JPH0630434Y2 - 成形用当板 - Google Patents

成形用当板

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JPH0630434Y2
JPH0630434Y2 JP13497088U JP13497088U JPH0630434Y2 JP H0630434 Y2 JPH0630434 Y2 JP H0630434Y2 JP 13497088 U JP13497088 U JP 13497088U JP 13497088 U JP13497088 U JP 13497088U JP H0630434 Y2 JPH0630434 Y2 JP H0630434Y2
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JP
Japan
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plate
molding
resin
impregnated paper
metal plate
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JP13497088U
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JPH0256622U (ja
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治 橋本
政裕 伊藤
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Aica Kogyo Co Ltd
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Aica Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 <技術分野> 本考案は化粧板等の成形に使用される成形用当板に関す
るものである。
<従来技術> 従来、エンボス化粧板を成形する際、エッチング処理し
たステンレス板等を使用していた。しかしステンレス板
等、金属製のものは重量が重く、またコスト高であるな
どの事情により、フェノール樹脂含浸紙を金属当板に当
接させて成形した樹脂当板を使用する試みもなされた
が、強度が弱いため板厚を大きくする必要があり、板厚
が大きくなると熱伝導が低下しプレスタイムが長くな
る、プレスにスペースロスが生じ1回当たりの成形枚数
が少なくなる等の問題があった。またプレスを繰り返す
と収縮するため使用回数に限度があった。
<考案の目的> 本考案の目的は叙上の問題に鑑みて検討された結果なさ
れたもので、強度を向上させ、板厚を薄くして熱伝導を
改善することによりプレスタイムの短縮、ならびに1回
当りの成形枚数の増大が可能になり、しかも耐久性の向
上した成形用当板を提供することにある。
<考案の開示> 本考案の要旨は上記の通りであり、以下実施例に従い詳
細に説明する。
第1図、第2図は本考案の実施例の成形用当板に係る図
である。中心部に配置された0.5mm厚タテ95cm、ヨコ
190cmの鋼板(1)の外側に樹脂複合体(2)が成形された
もの、更に詳しくは、該鋼板(1)の両側にフェノールブ
チラール系の接着紙(4)を介し3枚のフェノール樹脂含
浸紙(2a)ならびにメラミン樹脂含浸紙(2b)が重ねられス
テンレスエンボス型板(6)が離形フイルム(5)を介し当接
された上で成形されている。
該鋼板(1)は該接着紙(4)、該フェノール樹脂含浸紙(2a)
ならびに該メラミン樹脂含浸紙(2b)よりも周囲が2.0〜
4.0mm短いものであって、第2図に示されるように周囲
が完全に封止された状態に仕上げられている。
該成形用当板(3)と比較のため、比較例として該フェノ
ール樹脂含浸紙(2a)15枚、その両側に該メラミン樹脂
含浸紙(2b)を各2枚重ね実施例と同様に該離形フイルム
(5)を介し該ステンレスエンボス形板(6)を当接させてエ
ンボス付きの成形用当板を作成し、該成形用当板(3)と
比較した結果は表−1の通りであった。
このように該成形用当板(3)は従来のものに比べ著しく
改良されている。
(収縮) フェノール樹脂含浸紙5枚及びメラミン樹脂含浸紙1枚
が重ねられた被成形体を温度140℃、圧力70kg/cm
2、時間60分、冷却30分での成形を1回として、2
00回、1000回での収縮を測定する。
(プレス1段当り成形枚数) フェノール樹脂含浸紙5枚及びメラミン樹脂含浸紙1枚
が重ねられた被成形体を温度140℃、圧力70kg/cm
2、時間60分、冷却30分で成形したものの、化粧板
性能試験(煮沸重量増加率)にて同等の硬化度を求めプ
レス1段当り成形枚数を算出する。
上記は本考案の実施例であり、これに制約されるもので
はなく以下、更に説明する。
中心に配置される金属板は鋼板以外、錆、腐食のないも
のであれば例えば0.3〜2.0mm厚のシテンレス板、アルミ
板等であってもよい。0.3mm以下であっては強度が不足
し、2.0mm以上であれば製品重量が重く作業能率が悪く
なり好ましくない。
金属板の両側に成形される樹脂複合材はaセルロース、
リンター等の天然センイ、ビニロン、ナイロン、レーヨ
ン等の合成センイ、ガラスセンイ等の無機繊維あるいは
これらの混合繊維より作られた紙、布、不織布など多孔
質な基材にフェノール、ジアリルフタレート、ポリエス
テル等の熱硬化性樹脂が含浸処理されたプリプレグが使
用されたものが、強度、耐衝撃性、耐久性等の面で優れ
ている。
前記実施例ではフェノール樹脂含浸紙の上にメラミン樹
脂含浸紙が積層されていたが、これはフェノール樹脂が
軟質で耐摩耗性に不足する故に、これを改良するためで
ある。従って単層の樹脂複合体で硬度、耐摩耗性が充分
なものであれば実施例の如く複層の樹脂複合体にする必
要はない。
接着紙に関しても金属板とプリプレグとの密着性が良好
であれば特に使用されなくてもよい。また接着紙に替え
てエポキシ系、ウレタン系等の接着剤が使用されても構
わない。
<考案の効果> 本考案になる成形用当板は金属板の両側にエンボス形状
を持つ基材と樹脂との樹脂複合材が積層一体化されたも
のからなり、しかも該金属板の周囲は該樹脂複合体で封
止されているものであるため、金属板と樹脂複合体が完
全に複合化され強度、耐衝撃性、耐摩耗性ならびに熱伝
導性にすぐれ、1000回以上のプレスの繰り返し使用
にも収縮せず長期的に使用できるものである。
従って、樹脂単独からなる当板に比べ耐久性が大幅に向
上し、板厚を薄くすることによる成形サイクルの短縮が
でき多段成形時のスペースロスを抑制できるため成形能
率を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる成形用当板(3)の透視外観図、第
2図は第1図AA′線断面図、第3図は該成形用当板(3)
の成形する際の工程構成図である。 1……鋼板、2……樹脂複合体 ……成形用当板、4……接着紙 5……離型フイルム、6……ステンレスエンボス型板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板の外側に多孔質な基材に熱硬化性樹
    脂の含浸処理されたプリプレグが重ねられ、樹脂複合体
    として該金属板の周囲に成形されたものであって、該樹
    脂複合体の表面にエンボスが設けられていることを特徴
    とする成形用当板
JP13497088U 1988-10-15 1988-10-15 成形用当板 Expired - Lifetime JPH0630434Y2 (ja)

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JP13497088U JPH0630434Y2 (ja) 1988-10-15 1988-10-15 成形用当板

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JP13497088U JPH0630434Y2 (ja) 1988-10-15 1988-10-15 成形用当板

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JPH0256622U JPH0256622U (ja) 1990-04-24
JPH0630434Y2 true JPH0630434Y2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=31394192

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