JPH06301082A

JPH06301082A - ファインダー

Info

Publication number: JPH06301082A
Application number: JP8504193A
Authority: JP
Inventors: Jiro Sekine; 二郎関根
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1993-04-13
Filing date: 1993-04-13
Publication date: 1994-10-28
Anticipated expiration: 2017-06-04
Also published as: JP3288117B2

Abstract

(57)【要約】【目的】ファインダー視野に光像枠等が表示された安価
なファインダーを提供する。【構成】対物レンズ１にマイクロプリズム１１を備え、
及び／又は、接眼レンズ２にプリズム部１２を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ファインダーに関し、
詳細にいえば、逆ガリレオファインダーの視野枠等の表
示を行う手段に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】カメラの撮影光学系とは別個に設けられ
る、従来の逆ガリレオファインダーにおいては、撮影さ
れる範囲を明確に示すために、下記の方式によってファ
インダー視野の周囲に光像枠等の表示を行っている。（ａ）採光式光像枠ファインダー（ｂ）アルバダ式光像枠ファインダー上記二方式ともに基本的には逆ガリレオファインダーで
あるから、対物レンズとしての単数乃至複数枚の光学部
材からなる凹レンズと、接眼レンズとしての単数乃至複
数枚の光学部材からなる凸レンズとから構成され、さら
に、光像枠等を表示するための手段が付加される。

【０００３】採光式光像枠ファインダーは、光像枠等を
表示するために、光束を枠型等に透過させる部材と、本
枠型等の部材を照明するための採光窓と、本枠型等の部
材の虚像を被写体像と大略同じ距離に形成させる凸レン
ズと、枠型等の部材を透過した光束を被写体像観察光学
系、即ち、逆ガリレオファインダー光学系に導くミラー
と、被写体からの光束と合流させるための半透明ミラー
から構成される。

【０００４】採光式光像枠ファインダーは光像枠等の表
示物が見易いという特長があるが、反面付加部材が多い
こと、及び光像枠等の形成のためのスペースを必要とす
ること等、コンパクトさを要求されるカメラにはそぐわ
ない一面も併せもっている。アルバダ式光像枠ファイン
ダーは、採光式光像枠ファインダーに較べて見易さにお
いてはやや劣るものの、被写体像を観察するための、逆
ガリレオファインダー基本光学系そのもの中に、光像枠
表示手段を施すことができ、光像枠表示のための特別の
スペースを設ける必要がないから、ファインダー機構の
スペースを小さくすることができる。

【０００５】図５、図６に最も単純なアルバダ式光像枠
ファインダーの構成を示す。基本となる光学系は、対物
レンズ１と接眼レンズ２である。対物レンズ１は負レン
ズであり、本負レンズの接眼レンズ２側の凹曲面部３の
周辺部は鏡面化されており、長方形枠状の凹面鏡４を形
成している。本凹面鏡４の焦点５よりも僅か内側（凹曲
面部３よりの位置）に接眼レンズ２が設けられている。
接眼レンズ２の対物レンズ１側の面６（又は対物レンズ
１と反対側の面６’）に、鏡面化された枠７が設けられ
ている。

【０００６】撮影者が接眼レンズ２からファインダーを
観察すると、被写体像８と共に、凹面鏡４による、鏡面
化された枠７の虚像９を同時に眺めることができ、被写
体の撮影可能範囲を明確に認識できる。また、図７に示
すごとく、対物レンズ１の接眼レンズ２側凹曲面部３全
面を半透明鏡３’とし、接眼レンズ２には、撮影範囲を
示す光像枠７の他に、接眼レンズ２の光軸付近に鏡面オ
ートフォーカスターゲットマーク１０等を形成し、これ
ら光像枠７およびマーク１０により反射された光束を半
透明鏡３’で反射させ、ファインダー視野中央部にも表
示を行うこともある。

【０００７】以上述べたアルバダ式ファインダーの構成
は最も簡単な構成であるが、図８に示すように、対物凹
レンズ１を複数枚に分割し、その要素部材の接眼レンズ
２側の面３全体に半透明鏡処理を施したり、該凹面３の
周囲に枠状の鏡面処理を施すことも行われている。ま
た、接眼レンズ２側に部材１５を設け、該部材１５の表
面に鏡面化された枠７を設けることも行われている。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】何れの方式であって
も、アルバダ式ファインダーは、対物レンズ部を構成す
る要素部材の接眼レンズ側の凹曲面に半透明鏡乃至は枠
状の鏡面、及び接眼レンズ部を構成する要素部材面の鏡
面枠は真空蒸着により金属薄膜として形成される。真空
蒸着の工程は高い精度の制御（気圧、温度、時間、物質
の純度等）が必要であり、また、真空蒸着槽への被蒸着
物の配列やシャドウマスクのセット等は多大な人手を要
し、自動化による大量流れ生産方式を採用できない。従
って、レンズの成形までの工程は容易に行えても、真空
蒸着工程がネックとなり、安価に製造することは難しか
った。

【０００９】このため、価格の安い普及タイプのカメ
ラ、レンズ付きフィルム等のファインダーとしては、光
像枠を表示しない単純な逆ガリレオファインダーを採用
せざるを得なかった。枠を表示しない単純な逆ガリレオ
ファインダーは、ファインダー視野周囲の視野枠がボケ
て見えること、及び撮影者の眼の位置（正確には瞳位
置）によりファインダー視野が一定せず正確に撮影範囲
を見定めることが難しかった。

【００１０】本発明は、上記事情に鑑み、ファインダー
視野に光像枠等が表示された安価なファインダーを提供
することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のファインダーは、単数もしくは複数の要素部材から
なり全体として凹レンズをなす対物レンズ部と、単数も
しくは複数の要素部材からなり、全体として凸レンズを
なす接眼レンズ部とを備えたファインダーにおいて、
（１）接眼レンズ部を構成する少なくとも１つの第１の
要素部材が、該第１の要素部材の対物レンズ部から離れ
た側の面に、対物レンズ部側から接眼レンズ部に入射し
た光を対物レンズ部側に全反射させる第１のプリズムを
備えるとともに、（２）対物レンズ部を構成する少なく
とも１つの第２の要素部材が該第２の要素部材の接眼レ
ンズ部から離れた側の面に、第１のプリズムで全反射さ
れて対物レンズ部に入射した光を接眼レンズ部側に全反
射させる、対物レンズ部を挟んだ接眼レンズ部の反対側
の所定位置に上記第１のプリズムの虚像を形成するため
の第２のプリズムを備えたことを特徴とするものであ
る。

【００１２】ここで、上記本発明のファインダーは、上
記前記第１のプリズムに代えて、接眼レンズ部を構成す
る少なくとも１つの第１の要素部材が、対物レンズ部側
から接眼レンズ部に入射した光を対物レンズ部側に反射
する、上記所定位置に虚像が形成される鏡を備えたもの
であってもよく、あるいは上記本発明のファインダー
は、上記第２のプリズムに代えて、対物レンズ部を構成
する少なくとも１つの第２の要素部材が第１のプリズム
で全反射されて対物レンズ部に入射した光を接眼レンズ
部側に反射する、上記所定位置に上記第１のプリズムの
虚像を形成するための鏡を備えたものであってもよい。

【００１３】なお、本発明においては、上記第１のプリ
ズムは、典型的には、頂角が例えば略９０°の屋根型が
延びた形状を有するプリズムであり、また上記第２のプ
リズムは、典型的には、上記第２の要素部材の上下の周
辺部に形成された、屋根型が上下方向に延びた形状の多
数の第１のマイクロプリズムと、上記第２の要素部材の
左右の周辺部に形成された、屋根型が左右方向に延びた
形状の多数の第２のマイクロプリズムとから構成される
プリズムである。この場合に、上記多数の第１のマイク
ロプリズム及び多数の第２のマイクロプリズムを、例え
ば接眼レンズ部側に凹の球面上に配置した構成としても
よいが、その他例えば、上記多数の第１のマイクロプリ
ズムを水平方向に軸が延びる円筒曲面上に備えた構成と
し、上記多数の第２のマイクロプリズムを鉛直方向に軸
が延びる円筒曲面上に備えた構成としてもよい。その他
上記第１及び第２のマイクロプリズムが刻設される曲面
は、非球面であってもよく放物面等であってもよいが、
焦点を有する曲面であることが好ましい。

【００１４】

【作用】本発明のファインダーは、入射光束を全反射さ
せる、上記（１）の第１プリズム及び／又は上記（２）
の第２プリズムを備えたものであるため、これらが鏡と
同等の作用をなし、したがって上記第１のプリズムを備
えた場合は接眼レンズ部に真空蒸着等による鏡を形成す
る必要がなく、上記第２のプリズムを備えた場合は対物
レンズ部に真空蒸着等による鏡を備える必要がなく、し
たがってその分安価なファインダが構成される。

【００１５】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。先
にも述べたごとく、アルバダ式光像枠ファインダーは、
鏡面処理を行う製造工程上に、コスト上昇要因があっ
た。ここでは、鏡面処理を行わずに、アルバダ式光像枠
ファインダーと同等の機能を実現する。

【００１６】図１、図２により、本発明の一実施例を説
明する。対物レンズ１の被写体側の周囲に凸（接眼レン
ズ側から見ると凹）の曲面部１１（図２参照）を設け、
該曲面部１１に断面頂角が約９０°をなす鋸状で、その
稜線方向が該対物レンズ１の上下部分では、鉛直方向、
左右両脇の部分では水平方向をなす縞状マイクロプリズ
ム１１ａを形成する。

【００１７】対物レンズ１を、その屈折率が２^1/2 以上
の材質で成形しておけば、接眼レンズ２方向からの光線
は、その頂角が約９０°である上記の縞状マイクロプリ
ズム１１ａにより全反射され接眼レンズ２側に戻され
る。言い換えると、本縞状マイクロプリズム１１ａは鏡
面と大略等しい機能を果たすことになる。他方接眼レン
ズ２の撮影者側の面に、その断面形状が頂角約９０°の
屋根型である長方形枠状のプリズム１２を設ける。接眼
レンズ２を、その屈折率が２^1/2以上の材質で成形して
おけば対物レンズ１からの光線は、上記長方形枠状をな
す屋根型プリズム部１２により全反射される。該長方形
枠状のプリズム部１２はアルバダ式ファインダーにおけ
る鏡面化された枠７（図５、図６参照）と大略等価の機
能を果たす。

【００１８】接眼レンズ２の撮影者側の面上の長方形枠
状プリズム部１２が、対物レンズ１の被写体側の縞状マ
イクロプリズム１１ａの、接眼レンズ２側から見ての凹
曲面の焦点よりも、僅か被写体側に位置するように、対
物レンズ１と接眼レンズ２を配置する。対物レンズ１か
ら入射した光束の一部は、接眼レンズ２の撮影者側面の
長方形枠状のプリズム部１２の一方の傾斜面１２ａによ
り全反射され、ファインダー光学系の光軸に対して大略
垂直面内を進み、もう一方の傾斜面１２ｂにより再度全
反射され、対物レンズ１側に戻される。

【００１９】対物レンズ１側に戻された光束は、対物レ
ンズ１周囲のマイクロプリズム１１ａの谷状に互いに隣
接する二面の傾斜面による二回の全反射により、接眼レ
ンズ２側に戻され、接眼レンズ２を通過して撮影者の瞳
に入射する。対物レンズ１周囲のマイクロプリズム１１
ａは接眼レンズ２側から見て凹曲面状を成しているか
ら、該凹曲面１１の焦点５より、僅かに内側に位置する
接眼レンズ２上の長方形枠状のプリズム部１２の虚像は
有限距離に生成し、接眼レンズを通して観察すると、光
像枠即ち、凹曲面１１による鏡面枠７の虚像９がファイ
ンダー視野周辺に被写体像８（図５参照）と共にシャー
プに見える。

【００２０】以上述べた如く、マイクロプリズム１１ａ
及びプリズム部１２により、アルバダ式光像枠ファイン
ダーと同等な機能が得られるが、従来のアルバダ式光像
枠ファインダーに必要な、二面の真空蒸着処理等によ
る、鏡面化金属コートを施さなくてもよく、レンズ成形
時に先に述べた形状を、レンズ表面に作り込む、即ち成
形型を前記形状が形成されるように製作しておくことに
より達成できる。従って、光像枠表示のために要する製
作コストはゼロである。

【００２１】図１、図２に示した実施例においては、対
物レンズ１周囲の縞状のマイクロプリズム１１ａは、球
面を想定した凹曲面１１上に設けられていたが、必ずし
も球面でなくてもよい。図３に示すように、対物レンズ
１の上下部分は軸が水平であるシリンドリカル面１３Ａ
に、また左右両脇部分は軸が鉛直であるシリンドリカル
面１３Ｂ上に設けてもよい。この場合、両シリンドリカ
ル面１３Ａ、１３Ｂの焦点は大略等しくしておく。ま
た、縞状のマイクロプリズム１１ａが刻まれる曲面は放
物面等の非球面であってもよい。

【００２２】図４に、ファインダー視野の中央部にオー
トフォーカスターゲットマーク等を表示する実施例を示
す。図７に示した、凹曲面部全面を半透明鏡としたアル
バダ式ファインダー対物レンズ１と同様な対物レンズ
１’を採用し、接眼レンズ２の撮影者側の面には、視野
枠１２の他に、視野枠と同様その断面頂角が約９０°
の、プリズム構造オートフォーカスターゲットマーク１
４等のパターンを設けてもよい。

【００２３】凹曲面部全面の半透明鏡３’は、真空蒸着
マスクの位置決め工程は不要であることから、比較的容
易に施すことができ、接眼レンズ２’の鏡面蒸着工程は
全く必要がないから、ファインダー機構全体としては、
安価に製造できる。以上述べた、光像枠等の表示手段を
有するファインダー機構は、逆ガリレオファインダーの
基本構成要素である対物凹レンズ１と接眼凸レンズ２
に、直接表示手段を講ずる最も単純な実施例について説
明してきたが、対物レンズ１周囲の反射機能部（マイク
ロプリズム１１ａ）、または対物レンズ１の撮影者側凹
曲面上の半透明鏡面部３’は、対物レンズを複数枚で構
成し、その構成要素の一面に、または、対物レンズ１と
は別に配置した部材にその機能を分担させてもよい。な
お、本発明においては、対物レンズ１そのものとは別に
配置した部材に反射機能部もしくは半透明鏡等を備えた
場合であっても、その部材は、本発明にいう対物レンズ
部に包含される。

【００２４】また、接眼レンズ２に設けたプリズム光像
をなす枠１２、１４等もまた接眼レンズ２とは別に配置
した部材に設けてもよい。本発明においては、上記と同
様に、枠１２、１４等を接眼レンズ２とは別に配置した
部材に設けた場合であっても、その部材は本発明にいう
接眼レンズ部に包含される。また、接眼レンズ２の撮影
者側の面に設ける長方形枠状のプリズム部１２の断面頂
角は大略９０°として説明してきたが、光像枠を細く表
示したい場合は、全反射が保証される範囲内で鋭角にし
てもよいし、また、頂角を９０°から、鋭角側または鈍
角側へずらすことにより、屋根型プリズム二面により全
反射された後、屋根型プリズム二面の内一面からのみの
光束を可視可能とすることもできる。

【００２５】また上述した各実施例には、接眼レンズ２
には長方形枠状のプリズム部１２が備えられているが、
例えば、対物レンズ１には例えば図１もしくは図３に示
すようなマイクロプリズム１１ａを備え、接眼レンズ２
は、例えば図５に示すような従来通りのものとしてもよ
い。この場合であっても、従来と比べ、対物レンズ１に
蒸着等により鏡を形成する必要がない分安価なファイン
ダーが構成される。

【００２６】

【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、光
像枠等の表示手段を、アルバダ式光像枠ファインダーと
等しい品質レベルで、極めて安価に逆ガリレオファイン
ダーに導入することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のカメラファインダー第１の実施例斜視
断面図である。

【図２】本発明のカメラファインダー第１の実施例断面
図である。

【図３】本発明のカメラファインダー第２の実施例斜視
断面図である。

【図４】本発明のカメラファインダー第３の実施例斜視
断面図である。

【図５】従来のカメラファインダーの一例を示す断面図
である。

【図６】従来のカメラファインダーの他の例を示す斜視
図である。

【図７】従来のカメラファインダーのもう一つの例を示
す斜視図である。

【図８】従来のカメラファインダーのさらにもう一つの
例を示す断面図である。

【符号の説明】

１対物レンズ２接眼レンズ３対物レンズ部要素部材の凹曲面３’ 対物レンズ部要素部材凹曲面の半透明鏡４長方形枠状凹面鏡５対物レンズ部要素部材凹曲面の焦点６接眼レンズ部要素部材の被写体側の面６’ 接眼レンズ部要素部材の撮影者側の面７接眼レンズ面の鏡面枠８被写体像９鏡面枠の虚像１０鏡面オートフォーカスターゲットマーク１１対物レンズ部要素部材周囲の曲面１１ａ縞状マイクロプリズム１２長方形状プリズム１２ａ長方形状プリズム傾斜面１２ｂ長方形状プリズム傾斜面１３Ａ，１３Ｂシリンドリカル曲面１４プリズム構造オートフォーカスターゲットマー
ク１５接眼レンズ部付加要素部材

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】単数もしくは複数の要素部材からなり全
体として凹レンズをなす対物レンズ部と、単数もしくは
複数の要素部材からなり、全体として凸レンズをなす接
眼レンズ部とを備えたファインダーにおいて、前記接眼レンズ部を構成する少なくとも１つの第１の要
素部材が、該第１の要素部材の前記対物レンズ部から離
れた側の面に、前記対物レンズ部側から前記接眼レンズ
部に入射した光を前記対物レンズ部側に全反射させる第
１のプリズムを備えるとともに、前記対物レンズ部を構成する少なくとも１つの第２の要
素部材が該第２の要素部材の前記接眼レンズ部から離れ
た側の面に、前記第１のプリズムで全反射されて前記対
物レンズ部に入射した光を前記接眼レンズ部側に全反射
させる、前記対物レンズ部を挟んだ前記接眼レンズ部の
反対側の所定位置に前記第１のプリズムの虚像を形成す
るための第２のプリズムを備えたことを特徴とするファ
インダー。
【請求項２】前記第１のプリズムに代えて、前記接眼
レンズ部を構成する少なくとも１つの第１の要素部材
が、前記対物レンズ部側から前記接眼レンズ部に入射し
た光を前記対物レンズ部側に反射する、前記所定位置に
虚像が形成される鏡を備えたことを特徴とする請求項１
記載のファインダー。
【請求項３】前記第２のプリズムに代えて、前記対物
レンズ部を構成する少なくとも１つの第２の要素部材
が、前記第１のプリズムで全反射されて前記対物レンズ
部に入射した光を前記接眼レンズ部側に反射する、前記
所定位置に前記第１のプリズムの虚像を形成するための
鏡を備えたことを特徴とするファインダー。
【請求項４】前記第１のプリズムが、屋根型が延びた
形状を有することを特徴とする請求項１記載のファイン
ダー。
【請求項５】前記第２のプリズムが、前記第２の要素
部材の上下の周辺部に形成された、屋根型が上下方向に
延びた形状の多数の第１のマイクロプリズムと、前記第
２の要素部材の左右の周辺部に形成された、屋根型が左
右方向に延びた形状の多数の第２のマイクロプリズムと
から構成されてなることを特徴とする請求項１記載のフ
ァインダー。
【請求項６】前記多数の第１のマイクロプリズムが、
水平方向に軸が延びる円筒曲面上に備えられるととも
に、前記多数の第２のマイクロプリズムが鉛直方向に軸
が延びる円筒曲面上に備えられてなることを特徴とする
請求項５記載のファインダー。