JPH06301122A - 露光制御方法および写真複写装置 - Google Patents
露光制御方法および写真複写装置Info
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- JPH06301122A JPH06301122A JP3229657A JP22965791A JPH06301122A JP H06301122 A JPH06301122 A JP H06301122A JP 3229657 A JP3229657 A JP 3229657A JP 22965791 A JP22965791 A JP 22965791A JP H06301122 A JPH06301122 A JP H06301122A
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/72—Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
- G03B27/73—Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers
- G03B27/735—Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers in dependence upon automatic analysis of the original
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- G—PHYSICS
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- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/72—Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 領域毎に複写光の強度を減衰できる減衰装置
などを備えた露光制御方法および写真複写装置を提供す
ることにより簡便な手法で写真コピーの濃度の局部的な
修正を適正に行う。 【構成】 写真複写装置は測定装置１、露光装置２およ
び計算・評価ユニット５を備えている。露光装置２は領
域毎に異なる濃度範囲を有するマスク11を備え、マスク
11はスライド12上に取り付けられている。スライド12は
計算・評価ユニット５で決定・発生された制御信号に応
じて、複写光光源３の光路Ｌ内の複写原板Ｎの移送面Ｔ
に平行な平面Ｅ内を移動される。マスクの適切な領域
は、計算・評価ユニット５にマトリクス形態で記憶され
ている位置従属濃度変化を解析することにより選択され
る。
などを備えた露光制御方法および写真複写装置を提供す
ることにより簡便な手法で写真コピーの濃度の局部的な
修正を適正に行う。 【構成】 写真複写装置は測定装置１、露光装置２およ
び計算・評価ユニット５を備えている。露光装置２は領
域毎に異なる濃度範囲を有するマスク11を備え、マスク
11はスライド12上に取り付けられている。スライド12は
計算・評価ユニット５で決定・発生された制御信号に応
じて、複写光光源３の光路Ｌ内の複写原板Ｎの移送面Ｔ
に平行な平面Ｅ内を移動される。マスクの適切な領域
は、計算・評価ユニット５にマトリクス形態で記憶され
ている位置従属濃度変化を解析することにより選択され
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、領域毎に走査される複
写原板の領域の密度を調整するための露光制御方法に関
する。さらに、本発明は、複写原板の複写コピーを作製
する測定装置を備えた写真複写装置に関する。
写原板の領域の密度を調整するための露光制御方法に関
する。さらに、本発明は、複写原板の複写コピーを作製
する測定装置を備えた写真複写装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】複写原板（例えば、ネガまたはスライ
ド）から高品質コピーを作製するには、手動露光の場合
には操作する人の職業的技量に関する高い要求と自動写
真装置においては測定評価装置および露光制御方法に関
する高い要求とが課せられる。自動写真装置の公知の露
光制御装置において、複写原板は区域ごとに走査され測
定される。測定された値から、濃度と色補正値が複写光
の必要量と共に決定される。このようにして複写原板は
全体的に露光され、かつ各区域ごとに同じ強度の複写光
が露光される。
ド）から高品質コピーを作製するには、手動露光の場合
には操作する人の職業的技量に関する高い要求と自動写
真装置においては測定評価装置および露光制御方法に関
する高い要求とが課せられる。自動写真装置の公知の露
光制御装置において、複写原板は区域ごとに走査され測
定される。測定された値から、濃度と色補正値が複写光
の必要量と共に決定される。このようにして複写原板は
全体的に露光され、かつ各区域ごとに同じ強度の複写光
が露光される。
【０００３】この全体的露光方法によれば、作製される
コピーの個々の変更はできず、特定の効果を得ることば
かりか、より重要なことには過度のコントラスト範囲を
有する複写原板または原板の不適当な露光を補正するこ
ともできない。写真コピーの調製において、過度露光ま
たは過小露光の区域のある複写原板にしばしば遭遇す
る。この公知の全体的露光方法によって、過度露光また
は過小露光の領域のある複写コピーがそのような原板か
らしばしば得られるが、画像に関連した細部が見えな
い。
コピーの個々の変更はできず、特定の効果を得ることば
かりか、より重要なことには過度のコントラスト範囲を
有する複写原板または原板の不適当な露光を補正するこ
ともできない。写真コピーの調製において、過度露光ま
たは過小露光の区域のある複写原板にしばしば遭遇す
る。この公知の全体的露光方法によって、過度露光また
は過小露光の領域のある複写コピーがそのような原板か
らしばしば得られるが、画像に関連した細部が見えな
い。
【０００４】複写光量の補正は常にコピー全体に影響を
及ぼす。例えば、複写光量を減少すると暗いコピーを明
るくするので細部は見えるようになる。しかしながら、
正確に露光された領域は過度の明るさで再製され、これ
らの領域が再度情報不足になり、これらは画像でも重要
な部分であることがほとんどである。反対に、明る過ぎ
る区域内の細部を見えるように複写光量を増加すると正
確に露光された領域が暗くなる。
及ぼす。例えば、複写光量を減少すると暗いコピーを明
るくするので細部は見えるようになる。しかしながら、
正確に露光された領域は過度の明るさで再製され、これ
らの領域が再度情報不足になり、これらは画像でも重要
な部分であることがほとんどである。反対に、明る過ぎ
る区域内の細部を見えるように複写光量を増加すると正
確に露光された領域が暗くなる。
【０００５】ヨーロッパ特許公開第315589号公報からつ
ぎのことが知られている。すなわち、手動露光方法にお
いて、写真コピーの過度または過小露光領域を補償する
ため複写光の光路内の複写原板の前に濃度マスクが保持
されている。この方法において、一般人または技術者が
濃度マスクをフィルムの残りまたは他の物質から間に合
わせに作製した場合、複写光の光路において濃度マスク
を正確に調整することは非常に時間がかかり、かつ再製
するのが困難である。さらに、濃度を部分的に補正する
この形態において、正確さの試験は写真コピーの作製後
のみしか行えないので、全体的に正しいと思われるコピ
ーは何回かの実験後にのみしか得ることができない。
ぎのことが知られている。すなわち、手動露光方法にお
いて、写真コピーの過度または過小露光領域を補償する
ため複写光の光路内の複写原板の前に濃度マスクが保持
されている。この方法において、一般人または技術者が
濃度マスクをフィルムの残りまたは他の物質から間に合
わせに作製した場合、複写光の光路において濃度マスク
を正確に調整することは非常に時間がかかり、かつ再製
するのが困難である。さらに、濃度を部分的に補正する
この形態において、正確さの試験は写真コピーの作製後
のみしか行えないので、全体的に正しいと思われるコピ
ーは何回かの実験後にのみしか得ることができない。
【０００６】このため、ヨーロッパ特許公開第315589号
公報および西独特許公開第2820965号公報において、光
−電気工学的マスクを用いて領域毎に濃度補正を行うこ
とが提案されている。このマスクは複写光の光路内の複
写原板の前に置かれる。特に、これら２つの文書におい
て、マトリクスとして調整された液晶素子のマスクにつ
いて記述されており、このマスクの透過度は電気制御信
号により個別的に変化させられる。このようにして修正
された局部的濃度を制御およびモニターするため、光ス
プリッタ素子が複写原板と複写物との間におかれ、これ
により、マスクおよび複写原板からきた光の一部が変換
され、画像処理装置を備えたビデオカメラに案内され
る。処理された画像はポジに変換されて観察され、必要
な場合には、補正される。
公報および西独特許公開第2820965号公報において、光
−電気工学的マスクを用いて領域毎に濃度補正を行うこ
とが提案されている。このマスクは複写光の光路内の複
写原板の前に置かれる。特に、これら２つの文書におい
て、マトリクスとして調整された液晶素子のマスクにつ
いて記述されており、このマスクの透過度は電気制御信
号により個別的に変化させられる。このようにして修正
された局部的濃度を制御およびモニターするため、光ス
プリッタ素子が複写原板と複写物との間におかれ、これ
により、マスクおよび複写原板からきた光の一部が変換
され、画像処理装置を備えたビデオカメラに案内され
る。処理された画像はポジに変換されて観察され、必要
な場合には、補正される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】液晶マスクによって局
部的な濃度修正を簡便な手法により行うことができるの
だが、このようなマスクには不利な点がある。液晶は比
較的長時間の安定性を有しており、また、温度に対して
比較的敏感である。写真コピー装置の連続運転中に露光
施設内の温度がかなり上がっていることが確認された場
合、液晶マスクの全体的または部分的な早期機能低下を
防止するため液晶マスクを冷却する特別な努力が速やか
になされねばならない。特に重要なマスクの不利な点
は、色の定着の不足にある。これは、特にマスクの高伝
送領域から低伝送領域に移行するときにおいて、自然的
に、作製されるコピーの色の印象にきわめて否定的な影
響を及ぼすカラーチント(color tint)が現れることを意
味する。
部的な濃度修正を簡便な手法により行うことができるの
だが、このようなマスクには不利な点がある。液晶は比
較的長時間の安定性を有しており、また、温度に対して
比較的敏感である。写真コピー装置の連続運転中に露光
施設内の温度がかなり上がっていることが確認された場
合、液晶マスクの全体的または部分的な早期機能低下を
防止するため液晶マスクを冷却する特別な努力が速やか
になされねばならない。特に重要なマスクの不利な点
は、色の定着の不足にある。これは、特にマスクの高伝
送領域から低伝送領域に移行するときにおいて、自然的
に、作製されるコピーの色の印象にきわめて否定的な影
響を及ぼすカラーチント(color tint)が現れることを意
味する。
【０００８】液晶マスクの他の不利な点は液晶素子のマ
トリクス状レイアウトを変更することができないことで
ある。したがって、液晶マスクのマトリクス素子の配置
と複写原板の走査点の配置とがしばしば一致しない。さ
らに、液晶マスクを利用して作製されるコピーの濃度の
局部的修正の全体的概念にはかなりの電気的および電子
的素子が必要である。必要な付属的な冷却装置は別とし
て、装置は非常に高価であり、かつ現行の装置に組み込
むのが難しい。濃度の局部的な修正の結果は、付属的
な、非常に高価な装置（画像装置、画像プロセッサ、光
スプリッタ）によってのみスクリーン上で見ることがで
きる。さらに、複写光の光路内に必要な光スプリッティ
ング素子は露光におけるエラーの不可的な原因となる。
トリクス状レイアウトを変更することができないことで
ある。したがって、液晶マスクのマトリクス素子の配置
と複写原板の走査点の配置とがしばしば一致しない。さ
らに、液晶マスクを利用して作製されるコピーの濃度の
局部的修正の全体的概念にはかなりの電気的および電子
的素子が必要である。必要な付属的な冷却装置は別とし
て、装置は非常に高価であり、かつ現行の装置に組み込
むのが難しい。濃度の局部的な修正の結果は、付属的
な、非常に高価な装置（画像装置、画像プロセッサ、光
スプリッタ）によってのみスクリーン上で見ることがで
きる。さらに、複写光の光路内に必要な光スプリッティ
ング素子は露光におけるエラーの不可的な原因となる。
【０００９】したがって、本発明の目的は、写真コピー
の濃度の局部的修正のための露光制御方法および写真複
写装置を提供することであり、これによって、上記の不
利な点を除去するものである。
の濃度の局部的修正のための露光制御方法および写真複
写装置を提供することであり、これによって、上記の不
利な点を除去するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】および
【作用】上記の目的およびさらなる目的は露光制御方法
および写真複写装置によって達成される。好適な実施態
様においてこの装置は、測定光用光源；前記測定光を検
出する検出装置；前記検出測定光を分析する計算・評価
装置；および露光装置を備えており、前記露光装置は、
さらに、複写光用光源を有する投射レイアウト、サーボ
制御カラーフィルタ、シャッタ、投射レンズおよび領域
毎に複写光の強度を減衰するための減衰装置からなって
いる。前記減衰装置は、異なった光透過性の領域を有す
る透過マスクを有し、前記マスクは、計算・評価装置で
つくられ前記スライドのｘ−ｙ制御装置に伝送された制
御信号に応じて移動するスライド装置に取り付けられ
る。前記スライド装置は、複写光の光路内において、複
写光源の移送面に対して平行な平面内を移動する。
および写真複写装置によって達成される。好適な実施態
様においてこの装置は、測定光用光源；前記測定光を検
出する検出装置；前記検出測定光を分析する計算・評価
装置；および露光装置を備えており、前記露光装置は、
さらに、複写光用光源を有する投射レイアウト、サーボ
制御カラーフィルタ、シャッタ、投射レンズおよび領域
毎に複写光の強度を減衰するための減衰装置からなって
いる。前記減衰装置は、異なった光透過性の領域を有す
る透過マスクを有し、前記マスクは、計算・評価装置で
つくられ前記スライドのｘ−ｙ制御装置に伝送された制
御信号に応じて移動するスライド装置に取り付けられ
る。前記スライド装置は、複写光の光路内において、複
写光源の移送面に対して平行な平面内を移動する。
【００１１】
【実施例】図１において、略図的に示された写真複写装
置は、測定装置１、露光装置２および計算・評価ユニッ
ト５を備えている。測定装置は必須的に測定光の光源３
と検出器レイアウト４を有している。複写原板Ｎは、光
源３と検出器４との間の移送面Ｔを移送され、間隔毎、
または領域毎、好ましくは点毎に光源３からの光線によ
り走査される。複写原板Ｎから送られた測定光は検出器
レイアウト４に当たる。不透明な複写原板Ｎは反射した
測定光を検出することにより分析できる。しかしなが
ら、このためには、測定光の光源３および検出器レイア
ウト４は複写原板Ｎの情報移送側に位置するのが有利で
ある。
置は、測定装置１、露光装置２および計算・評価ユニッ
ト５を備えている。測定装置は必須的に測定光の光源３
と検出器レイアウト４を有している。複写原板Ｎは、光
源３と検出器４との間の移送面Ｔを移送され、間隔毎、
または領域毎、好ましくは点毎に光源３からの光線によ
り走査される。複写原板Ｎから送られた測定光は検出器
レイアウト４に当たる。不透明な複写原板Ｎは反射した
測定光を検出することにより分析できる。しかしなが
ら、このためには、測定光の光源３および検出器レイア
ウト４は複写原板Ｎの情報移送側に位置するのが有利で
ある。
【００１２】検出器レイアウト４は光信号を電気信号に
変換する検出器を備えている。この検出器は、可動個別
検出器、ライン検出器、または好ましくは２次元、マト
リクス状ＣＣＤ（電荷結合素子）検出器の形態がよい。
特に、ライン検出器、そして、さらに２次元検出器の場
合、移送面Ｔにおける複写原板Ｎの走査点の座標により
検出された信号を相関させることは比較的簡単である。
移送方向の移送面Ｔの水平座標はｘで示され、垂直座標
はｙで示される。
変換する検出器を備えている。この検出器は、可動個別
検出器、ライン検出器、または好ましくは２次元、マト
リクス状ＣＣＤ（電荷結合素子）検出器の形態がよい。
特に、ライン検出器、そして、さらに２次元検出器の場
合、移送面Ｔにおける複写原板Ｎの走査点の座標により
検出された信号を相関させることは比較的簡単である。
移送方向の移送面Ｔの水平座標はｘで示され、垂直座標
はｙで示される。
【００１３】検出器レイアウト４は、計算・評価ユニッ
ト５に接続され、検出変換された信号を計算・評価ユニ
ット５に送る。露光装置２は、複写光の光源６、好まし
くはサーボ制御カラーフィルタ８、シャッタ９および投
射レンズ７を備えた投射装置と、複写光用光源の複写光
の強度を間欠的に減衰するための減衰装置10からなる。
ト５に接続され、検出変換された信号を計算・評価ユニ
ット５に送る。露光装置２は、複写光の光源６、好まし
くはサーボ制御カラーフィルタ８、シャッタ９および投
射レンズ７を備えた投射装置と、複写光用光源の複写光
の強度を間欠的に減衰するための減衰装置10からなる。
【００１４】公知の装置に対して、本発明による写真複
写装置の減衰装置10は、異なる透過性または濃度の範囲
の透過マスク11を有する。マスク11は、滑動装置12上に
置かれ、複写光源６の複写光の光路Ｌにおける複写原板
Ｎの移送面Ｔに対し平行な移動面Ｅ内を移動する。マス
ク11は、異なる光透過性をもつ灰色の範囲の灰色のマス
クの形態が好ましい。しかしながら、マスク11もまた、
色の異なった濃度の領域または数種類の異なった色の領
域、特に、基礎色の赤、青および緑の領域を含んでい
る。灰色のマスクは、不透明な色の範囲から不透明さの
より少ない色の範囲に移行するとき、しばしばわずかな
色の変化を表すので、マスク11は間色グラフィックスの
形態であることが好ましい。
写装置の減衰装置10は、異なる透過性または濃度の範囲
の透過マスク11を有する。マスク11は、滑動装置12上に
置かれ、複写光源６の複写光の光路Ｌにおける複写原板
Ｎの移送面Ｔに対し平行な移動面Ｅ内を移動する。マス
ク11は、異なる光透過性をもつ灰色の範囲の灰色のマス
クの形態が好ましい。しかしながら、マスク11もまた、
色の異なった濃度の領域または数種類の異なった色の領
域、特に、基礎色の赤、青および緑の領域を含んでい
る。灰色のマスクは、不透明な色の範囲から不透明さの
より少ない色の範囲に移行するとき、しばしばわずかな
色の変化を表すので、マスク11は間色グラフィックスの
形態であることが好ましい。
【００１５】異なった灰色の階調は黒色のドットを用い
てマスク11上に形成されるのが好ましい。マスクの異な
った灰色の階調を等間隔単位の表面の黒色のドットの数
を変化させることにより表すこともできる。しかしなが
ら、このタイプのマスク11を使用したとき、マスク11の
移動面Ｅが投射レンズ７の焦点範囲外に位置しているこ
とに注意を払わなければならない。明らかに、部分的に
異なる光透過性を有する写真材料のマスクを用いること
もできる。マスク11は常に光源光６と複写原板とのあい
だに置かれるが、しかし、複写光源の光路内でみられる
ように複写原板Ｎの後に置くこともできる。
てマスク11上に形成されるのが好ましい。マスクの異な
った灰色の階調を等間隔単位の表面の黒色のドットの数
を変化させることにより表すこともできる。しかしなが
ら、このタイプのマスク11を使用したとき、マスク11の
移動面Ｅが投射レンズ７の焦点範囲外に位置しているこ
とに注意を払わなければならない。明らかに、部分的に
異なる光透過性を有する写真材料のマスクを用いること
もできる。マスク11は常に光源光６と複写原板とのあい
だに置かれるが、しかし、複写光源の光路内でみられる
ように複写原板Ｎの後に置くこともできる。
【００１６】図２は、本発明による減衰装置10の代表的
な実施例である。マスク11はフィルムの形態を備えてお
り、このフィルムは２台のモータに駆動されるローラ1
5,16に巻かれたり、解かれたりする。本例に示されるよ
うに、フィルムはカセット14に収容されている。カセッ
ト14は２つのローラと共にスライド12上に載置され、ロ
ーラはスライド上に固定されたモータ17,18 に解放自在
に連結されている。スライド12はフレームの形態を備え
ている。
な実施例である。マスク11はフィルムの形態を備えてお
り、このフィルムは２台のモータに駆動されるローラ1
5,16に巻かれたり、解かれたりする。本例に示されるよ
うに、フィルムはカセット14に収容されている。カセッ
ト14は２つのローラと共にスライド12上に載置され、ロ
ーラはスライド上に固定されたモータ17,18 に解放自在
に連結されている。スライド12はフレームの形態を備え
ている。
【００１７】このように、複写光はカセット14の窓を通
り、複写原板Ｎ全体に当たる。カセット14は、その中に
フィルムを入れた状態で、全体的に交換できるので、異
なるタイプのマスク11を容易に挿入することができる。
図２において、図を見易くするため、スライド12のため
のガイドレールなどおよびモータは省略されている。ま
た、図１に示されたｘ−ｙ制御装置13も図示されていな
い。図示されていない要素の実際のものおよび示された
装置との電気的および／または機械的連結手段は公知の
技術的分野に含まれる。
り、複写原板Ｎ全体に当たる。カセット14は、その中に
フィルムを入れた状態で、全体的に交換できるので、異
なるタイプのマスク11を容易に挿入することができる。
図２において、図を見易くするため、スライド12のため
のガイドレールなどおよびモータは省略されている。ま
た、図１に示されたｘ−ｙ制御装置13も図示されていな
い。図示されていない要素の実際のものおよび示された
装置との電気的および／または機械的連結手段は公知の
技術的分野に含まれる。
【００１８】マスク11を交換するためには、スライド12
が、ｘ−ｙ制御装置13によって、移動面Ｅに対し平行−
−２重矢印ｘ−−および／または垂直−−２重矢印ｙ−
−に移動される。第２の座標位置ｘまたはｙおよびマス
クの正確な位置決めは、モータ17および18を駆動し、フ
ィルムを一方のローラ15,16 から他方のローラ16,15に
巻き上げることにより行うことができる。これらの２つ
の移動工程は相互に連続してなされる、しかしながら、
これらはｘ−ｙ制御装置の制御のもと同時に行うのが好
ましい。図２の矢印Ｒは、スライド12が移動面Ｅ内を適
宜回転できることを示している。この回転を連続的に行
うことはとくに有利である。このようにして、異なる光
透過性の範囲を有するマスクは多方面の用途に用いるこ
とができ、また、広い要望にも応えることができる。
が、ｘ−ｙ制御装置13によって、移動面Ｅに対し平行−
−２重矢印ｘ−−および／または垂直−−２重矢印ｙ−
−に移動される。第２の座標位置ｘまたはｙおよびマス
クの正確な位置決めは、モータ17および18を駆動し、フ
ィルムを一方のローラ15,16 から他方のローラ16,15に
巻き上げることにより行うことができる。これらの２つ
の移動工程は相互に連続してなされる、しかしながら、
これらはｘ−ｙ制御装置の制御のもと同時に行うのが好
ましい。図２の矢印Ｒは、スライド12が移動面Ｅ内を適
宜回転できることを示している。この回転を連続的に行
うことはとくに有利である。このようにして、異なる光
透過性の範囲を有するマスクは多方面の用途に用いるこ
とができ、また、広い要望にも応えることができる。
【００１９】図３において、平板形状のマスク11が示さ
れている。明瞭にするため、スライド12およびスライド
装置の他のすべての要素は図３において省略されてい
る。２重矢印ｘおよびｙおよび矢印Ｒはそれぞれマスク
11の水平および垂直移動方向、および移動面Ｅ内での回
転方向を示している。図から、マスク11が間色のドット
のない領域Ｃを有し、かつ、その最小範囲において、複
写原板Ｎの間色のドットのない領域を有していることも
明らかである。この領域Ｃによって複写光はなんら妨げ
られることなく通過することが可能になる。
れている。明瞭にするため、スライド12およびスライド
装置の他のすべての要素は図３において省略されてい
る。２重矢印ｘおよびｙおよび矢印Ｒはそれぞれマスク
11の水平および垂直移動方向、および移動面Ｅ内での回
転方向を示している。図から、マスク11が間色のドット
のない領域Ｃを有し、かつ、その最小範囲において、複
写原板Ｎの間色のドットのない領域を有していることも
明らかである。この領域Ｃによって複写光はなんら妨げ
られることなく通過することが可能になる。
【００２０】スライドがその上に載置されたマスク12と
一緒に、複写光源６の複写光の光路Ｌの外部の休止位置
から前記光路に必ずしも移動しないとすれば、この領域
は特に有益である。この形態のマスク11において、マス
ク11が永久的に位置する光路Ｌ内の休止位置は、マスク
11の領域Ｃと複写原板Ｎが重なり合い、複写光が実質的
に妨害なしに領域Ｃを通過し、減衰なく複写原板Ｎの全
体にあたるように選択される。これによって、滑動路が
短縮され、かつスライド装置の設置にかかるコストを削
減することができる。
一緒に、複写光源６の複写光の光路Ｌの外部の休止位置
から前記光路に必ずしも移動しないとすれば、この領域
は特に有益である。この形態のマスク11において、マス
ク11が永久的に位置する光路Ｌ内の休止位置は、マスク
11の領域Ｃと複写原板Ｎが重なり合い、複写光が実質的
に妨害なしに領域Ｃを通過し、減衰なく複写原板Ｎの全
体にあたるように選択される。これによって、滑動路が
短縮され、かつスライド装置の設置にかかるコストを削
減することができる。
【００２１】写真コピーＰの濃度は間隔をおいて修正さ
れなければないが、この写真コピーＰを調製するため、
複写原板Ｎは、測定装置１において間欠的に、好ましく
は点毎に走査される。複写原板Ｎから送られるかまたは
反射された測定光は検出装置４によって検出され、電子
的測定信号に変換される。この電子的測定信号は計算・
評価装置５に送られ、さらに処理される。まず、周知の
方法によって、濃度および色補正値が測定信号から決定
される。これは複写原板Ｎの走査範囲の位置従属濃度に
対応する。この決定された濃度および色補正値を用い
て、必要な複写光量、特に複写原板Ｎから写真コピーＰ
を調製するための露光時間が決定される。このような必
要な複写光量および露光時間を決定する方法について
は、ヨーロッパ特許公開第312499号公報において記述さ
れており、この開示は全体にわたって参照され採用され
ている。
れなければないが、この写真コピーＰを調製するため、
複写原板Ｎは、測定装置１において間欠的に、好ましく
は点毎に走査される。複写原板Ｎから送られるかまたは
反射された測定光は検出装置４によって検出され、電子
的測定信号に変換される。この電子的測定信号は計算・
評価装置５に送られ、さらに処理される。まず、周知の
方法によって、濃度および色補正値が測定信号から決定
される。これは複写原板Ｎの走査範囲の位置従属濃度に
対応する。この決定された濃度および色補正値を用い
て、必要な複写光量、特に複写原板Ｎから写真コピーＰ
を調製するための露光時間が決定される。このような必
要な複写光量および露光時間を決定する方法について
は、ヨーロッパ特許公開第312499号公報において記述さ
れており、この開示は全体にわたって参照され採用され
ている。
【００２２】つぎに、複写原板Ｎの位置従属濃度も複写
原板Ｎの全体的なコントラストまたはコントラスト範囲
を決定するのに用いられる。最も単純な場合、複写原板
Ｎの最高濃度値と最小濃度値との差として決定される複
写原板Ｎのコントラスト範囲が所定の制限値を超えると
き、複写原板は超過コントラストを含むものとして分類
され、調整機構が作動される。通常、複写原板Ｎのコン
トラスト範囲の制限値は濃度単位として選択される。複
写原板Ｎの位置従属濃度値は即座に計算・評価装置５に
マトリクス形態で保存される。濃度マトリクスの行番号
はｘ座標（すなわち、移送面Ｔにおいて水平座標）を表
し、列番号はｙ座標（すなわち、移送面Ｔにおいて垂直
座標）を表している。
原板Ｎの全体的なコントラストまたはコントラスト範囲
を決定するのに用いられる。最も単純な場合、複写原板
Ｎの最高濃度値と最小濃度値との差として決定される複
写原板Ｎのコントラスト範囲が所定の制限値を超えると
き、複写原板は超過コントラストを含むものとして分類
され、調整機構が作動される。通常、複写原板Ｎのコン
トラスト範囲の制限値は濃度単位として選択される。複
写原板Ｎの位置従属濃度値は即座に計算・評価装置５に
マトリクス形態で保存される。濃度マトリクスの行番号
はｘ座標（すなわち、移送面Ｔにおいて水平座標）を表
し、列番号はｙ座標（すなわち、移送面Ｔにおいて垂直
座標）を表している。
【００２３】複写原板Ｎの濃度マトリクスは現在使用さ
れているマスク11の位置従属濃度マトリクスと比較さ
れ、同様に計算・評価装置５に保存される。マスク11の
濃度マトリクスは複写原板Ｎの濃度マトリクスに等しい
位置分解能（local resolution）を有している。換言す
れば、個々の空間座標の距離は相互に対応している。マ
スク11の濃度マトリクスは複写原板Ｎの濃度マトリクス
より少なくとも４倍であることが好ましい。複写原板Ｎ
の濃度マトリクスとマスク11の濃度マトリクスを比較す
ることによって、マスク11の範囲が選択され、その位置
従属濃度変化は複写原板Ｎの逆の位置従属濃度マトリク
スに最も近い。このマスク範囲の決定は公知の最小自乗
法の原理を用いて行う。特に、下記の式が最小値を表す
ことが要求される。
れているマスク11の位置従属濃度マトリクスと比較さ
れ、同様に計算・評価装置５に保存される。マスク11の
濃度マトリクスは複写原板Ｎの濃度マトリクスに等しい
位置分解能（local resolution）を有している。換言す
れば、個々の空間座標の距離は相互に対応している。マ
スク11の濃度マトリクスは複写原板Ｎの濃度マトリクス
より少なくとも４倍であることが好ましい。複写原板Ｎ
の濃度マトリクスとマスク11の濃度マトリクスを比較す
ることによって、マスク11の範囲が選択され、その位置
従属濃度変化は複写原板Ｎの逆の位置従属濃度マトリク
スに最も近い。このマスク範囲の決定は公知の最小自乗
法の原理を用いて行う。特に、下記の式が最小値を表す
ことが要求される。
【００２４】
【数４】
【００２５】この式において、個々の値はつぎのことを
意味する：ｘ，ｙは、複写原板Ｎの移送方向に対して平
行および垂直な複写原板Ｎの濃度変化の空間座標であ
る。
意味する：ｘ，ｙは、複写原板Ｎの移送方向に対して平
行および垂直な複写原板Ｎの濃度変化の空間座標であ
る。
【００２６】ＸおよびＹは、移送方向に対して平行およ
び垂直な複写原板Ｎの走査点の数を表す。複写原板の４
極点は座標 (0,0),(0,Y),(X,0),(X,Y)によって与えられ
る。
び垂直な複写原板Ｎの走査点の数を表す。複写原板の４
極点は座標 (0,0),(0,Y),(X,0),(X,Y)によって与えられ
る。
【００２７】ｘ0 ,y0 は、マスク11と複写原板Ｎとの濃
度マトリクスを重ね合わせて比較することによりもたら
される部分的なマスクマトリクスのコーナー要素の行お
よび列の番号を意味する。
度マトリクスを重ね合わせて比較することによりもたら
される部分的なマスクマトリクスのコーナー要素の行お
よび列の番号を意味する。
【００２８】Ｎ(x,y) は、複写原板の濃度変化であり、
【数５】 はつぎの式により定義される複写原板の平均濃度を意味
する。
する。
【数６】
【００２９】Ｋ(x0+x,y0+y) は、マスク11の選択された
部分的領域の位置従属濃度変化を表す。部分的なマスク
マトリクスの大きさは複写原板Ｎの濃度マトリクスの大
きさに一致する。
部分的領域の位置従属濃度変化を表す。部分的なマスク
マトリクスの大きさは複写原板Ｎの濃度マトリクスの大
きさに一致する。
【００３０】式
【数７】 はつぎのように定義される。：
【数８】 そして、この式は選択された部分的マトリクス領域の平
均濃度を表す。
均濃度を表す。
【００３１】項：
【数９】 は複写原板Ｎのおもな位置の濃度とマスクの部分的領域
の濃度の、複写原板の平均濃度とマスクの部分的領域の
濃度とからの偏位をそれぞれ表している。
の濃度の、複写原板の平均濃度とマスクの部分的領域の
濃度とからの偏位をそれぞれ表している。
【００３２】上記に示された最初の等式のａの値は縮尺
係数（scaling factor) である。この縮尺係数ａは通常
０より大きく１より小さい値の範囲から選択されるの
で、作製される写真コピーＰのコントラスト範囲は２つ
の濃度範囲の最大値になる。特に、縮尺係数ａは、複写
原板を明るくしている間（フラッシュ露光時）の故意の
反転を防止しようとするものである。
係数（scaling factor) である。この縮尺係数ａは通常
０より大きく１より小さい値の範囲から選択されるの
で、作製される写真コピーＰのコントラスト範囲は２つ
の濃度範囲の最大値になる。特に、縮尺係数ａは、複写
原板を明るくしている間（フラッシュ露光時）の故意の
反転を防止しようとするものである。
【００３３】さらに、２つの濃度マトリクスを比較する
ため、複写原板Ｎの濃度マトリクスまたはマスク11の濃
度マトリクスは、また、上記標準を満たす領域を選択す
るために回転される。これらの回転は記録され、マスク
のつぎの位置について斟酌される。マスク11の選択され
た部分的領域の空間的または空間座標は、マスク11用ス
ライド12のｘ−ｙ制御装置13に送られる。これらの制御
データにより、マスク11は複写光源６の光路Ｌ内に移動
されるので、選択されたマスク11の部分的領域は全体的
に複写光源６の複写光６により露光される。
ため、複写原板Ｎの濃度マトリクスまたはマスク11の濃
度マトリクスは、また、上記標準を満たす領域を選択す
るために回転される。これらの回転は記録され、マスク
のつぎの位置について斟酌される。マスク11の選択され
た部分的領域の空間的または空間座標は、マスク11用ス
ライド12のｘ−ｙ制御装置13に送られる。これらの制御
データにより、マスク11は複写光源６の光路Ｌ内に移動
されるので、選択されたマスク11の部分的領域は全体的
に複写光源６の複写光６により露光される。
【００３４】この領域毎の濃度修正の様子は簡単なやり
方で写真コピーの作製前に観察できる。このために、計
算・評価装置５において、複写原板Ｎの測定濃度、決定
された濃度および色補正、および選択されたマスク11の
部分的領域の位置従属濃度値が重ね合わされ、ビデオ信
号に変換される。このようにして形成された信号は、図
１の符号19で示される画像スクリーンユニット上に送ら
れ、調製され、濃度補正された写真コピーＰの模擬画像
が作製される。
方で写真コピーの作製前に観察できる。このために、計
算・評価装置５において、複写原板Ｎの測定濃度、決定
された濃度および色補正、および選択されたマスク11の
部分的領域の位置従属濃度値が重ね合わされ、ビデオ信
号に変換される。このようにして形成された信号は、図
１の符号19で示される画像スクリーンユニット上に送ら
れ、調製され、濃度補正された写真コピーＰの模擬画像
が作製される。
【００３５】図１に示される写真複写装置には画像に影
響を与える付属的手段が含まれている。このように、画
像スクリーンユニット19は入力キーボード20を有し、グ
ラフィックプロセッサ21に接続されている。このように
して、例えば、キーボード20を利用してテストを行うこ
とができ、また、投射器22、投射レンズ23および偏向レ
ンズにより複写光の光路Ｌ内に映像を形成し、これによ
り、写真コピーＰでテストを行うことができる。この映
像化テストの実現性に加えて、写真コピーに影響を与え
る多数の他の類似の方法が考えられる。
響を与える付属的手段が含まれている。このように、画
像スクリーンユニット19は入力キーボード20を有し、グ
ラフィックプロセッサ21に接続されている。このように
して、例えば、キーボード20を利用してテストを行うこ
とができ、また、投射器22、投射レンズ23および偏向レ
ンズにより複写光の光路Ｌ内に映像を形成し、これによ
り、写真コピーＰでテストを行うことができる。この映
像化テストの実現性に加えて、写真コピーに影響を与え
る多数の他の類似の方法が考えられる。
【００３６】
【発明の効果】本発明の露光制御方法により、簡単な方
法で、過剰コントラストの複写原板Ｎの写真コピーＰの
濃度を補正することができる。使用される単純な濃度マ
スク、例えば、異なる灰色の階調を有するガラス板また
はフィルムは低温度感光度を備えている。マスクは使用
中に破損することもなく、また早期に使用不能になるこ
ともない。高濃度領域から低濃度領域への移行時におけ
る色調の問題は間色グラフィックマスクを使用すること
により克服することができる。
法で、過剰コントラストの複写原板Ｎの写真コピーＰの
濃度を補正することができる。使用される単純な濃度マ
スク、例えば、異なる灰色の階調を有するガラス板また
はフィルムは低温度感光度を備えている。マスクは使用
中に破損することもなく、また早期に使用不能になるこ
ともない。高濃度領域から低濃度領域への移行時におけ
る色調の問題は間色グラフィックマスクを使用すること
により克服することができる。
【００３７】最も重要なことは、マスクが簡単に交換で
きることおよび走査グリッドが容易に複写原板に適用で
きることである。電気的および電子的必要物および付属
的な機械的手段については特に複雑なことはないので、
現行の写真複写装置に比較的簡単にかつ経済的に改装を
施すことができる。局部的な濃度修正の結果は、複写コ
ピー作製前にスクリーン上において簡単に見ることがで
きる。高価な付加的装置は必要なく、また、複写光源の
光路内の干渉光スプリッタ要素も不必要とすることがで
きる。
きることおよび走査グリッドが容易に複写原板に適用で
きることである。電気的および電子的必要物および付属
的な機械的手段については特に複雑なことはないので、
現行の写真複写装置に比較的簡単にかつ経済的に改装を
施すことができる。局部的な濃度修正の結果は、複写コ
ピー作製前にスクリーン上において簡単に見ることがで
きる。高価な付加的装置は必要なく、また、複写光源の
光路内の干渉光スプリッタ要素も不必要とすることがで
きる。
【００３８】本発明が、精神的または本質的性質から逸
脱しない範囲において他の形式で実施できることは当業
者には理解されるであろう。したがって、この開示され
た実施例は、あらゆる点において説明のためであって、
制限的なものではない。本発明の範囲は、以上の説明に
よってでなく、請求範囲に示されており、それの同等物
の意味および範囲に含まれる変化はすべて本発明に含ま
れるものとする。
脱しない範囲において他の形式で実施できることは当業
者には理解されるであろう。したがって、この開示され
た実施例は、あらゆる点において説明のためであって、
制限的なものではない。本発明の範囲は、以上の説明に
よってでなく、請求範囲に示されており、それの同等物
の意味および範囲に含まれる変化はすべて本発明に含ま
れるものとする。
【図１】本発明の典型的な、好ましい一実施例による写
真複写装置の複写光の光路を示す該略図である。
真複写装置の複写光の光路を示す該略図である。
【図２】図１の符号10で示される減衰装置の典型的な実
施例を示す斜視図である。
施例を示す斜視図である。
【図３】第２の典型的なマスクを示す斜視図である。
１： 測定装置 ２： 露光装置 ３： 測定光光源 ４： 検出器レイアウト ５： 計算・評価装置 ６： 複写光光源 ７： 投射レンズ ８： サーボ制御カラーフィルタ ９： シャッタ 10： 減衰装置 11： マスク 12： スライド装置 13： ｘ−ｙ制御装置 14： カセット 15： ローラ 16： ローラ 17： モータ 18： モータ 19： 画像スクリーン装置 20： キイボード 21： グラフィックプロフィッサ 22： 投射器 23： 投射レンズ 24： 偏向レンズ Ｎ： 複写原板 Ｐ： 写真コピー Ｌ： 複写光光線 Ｅ： 移動面 Ｔ： 移送面
Claims (25)
- 【請求項１】 測定装置内において測定光線により領域
毎に複写原板を走査し；複写原板から伝送または反射さ
れた測定光を検出装置により検出し；走査領域の濃度に
応じて検出測定光を電気測定信号に変換し；計算・評価
装置において電気測定信号を評価し濃度および色補正値
を決定し；前記濃度および色補正値にもとずき複写光量
および露光回数を決定し；露光制御装置において前記決
定露光回数に応じて複写光光源を制御し；複写原板全体
にあたる複写光の強度を所定基準に従って領域毎に減衰
し、この減衰のステップは局部的に光透過性の異なるマ
スクによりおこなわれ、前記減衰はさらに：複写原板の
個々の濃度を複写原板の移送面内の走査領域の空間座標
に相関させ；前記個々の濃度を前記計算・評価装置に中
間的に記憶させ；個々の濃度から複写原板の濃度範囲を
決定し；前記濃度範囲を所定制限値と比較し；前記濃度
範囲が前記所定制限値を超過している場合、複写原板の
位置従属濃度変化とマスクの位置従属濃度変化を比較
し；複写原板の逆の位置従属濃度変化に最も近い位置従
属濃度変化を有するマスクの部分的領域を選択し；複写
光光路に対する前記部分的領域の濃度変化の空間座標を
マスク移動装置のｘ−ｙ制御装置に送り；部分的領域が
全体的に複写光により露光されるように前記マスクを移
動するステップよりなることを特徴とする写真コピーの
露光制御方法。 - 【請求項２】 前記複写原板が点毎に走査されることを
特徴とする請求項１の方法。 - 【請求項３】 前記複写原板の前記個々の濃度がマトリ
クスとして前記計算・評価装置に記憶され、かつ前記位
置従属濃度変化ベクトルが局部的分析に対して等しいマ
トリクスとして記憶されることを特徴とする請求項１の
方法。 - 【請求項４】 【数１】 が最小値を示すような最小自乗法を用いて複写原板の変
換位置従属濃度変化に等しいマスクの１領域の濃度変化
を決定し、上記式においてｘおよびｙが複写原板の移送
方向に対して平行または垂直な位置従属濃度変化の空間
座標であって；ＸおよびＹが移送方向に対して平行また
は垂直な多数の走査点を意味し；ｘ0 ,y0が、マスクと
複写原板の濃度マトリクスを重ね合わせて比較すること
によりもたらされる部分的なコーナー要素の空間座標を
示す行および列番号であって；Ｎ(x,y) は複写原板の濃
度変化で、 【数２】 は複写原板の平均濃度であり；Ｋ(x 0+ x, y0+ y) が選
択されたマスクの部分的領域の位置従属濃度変化を示
し； 【数３】 が選択されたマスク領域の平均濃度；ａが縮尺係数を示
すことを特徴とする請求項１の方法。 - 【請求項５】 複写原板のコントラスト範囲の制限値が
濃度単位として選択されることを特徴とする請求項１の
方法。 - 【請求項６】 縮尺係数ａは０より大でかつ１より小の
範囲内で選択され、かつ作製される写真コピーのコント
ラスト範囲は２つの濃度単位の最大値に等しいことを特
徴とする請求項５の方法。 - 【請求項７】 マスクが複写光光源と複写原板との間の
移送面に対し平行な面内を移動することを特徴とする請
求項６の方法。 - 【請求項８】 マスクが露光装置内の投射レンズの焦点
範囲外の平面内を移動することを特徴とする請求項７の
方法。 - 【請求項９】 前記の局部的に異なる光透過性が、異な
る灰色の段階の間色グラフィックスにより、異なる大き
さの黒い点によって形成されることを特徴とする請求項
８の方法。 - 【請求項１０】 マスクが複写光光源の光路外の休止位
置から光路内に移動されることを特徴とする請求項９の
方法。 - 【請求項１１】 マスクは、複写原板の分析中におい
て、複写光がマスクの一部領域に当たり、妨害なく複写
原板を通るような状態で、複写光の下に位置することを
特徴とする請求項９の方法。 - 【請求項１２】 前記マスクは平板を含み、かつマスク
の部分的領域は複写原板の移送方向に対して平行かつ垂
直にモーター駆動スライドを移動することにより位置決
めされることを特徴とする請求項９の方法。 - 【請求項１３】 マスクは、モーター駆動スライドに取
り付けられた２つのモーター駆動ローラーに巻き付けら
れたフィルムの形態をなし、このスライドは複写原板の
移送方向に対して平行および／または垂直に移動可能で
あって、前記移動のステップは、さらに、このスライド
を移送方向に対して平行および／または垂直に複写光の
光路内に移動して部分的マスク領域を位置決めするステ
ップを含み、前記移動方向のひとつはフィルムを一方の
ローラーから他方のローラーに巻き付けることにより設
定されることを特徴とする請求項９の方法。 - 【請求項１４】 複写原板の個々の濃度、濃度および色
補正、および部分的マスク領域の位置従属濃度値を、計
算・評価装置において、ビデオ信号に重ね合わせ、変換
し；濃度補正された作製される写真コピーの模擬画像を
画像スクリーン装置に形成するさらなるステップを有す
ることを特徴とする請求項９の方法。 - 【請求項１５】 測定光光源；前記測定光光源を検出す
る検出装置；前記検出測定光を解析するための計算・評
価装置；および露光装置よりなり：前記露光装置は複写
光光源を備えた投射レイアウト、サーボ制御カラーフィ
ルタ、シャッタ、投射レンズおよび領域毎に複写光の強
度を減衰する減衰装置よりなり、前記減衰装置は異なっ
た光透過性の領域を備えた透明マスクを有し、前記マス
クはスライド装置上に取り付けられ、該スライド装置は
前記計算・評価装置において発生しスライドのｘ−ｙ制
御装置に伝送された制御信号に応じて移動され、また、
前記スライド装置は、複写光光源の光路内において、複
写原板の移送面に対して平行な平面内を移動されること
を特徴とする測定装置を備えた複写原板の写真コピー作
製装置。 - 【請求項１６】 前記マスクが異なる濃度の灰色の領域
を有することを特徴とする請求項15の装置。 - 【請求項１７】 前記移動面は投射レンズの焦点範囲外
でかつ複写光光源と複写原板との間に位置することを特
徴とする請求項16の装置。 - 【請求項１８】 前記マスクは異なる大きさの黒点と有
する間色グラフィックとして形成されることを特徴とす
る請求項17の装置。 - 【請求項１９】 前記マスクは少なくとも複写原板の大
きさに等しい少なくとも１領域を含み、複写光は妨げら
れることなくその領域を通過することを特徴とする請求
項18の装置。 - 【請求項２０】 前記マスクは再製される複写原板の領
域より少なくとも４倍の大きさであることを特徴とする
請求項19の装置。 - 【請求項２１】 前記マスクは２つのモータ駆動ローラ
に巻付けられかつ解かれることのできる交換可能なフィ
ルムであり、前記ローラはモータによって平行および／
または垂直に移動可能なスライド上にフィルムと共に取
り付けられたことを特徴とする請求項20の装置。 - 【請求項２２】 前記フィルムは前記ローラを有するカ
セット内に収容され、カセットのローラは、カセットが
１ユニットととして交換できるように、スライド上に取
り付けられた２台のモータに解放可能に連結されたこと
を特徴とする請求項21の装置。 - 【請求項２３】 前記マスクは平板であって、モータに
よって水平かつ垂直方向に移動されるスライド上に交換
可能に取り付けられたことを特徴とする請求項19の装
置。 - 【請求項２４】 前記スライドはその移動平面内を連続
的に回転できることを特徴とする請求項23の装置。 - 【請求項２５】 前記計算・評価装置はこの装置内でシ
ミュレートされた複写原板の濃度補正されたコピーを表
示する画像スクリーン装置に接続されたことを特徴とす
る請求項24の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH267390 | 1990-08-17 | ||
| CH2673/90-2 | 1990-08-17 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06301122A true JPH06301122A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=4239010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3229657A Pending JPH06301122A (ja) | 1990-08-17 | 1991-08-16 | 露光制御方法および写真複写装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5164765A (ja) |
| EP (1) | EP0472493B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06301122A (ja) |
| CA (1) | CA2049250A1 (ja) |
| DE (1) | DE59103870D1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4236568C2 (de) * | 1992-10-29 | 1997-10-16 | Agfa Gevaert Ag | Verfahren zum Erzeugen von Papierbildern |
| DE59509010D1 (de) * | 1994-08-16 | 2001-03-15 | Gretag Imaging Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung von Index-Prints auf bzw. mit einem photographischen Printer |
| EP0697629B1 (de) | 1994-08-16 | 2001-02-07 | Gretag Imaging Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung von Index-Prints auf bzw. mit einem photographischen Printer |
| US6285834B1 (en) * | 1995-09-12 | 2001-09-04 | Smartlens Corporation | Image modifiers for use in photography |
| US5649259A (en) * | 1995-09-12 | 1997-07-15 | Hylen; Steven H. L. | Image modifiers for use in photography |
| US6201933B1 (en) * | 1995-09-12 | 2001-03-13 | Smartlens Corporation | Image modifiers for use in photography |
| KR100378492B1 (ko) * | 1995-10-27 | 2004-05-20 | 삼성테크윈 주식회사 | 사진인화장치 |
| US5978066A (en) * | 1997-10-06 | 1999-11-02 | Agfa-Gevaert Ag | Method of copying transparent originals and photographic copier |
| DE19842215C2 (de) * | 1998-09-15 | 2002-11-28 | Agfa Gevaert Ag | Vorrichtung und Verfahren zum Abbilden von Vorlagen auf lichtempfindlichem Material |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1206401A (en) * | 1966-12-05 | 1970-09-23 | Pavelle Ltd | Improvements in or relating to colour correction filters in or for photographic colour printing or enlarging apparatus |
| US3594081A (en) * | 1968-11-04 | 1971-07-20 | Werner Tschink | Adjustable illuminating device |
| US3677633A (en) * | 1969-12-31 | 1972-07-18 | Xerox Corp | Portable document abstractor |
| DE2820965A1 (de) * | 1978-05-12 | 1979-11-15 | Agfa Gevaert Ag | Fotografisches kopiergeraet |
| US4801969A (en) * | 1987-10-15 | 1989-01-31 | Eastman Kodak Company | Self-coiling exposure shade |
| US4933754A (en) * | 1987-11-03 | 1990-06-12 | Ciba-Geigy Corporation | Method and apparatus for producing modified photographic prints |
| EP0420816B1 (de) * | 1989-09-29 | 1994-05-25 | Gretag Imaging Ag | Belichtungssteuerungsverfahren und fotografisches Farbkopiergerät |
-
1991
- 1991-08-08 EP EP91810622A patent/EP0472493B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-08-08 DE DE59103870T patent/DE59103870D1/de not_active Expired - Fee Related
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