JP2581239B2 - 積層板成形用金属体及び該金属体とプリプレグの構成体並びに金属張積層板の製造方法 - Google Patents

積層板成形用金属体及び該金属体とプリプレグの構成体並びに金属張積層板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、積層板成形用金属体及び該金属体とプリプ
レグの構成体並びにその構成体による金属張積層板の製
造方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、銅張積層板の製造は、基材に樹脂を含浸乾燥
して得たプリプレグを所定枚数重ね、さらにその外側に
銅箔を重ね合わせた構成体と硬質中間板とを交互に複数
組重ねた全体をプレスの上下熱板間に挟んで加熱加圧成
形する方法による。この硬質中間板はステンレス鋼、
鉄、アルミニウム等を使用するが、通常は高温での伸び
が小さくて硬いステンレス鋼を用いる。
この中間板は、使用時に生ずる表面よごれ、きず、樹
脂の付着を定期的に洗浄し表面研摩する。洗浄には大型
の自動洗浄装置によって高圧水洗、ブラシ研摩を行な
う。
〔発明が解決しようとする課題〕
中間板としてのステンレス鋼は、重い、扱いにくい、
保守維持費が高くつく等の欠点がある。
又、中間板の自動洗浄装置は、異種サイズの洗浄が困
難である。少量多品種生産の場合、異種サイズの中間板
を揃える必要があり、管理が困難であり、工程が多くな
る問題が有る。
さらに、中間板表面の洗浄が不十分であり、中間板と
銅箔との間にごみ等が入ると成形される銅張積層板の銅
箔面に傷、打痕等が発生して製品不良を生ずる問題があ
る。
本発明は、以上の問題点を検討して、積層板成形用金
属体を開発し、その使用の方法並びに使用による金属張
積層板の製造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために、本発明においては、2
枚の金属箔の光沢面相互に接着剤を介して重ね合わせて
なる金属体を用いる。これを図によって説明すると、第
1図において2枚の銅箔1は、光沢面を向かい合わせて
接着剤層2を挟む構造である。さらに、第2図に示すよ
うに、接着剤層2の中間に中間体3を挟む構造とする。
中間体には樹脂フィルムを使用する方法と、金属板を使
用する方法がある。
金属体に使用する金属箔は、電解銅箔、圧延銅箔、ア
ルミ箔、ステンレス箔、ニッケル箔等を使用できるが用
途によって決めるべきもので特に制限はない。
第1図及び第2図の例の何れも、接着剤としては熱硬
化性樹脂、熱可そ性樹脂を用いるが、室温で剥がれない
程度の接着で良い。又、第2図の中間体を樹脂フィルム
とすると、プレス後の解体時に銅箔面に接着剤が残ら
ず、フィルムに接着剤が付いたままで解体できることと
なり、銅箔面を洗浄する必要がない。
上記のフィルムの材料は、高温で軟化溶融しない熱硬
化性樹脂例えばポリイミド樹脂、又は熱可そ性樹脂例え
ばポリエーテルサルフォン、ポリアリレート等を用い
る。上記フィルムの軟化、溶融温度は、プレスの温度条
件によって決定される。例えば、エポキシ系銅張積層板
を製造する場合は180℃以上、好ましくは190℃以上が必
要である。
又、中間体3にアルミ板を用いる例を第3図によって
説明すると、アルミ板3の両面周縁部のみに接着剤2を
塗布する。アルミ板の厚さを70μmとし、周縁部接着剤
塗布の幅を5mmとする。このアルミ板使用の例では、本
発明の金属体の一般効果の他に、軟化、溶融温度の制限
はなく、再利用が可能であり、プレス時にはプレス圧を
高くすることができる。
中間体3に使用可能な金属は、アルミニゥム、ステン
レス鋼、銅等であるが、選定は値段及び作業し易さで決
める。
本発明において、金属体プリプレグ構成体は、第4図
に示すように、プレスの下熱板側に鏡板(ステンレス
鋼)6を置き、その上に金属体5を置き、その上に所定
枚数のプリプレグ4を重ね、次に金属体5を置くように
繰返す。最後に上熱板に近く鏡板6を置く。
本発明において、プレスによる加熱加圧の方法は、第
5図に示すように2段加圧とし、真空とすることが好ま
しい。初期圧は4〜15kg/cm2、好ましくは5〜10kg/cm2
が良い。2段目の圧は15〜40kg/cm2、好ましくは20〜25
kg/cm2が良い。又、真空度は、700mmHg以上が必要であ
る。加熱方法は、従来の1段加熱または2段加熱の何れ
でも特に制限はない。
〔作用〕
本発明において、初期圧を低圧とすることによって銅
張積層板の表面粗さを5μm以下と小さくすることがで
きる。又、真空とすることにより、低圧とする圧不足を
解消し、塗工布内部の気泡、揮発分の抜けが円滑とな
る。
本発明の金属体は、2枚の銅箔の光沢面相互を合わせ
接着することによって、プレス前工程での塵埃浸入の心
配がなく、又、プレス工程の作業は容易である。第2図
の例で樹脂フィルムを使用すると、プレス後に積層板を
解体する時、接着剤は樹脂フィルムに付着して残り、銅
箔面に残らない。樹脂フィルムに代えて金属板を使用す
ると、再利用が可能であり、積層板の表面粗さを小さく
することができる。
〔実施例〕
(実施例1)本発明の金属体を第2図及び第3図に示す
方式とし、中間体3を大きさ530×530mm、厚さ70μmの
硬質アルミ板(東海金属)とし、その周縁5mm幅に粘着
剤(ダイアボンドTP300、ノザワケミカル)を両面塗布
した。さらに、厚さ18μmの銅箔(日本電解製)2枚の
各光沢面を上記アルミ板側として第2図のようにして合
わせ金属体5を得た。
次に第4図に示すように、ステンレスの鏡板6上に金
属体5を載せ、その上にエポキシ樹脂含浸のプリプレグ
(厚さ0.2mm)(GEA-67N、日立化成)4を3枚重ね、さ
らにその上に金属体を重ね、これを10回繰返し、最後に
ステンレス鏡板6を載せた。
上記の金属体及びプリプレグからなる構成体を真空プ
レスに入れ、初期圧5kg/cm2、後期圧15kg/cm2とし、170
℃で90分間プレスした。プレス後周囲を切断し銅張積層
板を得た。
(実施例2)第6図に示すように、樹脂フィルム(エス
ペック)7を樹脂フィルムロール8で送り、この両面に
接着剤塗布ロール2で粘着剤イースターボンドA-1000
(松栄化学製)を塗布し、さらにその両面に銅箔ロール
9から送る銅箔を合わせ圧着ロール10で圧着し、カッタ
ーで切って金属体5を形成した。次に実施例1と同様に
して銅張積層板を得た。
(比較例)従来の鏡板使用の方法と同様に、ステンレス
鏡板の上に銅箔を載せ、その上に厚さ0.2mmのプリプレ
グ3枚を重ね、さらにその上に銅箔を重ねその上にステ
ンレス鏡板を載せた。この構成を10回繰返した全構成を
プレスに入れ、実施例1と同様の加熱加圧条件でプレス
し銅張積層板を得た。
〔発明の効果〕
本発明の実施例と従来の方法による比較例において得
た銅張積層板の表面粗さ、きず及び打痕を調べ、又プレ
スに関わる作業性を比較した結果を表1に示す。
本発明の金属体使用によって得た銅張積層板の表面粗
さは従来法によるものと変らず、しかも表面きず及び打
痕が殆どなく、プレス関係の作業性は格段に良い。
さらに、本発明の特筆すべき効果は、従来法における
ステンレス鏡板の汚れ及び汚れを除くための洗浄に関わ
る大問題が全く無くなったことである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は金属体断面図、第3図は中間体実施
例、第4図は金属体プリプレグ構成体、第5図は加熱加
圧状態図、第6図は実施例2の説明図である。 1……銅箔、2……接着剤、接着剤塗布ロール、3……
接着剤層の中間体、4……プリプレグ、5……金属体、
6……ステンレス鏡板、7……樹脂フィルム、8……樹
脂フィルムロール、9……銅箔ロール、10……圧着ロー
ル。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属箔2枚の光沢面を相互に接着剤を介し
    て重ねてなる金属張積層板製造用金属体。
  2. 【請求項2】接着剤層の中央部に中間体を配してなる請
    求項1記載の金属張積層板製造用金属体。
  3. 【請求項3】鏡板に請求項1又は2記載の金属体を載せ
    さらに複数のプリプレグを重ねた上に該金属体を合せる
    構成を複数回繰返し金属体を最後として鏡板を載せてな
    る金属体プリプレグ構成体。
  4. 【請求項4】請求項3記載の金属体プリプレグ構成体を
    プレス熱板間に配置し、700mmHg以上の真空で、初期圧
    を低圧とし後期圧を高圧とする2段圧により加熱加圧成
    形することを特徴とする金属張積層板の製造方法。
JP32649189A 1989-12-15 1989-12-15 積層板成形用金属体及び該金属体とプリプレグの構成体並びに金属張積層板の製造方法 Expired - Lifetime JP2581239B2 (ja)

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