JPH0630429U - 2重管式オイルクーラー - Google Patents

2重管式オイルクーラー

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JPH0630429U
JPH0630429U JP6529792U JP6529792U JPH0630429U JP H0630429 U JPH0630429 U JP H0630429U JP 6529792 U JP6529792 U JP 6529792U JP 6529792 U JP6529792 U JP 6529792U JP H0630429 U JPH0630429 U JP H0630429U
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JP
Japan
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oil
cooler
pipe
main body
outlet
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JP6529792U
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Inventor
洋 野田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クーラー本体をさほど長くしなくて十分な冷
却性能が得られ、かつ本体を長くした場合でも出入口パ
イプの間隔を変更する必要のない2重管式オイルクーラ
ーを提供する。 【構成】 外管10と、この外管10内に挿通される内
管20とから成り、冷媒中に浸漬されるクーラー本体1
00を備え、オイル流入口41から流入したオイルが内
管20と外管10との間のオイル流路30を軸方向に流
通する際に冷却され、冷却されたオイルがオイル流出口
42から本体100外部に流出するよう構成された2重
管式オイルクーラーにおいて、オイル流路30には、流
通するオイルが折り返す折り返し部TPがクーラー本体
100の少なくとも一端部側に設けられ、この折り返し
部TPで折り返したオイルがオイル流出口42に導かれ
るよう構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばエンジン冷却水などの冷媒中に浸漬されてオイルを冷却する オイルクーラー、特に外管と内管の間をオイル流路とする2重管式オイルクーラ ーに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の2重管式オイルクーラーとして、例えば実開平1−14131 4号公報に開示されているようなものが知られている。これを図8および図9に より説明する。 車両のラジエータ50(図8)のロアタンク51に内蔵されたオイルクーラー 60は、図9にも示すように、外管61と、外管61内に挿通された内管62と から成るクーラー本体63を有している。外管61の両端部には、オイルの入口 パイプ(オイル流入口)71および出口パイプ(オイル流出口)72がそれぞれ 取付けられ、入口パイプ71から導入されたオイルが内管62と外管61との間 のオイル流路80を矢印方向に流通し、出口パイプ72から外部に流出する。そ して、オイルがオイル流路80を流通している間にロアタンク51内のエンジン 冷却水(冷媒)とオイルとの間で熱交換が行われ、オイルが冷却される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このようなオイルクーラー60において、その冷却性能をアップさ せるにはオイル流路80を長くする必要があるが、車幅の関係上本体63の全長 を長くするには限度がある。従来のオイルクーラー60は、オイルが一方向にの み流れる構成であるため、本体63を可能な限り延長してもオイル流路80はさ ほど長くならず、冷却性能を十分にアップできなかった。 また、オイル流路80を延長するにあたり、例えば図10に二点鎖線で示すよ うに単に本体63の全長を長くした場合、図示Aで示す部分はオイルが流れにく くなるから、十分に冷却性能をアップすることはできない。そこで冷却性能を十 分にアップさせるには、図11に示すように本体63を延長し、かつ出口パイプ 72を本体63の端部に位置を変更する必要がある。したがって従来のオイルク ーラー60は、本体63の長さによって入口パイプ71と出口パイプ72との間 隔が異なることになり、入口パイプ71と出口パイプ72とを連結するホースも 異なる長さのものを複数種類用意する必要があるため、不経済であった。
【0004】 本考案の目的は、クーラー本体をさほど長くしなくて十分な冷却性能が得られ 、かつ本体を長くした場合でも出入口パイプの間隔を変更する必要のない2重管 式オイルクーラーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
一実施例を示す図1〜図5に対応付けて説明すると、本考案は、外管10と、 この外管10内に挿通される内管20とから成り、冷媒中に浸漬されるクーラー 本体100を備え、オイル流入口41から流入したオイルが内管20と外管10 との間のオイル流路30を軸方向に流通する際にオイルが冷却され、冷却された オイルがオイル流出口42から本体100外部に流出するよう構成された2重管 式オイルクーラーに適用される。 そして、オイル流路30には、流通するオイルが折り返す折り返し部TPがク ーラー本体100の少なくとも一端部側に設けられ、この折り返し部TPで折り 返したオイルがオイル流出口42に導かれるよう構成し、これにより上記問題点 を解決する。 また特に請求項2の考案は、図7に示すように、オイル流入口41およびオイ ル流出口42が設けられた第1の本体200と、折り返し部TPが設けられた第 2の本体300とが別部材で構成され、第1の本体200と第2の本体300と を着脱可能に連結したものである。
【0006】
【作用】
上記オイル流路30を流通するオイルは、少なくともクーラー本体100の一 端部側に設けられた折り返し部TPで折り返してからオイル流出口42に導かれ る。この構成によれば、一方向のみしかオイルが流れない従来と比べて同一長さ の管でもオイル流路30を長くすることができ、冷却能力のアップを図れるとと もに、管10,20を長くした場合でもオイル流入口41,オイル流出口42の 間隔を変更する必要がなくなる。 また特に請求項2の考案において、クーラー本体100’は、第1の本体20 0と第2の本体300とが別部材で構成され、これらが連結されているので、必 要に応じて第2の本体300を異なる長さのものに交換するだけで冷却性能を変 えることができる。すなわち、冷却性能の変更に伴ってオイルクーラーを新設す る必要がなくなる。
【0007】 なお、本考案の構成を説明する上記課題を解決するための手段と作用の項では 、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いたが、これにより本考案が実 施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】
図1〜図5により本考案の一実施例を説明する。 図1は本考案に係る2重管式オイルクーラーの斜視図、図2は分解斜視図、図 3は軸方向に沿って切った断面図、図4,図5はそれぞれ図3のIV−IV線および V−V線断面図である。 このオイルクーラーは、従来と同様にラジエータ50(図8)のロアタンク5 1内に挿通されるもので、符号100は、外管10と、外管10内に挿通される 内管20とから成るクーラー本体である。このクーラー本体100は、ロアタン ク5内のエンジン冷却水中(冷媒中)に浸漬される。内管20の両端部には外管 10の内径と略同径の大径部21,22が形成されるとともに、内管中央部23 の外径は、外管10の内径よりも小さくされ、内管中央部23と外管10との間 の空間がオイル流路30とされる。外管10には、一端側にオイル流路30と連 通する入口パイプ41が取付けられるとともに、この入口パイプ41から軸方向 に所定間隔を隔てて出口パイプ42が取付けられている。
【0009】 内管中央部23の外周面には、軸方向に延在する一対の突条部23a,23b がそれぞれ形成され、これらの突条部23a,23bの一端側は、周方向に沿っ て形成された突条部23cにより互いに連結されている。周方向の突条部23c は、図3に示すように上記出入口パイプ41,42の間に位置するようその位置 が定められ、また図2に示すように、軸方向突条部23a,23bの他端と内管 20の一方の大径部22との間には隙間が設けられる。オイル流路30を流れる オイルはこの隙間を介して折り返すようになっており、以下、この隙間をオイル 折り返し部TPと呼ぶ。各突条部23a,23b,23cの高さは、上記オイル 流路30の径方向の幅と略同一とされ、したがって内管20を外管10内に嵌合 すると、突条部23a,23b,23cによってオイル流路30が互いに連通す る往路31および復路32に仕切られることになる。 なお、以上では、内管20の外周面に突条部を設けるようにしたが、これに代 えて外管10の内周面に突条部を形成することにより、オイル流路30を往路3 1と復路32に仕切るようにしてもよい。
【0010】 次に、実施例の動作を説明する。 入口パイプ41からオイル流路30に流入されたオイルは、図1に示すように 、周方向突条部23cによって全て下方の往路31に導かれ、往路31を矢印方 向に流れて本体100の端部に達する。端部に達したオイルは、軸方向突条部2 3a,23bと大径部22との間の隙間、すなわち折り返し部TPを通って復路 32に導かれ、復路32を上述とは逆方向に流通して出口パイプ42に至る。こ こで、上記周方向突条部23cにより出口パイプ42付近のオイルは往路31に 流入されることはなく、全量が出口パイプ42を通って外部に流出する。そして 、オイルが往路31および復路32を流通している間にロアタンク51内のエン ジン冷却水とオイルとの間で熱交換が行われ、オイルが冷却される。
【0011】 以上のように、往路31を流通するオイルがクーラー本体100の一端部側に 形成された折り返し部TPで逆方向に折り返した後、復路32を通って出口パイ プ42に導かれる構成のため、一方向のみしかオイルが流れない従来と比べて同 一長さのクーラー本体でもオイル流路30を長くすることができ、冷却能力の向 上が図れる。また、この構成によれば、クーラー本体100を長くした場合でも 出入口パイプ41,42の位置、すなわち両者の間隔を変更しなくて済むから、 本体100の長さに応じて出入口パイプ41,42を連結するホースの長さを変 える必要はない。
【0012】 なお以上では、オイルが本体100の一端部側にのみ折り返し部TPを設けた 例を示したが、例えば図6に示すように、本体100’の両端部側に折り返し部 TPを設けてもよい。
【0013】 また図7は別実施例を示し、このオイルクーラーは、クーラー本体を第1の本 体200と、第2の本体300に分割し、互いに連結したものである。 図7において、第1の本体200は、オイル流路200Aを形成する外管20 1および内管202から成り、外管201には、両端部に所定間隔で入口パイプ 41と出口パイプ42とが取付けられている。内管202の外周面には、上述と 同様に一対の軸方向突条部201a,201b(201aのみ図示)と、これら の一端を連結する周方向突条部201cが形成され、周方向突条部201cは出 入口パイプ41,42の中間部に位置している。
【0014】 一方、第2の本体300は、2つの中間ブロック310と1つの端部ブロック 320とに分割されている。中間ブロック310は、オイル流路310Aを形成 する外管311および内管312から成り、その一端側に大径の連結用嵌合部3 10Bが形成され、内管312の外周面には一対の軸方向突条部312a,31 2bが形成されている。また端部ブロック320は、オイル流路320Aを形成 する外管321および内管322から成り、外管321および内管322の一端 側に大径の連結用嵌合部320Bが形成されるとともに、内管322の外周面に は一対の軸方向突条部322a,322bが形成されている。また端部ブロック 32の他端側には上述したと同様の折り返し部TPが形成されている。
【0015】 以上の構成において、第1の本体200、および第2の本体300を構成する 3つのブロック310,310,320は、図7(c)に示すように連結用嵌合 部310B,310B,320Bを介して互いに着脱可能に連結される。このと き、各軸方向突条部201a,312a,312a,322aおよび201b, 312b,312b,322bがそれぞれ連結されるとともに、各オイル流路2 00A,310A,310A,320Aが互いに連通する。そして、入口パイプ 41からオイル流路200Aに流入されたオイルは、流路200A,310A, 310A,320Aを順に流通した後、端部ブロック320の折り返し部TPで 折り返し、流路320A,310A,310A,200Aを順に流通して出口パ イプ42から外部に流出する。
【0016】 この構成によれば、必要に応じて上記第2の本体300を構成する中間ブロッ ク210の個数を増減すれば、冷却性能を自由に変えることができるので、冷却 性能の変更に伴ってオイルクーラーを新設する必要がなくなり、コストダウンが 図れる。
【0017】 なお以上では、第2の本体300を3つのブロックで構成したが、折り返し部 を有する1つのブロックで第2の本体を構成してもよい。この場合には、長さの 異なる第2の本体を複数用意すれば、第2の本体を交換するだけで上述と同様に 冷却性能を自由に変更することができる。また、エンジン冷却水以外の冷媒中に 浸漬されるオイルクーラーにも本考案を適用できる。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、流通するオイルが少なくともクーラー本体の一端部側に設け られた折り返し部で折り返してからオイル流出口に導かれるようオイル流路を構 成したので、一方向のみしかオイルが流れない従来と比べて同一長さのクーラー 本体でもオイル流路を長くして冷却能力のアップを図れる。また、クーラー本体 の長さに応じて出入口パイプの間隔を変更する必要がないから、オイル流入口と オイル流出口とを連結するホースは、1種類の長さのものですべてのオイルクー ラーに使用でき、製造コストの低減が図れる。 また特に請求項2の考案によれば、第1の本体と第2の本体とでクーラー本体 を構成し、両者を連結したので、必要に応じて第2の本体を異なる長さのものに 交換するだけで冷却性能を変えることができる。したがって、冷却性能の変更に 伴ってオイルクーラーを新設する必要がなくなり、コストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る2重管式オイルクーラーの一実施
例を示す斜視図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】オイルクーラーの軸方向で切った断面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】変形例を示す図である。
【図7】別実施例に係るオイルクーラーを示し、(a)
が分解斜視図、(b)が外観を示す斜視図、(c)が軸
方向に沿った断面図である。
【図8】ラジエータに内蔵された従来のオイルクーラー
を示す斜視図、および断面図である。
【図9】図8のオイルクーラーの軸方向断面図およびそ
のb−b線断面図である。
【図10】クーラー本体を延長した状態を示す図であ
る。
【図11】クーラー本体を延長し、かつ出口パイプの位
置を変更した状態を示す図である。
【符号の説明】
10 外管 20 内管 21,22 大径部 23 中間部 23a,23b 軸方向突条部 23c 周方向突条部 30 オイル流路 31 往路 32 復路 41 入口パイプ 42 出口パイプ 100 クーラー本体 TP 折り返し部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管と、この外管内に挿通される内管と
    から成り、冷媒中に浸漬されるクーラー本体を備え、オ
    イル流入口から流入したオイルが前記内管と外管との間
    のオイル流路を軸方向に流通する際に冷却され、冷却さ
    れたオイルがオイル流出口から本体外部に流出するよう
    構成された2重管式オイルクーラーにおいて、 前記オイル流路には、前記流通するオイルが折り返す折
    り返し部が前記クーラー本体の少なくとも一端部側に設
    けられ、この折り返し部で折り返したオイルが前記オイ
    ル流出口に導かれるよう構成されていることを特徴とす
    る2重管式オイルクーラー。
  2. 【請求項2】 前記クーラー本体は、前記オイル流入口
    およびオイル流出口が設けられた第1の本体と、前記折
    り返し部が設けられた第2の本体とが別部材で構成さ
    れ、これらの第1の本体と第2の本体とが連結されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の2重管式オイルク
    ーラー。
JP6529792U 1992-09-21 1992-09-21 2重管式オイルクーラー Pending JPH0630429U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101422287B1 (ko) * 2008-01-03 2014-07-22 한라비스테온공조 주식회사 오일 쿨러

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101422287B1 (ko) * 2008-01-03 2014-07-22 한라비스테온공조 주식회사 오일 쿨러

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