JP2007100990A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シェルと異形断面形状の伝熱管との間に形成された外側流路内における流体の全体的な流れを促進することができ、構造が簡素であり、熱交換性能が高く、製造コストが低い2重管式の熱交換器を提供する。
【解決手段】 熱交換器1Aは、略円筒形のシェル2と、シェル2内に同軸状に配置され管長手方向に伸びる凸形状部14と凹形状部15とが円周方向に交互に形成された伝熱管3とを備えている。前側拡管部7には、該前側拡管部7を部分的に内向きに変形させて縮管することにより、2つの凸形状部14a、14bと当接する2つの異形縮管部17a、17bが形成されている。これにより、シェル2と伝熱管3との間に形成された外側流路は、外側流体の流れ方向にみて順に、直列につながる第1区分流路20aと第2区分流路20bとに区分されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、シェルと、シェル内に配置された伝熱管とを有する2重管式の熱交換器の構造に関するものである。
略円筒形のシェルと、該シェル内に配置された伝熱管とを有し、伝熱管内の内側流路を流れる内側流体と、シェルと伝熱管との間に形成された外側流路を流れる外側流体とが熱交換を行うようになっている2重管式の熱交換器は一般に知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。かかる熱交換器は、被冷却流体を冷却媒体により冷却する冷却器や(例えば、自動車用エンジンのオイルクーラ、ガスクーラ等)、被加熱流体を加熱媒体により加熱する加熱器などとして広く用いられている。
特開2000−161871号公報 特開2000−265908号公報 特開平7−280468号公報
図14(a)、(b)に示すように、例えばガスクーラとして用いられるこの種の従来の熱交換器100(特許文献1参照)では、シェル101内に伝熱管102が配置されている。そして、高温のガスは、矢印S1及び矢印S2で示すように伝熱管102内を流れる。他方、冷却水は、矢印S3及び矢印S4で示すように、シェル101と伝熱管102との間に形成された外側流路103内を流れる。
ここで、伝熱管102には、それぞれ伝熱管軸線方向に伸びる複数の凹部104と凸部105とが、伝熱管周方向に等角度間隔で交互に形成されている。つまり、伝熱管102は異形断面形状を有している。この伝熱管102では、凹部104及び凸部105が形成されているので、円筒形の伝熱管に比べて伝熱面積が大きくなり、熱交換率の向上が図られる。
しかしながら、例えば図14(a)、(b)に示す従来の熱交換器100では、伝熱管102の断面形状を異形にして伝熱面積を増加させても、以下の理由により、冷却性能は十分に高められていないのが現実である。
(1) シェル101と伝熱管102との間に形成された外側流路103(冷却水流路)の断面形状が伝熱管軸線方向について一定であるため、周方向にみて、冷却水の流れが速い部位と、冷却水が停滞する部位とが存在するが、冷却水が停滞する部位では熱伝達が悪いので、熱交換器全体としては十分な熱交換性能が得られない。
(2) 伝熱管102の凹部104の谷底付近では、冷却水が停滞して流れがほとんど生じないので、熱交換器全体としての熱交換性能がさらに悪くなる。
(3) 伝熱管102の伝熱面積に対して外側流路103の通路面積が大きい場合(大きな伝熱面積を得るために凹部104を深くすると、通路面積が大きくなる)、冷却水が必要以上に流れる。
また、図15(a)、(b)は、異形断面形状の伝熱管を用いたもう1つの2重管式の熱交換器を示している(特許文献2参照)。図15(a)に示すように、この熱交換器110では、略円筒形のシェル111内に、外周に複数の凹状の溝部113が形成された花弁状の異形断面形状を備えた伝熱管112が同軸状に配置されている。被冷却流体は、矢印S5及び矢印S6で示すように伝熱管112内を流れる。そして、シェル111と伝熱管112との間に形成された外側通路114に、矢印S7で示すように冷却水を導入する冷却水入口115と、矢印S8で示すように冷却水を排出する冷却水出口116とが、伝熱管周方向にみて、同位相位置に配置されている。
この場合、冷却水は、矢印S9で示すように、冷却水入口115及び冷却水出口116が配置された側でショートパスする。また、矢印S10で示すように、冷却水入口115及び冷却水出口116と反対側では冷却水の流れが停滞する。このため、熱交換器全体としては十分な熱交換性能が得られない。
なお、図15(b)に示すように、シェル111と伝熱管112との間隔を大きくすれば、比較的均一な流れを生じさせることができる。しかしながら、この場合、伝熱管111の外径が大きくなるので、レイアウト上の制約が生じたり、冷却水の保持量が不必要に多くなって製品重量の増加を招いたりするといった問題が生じる。
図16は、ガイドプレートを用いた従来のさらなる2重管式の熱交換器(オイルクーラ)を示している(特許文献3参照)。図16に示すように、この熱交換器120では、略円筒形のシェル121内に、外周に複数の凹状の溝部123が形成された異形断面形状の伝熱管122が同軸状に配置されている。そして、シェル121と伝熱管122との間の外側流路125には、螺旋状のガイドプレート124が巻装されている。なお、この交換器120では、伝熱管122内を矢印S11及び矢印S12で示すように冷却流体が流れ、シェル121と伝熱管122との間の外側流路125を、矢印S13及び矢印S14で示すように被冷却流体が流れる。
図16に示す従来の熱交換器120では、シェル121と伝熱管122との間の外側流路125内で、被冷却流体が螺旋状のガイドプレート124によって矢印S15で示すように案内され、乱流が発生する。このため、伝熱管122の凹状の溝部123の谷底部で被冷却流体が停滞せず、熱交換器全体としての熱交換性能が高められる。しかし、この熱交換器120は、凹状の溝部123の谷底部での被冷却流体の流速を積極的に高めるものではない。また、シェル121と伝熱管122との間に螺旋状のガイドプレート124を設けているので、部材の増加によるコスト増と、該部材の取り付け作業によるコスト増とを招き、該熱交換器120の製作コストが上昇するといった問題がある。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであって、シェルと異形断面形状の伝熱管との間に形成された外側流路内における流体の全体的な流れを促進することができ、構造が簡素であり、熱交換性能が高く、製造コストが低い2重管式の熱交換器を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の第1の態様にかかる熱交換器(加熱器、冷却器等)は、略円筒形のシェルと、該シェル内に配置された伝熱管とを備えていて、伝熱管内に形成された内側流路を流れる内側流体と、シェルと伝熱管との間に形成された外側流路を流れる外側流体とが熱交換を行うようになっている。
この熱交換器では、伝熱管は、伝熱管軸線方向の両端部に位置する2つの円筒部と、両円筒部間に位置し伝熱管軸線方向に伸びる複数の凸形状部と凹形状部とが伝熱管周方向に交互に形成された凹凸形状部とを有する。シェルは、円筒形の本体部と、該本体部より大径でありシェル軸線方向の両端部近傍において凹凸形状部と係合する位置に形成された2つの拡管部とを有する。本体部の内直径と凸形状部の外直径とは略同一(実質的に同一)であって、これにより、外側流路が、各凹部毎の独立した流路に分離されている。そして、少なくとも一方の拡管部に、該拡管部と少なくとも2つの凸形状部との間隙を閉止する(すなわち、外側流体の通り抜けを阻止する)間隙閉止手段が設けられている。この間隙閉止手段によって、シェルと伝熱管との間に形成された外側流路が、順次直列につながる複数の区分流路に区分されている。拡管部には、外側流体の流れ方向に見て最上流の区分流路に外側流体を流入させる流体流入部と、最下流の区分流路から外側流体を流出させる流体流出部とが設けられている。
本発明の第1の態様に係る熱交換器においては、シェルと伝熱管との間に形成された外側流路は、間隙閉止手段によって偶数(例えば、2、4、6……)の区分流路に区分され、一方の拡管部に流体流入部及び流体流出部が設けられていてもよい。また、外側流路は、間隙閉止手段によって奇数(例えば、3、5、7……)の区分流路に区分され、一方の拡管部に流体流入部が設けられ、他方の拡管部に流体流出部が設けられていてもよい。
本発明の第1の態様に係る熱交換器においては、伝熱管内に小径伝熱管が配置され、該小径伝熱管の一端が流体流入部又は流体流出部に接続され、他端がシェル外に突出していてもよい。この場合、小径伝熱管の上記他端は、流体流出部又は流体流入部として機能する。なお、小径伝熱管の一端が流体流入部に接続された場合は拡管部に流体流出部を設ける必要はなく、該一端が流体流出部に接続された場合は、拡管部に流体流入部を設ける必要はない。
本発明の第2の態様に係る熱交換器(加熱器及び冷却器を含む)は、シェルと伝熱管との間に形成された外側流路が、順次直列につながる複数の区分流路に区分されているのではなく、互いに独立した複数の並列の区分流路に区分されていることを特徴とする。この熱交換器では、両拡管部に、それぞれ、該拡管部と少なくとも2つの凸形状部との間隙を閉止する同数の間隙閉止手段が設けられている。そして、間隙閉止手段によって、シェルと伝熱管との間に形成された外側流路が、互いに独立した複数の並列の区分流路に区分されている。各区分流路においては、それぞれ、一方の拡管部に流体流入部が設けられ、他方の拡管部に流体排出部が設けられ、各区分流路を異なる外側流体が流れることができるようになっている。
本発明の第1又は第2の態様に係る熱交換器においては、間隙閉止手段が、拡管部を部分的に内向きに変形させることによって形成されて上記少なくとも2つの凸形状部と当接する異形縮管部であるのが好ましい。この場合、異形縮管部と凸形状部との当接部がロウ接により接合されているのがより好ましい。また、異形縮管部と凸形状部との当接部に気密剤が配設されていてもよい。
また、本発明の第1又は第2の態様に係る熱交換器においては、間隙閉止手段は、拡管部と、上記少なくとも2つの凸形状部との間に設けられた(外側流体の通り抜けを阻止する)隔壁部材であってもよい。
本発明の第1の態様に係る熱交換器においては、シェルの拡管部と伝熱管の凸形状部との間に形成された間隙閉止手段(異形縮管部、隔壁部材)によって、シェルと伝熱管との間に形成された外側流路が、順次直列につながる複数の区分流路に区分されているので、外側流体はこれらの一連の区分流路を順次に流れる。したがって、外側流路の単位通路断面あたりの外側流体の流量ないしは流速が大きくなり、かつ外側流路内における外側流体の通過長が大きくなる。
このため、伝熱係数が高くなって熱交換量が多くなり、熱交換性能が向上する。また、シェルと伝熱管の間隔を大きくする必要がないので、外側流体の保持量が不必要に多くならず、熱交換器重量の増加を招かない。さらに、外側流路を区分するための複雑な部品を必要としないので、構造が簡素なものとなり、製造コストが低減される(経済的である)。つまり、本発明の第1の態様によれば、外側流路内における流体の全体的な流れを促進することができ、構造が簡素であり、熱交換性能が高く、製造コストが低い熱交換器を提供することができる。
本発明の第2の態様に係る熱交換器においては、間隙閉止手段によって、シェルと伝熱管との間に形成された外側流路が、互いに独立した複数の並列の区分流路に区分され、各区分流路を異なる外側流体が流れることができる。このため、1つの熱交換器で複数の流体を冷却又は加熱することができる。また、本発明の第1の態様に係る熱交換器と同様に、外側流路内における流体の全体的な流れを促進することができ、構造を簡素化することができ、熱交換性能を高めることができ、製造コストを低減することができる。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明のいくつかの実施の形態(本発明を実施するための最良の形態)を具体的に説明する。なお、各実施の形態に係る図面(図1〜図13)において、実質的に同一の部材には同一の参照番号が付されている。
(実施の形態1)
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態1に係る2重管式の熱交換器1Aは、略円筒形のシェル2(外管)と、該シェル2内に同軸状に配置された異形断面形状を有する伝熱管3(内管)とを備えている。なお、シェル2と伝熱管3とは、同一方向に伸びるように配置されていれば、同軸状でなくてもよい。
熱交換器1Aにおいては、伝熱管3内に形成された内側流路に、矢印P1及び矢印P2で示すように、内側流体(例えば、該熱交換器が冷却器である場合は、高温のガス、オイル等)が流入・流出するようになっている。他方、シェル2と伝熱管3との間に形成された外側流路に、矢印P3及び矢印P4で示すように、外側流体(例えば、該熱交換器が冷却器である場合は、冷却水等)が流入・流出するようになっている。なお、以下では便宜上、内側流体の流れ方向にみて、上流側(図1、図2中では左側)及び下流側(図1、図2中では右側)を、それぞれ、「前」及び「後」ということにする。
シェル2の前端部には、内側流体の流入口を備えた前側キャップ4が、例えばロウ接、溶接等により接合されている。他方、シェル2の後端部には、内側流体の流出口を備えた後側キャップ5が、例えばロウ接、溶接等により接合されている。つまり、前後方向にみて、シェル2ないしは伝熱管3の両端部は、両キャップ4、5によって、内側流体の流入・流出が可能な形態で蓋をされている。
シェル2においては、その主要部をなす円筒形のシェル本体部6の前端部近傍と後端部近傍とに、それぞれ、シェル本体部6よりやや大径(例えば、1.1〜1.2倍)の前側拡管部7及び後側拡管部8が形成されている。なお、前側拡管部7及び後側拡管部8の前後には、それぞれ、シェル本体部6の一部が存在する。そして、前側拡管部7には、シェル2と伝熱管3との間の外側流路に外側流体を流入させるための外側流体流入パイプ9(枝パイプ)と、外側流路から冷却水を流出させるための外側流体流出パイプ10(枝パイプ)とが接続されている。
伝熱管3は、その前端部に形成された前側円筒部11と、その後端部に形成された後側円筒部12と、前側円筒部11と後側円筒部12との間に形成された異形断面形状を有する凹凸形状部13とで構成されている。この凹凸形状部13には、それぞれ伝熱管軸線方向(長手方向)に伸びる、複数の凸形状部14(山部)及び複数の凹形状部15(溝部)が形成されている。ここで、凸形状部14と凹形状部15とは、伝熱管周方向に、等角度間隔で交互に配置されている。なお、凸形状部14の外径(最大外径)は、両円筒部11、12の外径とほぼ同一である。このように、伝熱管3が異形断面形状を有するので、単純な円筒形の伝熱管に比べて、その伝熱面積が大きくなり、熱交換性能が向上する。
シェル2ないしは伝熱管3の前端部では、伝熱管の前側円筒部11の外周面と、シェル本体部6(前側拡管部7より前側の部分)及び前側キャップ4の内周面とが互いに接合され、又は接着剤により互いに接着されている。後端部でも、同様に、伝熱管の後側円筒部12の外周面と、シェル本体部6(後側拡管部8より後側の部分)及び後側キャップ5の内周面とが互いに接合され、又は接着剤により互いに接着されている
以下、図3(a)〜(d)を参照しつつ、シェル2と伝熱管3との間に形成された外側流路の具体的な構造ないしは形態を説明する。なお、図3(a)〜(d)内の各矢印は、外側流路内における外側流体の主な流れ方向を示している。
図3(c)に示すように、熱交換器1Aの両拡管部7、8間の部分(以下「主熱交換部」という。)では、シェル2(シェル本体部6)の内周面と、伝熱管3(凹凸形状部13)の各凸形状部14の頂部(外向きに最も突出した部分)とが当接(密接)している。すなわち、シェル本体部6の内直径と凸形状部14の外直径(最大外直径)は、ほぼ(実質的に)同一である。
このように、熱交換器1Aの主熱交換部では、シェル本体部6の内周面と各凸形状部14とが当接しているので、シェル2と伝熱管3との間の外側流路には、凹形状部15ごとに、シェル本体部6の内周面と伝熱管3の外周面(主として凹形状部15の表面)とによって、互いに独立した外側流体の流路(以下「独立流路」という。)が形成される。つまり、主熱交換部では、外側流路は、凹形状部15の数と同数の独立流路に分離ないしは区分されている。
図3(b)に示すように、前側拡管部7には、該前側拡管部7を左右両側から部分的に内向きに変形させて縮管することにより、伝熱管周方向に中心角で180°離隔した部位に位置する2つの凸形状部14a、14bと当接する、平面状の2つの異形縮管部17a、17bが形成されている。そして、異形縮管部17a、17bと凸形状部14a、14bとの当接部は、ロウ接により接合されている。なお、異形縮管部17a、17bと凸形状部14a、14bとの接合はロウ接以外の接合手法で行ってもよい。また、異形縮管部17a、17bと凸形状部14a、14bとを接合せず、当接部に気密剤(図示せず)を配設してもよい。
他方、2つの凸形状部14a、14b以外の4つの凸形状部14は、前側拡管部7の内周面と離間している。このため、異形縮管部17a、bと凸形状部14a、14bの当接部によって、外側流路の前側拡管部7に対応する部分は、互いに独立した第1拡管流路18aと第2拡管流路18bとに区分されている。つまり、第1拡管流路18aと第2拡管流路18bとは、異形縮管部17a、17bと凸形状部14a、14bとの当接部によって互いに閉止され、両者間には外側流体の流れが生じないようになっている。
図3(d)に示すように、外側流路の後側拡管部8に対応する部分19(以下「後側拡管流路19」という。)では、異形縮管部は形成されず、シェル2(後側拡管部8)の内周面と、伝熱管3(凹凸形状部13)の各凸形状部14とは離間している。したがって、後側拡管流路19では、外側流体はシェル周方向に自在に流れることができる。
したがって、図3(a)に示すように、熱交換器1Aにおいては、シェル2と伝熱管3との間に形成された外側流路は、外側流体の流れ方向にみて順に、直列につながる第1区分流路20aと第2区分流路20bとに区分されている。このため、熱交換器1Aでは、以下のように外側流体が外側流路を流れる。
まず、外側流体は、外側流体流入パイプ9を通って、前側拡管部7と凹凸形状部13との間に形成された第1拡管流路18aに流入する。なお、第1拡管流路18a内の外側流体は、異形縮管部17a、17bと凸形状部14a、14bとの当接部によって遮られ、第2拡管流路18bには流入しない。
次に、第1拡管流路18a内の外側流体は、該第1拡管流路18aと連通している主熱交換部の3つの独立流路を通って、後側拡管部8と凹凸形状部13との間に形成された後側拡管流路19に流入する。後側拡管流路19内では外側流体はシェル周方向に自在に流れることができるので、後側拡管流路19内の外側流体は、第2拡管流路18bと連通している主熱交換部の3つの独立流路を通って、第2拡管流路18bに流入する。この後、第2拡管流路18b内の外側流体は、外側流体流出パイプ10を通って、熱交換器外に流出する。
このように、熱交換器1Aにおいては、シェル2と伝熱管3との間に形成された外側流路が、互いに直列につながる、上流側流路(第1拡管流路18a及び第1区分流路20a)と下流側流路(第2区分流路20b及び第2拡管流路18b)とに区分されているので、外側流体はこれらの一連の流路を順に流れる。したがって、外側流路の単位通路断面あたりの外側流体の流量ないしは流速が大きくなり、かつ外側流路内における外側流体の通過長が大きくなる。
このため、伝熱係数が高くなって熱交換量が多くなり、熱交換器1Aの熱交換性能が大幅に向上する。また、シェル2と伝熱管3の間隔を大きくする必要がないので、外側流体の保持量が不必要に多くならず、熱交換器1Aの重量の増加を招かない。さらに、外側流路を区分するための部品を何ら必要としないので、熱交換器1Aの構造が簡素なものとなり、製造コストが低減される。
(実施の形態2)
以下、図4〜図6を参照しつつ、本発明の実施の形態2を説明する。しかしながら、実施の形態2に係る熱交換器は、図1〜図3に示す実施の形態1に係る熱交換器1Aと多くの共通点を有するので、説明の重複を避けるため、以下では主として実施の形態1と異なる点を説明する。
図4〜図6に示すように、実施の形態2に係る熱交換器1Bでは、前側拡管部7に、V字状の2つの異形縮管部17c、17dが形成されるとともに、後側拡管部8に、V字状の2つの異形縮管部21a、21bが形成されている。なお、異形縮管部17c、17dは、シェル周方向に中心角で互いに120°離隔した部位に位置している。また、異形縮管部21a、21bも、シェル周方向に中心角で互いに120°離隔した部位に位置している。そして、異形縮管部17c、17dは、それぞれ、伝熱管周方向に中心角で120°離隔した部位に位置する2つの凸形状部14c、14dと当接している(図5(a)参照)。また、異形縮管部21a、21bは、それぞれ、伝熱管周方向に中心角で120°離隔した部位に位置する2つの凸形状部14c、14eと当接している(図5(c)参照)。なお、主熱交換部の構造は、実施の形態1に係る熱交換器1Aと同様である(図5(b)参照)。
かくして、異形縮管部17c、17dと凸形状部14c、14dの当接部によって、熱交換器1Bの外側流路の前側拡管部7に対応する部分は、互いに独立した比較的狭い第1拡管流路18cと比較的広い第2拡管流路18dとに区分されている。つまり、第1拡管流路18cと第2拡管流路18dとは、異形縮管部17c、17dと凸形状部14c、14dとの当接部によって互いに閉止され、両者間には外側流体の流れが生じないようになっている。
他方、異形縮管部21a、21bと凸形状部14c、14eの当接部によって、熱交換器1Bの外側流路の後側拡管部8に対応する部分は、比較的狭い第1拡管流路22aと比較的広い第2拡管流路22bとに区分されている。つまり、第1拡管流路22aと第2拡管流路22bとは、異形縮管部21a、21bと凸形状部14c、14eとの当接部によって互いに閉止され、両者間には外側流体の流れが生じないようになっている。
また、実施の形態2に係る熱交換器1Bでは、外側流体流入パイプ9は、前側拡管部7に設けられ、第1拡管流路18cと連通している。他方、外側流体流出パイプ10は、後側拡管部8に設けられ、第1拡管流路22aと連通している。
かくして、実施の形態2に係る熱交換器1Bでは、シェル2と伝熱管3との間に形成された外側流路は、外側流体の流れ方向にみて順に、直列につながる第1〜第3区分流路20c〜20eに区分されている(図5(b)参照)。このため、熱交換器1Bでは、以下のように外側流体が外側流路を流れる。なお、この熱交換器1Bでは、外側流体は、外側流路内を1往復半移動する。
まず、外側流体は、外側流体流入パイプ9を通って、前側拡管部7と凹凸形状部13との間に形成された第1拡管流路18cに流入する。続いて、第1拡管流路18c内の外側流体は、該第1拡管流路18cと連通している2つの独立流路(第1区分流路20c)を通って、後側拡管部8と凹凸形状部13との間に形成された第2拡管流路22bに流入する。次に、第2拡管流路22b内の外側流体は、該第2拡管通路22b及び第2拡管流路18dの両方と連通している2つの独立流路(第2区分流路20d)を通って、前側拡管部7と凹凸形状部13との間に形成された第2拡管流路18dに流入する。さらに、第2拡管流路18d内の外側流体は、第1拡管流路22aと連通している2つの独立流路(第3区分流路20e)を通って、第1拡管流路22aに流入する。この後、第1拡管流路22a内の外側流体は、外側流体流出パイプ10を通って、熱交換器外に流出する。
実施の形態2に係る熱交換器1Bは、基本的には、実施の形態1に係る熱交換器1Aと同様の作用・効果を奏する。さらに、実施の形態1に係る熱交換器1Aに比べて、外側流路の単位通路断面あたりの外側流体の流量ないしは流速がより大きくなり、かつ外側流路内における外側流体の通過長がより大きくなるので、その作用・効果がより顕著なものとなる。
(実施の形態3)
以下、図7〜図9を参照しつつ、本発明の実施の形態3を説明する。しかしながら、実施の形態3に係る熱交換器は、図1〜図3に示す実施の形態1に係る熱交換器1Aと多くの共通点を有するので、説明の重複を避けるため、以下では主として実施の形態1と異なる点を説明する。
図7〜図9に示すように、実施の形態3に係る熱交換器1Cでは、伝熱管3内に小径伝熱管25が配置されている(図9(a)〜(d)参照)。そして、該小径伝熱管25の一端25aは、前側拡管部7に設けられた外側流体流出パイプ10に接続され、他端25bはシェル外(熱交換器外)に突出している。なお、小径伝熱管25は、両キャップ4、5に形成された穴4a、4aを通り抜けている。ここで、小径伝熱管25の他端25bは、実質的には、熱交換器1Cの流体流出部として機能する。その他の点については、実施の形態1に係る熱交換器1Aと同様である。
実施の形態3に係る熱交換器1Cは、基本的には、実施の形態1に係る熱交換器1Aと同様の作用・効果を奏する。さらに、外側流体は、小径伝熱管25内を流れるときに伝熱管3内の内側流体と熱交換を行うので、実施の形態1に係る熱交換器1Aに比べて、外側流体の実質的な通過長がより大きくなり、その作用・効果がより顕著なものとなる。
(実施の形態4)
以下、図10〜図12を参照しつつ、本発明の実施の形態4を説明する。しかしながら、実施の形態4に係る熱交換器は、図1〜図3に示す実施の形態1に係る熱交換器1Aと多くの共通点を有するので、説明の重複を避けるため、以下では主として実施の形態1と異なる点を説明する。
図10〜図12に示すように、実施の形態4に係る熱交換器1Dでは、外側流路の前側拡管部7に対応する部分は、異形縮管部17a、17bと凸形状部14a、14bの当接部によって、互いに独立した第1入口側流路26aと第2入口側流路26bとに区分されている。さらに、外側流路の後側拡管部8に対応する部分も、同様の形態で、異形縮管部27a、27bと凸形状部14a、14bの当接部によって、互いに独立した入口側流路28aと出口側流路28bとに区分されている。
そして、前側拡管部7には、第1入口側流路26aに第1の外側流体を流入させるための第1外側流体流入パイプ9aと、第2入口側流路26bに第2の外側流体を流入させるための第2外側流体流入パイプ9bとが設けられている。他方、後側拡管部8には、第1出口側流路28aから第1の外側流体を流出させるための第1外側流体流出パイプ10aと、第2出口側流路28bから第2の外側流体を流出させるための第2外側流体流出パイプ10bとが設けられている。
つまり、実施の形態4に係る熱交換器1Dでは、シェル2と伝熱管3との間に形成された外側流路が、互いに独立した2つの並列の区分流路30a、30bに区分されている。このため、熱交換器1Dでは、以下のように外側流体が外側流路を流れる。
図12(a)に示すように、まず、第1外側流体は、第1外側流体流入パイプ9aを通って、第1入口側流路26aに流入する(図12(b)参照)。続いて、第1入口側流路26a内の外側流体は、該第1入口側流路26aと連通している3つの独立流路を通って、第1出口側流路28aに流入する(図12(c)参照)。第1出口側流路28a内の外側流体は、第1外側流体流出パイプ10aを通って、熱交換器外に流出する(図12(d)参照)。他方、第2外側流体は、第2外側流体流入パイプ9bを通って、第2入口側流路26bに流入する(図12(b)参照)。続いて、第2入口側流路26b内の外側流体は、該第2入口側流路26bと連通している3つの独立流路を通って、第2出口側流路28bに流入する(図12(c)参照)。第2出口側流路28b内の外側流体は、第2外側流体流出パイプ10bを通って、熱交換器外に流出する(図12(d)参照)。
実施の形態4に係る熱交換器1Dは、基本的には、実施の形態1に係る熱交換器1Aと同様の作用・効果を奏する。さらに、各区分流路30a、30bを異なる外側流体が流れることができるので、1つの熱交換器1Dで複数の流体を同時に冷却又は加熱することができる。
(実施の形態5)
以下、図13(a)、(b)を参照しつつ、本発明の実施の形態5を説明する。しかしながら、実施の形態5に係る熱交換器は、図10〜図12に示す実施の形態4に係る熱交換器1Dと多くの共通点を有するので、説明の重複を避けるため、以下では主として実施の形態4と異なる点を説明する。
図13(a)、(b)に示すように、実施の形態5に係る熱交換器1Eでは、前側拡管部7及び後側拡管部8には異形縮管部は設けられず、外側流路の前側拡管部7に対応する部分では、前側拡管部7の内周面はいずれの凸形状部14とも当接していない。しかし、前側拡管部7の内壁と凸形状部14a、14bとの間に、第1入口側流路26aと第2入口側流路26bとの間での外側流体の移動を阻止する隔壁部材31a、31bが設けられている。同様に、後側拡管部8の内壁と凸形状部14a、14bとの間にも、第1出口側流路28aと第2出口側流路28bとの間での外側流体の移動を阻止する隔壁部材32a、32bが設けられている。その他の点については、実施の形態4に係る熱交換器1Dと同様である。実施の形態5に係る熱交換器1Eは、実施の形態4に係る熱交換器1Dと同様の作用・効果を奏する。
ところで、実施の形態1〜3に係る熱交換器1A〜1Cでは、前側拡管部7及び/又は後側拡管部8に異形縮管部を設けているが、これらの異形縮管部に代えて実施の形態5に係る隔壁部材を設けてもよい。
また、実施の形態1〜3では、シェル2と伝熱管3との間に形成される外側流路を2つ又は3つの区分流路に区分しているが、外側流路を4つ以上の区分流路に区分してもよい。なお、この場合、外側流路が偶数の区分流路に区分されている場合は、一方の拡管部に流体流入部及び流体流出部が設けられ、外側流路が奇数の区分流路に区分されている場合は、一方の拡管部に外側流体流入部が設けられ、他方の拡管部にそとがわ流体流出部が設けられる。
本発明の実施の形態1に係る熱交換器の斜視図である。 図1に示す熱交換器を構成する各部材の斜視図である。 (a)は図1に示す熱交換器の側面断面図であり、(b)、(c)及び(d)は、それぞれ、(a)のA−A線断面図、B−B線断面図及びC−C線断面図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器の斜視図である。 (a)、(b)及び(c)は、それぞれ、図4に示す熱交換器の、前側拡管部近傍部、主熱交換部及び後側拡管部近傍部における断面図である。 図4に示す熱交換器を構成する各部材の斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る熱交換器の斜視図である。 図7に示す熱交換器を構成する各部材の斜視図である。 (a)は図7に示す熱交換器の側面断面図であり、(b)、(c)及び(d)は、それぞれ、(a)のD−D線断面図、E−E線断面図及びF−F線断面図である。 本発明の実施の形態4に係る熱交換器の斜視図である。 図10に示す熱交換器を構成する各部材の斜視図である。 (a)は図10に示す熱交換器の側面断面図であり、(b)、(c)及び(d)は、それぞれ、(a)のG−G線断面図、H−H線断面図及びI−I線断面図である。 (a)は本発明の実施の形態5に係る熱交換器の側面断面図であり、(b)は(a)のJ−J線断面図である。 (a)は従来の2重管式の熱交換器の側面断面図であり、(b)は(a)に示す熱交換器の正面断面図である。 (a)は従来のもう1つの2重管式の熱交換器の側面断面図であり、(b)は(a)に示す熱交換器の正面断面図である。 ガイドプレートを備えた従来の2重管式の熱交換器の側面断面図である。
符号の説明
1A〜1E 熱交換器、2 シェル、3 伝熱管、4 前側キャップ、5 後側キャップ、6 シェル本体部、7 前側拡管部、8 後側拡管部、9 外側流体流入パイプ、10 外側流体流出パイプ、11 前端円筒部、12 後端円筒部、13 凹凸形状部、14 凸形状部、15 凹形状部、17a 異形縮管部、17b 異形縮管部、17c 異形縮管部、17d 異形縮管部、18a 第1拡管流路、18b 第2拡管流路、18c 第1拡管流路、18d 第2拡管流路、19 後側拡管流路、20a 第1区分流路、20b 第2区分流路、20c 第1区分流路、20d 第2区分流路、20e 第3区分流路、21a 異形縮管部、21b 異形縮管部、22a 第1拡管流路、22b 第2拡管流路、25 小径伝熱管、27a 異形縮管部、27b 異形縮管部、30a 第1区分流路、30b 第2区分流路、31a 隔壁部材、31b 隔壁部材、32a 隔壁部材、32b 隔壁部材。

Claims (11)

  1. 略円筒形のシェルと、該シェル内に配置された伝熱管とを備えていて、伝熱管内に形成された内側流路を流れる内側流体と、シェルと伝熱管との間に形成された外側流路を流れる外側流体とが熱交換を行うようになっている熱交換器であって、
    伝熱管が、伝熱管軸線方向の両端部に位置する2つの円筒部と、両円筒部間に位置し伝熱管軸線方向に伸びる複数の凸形状部と凹形状部とが伝熱管周方向に交互に形成された凹凸形状部とを有し、
    シェルが、円筒形の本体部と、該本体部より大径でありシェル軸線方向の両端部近傍において凹凸形状部と係合する位置に形成された2つの拡管部とを有し、
    本体部の内直径と凸形状部の外直径とが略同一であって、これにより、上記外側流路が、各凹部毎の独立した流路に分離され、
    少なくとも一方の拡管部に、該拡管部と少なくとも2つの凸形状部との間隙を閉止する間隙閉止手段が設けられ、該間隙閉止手段によって、シェルと伝熱管との間に形成された外側流路が、順次直列につながる複数の区分流路に区分され、
    拡管部に、外側流体の流れ方向に見て最上流の区分流路に外側流体を流入させる流体流入部と、最下流の区分流路から外側流体を流出させる流体流出部とが設けられていることを特徴とする熱交換器。
  2. シェルと伝熱管との間に形成された外側流路が間隙閉止手段によって偶数の区分流路に区分され、一方の拡管部に流体流入部及び流体流出部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 外側流路が2つの区分流路に区分されていることを特徴とする、請求項2に記載の熱交換器。
  4. シェルと伝熱管との間に形成された外側流路が間隙閉止手段によって奇数の区分流路に区分され、一方の拡管部に流体流入部が設けられ、他方の拡管部に流体流出部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の熱交換器。
  5. 外側流路が3つの区分流路に区分されていることを特徴とする、請求項4に記載の熱交換器。
  6. 伝熱管内に小径伝熱管が配置され、該小径伝熱管の一端が流体流入部又は流体流出部に接続され、他端がシェル外に突出していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載の熱交換器。
  7. 略円筒形のシェルと、該シェル内に配置された伝熱管とを備えていて、伝熱管内に形成された内側流路を流れる内側流体と、シェルと伝熱管との間に形成された外側流路を流れる外側流体とが熱交換を行うようになっている熱交換器であって、
    伝熱管が、伝熱管軸線方向の両端部に位置する2つの円筒部と、両円筒部間に位置し伝熱管軸線方向に伸びる複数の凸形状部と凹形状部とが伝熱管周方向に交互に形成された凹凸形状部とを有し、
    シェルが、円筒形の本体部と、該本体部より大径でありシェル軸線方向の両端部近傍において凹凸形状部と係合する位置に形成された2つの拡管部とを有し、
    本体部の内直径と凸形状部の外直径とが略同一であって、これにより、上記外側流路が、各凹部毎の独立した流路に分離され、
    両拡管部に、それぞれ、該拡管部と少なくとも2つの凸形状部との間隙を閉止する同数の間隙閉止手段が設けられ、該間隙閉止手段によって、シェルと伝熱管との間に形成された外側流路が、互いに独立した複数の並列の区分流路に区分され、
    上記各区分流路において、それぞれ、一方の拡管部に流体流入部が設けられ、他方の拡管部に流体排出部が設けられ、各区分流路を異なる外側流体が流れることができるようになっていることを特徴とする熱交換器。
  8. 間隙閉止手段が、拡管部を部分的に内向きに変形させることによって形成されて上記少なくとも2つの凸形状部と当接する異形縮管部であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1つに記載の熱交換器。
  9. 異形縮管部と凸形状部との当接部がロウ接により接合されていることを特徴とする、請求項8に記載の熱交換器。
  10. 異形縮管部と凸形状部との当接部に気密剤が配設されていることを特徴とする、請求項8に記載の熱交換器。
  11. 間隙閉止手段が、拡管部と、上記少なくとも2つの凸形状部との間に設けられた隔壁部材であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1つに記載の熱交換器。
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