JPH06300402A - 自動製氷装置及び自動製氷装置用給水タンク - Google Patents

自動製氷装置及び自動製氷装置用給水タンク

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JPH06300402A
JPH06300402A JP6008668A JP866894A JPH06300402A JP H06300402 A JPH06300402 A JP H06300402A JP 6008668 A JP6008668 A JP 6008668A JP 866894 A JP866894 A JP 866894A JP H06300402 A JPH06300402 A JP H06300402A
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Namihei Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気浮遊菌や食品の臭いの侵入を防止するこ
とができると共に騒音の発生を抑え且つ均一な給水量を
確保することができ、さらに、簡単な構造で給水タンク
の給水の有無を容易に確認することができる自動製氷装
置を提供する。 【構成】 駆動機構40によって連動弁27を上昇させ
ることにより、給水タンク10内の定量室20に溜まっ
た一定量の水を受け皿32に流出させた後、この水を給
水ポンプ45によって押出ホース46内に押上げること
により、製氷皿47に供給する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製氷皿へ水を供給して
製氷する自動製氷装置及び自動製氷装置用給水タンクに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動製氷装置として、図
42に示すように、特開平3−137473号公報記載
の技術がある。図42において、符号300は水受容器
であり、水受容器300は、計量容器301とスリット
302と受け部303とで構成されており、受け部30
3には、バルブ304とキャップ305とを有する給水
タンク308が配置されている。そして、計量容器30
1には、羽根306を有するモータ307と給水パイプ
309とを備えた給水ポンプが備え付けられている。か
かる構成により、給水タンク308内の水がバルブ30
4を通って水受容器300に溜まった後、キャップ30
5を通って計量容器301に流入するようになってい
る。そして、給水時には、計量容器301内の水が給水
ポンプアップされる。このとき、計量容器301に補給
される水はキャップ305を通るので、単位時間当たり
の通過水量は少ない。したがって、計量容器301から
の水は一定量だけ製氷皿に供給されることになる。
【0003】上述した自動製氷装置では、製氷皿の位置
と給水装置の位置との上下関係がどうであろうと給水可
能であるが、給水ポンプ等の面からコストが高く付き、
しかも大きな騒音を発生するという問題があった。すな
わち、給水時に給水ポンプのモータ307の回転音によ
る騒音が生じたり、モータ307の回転数のバラツキ
や、冷蔵庫設置時の冷蔵庫の傾きや、部品組立時のバラ
ツキによって、計量容器301が傾斜し、この傾斜によ
る水位変化よって、製氷皿への給水量が不均一になって
しまうという問題があった。
【0004】そこで、これに対処する従来の自動製氷装
置として、図43に示す特開平3−221769号公報
記載の技術がある。この自動製氷装置は、製氷室310
内に製氷皿312を配設すると共に、冷蔵室311内に
給水装置313を配設して、給水タンク314の水を給
水装置313から製氷皿312に給水するようになって
いる。具体的には、製氷室310内の製氷皿312は、
冷蔵室311内の給水装置313よりも低い位置に配置
されており、給水管322を介して給水装置313と繋
がっている。そして、給水装置313には貯水容器31
5と水受け323とが設けられており、この水受け32
3の上に上記給水タンク314が配置されている。ま
た、貯水容器315は、水受け323と貯水部316と
を連通させる流入口317を上部に有し、貯水部316
と給水管322とを連通させる流出口318を下部に有
している。そして、これら流入口317及び流出口31
8が、電磁ソレノイド319によって制御される流入弁
320及び流出弁321により、開閉されるようになっ
ている。すなわち、流入弁320及び流出弁321に対
する電磁ソレノイド319の制御によって、流入口31
7が開のときに流出口318が閉となり、流入口317
が閉のときに流出口318が開となるようになってい
る。
【0005】かかる構成により、給水タンク314から
出た水はいったん水受け323に溜まり、流入口317
から貯水部316に流入する。このとき、流入弁320
が開であり、流出弁321が閉であるので、貯水部31
6に流入した水は貯水部316内に留り、貯水部316
内が満水になる。そして、水を製氷皿312に供給する
際には、電磁ソレノイド319を作動させて流出弁32
1を開き、流入弁320と閉じる。これにより、貯水部
316内の水だけが給水管322を介して製氷皿312
に流れ、一定量の水が製氷皿312に給水される。
【0006】このような自動製氷装置には、一般に、給
水タンクへの給水と製氷完了とを検知する給水検知装置
と、給水タンクのセットを検知するタンクセット検知装
置とが設けられている。図44は、実開平2−1280
69号公報記載の給水検知装置と実開平1−13686
9号公報記載のタンクセット検知装置とを有する自動製
氷装置を備える冷蔵庫の断面図である。図44におい
て、符号330は冷蔵室であり、この冷蔵室330内に
給水タンク331が配設されている。この給水タンク3
31は水受け皿332を介して渦巻き式の給水ポンプ3
33に連結されており、この給水ポンプ333には、冷
凍室335内に配設された製氷皿336に通じる給水パ
イプ334が取付けられている。かかる構造により、給
水タンク331内の水が一旦水受け皿332に溜められ
た後、給水ポンプ333によって、給水パイプ334か
ら製氷皿336に給水されるようになっている。
【0007】図45は、この自動製氷装置に設けられた
給水検知装置の斜視図である。この給水検知装置340
は、冷凍室335内の製氷皿336の近傍に取り付けら
れた温度センサー341と、冷蔵庫内または冷蔵庫外に
取り付けられた表示ランプ342とを備えている。温度
センサー341は、水の製氷皿336への供給時におけ
る冷凍室335内の温度上昇を検知して、製氷皿336
への給水を確認するようになっている。具体的には、製
氷皿336への給水動作をしているにもかかわらず、温
度上昇がない場合には、給水タンク331の中に水がな
いと判断して、表示ランプ342を点灯させて、使用者
に給水タンク331への給水を促す。そして、使用者が
給水タンク331を再セットすると、表示ランプ342
が消灯するようになっている。
【0008】図46は、タンクセット検知装置を示す概
略図である。図46において、符号350がタンクセッ
ト検知装置であり、このタンクセット検知装置350
は、ボタン351を露出させたスイッチ352と、軸3
53で回転自在に軸支され、バネ354によってボタン
351方向に引っ張られているレバー355とを有して
いる。かかる構成により、給水タンク331をセットし
ていないときには、レバー355がバネ354によって
矢印方向に回転され、ボタン351がレバー355の右
側部によって押されて、スイッチ352がON状態にな
るので、給水タンク331の非セット状態が検知され
る。逆に、給水タンク331をセットしたときには、レ
バー355がバネ354に抗して逆矢印方向に回転さ
れ、レバー355の右側部がボタン351から離れて、
スイッチ352がOFF状態になるので、給水タンク3
31のセット状態が検知されるようになっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平3
−221769号公報記載の自動製氷装置では、上述し
たような構成になっているので、水受け323に溜った
水が空気にさらされることになる。このため、この水内
に空中浮遊菌が侵入し、その状態で長期間放置しておく
と、ぬめりや腐敗が生じるおそれがあった。また、給水
タンク314の供給口が小さいので、給水タンク314
を清掃することが困難である。このため、この給水タン
ク314内に溜まった水を長期間使用しないで、その
後、電磁ソレノイド319を作動すると、給水タンク3
14内の非衛生な水が製氷皿312に供給されてしまう
という問題があった。さらに、冷蔵室311内の食品の
臭いが外部にさらされた水受け323の水に移って、製
氷から異臭が発するという問題もあった。
【0010】また、上記実開平2−128069号公報
記載の給水検知装置と実開平1−136869号公報記
載のタンクセット検知装置とを有する自動製氷装置にお
いては、給水検知装置340の表示ランプ342が、給
水タンク331への給水の有無にかかわらず、給水タン
ク331を再セットするだけで、表示ランプ342が消
灯するようになっているので、使用者の過誤により給水
タンク331に給水しないで再セットしてしまった場合
には、表示ランプ342が消灯してしまう。このため、
使用者は、冷蔵庫の外部から給水の有無が確認できず、
給水タンク331への給水を完了したものと誤認したま
まになる。さらに、タンクセット検知装置350は機械
的且つ複雑な構造になっているので、自動製氷装置のコ
ストアップに繋がるだけでなく、氷結による動作不能状
態に劣り易いという問題もある。そして、上記自動製氷
装置においては、給水ポンプ333に渦巻き式のポンプ
を使用しているので、給水ポンプ333休止時に、給水
パイプ334に残っている水が戻って、水受け皿332
に溜まることになる。このため、水受け皿332内の水
に藻やカビが発生しやすく、定期的に水受け皿332を
清掃しなければならないので、メインテナンスが煩雑で
あった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、空気浮遊菌や食品の臭いの侵入
を防止することができると共に騒音の発生を抑え且つ均
一な給水量を確保することができ、さらに、簡単な構造
で給水タンクの給水の有無を容易に確認することができ
る自動製氷装置及び自動氷装置用給水タンクを提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の自動製氷装置は、定量室
と、定量室内への水の流入時に流出弁を閉じ、定量室か
らの水の流出時に流入弁を閉じる弁装置とを内蔵した給
水タンクと、弁装置を駆動させて定量室から水を受け皿
に供給させる駆動装置と、受け皿内の水を吸水して製氷
皿へ供給する給水ポンプとを備える構成とした。請求項
2に記載の自動製氷装置は、排水路を開閉する排水弁の
開閉動作を制御する制御装置を設けた構成とした。請求
項3に記載の自動製氷装置は、駆動装置と給水ポンプと
を、一体にした構成とした。請求項4に記載の自動製氷
装置は、給水タンクのセット後、一定期間経つと駆動装
置の作動を停止させて表示部を点灯させ、タンクのセッ
トを解除すると表示部を消灯させるタンクセット検知装
置を設けた構成とした。請求項5に記載の自動製氷装置
は、喫水管及び流出口を開閉しうる弁装置を有する給水
タンクと、弁装置を駆動させて水を流出口から流出させ
る駆動装置と、溜まった水の水面が喫水管の先端に至っ
たときにその水量が製氷皿一杯分となる形状を有する受
け皿と、給水ポンプとを備える構成とした。
【0013】請求項6に記載の自動製氷装置は、作動軸
にキャップを取り付け、キャップで駆動装置を水密にシ
ールした構成とした。請求項7に記載の自動製氷装置
は、駆動装置に空気抜き部材を取り付けた構成とした。
請求項8に記載の自動製氷装置は、受け皿にフィルタを
配設した構成とした。請求項9に記載の自動製氷装置
は、吸入ホースと押出ホースとを給水ポンプに取り付け
て、給水ポンプを受け皿よりも上方に配置した構成とし
た。請求項10に記載の自動製氷装置は、受け皿最深部
の凹部内に吸入ホースの先端部を配置して固定した構成
とした。請求項11に記載の自動製氷装置は、給水ポン
プにモータと一対のギヤスクリューとを有する自給式の
ポンプを用いた構成とした。請求項12に記載の自動製
氷装置は、給水ポンプを防振体に収納した構成とした。
請求項13に記載の自動製氷装置は、押出ホースを、連
結管で連結された第一及び第二の押出ホースで構成し
た。請求項14に記載の自動製氷装置は、押出ホースの
先端部に飛散防止体を設けた構成とした。請求項15に
記載の自動製氷装置は、押出ホース内に整流部を設けた
構成とした。
【0014】請求項16に記載の自動製氷装置は、駆動
装置を受け皿の水面が喫水管の先端に至る時間を超える
時間だけ動作させた後、駆動装置を停止させると共に給
水ポンプを動作させる制御部を備える構成とした。請求
項17に記載の自動製氷装置は、制御部のリセット時点
又は冷蔵庫の扉が開けられてテストスイッチが押された
時点で給水ポンプを一定時間動作させる構成とした。請
求項18に記載の自動製氷装置は、給水検知装置と、一
定時間間隔で冷蔵庫の扉の開閉の有無を判定し、開閉が
あったと判定した場合には、給水制御部に給水動作信号
を出力し、開閉がなかったと判定した場合には、停止信
号を出力する扉開閉判定装置とを備える構成とした。請
求項19に記載の自動製氷装置は、喫水管及び弁装置を
有する給水タンクと、製氷皿に至る給水パイプが最底部
に連結されたを受け皿と、弁装置を駆動させる作動軸及
び弁装置と逆動して給水パイプを開閉する弁体を有する
駆動装置とを備える構成とした。
【0015】請求項20に記載の自動氷装置用給水タン
クは、透明なケースを備える構成とした。請求項21に
記載の自動氷装置用給水タンクは、一部が透明なケース
をを備える構成とした。
【0016】
【作用】請求項1に記載の自動製氷装置によれば、定量
室内への水の流入時には弁装置の流出弁が閉じ、定量室
からの水の流出時には流入弁を閉じる。そして、定量室
からの水の流出によっ、水が受け皿に供給され、給水ポ
ンプによって受け皿内の水が製氷皿へ供給される。請求
項2に記載の自動製氷装置によれば、制御装置によって
排水弁を開状態にすると、受け皿の水が排水路内に排水
される。請求項3に記載の自動製氷装置によれば、モー
タの正回転時に作動軸が弁装置に対して作用し、モータ
の逆回転時にモータの回転がポンプとして機能する。請
求項4に記載の自動製氷装置によれば、給水タンクのセ
ット後、一定期間経つと上記駆動装置の作動が停止する
と共に表示部が点灯し、また、タンクのセットを解除す
ると、表示部が消灯する。
【0017】請求項5に記載の自動製氷装置によれば、
駆動装置によって弁装置を駆動すると、給水タンクの水
が流出口から受け皿に流出する。そして、水が喫水管の
先端に至ると、受け皿には製氷皿一杯分の水が溜まり、
しかる後、給水ポンプによって、受け皿内の水が製氷皿
へ供給される。請求項6に記載の自動製氷装置によれ
ば、キャップで駆動装置が水密にシールされているの
で、受け皿の水が駆動装置に侵入することはない。請求
項7に記載の自動製氷装置によれば、キャップ内の空気
が空気抜き部材によって抜かれるので、駆動装置が応答
性良く作動する。請求項8に記載の自動製氷装置によれ
ば、給水ポンプの吸水動作によって、受け皿の水に入っ
た異物がメッシュ状のフィルタによって除去される。請
求項9に記載の自動製氷装置によれば、給水ポンプが受
け皿よりも上方の位置に配置されているので、受け皿に
流出する水の飛沫が給水ポンプにかかることはない。請
求項10に記載の自動製氷装置によれば、凹部内に先端
部が配置固定された吸入ホースによって、受け皿内の水
が効率よく全て吸い上げられる。請求項11に記載の自
動製氷装置によれば、一対のギヤスクリューの噛み合い
回転によって吸入ホース内の水が押出ホース内に送り出
される。請求項12に記載の自動製氷装置によれば、給
水ポンプの振動音が防振体によって吸収される。
【0018】請求項13に記載の自動製氷装置によれ
ば、吸入ホースで吸水された水は、第一及び第二の押出
ホースを通って、製氷皿に供給される。請求項14に記
載の自動製氷装置によれば、押出ホース先端部から排出
される水の飛散が飛散防止体によって防止される。請求
項15に記載の自動製氷装置によれば、押出ホース内の
水が整流部によって整流される。請求項16に記載の自
動製氷装置によれば、駆動装置が受け皿の水面が喫水管
の先端に至る時間を超える時間だけ動作した後、給水ポ
ンプが動作する。請求項17に記載の自動製氷装置によ
れば、給水ポンプが、制御部のリセット時点又はテスト
スイッチが押された時点で一定時間動作する。請求項1
8に記載の自動製氷装置によれば、給水検知装置によっ
て製氷皿への給水の有無が判定され、扉開閉判定装置に
よって、一定時間間隔で冷蔵庫の扉の開閉の有無が判定
され、開閉があったと判定された場合には、給水制御部
に給水動作信号が出力され、開閉がなかったと判定され
た場合には、停止信号が出力される。請求項19に記載
の自動製氷装置によれば、駆動装置を駆動させると、弁
装置が開いて受け皿に製氷皿一杯分の水が溜まり、駆動
装置を停止させると、弁体が開いて受け皿の水が給水パ
イプを介して製氷皿に給水される。
【0019】請求項20に記載の自動氷装置用給水タン
クによれば、透明なケースを介して、タンク内の水を見
ることができる。請求項21に記載の自動氷装置用給水
タンクによれば、ケースの透明部を介して、タンク内の
水を見ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 実施例1.図1は、本発明の第一実施例に係る自動製氷
装置が適用された冷蔵庫の外観図であり、図2は本実施
例の自動製氷装置を示す概略断面図であり、図3は本実
施例の要部を示す断面図である。図1において、冷蔵庫
1は、冷蔵室2とこの冷蔵室2の上に配設された冷凍室
3とを備えている。そして、冷蔵室2の上部には給水タ
ンクコーナー4が設けられ、冷凍室3の下部には製氷コ
ーナー5が設けられており、これら給水タンクコーナー
4と製氷コーナー5とに自動製氷装置が装備されてい
る。図2に示すように、給水タンク10は、給水タンク
コーナー4内に取り付けられており、給水タンク10の
下側には手が入る程の大径の取付口11が設けられてい
る。そして、この取付口11に定量室20が装着されて
いる。定量室20は、図3に示すように、取付口11に
螺合され中心部に流出口22を有するキャップ21と、
上部に流入口24を有する中ケース23と、活性炭26
を有する上ケース25とで構築されている。キャップ2
1の流出口22には、流出口22と流入口24を開閉す
るための連動弁27が装着されている。
【0021】連動弁27は、流出口22を塞ぐ流出弁2
8と、流入口24を塞ぐ流入弁29とを有し、バネ30
によって図の下方に付勢されている。すなわち、連動弁
27に下方から力が加わらない場合には、バネ30によ
って、連動弁27が下げられるので、流入口24が開
き、流出口22が閉じた状態になる。また、中ケース2
3は、キャップ21にネジ止め又は嵌め合い等で固定さ
れており、その上部にはエア抜き23aが設けられてい
る。そして、この中ケース23上に上ケース25がネジ
止め又は嵌め合い等で取り付けられ、活性炭26を介し
て、給水タンク10内の水を定量室20内に流入させる
ようになっている。このような定量室20が装着された
取付口11の下側に、受け皿32が配設され、この受け
皿32に設けられ下降傾斜した給水路31に、駆動装置
としての駆動機構40が装着されている。
【0022】駆動機構40は、内部の電磁ソレノイドの
電磁作用によって作動軸41を上下させ、作動軸41の
先端に取り付けられたカサ42によって、定量室20の
連動弁27を上方に押すようになっている。カサ42
は、流出口22からの水が給水路31の取付孔31a内
に侵入しないようにするためのもので、シリコン系の材
質で形成されている。これにより、駆動機構40を作動
させて、作動軸41を上昇させると、連動弁27が上方
に押されて、流出口22が開くと共に流入口24が流入
弁29によって閉じられることになる。このような駆動
機構40が装着された受け皿32には、図1に示すよう
に、給水ポンプ45が設置され、この給水ポンプ45の
上端に押出ホース46が取り付けられている。押出ホー
ス46は、冷凍室3の製氷コーナー5まで延出してお
り、その先端が製氷コーナー5内の製氷皿47の上に至
っている。なお、給水ポンプ45は、渦巻き式ではな
く、自給式のポンプである。
【0023】次に、本実施例の動作について説明する。
駆動機構40を作動させない状態では、定量室20の連
動弁27にバネ30の下方付勢力のみが働くので、流出
口22が流出弁28によって閉じられ、流入口24が開
放された状態にある。したがって、この状態では、給水
タンク10内の水が、活性炭26を通って上ケース25
内に入り、流入口24を通って中ケース23内に入り込
む。この中ケース23内への水の流入はエア抜き23a
の作用によって、スムーズに行われる。このとき、流出
口22が流出弁28によって塞がれているので、定量室
20内に水が満水することになる。
【0024】そして、駆動機構40を作動させると、作
動軸41が上昇し、カサ42が連動弁27の下端をバネ
30の付勢力に抗して押上げる。この結果、流出口22
が開き、流入口24が流入弁29によって塞がれるの
で、中ケース23内の水が流出口22から受け皿32に
流出する。この受け皿32上の水は、給水ポンプ45の
作用によって、押出ホース46から製氷皿47内に供給
される。このとき、流入口24が塞がれているので、受
け皿32に流出する水量はほぼ中ケース23の容積に等
しい。このため、中ケース23の容積に対応した定量の
水が製氷皿47に供給されることになる。なお、流出口
22には、エア抜き用の孔がないので、水の流出時間は
一定ではなく、受け皿32内の水量の変位は一定ではな
いが、自給式の給水ポンプ45によって直ちに吸入する
ので、受け皿32に水は残らない。すなわち、水の流出
時間にバラツキがあっても、水は受け皿32に留まるこ
となく、製氷皿47に定量給水される。
【0025】図4は、上記駆動機構40と給水ポンプ4
5との動作を制御する制御基板を示す概略図であり、図
5は、そのタイムチャート図である。制御基板50は、
冷蔵庫1に設けられ、駆動機構40と給水ポンプ45と
に接続されている。なお、符号51は、制御基板50の
電源である。図5に示すように、この制御基板50から
給水開始信号が出力されると、駆動機構40がOFFか
ら一定時間ONになる。このとき、t1秒後に、給水ポ
ンプ45がOFFから一定時間ONになるようなタイミ
ングをとる。また、図6に示すように、駆動機構40が
ONの後、t2秒後に、給水ポンプ45がOFFから一
定時間ONになるようなタイミングをとるようにしても
良い。このような駆動機構40の動作により受け皿32
に溜まった水は、給水ポンプ45により吸水され、受け
皿32内は空になる。なお、冷凍室3側に製氷皿47を
回転離氷させるための図示しないギアボックスがあり、
ここで貯氷箱に溜まる氷の量を検知しており、氷の量が
足りないときには、上記給水開始信号が制御基板50か
ら出力される。この検氷のタイミングは冷凍室3のドア
の開閉時に行われるようになっている。
【0026】以上のように、本実施例の自動製氷装置に
よれば、水が、受け皿32に留まることなく、製氷皿4
7に定量給水され、しかも、給水タンク10が密閉され
ているので、水は外気にさらされることはない。この結
果、水に空中浮遊菌が侵入することはほとんどなく、菌
の発生が防止される。また、押出ホース46の内径があ
る一定径以下の場合には、自給式の給水ポンプ45は、
給水路31と受け皿32とに溜まった水を全て汲み上げ
るだけでなく、押出ホース46内の水も全て押上げて、
製氷皿47に給水するので、この点からも菌の発生をよ
り一層防止することができる。また、キャップ21を取
外し、給水タンク10の大径の取付口11から手を入れ
て、容易に給水タンク10内を清掃することができ、し
かも、給水タンク10と駆動機構40とが別体に形成さ
れているので、給水タンク10を自由に取外して、清
掃,修繕等のメインテナンスを容易に行うことができ
る。また、駆動機構40のカサ42をシリコン系の材質
で形成しているので、連動弁27への衝突音がほとんど
なく、騒音の発生はほとんどない。
【0027】ここで、給水ポンプ45の配置変形例につ
いて説明する。図7は、第一変形例を示す概略断面図で
ある。本変形例は、給水ポンプ45を冷凍室3の製氷コ
ーナー5側に配置し、下側の吸入ホース48を受け皿3
2上に介設した構造になっている。そして、吸入ホース
48の下端部が、受け皿32に設けた凹部34内に挿入
されている。このように配置される給水ポンプ45は、
ピストン動や、ギヤスクリュー等の回転動で水を送る方
式のものが適切であり、且つ真空度がより低いものが自
給高さが高いので、より適切である。図8は、第二変形
例を示す概略断面図である。本変形例は、給水ポンプ4
5を給水路31や受け皿32の位置よりも低く配置し
て、この給水ポンプ45に押出ホース46を接続させた
構造になっている。
【0028】実施例2.図9は、本発明の第二実施例に
係る自動製氷装置を示す概略断面図であり、図10は本
実施例に適用される制御基板を示す概略図であり、図1
1は、そのタイムチャート図である。本実施例は、受け
皿32に残った水を排水する排水構造を備えている点が
上記第一実施例と異なる。排水構造は、図9に示すよう
に、受け皿32の下側に排水路35が連設され、この排
水路35にドレンホース36が接続されている。そし
て、排水路35の途中に排水弁37が装着されている。
給水ポンプ45の位置や種類によっては、受け皿32内
の全ての水を製氷皿47に送り出すことができない場合
があり、受け皿32内に水が残って、菌がが発生するお
それがある。本実施例は、かかる点を考慮したもので、
排水弁37を適宜開くことによって、受け皿32内に残
った水を、排水路35からドレンホース36に流出させ
て、蒸発させることができるようになっている。かかる
排水弁37と駆動機構40と給水ポンプ45との動作
は、図10に示す制御基板52によって制御されるよう
になっている。つまり、図11に示すように、給水開始
信号が制御基板52から出力されると、駆動機構40が
OFFから一定時間ON状態になり、その後、給水ポン
プ45がOFFから一定時間ON状態になる。そして、
t3秒後に、排水弁37がOFFからON状態になるよ
うになっている。その他の構成,作用効果は上記第一実
施例と同様であるので、その記載は省略する。
【0029】実施例3.図12は本発明の第三実施例に
係る自動製氷装置に適用される駆動機構・給水ポンプ一
体品を示す斜視図であり、図13は駆動機構・給水ポン
プ一体品の内部構成図であり、図14は図13の矢視A
図であり、図15は図13の矢視B図である。本実施例
は、駆動機構40と給水ポンプ45とが一体型になって
いる駆動機構・給水ポンプ一体品を備えた点が上記第一
及び第二実施例と異なる。図12及び図13において、
駆動機構・給水ポンプ一体品60は、駆動機構40と給
水ポンプ45とが一体になった構造になっている。駆動
機構・給水ポンプ一体品60のケース61内には、両軸
モータ62が設けられている。そして、この両軸モータ
62の一方の軸には正方向作動機構としての一方向作動
器63が設けられ、給水ポンプ45が構成されている。
この給水ポンプ45の一方端には受け皿32に連通する
吸水パイプ64が接続され、他方端には押出ホース46
が接続されている。一方、両軸モータ62の他方の軸に
は、一方向作動器63とは逆方向に作動する逆方向作動
機構としての一方向作動器65が設けられ、その先端に
は減速機構66が接続されている。そして、減速機構6
6は、ギヤ67を介して、作動軸41に連結されてい
る。この作動軸41は、図14及び図15に示すよう
に、最下位の長穴41aと複数の角穴41bとを有して
おり、ケース61に取り付けられたバネ68によって下
方に付勢されている。
【0030】駆動機構・給水ポンプ一体品60がかかる
構造になっていることにより、両軸モータ62が逆方向
に回転すると、一方向作動器63が空回りし、一方向作
動器65が接続して減速機構66に両軸モータ62の回
転を伝達する。これにより、ギヤ67が回転して、作動
軸41の角穴41b噛み合い、作動軸41がバネ68の
付勢力に抗して上昇する。さらに、ギヤ67が回転して
長穴41aに至ると、ギヤ67は空回りし、作動軸41
の上昇動作がストップする。このように作動軸41が上
昇すると、作動軸41先端のカサ42が連動弁27を押
上げるので、定量室20内の水が受け皿32内に流出
し、吸水パイプ64を介して給水ポンプ45側に至る。
この状態で、両軸モータ62の通電を切ると、減速機構
66が空回りし、作動軸41がバネ68によって下方に
下げられる。これにより、キャップ21の流出口22が
連動弁27によって塞がれることになる。そして、両軸
モータ62を正転方向に回転させると、一方向作動器6
5が空回りし、一方向作動器63が接続して、給水ポン
プ45が作動する。これにより、吸水パイプ64から水
が吸水されて、押出ホース46に送出される。ここで、
本実施例の変形例について説明する。図16は本変形例
を示す概略断面図であり、図17は図16の矢視A図で
ある。本変形例は、図に示すように、ギヤ67の代りに
ゼンマイ71を有するカム70を用いている。これによ
り、図13において、カム70が点bから点cに向かっ
て回転すると、作動軸41が上昇し、両軸モータ62が
停止したときや停電のときに、ゼンマイ71によって点
cから点bに向かって回転して、作動軸41が下がる。
すなわち、図18に示すように、両軸モータ62を逆転
させると、作動軸41先端のカサ42が押し上がって一
定変位し、その後、両軸モータ62が逆転すると、給水
ポンプ45が作動する。その他の構成,作用効果は上記
第一及び第二実施例と同様であるので、その記載は省略
する。
【0031】実施例4.図19は本発明の第四実施例に
係る自動製氷装置に適用されるLEDが取り付けられた
給水タンクコーナー4の外観を示す部分拡大図であり、
図20は経過LEDのタイムチャート図である。本実施
例は、冷蔵庫1の給水タンクコーナー4に給水LED8
0と経過LED81とを有している点が上記第一乃至第
三実施例と異なる。給水LED80は、一般家庭用の自
動製氷装置においてよく用いられるもので、公知の技術
で形成されている。すなわち、給水LED80は、上記
給水タンク10内の水がなくなったときに点灯して、使
用者に補給を促し、給水タンク10に水が補給して、給
水タンク10をセットすると消灯するようになってい
る。経過LED81は、このように給水タンク10がセ
ットされた後、一定期間(例えば1週間)経過した時点
で点灯すると共に、上記駆動機構40の作動を停止させ
るものである。そして、この経過LED81は、給水タ
ンク10を取り出すと消灯するようになっている。すな
わち、図20に示すように、経過LED81は、給水タ
ンク10をセットした後、t4時間経過すると点灯し、
給水タンク10を取り出すと消灯する。かかる構成によ
り、給水タンク10内の水が腐敗しやすい水である場合
においても、一定期間経過すると給水タンク10からの
給水が停止されるので、製氷はできないが、使用者の心
理的安心度が増すようになっている。なお、給水LED
80と経過LED81の取付位置は図19に示した位置
に限定されるものではない。
【0032】実施例5.図21は本発明の第五実施例に
係る自動製氷装置を示す断面図である。図21に示すよ
うに、本実施例の自動製氷装置は、弁装置93が取り付
けられた給水タンク90と、弁装置93を駆動させる駆
動機構100と、給水タンク90の下側に配置された受
け皿110と、受け皿110内の水を吸入ホース119
と押出ホース141,142を介して製氷皿149に給
水する給水ポンプ120とで構成されている。給水タン
ク90は、給水タンクコーナー4内に取り付けられてお
り、給水タンク90の下側には手が入る程の大径の取付
口91が設けられている。そして、この取付口91に弁
装置93が取り付けられている。弁装置93は、取付口
91に螺合され中心部に流出口94を有するキャップ9
5に組み付けられている。キャップ95の挿通孔96に
挿通されたシャフト97の上端に弁体98が固着され、
シャフト97がバネ99によって下方に付勢された構造
になっている。すなわち、シャフト97が上昇し、弁体
98が流出口94を開放することで、給水タンク90内
の水が受け皿110に流出するようになっている。ま
た、キャップ95の下面には喫水管95aが突設されて
いる。
【0033】駆動機構100は、受け皿110にネジに
て固定されており、内部の電磁ソレノイドの電磁作用に
よって作動軸101を上下させ、作動軸101の先端に
取り付けられたキャップ102によって、弁装置93の
シャフト97を上方に押すようになっている。具体的に
は、キャップ102は、シリコン系のゴム等で袋状に形
成されており、その内側は作動軸101の先端部に取り
付けられ、下部側は、受け皿110の穴部110aに水
密に嵌め込まれた状態で、空気抜き部材としてのスペー
サー103に取り付けられている。これにより、作動軸
101が上昇すると、キャップ102の上面がシャフト
97側に押上がり、このキャップ102上面の押上げに
よって、シャフト97がバネ99の付勢力に抗して上昇
し、弁体98が流出口94を開放する。そして、作動軸
101が下降するとバネ99のキャップ102上面が下
がり、バネ99の付勢力によってシャフト97が下降し
て、弁体98が流出口94を塞ぐようになっている。ま
た、スペーサー103は、図22及び図23に示すよう
に、作動軸101を通す中空部104を有する筒状体で
あり、そのフランジ部106には中空部104に連通し
た複数の溝105が列設されている。これにより、作動
軸101の上昇,下降時にキャップ102内の空気が溝
105を介して流出入するので、駆動機構100が良好
に作動してキャップ102の上面を正確に上下させる。
【0034】このような駆動機構100が取り付けられ
た受け皿110は、図21に示すように、最底部に凹部
111を有しており、受け皿110の側壁と底壁はこの
凹部111に向かうように傾斜している。そして、その
内側にはメッシュ状のフィルタ112が取外し可能に取
り付けられている。このフィルタ112の外形は、図2
4に示すように、受け皿110のフィルタ112取付部
内形に対応して設定されており、その中央部分には、キ
ャップ102を挿通させるための孔112aが設けられ
ている。したがって、キャップ102を作動軸101か
ら取外し、フィルタ112を受け皿110から取外すこ
とによって、フィルタ112に付着した異物を容易に洗
い落とすことができる。このような受け皿110の容積
は、図21に示すように、受け皿110内の水の喫水線
Zがキャップ95の喫水管95a下端に至った時に、製
氷皿149一杯分の水量となるように設定されている。
【0035】吸入ホース119は、その先端部119a
が受け皿110の凹部111底面に押し付けられた状態
で固定されている。この先端部119aはその先端開口
が凹部111の底面で塞がれないように工夫されてい
る。例えば、先端縁を凹部111底面から離すように、
凹部111底面に対して傾けたり、先端部119aを斜
にカットしたり、先端部119aに孔を設けたりされて
いる。これにより、吸入ホース119を介して受け皿1
10内の水が底側から効率よく吸入されて、給水ポンプ
120に至るようになっている。
【0036】給水ポンプ120は、受け皿110の上端
よりも上方に配置されており、この位置で受け皿110
内の水を吸上げるようになっている。この給水ポンプ1
20は、図25に示すように、回転軸にギヤ122を有
するモータ121と、ギヤ122に噛み合うギア123
の回転によって一体回転するギヤスクリュー124,1
25とで構成されている。そして、図26に示すよう
に、ギヤスクリュー124,125の回転によって、吸
入ホース119から吸入した水を押出ホース141に送
り出すようになっている。この給水ポンプ120に連結
された吸入ホース119の内径Dは、例えば6mm程度
の小径に設定されて、吸入ホース119内の真空度が上
げられており、これにより、給水ポンプ120の機能が
十分発揮されるようになっている。なお、図26に示す
ように、吸入ホース119内にメッシュ状のフィルタ1
13を取り付けても良い。また、給水ポンプ120は、
図27及び図28に示すように、防振体130に入れた
状態で、受け皿110に固定しても良い。すなわち、吸
入ホース119との連結口126を防振体130の切欠
部131の一方に嵌め、且つ押出ホース141との連結
口132と給水ポンプ120の図示しない排水口と連結
した状態で、給水ポンプ120を防振体130に収納す
ることにより、給水ポンプ120から駆動機構100に
伝わる振動を吸収することができる。
【0037】このような給水ポンプ120の排水口側に
連結された押出ホース141は、図21に示すように、
冷蔵室2の給水タンクコーナー4と冷凍室3の製氷コー
ナー5とを仕切る中仕切壁143まで延出されている。
そして、連結管150を介して製氷コーナー5側の押出
ホース142に連結されている。具体的には、図29に
示すように、連結管150が中仕切壁143に取り付け
られ、この連結管150の下端接続部151に、押出ホ
ース141の先端部が接続されている。そして、上の押
出ホース142が、連結管150上部の大径の差込み部
152から挿入され、差込み部152内に設けられたシ
ール部材153にに差込まれている。このシール部材1
53は、空気と水の侵入を防止するシリコンゴム等で形
成されており、その外周面には丸みを帯びた複数の突起
154が突設され、内周面には尖がった複数の突起15
5が突設されている。これにより、押出ホース142の
下端部がシール部材153の弾性によって強く挟持され
るので、押出ホース142が連結管150から抜け出る
おそれはない。また、給水タンクコーナー4又は製氷コ
ーナー5が故障した場合には、いずれかのコーナーにあ
る押出ホース141又は押出ホース142のみを取外し
て修理することができる。
【0038】このように連結された押出ホース142
は、図21に示すように、製氷皿149まで延出されて
おり、その先端部には、図30にも示すように、キャッ
プ状の飛散防止体145が取り付けられている。これに
より、押出ホース142から排出される水が飛び散るこ
となく製氷皿149に供給されるようになっている。な
お、図30において、符号146は押出ホース142内
の水の整流を行うためのメッシュ状の整流部である。図
30においてはこの整流部146も記載しているが、飛
散防止体145を取り付けた場合には、整流部146は
不要であり、また、整流部146を押出ホース142の
先端部に取り付けた場合には、飛散防止体145は不要
である。
【0039】上述した駆動機構100と給水ポンプ12
0との動作は、図31に示す制御部160によって制御
されるようになっている。以下、この制御部160によ
る動作制御を図32のフローチャート図と図33のタイ
ムチャート図に基づいて説明する。まず、制御部160
は給水のタイミングの確認を行い(図32のステップS
1)、その時点が給水タイミングになっていないと判断
した場合には、駆動機構100と給水ポンプ120とを
非動作状態にする(図32のステップS1のNO,ステ
ップS2及びS3)。そして、給水タイミングになった
時点で、駆動機構100を作動させ、図21における弁
装置93の弁体98を上昇させて、流出口94を開いた
状態に維持し、この状態を7秒間(以下この時間を「T
1」と記す)だけ継続する(ステップS1のYES,ス
テップS4及びS5)。すると、図21において、流出
口94が開き続けるので、給水タンク90から受け皿1
10内に水が流入することになる。そして、水の喫水線
Zが上昇し、喫水管95aの下端まで至ると、喫水管9
5a内への空気の流入が遮断されるので、給水タンク9
0から受け皿110への水の流出は止る。すなわち、図
33に示すように、駆動機構100の作動後5秒(以下
この時間を「T2」と記す)後に受け皿110内の水が
満量となり、T1−T2秒の間、受け皿110内には、製
氷皿149一杯分の水量が維持されることとなる。な
お、図32及び図33中の「駆動機構ON」の表示は、
弁体98を上昇させて流出口94を開いた状態を意味す
るものとする。また、T1秒とT2秒は、上記7秒と5秒
に限定されるものではない。すなわち、T2秒を喫水線
Zが喫水管95aの下端に至るまでの時間として設定
し、T1秒をT2秒よりも大きく設定してあれば良い。
【0040】そして、T1秒経過時点で、駆動機構10
0を逆作動させると共に、給水ポンプ120を作動させ
る(図32のステップS5のYES,ステップS6及び
S7)。なお、図32及び図33中の「駆動機構OF
F」の表示は、弁体98を下降させて流出口94を閉じ
た状態を意味するものとする。そして、この給水ポンプ
120を14秒間作動させた後、給水ポンプ120の作
動を停止させる(図32のステップS8のYES,ステ
ップS9)。すると、図33に示すように、給水ポンプ
120によって受け皿110内の全ての水が12秒後に
全て吸上げられ、12秒から14秒以内で製氷皿149
内に給水される。なお、受け皿110内の水が完全に製
氷皿149内に給水されなければならないので、給水ポ
ンプ120の作動時間を14秒としたが、これに限ら
ず、押出ホース141,142の長さを考慮して、給水
ポンプ120の作動時間を設定することができる。
【0041】また、制御部160がリセットされてしま
ったり、冷蔵庫1の扉が開けられて図示しないテストス
イッチが押されると、給水ポンプ120の特性上、吸入
ホース119や押出ホース141,142内に水が残っ
てしまう。したがって、この状態のまま給水ポンプ12
0を再作動させると、この残った水と受け皿110内の
水とが製氷皿149内に給水されることになり、製氷皿
149に一定量の水を給水することができない。このた
め、上記リセット時とテストスイッチON時には、必ず
給水ポンプ120を一定時間回転させて吸入ホース11
9や押出ホース141,142内の水を排出するように
することが好ましい。
【0042】次に、本実施例の自動製氷装置が示す全体
的な動作について説明する。駆動機構100が作動して
いない場合には、作動軸101が下がった状態にあるの
で、シャフト97がバネ99の付勢力によって下げら
れ、流出口94が弁体98によって塞がれている。そし
て、駆動機構100を作動させて作動軸101を上昇さ
せると、キャップ102の上面がシャフト97側に押上
がって、シャフト97がバネ99の付勢力に抗して上昇
するので、弁体98が上がって流出口94が開放され
る。これにより、給水タンク90内の水が流出口94か
ら受け皿110内に流入し、受け皿110に溜まってい
く。このとき、給水タンク90から流出された水が受け
皿110の底壁や側壁で跳ね返って多少飛び散ることも
あるが、給水ポンプ120が受け皿110よりも上方に
位置しているので、その飛沫が給水ポンプ120にかか
ることはない。
【0043】そして、水の喫水線Zが上昇し、喫水管9
5aの下端まで至ると、喫水管95a内への空気の流入
が遮断されるので、流出口94が開放された状態でも給
水タンク90から受け皿110への水の流出は止ること
になる。この結果、駆動機構100が作動していても、
受け皿110内には、製氷皿149一杯分の水量を維持
し続けることになる。したがって、駆動機構100の動
作時間のバラツキや流出口94からの水の流速にバラツ
キがあっても、これに影響されることなく、受け皿11
0内には、製氷皿149一杯分の水量が確保されること
になる。このように受け皿110に水が溜まると、その
水が駆動機構100内に侵入するおそれがあるが、駆動
機構100がキャップ102によって完全にシールされ
ているので、水が駆動機構100内に侵入することはな
い。
【0044】この状態で、駆動機構100の作動と停止
させると、作動軸101が下降して、キャップ102を
縮めるように働く。このとき、キャップ102内の空気
によってキャップ102に浮力が働き、作動軸101が
上方に引っ張られて下がらない状態になるおそれがあ
る。しかし、作動軸101を下げると、スペーサー10
3の溝105からキャップ102内の空気が流出するの
で、キャップ102は即座に縮み、駆動機構100は応
答性良く動作する。これにより、弁装置93のシャフト
97がバネ99の付勢力によって下げられ、流出口94
が弁体98によって塞がれて、給水タンク90からの水
の流出が止る。
【0045】そして、かかる駆動機構100の作動停止
とほぼ同時に、給水ポンプ120を作動させて、受け皿
110に溜まった水を吸入ホース119から吸上げる。
このとき、吸入ホース119の先端部119aが受け皿
110の凹部111底面に押し付けられた状態で固定さ
れており、且つ、先端部119aの先端縁が、凹部11
1底面に対して傾けられる等されているので、受け皿1
10内の水が底側から効率よく全て吸い上げられる。さ
らに、吸入ホース119の内径Dが、例えば6mm程度
の小径に設定されているので、吸入ホース119内の真
空度が上り、給水ポンプ120の機能が十分発揮され
る。したがって、給水タンク90から受け皿110に流
出した水は即座に吸上げられるので、受け皿110内の
水が冷蔵庫1内の空気にさらされる時間は非常に短い。
この結果、冷蔵庫1内の食品の臭いが水に移って、製氷
された氷が異臭を放つということは生じない。また、空
中浮遊菌が水に侵入する機会もほとんどないので、ぬめ
りや腐敗が生じることもない。また、受け皿110内の
水は吸入ホース119によって底側から吸上げられるの
で、使用者が誤って受け皿110内にパン粉等の食品の
カスを落としていた場合においても、このカスはフィル
タ112の上面に引っ掛かる。したがって、このカスが
給水ポンプ120内に入り込んで、ギヤスクリュー12
4,125の噛み合い部を破損させるということはな
い。そして、このカスは、フィルタ112を受け皿11
0から取外し、フィルタ112を洗浄することで容易に
取り除くことができる。
【0046】そして、吸入ホース119内に吸上げられ
た水は、給水ポンプ120のギヤスクリュー124,1
25の回転によって、押出ホース141内に送り出され
る。このとき、ギヤスクリュー124,125の噛み合
いやモータ121の回転による振動が発生する場合に
は、図27及び図28に示したように、防振体130に
給水ポンプ120を入れた状態で受け皿110に固定し
ておくことで、振動音の伝幡を防止することができる。
そして、押出ホース141内の水は連結管150を介し
て連結された押出ホース142内に押上げられる。この
際、押出ホース142が、空気と水の侵入を防止するシ
リコンゴム等で形成されたシール部材153によって挟
持されているので、押出ホース141,142間の真空
度は十分保持されている。したがって、押出ホース14
1,142間にに空気が入ったり、連結管150から水
が洩れたりして、製氷皿149への給水効率が落ちるこ
とはない。なお、製氷コーナー5が故障した場合には、
押出ホース142のみを取外して容易に修理することが
できる。また、シール部材153の外周面に突設されて
いる複数の突起154は丸みを帯びており、内周面の尖
がった複数の突起155が押出ホース142に食い込ん
でいるので、押出ホース142をスムーズに取外すこと
ができると共に、取外しの際にシール部材153が押出
ホース142に付いた状態で外れるので、再組立の際に
はシール部材153を差込み部152内に差込むだけ
で、押出ホース142を押出ホース141に容易に連結
することができる。
【0047】このような押出ホース141,142に押
上げられた水は、押出ホース142の先端部分に至る。
このとき、押出ホース141,142の内径をある一定
径以下の設定して、真押出ホース141,142内の真
空度を増しておくことにより、給水ポンプ120や押出
ホース141,142に水を溜めることなく、全ての水
を製氷皿149側に至らしめることができる。このよう
にすることにより、給水ポンプ120や押出ホース14
1,142の中に水が溜まって菌が発生するという事態
を防止することができる。押出ホース142に至った水
は、先端開口から製氷皿149に流出される。このと
き、図30に示すように、押出ホース142の先端部に
キャップ状の飛散防止体145が取り付けられているの
で、押出ホース142から流出される水は飛び散ること
なく製氷皿149に供給される。また、飛散防止体14
5の代りに整流部146を取り付けた場合には、水は、
整流部146に減速されて飛び散ることなく、製氷皿1
49に供給される。
【0048】実施例6.図34は、本発明の第六実施例
に係る自動製氷装置の要部を示す断面図である。本実施
例は、製氷皿を給水タンクより下方に配置することがで
きる構造になっている点が上記第五実施例と異なる。な
お、第五実施例と同一部材については同一符号を付して
説明する。本実施例の自動製氷装置は、弁装置93を有
するキャップ95が冠着された給水タンク90の下側に
受け皿170が配され、この受け皿170に駆動機構1
80が装着されており、上記第五実施例に適用された給
水ポンプ120は設けられていない。受け皿170の最
底部には流出口171が穿設されており、この流出口1
71に連通する給水パイプ172が製氷皿149の上ま
で延出されている。一方、駆動機構180は、上記第五
実施例に適用された駆動機構100のキャップ102と
ほぼ同様のキャップ182を有しているが、作動軸18
1が作動軸101と異なる。作動軸181は、略L字状
の形状に形成されており、その上部181aが駆動機構
180の上方に突出してキャップ182の上面内側に接
触している。そして、下部181bはL字状に曲ってお
り、その先端部が長孔173を介して給水パイプ172
内に入り込んでいる。そして、この作動軸下部181b
の先端上部には、流出口171を閉塞可能な弁体183
がリンク機構等を用いて組み付けられている。これによ
り、作動軸181が上昇すると、弁体183も一体に上
昇して、流出口171を塞ぎ、作動軸181が下降する
と、弁体183も一体に下降して、流出口171を開放
するようになっている。
【0049】次に、本実施例の動作について説明する。
駆動機構180を作動させて、作動軸181を上昇させ
ると、作動軸上部181aがキャップ182の上面を押
上げて、弁装置93の弁体98を上昇させる。これによ
り、流出口94が開いて、給水タンク90内の水が受け
皿170内に流出する。このとき、作動軸181の上昇
によって、作動軸下部181bも長孔173に沿って上
昇するので、弁体183が持上げられて、流出口171
を閉塞することになる。このため、受け皿170内に流
入された水は、喫水管95aの下端まで溜まることにな
る。そして、この状態から、作動軸181を下降させる
と、作動軸下部181bが下降し、作動軸下部181b
と一体に弁体183も下降して、流出口171が開く。
この結果、受け皿170内の水が自重によって、給水パ
イプ172内に流入し、給水パイプ172の先端開口か
ら製氷皿149に流出することとなる。その他の構成,
作用効果は上記第五実施例と同様であるので、その記載
は省略する。
【0050】実施例7.図35は、本発明の一実施例に
係る自動製氷装置用給水タンクを一部破断して示す斜視
図である。本実施例の自動氷装置用給水タンク190
は、ブロー成型にて形成されたケース191と、板状の
蓋196とにより構成されている。ケース191は、内
部が透き通って見える透明の角箱状体であり、その底部
191にはキャップ取付部192が設けられている。こ
のキャップ取付部192の外周面にはネジ溝193が形
成され、このネジ溝193に、上記第一実施例に適用さ
れるキャップ21や、第五及び第六実施例に適用される
キャップ95等を螺合することによって、これらのキャ
ップ21,95をキャップ取付部192に取り付けるこ
とができるようになっている。また、ケース191の前
面194の上端中央部には、取っ手195が凹設されて
いる。このようなケース191の上に蓋196が被せら
れている。具体的には、蓋196全体がケース191の
上端縁の形状に対応して形成されており、蓋196の前
部に切り欠き形成された切欠部197を蓋195に合せ
るようにして、ケース191の上に接着又は溶着されて
いる。
【0051】次に、本実施例の給水タンク190の使用
例について説明する。まず、給水タンク190にキャッ
プ取付部192から水を入れ、キャップ取付部192
に、上記キャップ21,95等を取り付ける。この状態
で、図37に示すように、給水タンク190を冷蔵庫1
上部の給水タンクコーナー4内にセットする。このと
き、図35に示すように、ケース191と蓋196との
合せ面198がケース191の最上位にあるので、セッ
ト時の水面Yは必ず合せ面198よりも低くなる。した
がって、ケース191と蓋196との間に接着不良又は
溶着不良があった場合においても、この合せ面198か
ら水がもれることはない。このように給水タンク190
を給水タンクコーナー4にセットすると、図37に示す
ように、給水タンク190の前面194が使用者の目の
位置近くに位置することになる。したがって、使用者
は、透明のケース191の前面194を通して、給水タ
ンク190内の水の有無を目で直接確認することができ
るので、空の給水タンク190を給水タンクコーナー4
にセットしてしまうという事態の発生を防止することが
できる。
【0052】実施例8.図36は、本発明の他の実施例
に係る自動氷装置用給水タンクを示す斜視図である。本
実施例の自動氷装置用給水タンク200は、ケースの一
部を透明にした点が上記第七実施例と異なる。すなわ
ち、図36に示すように、蓋202が接着又は溶着され
たケース201の前面203の一部に、給水タンク20
0の内部が透き通って見える透明部204が形成されて
いる。これにより、使用者は、透明のケースの前面20
3の透明部204を通して、給水タンク200内の水の
有無を目で直接確認することができる。その他の構成,
作用効果は図35に示した給水タンク190と同様であ
るので、その記載は省略する。
【0053】実施例9.図38は上記自動氷装置用給水
タンクを照す構造を有した本発明の自動製氷装置の一実
施例の要部を示す斜視図であり、図39は本実施例が適
用された冷蔵庫の部分断面図である。本実施例は、上記
給水タンク190がセットされる給水タンクコーナー4
に照明用のランプ210を取り付けた構成になってい
る。具体的には、給水タンク190の後方から照射可能
な箇所にランプ210が取り付けられている。これによ
り、ランプ210の光が透明な側面199等から給水タ
ンク190内に入り、水面Yが光に照されて、透明な前
面194から見えるので、使用者は容易に給水タンク1
90内の水の量を確認することができる。なお、給水タ
ンク照射用ランプとして、本実施例のように特別のラン
プ210を用いず、冷蔵庫1の図示しない扉を開いたと
きに、給水タンクコーナー4内をも照す庫内灯の光を利
用しても良い。
【0054】実施例10.図40は、本発明の一実施例
に係る自動製氷装置に適用可能な給水検知装置のブロッ
ク図である。この給水検知装置は、給水検知装置として
の温度センサー211とこの温度センサー211にスイ
ッチ213を介して接続された扉開閉判定装置220と
をを備えている。温度センサー211は、製氷皿210
の近傍に配置されており、この温度センサー211によ
って、製氷皿210への給水の有無が判定されるように
なっている。具体的には、上記第一及び第五実施例の自
動製氷装置に適用された制御基板50や制御部160等
によって製氷皿210への給水動作をしているにもかか
わらず、温度上昇がない場合には、図示しない給水タン
クの中に水がないと判断して、温度センサー211から
動作信号Eを表示ランプ212とスイッチ213とに出
力し、表示ランプ212を点灯させる。なお、これらの
温度センサー211とスイッチ213は例えばサーモス
タットで形成することができる。スイッチ213は、動
作信号Eを入力すると電源214を扉開閉判定装置22
0に接続して、扉開閉判定装置220を動作させる機能
を有している。
【0055】扉開閉判定装置220は、例えばマイクロ
コンピュータで構成されており、その内部に、一定周波
数のクロック信号Kを出力するクロック221と、この
クロック信号Kに基づいて時間を計算し、その時間を示
すカウント信号Nを出力するカウンタ222と、カウン
ト信号Nに基づいて所定の処理を行う処理部223とを
有している。処理部223は、予め設定されメモリ22
4に格納された基準時間Tをメモリ224から読み出し
て、この基準時間Tとカウント信号Nが示す時間との大
小を比較し、カウント信号Nが示す時間が基準時間Tを
超えたときに、上記第一及び第五実施例の自動製氷装置
に適用された制御基板50や制御部160等の給水制御
部に対して給水動作を停止させる停止信号Vを出力する
と共に、カウンタ222にリセット信号Rを出力するよ
うになっている。また、この処理部223は、冷蔵庫1
の扉7の近傍に取り付けられた扉開閉センサー230に
接続されている。扉開閉センサー230は、扉7の開閉
を検知して、その開閉を示す検知信号Pを処理部223
に出力するものである。そして、処理部223は、この
検知信号Pを入力すると、給水動作を行わせる給水動作
信号Wを上記給水制御部に対して出力した後、扉開閉判
定装置220と電源214とを断状態にする停止信号S
1をスイッチ213に出力すると共に、表示ランプ21
2を消灯させるOFF信号S2を出力するようになって
いる。
【0056】次に、かかる構成の給水検知装置が示す動
作について説明する。使用者が空の給水タンクをセット
してしまった場合には、製氷皿210への給水動作を行
っても、周囲の温度上昇が生じない。したがって、この
場合には、温度センサー211が動作信号Eを表示ラン
プ212とスイッチ213とに出力し、表示ランプ21
2が点灯すると共に、スイッチ213が作動して扉開閉
判定装置220が作動する。すると、扉開閉判定装置2
20のクロック221がクロック信号Kをカウンタ22
2に出力し始め、カウンタ222がこのクロック信号K
に基づいて計算した時間を示すカウント信号Nを処理部
223に出力する。これにより、処理部223は、基準
時間Tをメモリ224から読み出して、基準時間Tとカ
ウント信号Nが示す時間との大小を比較する。そして、
カウント信号Nが示す時間が基準時間Tを超えたとき
に、すなわち、扉開閉判定装置220作動後、基準時間
Tを経過したときに、給水タンクにまだ水が入れられて
いないと判断して、上記給水制御部に対して停止信号V
を出力して給水動作を停止させる。この処理と並行し
て、処理部223からカウンタ222にリセット信号R
を出力して、再カウントさせる。処理部223は基準時
間T間隔でこのような処理を繰り返す。
【0057】そして、図41に示すように、基準時間T
内に扉7の開閉があった場合には、扉7の開閉を検知し
た扉開閉センサー230から検知信号Pが処理部223
に入力される。すると、処理部223は、給水動作信号
Wを給水制御部に出力して、給水動作を行わせる。しか
る後、処理部223は停止信号S1とOFF信号S2と
をスイッチ213と表示ランプ212とに出力して、扉
開閉判定装置220と電源214とを断状態にすると共
に表示ランプ212を消灯させることになる。以上のよ
うに、上記給水検知装置を備えた自動製氷装置によれ
ば、空の給水タンクをセットしてしまった場合において
も、水が満たされた給水タンクが再セットされない限
り、給水動作が行われないので、空の給水タンクのセッ
トによる氷の未製造という事態は生じない。さらに、電
気的且つ簡単な構造のマイクロコンピュータによって、
給水検知装置を形成することができ、このため、図46
に示したような機械的な構造で且つ複雑な構造をしたタ
ンクセット検知装置を必要としない。
【0058】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の本発明
の自動製氷装置によれば、流入口及び流出口を有する定
量室と、上記流入口を開閉する流入弁及び上記流出口を
開閉する流出弁を有し、上記定量室内への水の流入時に
流出弁を閉じ、上記定量室からの水の流出時に流入弁を
閉じる弁装置とを内蔵した給水タンクと、作動軸を介し
て上記弁装置を駆動させ、上記定量室の流出口から水を
受け皿に供給させる駆動装置と、上記受け皿内の水を吸
水して製氷皿へ供給する給水ポンプと、を備える構成と
したので、常に定量室内の一定量の水を製氷皿に給水す
ることができ、また、水が長時間外気にされされること
がないので、空中浮遊菌の侵入がなく、ぬめりや腐敗の
発生を防止することができると共に、給水タンクの清掃
やメインテナンスを容易に行うことができる。請求項2
に記載の自動製氷装置によれば、上記受け皿の底面に設
けられた排水路と、この給水路を開閉する排水弁と、こ
の排水弁の開閉動作を制御する制御装置とを設けた構成
としたので、たとえ受け皿に水が残ったとしても、全て
排水することができるので、受け皿にぬめりや腐敗が発
生することがない。請求項3に記載の自動製氷装置によ
れば、上記駆動装置と給水ポンプとを、モータと、この
モータの回転軸に連結されモータの正回転時に上記作動
軸を上記弁装置に対して作用させるように機能する正方
向作動機構と、モータの回転軸に連結されモータの逆回
転時にモータの回転をポンプとして機能させる逆方向作
動機構とで構成して、一体にした構成としたので、自動
製氷装置の小型化を図ることができる。請求項4に記載
の自動製氷装置によれば、点灯,消灯可能な表示部と、
上記給水タンクのセット後、一定期間経つと上記駆動装
置の作動を停止させて上記表示部を点灯させ、且つ上記
タンクのセットを解除すると上記表示部を消灯させるタ
ンクセット検知装置とを設けた構成としたので、使用者
の心理的安心を保証することができる。
【0059】請求項5に記載の自動製氷装置によれば、
流出口を囲んで突出した喫水管及び流出口を開閉しうる
弁装置を有する給水タンクと、作動軸を介して上記弁装
置を駆動させ、上記給水タンクの水を上記流出口から流
出させる駆動装置と、上記流出水を受け、溜まった水の
水面が上記喫水管の先端に至ったときにその水量が製氷
皿一杯分となる形状を有した受け皿と、上記受け皿内の
水を吸水して製氷皿へ供給する給水ポンプと、を備える
構成としたので、駆動装置装置の動作時間のバラツキや
流出口からの水の流速にバラツキがあっても、これに影
響されることなく、受け皿内に製氷皿一杯分の水量を確
保することができる。また、受け皿内の水は即座に吸水
され、この結果、空中浮遊菌が水に侵入してぬめりや腐
敗が発生するという事態を防止することができる。請求
項6に記載の自動製氷装置によれば、上記作動軸に弾性
材で形成された袋状のキャップを取り付け、このキャッ
プで駆動装置を水密にシールした構成としたので、水の
駆動装置内への侵入を防止することができる。請求項7
に記載の自動製氷装置によれば、上記駆動装置に、上記
キャップ内の空気を抜くための空気抜き部材を取り付け
た構成としたので、空気抜き部材によってキャップ内の
空気が流出し、駆動装置を応答性良く動作させることが
できる。請求項8に記載の自動製氷装置によれば、上記
受け皿の底部近傍に、メッシュ状のフィルタを配設した
構成としたので、受け皿内の異物をフィルタによって取
り除くことができ、この結果、異物の侵入によるギヤス
クリューの噛み合い部の破損を未然に防止することがで
きる。
【0060】請求項9に記載の自動製氷装置によれば、
先端が上記受け皿内に配置された吸入ホースを上記給水
ポンプの吸水側に取り付けると共に、先端が上記製氷皿
に至る押出ホースを上記給水ポンプの排水側に取り付け
て、上記給水ポンプを上記受け皿よりも上方の位置に配
置した構成としたので、受け皿で飛び散った水の給水ポ
ンプへの飛散を防止することができる。請求項10に記
載の自動製氷装置によれば、上記受け皿の最深部に凹部
を設け、この凹部内に上記吸入ホースの先端部を配置し
て固定した構成としたので、受け皿内の水を効率よく全
て吸い上げることができる。請求項11に記載の自動製
氷装置によれば、上記給水ポンプは、モータとこのモー
タの回転軸に連結された一対のギヤスクリューとを有
し、この一対のギヤスクリューの噛み合い回転によって
上記吸入ホース内の水を上記押出ホース内に送り出す自
給式のポンプにより構成としたので、受け皿内の水を速
やかに吸水することができる。請求項12に記載の自動
製氷装置によれば、上記給水ポンプは防振体に収納され
ている構成としたので、ギヤスクリューの噛み合い等で
発生する振動音の伝幡を防止することができる。請求項
13に記載の自動製氷装置によれば、上記押出ホース
を、一方端が上記給水ポンプの排水側に接続され且つ他
方端が上記給水タンク,駆動装置,受け皿及び給水ポン
プから上記製氷皿を仕切る中仕切壁に取り付けられた連
結管に通水可能に接続された第一の押出ホースと、一方
端が上記製氷皿側に配置され、且つ他方端が気密性のシ
ール部材を介して上記連結管内に通水可能に圧入されて
いる第二の押出ホースとで構成したので、故障の際、一
方の押出ホースのみを取外して容易に修理することがで
き、また、再組立の際には取外した押出ホースを連結管
に差込むだけで、押出ホース同士を容易に連結すること
ができる。請求項14に記載の自動製氷装置によれば、
上記押出ホースの先端部に、排出される水が飛散して製
氷皿外に飛び散ることを防止するための飛散防止体を設
けた構成としたので、押出ホースからの水を飛び散らせ
ることなく製氷皿に供給することができる。請求項15
に記載の自動製氷装置によれば、上記押出ホース内に、
水を整流して飛散を防止するための整流部を設けた構成
としたので、水を整流部で減速させて飛び散らせること
なく、製氷皿内に供給することができる。
【0061】請求項16に記載の自動製氷装置によれ
ば、上記弁装置を駆動させる上記駆動装置を上記受け皿
の水面が上記喫水管の先端に至る時間を超える時間だけ
動作させた後、上記駆動装置を停止させて上記給水タン
クからの水の流出を止めると共に、上記給水ポンプを動
作させる制御部を備える構成としたので、受け皿に完全
に製氷皿一杯分の水が溜まった後、この水を製氷皿に供
給することができる。請求項17に記載の自動製氷装置
によれば、上記給水ポンプは、上記制御部のリセット時
点又は冷蔵庫の扉が開けられてテストスイッチが押され
た時点で一定時間動作するものである構成としたので、
制御部のリセット又はテストスイッチ作動によって給水
ポンプ内等に水が残るという事態を防止することができ
る。請求項18に記載の自動製氷装置によれば、製氷皿
への給水の有無を判定する給水検知装置と、上記給水検
知装置が製氷皿への給水がないと判定した時点で動作
し、一定時間間隔で冷蔵庫の扉の開閉の有無を判定し、
開閉があったと判定した場合には、給水動作を制御する
給水制御部に上記製氷皿への給水動作を行わしめるため
の給水動作信号を出力し、開閉がなかったと判定した場
合には、上記給水制御部に上記給水動作を停止させるめ
の停止信号を出力する扉開閉判定装置と、を備える構成
としたので、空の給水タンクのセットによる氷の未製造
という事態の発生を防止することができる。さらに、機
械的な構造で且つ複雑な構造をしたタンクセット検知装
置を必要としないので、自動製氷装置の小型化を図るこ
とができる。
【0062】請求項19に記載の自動製氷装置によれ
ば、流出口を囲んで突出した喫水管及び流出口を開閉し
うる弁装置を有する給水タンクと、溜まった水の水面が
上記喫水管の先端に至ったときにその水量が製氷皿一杯
分となる形状を有し、且つ上記製氷皿に至る給水パイプ
が最底部に連結されたを受け皿と、上記弁装置を駆動さ
せて上記給水タンクの水を上記流出口から上記受け皿に
流出させる作動軸及び上記弁装置と逆動して上記給水パ
イプを開閉する弁体を有する駆動装置と、を備える構成
としたので、製氷皿が給水タンクより下に配置しなけれ
ばならない冷蔵庫において有効に適用することができ
る。請求項20に記載の自動氷装置用給水タンクによれ
ば、水を収納する透明なケースと、このケースに被せら
れ水密に接合された蓋とを備える構成としたので、使用
者が、セットされた透明のケースを通して、給水タンク
内の水の有無を目で直接確認することができ、この結
果、空の給水タンクをセットしてしまうという事態の発
生を防止することができる。請求項21に記載の自動氷
装置用給水タンクによれば、水を収納する一部が透明な
ケースと、このケースに被せられ水密に接合された蓋と
を備える構成としたので、使用者は、透明のケースの透
明部分を通して、給水タンク内の水の有無を目で直接確
認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る自動製氷装置が適用
される冷蔵庫の外観図である。
【図2】本実施例の自動製氷装置を示す概略断面図であ
る。
【図3】本実施例の要部を示す断面図である。
【図4】本実施例に適用される制御基板を示す概略図で
ある。
【図5】制御基板による駆動機構と給水ポンプとの動作
を示すタイムチャート図である。
【図6】制御基板による他の動作例を示すタイムチャー
ト図である。
【図7】本実施例の第一変形例を示す概略断面図であ
る。
【図8】本実施例の第二変形例を示す概略断面図であ
る。
【図9】本発明の第二実施例に係る自動製氷装置を示す
概略断面図である。
【図10】本実施例に適用される制御基板を示す概略図
である。
【図11】制御基板の動作を示すタイムチャート図であ
る。
【図12】本発明の第三実施例に係る自動製氷装置に適
用される駆動機構・給水ポンプ一体品を示す斜視図であ
る。
【図13】駆動機構・給水ポンプ一体品の内部構成図で
ある。
【図14】図13の矢視A図である。
【図15】図14の矢視B図である。
【図16】第三実施例に係る自動製氷装置に適用される
駆動機構・給水ポンプ一体品の変形例を示す概略断面図
である。
【図17】図16の矢視A図である。
【図18】本変形例の動作を示すフローチャート図であ
る。
【図19】本発明の第四実施例に係る自動製氷装置に適
用されるLEDが取り付けられた給水タンクコーナー4
の外観を示す部分拡大図である。
【図20】経過LEDのタイムチャート図である。
【図21】本発明の第五実施例に係る自動製氷装置を示
す断面図である。
【図22】スペーサーを示す断面図である。
【図23】スペーサーの裏面図である。
【図24】フィルタの平面図である。
【図25】給水ポンプの縦断面図である。
【図26】給水ポンプの横断面図である。
【図27】給水ポンプの防振体への収納状態を示す断面
図である。
【図28】給水ポンプの防振体への収納状態を示す斜視
図である。
【図29】押出ホース同士の連結状態を示す断面図であ
る。
【図30】飛散防止体と整流部の取り付け状態を示す断
面図である。
【図31】本実施例に適用される制御部を備える自動製
氷装置を示す冷蔵庫の断面図である。
【図32】制御部による動作フローチャート図である。
【図33】制御部による動作タイムチャート図である。
【図34】本発明の第六実施例に係る自動製氷装置の要
部を示す断面図である。
【図35】本発明の一実施例に係る自動製氷装置用給水
タンクを一部破断して示す斜視図である。
【図36】本発明の他の実施例に係る自動氷装置用給水
タンクを示す斜視図である。
【図37】上記実施例に係る自動氷装置用給水タンクの
セット状態を示す断面図である。
【図38】自動氷装置用給水タンクを照す構造を有する
本発明の自動製氷装置の一実施例の要部を示す斜視図で
ある。
【図39】本実施例が適用された冷蔵庫の部分断面図で
ある。
【図40】本発明の一実施例に係る自動製氷装置に適用
可能な給水検知装置のブロック図である。
【図41】本実施例のタイムチャート図である。
【図42】従来例に係る自動製氷装置を示す断面図であ
る。
【図43】他の従来例に係る自動製氷装置を示す断面図
である。
【図44】給水検知装置とタンクセット検知装置を備え
る従来の自動製氷装置を示す冷蔵庫の断面図である。
【図45】給水検知装置の斜視図である。
【図46】タンクセット検知装置の概略図である。
【符号の説明】
10 給水タンク 20 定量室 22 流出口 24 流入口 27 連動弁 28 流出弁 29 流入弁 30 バネ 32 受け皿 46 押出ホース 47 製氷皿
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項20
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項21
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児嶋 喜彦 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 鈴木 浪平 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 澤野 修二 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機メカ トロニクスソフトウエア株式会社静岡支所 内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口及び流出口を有する定量室と、上
    記流入口を開閉する流入弁及び上記流出口を開閉する流
    出弁を有し、上記定量室内への水の流入時に流出弁を閉
    じ、上記定量室からの水の流出時に流入弁を閉じる弁装
    置とを内蔵した給水タンクと、 作動軸を介して上記弁装置を駆動させ、上記定量室の流
    出口から水を受け皿に供給させる駆動装置と、 上記受け皿内の水を吸水して製氷皿へ供給する給水ポン
    プと、 を備えることを特徴をする自動製氷装置。
  2. 【請求項2】 上記受け皿の底面に設けられた排水路
    と、この排水路を開閉する排水弁と、この排水弁の開閉
    動作を制御する制御装置とを設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の自動製氷装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動装置と給水ポンプとを、モータ
    と、このモータの回転軸に連結されモータの正回転時に
    上記作動軸を上記弁装置に対して作用させるように機能
    する正方向作動機構と、モータの回転軸に連結されモー
    タの逆回転時にモータの回転をポンプとして機能させる
    逆方向作動機構とで構成して、一体にしたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の自動製氷装置。
  4. 【請求項4】 点灯,消灯可能な表示部と、上記給水タ
    ンクのセット後、一定期間経つと上記駆動装置の作動を
    停止させて上記表示部を点灯させ、且つ上記タンクのセ
    ットを解除すると上記表示部を消灯させるタンクセット
    検知装置とを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の自動製氷装置。
  5. 【請求項5】 流出口を囲んで突出した喫水管及び流出
    口を開閉しうる弁装置を有する給水タンクと、 作動軸を介して上記弁装置を駆動させ、上記給水タンク
    の水を上記流出口から流出させる駆動装置と、 上記流出水を受け、溜まった水の水面が上記喫水管の先
    端に至ったときにその水量が製氷皿一杯分となる形状を
    有する受け皿と、 上記受け皿内の水を吸水して製氷皿へ供給する給水ポン
    プと、 を備えることを特徴をする自動製氷装置。
  6. 【請求項6】 上記作動軸に弾性材で形成された袋状の
    キャップを取り付け、このキャップで駆動装置を水密に
    シールしたことを特徴とする請求項5に記載の自動製氷
    装置。
  7. 【請求項7】 上記駆動装置に、上記キャップ内の空気
    を抜くための空気抜き部材を取り付けたことを特徴とす
    る請求項5又は請求項6に記載の自動製氷装置。
  8. 【請求項8】 上記受け皿の底部近傍に、メッシュ状の
    フィルタを配設したことを特徴とする請求項5乃至請求
    項7のいずれかに記載の自動製氷装置。
  9. 【請求項9】 先端が上記受け皿内に配置された吸入ホ
    ースを上記給水ポンプの吸水側に取り付けると共に、先
    端が上記製氷皿に至る押出ホースを上記給水ポンプの排
    水側に取り付けて、上記給水ポンプを上記受け皿よりも
    上方の位置に配置したことを特徴とする請求項5乃至請
    求項8のいずれかに記載の自動製氷装置。
  10. 【請求項10】 上記受け皿の最深部に凹部を設け、こ
    の凹部内に上記吸入ホースの先端部を配置して固定した
    ことを特徴とする請求項9に記載の自動製氷装置。
  11. 【請求項11】 上記給水ポンプは、モータとこのモー
    タの回転軸に連結された一対のギヤスクリューとを有
    し、この一対のギヤスクリューの噛み合い回転によって
    上記吸入ホース内の水を上記押出ホース内に送り出す自
    給式のポンプであることを特徴とする請求項9又は請求
    項10に記載の自動製氷装置。
  12. 【請求項12】 上記給水ポンプは防振体に収納されて
    いることを特徴とする請求項11に記載の自動製氷装
    置。
  13. 【請求項13】 上記押出ホースを、一方端が上記給水
    ポンプの排水側に接続され且つ他方端が上記給水タン
    ク,駆動機構,受け皿及び給水ポンプから上記製氷皿を
    仕切る中仕切壁に取り付けられた連結管に通水可能に接
    続された第一の押出ホースと、一方端が上記製氷皿側に
    配置され、且つ他方端が気密性のシール部材を介して上
    記連結管内に通水可能に圧入されている第二の押出ホー
    スとで構成したことを特徴とする請求項9乃至請求項1
    2のいずれかに記載の自動製氷装置。
  14. 【請求項14】 上記押出ホースの先端部に、排出され
    る水が飛散して製氷皿外に飛び散ることを防止するため
    の飛散防止体を設けたことを特徴とする請求項9乃至請
    求項13のいずれかに記載の自動製氷装置。
  15. 【請求項15】 上記押出ホース内に、水を整流して飛
    散を防止するための整流部を設けたことを特徴とする請
    求項9乃至請求項13のいずれかに記載の自動製氷装
    置。
  16. 【請求項16】 上記弁装置を駆動させる上記駆動装置
    を上記受け皿の水面が上記喫水管の先端に至る時間を超
    える時間だけ動作させた後、上記駆動装置を停止させて
    上記給水タンクからの水の流出を止めると共に、上記給
    水ポンプを動作させる制御部を備えることを特徴とする
    請求項5乃至請求項15のいずれかに記載の自動製氷装
    置。
  17. 【請求項17】 上記給水ポンプは、上記制御部のリセ
    ット時点又は冷蔵庫の扉が開けられてテストスイッチが
    押された時点で一定時間動作するものであることを特徴
    とする請求項5乃至請求項16のいずれかに記載の自動
    製氷装置。
  18. 【請求項18】 製氷皿への給水の有無を判定する給水
    検知装置と、上記給水検知装置が製氷皿への給水がない
    と判定した時点で動作し、一定時間間隔で冷蔵庫の扉の
    開閉の有無を判定し、開閉があったと判定した場合に
    は、給水動作を制御する給水制御部に上記製氷皿への給
    水動作を行わしめるための給水動作信号を出力し、開閉
    がなかったと判定した場合には、上記給水制御部に上記
    給水動作を停止させるめの停止信号を出力する扉開閉判
    定装置と、を備えることを特徴とする自動製氷装置。
  19. 【請求項19】 流出口を囲んで突出した喫水管及び流
    出口を開閉しうる弁装置を有する給水タンクと、 溜まった水の水面が上記喫水管の先端に至ったときにそ
    の水量が製氷皿一杯分となる形状を有し、且つ上記製氷
    皿に至る給水パイプが最底部に連結されたを受け皿と、 上記弁装置を駆動させて上記給水タンクの水を上記流出
    口から上記受け皿に流出させる作動軸及び上記弁装置と
    逆動して上記給水パイプを開閉する弁体を有する駆動装
    置と、 を備えることを特徴をする自動製氷装置。
  20. 【請求項20】 水を収納する透明なケースと、 このケースに被せられ水密に接合された蓋と、 を備えることを特徴とする自動氷装置用給水タンク。
  21. 【請求項21】 水を収納する一部が透明なケースと、 このケースに被せられ水密に接合された蓋と、 を備えることを特徴とする自動氷装置用給水タンク。
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