JPH0630452A - 加入者回路 - Google Patents

加入者回路

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Publication number
JPH0630452A
JPH0630452A JP3023295A JP2329591A JPH0630452A JP H0630452 A JPH0630452 A JP H0630452A JP 3023295 A JP3023295 A JP 3023295A JP 2329591 A JP2329591 A JP 2329591A JP H0630452 A JPH0630452 A JP H0630452A
Authority
JP
Japan
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circuit
terminal
signal
voltage
line
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3023295A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutoshi Ayano
光俊 綾野
Taichi Kosako
太一 小迫
Kazumi Kinoshita
和美 木下
Shinichi Ito
真一 伊藤
Kenji Takato
健司 高遠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH0630452A publication Critical patent/JPH0630452A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は電話交換機の分野における加入者回
路に関し、チョークコイルを必要としない簡単な構成の
加入者回路を提供することを目的としている。 【構成】 通話用対線(R線,T線)に接続された抵抗
よりなる給電回路10と、該給電回路10を構成する抵
抗と電源VBB間に接続された電源雑音除去用のフィル
タ回路11と、平衡−平衡変換を行う中継トランス2
と、端子4WRからの信号を受けるバッファアンプ12
と、該バッファアンプ12の出力を受けて電圧/電流変
換を行い、中継トランス2を駆動する電圧/電流変換回
路13と、前記バッファアンプ12の出力を受けて、バ
ランシングネットワークの制御を行うバランシングネッ
トワーク制御回路14と、中継トランス2からの信号と
バランシングネットワーク制御回路14からの信号を減
算処理して回り込みを除去して4WT線に出力する減算
回路15とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話交換機の分野におけ
る加入者回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来回路の構成例を示すブロック
図である。図において、1は給電回路としてのチョーク
コイルである。該チョークコイル1のT線側は接地され
ており、R線側は電源VBBに接続されている。2は平
衡−不平衡変換を行なう中継トランスである。T線と中
継トランス2との間には、直流電流遮断用のコンデンサ
Cが接続されている。
【0003】7はR線,T線間に接続された電話機であ
る。R1は電話機7からの音声信号を受ける終端抵抗で
ある。3はPCM Codecの出力信号を端子4WR
より受信した信号を増幅して中継トランス2を抵抗R1
を介して駆動する増幅器である。
【0004】4は減算器で、その正入力(端子Y)には
中継トランス2からの信号が入り、その負入力(端子
X)には抵抗R2を介して駆動アンプ3の出力が入って
いる。該減算器4は、端子4WTからPCM Code
cへ信号を送出する場合に、端子4WRからの回り込み
(エコー)を除去する機能を有している。
【0005】5は減算器4の出力を受けてPCM Co
decへ端子4WTを経由して送出する増幅器である。
6は抵抗R2の一端に接続されたインピーダンス整合用
のバランシングネットワーク(BN)である。ここで、
電話機7のインピーダンスを例えば600Ωとする。チ
ョークコイル1の音声周波数領域でのインピーダンスは
約20KΩと大きい。そこで、抵抗R1のインピーダン
スが600Ωになるようにとって、整合させている。こ
のように構成された回路の動作を説明すれば、以下のと
おりである。 (送信時の動作)電話機7がオフフックすると、T線と
R線間に接続路ができるため、給電回路1から直流電流
が供給され、電話機7は動作可能になる。ここで、給電
回路1に要求される条件は、以下のとおりである。 差動交流信号に対して高インピーダンスであること。 直流に対して低インピーダンスであること。 同相交流信号に対してバランスしていること(対地間
不平衡度規格で規定される)。 そのため、チョークコイルは2巻線構造にして、図の●
を巻始めとする巻線方法が用いられる。
【0006】電話機7から送出された音声信号は、直流
遮断コンデンサCを介して中継トランス2に入り、平衡
−不平衡変換される。変換された音声信号は、減算器4
の正入力(Y端子)に入る。一方、減算器4の負入力
(X端子)には端子4WRから信号がないと仮定する
と、信号が入力されない。この結果、電話機7からの音
声信号がそのまま増幅器5に出力される。そして、増幅
器5で増幅された後、端子4WTを介してPCM Co
decへ送り出される。 (受信時の動作)端子4WRはPCM Codecへ接
続されており、通話路ネットワークを通して通信相手先
からの音声信号を受け取る。端子4WRから受信した音
声信号は、増幅器3で増幅される。そして、増幅器3で
抵抗R1を介して中継トランス2を駆動し、電話機7へ
音声信号を伝送する。
【0007】ここで、抵抗R2は抵抗R1のN倍(一般
的には100倍位にとる)の抵抗値に設定されており、
バランシングネットワーク(BN)6は、中継トランス
2から電話機7側を見たインピーダンスのN倍に設定す
ることにより、R線の信号により発生した減算器4のX
端子とY端子の信号を同じにする。
【0008】図8は減算器4の具体的構成例を示す回路
図である。R11〜R14は抵抗、U1は演算増幅器で
ある。R11,R13は入力インピーダンスを100K
Ω位に高くし、他回路への影響をなくすようにする。こ
こで、R11=R13,R12=R14とすると、演算
増幅器U1の出力VOは、X端子電圧をVX、Y端子電
圧をVYとすると、 VO=R12(VY−VX)/R11 と表される。ここで、各抵抗の値として識別番号をその
まま用いた(以下、同様とする)。従って、R11=R
12とすれば、VO=VY−VXとなる。即ち、Y端子
電圧からX端子電圧を引いて差分電圧を出力する。
【0009】減算器4は、Y端子からX端子を差し引く
ように動作するため、端子4WRの信号はX端子とY端
子に伝送されるが、同じ大きさとなるので、相殺されて
減算器4の出力には現れない。従って、端子4WTには
出力されない。
【0010】一方、電話機7からの信号は、やはり減算
器4のY端子に伝送されるが、減算器4のX端子には伝
送されないため、減算器4の出力に現れ、端子4WTに
出力され、端子4WTからPCM Codecへ接続さ
れ、通話路ネットワークを通して通話相手に音声信号を
送出する。このように、減算器4において、端子4WR
からの信号を除去するため、通話路スイッチを経由して
できる4線回路網の一巡ループにより発生するエコーを
防止することができ、高品質な通話が可能となる。つま
り、端子4WRに現れた信号、即ち通話路スイッチを通
ってきた通話の相手からの音声信号は、端子4WTに戻
ることなく、R線,T線に接続された電話機7に送出さ
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】中継トランス2は直流
電流を重畳しないため、小型化,低価格化がすすんでき
たが、給電回路に使用するチョークコイル1は直流電流
が重畳されるため、大きくそして高価であった。また、
チョークコイルの代わりに用いられる電子回路も、回路
的に複雑となり、部品点数が非常に多くなるという問題
があった。また、このためハイブリッドIC化やLSI
化するにも開発が難しく、やはり高価であった。
【0012】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、チョークコイルを必要としない簡単な構
成の加入者回路を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は第1の発明の原理
ブロック図、図2は第2の発明の原理ブロック図であ
る。図1において、図7と同一のものは、同一の符合を
付して示す。図において、10はR線,T線に接続され
た抵抗R20,R21よりなる給電回路、11は該給電
回路10を構成する抵抗R21と電源VBB間に接続さ
れた電源雑音除去用のフィルタ回路、2は平衡−不平衡
変換を行う中継トランス、Cは直流電流遮断用コンデン
サである。
【0014】12は端子4WRからの信号を受ける増幅
度1のバッファアンプ、13は該バッファアンプ12の
出力を受けて電圧/電流変換を行って中継トランス2を
駆動する電圧/電流変換回路、14は前記バッファアン
プ12の出力を受けてバランシングネットワーク16の
制御を行うバランシングネットワーク制御回路、15は
中継トランス2からの信号とバランシングネットワーク
制御回路14からの信号を減算処理して回り込みを除去
して端子4WTに出力する減算回路である。
【0015】図2において、図1,図7と同一のもの
は、同一の符号を付して示す。図において、10はR
線,T線に接続された抵抗R20,R21よりなる給電
回路、11は該給電回路10を構成する抵抗R21と電
源VBB間に接続された電源雑音除去用のフィルタ回路
である。
【0016】20はT線とR線との差信号のみを増幅し
てコンデンサC10を介して加算回路23へ出力する差
動増幅器、21は端子4WRからの信号をバッファアン
プ12で受けて増幅した後、電圧/電流変換してT線側
に送出する電圧/電流変換回路、22は同じく端子4W
Rからの信号を受けてたバッファアンプ12の出力を反
転増幅しながら、電圧/電流変換してR線側に送出する
電圧/電流変換回路、23は前記差動増幅器20の出力
とバッファアンプ12の出力信号を加算処理して回り込
みを除去して端子4WTに出力する加算回路である。2
4はバランシングネットワーク、R22はバッファアン
プ12と加算回路23間に接続された抵抗である。
【0017】
【作用】(第1の発明)給電回路として抵抗R20,R
21よりなる給電回路10を用いる。そして、電話機7
から見た中継トランス2側のインピーダンスを大きくす
るために、電圧/電流変換回路13を電流源として、そ
の出力インピーダンスを大きくとっている。これによ
り、インピーダンス的には中継トランス2以降を分離す
ることができる。
【0018】従って、給電抵抗R20,R21の値を電
話機7とマッチングをとるようにほぼ電話機7のインピ
ーダンスと等しい値とする。これにより、給電回路とし
て抵抗を用いることができ、回路構成を簡単にすること
ができる。 (第2の発明)給電抵抗R20,R21による給電回路
10の動作は、図1と同じである。この発明では、平衡
−不平衡変換用の中継トランスの代わりに電子回路を用
いている。即ち、送出用の音声信号は差動増幅器(アン
プ)20により端子4WT側へ送り出し、端子4WRよ
り受信した音声信号は電圧/電流変換回路21,22に
よりそれぞれ十分に大きい出力インピーダンスで電話機
7を駆動するようにする。
【0019】これにより、電話機7側から見たハイブリ
ッド回路のインピーダンスは非常に大きな値になり、電
話機7,給電回路10を平衡−不平衡変換回路から分離
することができる。この結果、給電抵抗R20,R21
の和を電話機7のそれと等しくすると、インピーダンス
の整合をとることができる。このように、本発明によれ
ば給電回路としてチョークコイルを使用しないようにす
ることができ、簡単な構成の加入者回路を提供すること
ができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0021】図3は本発明のフィルタ回路11の具体的
構成例を示す図である。図1と同一のものは、同一の符
号を付して示す。Q1はトランジスタ、U2は演算増幅
器で、トランジスタQ1と演算増幅器U2とで電圧源を
構成している。そして、トランジスタQ1のエミッタは
給電抵抗R21に接続され、コレクタは電源VBBに接
続されている。
【0022】R31とR32は抵抗で、地気と電源電圧
BB間に接続されている。そして、これら抵抗R31
とR32は分圧回路を構成しており、その分圧電圧Va
は演算増幅器U2の+入力に入っている。コンデンサC
1は抵抗R31の両端に接続され、ノイズ除去用のフィ
ルタを構成している。
【0023】演算増幅器U2は、+入力の電圧Vaと同
じ電圧が−端子に発生するように出力電圧を制御する。
演算増幅器U2の出力はトランジスタQ1のベースに接
続されているため、トランジスタQ1の電流増幅率をh
FEとすると、演算増幅器U2はトランジスタQ1のエ
ミッタに流れる電流の1/hFEの出力電流で−端子の
電圧を制御できる。
【0024】トランジスタQ1のエミッタ電圧は、演算
増幅器U2の+端子電圧で決まってしまい、給電抵抗R
21からの電流によって変化しない。従って、給電抵抗
R21から見たフィルタ回路11の入力インピーダンス
は殆ど0Ωに見える。分圧電圧Vaは例えば、電源V
BBよりも2V高いところに設定する。この値は、トラ
ンジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBEと演算増
幅器U2の出力飽和電圧を考慮して決める必要がある。
【0025】フィルタ回路11が除くべき雑音は、電源
BBから発生する雑音である。この電源VBBの雑音
は、抵抗R32を経由して演算増幅器U2の+端子に入
力する。若し、コンデンサC1がないと、演算増幅器U
2はトランジスタQ1のエミッタに電源雑音をそのまま
出力してしまう。
【0026】しかしながら、コンデンサC1が抵抗R3
1と並列に接続されているので、抵抗R31とR32と
コンデンサC1とで高域遮断フィルタを構成しており、
電源VBBの雑音はこのフィルタにより除去され、抵抗
R31とR32により発生した直流電圧のみが、演算増
幅器U2の+端子に伝達される。
【0027】図1において、フィルタ回路11により電
源雑音を除去した(VBB−2)Vの直流電圧がそのO
UT端子に出力される。このフィルタ回路11の出力電
圧によりT線,R線間に接続された電話機7に通話のた
めに必要な直流電圧を供給する。また、給電抵抗R20
とR21によりT線,R線から覗いた加入者回路の終端
インピーダンスを構成する。
【0028】米国EIA(Electronic In
dustries Association)の規格で
は、終端インピーダンスは600Ωと規定されている。
そこで、この場合、給電抵抗R20とR21を共に30
0Ωとすることにより、EIA規格に適合できる。抵抗
R20とR21を同じ300Ωとしたのは、対地間不平
衡度規格により、T線とR線の地気に対する同相モード
のインピーダンスを同じにする規定に適合させるためで
ある。
【0029】図4は第1の発明の電圧/電流変換回路1
3の具体的構成例を示す図である。図において、RV1
〜RV5は抵抗、U3は演算増幅器である。この回路の
入力端子INに電圧Vbが入力した時の出力端子OUT
の電圧をVoとする。演算増幅器U3の+端子電圧V+
【0030】
【数1】
【0031】となる。また、演算増幅器U3の出力電圧
をVxとすると、該演算増幅器U3の−端子電圧V−
は、
【0032】
【数2】
【0033】となる。ここで、演算増幅器U3はV+=
V−となるように動作するので、
【0034】
【数3】
【0035】となる。よって、
【0036】
【数4】
【0037】となる。ここで抵抗RV1=RV3,RV
2=RV4とすると、
【0038】
【数5】
【0039】となる。よって、RV4*Vb=RV1*
(Vx−Vo)となる。電圧/電流変換回路13の出力
電流をIoとすると、 Io=(Vx−Vo)/RV5 となり、 Io=RV4*Vb/(RV1*RV5) となる。
【0040】一方、電圧/電流変換回路13の出力OU
T端子に電圧Voが現れると、この場合、電圧/電流変
換回路13の入力IN端子は、図4に示すように増幅度
1の正相演算増幅器が接続されるため、地気に接続され
ていると見なせる。演算増幅器U3の+端子電圧V+は V+=RV3*Vo/(RV3+RV4) となり、演算増幅器U3の出力電圧Vxは Vx=RV2*{(1/RV1)+(1/RV2)}*V+ 即ち、
【0041】
【数6】
【0042】となる。ここで、RV1=RV3,RV2
=RV4とおくと、 Vx=Vo となり、出力OUT端子に電圧が現れても、電流が流れ
ない。即ち、電圧/電流変換回路13の出力インピーダ
ンスは非常に高くなる。これにより、源算回路の入力イ
ンピーダンスも高いため中継トランス2の2次側インピ
ーダンスが高いためインピーダンス的に無視することが
でき、電話機7との整合は、給電抵抗R20,R21で
とればよいことになる。
【0043】次に、第1の発明のバランシングネットワ
ーク制御回路(以下BN制御回路と略す)14について
説明する。図5は第1の発明のBN制御回路(BNC)
の具体的構成例を示す図である。図において、RB1〜
RB5は抵抗、U4は演算増幅器である。この抵抗RB
1〜RB5及びアンプU4とで構成される回路は、前述
した電圧/電流変換回路13(図4参照)と全く同じ回
路構成である。
【0044】Z端子に接続される抵抗R23は、給電抵
抗R20,R21の和であるR20+R21に等しく
し、BN端子に接続されるバランシングネットワーク
(BN)16は、T線,R線から加入者線を覗いた線路
インピーダンスに等しくする。BN制御回路14の出力
OUT端子は、減算回路15のX端子に接続される。
【0045】図1のバッファアンプ12の出力はBN制
御回路14の入力IN端子と電圧/電流変換回路13の
入力IN端子に接続され、端子4WRに送られてきた信
号をそのまま送出する。電圧/電流変換回路13は、音
声電圧信号を電流信号に変換して中継トランス2を駆動
する。
【0046】中継トランス2のインダクタンスとして
は、2ヘンリ(H)以上を選び、1次巻線に接続される
加入者回路の終端インピーダンスとなる抵抗R20+R
21と線路インピーダンスよりも十分大きなインピーダ
ンスとなるようにすることにより、中継トランス2の存
在が無視できるようにする。
【0047】電圧/電流変換回路13の駆動電流Ioに
より、減算回路15のY端子には
【0048】
【数7】
【0049】が発生する。一方、BN制御回路14の出
力OUT端子には、電圧/電流変換回路13とBN制御
回路14の回路が同じであるから、同じ電流IoがBN
制御回路14から出力される。この電流Ioは、バラン
シングネットワーク16と抵抗R23に流れ、出力電圧
を発生し、減算回路15のX端子に送出される。
【0050】BN制御回路14の出力OUT端子電圧
は、
【0051】
【数8】
【0052】となる。ここで、R23=R20+R2
1,(BN)=線路インピーダンスとなるように、抵抗
R23とバランシングネットワーク16を選択したの
で、減算回路15のY端子とX端子には同じ電圧が発生
することとなり、端子4WRの電圧は加入者線路経由で
電話機7に送出されるが、端子4WTには回り込まな
い。Ig=Ioであり、この出力電圧Voは図5の出力
と同じになる。
【0053】図6は第2の発明の一実施例を示す構成ブ
ロック図である。図2と同一のものは、同一の符号を付
して示す。R20とR21は給電回路10を構成してい
る。給電抵抗R21と接続された電源雑音除去用のフィ
ルタ回路11としては、図3に示した回路がそのまま使
用されている。動作も図3と同じである。
【0054】端子4WRからの受信信号はバッファアン
プU6に入り、該バッファアンプU6は非反転電圧/電
流変換回路21と反転電圧/電流変換回路22に入って
いる。ここで、非反転電圧/電流変換回路21は、抵抗
R51〜R55及び演算増幅器U7とで構成されてい
る。一方、反転電圧/電流変換回路22は抵抗R41〜
抵抗R45及び演算増幅器U8とで構成されている。
【0055】図より明らかなように、これら非反転電圧
/電流変換回路21と反転電圧/電流変換回路22の構
成は、第1の発明の電圧/電流変換回路13(図4参
照)と回路構成が同じである。従って、これら電圧/電
流変換回路21,22の出力インピーダンスは極めて大
きい。バッファアンプU6の出力は、電圧/電流変換回
路21にはその−入力に入り、電圧/電流変換回路22
には+入力に入っている。従って、これら電圧/電流変
換回路21,22の出力は、位相が180゜異なる信号
を出力して、それぞのT線,R線を駆動することにな
る。
【0056】一方、差動増幅器20は抵抗R61〜R6
4及び演算増幅器U9とで構成されている。そして、T
線とR線の差分信号を増幅して直流電流遮断コンデンサ
C2を介して加算回路23のY端子に入っている。
【0057】加算回路23は、抵抗R70〜R72及び
演算増幅器U10とで構成されている。その構成は、コ
ンデンサC2からの送出音声信号と、バッファアンプU
6からの受信音声信号の差信号を出力する加算回路構成
となっている。ここでは、抵抗R70とR71が入力抵
抗、R72が帰還抵抗である。そして、抵抗R70はバ
ランシングネットワークとしても、また図2の抵抗R2
2としても機能している。
【0058】このように構成された回路によれば、電圧
/電流変換回路21,22の出力インピーダンスは極め
て大きく、また差動増幅器20の入力インピーダンスは
極めて大きいので、電話機7側から見たハイブリッド回
路のインピーダンスを終端インピーダンスに比較して非
常に大きくすることができる。従って、給電抵抗R2
0,R21と電話機7のインピーダンスの整合のみとれ
ばよいことになる。この実施例では、給電用のチョーク
コイルに加えて中継トランスも無くしているので、IC
化に適している。
【0059】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば給電回路を抵抗で構成することができるので、簡
単な構成の加入者回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明のフィルタ回路の具体的構成例を示す図
である。
【図4】第1の発明の電圧/電流変換回路の具体的構成
例を示す図である。
【図5】第1の発明のBN制御回路の具体的構成例を示
す図である。
【図6】第2の発明の一実施例を示す構成ブロック図で
ある。
【図7】従来回路の構成例を示すブロック図である。
【図8】減算器の具体的構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
2 中継トランス 10 給電回路 11 フィルタ回路 12 バッファアンプ 13 電圧/電流変換回路 14 バランシングネットワーク制御回路 15 減算回路 16 バランシングネットワーク R20,R21 給電抵抗 C コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 真一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 高遠 健司 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通話用対線(R線,T線)に接続された
    抵抗よりなる給電回路(10)と、 該給電回路(10)を構成する抵抗の一方と電源間に接
    続された電源雑音除去用のフィルタ回路(11)と、 平衡−不平衡変換を行う中継トランス(2)と、 信号を受信する端子4WRからの信号を受けるバッファ
    アンプ(12)と、 該バッファアンプ(12)の出力電圧を受信し、中継ト
    ランス(2)を電流源駆動する電圧/電流変換回路(1
    3)と、 前記バッファアンプ(12)の出力を受けて、バランシ
    ングネットワークにより等価な回り込み信号を作成する
    バランシングネットワーク制御回路(14)と、 中継トランス(2)からの信号とバランシングネットワ
    ーク制御回路(14)からの信号を減算処理して回り込
    みを除去して端子4WTに出力する減算回路(15)と
    を設けたことを特徴とする加入者回路。
  2. 【請求項2】 通話用対線(R線,T線)に接続された
    抵抗よりなる給電回路(10)と、 該給電回路(10)を構成する抵抗の一方と電源間に接
    続された電源雑音除去用のフィルタ回路(11)と、 T線上とR線上の信号の差分を抽出して送信側に出力す
    る差動増幅器(20)と、 端子4WRからの信号を受けるバッファアンプ(12)
    と、 該バッファアンプ(12)の出力電圧を受信し、T線を
    電流源駆動する電圧/電流変換回路(21)と、 同じく該バッファアンプ(12)の出力電圧を受信し、
    位相反転しながらR線を電流源駆動する電圧/電流変換
    回路(22)と前記差動増幅器(20)の出力とバッフ
    ァアンプ(12)からの信号を加算処理して回り込みを
    除去して端子4WTに出力する加算回路(23)を設け
    たことを特徴とする加入者回路。
JP3023295A 1991-02-18 1991-02-18 加入者回路 Withdrawn JPH0630452A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020049695A (ko) * 2000-12-20 2002-06-26 엘지전자 주식회사 가입자 정합 장치의 통화 전류 공급회로

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020049695A (ko) * 2000-12-20 2002-06-26 엘지전자 주식회사 가입자 정합 장치의 통화 전류 공급회로

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