JPH06299105A - インキ洗浄剤組成物 - Google Patents
インキ洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JPH06299105A JPH06299105A JP11228293A JP11228293A JPH06299105A JP H06299105 A JPH06299105 A JP H06299105A JP 11228293 A JP11228293 A JP 11228293A JP 11228293 A JP11228293 A JP 11228293A JP H06299105 A JPH06299105 A JP H06299105A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning agent
- screen
- ink
- agent composition
- ink cleaning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(R1
41b)30〜60重量%及びジクロロメタン40〜7
0重量%からなるスクリーンのインキ洗浄剤組成物。 【効果】本発明のR141b及びジクロロメタンとから
なる組成物は、従来の1,1,1−トリクロロエタンが
有している優れた特性を満足し、特にスクリーン材質へ
の影響がなく、インキの洗浄力に優れる等の利点があ
る。
41b)30〜60重量%及びジクロロメタン40〜7
0重量%からなるスクリーンのインキ洗浄剤組成物。 【効果】本発明のR141b及びジクロロメタンとから
なる組成物は、従来の1,1,1−トリクロロエタンが
有している優れた特性を満足し、特にスクリーン材質へ
の影響がなく、インキの洗浄力に優れる等の利点があ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン印刷用のス
クリーンのインキ洗浄に用いることのできる組成物に関
するものである。
クリーンのインキ洗浄に用いることのできる組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スクリーンのインキ洗浄には1,1,
1-トリクロロエタン等の塩素系溶剤が使用されてきた。
これらの溶剤は洗浄力に優れ、またスクリーン材質を侵
すことがないため、スクリーンの洗浄剤として最適であ
った。
1-トリクロロエタン等の塩素系溶剤が使用されてきた。
これらの溶剤は洗浄力に優れ、またスクリーン材質を侵
すことがないため、スクリーンの洗浄剤として最適であ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来使用されていた1,
1,1-トリクロロエタンは、種々の利点を有するにもかか
わらず、化学的に安定なため、対流圏内での寿命が長
く、拡散して成層圏に達し、ここで紫外線により分解し
て発生する塩素ラジカルがオゾンと連鎖反応を起こし、
オゾン層を破壊することから、その使用規制が実施され
ることとなった。このため、従来の1,1,1-トリクロロエ
タンに替わり、オゾン層を破壊しにくい代替洗浄剤の探
索が活発に行われている。
1,1-トリクロロエタンは、種々の利点を有するにもかか
わらず、化学的に安定なため、対流圏内での寿命が長
く、拡散して成層圏に達し、ここで紫外線により分解し
て発生する塩素ラジカルがオゾンと連鎖反応を起こし、
オゾン層を破壊することから、その使用規制が実施され
ることとなった。このため、従来の1,1,1-トリクロロエ
タンに替わり、オゾン層を破壊しにくい代替洗浄剤の探
索が活発に行われている。
【0004】本発明は、従来の1,1,1-トリクロロエタン
が有している優れた特性を満足しながらオゾン層への影
響が極めて小さい新規のスクリーンのインキ洗浄剤組成
物を提供することを目的とするものである。
が有している優れた特性を満足しながらオゾン層への影
響が極めて小さい新規のスクリーンのインキ洗浄剤組成
物を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の目的を達
成すべくなされたものであり、1,1-ジクロロ-1- フルオ
ロエタン(以下R141bという)とジクロロメタンと
からなるスクリーンのインキ洗浄剤組成物を提供するも
のである。R141bとジクロロメタンの混合組成比
は、好ましくは、R141b30〜60重量%及びジクロロ
メタン40〜70重量%である。R141bの含有量が 60
重量%を超えると洗浄力が低下し、一方、ジクロロメタ
ンの含有量が 70 重量%を超えるとスクリーン材質へ大
きな影響を与える。
成すべくなされたものであり、1,1-ジクロロ-1- フルオ
ロエタン(以下R141bという)とジクロロメタンと
からなるスクリーンのインキ洗浄剤組成物を提供するも
のである。R141bとジクロロメタンの混合組成比
は、好ましくは、R141b30〜60重量%及びジクロロ
メタン40〜70重量%である。R141bの含有量が 60
重量%を超えると洗浄力が低下し、一方、ジクロロメタ
ンの含有量が 70 重量%を超えるとスクリーン材質へ大
きな影響を与える。
【0006】本発明の組成物には、必要に応じてその他
の成分を更に添加混合することができる。例えば、ペン
タン、イソペンタン、ヘキサン、イソヘキサン、ヘプタ
ン、イソヘプタン、2,3-ジメチルブタン、シクロペンタ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロペンタン、メチルシ
クロヘキサン、エチルシクロヘキサン等の炭化水素類、
ニトロメタン、ニトロエタン、ニトロプロパン等のニト
ロアルカン類、ジエチルアミン、トリエチルアミン、イ
ソプロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン等
のアミン類、メタノール、エタノール、n−プロピルア
ルコール、イソプロピロアルコール、n−ブチルアルコ
ール、i−ブチルアルコール、s−ブチルアルコール、
t−ブチルアルコール等のアルコール類、メチルセロソ
ルブ、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテ
ル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケ
トン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチル等のエステル類、cis-1,2-ジクロロエ
チレン、trans-1,2-ジクロロエチレン、トリクロロエチ
レン、パークロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類、
その他、3,3-ジクロロ-1,1,1,2,2- ペンタフルオロプロ
パン、1,3-ジクロロ-1,1,2,2,3- ペンタフルオロプロパ
ン、2,2-ジクロロ-1,1,1- トリフルオロエタン等の本発
明以外のフロン類等を適宜添加することができる。
の成分を更に添加混合することができる。例えば、ペン
タン、イソペンタン、ヘキサン、イソヘキサン、ヘプタ
ン、イソヘプタン、2,3-ジメチルブタン、シクロペンタ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロペンタン、メチルシ
クロヘキサン、エチルシクロヘキサン等の炭化水素類、
ニトロメタン、ニトロエタン、ニトロプロパン等のニト
ロアルカン類、ジエチルアミン、トリエチルアミン、イ
ソプロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン等
のアミン類、メタノール、エタノール、n−プロピルア
ルコール、イソプロピロアルコール、n−ブチルアルコ
ール、i−ブチルアルコール、s−ブチルアルコール、
t−ブチルアルコール等のアルコール類、メチルセロソ
ルブ、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテ
ル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケ
トン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチル等のエステル類、cis-1,2-ジクロロエ
チレン、trans-1,2-ジクロロエチレン、トリクロロエチ
レン、パークロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類、
その他、3,3-ジクロロ-1,1,1,2,2- ペンタフルオロプロ
パン、1,3-ジクロロ-1,1,2,2,3- ペンタフルオロプロパ
ン、2,2-ジクロロ-1,1,1- トリフルオロエタン等の本発
明以外のフロン類等を適宜添加することができる。
【0007】R141b及びジクロロメタンとからなる
本発明の組成物は、スクリーン材質を侵すことなく、そ
の上インキの洗浄力に優れるため、スクリーンのインキ
洗浄に好適に使用できる。
本発明の組成物は、スクリーン材質を侵すことなく、そ
の上インキの洗浄力に優れるため、スクリーンのインキ
洗浄に好適に使用できる。
【0008】
[実施例1〜4]下記表1に示す組成物を用いてスクリ
ーン材質への影響試験を行った。ポリエステル製スクリ
ーン(200メッシュ)にPVA−ジアゾ樹脂系乳剤が
塗布されたスクリーンを本発明の組成物500mlに2
4時間浸漬し、膨潤率及び乳剤抽出率を測定した。
ーン材質への影響試験を行った。ポリエステル製スクリ
ーン(200メッシュ)にPVA−ジアゾ樹脂系乳剤が
塗布されたスクリーンを本発明の組成物500mlに2
4時間浸漬し、膨潤率及び乳剤抽出率を測定した。
【0009】
【表1】
【0010】[比較例1〜4]下記表2に示す組成物を
用いてスクリーン材質への影響試験を実施例1と同様に
して行った。
用いてスクリーン材質への影響試験を実施例1と同様に
して行った。
【0011】
【表2】
【0012】[実施例5〜8]下記表3に示す組成物を
用いて、インキの洗浄力試験を行った。ポリエステル製
スクリーン(100×100mm 、200メッシュ) にレジスト
インキ(アサヒ化学研究所社製PR−120G)2gを
塗布し、1日後に洗浄液に常温で5分間浸漬し、前後の
重量変化から洗浄率を求めた。
用いて、インキの洗浄力試験を行った。ポリエステル製
スクリーン(100×100mm 、200メッシュ) にレジスト
インキ(アサヒ化学研究所社製PR−120G)2gを
塗布し、1日後に洗浄液に常温で5分間浸漬し、前後の
重量変化から洗浄率を求めた。
【0013】
【表3】
【0014】[比較例 5〜8]下記表4に示す組成物
を用いて、インキの洗浄力試験を実施例5と同様にして
行った。
を用いて、インキの洗浄力試験を実施例5と同様にして
行った。
【0015】
【表4】
【0016】
【発明の効果】本発明のR141b及びジクロロメタン
とからなる組成物は、従来の1,1,1-トリクロロエタンが
有している優れた特性を満足し、特にスクリーン材質へ
の影響がなく、インキの洗浄力に優れる等の利点があ
る。
とからなる組成物は、従来の1,1,1-トリクロロエタンが
有している優れた特性を満足し、特にスクリーン材質へ
の影響がなく、インキの洗浄力に優れる等の利点があ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津崎 真彰 千葉県市原市五井海岸10番地 旭硝子株式 会社千葉工場内
Claims (2)
- 【請求項1】1,1-ジクロロ-1- フルオロエタン及びジク
ロロメタンとからなるスクリーンのインキ洗浄剤組成
物。 - 【請求項2】1,1-ジクロロ-1- フルオロエタン30〜60重
量%及びジクロロメタン40〜70重量%とからなる請求項
1のスクリーンのインキ洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11228293A JPH06299105A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | インキ洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11228293A JPH06299105A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | インキ洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06299105A true JPH06299105A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14582799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11228293A Pending JPH06299105A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | インキ洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06299105A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102993818A (zh) * | 2012-09-29 | 2013-03-27 | 蔡丛荣 | 铝合金表面处理剂 |
WO2014141120A3 (en) * | 2013-03-15 | 2015-04-09 | Ashutosh Mukhopadhyay | De-coloration as well as clearing of colored layers from printed barcode thermal transfer pet (polyester) ribbons (ttr) in both roll form and in fragments form |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP11228293A patent/JPH06299105A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102993818A (zh) * | 2012-09-29 | 2013-03-27 | 蔡丛荣 | 铝合金表面处理剂 |
WO2014141120A3 (en) * | 2013-03-15 | 2015-04-09 | Ashutosh Mukhopadhyay | De-coloration as well as clearing of colored layers from printed barcode thermal transfer pet (polyester) ribbons (ttr) in both roll form and in fragments form |
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