスのいずれかが格納される。各レコードの「言語コード」フィールドには、当該レコードに対応するその他の通知先で用いられている言語の種類を示す言語コードが格納される。各レコードの「タイムゾーン」フィールドには、当該レコードに対応するその他の通知先のタイムゾーンが格納される。各レコードの「文言」フィールドには、当該レコードに対応するその他の通知先への異常通知データに含ませるべき文言が格納される。
(5)契約先−納入先等テーブル
契約先−納入先等テーブル22eは、契約先テーブル22aに登録されている契約先と、納入先テーブル22bに登録されている納入先、サービス端末テーブル22cに登録されているサービス端末30a,30b,・・・およびその他通知先テーブル22dに登録されているその他の通知先との対応関係を登録しておくためのテーブルである。
図11に示すように、契約先−納入先等テーブル22eには、「契約先ID」「納入先ID」「サービス端末ID」「その他通知先ID」フィールドが定義されている。各レコードは、1の契約先に対応し、当該1の契約先に対応付けられる1の納入先、1のサービス端末および1または複数のその他の通知先を定義する。
各レコードの「契約先ID」フィールドには、当該レコードに対応する契約先のIDが格納される。各レコードの「納入先ID」フィールドには、当該レコードに対応する契約先に対応付けられる納入先のIDが格納される。各レコードの「サービス端末ID」フィールドには、当該レコードに対応する契約先に対応付けられるサービス端末30a,30b,・・・のIDが格納される。なお、通常、ある契約先に対応付けられるサービス端末とは、その契約先に最寄りのサービス端末である。各レコードの「その他通知先ID」フィールドには、当該レコードに対応する契約先に対応付けられるその他の通知先のIDが格納される。なお、ある契約先に対応付けられるその他の通知先が複数ある場合には、それら複数のその他の通知先のIDを結合した値が「その他通知先ID」フィールドに格納されることになる。
(6)通知先登録テーブル
通知先登録テーブル22fは、契約先ごと、かつ、異常の種別ごとに設定される異常の通知先を登録しておくためのテーブルである。
図12に示すように、通知先登録テーブル22fには、「契約先ID」「異常種別」「通知先等ID」「FAX」「電子メール」フィールドが定義されている。各レコードは、ある契約先においてある種別の異常が発生した場合に当該異常を通知すべき通知先を1つ(FAXだけまたは電子メールだけ)あるいは2つ(FAXおよび電子メールの両方)定義する。
各レコードの「契約先ID」フィールドには、当該レコードに対応する契約先のIDが格納される。各レコードの「異常種別」フィールドには、当該レコードに対応する異常種別、具体的には、「異常」「予知」「累積異常」「通信異常」のいずれかの値が格納される。
各レコードの「通知先等ID」フィールドには、当該レコードに対応する契約先において当該レコードに対応する種別の異常が発生した場合に当該異常を通知すべき契約先、納入先、サービス端末30a,30b,・・・またはその他の通知先のIDが格納される。
各レコードの「FAX」フィールドには、当該レコードの「通知先等ID」フィールドに契約先、納入先またはサービス端末30a,30b,・・・のIDが格納されている場合に、「有り」または「無し」の値が格納される。あるレコードの「FAX」フィールドの値が「有り」になっている場合には、当該レコードの「通知先等ID」フィールドの値により特定される契約先、納入先またはサービス端末30a,30b,・・・にFAXが送信されるべきことを意味する。
同様に、各レコードの「電子メール」フィールドには、当該レコードの「通知先等ID」フィールドに契約先、納入先またはサービス端末30a,30b,・・・のIDが格納されている場合に、「有り」または「無し」の値が格納される。あるレコードの「電子メール」フィールドの値が「有り」になっている場合には、当該レコードの「通知先等ID」フィールドの値により特定される契約先、納入先またはサービス端末30a,30b,・・・に電子メールが送信されるべきことを意味する。
〔異常発生時における処理の流れ〕
以下では、物件1aの空調設備50bにおいて異常が発生した場合を例として、遠隔管理システム100における処理の流れについて説明する。なお、以下の説明においては、物件1aの空調設備50bに対応する契約先(物件1aの区画7b)のIDを「Bukken1a−Kukaku7b」とし、当該契約先に対応する納入先(物件1aの管理室7a)のIDを「nounyusaki7a」とし、当該契約先に対応するサービス端末をサービス端末30aとし、かつ、そのIDを「Service3a」とする。また、当該契約先には、契約先―納入先等テーブル22eにより、「other1a7b」で識別されるその他の通知先が対応付けられているものとする(図11参照)。
物件1aの空調設備50bにおいて発生した異常は、コントローラ10aの制御部11により検出される。これを受けて制御部11により異常発報データが作成されると、当該異常発報データは、インターネット通信部13から直ちに遠隔管理サーバ20に向けて送信される。
一方、コントローラ10aから異常発報データを受信した遠隔管理サーバ20では、異常検出部21aが、当該異常発報データに基づいて、物件1aの空調設備50bにおける異常を検出する。続いて、通知先選択部21bが異常通知データの通知先を選択する。具体的には、通知先選択部21bは、異常発報データを解析することにより、当該異常が物件1aの空調設備50bにおいて発生したものであることと、当該異常の種別とを特定する。なお、ここで特定される異常の種別が「異常」である場合を考える。このとき、通知先選択部21bは、通知先登録テーブル22fを参照して、「契約先ID」フィールドに「Bukken1a−Kukaku7b」が格納されており、かつ、「異常種別」フィールドに「異常」が格納されているレコードを抽出する。すなわち、図12に示すレコード1〜4が抽出されることになる。そして、通知先選択部21bは、抽出したレコード1〜4の内容に従って、「Bukken1a−Kukaku7b」により識別される契約先(物件1aの区画7b)の代表の電子メールアドレス、「nounyusaki7a」により識別される納入先(物件1aの管理室7a)の代表のFAX番号および代表の電子メールアドレス、「Service3a」により識別されるサービス端末30aの代表のFAX番号および代表の電子メールアドレス、ならびに、「other1a7b」により識別されるその他の通知先を、異常通知データの通知先として選択する。
続いて、データ生成部21cは、通知先選択部21bにより選択された通知先ごとに、異常通知データを作成する。異常通知データには、異常の発生日時、異常の種別、異常の発生した物件1aの名称および住所、異常が空調設備50bで発生したことを示すデータ等が含まれる。各通知先に送信される各異常通知データは、当該通知先で用いられている言語で記述され、当該通知先の属するタイムゾーンに合わせて作成される。すなわち、通知先が英語圏であれば、異常通知データは英語で作成される。また、異常通知データ上では、異常の発生日時や異常通知データの作成日時などの時間情報が当該通知先のタイムゾーンに換算されて記述される。なお、各通知先の言語およびタイムゾーンは、当該通知先に対応するデータテーブル22a〜22d内のレコードの「言語コード」「タイムゾーン」フィールドの値を参照して決定される。
こうして作成された異常通知データは、インターネット通信部23およびFAX通信部24から通知先選択部21bにより選択された通知先へと送信される。各通知先の具体的なFAX番号および電子メールアドレスは、データテーブル22a〜22dを参照して導出される。
なお、上記処理は、異常検出部21aが日報データに基づいて空調設備50a,50b,50c,・・・における異常を検出した場合にも同様に実行される。
〔登録画面〕
図13は、通知先登録テーブル22f内のデータを編集するための画面である通知先登録画面200を示している。通知先登録画面200は、契約先ごとに作成されるものであり、図13に示す通知先登録画面200は、特に物件1aの区画7bに対応する契約先についての画面である。以下、通知先登録画面200の機能を説明する。
通知先登録画面200は、遠隔管理サーバ20の画面作成部21dにより作成される。画面作成部21dは、記憶部22に記憶されている画面作成プログラムに従って、通知先登録画面200を出力部25にかかるディスプレイ上に表示させ、通知先登録画面200上に入力された設定を通知先登録テーブル22fに反映する処理を行う。
より具体的には、画面作成部21dは、ある契約先用の通知先登録画面200を作成するにあたり、契約先−納入先等テーブル22eを参照し、当該契約先に対応する納入先、サービス端末30a,30b,・・・およびその他の通知先を導出する。
続いて、画面作成部21dは、納入先テーブル22bおよびサービス端末テーブル22cを参照して、当該契約先に対応するものとして導出した納入先およびサービス端末30a,30b,・・・のFAX番号および電子メールアドレスを特定する。また、その他通知先テーブル22dを参照して、当該契約先に対応するものとして導出したその他の通知先のFAX番号ないし電子メールアドレスを特定する。また、契約先テーブル22aを参照して、当該契約先のFAX番号および電子メールアドレスを特定する。
そして、画面作成部21dは、これらの特定したFAX番号および電子メールアドレスを縦に、異常の種別を横に並べた態様の通知先登録テーブル202を通知先登録画面200の中央に配置する。通知先登録画面200上においては、通知先登録テーブル202の上に契約先の名称欄201が設けられ、通知先登録テーブル202の下に登録ボタン203およびキャンセルボタン204が設けられる。
通知先登録テーブル202の各セルには、チェックボックスが設けられている。各セルの各チェックボックスは、当該セルに対応する異常の種別に属する異常が検出された時に、当該セルに対応する通知先に当該異常を通知する必要がある場合にチェックされ、通知する必要がない場合にはチェックされないように運用される。そして、画面作成部21dは、登録ボタン203が押されたことを検知すると、当該検知時の通知先登録テーブル202のチェックの状況に応じて、通知先登録テーブル22fに対してレコードの追加・削除やフィールドの更新を行う。なお、図13に示す通知先登録テーブル202のチェック状況において登録ボタン203が押された場合には、通知先登録テーブル22f内に図12に示すレコード1〜11が保存されることになる。
〔特徴〕
(1)
上記実施形態では、遠隔管理サーバ20からの異常の通知先が、当該異常の種別に応じて、異常の発生した契約先ごとに選択されるようになっている。これにより、異常の通知先が状況に応じて柔軟に選択されるようになり、異常の通知にかかる通信負荷を低減することができるようになっている。
(2)
上記実施形態では、遠隔管理サーバ20から各地に送信される異常通知データが、通知先で用いられている言語によって作成されるとともに、通知先のタイムゾーンに合わせた日時を表示するようになっている。これにより、異常通知データを受け取る側が、異常の詳細を理解しやすくなっている。
(3)
上記実施形態では、遠隔管理サーバ20に対する異常の通知先の登録が、異常の通知先と異常の種別とを軸とする2次元のテーブル202に対する簡易な操作によって可能となっている。
〔変形例〕
(1)
空調設備50a,50b,50c,・・・以外の設備機器が、コントローラ10a,10b,・・・の管理対象であってもよい。例えば、コントローラ10a,10b,・・・の管理対象となる設備機器が、防災機器であってもよいし、照明機器であってもよいし、空調設備を含む複数の種類の設備機器が組み合わされたものであってもよい。
(2)
コントローラ10a,10b,・・・と、遠隔管理サーバ20と、サービス端末30a,30b,・・・とが、インターネット回線4およびFAX回線5以外の回線を介して接続されていてもよい。例えば、電話回線で接続されていてもよい。
(3)
通知先登録画面200は、インターネット回線4を介して遠隔管理サーバ20にアクセス可能な端末(例えば、サービス端末30a,30b,・・・)のディスプレイ上においても表示可能となっていてもよい。このとき、パスワードなどによるアクセス制限を行うことにより、外部の端末からアクセスされる遠隔管理サーバ20のセキュリティを保つことができる。
(4)
遠隔管理サーバ20からの異常の通知先を設定する単位となる異常の種別は、上記実施形態において例示したものに限られない。異常の種別をより細かく分類することも可能であるし、より大まかに分類することも可能である。
本発明は、異常の通知にかかる通信負荷を下げることができるという効果を有し、設備機器を設備機器の遠隔から管理する遠隔管理装置として有用である。
本発明の一実施形態にかかる遠隔管理サーバを含む遠隔管理システムの構成図。 物件の構成図。 空調設備の構成図。 コントローラの構成図。 遠隔管理サーバの構成図。 サービス端末の構成図。 契約先テーブルのデータ構造を示す図。 納入先テーブルのデータ構造を示す図。 サービス端末テーブルのデータ構造を示す図。 その他通知先テーブルのデータ構造を示す図。 契約先−納入先等テーブルのデータ構造を示す図。 通知先登録テーブルのデータ構造を示す図。 通知先登録画面を示す図。
符号の説明
1a,1b,・・・ 物件
2 遠隔管理センター
3a,3b,・・・ サービスセンター
10a,10b,・・・ コントローラ
20 遠隔管理サーバ(遠隔管理装置)
21a 異常検出部(検出部)
21b 通知先選択部(選択部)
21c データ生成部(生成部)
21d 画面作成部(作成部)
22 記憶部
22e 契約先―納入先等テーブル(第2送信先情報)
22f 通知先登録テーブル(第1送信先情報)
23 インターネット通信部(送信部)
24 FAX通信部(送信部)
25 出力部(表示部)
30a,30b,・・・ サービス端末
40a,40b,・・・ 空調システム
50a,50b,50c,・・・ 空調設備(設備機器)
100 遠隔管理システム

Claims (7)

  1. 設備機器(50a,50b,50c,・・・)を前記設備機器の遠隔から管理する遠隔管理装置(20)であって、
    前記設備機器における異常を検出する検出部(21a)と、
    前記検出部により検出された異常の種別に応じて、当該異常を通知するための異常通知データを送信する送信先を選択する選択部(21b)と、
    前記選択部により選択された前記送信先に前記異常通知データを送信する送信部(23,24)と、
    を備える、遠隔管理装置(20)。
  2. 前記異常の種別と、前記送信先とを対応付ける第1送信先情報(22f)を記憶する記憶部(22)、
    をさらに備え、
    前記選択部(21b)は、前記第1送信先情報に基づいて、前記送信先を選択する、
    請求項1に記載の遠隔管理装置(20)。
  3. 前記第1送信先情報(22f)は、前記異常の種別と、前記設備機器(50a,50b,50c,・・・)の設置先と、前記送信先とを対応付ける情報であり、
    前記選択部(21b)は、前記第1送信先情報に基づいて、前記異常の種別および前記設置先に応じて、前記送信先を選択する、
    請求項2に記載の遠隔管理装置(20)。
  4. 前記記憶部(22)は、前記送信先と、言語の種類とを対応付ける言語情報をさらに記憶し、
    前記異常通知データを、当該異常通知データの前記送信先に前記言語情報により対応付けられる種類の言語で生成する生成部(21c)、
    をさらに備える、
    請求項2または3に記載の遠隔管理装置(20)。
  5. 前記記憶部(22)は、前記送信先と、タイムゾーンとを対応付けるタイムゾーン情報をさらに記憶し、
    前記異常通知データを、当該異常通知データの前記送信先に前記タイムゾーン情報により対応付けられるタイムゾーンに合わせて生成する生成部(21c)、
    をさらに備える、
    請求項2または3に記載の遠隔管理装置(20)。
  6. 前記異常の種別は、異常、異常の予知、および、同種の異常の累積により検出される累積異常からなる群から選択される複数の事象を区別するものである、
    請求項1から5のいずれかに記載の遠隔管理装置(20)。
  7. 前記記憶部(22)は、前記設置先と、前記送信先とを対応付ける第2送信先情報(22e)をさらに記憶し、
    前記第2送信先情報に基づいて、前記第1送信先情報(22f)を前記記憶部に登録するための送信先登録画面(200)を前記設置先ごとに作成する作成部(21d)と、
    前記作成部により作成された前記送信先登録画面を表示する表示部(25)と、
    をさらに備え、
    前記送信先登録画面は、前記異常の種別と、当該送信先登録画面に対応する前記設置先に前記第2送信先情報により対応付けられる前記送信先とを、それぞれ行および列または列および行とする2次元のテーブル(202)を有する画面であり、
    前記テーブルの各セルは、当該セルに対応する前記異常の種別に属する異常を通知するための前記異常通知データを、当該セルに対応する前記送信先に送信するか否かについての設定を受け付ける、
    請求項3に記載の遠隔管理装置(20)。
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