JP2000503515A - 同時にオーディオ信号を出・入力することができる切替器を有する全二重通信回路 - Google Patents
同時にオーディオ信号を出・入力することができる切替器を有する全二重通信回路Info
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Abstract
(57)【要約】
本全二重回路は信号送受信するため一つの端子で二方向信号パスを提供すると共に、送受信信号の間において異なる端子を以って通信路遮断をも提供するものである。従って、本回路は対称なT型ハイブリッドとバランス・インピーダンス配置を有する増幅器配置を用いる。実施態様の一例としては、切替インターフェスであって、ここで信号切替器はスピーカであり、イヤホン及びマイクロホンでもある。他の実施態様としては電話ラインの接続であって、ここで電話ラインのインターフェスは同時に音声データ等オーディオデータを表す電気信号を送受信する。オーディオ入力と同時に送信信号を発生する場合、切替器インターフェスは実際にオーディオ出力を生成させないように、切替器に受信信号を受信させる。一方、同時に電話ラインから受信信号が発行される場合、電話ライン接続は、電話ラインへ送信信号を発行させるように、変換器に送信信号を発信させる。該両実施態様中、本回路は一つの端子で二方向信号パス(同時に送受信する)を提供し、又、異なる端子を用いて送信と受信信号の遮断を達成するようになる。フィード・バックを除去するため、本回路は出力するとき、望ましくない信号を抑製すると共にその他の信号を増幅し、望ましくない信号より35−40dB大いなる出力信号を生成するようになる。
Description
【発明の詳細な説明】
同時にオーディオ信号を出・入力することができる切替器を有する全二重通信
回路
発明の属する技術分野
本発明はオーディオ通信回路、特に同時にマイクロホンとスピーカの機能を達
成能な切替器を用いる全二重通信回路に係わる。本発明の背景
通信設備のテキスト中、「全二重」という専門語は、該設備は同時に信号を入
出力することが可能であることを意味する。ユーザから見ると、該設備を用いて
同時に通話相手に話したり、相手の声を聞いたりすることが可能なことである。
一方、通信設備のテキスト中、「半二重」とは、ある時間内該設備は同時に送信
と受信をすることができない、送信するか、又は受信するか、その一方しかでき
ない。「全二重通信」を用いれば遠く離れている通信者同士は互いに対面での感
覚で通信することができるので、勿論、「全二重通信」は「半二重通信」よりメ
リットがある。しかしながら、音声と電気フィードバックの問題があるので、「
全二重通信」はスピーカホーンに応用するのは難しい。音声がスピーカからマイ
クロホンに帰還すると、音声フィードバックが発生する。電気フィードバックも
同様であるが、但し、電気フィードバックはオーディオ入力(離れた設備に送信
する信号)とオーディオ出力(離れた設備から受信する信号)によるものであり
、送信回路と受信回路は完全には互いに分離されておらず、且つ、形成したルー
プのゲインが1より大きい場合に発生する。完全にフィードバックを除去しよう
とすると、音声と電気によるものを含む総ループゲインは1以下でなければなら
ない。
ハンドフリー及びグループ通信のためのスピーカホーンは主に半二重配置であ
る。このような配置は高速なスイッチ回路を用いて次記の両方間での相互切替を
達成する。(1)スピーカを介してオーディオ出力を放送する。(2)別に分離
されているマイクロホンで聴音する。このような切替がないと、スピーカからマ
イクロホンへの音声フィードバックのパスがあるため、スピーカから煩い騒音が
発生される。スイッチ回路はスピーカとマイクロホンが同時に作動することを防
止することができるため、スピーカからのオーディオ出力はマイクロホンに対し
て電気信号を誘導することがない。回路の切替を以って煩い騒音をキャンセルす
ることができるが、色々な欠点がある。即ち、ユーザは同時に送話と聴音をする
ことができない。スイッチ回路は双方が発行の信号の強さを比較して、その中の
強い信号のみ他方に送信する。
全二重通信は通話の両者が同時に発信と受信するための完全な閉鎖ループ回路
を必要とするため、その総ループゲインは1以下でなければならない。ループゲ
インを1以下にする方法としては、デジタル信号プロセスを用いてフィードバッ
クを検出し、そして、キャンセルする方法がある。該方法によるスピーカホンを
デジタル全二重スピーカフォンと称することがある。この種の設備は別々のスピ
ーカとマイクロホン、及びアナログ信号をデジタル信号に変換する回路からなる
。前記回路は送信パスと受信パスとの間の信号ゲインの差値を判別するための適
当なフィルタを有する。該差値はマイクロホンを介してループの送信部に達する
受信信号のオーディオ出力によって生成される。そのフィードバックを検出する
結果によって該設備はループの双方の何れかの電子制御減衰器を以ってループゲ
インを1以下にする。
減衰器はフィードバックによる煩い騒音を減少する一方でユーザが聞こえない
程度までオーディオ出力のゲインを減少し、設備の潜在的機能を発揮させること
もあるる。しかし、ときには、減衰器はユーザが通話相手の音さえ聞こえない程
受信信号のゲインを減少することもある。又、デジタル式回路配置のコストは半
二重式スピーカホン配置のそれより数倍高い。
米国特許US4,002,860号には一種の音声フィードバック問題を解決
する方法が提示されている。該特許に記載の通信設備は音声フィードバックとマ
イクロホンを兼ねる切替器を用いるが、該特許に記載の回路設計は効率的に電気
フィードバックをキャンセルすることができない。該回路は送信信号と受信信号
を区切するためハイブリッド切替器を用いるが、該回路中区切を提供する電話回
路は実際に15dBの分離しか提供できない。区切量は主に回路が切替器と電話
ラインのインピーダンスを配合させる能力に左右される。回路は送信信号と受信
信号を分離する能力がない限り、多大なフィードバックの発生は必至である。
US4,002,860号特許の他の欠点としては、回路は切替器を通じて負
荷を印加したことである。切替器負荷は音声入力によって切替器中生成した送信
信号を干渉するため、回路の機能を低下させ、代表的なマイクロホンにおいてユ
ーザの音による信号はただ10mV位で、非常に小さい。切替器による如何なる
負荷も該信号のエネルギーを消耗するものである。このようなエネルギーの損失
を補償するため、送信信号処理回路は小さい音声信号を増幅しかねない。しかし
、如何なる受信信号フィードバックでも、それが発信回路の増幅器に帰還される
と、前記のフィードバック問題は更に酷くなる。本発明の要点
本発明は、フィードバック問題の原因を尤も効率的に割り出すことができ、且
つ、従来技術より機能のよい全二重オーディオ通信回路及び関連する方法を提供
しようとする。解決しようとする課題
該オーディオ通信回路は切替器を用いる。該切替器は外部ソースから受信する
信号をオーディオ出力に変換するスピーカであり、電気送信信号を生成するマイ
クロホンでもある。スピーカ兼マイクロホンとして使用するため、該切替器の出
力は送信と受信による複合信号を生成する。フィードバックが最小の送信信号を
生成するため、本通信回路はこのような複合信号を用い、且つ、送信信号より小
さい受信信号を用いる。例えば、本回路の一つの実施例としては、送信信号が受
信信号より30dB大きい最終的な送信信号を生成することができる。
本回路は一種又は多種の同時に受信信号を圧縮、送信信号を増幅することがで
きる回路を有する。典型的な回路としては、受信信号を減少すると共に「送信・
受信」という複合信号中の送信信号を増幅することができる「エキスパンダー・
コンプレッサー」である。該エキスパンダー・コンプレッサーは対数的に受信信
号を増幅、送信信号を減少するログ・アンプを用いて作動する。
又、他の種の同時に受信信号を圧縮、送信信号を増幅する回路としては、微分
増幅器を用いて入力端子からの普通モード信号をキャンセルするものもある。特
に、該微分増幅器は外部音声ソース(オーディオ入力)による受信信号中の二つ
の信号をキャンセルして、送信信号成分と、本質的にキャンセルされた受信信号
成分を有する出力信号を生成する。微分増幅器を利用する際、対応し合う各切替
器の端子を極性が反対するように該微分増幅器の入力端に接続する。このような
配置において微分増幅器の各入力の受信信号は位相内にあるが、送信信号は位相
外にある。微分増幅器はその入力端の信号をキャンセルするため、受信信号が本
質的にキャンセルされたとき、送信信号の出力は約2倍増幅される。送信信号に
応じて受信信号を減少するため前記2種の回路はそれぞれ単独に利用することが
できれば、種種の配置方式で組合せて使用することもできる。総じて、本通信回
路による最終の送信信号はその送信成分は実際に増幅され、受信信号成分は無と
見なしてもよい。
「送信・受信」複合信号を使用し、且つ、受信信号をキャンセルするという機
能は通信回路においてのフィードバックを効率的に減少させることができる。例
えば、一つの実施例としては、切替器は約3mVの送信信号を発生すると共に約
300mVの受信信号をオーディオ出力に変換することができる。本例では、圧
縮回路と増幅回路を一体に組合せて、微分配置中「送信・受信」の複合信号を用
いることで、約300mVの送信信号と30dBレベル若しくは送信信号レベル
より低い受信信号を生成する。
本通信回路の他のメリットとしては、作動中、切替器について負荷又は分流す
ることなく実行できる。一つの実施例としては、切替器に増幅器を接続する。こ
れによって、切替器が負荷されていない上、リモートソースからのの受信信号を
該切替器に送信することができるばかりか、受信信号を分流することも避けられ
る。切替器への負荷を避けるための増幅配置は色々な種類が挙げられる。例えば
、配置中、増幅器は演算増幅器を用いて、受信信号は非逆相入力に印可するが、
切替器は逆相入力に接続する。この種の演算増幅器特性のため、増幅器は切替器
についての積載又は受信信号の損失をすることないまま、受信信号のエネルギー
を切替器に伝送する。
本発明の回路は双方向信号パスをサポートする。一つのポートで同時に信号を
送受信することができるばかりか、その他のポートにおいて送信と受信との分離
を維持することもできる。電話の専門語で言えば、一つのポートは一組の電線と
対応する。従って、本発明は二線配置と四線配置との間のインタフェースを提供
することができる。この特徴のため、本回路は全二重通信を支援すると共に、フ
ィードバック問題を解決するためループゲインを1以下にすることを維持する。
このため、本回路は二方向T型ハイブリッドとバランス・インピーダンス配置を
有する若干な増幅器配置を用いる。
本発明は色々なニーズに応じるものであり、特に電話装置中の応用は一番重要
である。電話装置においては、本発明は切替器インターフェースとして使えるば
かりか、電話ライン接続回路としても使える。切替器インターフェースとしては
、本発明は切替器に対して二方向信号インターフェースを提供するものである。
該切替器はスピーカとイヤホンやマイクロホンとの機能を共に有する。電話ライ
ン接続回路としては、本発明は、信号を電話ラインに送信すると共に該電話ライ
ンから信号を受信することもできる二方向信号インターフェースを提供するもの
である。該切替器インターフェース回路は、受信信号を切替器に印加してオーデ
ィオ出力を生成させると同時に、オーディオ入力を以って切替器に対して送信信
号を生成する。一方、電話ライン接続回路は送信信号を切替器に印加して送信信
号を電話ラインに送信させると同時に、電話ラインから受信信号を生成する。こ
の二種の応用中、回路は一つのポートで二方向パス(同時に信号を送受信)を提
供すると共に 、その他の場所において送信と受信信号との分離を維持すること
もできる。 二方向T型ハイブリッド回路配置は本発明の一種の配置方式である
。二方向T型ハイブリッド回路中二つの演算増幅器があり、その一つの演算増幅
器の逆相端子は他の演算増幅器の非逆相入力端に接続される。二つの演算増幅器
のノードは出入力信号を含むT型接続を用いる。一つの演算増幅器は非逆相入力
端で一番目の入力信号を受信するように配置されている。電流ミラー効果によっ
て該一番目の入力信号は逆相入力にも現れて、且つ、T型接続でのOutgoing信号
を表示する。T接続で入る二番目の入力信号はIncoming信号を表示する。
前記ハイブリッドはOutgoing信号を減少し、Incoming信号を増加する機能を有
する微分増幅器を用いる。第1と第2の演算増幅器は共に、Outogoing信号に対
応する共通なモード信号分量を生成するが、該信号は共通なモードなので微分増
幅器によってキャンセルすることができる。一方、Incoming信号に対応する信号
分量は共通なモードで該両演算増幅器の出力端に入るのは不可能であるため、微
分増幅器にキャンセルされることがない。実際、該着信信号は演算増幅器に応用
されるため、該両増幅器においてのIncoming信号に対応する信号は位相上180
゜の差がある。微分増幅器は位相上180゜の差のある該両分量を加算するため
、Incoming信号は微分増幅器によって増幅されるようになる。総じて、該二方向
T型ハイブリッドはT接続での二方向信号をサポートすると共に、OutgoingとIn
coming信号に対応する信号同士の間の絶縁を提供する。
本発明の他の配置形式はバランス・インピーダンス配置である。実施例として
は、一対の演算増幅器の非逆相入力端を接続する。該両演算増幅器は電圧フィド
ー電流フィードバックの方式で配列されている。Incoming信号を表示する第一入
力信号は該両演算増幅器を接続する共通のノードで進入する。該信号は共通のモ
ードで演算増幅器の出力端より出るので、微分増幅器にキャンセルされる。電流
フィードバック配置のため、Incoming信号は実際負荷のないまま、オペレティン
グ増幅器(二つのオペレティング増幅器又はその両者中の何れか)のフィードバ
ックパスに接続されている二方向設備へ送信される。第2の入力信号は前記二方
向演算増幅器の出力より回路に進入して、且つ、該両演算増幅器の出力端にて共
通のモードを持ってないため、該第2の入力に対応する出力信号は微分器にキャ
ンセルされることがない。電話ライン接続においては、該二方向設備は回路を電
話ラインにリンクする変圧器であり得る。この種の実施例では、変圧器は電話線
からの入る曲受信信号を回路に伝送し、回路は該変圧器を通じてOutgoing送信信
号を電話ラインに伝送する。切替器のインターフェースにおいては、前記二方向
設備はイヤホン又はスピーカ、即ち、オーディオ出力設備とオーディオ入力設備
の機能を兼備する切替器であり得る。該実施例では、該切替器はオーディオ入力
からIncoming送信信号を生成し、回路はOutgoin授信信号を切替器に伝送する。
そして、該信号は切替器によってオーディオ出力に変換される。本発明の他の使
用例としては、電話ライン接続回路中の電話ラインインターフェースがある。該
電話ラインインターフェースは電話ラインからの電流の流入を調整する模擬イン
ダクターを含む。又、該インターフェースは絶縁回路をも含むことが出来る。電
話ライン中の電流はいき値以下又はゼロになると、該模擬インダクターは電話ラ
インに対し送信信号パスをオープンする。電話設備中のフィードバック又は騒音
を防ぐため送信と受信信号のフィードバックパスのループゲインは1以下でなけ
ればならない。前記絶縁回路はこれを保証する、即ち、電話機のフック・スイッ
チがオープンすると、送信信号パスがオープンされる。
前記の各種の回路は色々なメリットがある。これらの回路は切替器インターフ
ェースとして使用する場合、信号切替器を用いて全二重式通信をサポートする。
これらの回路は、切替器についてほぼ負荷しないまま、オーディオ出力を生成さ
せるため、切替器として使用する場合最高の効果を奏する。切替器に負荷するこ
とないので、該切替器はオーディオ入力から送信信号を生成するマイクロホンの
機能を有する。又、本発明回路は、送信信号パスからの受信信号分量を略キャン
セルする方法を以ってフィードバック問題を解決した。これらの回路は電話ライ
ン接続に用いられるとき、全二重信号接続を提供できるためインターフェースと
して有用である。その全二重信号接続は、電話機にて送信信号と受信信号とを複
合すると共に、送信信号と受信信号との間に通常の電話ハイブリッド回路又は抵
抗性・容量性キャンセル回路の分離量より大きい分離量を維持することもできる
。
又、本発明は、以下の詳細な説明及び図面からわかるように、前記の以外でも
色々な優れた特性を有する。詳細な説明
以下、全二重式通信回路に関する数種の実施態様を詳細に説明する。電話の専
門語によると、これらの全二重式通信回路は同期のTxとRx信号について二方
向「2線」信号パスを提供すると共に、又、TxとRx信号について二つの分離
された一方向信号パス(2線はTx信号に、2線はRx信号に使用され、全部で
4線)を提供することもできる。このタイプの回路は2線対4線又は「ハイブリ
ッド」と呼ばれたこともある。通常電話ラインの場合、電話ラインは2線二方向
信号パスを提供する。
下記の全二重通信回路は全て切替器インターフェースと電話ラインインターフ
ェースとして使用されるものである。切替器インターフェースの場合、該回路は
切替器のポートにて二方向信号パスを、ぞれぞれRx信号とTxポートにてInco
mingRx信号とOutgoingTx局信号に対しての二つの別々の一方向信号パスを提
供した。電話ラインインターフェースの場合、該回路は電話ラインにて二方向信
号パスを提供すると共に、電話ラインからのIncomingRx信号と電話設備からの
OutgoinT局信号に対しての二つの別々の一方向信号パスをも提供した。
特に強調しようとするのは、前記回路は色々な通信アプリケーションに用いら
れる。該回路はワイヤレス電話設備及び専門な通信設備(例えば、構内通話設備
)にも利用される。ある場合、該回路は切替器インターフェースとして使用され
るが、電話ラインインターフェースとしては利用されない。例えば、ワイヤレス
通信設備において、Tx信号パスとRx信号パスとは互いにいつも分離されてい
るので、通信設備からの信号を送受信するため4線対2線のハイブリッドを使用
する必要がない。切替器インターフェース
図1は全二重オーディオ通信回路の実施態様を示す総ブロック図である。該回
路はシングルの切替器20とこの切替器に接続する増幅器22及び該増幅器と接
続する圧縮・増幅回路24とからなる。増幅器22はオーディオ入力を表示する
電気入力信号(受信信号Rx)を受信して切替器20へ伝送する。切替器20は
該受信信号をオーディオ出力に変換する。又、切替器20はユーザの声等オーデ
ィオ入力を電気送信信号(送信信号Tx)に変換する。従って、切替器20には
オーディオ入力を電気送信信号に変換するためのマイクロホンの機能が有れば、
外部ソースからの電気信号をオーディオ出力に変換するためのスピーカの機能も
ある。特に、スピーカとマイクロホンとの機能はただシングルの切替器により実
現されるものであるため、音声フィードバックのパスがない。従って、電子制御
の減衰器を用いて音声フィードバックの影響を減少する必要がなくなる。
切替器20は同時にRx信号を受信、Tx信号を生成するため、切替器20の
出力端では送信・受信の複合信号(Tx+Rx)がある。増幅器22は該複合信
号を圧縮・増幅回路24に伝送する。
圧縮・増幅回路24は該複合信号を得てから、Rx信号を圧縮、Tx信号を増
幅する。該圧縮・増幅回路24は対数式な回路を用いるのは望ましい。この種の
回路は対数関数でTx信号を増幅、Rx信号を圧縮する。代表的ケースでは、切
替器20にてのRx信号(約300mV)と比較すれば、切替器20が生成した
Tx信号は非常に小さい(例えば、約3mV)。圧縮・増幅回路の機能は、ある
電圧範囲内信号を圧縮するが、他の電圧範囲内信号を増幅するものである。その
目的としてはTx信号を送信すると共に、フィードバックの発生がないようにR
x信号をほぼキャンセルする。これを達成するため、圧縮・増幅回路はあるいき
値電圧レベルを超えるように圧縮をし、一方、あるいき値レベルを超えないよう
に増幅をする。圧縮・増幅回路は同時に異なる信号を圧縮したり、増幅したりす
ることによって、実際にTx信号を増幅し、Rx信号を減少することができる。
従って、送信と受信信号との差を減少することができる。ここで示す通信回路
は「全二重式」回路である。該回路は同時にオーディオ信号を送受信することが
できるからである。例えば、電話機の受話器又は構内通信設備として使用すると
き、電話ラインの末端にいる双方は同時に話したり、相手の声を聴音したりする
ことができる。
本実施例の非常に優れた所は増幅器22が切替器20についての負荷(ローデ
ィング)を避けることである。増幅器22は受信と送信信号の損失を最小にする
と共に、切替器20を駆動する。最高のパフォーマンスを得るため、受信信号の
切替器に印可する負荷を最小にしなければならない。切替器についての如何なる
負荷でも送信信号の一部分が損失される。通常、送信信号は受信信号より非常に
小さいから、送信信号の一部分の損失はパフォーマンスを低下しかねない。又、
送信信号を生成するとき切替器中の受信信号は損失されてはならない。送信信号
と受信信号との干渉を防ぐため、切替器と受信信号ソースとの間にインピーダン
ス(分流器)を設けるという方法が上げられるが、このような分流は一部分受信
信号の損失が生じるため、切替器に対し分流をするのは好ましくない。本実施例
では、切替器に対し負荷を加担及び分流をすることを防止するため、増幅器22
は切替器20に接続される。このため、該増幅器22はほぼ無視される損失でT
x信号を送信すると共に、ほぼ無視される損失でRx信号を切替器20に印加す
る。
図2はオーディオ通信回路の他の実施態様を示すブロック図である。該回路は
左記の条件を満たす:TxとRx信号レベルの差値は小さい(或いは、両者は略
同じレベル)。該回路は釣合う二つの入力ステージを含み、該両入力ステージは
それぞれ一つの切替器(切替器40、42)と一つの増幅器(増幅器44、46
)を有する。
該入力ステージの何れかは図1についての前記説明のように動作するものであ
る。注意すべきは切替器40、42は互いに異なる極性で接続し合うことである
。これによって、二つの入力ステージの送信信号は位相上の差が180゜の差と
なる。二つの入力ステージのインピーダンスはバランスが取れるから、両方の受
信信号は大きさと位相が略等しいが、送信信号は大きさが同じで、位相上180
゜の差がある。
又、該回路は微分増幅器48を有する。該微分増幅器48は複合の送受信信号
を入力とし、送信信号を増幅すると共に受信信号をキャンセルする。通常、微分
増幅器の出力は二つの入力信号に比例する。二つの受信信号は位相が略同じであ
るため、二つの受信信号は互いに相殺する。但し、該両受信信号はどの程度で相
殺するかというのは、二つの入力ステージが釣合っている場合でも状態に左右さ
れる。理諭上、二つの入力ステージのインピーダンスは完全に釣合うが、実際、
各設備においてのバリエーションのため、完全なバランスを取り難い。従って、
二つの入力ステージが釣合っている場合でも、受信信号は微分増幅器48の出力
端にてほぼキャンセルされるが、完全にはキャンセルされていない。又、他の注
意すべき点としては、受信信号ソースのインピーダンスはよく変化するため、各
入力ステージのインピーダンスにて位相の差が生じる恐れがある。
しかし、微分増幅器を用いて受信信号をキャンセルするため、必ずしも全ての
入力ステージでは切替器が用いられない。諸切替器の一つは釣合(matching)イン
ピーダンスで取り替えてもよい。ここでいう釣合(matching)インピーダンスは切
替器と同様なインピーダンス機能を有するインダクター又はRLC回路等である
。切替器の代わりに釣合(matching)インピーダンス設備を用いる場合、切替器の
ない入力ステージでは送信信号が生成されないが、受信信号ソースと接続するた
め、他の微分配置されているサイドと類似な機能を有する。微分増幅器48はほ
ぼ諸サイドの受信信号をキャンセルし、且つ、切替器を有する側の送信信号を増
幅した。
必ずしも全ての入力ステージでは切替器が用いられないが、全ての入力ステー
ジでは同じタイプの切替器を用いるのはメリットがある。その一つは、ユーザに
真実感と現場感を与える。例えば、二つの釣合の切替器をそれぞれ左右耳に対応
するイヤホンとするとき、ユーザは二つのイヤホンを通じて左右耳共にオーディ
オ出力が聞こえる。切替器をデスクトップスピーカホン等のスピーカとして使用
する場合、多数のスピーカを用いることでオーディオ出力が増強される。微分増
幅器は逆方向極性で諸入力信号を増強させるので、回路からの送信信号は大きく
なる。又、諸サイドでは同じタイプの切替器を用いる場合、インピーダンスと位
相の釣合は容易に達成される。
総じて、本回路配置は図1に示す回路に類似する効果を有する。即ち、受信信
号を減少すると共に送信信号を増幅することができる。但し、Tx信号とRx信
号との間の分離が本質的である場合、効果的にTx−Rx複合信号中のRx信号
をキャンセルするため、圧縮・増幅回路と微分増幅器との釣合の方式を使用する
必要がある。オーディオ入力によって切替器中に生成するTx信号は電話ライン
からのRx信号より非常に小さい。圧縮・増幅回路はTx信号とRx信号との分
離を減少させ、その結果微分増幅器がより有効にTx−Rx複合信号の中でRx
信号を効果的にキャンセルさせる。
図3のブロック図は他のオーディオ通信回路の実施態様を示した。本回路は図
1と図2に示す二種の回路の特性を総括したものである。即ち、本回路は、同時
に受信信号を圧縮、送信信号を増幅するため、微分増幅器を用いるばかりか、圧
縮・増幅回路も用いる。本回路の微分配置は二つの釣合インピーダンス付きの入
力ステージを有する。二つの入力ステージはそれぞれ切替器60、62と増幅器
64、66を有する。これら部品の動作は図2に示す入力ステージと同様である
ので、説明を省略する。微分配置の各サイドは同時に受信信号を圧縮、送信信号
を増幅するための圧縮・増幅回路68、70を有する。微分増幅器72はそれぞ
れのサイドからの送信・受信複合信号(Tx+Rx)を受信し、反対サイドの受
信信号をキャンセルし、送信信号を増強する。
図3に示す回路は、微分配置と圧縮・増幅回路とを総括して、効果的に受信信
号をキャンセルし、送信信号を増幅することができるため、図1と図2に示す回
路より機能する。図2に示す回路と同じように、本回路は各サイドには切替器を
設けるのは好ましい。又、一方のサイドにおいて適当なインピーダンス設備と取
り替えてもよい。この場合、インピーダンスのあるサイドには受信信号がないた
め、圧縮・増幅器の代わりに圧縮器を使用する。図1、2、3に示す回路は共に
、TxとRx信号分量による複合信号を受信、Tx信号分量を増幅すると共にR
x信号分量を圧縮することができる、切替器に接続するオーディオプロセス回路
を有する。オーディオプロセス回路にとっては、Rxをほぼキャンセルすると共
にRx信号より大きいTx信号を生成する能力は、切替器中のTxとRx信号の
レベル、及び、該オーディオ回路の具体的な配置に次第である。図1中、オーデ
ィオプロセス回路は圧縮・増幅器24を有する。Tx信号はRx信号より非常に
小さい場合、TxとRx信号の差を減少するのに該圧縮・増幅器24は非常に有
効である。しかし、通常の場合、切替器からのTx信号は非常に小さいので、該
圧縮・増幅器だけでTx信号をRx信号より大きくしてRx信号をキャンセルす
ることができない。
図2において、オーディオ回路は微分増幅器48を有する。微分増幅器の二つ
の入力サイドの釣合は良好で、Tx信号とRx信号との間の区切量は非常に小さ
い場合、微分増幅器は有効にTx信号に対応するRx信号をキャンセルすること
ができる。但し、Tx信号とRx信号のレベルは十分に一致ではない場合、微分
増幅器だけで優れた効果を奏しない。
最後に、図3において、オーディオプロセス回路は圧縮・増幅器68、70と
微分増幅器72を総括した回路である。先ず、圧縮・増幅器はTxとRx信号の
差を減少し、そして、微分増幅器は共通モードのRx信号をほぼキャンセルする
ため、図3に示すオーディオプロセス回路は有効にTx信号に対応するRx信号
をキャンセルすることができる。図1−3に示す諸オーディオプロセス回路の詳
細な内容は下記の通りである。
図4は全二重オーディオ通信回路の詳細な構造を示す図である。図3に示す回
路と同じように、本回路は、同時に送信信号を増幅、外部音声ソースからの受信
信号を減少するため、微分増幅器を用いるばかりか、圧縮・増幅回路も用いる。
微分配置の全てのサイドには切替器100、102、増幅器104、106、及
び圧縮・増幅器108、110が設けられている。微分配置両サイドに設けられ
ている圧縮・増幅器の出力端112、114は微分増幅器回路116に接続され
る。微分増幅器回路116の出力は出力ステージ118に接続される。出力ステ
ージ118は送信信号を増幅し、受信信号を圧縮すると共に、出力電圧レベルを
正常なレベルに調整する。出力ステージ118は最終の送信信号120と、該送
信信号より少なくとも30dBも低い、ほぼ無視できる受信信号とを生成するこ
とができる。同時に受信信号を圧縮、送信信号を増幅することによって、本回路
はフィードバックが非常に小さい全二重の機能を達成することができる。
入力受信信号122はパス・バンド・イコライザ124にて回路に進入する。
この特別な配置中、該パス・バンド・イコライザ124は通常の二極パス・バン
ド・イコライザを用いる。該パス・バンド・イコライザの機能は切替器100、
102のオーディオ出力を均等させる。高い周波数の場合、受信信号の周波数応
答は特に弱くなる。受信信号の周波数を均等化するため、該パス・バンド・イコ
ライザは周波数応答をオフセット及びバランスするリークション回路を設ける。
パス・バンド・イコライザ124の出力126は微分配置両サイドの増幅器1
04、106に提供される。図4は、受信信号を増幅器により切替器に印加され
るとき、切替器に負荷又は分流をさせることがないという方法を示した。本例で
は、増幅器104は抵抗R130の演算増幅器128を用いて、該抵抗R1 1
30は逆相入力132と演算増幅器134の出力との間に接続される。演算増幅
器回路の種類は非常に多いので、前記回路においては、例えば、LM324又は
TL084等演算増幅器の一種を用いてもよい。他の実施例設備の演算増幅器に
おいても当然である。受信信号はパス・バンド・イコライザを通して演算増幅器
の非逆相入力136に進入する。増幅器の逆相入力132は切替器100に接続
、切替器の他端はアースに接続する。
演算増幅器128の電流ミラー偏移は電流ソースのように機能するので、演算
増幅器128は非逆相入力端でRx信号を受信してから逆相入力132を介して
Rx信号を切替器100へ伝送する。逆相入力132は仮アースしているから、
大地に対する電圧は約ゼロに等しい。該仮アースは電流を減少することがなく、
Rx信号からの入力電流は全てR1 130を流れる。従って、増幅器104の
電圧ゲインは−R1/Z1に等する。負符号は入力と演算増幅器の出力との位相
は真反対であることを意味する。又、逆相入力は仮アースであるので、増幅器の
入力インピーダンスはZ1、即ち、切替器100のインピーダンスに等しい。切
替器100において負荷又は分流をしないまま駆動するというユニークな方法を
用いることで、増幅器は、切替器からのオーディオ入力による電気信号(約30
0mV)を、信号の損失が無視できる程度で、演算増幅器の出力134に送出す
る。
微分配置の両サイドの増幅器106と104は同様な設計を有する。しかし、
切替器102は、微分配置他のサイドの切替器100にとっては逆の極性で、増
幅器106に接続する。これによって、微分増幅器回路は116は微分配置の両
サイドからの送信信号を約2倍に増幅することができる。ポイントとしては、前
記のように、切替器102の代わり、インダクタのようなデバイスを用いてもよ
い。該デバイスは微分配置の他のサイドの切替器100のインピーダンスにマッ
チングしなければならない。切替器102の代わりにマッチングのインピーダン
スを用いるとき、回路の該サイドでは受信信号しかない。従って、圧縮・増幅器
中の増幅器部分を必要とはしない。
図4においては、その回路は特にイヤホンを有する携帯型通信設備に適するも
のであるので、切替器100、102はイヤホンとして説明された。デスクトッ
プ・スピーカホンのような用途のため、ここで示すオーディオ通信回路は、イヤ
ホンの代わりスピーカを用いてもよい。該回路はイヤホンを有する携帯型設備に
使用されるか、又はデスクトップ・スピーカホン設備に使用されるかということ
と関連なく、要するに、その切替器は、オーディオ入力に応じて大きいTx信号
を生成するように、大きいインピーダンスを有するすべきである。100Ωと6
00Ωのインピーダンス及びその他の大きいインピーダンス切替器を有するスピ
ーカはKobitone Audio社及び他のメーカが提供できる。Kobi
tone Audio社は大きいインピーダンスのイヤホーンも生産している。
強調しようとするのは、本発明を応用する際、切替器のタイプは特に限定される
ものではなく、イヤホン、スピーカ等を含む色々な切替器が用いられる。このこ
とは、図4の実施例だけでなく、本明細書他の部分で説明の実施例についても同
然なのである。
スピーカホンの用途においては、スピーカの方向と極性は主な設計内容である
。図4の回路に基づくスピーカホンの用途の場合、各スピーカの極性は反対し合
うので、それぞれのスピーカのオーディオ出力は大体相殺する。このような相殺
を避けるための方法としては、スピーカ同士をバック対バック(反対し合う方向
/180゜角度)で配列する。この方法はユーザーが両スピーカーの正面に居る
という非常に多い場面では適切な解決法であるが、逆にユーザーが両スピーカー
の方向に垂直し、且つ、両スピーカー間の中心を通す平面上に居るケースでは“
ゼロ”または“デッドゾーン”を作りやすい傾向にある。他の方法としては、第
2のスピーカ102をその極性が第1のスピーカの極性と一致するように図4に
示すポイントAとアースとの間に接続する、という方法が挙げられる。二つのス
ピーカは極性が一致するので、両スピーカの出力は相殺することが避けられる。
しかし、切替器は増幅器106内演算増幅器の出力のポイントAに接続されるた
め、演算増幅器出力インピーダンスによる負荷を印加されるようになる。このよ
うな負荷の印加は切替器が微分増幅器のサイド(ポイントA)でTx信号を生成
することをほぼ防止する。但し、二つの切替器は依然として受信信号をオーディ
オ送信信号に変換することができるから、音声出力が増強される。これこそ本配
置のメリットである。スピーカの方向、極性についての上記の説明は下記の内容
にも用いられる。但し、イヤホン使用の場合、これは有用ではない。イヤホンイ
ヤホン同士からのオーディオ出力は互いに分離されるからである。
増幅器104、106の出力信号はそれぞれ微分配置の両サイドの圧縮・増幅
器108、110に伝送される。本実施例中、圧縮・増幅器は通常のコンパンダ
ICを用いる。コンパンダ回路を提供するメーカは大勢いる。例えばTokoS
emiconductor(コンパンダIC TK1065IM)、Sanyo
Electric(コンパンダ LA 8632M)及びMotorola,
Inc(コンパンダMC33110)等。何れかの圧縮・増幅器の配置は大きい
受信信号を圧縮すると共に、小さい送信信号を増幅するものである。受信信号は
増幅器104、106によって増幅されると、切替器のオーディオ出力からの送
信信号より15−30倍大きくなる。従って、圧縮・増幅器108、110出力
端の受信信号と送信信号との比例は約20:1に達する。これに対して、本実施
例のコンパンダを用いて、その受信信号と送信信号との比例は6:1に減少され
る。該コンパンダは対数関数で受信信号を圧縮、送信信号を増幅するものである
。
微分増幅器回路116は圧縮・増幅器(ポイント112、114にある)の出
力を受信して、出力信号を生成する。ここでの送信信号は受信信号より大きい。
本実施例の微分増幅器回路116は微分増幅器150と抵抗R3,R4,R5及
びR6(152−158)からなるものである。抵抗R3とR5は圧縮・増幅器
の各々の出力と微分増幅器150の二つの入力との間に接続される。抵抗R4は
微分増幅器の一つの入力と出力との間に、抵抗R6は他の入力とアースとの間に
接続される。
大きい受信信号は共通なモードで微分増幅器回路へ伝送され、これらの信号は
出力端にて正味キャンセルされ、入力端でのオリジナル・レベルより30−40
dB低くなる。小さい送信信号は、互いに極性が反対し合うので、先ず圧縮・増
幅器により2倍に増幅され、そして、微分増幅器により更に2倍に増幅される。
微分増幅器の出力は送信・受信複合信号を生成する。該複合信号中の送信信号部
分は望ましくない受信信号より20−30dB大きくなる。
微分増幅器回路116の出力信号は出力ステージ118中の水平遷移回路へ伝
送される。該水平遷移回路は抵抗R7とR8 160、162からなる。本実施
例では、該回路を用いるのは他の圧縮・増幅器164の出力端の信号レベルを調
整するためである。この特別な圧縮・増幅器164は更に送信信号を増幅、受信
信号を圧縮するものである。このところでの送信信号レベルは受信信号のそれよ
り高いので、出力ステージ中圧縮・増幅器164を設ける。該圧縮・増幅器16
4は、ある基準いき値電圧レベルより高い信号を生成すると共に他の基準いき値
レベルより低い信号をも生成する。水平遷移回路は、圧縮・増幅器の入力が正常
なレベル状態で、スムーズに動作することを確保する。
該特別な実施例でも、圧縮・増幅器164は通常のコンパンダICを用いる。
該コンパンダはTx信号とRx信号との間により大きい分離量を生成することが
できる。回路のこの部分において、コンパンダはTxとRxとの差を増幅するが
、入力ステージ内にはコンパンダはTxとRx信号の差を減少するようになる。
このように、同時に圧縮と増幅とを行うことによって、出力信号にはほぼ無視で
きる微小な信号しかない、即ち、送信信号部分は受信信号部分より約30−40
dB大きくなる。従って、受信信号が送信信号へのフィードバックは本質的にキ
ャンセルされる。
出力ステージ118には、自動レベル・コントロール回路168がある。該回
路は圧縮・増幅器164の出力を受けて、均等な出力レベルに調整する。電話通
信を例として、先ず、送信信号を約−5dBのレベルにする必要がある。ここで
、自動水平コントロールは非常に有効である。
図4に示す全二重通信回路は色々なメリットがある。切替器に釣合う演算増幅
器の特別な配置によって、切替器に対しての如何なる負荷又は分流が避けられる
。このため、増幅器は、オーディオ入力からの小さい電気信号を損失が無視でき
る程度でその出力へ伝送する。又、受信信号についての分流がないため、受信信
号と送信信号との干渉を防ぐことができ、そして、受信信号のパワーは、ユーザ
が殆ど聞こえないほど減少される。本回路の他のメリットとしては、圧縮・増幅
器と微分配置を総括して使用するので、通信回路出力による受信信号がほぼキャ
ンセルされる。コンパンダと微分増幅器は同時に送信信号を増幅、受信信号を圧
縮することによって、フィードバックは殆どキャンセルされる。
図4に示す全二重通信回路は特に「ヘッドセット用途」に適する。この場合、
切替器はイヤホンの機能を有すれば、マイクロホンの機能も有する。切替器をイ
ヤホンとして利用される場合、イヤホンはユーザの耳に取り付けられるので、回
路は、低いパワーを用いてもオーディオ信号を生成できる。該回路はスピーカホ
ンにも用いられる。この場合、切替器は、受信信号をオーディオ出力に変換した
り、オーディオ入力を送信信号に変換したりするという二重な機能を有するスピ
ーカとして、用いられる。しかしながら、本回路はスピーカホンに使用される場
合、ユーザはスピーカから離れても聞こえるということを確保するために、オー
ディオ出力が相当なレベルを達するように大きいパワーを必要とする。又、オー
ディオ入力は数フィート離れている音源によるものであっても、切替器は相当な
レベルの送信信号を生成しなければならない。
高いパワーの用途でも図4に示す通信回路を有効に実施する方法としては付加
切替器を使用する。これらの切替器による複合オーディオ出力により聞こえやす
くなる。音声エネルギーは同じ電気ゲインを持つ複数な切替器に伝達され、そし
て、より大きいエネルギーの領域を通じて、各切替器中生成する送信信号を複合
し、より大きい複合送信信号を生成することができる。注目すべきは、該方法は
多数の切替器を用いる場合、Tx信号は増幅されるが、ループゲインが高くなっ
ていないことである。
図5に示す原理図は大きいパワーのニ−ズに応じて多数の切替器を組み合わせ
てなるものを示した。その回路には、出力ステージは図4のステージに似ている
が、但し、微分配置の各サイドには付加切替器が接続された。外部ソースからの
受信信号は、信号の周波数応答を均等にするためのパス・バンド・を介して、回
路に進入する。そして、受信信号は増幅器210、212、214、216に伝
送される。これらの増幅器は図4に示す増幅器と同様な配置を有する。
切替器202、204、206、208はそれぞれ釣合う増幅器210、21
2、214、216に接続され、その接続方法は図4に示すような切替器が出力
ステージ中の増幅器に接続されるという方法と同様である。微分配置の各サイド
は、増幅器出力端の抵抗(例えば、抵抗R9,R12;218,220)を介し
て、増幅器(例えば、210、212)の出力と接続する。増幅器による複合出
力は加算増幅器222の逆相入力へ伝送される。該加算増幅器は一つの演算増幅
器と二つの抵抗からなり、その内、一つの抵抗R11は逆相入力と出力との間に
接続され、その他の抵抗R12は非逆相入力とアースとの間に接続される。演算
増幅器の逆相入力に仮アースがあるので、あるとき、加算増幅器は多数の入力を
組合せすることができる。本実施例では、加算増幅器による出力はこれら多数の
入力の和に等しい、その増幅量は加算増幅器のゲインに等しい。微分配置の他の
サイドでも同様な方式を用いる。微分配置の他のサイドで設けられる増幅器21
4、216の出力は、抵抗R13,R14を介して加算増幅器228の逆相入力
に接続される。抵抗R15、R16の接続方法は微分配置の他のサイドの抵抗R
11、R12のそれと同様である。
前端のステージは微分増幅器との接続に用いられる。回路の他の部分及びその
機能は図4と同様である。図面を簡単にするため、加算増幅器222、228の
入力はそれぞれ図4のポイントA、Bに対応するアルファベットA、Bで示出さ
れる。図5に示す前端のステージは図4中のA、Bで示出したポイントの左側に
位置する前端ステージと取り替えてもよい。
スピーカホンの用途にとって、図5のように多数の切替器を用いるのは非常に
有利である。これは、諸切替器の出力を総括して容易に聴音される複合オーディ
オ出力を生成できるためである。切替器を増える場合、図5を参照して適宜に一
対の増幅器と切替器とを追加して回路に組み合わせる。多数の切替器を用いるこ
とで、より強い音声パワーを生成し、より高い音声敏感度を達成することができ
る。又、パワーの低い演算増幅器(ミリワット)は、切替器による受信信号と送
信信号を有効に処理することができる。
図6は全二重オーディオ通信回路の他の実施例を示す原理図である。以下の機
能を達成するため、その回路の全端は、トランジスターを用いる。(1)遠隔音
源からの受信信号を有する切替器を駆動する。(2)オーディオ入力によって切
替器で生成する送信信号を増幅する。該受信信号は、信号周波数応答のバランス
を調整するパス・バンド250を介して回路に進入する。該パス・バンド250
の出力はコンデンサC1 252を通る。抵抗R1(258)とR2(254)
によりトランジスター256へ必要なバイアス電圧を提供する電圧分配器が形成
される。コンデンサによってパス・バンド250の出力は二極接合トランジスタ
ー256のエミッタ配置の入力モードに接続される。
本実施例中、トランジスター増幅器はNPNトランジスター256と四つの抵
抗R1,R2,R3,R4(258、254、260、262)を有する。該ト
ランジスター増幅器は供給電圧Vccとアースとの間に接続される。抵抗R1は
供給電圧とトランジスターのベースとの間に、抵抗R2はトランジスターのベー
スとアースとの間に接続される。エミッタは抵抗R4を介して切替器264の出
力に接続される。コレクター・サイドにおいて、コレクターは抵抗R3を介して
釣合うインピーダンス設備又は切替器266に接続される。コレクター側の切替
器又は釣合うインピーダンス設備は供給電圧と抵抗R3(260)との間に接続
される。
トランジスターのコレクターとエミッタとの間のインピーダンスはバランスが
取れるから、コレクターとエミッタにて二つの釣合の出力が形成され、両出力は
それぞれ、位相の相違する受信信号を生成する。エミッタの入力に印加される信
号にとっては、トランジスターはインバータのように作動するので、各出力での
受信信号の位相が相違する。諸入力の何れかが変化したら、これによって得られ
る信号は全て位相受信信号に含まれるようになる。そして、これらの信号は微分
増幅器へ提供され、キャンセルされる。実際にコレクター側の釣合のインピーダ
ンスはエミッタ側の切替器264と全く同様な切替器、又は、切替器264の釣
合のインピーダンスを有する設備を用いてもよい。
図6に示す通信回路は増幅器として、共用エミッタと共用ベース配置で、トラ
ンジスターを使用するものである。共用エミッタと共用コレクタを共に有する配
置にとって、電流ゲインはトランジスターの電流ベータ係数に等しい。これと類
似して、共用エミッタと共用ベースを有する配置にとっては、電圧ゲインはコレ
クタのインピーダンスとエミッタとの商(Rc/R’e)に等しい。二極トラン
ジスターにおいて「共用」とは、トランジスターの端子は入力端子であれば、出
力端子でもある。即ち、入出力共用端子ということを意味する。従って、共用エ
ミッタ配置については、エミッタ端子は入出力共用端子である。当然ながら、共
用ベース配置においては、ベース端子は入出力共用端子である。共用エミッタ配
置中、入力ノードはトランジスターのベースであり、出力ノードはコレクターで
ある。共用ベース配置中、入力ノードはトランジスターのエミッタ、出力ノード
はコレクターである。
図6に示すトランジスター増幅器は共用ベース配置を用いて受信信号を増幅す
るものである。トランジスター256はベースに提供する受信信号の電流を増幅
する。その増幅量はトランジスターの電流ゲインに等しい。切替器264に印加
される電圧は、ベースとエミッタとの間のいき値電圧降下(約7V)及び抵抗R
4の電圧降下を無視して、大体受信信号の電圧に等しい。
切替器264はオーディオ出力を該切替器の出力での送信信号に変えるもので
ある。共用ベース配置においては、該送信信号はトランジスター256の入力に
提供する。従って、該送信信号は共用エミッタ配置に適する電圧ゲインに等しい
電圧ゲインを取得する。
図6に示す増幅器配置はほんの僅かな負荷により、切替器を有効に駆動する方
法を提供した。切替器がオーディオ入力から生成する電気信号は非常に小さいの
で、切替器は如何なる僅かな負荷でも印加されたら、送信信号を大きく減少させ
られる。ここで、前記配置の大きなメリットは、切替器を駆動する際殆ど負荷を
印加する必要がない。又、この配置の他のメリットは、増幅器電圧ゲインのため
、送信信号は十分に増幅される。
図6において、トランジスター増幅器の両出力は微分増幅器の反対なサイドへ
供給される。微分増幅器配置の一つのサイドの出力はトランジスター256のコ
レクターから得られて、インバータ270に提供するものである。該インバータ
は送信と受信信号をインバートすると、(1)微分配置の両サイドの諸送信信号
は位相遷移する、(2)両サイドの諸受信信号は同じ位相にある。前記のように
、トランジスターはインバータのように作動するので、トランジスター256の
コレクターでの受信信号はトランジスターのベースでの受信信号と位相が相違す
る。従って、微分配置のどのサイドにおいても受信信号は大きさが同じ、且つ、
位相が一致するために、コレクタでの受信信号出力をインバートしなければなら
ない。微分配置の他のサイドの出力は切替器264の出力によるものである。該
出力ノードにおいて、受信信号は、トランジスターに提供する受信信号と同じ位
相であるが、トランジスターのコレクターの出力について位相遷移している。切
替器264による送信信号はトランジスター出力での送信信号と同じ位相である
。
切替器出力での送受信複合信号は、インバータ270のゲインに等しいゲイン
を有するリニア増幅器272に提供される。該リニア増幅器272は送受信複合
信号を増幅、且つ、その出力を微分配置の他のサイドへ提供する。
本実施例では、インバータ270は演算増幅器と抵抗R4,R5,R6(27
0、278、280)を用いる。インバータのゲインはR5/R4に等しい。リ
ニア増幅器272も類似な構成である。但し、その出力は演算増幅器290の非
逆相入力に提供される。リニア増幅器272は演算増幅器290と三つの抵抗R
7,R8,R9(292、294、296)を有し、そのゲインはR8/R7に
等しい。
インバータ270とリニア増幅器272両者の出力は共に微分増幅器に提供さ
れる。微分増幅器は各サイドの送信信号を加算して、且つ、殆どの受信信号をキ
ャンセルする。よい性能を達成するため、インバータとリニア増幅器の出力は、
同時に受信信号を圧縮、送信信号を増幅する同様な二つの圧縮・増幅回路に提供
する。具体的方法としては、インバータとリニア増幅器の出力をノードAとBに
て図4に示す圧縮・増幅器108、110に提供する。本通信回路のその他の部
分は図4に示す回路と同様である。
図7の原理図は、大きいパワーの用途のため一つ以上の切替器を組み合わせて
なるものを示した。この回路中、図6に示す配置と類似なものを用いて、諸切替
器はそれぞれ一つのトランジスター増幅器を配備される。本回路は、コレクター
とエミッタでの釣合うインピーダンスを有するシングルのトランジスターではな
く、微分配置の各サイドにおいてインプットステージの補完的ペア(一対)を用
いている(例えば、302と306とは補完的であり、304と308とは補完
的である)。各入力ステージは、それぞれ、一つのトランジスター増幅器と、該
増幅器のトランジスターのエミッタに接続される一つの切替器とからなる。該配
置の或るサイドの各ステージは、それぞれ、該配置の他のサイドにおいて補完的
入力ステージを有する。各入力ステージの出力の数を増えるため、加算増幅器3
14、316を用いて、微分配置の各サイドにて付加の入力ステージを添加する
ことができる。
本実施例では、入力ステージ(例えば、302)は、共通エミッタ配置中、受
信信号と、共通ベース配置中、切替器からの送信信号と関連する。入力ステージ
の配置と操作は図6に示す入力ステージのトランジスター増幅器に類似する。微
分配置の他のサイドに補完的な先端ステージがあるので、エミッタで切替器のイ
ンピーダンスのバランスを調整するための、コレクター内のマッチングなインピ
ーダンスは、必要とはしない。
受信信号はコンデンサC1 320から入力ステージに進入して、トランジス
ターのベースの入力ノードに達する。第1の抵抗R1はVccとベースとの間に
接続され、第2の抵抗R2はベースとアースとの間に、第3の抵抗はVccとコ
レクターとの間に接続される。トランジスターの出力はコレクターに提供され、
該コレクターはコンデンサC2と抵抗R4を介して加算増幅器の出力に接続され
る。微分配置の他のサイドの出力ステージ306と308の以外、その他の全て
の入力ステージのデザインは同様である。該出力ステージ306と308は反対
な極性で接続の切替器を有する。該図に示す回路は図5に示す回路のメリットを
有する。即ち、より優れた音声学感度とより大きなパワーの出力が得られる。又
、多数の切替器を用いることで、回路は多大な送信信号を生成することができる
。若干な入力ステージにおいて多数な切替器を組合せて使用する場合、増幅器と
して低いパワーのトランジスターを用いてもよい。
図8に示す原理図は全二重オーディオ通信回路の他の種の実施例を示した。該
回路はカップルの普通のハイブリッド・トランス350、352を用いて、通信
回路の受信サイドをリモトソースからの入る局信号を搬送する受信ワイヤ340
に接続すると共に、回路の送信サイド346を出る局信号を搬送する送信ワイヤ
342に接続する。送信ワイヤと受信ワイヤは同時に送信信号と受信信号を搬送
する。カップルなハイブリッド350、352は一体に接続され、且つ、一緒に
バランスインピーダンス354に接続されるため、通信回路の送信と受信部分(
344、346)は互いに殆ど区切される。送信信号はハイブリッドに伝送され
ると、それぞれのハイブリッド内、大きさが等しいが、符号が逆な信号が形成さ
れる。その結果、送信信号はほぼ受信サイドと分離されている状態で送信ワイヤ
342に伝送される。これと同じように、受信ワイヤを介して進入する受信信号
はほぼ送信サイドと分離されている状態で回路の受信サイド344に伝送される
。
本回路の受信部分は受信信号を増幅し、且つ、それを微分配置中のカップルな
入力ステージに伝送する。回路の受信部分は増幅器356を有する。該増幅器は
カップルのハイブリッドからの受信信号を増幅すると共にこれを各入力ステージ
に提供する。本実施例では、増幅器356はリニア電圧増幅器として使用される
普通の演算増幅器であるが、その他の色々普通の増幅器回路を用いてもよい。
図8には特に示してないが、前記のように、ハイブリッド・トランスと増幅器
356との間にエキスパンダー回路を加えてもよい。エキスパンダーはRx信号
とTx信号との間の分離量(ハイブリッド・トランスを通じてTxから漏れるも
の)を増加することができる。あるとき、通信ラインの減衰のため入る局Rx信
号は非常に弱くなる。このとき、ハイブリッドがきかなくなって、十分な区切を
提供されないので、恐らくTx信号のRxサイドに漏れる量は大いなる。これに
鑑みて、エキスパンダー(例えば、ある種のコンパンダIC)を用いてRx信号
を増幅することで、RxとTxとの間の分離量を増加するというのは、有効であ
る。
各入力ステージはそれぞれ増幅器に接続される切替器を有する。該増幅器は切
替器に負荷を印加させないまま受信信号を伝送することができる。図8に示す入
力ステージの配置には切替器を駆動する他の方法が提示された。該方法を用いて
受信信号を有する切替器を駆動するとき、負荷は最小に成りうる。特に、他の図
面(例えば、図4、図5)中の入力ステージの代わりに、該種の切替器を駆動す
るための特別な回路を用いてもよい。図8に示す入力ステージには、増幅器は演
算増幅器360、362を用いて、且つ、該演算増幅器の逆相入力とアースとの
間に抵抗を設ける。受信信号は、電圧・電流コンバータとして配置される演算増
幅器の非逆相入力に伝送される。各切替器は或る切替器の出力と演算増幅器の逆
相入力との間に接続される。これらの切替器は反対の極性で微分配置の各サイド
に接続されるので、入力ステージの出力からの送信信号は大きさが同じであるが
、極性が反対である。逆に、微分配置の両サイドはバランスが取れている場合、
入力ステージの出力からの受信信号はほぼ一致する。入力ステージは常に送信信
号と受信信号からなる複合信号を生成する。但し、各送信信号には位相遷移があ
る。
入力ステージからのこれらの複合信号は微分増幅器370に伝送され、該微分
増幅器370は受信信号を殆どキャンセルすると共に、送信信号を約1倍増幅す
る。微分増幅器は出力信号を増幅器372に伝送し、更に該信号は増幅器372
により増幅される。実際の場合、増幅器372はリニア電圧増幅器のような演算
増幅器を用いる。本実施例では、600Ωの切替器を用いるから、増幅器372
は600Ω負荷を駆動することができる。増幅器372の出力での信号は主に増
幅された送信信号と非常に小さい受信信号とからなる。
本回路は、Rフィードバックをキャンセルする能力は、ハイブリッド・トラン
スにより送信サイドと受信サイドの間に形成される分離量と、微分増幅器は受信
信号をキャンセルする状況に次第である。例えば、入る局ワイヤの減衰のため、
受信ワイヤにての入る信号は約30mVであるが、送信ワイヤにての出る局信号
は約300mV。以下の表は回路中の各ポイントの信号レベルを示すものである
。二つのケースにおいてのデータを示した。ケース1では、受信サイドの増幅器
のゲインは100、ケース2では、受信サイドの増幅器のゲインは50である。
回路内の位置
受信サイド増幅器356出力
各出力ステージの出力
微分増幅器370出力
(受信信号減少量30dB)
送信サイド増幅器372出力
送信ワイヤ
送信サイドへのフィードバック
(分離量を約30dBとする)
ゲイン100
Rx=3V
Rx=3V;Tx=15mV
Rx=100mV;Tx=300mV
Rx=1V;Tx=300mV
Rx=1V;Tx=300mV
Rx=33mV
ゲイン50
Rx=1.5V
Rx=1.5V; Tx15mV
Rx=50mV; Tx=30mV
Rx=0.5V; Tx=300mV
Rx=0.5V; Tx=300mV
Rx=16.6mV
注意すべきは、該回路中フィードバックがあり、受信サイドの増幅器のゲイン
が増えれば増えるほど、該フィードバックは大きくなる。又、フィードバックの
大きさは分離量にも影響される。該分離量はバランス・インピーダンスを有する
カップルなハイブリッド・トランスによる分離量と指す。従って、回路の機能は
ある程度バランス・インピーダンスが通信ワイヤに釣合う状態に依存する。
あるスピーカホンの用途では、通信回路はより大きいオーディオ出力を必要と
する。例えば、スピーカホンは大きな部屋内に設置する場合、ユーザはスピーカ
ホンが大きなRx信号オーディオ出力を生成できるように求める可能性がある。
このため、全二重の操作について、Rx信号のゲインを増えると、Tx信号から
Rx分量を有効に減少することは一層難しくなるという問題が生じる。該問題を
解決する方法としては、マイクロホンとして切替器を増設して、追加のTx信号
ソースを設置することである。
しかし、該方法は別に他の問題がある。即ち、追加のマイクロホンが信号を受
信する際、出力としてのオーディオ信号を受信すれば、設備中の二用途スピーカ
/マイクロホンのオーディオ出力の一部分をも受信する。従って、追加マイクロ
ホンによる信号も、(1)オーディオ出力信号と、(2)二用途スピーカ/マイ
クロホンの出力による信号とを有する。Rx信号に対してTx信号を有効に増強
しようとすると、第2タイプの信号を削除しなければならない。
図9はTx信号を増幅すると共にスピーカ/マイクロホンによる信号を削除す
る方法を示す原理図である。該回路には二つの付加マイクロホン400、402
は釣合う微分配置の入力ステージに接続される。両入力ステージはそれぞれリニ
ア増幅器404、406を有する。該リニア増幅器はマイクロホンからの信号を
受信すると共に該信号を微分増幅器408の一つの入力に伝送する。リニア増幅
器は、通常な演算増幅器410、412と、該作動増幅器の出力と逆相入力との
間に接続される抵抗R1と、逆相入力とアースとの間に接続される抵抗R2とで
構成される。該増幅器のゲインはR1/R2に等しい。従って、R1,R2の抵
抗値によって、該増幅器は積算演算器又は割算器として使える。
注意すべきは、マイクロホン400、402は反対な極性でそれぞれのリニア
増幅器に接続される。音声入力はマイクロホンに進入するとき同じ位相であるが
、これらの音声信号は変換され、マイクロホン400、402の出力にて位相差
が180度となる。引算器としての微分増幅器408は音声入力による一部分の
入力信号を約1倍増幅することができる。
何れかのマイクロホンは他のマイクロホンと反対な極性を有し、且つ、各マイ
クロホンは回路の他の部分より付随するスピーカ/マイクロホン420、422
と一対一に対応する。該スピーカ/マイクロホンは反対し合う極性を有するので
、あるスピーカ/マイクロホンのオーディオ出力と他のスピーカ/マイクロホン
のオーディオ出力とは互いに180度の位相差がある。該回路の他の目的として
は、付随するスピーカ/マイクロホンのオーディオ出力の影響で各マイクロホン
で生成される信号を削除する。その結果、スピーカ/マイクロホン420、42
2はマイクロホン400、402と一対一配置され、各スピーカがオーディオ入
力を得るとき、そのスピーカに進入するオーディオ入力は他のスピーカの入力よ
り180度位相遷移を有する。そして、スピーカは該入力を同じ位相の電気信号
に変換する。従って、微分増幅器は引算を用いて付随するスピーカ/マイクロホ
ン420、422の影響でマイクロホン400、402への入力を削除すること
ができる。
例えば、本回路は図8に示す回路と一緒に使用されると、マイクロホン400
はスピーカ/マイクロホン358(本図の420)と一対一、マイクロホン40
2はスピーカ/マイクロホン360(本図の422)と一対一で対応する。スピ
ーカ/マイクロホン420の一部分オーディオ出力はマイクロホン400に進入
する。マイクロホン400は該一部分オーディオ出力を電気信号に変換する。同
じように、スピーカ/マイクロホン422の一部分オーディオ出力はマイクロホ
ン402に進入し、そして、マイクロホン422は該一部分オーディオ出力を電
気信号に変換する。両マイクロホンの極性は反対し合うため、それぞれスピーカ
/マイクロホン420、422のオーディオ入力を変換してなる二つの電気信号
は殆ど同じ位相である。従って、微分増幅器408は該同じ位相の信号をほぼ削
除する。
各切替器出力間の関係のため、マイクロホンとスピーカ/マイクロホンとの配
置はデザイン上重要なものである。スピーカ/マイクロホン420及びその付随
するマイクロホン400は同一方向に配置される。又、二つの対のスピーカ/マ
イクロホンとマイクロホンは互いに反対な方向に配置される。これは図9により
示される。図9において、切替器400、420は同一方向、切替器402、4
22は同一方向に配置されるが、カップル400、420とカップル402、4
22とは互いに反対な方向に配置される。このような配置によって、二用途切替
器420の出力とマイクロホン402は分離され、二用途切替器422の出力と
マイクロホン400は分離される。
このような原則に適する可能な配置としては、ボックスを用いて配置する。即
ち、切替器400、420は該ボックスのある側面の上下両端に外側に面するよ
うに配置、切替器402、422は該ボックスの他の側面の上下両端に外側に面
するように配置される。当然ながら、他の可能な配置もある。要するに、付加の
入力を用いてTx信号を増幅すると共にある配置を利用して欲しくない入力をほ
ぼ削除する。
Tx信号を増幅するため、本回路では加算増幅器130を用いて図9の回路中
のTx信号成分を該回路の他の部分で生成するTx信号へ加える。例えば、図8
おいて、微分増幅器370のTx信号は図9中の微分増幅器408出力からのT
x信号と合成することができる。該方法は図4に基づく他のスピーカホンにも適
する。
以上、本発明の色々な実施態様を詳細に説明した。但し、本発明の応用範囲は
これらの実施態様に限定するものではない。全二重通信回路を実施する際、前記
の新規な回路要素を用いて色々な組合せを形成することができる。例えば、切替
器に負荷しないまま受信信号を提供する回路は、受信信号を圧縮すると共に送信
信号を増幅する回路と、色々な方法で組合せすることができる。微分配置と圧縮
・増幅器とを組合せて使用するとき有効に受信信号をキャンセルして、性能を改
善することができる。又、例えば、全二重切替器は同時に受信信号を圧縮、送信
信号を増幅する回路と接続し、且つ、切替器への負荷を避けるため増幅器を使用
しない。当然ながら前記のように、送信信号の損失を避けるため負荷をできるだ
け減少することによって、よりよい性能を達成することができる。電話ラインのインタコネクタ
前記全二重通信回路は主に電話業に応用する。電話設備に使用する場合、該全
二重通信回路は切替器インターフェスとして使用され、且つ、電話ラインのイン
タコネクタ回路を通じて電話ラインと接続される。前記のような回路は、Rx信
号を用いて切替器を駆動してオーディオ出力を生成すると共に該切替器を用いて
オーディオ入力をTx信号に変換するので、切替器インターフェスという。電話
ラインという回路は切替器インターフェスからのTxとRx信号を電話ラインに
伝送するのは用いられる。図10、11はある電話ラインインタコネクタ回路の
実施態様を示すものである。
図10は二方向Tハイブリッド配置を用いる電話インタコネクタ回路500の
原理図である。該電話インタコネクタはTx信号を切替器インターフェスから電
話ライン502へ送信、Rx信号を電話ライン502から切替器インターフェス
へ伝送する。該切替器インターフェスのRx入力とTx出力のターミナルはそれ
ぞれ該電話インタコネクタ回路のTx入力504とRx出力506のターミナル
に接続される。切替器インターフェスからのTx信号は該電話ラインインタコネ
クタ回路を介して電話ラインに伝送される。又、電話ラインからのRx信号は該
電話ラインインタコネクタ回路を介して切替器インターフェスに伝送される。
図10に示すように、アナログ電話ラインは電話ラインインターフェスを介し
て電話ラインインタコネクタ回路500に接続される。該インターフェスは通常
のフック・スイッチ510と、インダクター512a−bと、フィルタ514a
−bと、整流器516と、電流調節器518と、オプト・カプラー520と、分
離トランス522と、コンデンサ524とからなり、信号パスとアースとの間に
接続されるコンデンサをそれぞれ用いるフィルタ514a−bは、電話信号の高
周波(RF)部分をフィルタする。ブリッジ整流器516はフィルタされた電話
信号を受信すると共に電流調節器518に定常的な極性を提供する。このため、
チップ・リングが逆転される場合でも回路は正常に作動することができることが
保証される。
「模擬インダクター」としての電流調節器は、低いDC抵抗と非常に高いAC
抵抗を用いて殆どの音声信号をトランス522に伝送することができる。ライン
の長さの変化によって、電話ライン中の電流は変化して、ときには、落ちすぎる
こともある。これを解決するため、模擬インダクターは電話ラインに対し負荷抵
抗を調整して、適宜なループ電流を維持する。整流器516の正極は抵抗530
と二極トランジスターのコレクターに接続される。該トランジスターのベースは
該抵抗とAC分流コンデンサ534(例えば、10μF)と接続される。該トラ
ンジスターのエミッターは二つの抵抗536、536からなる分圧器に接続され
る。該分圧器中の抵抗の間のノードにての電圧信号はオプト・カプラー520の
入力に提供される。模擬インダクターはAC分流コンデンサ534を用いて殆の
電話信号が分離トランス522に伝送することを確保する。
インタコネクタ回路中の分離トランスは電話信号のリピーターの働きを有する
。該トランスは電話設備中使用の標準トランスであって、FCC基準に符合する
。該トランスは約600Ωの入力抵抗と900Ωの出力抵抗を有する。該トラン
スのコイル中の磁気カプリングを通じて、該分離トランスはOutgoingT
x信号を電話ラインに、IncomingRx信号を電話インタコネクタのRx
回路に伝送する。
フィードバックと煩い騒音を防止するため、RxとTx回路のフィードバック
パスのループゲインは電話ラインに達するとき1以下でなければならない。該電
話ラインインターフェスは、スイッチ(FET540)を以ってフック・スイッ
チをオープンすることを確保するため、フック・スイッチがオープンするとき、
送信回路はオープンされる。該送信回路は自動レベル・コントローラ(ALC)
542と、バンド・パス・フィルタ544とTx増幅器546と、Txレベル調
節器548とを有する。該ALC、バンド・パス・フィルタ、FET,Tx増幅
器は互いにコンデンサ550−556を介して接続される。オプト・カプラーの
LED560は作動するとき、光電気トランジスター562内信号を生成する。
二極トランジスター564は、RCネットワークを介してランプ566を点灯し
、FETスイッチのゲートを駆動するためのスイッチのように、作動する。
電話ラインインタコネクタ回路はフック・スイッチをオープンすることによっ
て切断される、又は、実際に電話ラインは切断されるとき、電話ラインからその
LED電流を得るオプト・カプラーの働きで、FET540はRx/Txフィー
ドバックパス中でオープンな回路を提供する。該オープン回路は、そのフック・
スイッチがオフするときホーリング振動の発生を防止する。電話ライン電流がそ
のLEDを通るとき、FET540の抵抗が低い、総ゲインが1以下であるクロ
ーズなループが形成される。
電話ラインインターフェスと送信回路は二方向Tハイブリッド570という回
路配置中に接続される。該二方向ハイブリッドは、二方向矢印572、574に
示すように、電話ラインに流入する二方向電流を提供する。具体的に、該電話信
号は分離トランス522を介して二方向Tに進入し、送信信号は増幅器A1の電
流ミラー効果によって該増幅器を介して二方向Tに進入する。従って、電話ライ
ンからの受信信号と送信回路の送信信号とは二方向TハイブリッドのT端子で複
合される。
図10に示す二方向Tハイブリッド配置は、それぞれ通常の演算増幅器を用い
る増幅器A1,A2(578、580)を有する。演算増幅器A1の負入力は演
算増幅器A2の正極と接続する。A1の出力ノードとアースとの間にRC回路5
82が接続されるため、分離トランス522による位相シフトと電話ライン内の
リークション分量が補償される。A1とA2とのバランスを維持するため、A2
のゲインはバリアブル抵抗584によって調節され、A2の出力と負入力との間
に接続される。
Tx増幅器546からのTx信号はコンデンサ584を介してA1の正(無変
換)入力に伝送される。A1の電流ミラーを通してA1の正入力でのTx信号に
等しいTx信号はA1の負(変化)入力で現れる。A1の負入力でのTx信号は
分離トランス522とA2の正入力に伝送される。A1とA2は同じ極性と共通
モードの出力Tx信号を生成する。従って、図10に示す微分増幅器590を用
いて引算で、それら信号をキャンセルすることができる。
A1の負入力は仮アースであるので、A2の正入力も仮アースである。このた
め、トランス522からのIncomingRx信号はA1のみに現れる。従っ
て、微分増幅器入力でのRx信号は共通モードで現れない、微分増幅器590の
出力にてのRx信号をキャンセルすることがない。電話信号は非常に弱い場合、
図12に示すコンプレッサーでTxとRx信号との分離を改善するのは有効であ
る。このような配置中、ノード576とA1の逆相端子との間に抵抗を設けるこ
とができる。これによって、微分増幅器の各入力にての信号には180度位相差
が形成される。微分増幅器はこれらのRx信号を加算してその出力にてより大き
なRx信号を提供する。
図10の微分増幅器590は実施例としては通常な演算増幅器590を用いる
。A2による出力はコンデンサ592と抵抗594を介して該演算増幅器590
の負出力に接続される。A1の出力はRCネットワーク582と抵抗596を介
して該演算増幅器590の正出力に接続される。微分増幅器配置において、第1
抵抗598は演算増幅器590の出力と負出力との間に、第2抵抗600は該演
算増幅器の正入力とアースとの間に接続される。これらの抵抗の抵抗値はほぼ等
しい。
共通モードTx信号をキャンセルすると共にRx信号を通させることによって
、二方向ハイブリッドは有効にTx信号をRx信号から分離することができる。
更に大きな分離を提供するため、電話インタコネクタはコンデンサ604を介し
て微分増幅器の出力に接続される増幅・圧縮器回路602を用いる。該増幅・圧
縮器は、図4に示す出力ステージのコンパンダIC(図4の圧縮・増幅器)と同
じ方式で、大きいRx信号を増幅し、小さいTx信号を圧縮する。
図11はバランスインピーダンス配置を用いる他の電話ライン接続を示す原理
図である。図11の電話ラインインタコネクタは図10と同様な(又は類似)電
話インターフェスと送信回路を用いるので、図11にはこれら部分は省略した。
図11のバランスインピーダンスは、正極端子が共に共通ノードに接続される
二つの演算増幅器620、622を有する。各演算増幅器は電圧供給・電流フィ
ードバックの配置中に配置される。言い換えれば、各増幅器は、電圧入力信号を
提供すると共に、フィードバックパスを介して該増幅器の入力へ戻す電流出力信
号を生成する。該配置は、トランスにハイ・ソース・インピーダンスを提供する
。そして、該トランスにおいてほぼ負荷を印加してない。これによって、小さい
受信信号は、負荷による損失のないまま、増幅される。第1演算増幅器620は
、電流出力を、分離トランス626と該トランス端子に接続される分流抵抗62
8に、フィードバックする。演算増幅器622は、RCネットワークと接続する
トランス630を通じて電流出力をフィードバックする。該ネットワークは電話
ラインのインピーダンスを模擬する。各演算算器の負端子は抵抗634、636
を介してアースに接続される。二つの演算増幅器の出力のバランスを調整するた
め、これらの抵抗の何れかは可変のものを用いる。演算増幅器の正極端子を一緒
に接続する共通ノード624は他の抵抗638を介してアースに接続される。
Tx増幅器のTx信号はコンデンサ640を通して共通ノード624に供給し
、且つ、演算増幅器620、622の正極にて入力電圧信号を提供する。該入力
Tx信号に応じて、該演算増幅器はその出力にて共通モードで現れるTx出力信
号を生成する。これらのTx出力信号の釣合の程度は該増幅器配置のインピーダ
ンスのバランスによるものである。共通モードTx信号は微分増幅器650中引
算でキャンセルされる。
Tx信号とは逆に、Rx信号は微分増幅器内キャンセルされていない。共通モ
ードで現れていないからである。分離トランスとインタコネクタの演算増幅器6
20は、電話ラインからのRx信号とTx増幅器からのTx信号を受信して、複
合なTxとRx信号を生成する。電話ライン回路からのRx信号は該演算増幅器
620の負端子へ伝送される。該演算増幅器により出力される複合のTxとRx
信号は微分増幅器650の正出力に供給すると共に電話ライン・インターフェス
にフィードバックする。演算増幅器622へのRx信号出力がないので、その出
力ではRx分量がないばかりか、微分増幅器650の負出力でもRx分量がない
。従って、該微分増幅器はRx信号をその出力へ伝送する。
前記のように、図11の微分増幅器650は共通モードTx信号をキャンセル
すると共にRx信号を送信する。該微分増幅器650は通常な演算増幅器652
と、該演算増幅器の正入力と負入力に接続される抵抗654、656と、演算増
幅器の負入力と出力を接続させる抵抗658、演算増幅器の正入力とアースとを
接続させる抵抗660とを有する。該微分増幅器650は、コンデンサ662と
抵抗656を介して、演算増幅器620から複合のTxとRx信号を受信して、
又、抵抗664を介して演算増幅器622からTx信号を受信する。該微分増幅
器は、殆のTx信号をキャンセルすると共に、演算増幅器652の出力に接続さ
れるコンデンサ668を通じてRx出力信号を生成する。
図10の電話インタコネクタと比較すると、バランスがとれているインピーダ
ンス配置は更に正確に電話ライン中の反応成分を模擬することができる。その結
果、各演算増幅器からのTx信号出力は更に釣合う。従って、微分増幅器はその
出力にてTx信号の改善なキャンセルを提供することができる。注意すべきは、
該微分増幅器は十分にTx信号をキャンセルする場合、電話インタコネクタの出
力にての増幅器・圧縮器回路を必要とはしない。切替器インターフェス中二方向Tハイブリッド配置とバランス・インピーダンス 配置の使用
切替器インターフェス回路中、図10の二方向Tハイブリッドと図11のバラ
ンス・インピーダンス配置を用いて、切替器にて複合Tx/Rx信号を提供し、
且つ、電話ラインインタコネクタのTxとRx端子でのTxとRx信号分量の句
切を維持することができる。該二つの配置は、一つの端子での複合のTxとRx
信号に対して二方向信号パスを提供すると共に、他の二つの端子においてのTx
とRx信号との区切を維持する。電話インタコネクタ中、二方向信号パスは電話
ラインインターフェスにある。該インタコネクタの目的は電話ラインに送信する
Tx信号と電話ラインから受信されるRx信号を区切するものである。切替器イ
ンターフェスにおては、二方向信号パスは切替器(スピーカ/イヤホンとマイク
ロホンのように作動)にある。該インターフェスの目的は切替器によるTx信号
と該切替器を駆動するRx信号を分離するものである。切替器インターフェス中の二方向Tハイブリッド配置
図12は一つの二方向Tハイブリッド配置を用いる切替器インターフェスを示
す原理図。二方向Tハイブリッド配置は入力と出力切替器を兼備する一つの切替
器に接続される。該配置は、該切替器から流出又は該切替器へ流入する二方向電
流を提供すると共に、Rx信号とTx信号を区切する。
図12に示す切替器インターフェス中の二方向Tハイブリッド回路680は図
10に示す二方向Tハイブリッド回路と同じである。但し、該二方向Tハイブリ
ッドの実施態様中、増幅器A1とA2との共通ノード682は全二重オーディオ
入力/オーディオ設備としての切替器に接続される。具体的に、該切替器はマイ
クロホンを兼ねるスピーカ684又はマイクロホンを兼ねるイヤホンであり得る
。Tコネクタを流れる二方向電流は、オーディオ出力に転換される複合Rx信号
と、オーディオ入力によるIncomingTx信号を表示する。
図12に示す切替器インターフェスは入力ノード690の入力としてRx信号
を受信する。該Rx入力信号は、低周波部分を瀘過するコンデンサ692を通し
て、可変抵抗で該入力信号レベルをコントロールする自動レベルコントローラ6
94へ伝送される。自動レベルコントローラ694の出力は可変抵抗698を用
いる他のレベルコントローラを通る。受信信号はコンデンサ700を介して二方
向Tハイブリッド回路の増幅器A1の正入力へ供給する。
該切替器インターフェス中の二方向Tハイブリッド回路の作動は前記図10の
電話インタコネクタの接続の作動と類似する。その唯一の相違点は入る信号はR
x信号であって、Tx信号ではない。増幅器A1の電流ミラーのため、A1正入
力でのRx信号の一つの電流信号はA1の負入力で現れる。該Rx信号は切替器
684へ伝送され、該切替器はそれをオーディオ出力信号に変換する。
A1とA2のRx信号出力は同様な極性を有して、且つ、大体共通モードにあ
る。従って、A1とA2からのRx信号は微分増幅器を用いて引算でキャンセル
される。A1の負入力は仮アースであって、A2の正入力はA1の仮アースにも
係わるので、切替器(684又は686)によるTx信号はA1の出力にみに現
れる。従って、二方向Tハイブリッド680出力のTx信号に対しての共通モー
ド条件がないため、該Tx信号は微分増幅器714にてキャンセルされない。
図12に示す切替器インターフェスの他の部分は図4に示す切替器インターフ
ェス中のノードAとB右側の回路と類似する。図4の切替器インターフェスと同
じように、増幅器A1、A2の出力は圧縮・増幅器710、712に接続される
。通常の圧縮・増幅器ICを用いる場合、圧縮・増幅器を配置する目的は増幅器
A1とA2からのRx信号のサイズを減少することにある。増幅器A1に接続さ
れる圧縮・増幅器710は、複合なTxとRx信号を受信して、小さなTx信号
を増幅すると共に、大きなRx信号を減少する。微分増幅器配置714は圧縮・
増幅器710、712の出力を受信し、共通モードのRx信号をキャンセルする
と共に、Tx信号を送信する。微分増幅器714の出力はレベル調節器718を
介して他の圧縮・増幅器716へ伝送される。圧縮・増幅器716は、現在大き
なTx信号を増幅すると共に小さなRx信号するために配置されるものであるの
で、図12では異なる図板で描写されている。該圧縮・増幅器716はTx信号
を生成し、且つ、該信号内のRx分量は殆キャンセルされる。注意すべきは、図
12において、図4とは逆に、圧縮・増幅器710、712と微分増幅器714
及び増幅器・圧縮器716はコンデンサ720−728を介して一緒に接続され
る。又、増幅器・圧縮器716の出力もコンデンサ730に接続される。又、本
発明にとって重要ではないが、TxとRx信号中のDC分量を瀘過することでこ
れらのコンデンサの機能を改善することができる。切替器インターフェス中のバランスインピーダンス配置
図13はバランスインピーダンス配置を用いる切替器インターフェスを示す原
理図である。図11中の電話ラインのインピーダンスのバランスを調整すること
ではなく、切替器インピーダンスのバランスインピーダンス配置は、入力と出力
を兼備する設備としての切替器のインピーダンスのバランスを調整する。この実
施例において、該切替器はスピーカ750、752又はイヤホン754、756
であり得る。図13に示すバランスインピーダンス配置中、切替器のインピーダ
ンスはある均等な切替器を用いて釣合わされる。注意すべきは、釣合切替器(例
えば、スピーカ752)の代わり、RC(又はRLC)ネットワークを用いる場
合、切替器(例えば、スピーカ750)のバランスを調整することができる。
図11に示すバランスインピーダンス配置と同じように、図13の切替器イン
ターフェスに使用されるバランスインピーダンス配置は二つの演算増幅器760
、762を有する。該二つの演算増幅器の正極は一緒に共通ノード764に接続
される。演算増幅器760、762の電流ミラー・バイアスは電流ソースのよう
に、演算増幅器760、762の負入力にてRx信号を生成する。それは正入力
にてのRx信号に等しい。
演算増幅器760、762はその正入力でRx信号を受信し、その負入力を通
して該Rx信号を切替器(750、752)へ伝送する。その負入力が仮アース
しているというのは、大地に対して電圧が約ゼロであると意味する。各演算増幅
器は、その出力と負極端子との間に接続される第1抵抗766、770(例えば
、R1)と、負極端子とアースとの間に接続される第2抵抗768、772(例
えば、R2)とを有する。切替器のQを減少するため第2抵抗は切替器と並列接
続される。該抵抗は共振周波数の干渉を減少することができる(即ち、共振周波
数干渉を減衰する)。仮アースでは電流吸収できないため、演算増幅器760の
Rx信号からの全ての入力電流は必ず抵抗R1、R2 766、768及び切替
器750を流れる。切替器752は切替器750と相違な極性で接続されること
の以外、バランスインピーダンス配置中の他の増幅器762の作動は前記に類似
する。
演算増幅器760、762によるRx信号は共通モードである。従って、共通
モードRx信号は、微分増幅器にて引算でキャンセルすることができる。
図13に示す切替器インターフェスにおいて、Rx信号は入力ポート780に
進入して、そして、コンデンサ782、自動レベルコントローラ784及びレベ
ル調節器786を通る。該自動レベルコントローラは可変抵抗788を介して信
号レベルを調節する。入力ポート780とノード764との間の回路は図12の
A1の正入力においての回路と類似するので、その説明は省略する。
切替器750、752は互いに反対し合う極性で接続されるので、それぞれ生
成するTx信号の極性は相違する。演算増幅器760、762の出力でのTx信
号の極性も相違する。従って、Tx信号は微分増幅器中に組合せるとき、切替器
により生成されるTx信号を増幅することができる。
図13に示す切替器インターフェス回路790の他の部分は図12の切替器イ
ンターフェス中の回路と類似するので、ここでその説明を省略する。ピエゾ・エレクトリック切替器を用いる切替器インターフェス
図14は交互・バランス・インピーダンス配置を用いる切替器インターフェス
を示す原理図である。該配置はハイ・インピーダンス増幅器800、802を用
いてバランス配置中の切替器804、806を駆動する。図14の切替器配置は
入力回路808からIncomingRx信号を受信する。該入力回路は図12
と13中の入力回路と類似する。又、増幅機800、802出力においての回路
810は、図12、13中の増幅器出力のおいての回路と類似する。従って、入
力と出力回路808、810に関する説明はここで省略する。
図14の切替器インターフェスは、それぞれ増幅器800、802と接続され
る同様な切替器804、806を有するため、バランスのとれているインピーダ
ンス配置を有する。図13のバランス配置とは逆に、これらの切替器は演算増幅
器800、802の出力と負入力端子との間に接続される。この特別な配置はピ
エゾ・エレクトリック切替器を使用する。特に、本実施例は、オーディオ入力よ
り送信信号を生成し、受信信号をオーディオ出力に変換するという二重機能を有
するピエゾ・エレクトリック・イヤホンに適するものである。幾つかの切替器の
リークション部分は、正常なスピーチ落ちに関する周波数範囲内においての増幅
器の周波数応答について、不利な影響を与える可能性がある。しかし、本切替器
のリークション部分は増幅器の周波数応答について、わずかの影響しか与えない
、或るいは影響がないので、本ピエゾ・エレクトリック・切替器は音声応用につ
いて改善したパフォーマンスを提供した。本実施例中、ピエゾ・エレクトリック
・切替器は石英切替器である。そのインピーダンスの一致性のため石英切替器を
用いるのは有利であり、即ち、各切替器のインピーダンスの釣合の調節は容易に
出来る。
増幅器800、802はそれぞれ非常に大きな出力インピーダンスを有するの
で、小さな負荷又は無負荷の状態で切替器804、806を駆動することができ
る。本実施例中増幅器のゲインは、抵抗値の等しい抵抗R1,R2を選択するこ
とで、1にする方がよい。又、増幅器800、802のゲインが釣合わされるか
ら、増幅器出力へ接続される微分増幅器はほぼ増幅器800、802による共通
モード分量をキャンセルすることができる。
増幅器800、802は入力としてRx信号を受信してから、共通モードで該
信号をその出力へ送信する。具体的に、Rx信号は抵抗820、822を介して
各増幅器の正極端子に進入する。増幅器800、822は電圧・電流転換器とし
て配置される。各増幅器の受信信号を含む電流出力は、各切替器804、806
の正極端子へ供給される。切替器は該受信信号をオーディオ信号に変換する。
又、切替器はオーディオ入力をTx信号に変換するマイクロホンの機能も有す
る。その結果、複合なTxとRx信号は各増幅器800、802の出力で現れる
。増幅器800、802出力のTx信号分量は極性が反対し合う。従って、微分
増幅器に送入されるとき、Tx信号は一緒に加算される。これとは逆に、増幅器
の出力での受信信号は同じ極性であるから、微分増幅器は殆のRx信号分量をキ
ャンセルする。
前記の全二重回路を用いて、2ワイヤ二方向信号パスを提供すると共に2ワイ
ヤ一方向信号パスを分離することができる。電話設備において、切替器での2ワ
イヤ対4ワイヤ回路と電話ラインでの4ワイヤ対2ワイヤ回路として全二重回路
を使用することができる。電話ラインのような2ワイヤ二方向搬送媒体とは関与
しない設備中、必ずしも4ワイヤ対2ワイヤ回路を必要とはしない。例えば、セ
ルラー電話設備は分離されている信号パスにて信号を受信、送信する。
セルラーホンのような4ワイヤ設備が普通な電話のような2ワイヤ設備と通信
する場合、セルラーホンにはフィード・セルー問題が起こる恐れがある。若しも
、該電話は通常なハイブリッド回路を有するなら、恐らく該ハイブリッドには普
段にいうリターン・ロス現象が現れる。リターン・ロスは、信号が該ハイブリッ
ドを「リーク・スロー」するというロス・ハイブリッドの損失特性である。例え
ば、IncomingRx信号とOutgoingTx信号とを分離することの
代わり、ロス・ハイブリッドは、一部分Rx信号を電話ラインへ回漏する。又、
ロス・ハイブリッドは、一部分Tx信号を電話内のRx信号パスへ回漏する。
ロス・ハイブリッドを有する2ワイヤ設備と通信する4ワイヤ設備にとっては
、該2ワイヤ設備によるリターン・ロス問題を処理する必要がある。該2ワイヤ
設備へ伝送する信号の一部分はハイブリッドをリーク・スローして、4ワイヤ設
備に戻す。解決方法は色々挙げられる。一つは、4ワイヤ設備のRxとTx信号
パスの間にコンパレターを設けて、4ワイヤ設備からのTx信号が何時4ワイヤ
設備のRxポートにフィードバックすることを検出する。4ワイヤ設備中のTx
とRx信号の類似点に基づいて、該コンパレターは、Rx信号を減少するように
、減衰器を作動させる。そして、ロス・ハイブリッドのリターン・ロスによって
のRxサイドへのフィードバックというインパクトを減少する。
他の方法では、普通な全二重スピーカホン等設備中アダプティブ・フィルタを
用いる。
前記のスピーカホン設備とは違って、普通のスピーカホン設備は互に分離され
たマイクロホンとスピーカを有する。このような設備におては、音声フィードバ
ック及び前記のリターン・ロス現象を処理する必要がある。これらのフィードバ
ックを解決するため、ここで参考としての米国特許4,629,829号に記載
のように、普通なスピーカホンにはアダプティブ・フィルタを使用する。アダプ
ティブ・フィルタはTx信号を入力として取り込み、Tx信号のフィードバック
を模擬して、設備のRxポートへ送入する。模擬されたフィードバック信号はR
x信号より除去することができる。4ワイヤ設備において、ロス・ハイブリッド
のリターン・ロスを処理する際、これと類似な方法を用いてもよい。
結論
発明者は詳細に本発明実施態様を説明したが、一番重要なのは、本発明はこれ
らの具体的な実施態様に限定されるものではない。
発明者の発明の原理は色色な潜在的具体的な設備に応用される可能性があると
いう見地から、図面に示す具体的な設備は本発明の若干なサンプルに過ぎなくて
、本発明範囲を限定するものではない。更に正確に言えば、本発明の範囲は下記
のクレームによって規定される。従って、発明者は、本発明は全てこれらのクレ
ームの範囲と思想に含まれるよう、要求する。
図面の簡単な説明
図1は全二重オーディオ通信回路の実施態様を示す総ブロック図である。
図2はオーディオ通信回路の他の実施態様を示す総ブロック図である。
図3はオーディオ通信回路の他の実施態様を示す総ブロック図である。
図4は全二重オーディオ通信回路の詳細な実施態様を示す原理図である。
図5はハイパワー・アプリケションのため一つ以上の切替器が図4に示すもの
に類似する微分配置方式の側端に使用されるものを示す原理図である。
図6は全二重オーディオ通信回路の他の実施態様を示す原理図である。
図7はハイパワー・アプリケションのため一つ以上の切替器が図6に示すもの
に類似する微分配置方式の側端に使用されるものを示す原理図である。
図8は全二重オーディオ通信回路の他の実施態様を示す原理図である。
図9はマイクロホンを有する全二重オーディオ通信設備においての送信信号を
増幅すための回路を示す原理図である。
図10は二方向T型ハイブリッド配置を用いる電話接続回路を示す原理図であ
る。
図11はバランスインピーダンスを用いる電話接続回路を示す原理図である。
図12は二方向T型ハイブリッド回路を用いる切替器インターフェスを示す原
理図である。
図13はバランスインピーダンス配置を用いる切替器インターフェスを示す原
理図である。
図14は石英切替器に応用できるバランスインピーダンス配置を用いる切替器
インターフェスを示す原理図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M
W,SD,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY
,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM
,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E
S,FI,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP
,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,
LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M
W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD
,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,
TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW
【要約の続き】
除去するため、本回路は出力するとき、望ましくない信
号を抑製すると共にその他の信号を増幅し、望ましくな
い信号より35−40dB大いなる出力信号を生成する
ようになる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.オーディオ入力を電気送信信号に変換すると共にオーディオデータを表す 電気受信信号をオーディオ出力に変換する第1切替器と、送信信号と受信信号か らなる複合信号を受信するためにおよび、該送信信号を増幅すると共に該受信信 号を圧縮して、送信信号が少なくとも受信信号より10倍大いなる出力信号を生 成するための前記第1切替器と通信する増幅器・圧縮器回路から構成される全二 重オーディオ通信回路。 2.前記第1切替器のインピーダンスと釣合って(matching)、前記受信信号を 受信する釣合(matched)・インピーダンス設備に接続される圧縮器回路と、 前記増幅器・圧縮器回路からの前記複合信号及び前記圧縮器回路からの受信信 号を受信するために、及び、受信信号が殆キャンセルされるように前記増幅器・ 圧縮器回路からの前記複合信号と前記圧縮器回路からの受信信号とを複合するた めに前記増幅器・圧縮器回路及び前記圧縮器回路と接続される微分増幅器とを有 することを特徴とする請求の範囲1に記載の回路。 3.前記釣合(matched)・インピーダンスは、オーディオ入力を第2電気送信 信号に、あるいは前記電気受信信号をオーディオ出力に変換する第2切替器であ り;前記圧縮器回路は第2増幅器・圧縮器回路の一部分であり、且つ、該第2増 幅器・圧縮器は第2送信信号と受信信号からなる複合信号を受信するため、及び 、第2送信信号を増幅すると共に受信信号を圧縮するため、前記第2切替器と接 続されており、且つ、 前記微分増幅器は、前記第1と第2送信信号を一緒に加算するため、及び、殆 の受信信号をキャンセルするため、前記第2増幅器・圧縮器回路に接続されるこ とを特徴とする請求の範囲2に記載の回路。 4.下記のものを有する請求の範囲第3項に記載の回路: 第1と第2入力を有する第2微分増幅器; 前記第2微分増幅器の第1入力と接続される第1マイクロホンにして該第1マ イクロホンは音声入力と第1切替器からの少なくともオーディオ出力部分とから なるオーディオ入力を受信するように位置決めされ、又、該第1マイクロホンは 前記第1オーディオ入力を第1電気信号に変換することができるもの; 前記第1マイクロホンとは極性が逆な第2マイクロホンにして、該第2マイク ロホンは前記第2微分増幅器の第2入力と接続され、又、該第2マイクロホンは 音声入力と第2切替器からの少なくともオーディオ出力部分とからなるオーディ オ入力を受信するように位置決めされ、従って、第1マイクロホン内の第1切替 器から受信されるオーディオ出力と、第2マイクロホン内の第2切替器から受信 されるオーディオ出力とは、位相が約180度相違しており、又、該第2マイク ロホンは前記第2オーディオ入力を第2電気信号に変換することができるもので あり、且つ前記第2微分増幅器は、音声入力のため電気信号をほぼ1倍増幅し、 及び、第1と第2切替器のオーディオ出力のために殆の共通モード信号をキャン セルするもの; 前記第1と第2微分増幅器からの出力を複合するため、前記第1と第2微分増 幅器に接続される加算増幅器。 5.前記第1切替器に対して負荷を印加しないまま受信信号を該切替器に伝送 するため、該第1切替器はリニアー増幅器に接続されることを特徴とする請求の 範囲第1項に記載の回路。 6.前記リニアー増幅器は、非逆転入力と逆転入力を有するオペレーティング 増幅器を用いて、該非逆転入力は前記受信信号を受信し、該逆転入力は前記第1 切替器に接続され、又、前記増幅器は、前記切替器に対して負荷を印加しないま ま、前記逆転入力にて受信信号を該切替器に伝送することを特徴とする請求の範 囲第5項に記載の回路。 7.前記受信信号を以って前記切替器を駆動して、該切替器による送信信号を 増幅するための二方向トランジスターを有することを特徴とする請求の範囲第1 項に記載の回路。 8.前記トランジスターはベースと、コレクター及びエミッタを有する; 該ベースは前記受信信号を受信する;又、 前記切替器は、該エミッタと該コレクターに接続されるマッチングインピーダ ンスと接続されることを特徴とする請求の範囲第7項に記載の回路。 9.前記コレクターと接続されるインバータと 前記切替器と増幅器・圧縮器回路との間において前記切替器の出力に接続され る増幅器と 前記受信信号を圧縮するため前記インバータと接続される圧縮器回路と 前記増幅器・圧縮器回路からの前記複合信号及び前記圧縮器回路からの受信信 号を受信するために、及び、受信信号が本質的にキャンセルされるように前記増 幅器・圧縮器回路からの前記複合信号と前記圧縮器回路からの受信信号とを複合 するために前記増幅器・圧縮器回路及び前記圧縮器回路と接続される微分増幅器 とを有することを特徴とする請求の範囲第8項に記載の回路。 10.前記圧縮器は、前記受信信号を圧縮すると共に前記送信信号を増幅する ための第2増幅器・圧縮器回路の一部分であり、 前記送信信号を加算して、及び、前記受信信号をキャンセルするため、前記微 分増幅器は、前記増幅器・圧縮器回路と前記第2増幅器・圧縮器回路に接続され ることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の回路。 11.前記増幅器・圧縮器回路の出力信号を受信して、及び、前記送信信号を 増幅すると共に前記受信信号を圧縮するための出力ステージを有することを特徴 とする請求の範囲第1項に記載の回路。 12.前記第1切替器に対して負荷を印加しないまま、該第1切替器は受信信 号によって駆動されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の回路。 13.前記第1切替器を分流することなく、該第1切替器は受信信号によって 駆動されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の回路。 14.オーディオ入力を電気送信信号に変換すると共にオーディオデータを表 す電気受信信号をオーディオ出力に変換する第1切替器と、送信信号と受信信号 からなる複合信号を受信するために、及び、該送信信号を増幅すると共に該受信 信号を圧縮し、さらに、送信信号と受信信号との間の分離が少なくとも25dB である出力送信信号を生成するために、該第1切替器に接続されるオーディオ・ プロセシング回路とを有するオーディオ出力を生成すると共にオーディオ入力を 送信するための全二重オーディオ通信回路。 15.オーディオ入力を第2電気送信信号に変換し、オーディオ・データを表 す前記電気受信信号をオーディオ出力に変換するための第2切替器を有し、又、 前記第1と第2切替器との極性は相違する、更に、前記オーディオ・プロセシン グ回路は、前記第1切替器からの複合信号を受信し、及び、第2切替器からの送 信信号と受信信号からの第2複合信号を受信するための、及び、第1と第2切替 器からの送信信号を複合すると共に殆の前記受信信号をキャンセルするための第 1微分増幅器を有することを特徴とする請求の範囲第14項に記載の回路。 16.第1と第2切替器の負荷を最小にするため、前記受信信号はオペレーテ ィング増幅器を用いて前記第1と第2切替器に提供されることを特徴とする請求 の範囲第14項に記載の回路。 17.下記のものを有する請求の範囲第14項に記載の回路:第1と第2入力 を有する第2微分増幅器;前記第2微分増幅器の第1入力と接続される第1マイ クロホン、該マイクロホンは音声入力と第1切替器からの少なくともオーディオ 出力部分とからなるオーディオ入力を受信するように位置決めされる、又、該第 1マイクロホンは前記第1オーディオ入力を第1電気信号に変換することができ る;前記第1マイクロホンとは極性が逆な第2マイクロホン、該第2マイクロホ ンは前記第2微分増幅器の第2入力と接続される、又、該第2マイクロホンは音 声入力と第2切替器からの少なくともオーディオ出力部分とからなるオーディオ 入力を受信するように位置決めされる、従って、第1マイクロホン内の第1切替 器から受信されるオーディオ出力と、第2マイクロホン内の第2切替器から受信 されるオーディオ出力とは、位相が約180度相違する、又、該第2マイクロホ ンは前記第2オーディオ入力を第2電気信号に変換することができる、又、前記 第2微分増幅器は、音声入力のため電気信号をほぼ2倍増幅し、及び、第1と第 2切替器のオーディオ出力のため殆の共通モード信号をキャンセルする;前記第 1と第2微分増幅器からの出力を複合するため、前記第1と第2微分増幅器に接 続される加算増幅器。 18.オーディオ入力を電気送信信号に変換すると共にオーディオデータを表 す電気受信信号をオーディオ出力に変換する切替器と、 前記受信信号を受信するため前記切替器のインピーダンスをマッチングするマ ッチング・インピーダンス設備と、 送信と受信信号からなる複合信号を受信し、該送信信号を増幅すると共に該受 信信号を圧縮するために前記第1切替器に接続される増幅器・圧縮器回路と、 前記受信信号を受信すると共に前記受信信号を圧縮するため、前記マッチング ・インピーダンス設備に接続される圧縮器回路と、 前記増幅器・圧縮器回路からの前記複合信号及び前記圧縮器回路からの受信信 号を受信するために、及び、受信信号が殆キャンセルされるように前記増幅器・ 圧縮器回路からの前記複合信号と前記圧縮器回路からの受信信号とを複合するた めに前記増幅器・圧縮器回路及び前記圧縮器回路と接続される微分増幅器とから 構成されることを特徴とする全二重オーディオ通信回路。 19.前記釣合(matched)・インピーダンスは、オーディオ入力を第2電気送 信信号に変換、前記電気受信信号をオーディオ出力に変換する第2切替器である ; 前記圧縮器回路は、第2増幅器・圧縮器回路の一部分であり、且つ、該第2増 幅器・圧縮器は、第2送信信号と受信信号からなる複合信号を受信するため、及 び、第2送信信号を増幅すると共に受信信号を圧縮するため、第2切替器と接続 される; 前記微分増幅器は、前記第1と第2送信信号を一緒に加算するため、及び、本 質的に受信信号をキャンセルするため、前記第2増幅器・圧縮器回路に接続され ることを特徴とする請求の範囲第18項に記載の回路。 20.オーディオ入力を電気送信信号に変換すると共にオーディオデータを表 す電気受信信号をオーディオ出力に変換する切替器と、前記切替器に対して負荷 を印加しないまま、前記受信信号を該切替器に伝送する増幅器とを有することを 特徴とする全二重オーディオ通信回路。 21.前記増幅器は、非逆転入力と、逆転入力と、出力と、前記逆転入力と出 力との間に接続される抵抗とを有するオペレーティング増幅器を用いる、更に、 該非逆転入力は前記受信信号を受信し、該逆転入力は前記切替器に接続される、 又、前記増幅器は、前記切替器に対して負荷を印加しないまま、前記受信信号を 該切替器に伝送することを特徴とする請求の範囲第20項に記載の回路。 22.前記増幅器は、非逆転入力と逆転入力とを有するオペレーティング増幅 器を用いる、又、該非逆転入力は前記受信信号を受信し、該逆転入力は前記切替 器に接続される、又、前記増幅器は、前記切替器に対して負荷を印加しないまま 、前記受信信号を該切替器に伝送することを特徴とする請求の範囲第20項に記 載の回路。 23.前記増幅器は、非逆転入力と逆転入力と出力とを有する演算増幅器を用 いる、更に、該非逆転入力は前記受信信号を受信し、切替器は前記逆転入力と出 力との間に接続されて、又、前記増幅器は、前記切替器に対して負荷を印加しな いまま、前記受信信号を該切替器に伝送することを特徴とする請求の範囲第20 項に記載の回路。 24.前記増幅器は共通エミッタ配置で接続される二極ジャクション・トラン ジスターを用いる、また、前記切替器は該トランジスターのエミッタに接続され て、該トランジスタはトランジスタのベースで受信信号を受信する、更に、該ト ランジスターは該受信信号を増幅して前記切替器に対して負荷を印加しないまま 該受信信号を該切替器に伝送することを特徴とする請求の範囲第20項に記載の 回路。 25.前記切替器に対して負荷を印加しないまま前記受信信号を該切替器に伝 送する、切替器にて、前記送信信号と前記受信信号からなる複合信号を生成する 、 該複合信号を受信してその送信信号を増幅すると共に該複合信号中の受信信号 を減少するとのように構成されるオーディオ入力を電気送信信号に変換すると共 にオーディオデータを表す電気受信信号をオーディオ出力に変換する切替器を用 いて全二重通信を行う方法。 26.切替器にて前記送信信号と前記受信信号からなる第1複合信号を生成す る、 第2切替器に対して負荷を印加しないまま前記受信信号を該第2切替器に伝送 する、 第2切替器のにて前記送信信号と前記受信信号からなる複合信号を生成する、 該複合信号を受信してその送信信号を増幅すると共に該複合信号中の受信信号を 減少する、 該複合信号を受信してその送信信号を増幅すると共に該複合信号中の受信信号 を減少する、又、ここで前記第2切替器からの送信信号と第1切替器からの送信 信号との位相は相違する、 前記第1と第2切替器から複合信号を引くことで、各切替器からの送信信号は 約1倍増幅、複合受信信号は殆キャンセルされるとのようなことを有することを 特徴とする請求の範囲第25項に記載の方法。 27.第1切替器セットを用いてオーディオ入力を複数な電気送信信号に変換 すると共にオーディオデータを表す電気受信信号を複数なオーディオ出力に変換 する、ここで各切替器の出力にての信号は受信と送信信号を共に有する、又、 前記第1セットの各切替器の出力にての信号を複合するとのようなことを有す ることを特徴とする請求の範囲第25項に記載の方法。 28.第2切替器セットを用いてオーディオ入力を複数な電気送信信号に変換 すると共にオーディオデータを表す電気受信信号を複数なオーディオ出力に変換 する、ここで該第2セットの各切替器の出力にての信号は受信と送信信号を共に 有する、又、前記送信信号と前記第1セットの各切替器による送信信号との位相 は相違する;更に 前記第2セットの各切替器の出力にての信号を複合する 前記第1と第2切替器セットから複合信号を引くことで、各セットからの送信 信号は約1倍増幅、複合受信信号は殆キャンセルされるとのようなことを有する ことを特徴する請求の範囲第27項に記載の方法。 29.それぞれ一つの正入力端子と一つの負入力端子及び一つの出力端子を有 する第1と第2演算増幅器で構成され、且つ、第2演算増幅器の正端子は第1演 算増幅器の負端子と接続されてTコネクションを形成し、各演算増幅器の出力端 子は抵抗を介して演算増幅器の負入力と接続される;第1演算増幅器の正端子は 第1入力信号を受信及び第1入力信号を応答するのに用いられる、第1演算増幅 器は第1演算増幅器の負入力を介してTコネクションにて大体均等な信号分量を 生成する; 第1と第2演算増幅器は第1入力信号に対応する各増幅器の出力端子に共通モ ード信号分量を生成するように配置される; 第1と第2演算増幅器はTコネクションにて第2入力信号を受信し、出力端子 にて出力信号分量を生成して、大きさがほぼ同じ、位相差が180度の第2入力 信号に応答することを特徴とする二方向ハイブリッド回路。 30.前記出力端子と接続される微分増幅器を有して、 該微分増幅器は前記共通モード分量をキャンセルし、位相がほぼ180度相違 する出力分量を複合することを特徴とする請求の範囲第29項に記載の回路。 31.前記微分増幅器と接続される圧縮器・増幅器回路を有することを特徴と する請求の範囲第30項に記載の回路。 32.一つの演算増幅器の出力端子は、Tコネクションのインピーダンスのバ ランスを調節するための釣合(matched)インピーダンス回路に接続されることを 特徴とする請求の範囲第29項に記載の回路。 33.Tコレクションは電話インターフェース回路に接続されることを特徴と する請求の範囲第29に記載の回路。 34.前記電話インターフェース回路は電話ラインからの電流流量を調節する ための模擬インダククターを有することを特徴とする請求の範囲第33項に記載 の回路。 35.前記電話インターフェース回路は該分離器回路は、電話ラインからの電 流流量を監視して、電流流量がいき値以下又はゼロまで下がったとき、送信信号 の信号パスをオープンするようにあるスイッチを駆動するために電話ラインに接 続される際用いられる分離器回路を有することを特徴とする請求の範囲第33項 に記載の回路。 36.前記分離器回路は電話ラインからの電流により駆動されるオプト・カプ ラーを有することを特徴とする請求の範囲35に記載の回路。 37.前記電話インターフェース回路は電話ラインからの電流流量を調節する ための模擬インダククターを有することを特徴とする請求の範囲第35項に記載 の回路。 38.前記Tコネクションは模擬トランスを介して電話インターフェース回路 に接続されることを特徴とする請求の範囲第33項に記載の回路。 39.前記第1入力信号は受信信号、前記第2入力信号は送信信号であり、前 記Tセクションは、オーディオ入力を送信信号に変換すると共にオーディオデー タを表す受信信号をオーディオ出力に変換するために、切替器と接続されること を特徴とする請求の範囲第29項に記載の回路。 40.前記出力端子は、該微分増幅器は前記共通モード分量をキャンセルし、 位相がほぼ180度相違する出力分量を複合するための微分増幅器に接続される 、ことを特徴とする請求の範囲第39項に記載の回路。 41.前記出力端子はそれぞれ送信信号を増幅すると共に受信信号を減少する ための圧縮器・増幅器回路と接続されることを特徴とする請求の範囲第39項に 記載の回路。 42.それぞれ一つの正入力端子と一つの負入力端子及び一つの出力端子を有 する第1と第2演算増幅器を有して、且つ、第1と第2演算増幅器の正端子は一 緒に接続され、第1と第2演算増幅器は正端子にて送信信号を受信、出力端子に て共通モード送信信号を生成する、 又、前記第1演算増幅器の負入力端子と出力端子との間に並列接続される、区 切トランスを有して、且つ、該区切トランスは前記第1演算増幅器からの送信信 号を電話ラインヘ、該電話ラインからの受信信号を前記第1演算増幅器へ送信す る、 又、前記第2演算増幅器の負入力端子と出力端子との間に並列接続され、且つ 、前記電話ラインのインピーダンスのバランスを調節するためのインピーダンス 回路を有する、 又、前記第1と第2演算増幅器の出力端子に接続される微分増幅器を有して、 該微分増幅器は共通モード送信信号をキャンセル、前記第1演算増幅器からの受 信信号を通過させることを特徴とする電話ライン・インターコネクタ回路。 43.前記区切回路は電話インターフェース回路を介して前記電話ラインに接 続されることを特徴とする請求の範囲第42項に記載の回路。 44.前記電話インターフェース回路は電話ラインからの電流流量を調節する ための模擬インダククター回路を有することを特徴とする請求の範囲第43項に 記載の回路。 45.前記インターフェース回路は前記電話インターフェース回路は電話ライ ンに接続される区切器回路を有して、又、該分離器回路は、電話ラインからの電 流流量を監視して、電流流量がいき値以下又はゼロまで下がったとき、送信信号 の信号パスをオープンするようにあるスイッチを駆動することを特徴とする請求 の範囲第43項に記載の回路。 46.前記分離器回路は電話ラインからの電流により駆動されるオプト・カプ ラーを有することを特徴とする請求の範囲第45項に記載の回路。 47.それぞれ一つの正入力端子と一つの負入力端子及び一つの出力端子を有 する第1と第2演算増幅器を有して、且つ、第1と第2演算増幅器の正端子は一 緒に接続され、第1と第2演算増幅器は正端子にて第1入力信号を受信、出力端 子にて該第1入力信号に応じる共通モード信号を生成する、 又、前記第1演算増幅器の負入力端子と出力端子との間に並列接続される二方 向設備を有して、且つ、該両方向設備は前記第1演算増幅器からの第1入力信号 を受信し、該第1入力信号に応じる出力信号を生成する、又、該インダクチブ設 備はIncoming信号を表す第2入力信号を前記第1演算増幅器へ送信する、 又、前記第2演算増幅器の負入力端子と出力端子との間に並列接続され、且つ 、前記二方向設備と釣合わせる(match)ための釣合(match)・インピーダンス回路 を有する、 又、前記第1と第2演算増幅器の出力端子に接続される微分増幅器を有して、 該微分増幅器は共通モード信号をキャンセル、前記第1演算増幅器からの第2入 力に応じる信号を通過させることを特徴とするバランス・インピーダンス配置を 用いる全二重通信回路。 48.前記第1入力信号は受信信号、前記第2入力信号は送信信号であり、又 、前記二方向設備は、オーディオ入力を送信信号に変換すると共にオーディオデ ータを表す受信信号をオーディオ出力に変換するための切替器を有することを特 徴とする請求の範囲第47項に記載の回路。 49.前記釣合(matching)インピーダンスはオーディオ入力を第2送信信号に 変換、オーディオデータを表す受信信号をオーディオ出力に変換する切替器を用 いることを特徴とする請求の範囲第48項に記載の回路。 50.前記第1演算増幅器の出力端子と、送信信号を増幅、受信信号を減少さ せるための微分増幅器との間に接続される第1圧縮・増幅器回路を有することを 特徴とする請求の範囲第48項に記載の回路。 51.前記第1入力信号は送信信号、前記第2入力信号は電話ラインからのオ ーディオ信号を表す受信信号であり、又、前記二方向設備は、前記送信信号を前 記電話ラインヘ送信、前記電話ラインからの受信信号を前記第1演算増幅器に送 信するためのトランスを用いることを特徴とする請求の範囲第47項に記載の回 路。 52.前記トランスは電話インターフェース回路を介して電話ラインに接続さ れることを特徴とする請求の範囲第51項に記載の回路。 53.前記電話インターフェース回路は電話ラインからの電流流量を調節する ための模擬インダククターを有することを特徴とする請求の範囲第52項に記載 の回路。 54.前記電話インターフェース回路は電話ラインに接続される分離器回路を 有して、且つ、該分離器回路は、電話ラインからの電流流量を監視して、電流量 がいき値以下又はゼロまで下がったとき、送信信号の信号パスをオープンするよ うに或るスイッチを駆動することを特徴とする請求の範囲第52項に記載の回路 。 55.前記第1入力信号は受信信号、前記第2入力信号は送信信号であり、又 、前記二方向設備は、オーディオ入力を送信信号に変換、オーディオデータを表 す受信信号をオーディオ出力に変換するためのピエゾ・エレクトリック切替器を 有することを特徴とする請求の範囲第47項に記載の回路。 56.オーディオ入力を電気送信信号に変換、オーディオデータを表す電気受 信信号をオーディオ出力に変換する第1ピエゾ・エレクトリック切替器と、 送信信号と受信信号からなる複合信号を受信し、該送信信号を増幅すると共に 該受信信号を圧縮して、出力送信信号を生成するために、該第1切替器に接続さ れるオーディオ・プロセシング回路とから構成され、且つ、該オーディオプロセ シング回路のループ・ゲインは1以下であることを特徴とするオーディオ出力を 生成すると共にオーディオ入力を送信するための全二重オーディオ通信回路。
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