JPH0630009Y2 - バックル装置 - Google Patents

バックル装置

Info

Publication number
JPH0630009Y2
JPH0630009Y2 JP9813788U JP9813788U JPH0630009Y2 JP H0630009 Y2 JPH0630009 Y2 JP H0630009Y2 JP 9813788 U JP9813788 U JP 9813788U JP 9813788 U JP9813788 U JP 9813788U JP H0630009 Y2 JPH0630009 Y2 JP H0630009Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tongue
plate
buckle body
buckle
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9813788U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0219305U (ja
Inventor
直樹 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ashimori Industry Co Ltd
Original Assignee
Ashimori Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ashimori Industry Co Ltd filed Critical Ashimori Industry Co Ltd
Priority to JP9813788U priority Critical patent/JPH0630009Y2/ja
Publication of JPH0219305U publication Critical patent/JPH0219305U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0630009Y2 publication Critical patent/JPH0630009Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buckles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両の乗員保護用シートベルトに使用するバ
ックル装置に係り、特に子供用シートベルトに使用する
3点式バックル装置に関する。
〔従来の技術〕
3点式バックル装置は、クロッチウエビングをバックル
本体に取着してあり、一対のショルダーウエビングの先
端部に取り付けたタングプレートをバックル本体に係合
することにより乗員がウエビングを装着できるようにな
っている。
かかるバックル装置として、実開昭61−28417号
公報に記載のものが知られている。このものは、バック
ル本体内に配設したロックプレートと一対のタングプレ
ートとの係合方向に付勢してあり、タングプレートの挿
入時にロックプレートが傾いてロックプレートに突設し
た係合突起にタングプレートが係合するように構成した
ものである。
また、実開昭62−129908号公報に記載のもの
は、ロックプレートにクロッチウエビング取付部及びタ
ング係止突起を形成してあり、クロッチウエビング取付
部にクロッチウエビングからの引張力が作用したときに
タングプレートに圧接する方向の回転モーメントがロッ
クプレートに発生する位置に前記タング係止突起を設け
るように構成したものである。
さらに、実開昭61−147012号公報に記載のもの
は、一対のロックプレートを一対のタングプレートとの
係合方向に付勢した構成である。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記実開昭61−28417号公報及び実開昭62−1
29908号公報に記載のものは、共にロックプレート
が1個の板状体であり且つ揺動する構成であるため、一
方のタングプレートをロックプレートに挿着した後に他
方のタングプレートをロックプレートに挿入するとき、
ロックプレートがタングプレートとの係合部において係
合が外れる方向に揺動し、ロックプレートとタングプレ
ートとの係合が不確かな疑似ラッチが生ずる可能性があ
る。
また、実開昭61−147012号公報に記載のもの
は、ロックプレートを2個の板ばねにより構成してある
が、タングプレートをバックル本体外へ排出する手段を
設けていないため疑似ラッチが生ずるおそれがあり、ま
た、ロックプレートとタングプレートとの係合を解除す
る操作ボタンが2個あり、解離操作が面倒であるという
欠点をも有していた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、疑似
ラッチを防止することができ、安全でしかも操作が簡単
なバックル装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係るバックル装置
は、バックル本体と、前記バックル本体に挿入される一
対のタングプレートと、前記バックル本体内に配設した
フレームに揺動可能に支持せしめられ且つ前記各タング
プレートと夫々係合する方向に付勢された一対のロック
プレートと、前記フレームに揺動可能に支持せしめられ
且つ前記ロックプレートと当接する突起を有する一対の
サブボタンと、前記フレームに揺動可能に支持せしめら
れ且つ前記サブボタンと当接する突起を有するプッシュ
ボタンと、前記フレームに沿って摺動可能で端面が前記
タングプレートと当接すると共に前記タングプレートを
バックル本体外に排出する方向に付勢された一対のエゼ
クタとを有することを特徴とする。
また、本考案に係るバックル装置は、前記タングプレー
トがバックル本体と係合した状態におけるエゼクタによ
り入る2個のスイッチを直列に接続した電子オルゴール
を組み込んだことを特徴とする。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明する。
第1図は本考案に係るバックル装置の要部断面正面図、
第2図は第1図X−X線断面図、第3図は要部分解斜視
図である。
10はバックル本体であり、バックル本体10はバック
ルベース11とバックルカバー12を有し、バックルベ
ース11とバックルカバー12はリベット13を用いて
締結してある。
バックルベース11は円形状の後面板11aとこの後面
板11aの周縁より前方に立設した周壁11bを有す
る。後面板11aの下部にはクロッチウエビング81を
取着するための長孔14を穿設してある。また、後面板
11aにはフレーム30を固定するためにフレーム30
の輪郭形状に合わした囲壁15を立設してある。周壁1
1bの前端両肩部にはタングプレート20,20を挿入
するための切欠部16,16を設けてある。
バックルカバー12は円板状の前面板12aとこの前面
板12aの周縁より後方に立設した周壁12bを有す
る。前面板12aの下部の前記後面板11aの長孔14
に対応する部位にはクロッチウエビング81取着用の長
孔17を穿設してある。また、前面板12aの中央部に
はプッシュボタン60を挿通するためのボタン用孔18
を穿設してある。周壁12bの後端両肩部の前記後面板
11aの切欠部16,16に対応する部位にはタングプ
レート20,20を挿入するための切欠部19,19を
設けてある。
タングプレート20は舌状挿入部21とその基端部より
連続した長円形状の操作部22を有する。舌状挿入部2
1の先端部には係合孔23を穿設してあり、操作部22
にはショルダーウエビング82を挿入するための長孔2
4を穿設してある。なお、25は操作カバーである。
前記バックル本体10のバックルベース11及びバック
ルカバー12並びにタングプレート20,20の操作部
カバー25,25にはフロッキー(植毛)加工を施すと
手触りがよく好ましい。また、一対のタングプレート2
0,20をバックル本体10に挿着した状態において、
第1図に示すように、バックル装置の外観が動物の顔に
なるように構成すると、幼児にとって親しみやすいもの
となる。
前記バックルベース11の囲壁15内に配設するフレー
ム30はY字状を呈する基板31を有する。基板31の
下部には前記バックルベース11及びバックルカバー1
2に設けた長孔14,17と対応する部位にクロッチウ
エビング81を挿通するための長孔32を穿設してあ
る。また、基板31の中央部の両側端には前方に向けて
夫々側板33,33を立設してあり、側板33の前端に
はプッシュボタン60を係止するための凹欠33aを設
けてある。基板31の両肩部に延設した延長部31a,
31aには夫々H字状切欠孔34を穿設してあり、この
H字状切欠孔34により延長部31aの基端部側にコイ
ルばね41を係止するための係止突起35を、先端部側
にエゼクタ42に貫挿しエゼクタ42を延長部31a上
を案内移動させる案内突起36を形成してある。延長部
31aの両側端縁には前方に向けて夫々側壁37,37
を立設してあり、各側壁37の中央部にはロックプレー
ト51を揺動可能に係合せしめる係合孔38を穿設して
ある。また、各側壁37の上端にはサブボタン52と係
合する凹欠39を設けてある。
エゼクタ42は中空孔43を有し、側壁には凹溝44,
44を設けてある。このエゼクタ42は前記案内突起3
6に套嵌してフレーム30に沿って摺動可能としてあ
り、上端面がタングプレート20と当接し、コイルばね
41によりタングプレート20をバックル本体10外に
排出する方向に付勢せしめてある。
ロックプレート51は縦断面がややS字状を呈するよう
に形成してある。ロックプレート51の両側部には突片
53,53を突成してあり、この突片53は前記フレー
ム30の係合孔38に揺動可能に係合する。また、ロッ
クプレート51の下端部に設けた係止爪54はタングプ
レート20の係合孔23と係合し、タングプレート20
がバックル本体10より外れないようにする。
サブボタン52の上端には横軸55を設けてあり、この
横軸55は前記フレーム30の側壁37,37に設けた
凹欠39,39と係合し、フレーム30に揺動可能に支
持せしめられる。また、サブボタン52の後面上端部に
はロックプレート51の上端部56と当接し、ロックプ
レート51を揺動せしめる突起57を突設してある。さ
らに、サブボタン52の前面下端部には凹窪58を設け
てある。
前記サブボタン52の横軸55には板ばね59の上端部
を取り付けてあり、この板ばね59の下端部はロックプ
レート51の係止爪54と当接し、ロックプレート51
をタングプレート20と係合する方向に付勢してある。
プッシュボタン60の下端部には横軸61を設けてあ
り、この横軸61は前記フレーム30の側板33,33
に設けた凹欠33a,33aに係合し、フレーム30に
揺動可能に支持せしめられる。また、プッシュボタン6
0の後面には前記サブボタン52,52の凹窪58,5
8と対応する部位にこの凹窪58,58と係合する突起
62,62を突設してあり、プッシュボタン60を押す
とサブボタン52,52が回動するように構成してあ
る。さらに、プッシュボタン60の前面部には膨出部6
3を形成してあり、この膨出部63は前記バックルカバ
ー12のボタン用孔18より臨出するようにしてある。
第4図は本考案に係る他の実施例を示す断面図である。
71は電子オルゴールであり、2個のスイッチ72,7
2を直列に接続してある。そして、各スイッチ72は、
タングプレート20をバックル本体10に係合せしめた
状態においてエゼクタ42と当接してスイッチが入るよ
うにすると共に、タングプレート20とバックル本体1
0との係合が解かれるとエゼクタ42がコイルばね41
の付勢力により外方向に移動するのでスイッチが切れる
ように構成してある。而して、タングプレート20,2
0をバックル本体10に係合せしめると、電子オルゴー
ル71が鳴ることになる。また、両タングプレート2
0,20をバックル本体10に係合せしめたときと、両
タングプレート20,20とバックル本体10との係合
が解かれたときに電子オルゴール71が鳴るように構成
してもよい。
第5図はバックル装置を適用した子供用拘束装置の斜視
図を示しており、バックル本体10の長孔14,17に
クロッチウエビング81を挿着すると共に、両タングプ
レート20,20の長孔24,24にショルダーウエビ
ングを挿通して使用する。
〔作用〕
タングプレート20をバックル本体10と係合せしめる
には、タングプレート20をバックル本体10の切欠部
16,19により形成された開口より挿入する。タング
プレート20を強く挿入すると、タングプレート20の
舌状挿入部21はエゼクタ42を押し込み、ロックプレ
ート51の係止爪54が舌状挿入部21の係合孔23と
係合し、タングプレート20をバックル本体10に係止
せしめることができる。タングプレート20とロックプ
レート51との係合が不完全であるときは、コイルばね
41により付勢されたエゼクタ42によりタングプレー
ト20はバックル本体10外に排出されるので、疑似ラ
ッチが生ずるこそれはない。
次いで、同様にもう一方のタングプレート20をバック
ル本体10に係合せしめればよい。このとき、タングプ
レート20をバックル本体10に挿入係合させても、2
個のロックプレート51,51が夫々独立しているの
で、他方のタングプレート20とロックプレート51と
の係合状態に影響を及ぼすことはなく、係合状態にある
タングプレート20が外れるおそれはない。
タングプレート20をバックル本体10より外すとき
は、プッシュボタン60を押せば、両方のタングプレー
ト20,20を同時にバックル本体10より外すことが
できる。即ち、第2図を用いて説明すると、プッシュボ
タン60を押すと、プッシュボタン60の後面に突設し
た突起62,62がサブボタン52,52の凹窪58,
58と係合しているので、各サブボタン52は時計方向
に回動する。そして、サブボタン52の後面に設けた突
起57がロックプレート51の上端部56を押圧し、ロ
ックプレート51の係止爪54とタングプレート20の
係合孔23との係合が外れる。かくして、タングプレー
ト20はコイルばね41により付勢されているエゼクタ
42により、バックル本体10外に排出されることにな
る。
また、バックル本体10内に電子オルゴール71を組み
込んでおくと、一方のタングプレート20がロックプレ
ート51と係合すると、エゼクタ42により一方のスイ
ッチ72が入り、他方のタングプレート20がバックル
本体10と係合すると、エゼクタ42によりもう一方の
スイッチ72も入り、電子オルゴール71が鳴り、タン
グプレート20,20の挿着が完全であることを知るこ
とができる。また、両方のタングプレート20,20を
外したときにも電子オルゴール71が鳴るように構成し
ておくと、プッシュボタン60を押したときにも、両方
のタングプレート20,20を同時にバックル本体10
より外すことができるので、電子オルゴール71の鳴る
のを聞くことができる。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているので、タングプ
レートをバックル本体に完全に係合させることができ
る。そして、もしタングプレートとバックル本体との係
合が不完全であれば、コイルばねにより付勢されたエゼ
クタによりタングプレートはバックル本体外に排出され
るので、疑似ラッチが生ずるおそれはなく、安全性に優
れている。
また、バックル本体内に設けた2個のロックプレートは
夫々独立しており、一方のタングプレートの挿着動作が
他方のタングプレートとロックプレートとの係合状態に
影響を及ぼすことはない。
さらに、プッシュボタンを1回押すだけで両方のタング
プレートを同時にバックル本体より外すことができ、操
作が簡単である。
さらにまた、バックル本体内に電子オルゴールを組み込
んでおくと、両方のタングプレートをバックル本体に係
合したとき、或いは両方のタングプレートをバックル本
体より外したときに電子オルゴールが鳴り、タングプレ
ートの装脱を電子音により確認することができると共
に、子供が楽しみながら操作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバックル装置の要部断面正面図、
第2図は第1図X−X線断面図、第3図は要部分解斜視
図、第4図はバックル装置内に電子オルゴールを組み込
んだ状態を示す断面図、第5図はバックル装置を適用し
た子供用拘束装置の斜視図である。 10……バックル本体、20……タングプレート、30
……フレーム、42……エゼクタ、51……ロックプレ
ート、52……サブボタン、60……プッシュボタン、
71……電子オルゴール、72……スイッチ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックル本体と、前記バックル本体に挿入
    される一対のタングプレートと、前記バックル本体内に
    配設したフレームに揺動可能に支持せしめられ且つ前記
    各タングプレートと夫々係合する方向に付勢された一対
    のロックプレートと、前記フレームに揺動可能に支持せ
    しめられ且つ前記ロックプレートと当接する突起を有す
    る一対のサブボタンと、前記フレームに揺動可能に支持
    せしめられ且つ前記サブボタンと当接する突起を有する
    プッシュボタンと、前記フレームに沿って摺動可能で端
    面が前記タングプレートと当接すると共に前記タングプ
    レートをバックル本体外に排出する方向に付勢された一
    対のエゼクタとを有することを特徴とするバックル装
    置。
  2. 【請求項2】前記タングプレートがバックル本体と係合
    した状態におけるエゼクタにより入る2個のスイッチを
    直列に接続した電子オルゴールを組み込んだことを特徴
    とする請求項1記載のバックル装置。
JP9813788U 1988-07-25 1988-07-25 バックル装置 Expired - Lifetime JPH0630009Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9813788U JPH0630009Y2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 バックル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9813788U JPH0630009Y2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 バックル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0219305U JPH0219305U (ja) 1990-02-08
JPH0630009Y2 true JPH0630009Y2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=31324133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9813788U Expired - Lifetime JPH0630009Y2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 バックル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0630009Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0219305U (ja) 1990-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3460081B2 (ja) 安全性の高いバックル・アセンブリ
US6868591B2 (en) Infant buckle
JPH0545207Y2 (ja)
US5979026A (en) Buckle dual release
JPH08256809A (ja) バックル
US4052775A (en) Safety seat belt buckle
JPH0630009Y2 (ja) バックル装置
WO1986003386A1 (en) Buckle
JP2700380B2 (ja) ベルト用バックル
US4791711A (en) Child resistant buckle for seat belt restraints
EP0965504B1 (en) Switch for a buckle, buckle, and method of manufacturing a buckle
JP2002238619A (ja) チャイルドシートのタングプレート同時係止装置
JP2001046117A (ja) バックル装置
JP2005110922A (ja) バックル装置
JP3431205B2 (ja) バックル装置
JP2530975Y2 (ja) シートベルト用バックル
JP3204590B2 (ja) バックル
JPH0130088Y2 (ja)
CN214904266U (zh) 安全带锁扣及车辆
KR200151301Y1 (ko) 자동차 시트 벨트의 비상 해제구조
JP2001104016A (ja) シートベルト用バックル
KR820001702B1 (ko) 시트 벨트용 박클(Buckle)
JPH0531927Y2 (ja)
JPH0640044Y2 (ja) シートベルト収納ケース
JPS5937058Y2 (ja) バツクル