JPH0890720A - エンボス型板の製造方法 - Google Patents

エンボス型板の製造方法

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Publication number
JPH0890720A
JPH0890720A JP23004594A JP23004594A JPH0890720A JP H0890720 A JPH0890720 A JP H0890720A JP 23004594 A JP23004594 A JP 23004594A JP 23004594 A JP23004594 A JP 23004594A JP H0890720 A JPH0890720 A JP H0890720A
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JP
Japan
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metal
plate
template
foil
metal foil
Prior art date
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Pending
Application number
JP23004594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Tsuda
和男 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication of JPH0890720A publication Critical patent/JPH0890720A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C59/00Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
    • B29C59/002Component parts, details or accessories; Auxiliary operations

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 エンボスを施した化粧板をプレスにより加熱
加圧成形する際に使用するエンボス型板において、熱硬
化性樹脂含浸紙を所定枚数重ね、その両面に金属箔を重
ねた後、予めエンボスを賦形した樹脂板からなる母型を
重ね、金属箔の片面又は両側に配置し加熱加圧してエン
ボスが賦形された金属張板を得、該金属張板の金属箔面
にクロムめっき層を形成することを特徴とする片面又は
両面エンボス型板の製造方法。 【効果】 本発明の方法により得られたエンボス型板
は、表面硬度、耐久性が優れ、エンボス模様も良好であ
り、化粧板との離型性もよいので、優れたエンボス模様
を有する化粧板を生産性よく製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧板を成形する際に用
いるエンボス型板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、メラミン化粧板等の熱硬化性ある
いは熱可塑性樹脂化粧板をプレス又はエンドレスベルト
等により成形する場合、ステンレス板又はアルミニウム
板、あるいは金属ベルト、ロール等を型板として用い
る。一方、エンボス模様等、化粧板表面に30μm以上
の凹凸を賦形せしめた化粧板を得る場合は、ステンレス
等にエッチングを施し更にはその表面にクロムめっきを
施したものを使用することがあるが、非常に高価なもの
となり経済的ではない。
【0003】エンボス型板として、上記のほかに次の方
法で得られたものが使用される。即ち、金属板をエッチ
ング等により凹凸のついた母型1を作成し、これにさら
に離型フィルムを介し、樹脂含浸紙、アルミニウム板、
樹脂含浸紙をこの順に重ね加熱加圧することによって母
型2を得る。さらに、母型2に離型フィルムを介し、樹
脂含浸紙、アルミニウム板、樹脂含浸紙をこの順に重
ね、離型フィルムを介して、母型2を重ね加熱加圧成形
することによって、両面エンボス型板を得る。このエン
ボス型板を使用し化粧板を成形するに際し、型板とプリ
プレグの間にポリプロフィルム、アルミニウム箔等を介
する必要がある。これらのフィルムは使い捨てであり、
コストアップの要因となるばかりでなく、フィルムを挿
入する事による生産性の低下の原因となる。又、これら
使い捨てフィルムは産業廃棄物として処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、本発明は
従来のエンボスを施された化粧板を生産する際の作業
性、生産性向上を目的としたものであり、型板そのもの
の寿命を大幅に伸ばすことにより、型板作製費用の低コ
スト化にも効果があるものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンボス模様
を施した化粧板をプレスにより加熱加圧成形する際に使
用するエンボス型板において、熱硬化性樹脂含浸紙を所
定枚数重ね、その片面又は両面に金属箔を重ねた後、予
めエンボス模様を賦形した母型を重ね、加熱加圧してエ
ンボスが賦形された金属張樹脂板を得、該金属張樹脂板
の金属箔面にクロムめっき層を形成することを特徴とす
るエンボス型板の製造方法である。
【0006】本発明において、前記母型の作製までは従
来の技術における母型2と同様に行うことができる。続
いてエンボス型板を成形するが、両面エンボス型板の場
合、前記母型に離型フィルムを介し、金属箔として電解
銅箔又はアルミニウム箔等、所定枚数の熱硬化性樹脂含
浸紙、更に金属箔として電解銅箔又はアルミニウム箔等
をこの順に重ねた後、加熱加圧成形し、両面金属張樹脂
板を得る。次に、表面硬度を上げるために、線膨張率が
小さく硬いクロムをめっきする。クロムめっきを行わな
いと、金属箔面にに傷がつきやすく、メラミン樹脂化粧
板との離型性も不十分であるので、数回の使用で使用不
能となることが多い。
【0007】クロムめっきを行う場合、アルミニウム箔
では2000番台のアルミニウム箔しかクロムめっきを
十分に形成することができないが、このアルミニウム箔
は使用量が少ないために経済的に入手することが困難で
ある。銅箔の場合、クロムめっきを容易に行うことがで
きるので、好ましいものである。
【0008】次に、熱硬化性樹脂含浸紙と金属箔のみか
らなるエンボス型板の場合、加熱加圧成形したときの収
縮が大きく、使用時の膨張収縮のため耐用回数が非常に
少なくなるので、熱硬化性樹脂含浸紙の間にアルミニウ
ム板、鉄板等の金属板を挟むことが好ましい。金属板
は、重量が軽く、表面をサンディング処理するのみで熱
硬化樹脂と良好な接着力を有するアルミニウム板が好ま
しい。なお、アルミニウム板については、収縮率の小さ
い「6000系」がより耐久性に優れている。
【0009】エンボス型板表面の金属箔は、その厚さが
厚い場合目的とするエンボス模様が得られにくい。良好
なエンボス型板を作製するために、18〜50μmの金
属箔を用いるのが好ましい。この厚みが18μmよりも
薄い場合、金属箔にピンホールが発生しやすく、厚みが
50μm以上の場合、エンボス模様が不鮮明となり好ま
しくない。
【0010】クロムめっきについて説明する。クロムは
線膨張率が極めて小さく、硬度が高く傷がつきにくい。
化粧板の表面層を構成するメラミン樹脂層との離型性も
極めて良好である。従って、本発明のエンボス型板は金
属箔表面にクロムめっきを施すことにより、このエンボ
ス型板の耐用回数を格段に多くすることができる。クロ
ムめっきの厚みは5〜10μmが適当である。このめっ
き厚が5μm未満の場合はクロムめっきの優れた特性が
十分に発揮されないことがあり、10μmを越える場合
はめっき厚のバラツキが大きくなってエンボス模様が不
鮮明になることがある。
【0011】金属板はアルミニウム板を使用するのが好
ましいが、熱硬化性樹脂含浸紙は、表面金属箔及びサン
ディング処理したアルミニウム板と該熱硬化性樹脂含浸
紙との接着性及び耐熱性の点からみて、フェノール樹脂
含浸紙、エポキシ樹脂含浸紙、ジアリルフタレート樹脂
含浸紙が好ましく、経済性を考慮すればフェノール樹脂
含浸紙がよい。
【0012】
【実施例】
《実施例1》1.0mm厚の6000系アルミニウム板
の両面を予めサンディングした。エンボス模様を有する
母型に、35μm厚の銅箔、樹脂量50%のフェノール
樹脂含浸紙2枚、前記6000系アルミニウム板、前記
と同じフェノール樹脂含浸紙2枚、及び35μm厚の銅
箔をこの順に重ね、更に前記と同様の母型を重ね、加熱
加圧することによってエンボス模様を有する銅張樹脂板
を得た。この際銅箔は光沢面が表面になるように重ね
た。得られた銅張樹脂板にクロムめっきを7μmの厚さ
に施し、両面エンボス型板を作製した。
【0013】《実施例2》実施例1において、クロムめ
っき厚を12μmとする以外は実施例1と全く同様にし
て、両面エンボス型板を得た。
【0014】《実施例3》実施例1において、クロムめ
っき厚を3μmとする以外は実施例1と全く同様にし
て、両面エンボス型板を得た。
【0015】《実施例4》実施例1において、使用する
銅箔の厚さを70μmとした以外は実施例1と全く同様
にして、両面エンボス型板を得た。
【0016】《比較例1》1.0mm厚の6000系ア
ルミニウム板の両面を予めサンディングした。実施例1
で使用した母型に、樹脂量50%のフェノール樹脂含浸
紙2枚、前記アルミニウム板、及び前記と同じフェノー
ル樹脂含浸紙2枚をこの順に重ね、更に前記と同じ母型
を重ね加熱加圧することによって両面エンボス樹脂型板
を得た。
【0017】各例で得られたエンボス型板を用い、それ
ぞれ加熱加圧することによってメラミン樹脂化粧板を得
た。実施例で得られたクロムめっきしたエンボス型板に
ついては、この型板の両面にメラミン樹脂化粧含浸紙を
直接重ね、芯材であるフェノール樹脂含浸紙を所定枚数
重ねた。また、比較例1で得られた樹脂型板について
は、樹脂型板の両面に離型シートとしてアルミニウム箔
を重ねた後、メラミン樹脂化粧含浸紙を配し、芯材であ
るフェノール樹脂含浸紙を所定枚数重ねた。
【0018】上記のようにして得られた化粧板及びエン
ボス型板について、化粧板の外観(目視:比較例との光
沢差)、型板の硬度、型板の外観、成形後の型板外観に
ついて評価し、表1に示す結果を得た。なお、比較例1
で得られたエンボス樹脂型板は、成形時に離型シートと
してアルミニウム箔を必要とし、10回程度の使用でエ
ンボス模様が不鮮明となった。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】本発明の方法により得られたエンボス型
板は、表面硬度、耐久性が優れ、エンボス模様も良好で
あり、化粧板との離型性もよいので、優れたエンボス模
様を有する化粧板を生産性よく製造することができる。
離形フィルムを用いる必要がないため、経済的であり、
産業廃棄物の発生も抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 金属板をエッチングすることによって得た母
型1
【図2】 母型1から凹凸を転写することによって得た
母型2
【図3】 クロムめっきを施したエンボス型板
【図4】 従来のエンボス樹脂型板
【符号の説明】
1,2,5,9 金属板 3,4,6,10 樹脂含浸紙 7 金属箔 8 クロムめっき 11,12,13,14 凹凸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンボス模様を施した化粧板をプレスに
    より加熱加圧成形する際に使用するエンボス型板におい
    て、熱硬化性樹脂含浸紙を所定枚数重ね、その片面又は
    両面に金属箔を重ねた後、予めエンボス模様を賦形した
    母型を重ね、加熱加圧してエンボスが賦形された金属張
    樹脂板を得、該金属張樹脂板の金属箔面にクロムめっき
    層を形成することを特徴とするエンボス型板の製造方
    法。
JP23004594A 1994-09-26 1994-09-26 エンボス型板の製造方法 Pending JPH0890720A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23004594A JPH0890720A (ja) 1994-09-26 1994-09-26 エンボス型板の製造方法

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JPH0890720A true JPH0890720A (ja) 1996-04-09

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JP (1) JPH0890720A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003043821A1 (en) * 2001-11-20 2003-05-30 Depco-Trh Pty Ltd Laminate production utilising improved pressplate
US7055427B2 (en) * 2003-08-01 2006-06-06 Spellbinders Paper Arts, Co. Llc Media embellishing die

Cited By (2)

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WO2003043821A1 (en) * 2001-11-20 2003-05-30 Depco-Trh Pty Ltd Laminate production utilising improved pressplate
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