JPH05168808A - 付着水除去用の溶剤組成物 - Google Patents
付着水除去用の溶剤組成物Info
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- JPH05168808A JPH05168808A JP3357291A JP35729191A JPH05168808A JP H05168808 A JPH05168808 A JP H05168808A JP 3357291 A JP3357291 A JP 3357291A JP 35729191 A JP35729191 A JP 35729191A JP H05168808 A JPH05168808 A JP H05168808A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来のトリクロロトリフルオロエタンが有する
優れた特性を保持しながらオゾン層へ全く影響を与えな
い代替付着水除去用溶剤組成物を提供する。 【構成】(A)1,2−ジメチルヘキサフルオロシクロ
ブタンを必須成分とし、これに(B)アルカン類、アル
コール類などの可溶な溶剤及び/又は(C)有機酸と有
機塩基との塩からなる界面活性剤を配合してなる。
優れた特性を保持しながらオゾン層へ全く影響を与えな
い代替付着水除去用溶剤組成物を提供する。 【構成】(A)1,2−ジメチルヘキサフルオロシクロ
ブタンを必須成分とし、これに(B)アルカン類、アル
コール類などの可溶な溶剤及び/又は(C)有機酸と有
機塩基との塩からなる界面活性剤を配合してなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板、IC等
の電子部品、精密機械部品、ガラス基板等の付着水除去
に用いられる溶剤組成物に関する。
の電子部品、精密機械部品、ガラス基板等の付着水除去
に用いられる溶剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】各種付着水除去には、不燃性、低毒性、
安定性に優れる 1,1,2- トリクロロ-1,2,2- トリフルオ
ロエタン( 以下、 R113 という。) 、又はこのR113とこ
れに可溶な溶剤との混合溶剤組成物、あるいはR113と界
面活性剤からなる混合溶剤組成物が広く使用されてい
る。R113は、金属、プラスチック、エラストマー等の基
材を侵さず、付着水を除去できる特徴を有するため、各
種精密機械部品や金属、プラスチック、エラストマー等
からなる各種電子部品、またこれらの電子部品を実装し
たガラス基板等のプリント基板等の付着水除去には最適
であった。
安定性に優れる 1,1,2- トリクロロ-1,2,2- トリフルオ
ロエタン( 以下、 R113 という。) 、又はこのR113とこ
れに可溶な溶剤との混合溶剤組成物、あるいはR113と界
面活性剤からなる混合溶剤組成物が広く使用されてい
る。R113は、金属、プラスチック、エラストマー等の基
材を侵さず、付着水を除去できる特徴を有するため、各
種精密機械部品や金属、プラスチック、エラストマー等
からなる各種電子部品、またこれらの電子部品を実装し
たガラス基板等のプリント基板等の付着水除去には最適
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来使用されていたR1
13は、種々の利点を有するにもかかわらず、化学的に特
に安定なため、対流圏内での寿命が長く、拡散して成層
圏に達し、ここで紫外線により分解して塩素ラジカルを
発生し、この塩素ラジカルが成層圏オゾンと連鎖反応を
起こし、オゾン層を破壊するとのことから、その使用規
制が実施されることとなった。
13は、種々の利点を有するにもかかわらず、化学的に特
に安定なため、対流圏内での寿命が長く、拡散して成層
圏に達し、ここで紫外線により分解して塩素ラジカルを
発生し、この塩素ラジカルが成層圏オゾンと連鎖反応を
起こし、オゾン層を破壊するとのことから、その使用規
制が実施されることとなった。
【0004】このため、従来のR113に替わり、オゾン層
を破壊しにくい代替付着水除去用溶剤の探索が活発に行
われている。この代替付着水除去用溶剤としては、2,2-
ジクロロ-1,1,1- トリフルオロエタン、1,1-ジクロロ-1
- フルオロエタン、3,3-ジクロロ-1,1,1,2,2- ペンタフ
ルオロプロパン、1,3-ジクロロ-1,1,2,2,3- ペンタフル
オロプロパン等が開発されている。
を破壊しにくい代替付着水除去用溶剤の探索が活発に行
われている。この代替付着水除去用溶剤としては、2,2-
ジクロロ-1,1,1- トリフルオロエタン、1,1-ジクロロ-1
- フルオロエタン、3,3-ジクロロ-1,1,1,2,2- ペンタフ
ルオロプロパン、1,3-ジクロロ-1,1,2,2,3- ペンタフル
オロプロパン等が開発されている。
【0005】これらの代替付着水除去用溶剤は、R113と
同様に優れた付着水除去特性を有しており、さらにオゾ
ン層への影響も極めて小さい。しかし、これらの代替付
着水除去用溶剤は、塩素原子を含むためごく僅かではあ
るがオゾン層へ若干の影響を与える。そこで、オゾン層
へ全く影響を与えないさらに優れた代替付着水除去用溶
剤の開発が望まれている。
同様に優れた付着水除去特性を有しており、さらにオゾ
ン層への影響も極めて小さい。しかし、これらの代替付
着水除去用溶剤は、塩素原子を含むためごく僅かではあ
るがオゾン層へ若干の影響を与える。そこで、オゾン層
へ全く影響を与えないさらに優れた代替付着水除去用溶
剤の開発が望まれている。
【0006】本発明は、従来のR113が有している優れた
特性を満足しながらオゾン層へ全く影響を与えない代替
付着水除去用溶剤として使用できる新規なフッ素化炭化
水素系付着水除去用溶剤組成物を提供することを目的と
する。
特性を満足しながらオゾン層へ全く影響を与えない代替
付着水除去用溶剤として使用できる新規なフッ素化炭化
水素系付着水除去用溶剤組成物を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の目的を
達成すべくなされたものであり、第一に(A) 1,2-ジメチ
ルヘキサフルオロシクロブタンと (B)1,2-ジメチルヘキ
サフルオロシクロブタンに可溶な溶剤と (C)有機酸と有
機塩基との塩からなる界面活性剤とからなる付着水除去
用溶剤組成物を提供する。
達成すべくなされたものであり、第一に(A) 1,2-ジメチ
ルヘキサフルオロシクロブタンと (B)1,2-ジメチルヘキ
サフルオロシクロブタンに可溶な溶剤と (C)有機酸と有
機塩基との塩からなる界面活性剤とからなる付着水除去
用溶剤組成物を提供する。
【0008】また本発明は、第二に(A) 1,2-ジメチルヘ
キサフルオロシクロブタンと (B)1,2-ジメチルヘキサフ
ルオロシクロブタンに可溶な溶剤とからなる付着水除去
用溶剤組成物を提供する。
キサフルオロシクロブタンと (B)1,2-ジメチルヘキサフ
ルオロシクロブタンに可溶な溶剤とからなる付着水除去
用溶剤組成物を提供する。
【0009】さらに本発明は、第三に(A) 1,2-ジメチル
ヘキサフルオロシクロブタンと (C)有機酸と有機塩基と
の塩からなる界面活性剤とからなる付着水除去用溶剤組
成物を提供する。
ヘキサフルオロシクロブタンと (C)有機酸と有機塩基と
の塩からなる界面活性剤とからなる付着水除去用溶剤組
成物を提供する。
【0010】本発明の組成物は、(A) 1,2-ジメチルヘキ
サフルオロシクロブタン(以下、DHFCBという。)
を主成分として含有するものであり、これに (B)DHF
CBに可溶な溶剤として (b-1)炭素数5以上のアルカン
類、(b-2) 炭素数5以上のシクロアルカン類、(b-3) ア
ルコール類、(b-4) ケトン類、(b-5) エーテル類、(b-
6) ハロゲン化炭化水素類、(b-7) 塩素化フッ素化炭化
水素類から選ばれる少なくとも1種以上の溶剤及び/又
は (C)有機酸と有機塩基との塩からなる界面活性剤を配
合してなるものである。
サフルオロシクロブタン(以下、DHFCBという。)
を主成分として含有するものであり、これに (B)DHF
CBに可溶な溶剤として (b-1)炭素数5以上のアルカン
類、(b-2) 炭素数5以上のシクロアルカン類、(b-3) ア
ルコール類、(b-4) ケトン類、(b-5) エーテル類、(b-
6) ハロゲン化炭化水素類、(b-7) 塩素化フッ素化炭化
水素類から選ばれる少なくとも1種以上の溶剤及び/又
は (C)有機酸と有機塩基との塩からなる界面活性剤を配
合してなるものである。
【0011】本発明の組成物に用いられる (B)DHFC
Bに可溶な溶剤としての (b-1)炭素数5以上のアルカン
類及び (b-2)炭素数5以上のシクロアルカン類として
は、ペンタン、2-メチルブタン、2,2-ジメチルプロパ
ン、ヘキサン、2-メチルペンタン、3-メチルペンタン、
2,2-ジメチルブタン、2,3-ジメチルブタン、ヘプタン、
2-メチルヘキサン、3-メチルヘキサン、2,3-ジメチルペ
ンタン、2,4-ジメチルペンタン、オクタン、2,2,3-トリ
メチルペンタン、2,2,4-トリメチルペンタン、シクロペ
ンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチ
ルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等を挙げうる
がこれに限定されない。
Bに可溶な溶剤としての (b-1)炭素数5以上のアルカン
類及び (b-2)炭素数5以上のシクロアルカン類として
は、ペンタン、2-メチルブタン、2,2-ジメチルプロパ
ン、ヘキサン、2-メチルペンタン、3-メチルペンタン、
2,2-ジメチルブタン、2,3-ジメチルブタン、ヘプタン、
2-メチルヘキサン、3-メチルヘキサン、2,3-ジメチルペ
ンタン、2,4-ジメチルペンタン、オクタン、2,2,3-トリ
メチルペンタン、2,2,4-トリメチルペンタン、シクロペ
ンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチ
ルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等を挙げうる
がこれに限定されない。
【0012】(B) DHFCBに可溶な溶剤としての (b-
3)アルコール類としては、メタノール、エタノール、i-
プロパノール、n-プロパノール、n-ブタノール、i-ブタ
ノール、s-ブタノール、t-ブタノール等を挙げうるがこ
れに限定されない。
3)アルコール類としては、メタノール、エタノール、i-
プロパノール、n-プロパノール、n-ブタノール、i-ブタ
ノール、s-ブタノール、t-ブタノール等を挙げうるがこ
れに限定されない。
【0013】(B) DHFCBに可溶な溶剤としての (b-
4)ケトン類としては、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン等を挙げ
うるがこれに限定されない。
4)ケトン類としては、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン等を挙げ
うるがこれに限定されない。
【0014】(B) DHFCBに可溶な溶剤としての (b-
5)エーテル類としては、ジエチルエーテル、メチルセロ
ソルブ、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等を挙げ
うるがこれに限定されない。
5)エーテル類としては、ジエチルエーテル、メチルセロ
ソルブ、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等を挙げ
うるがこれに限定されない。
【0015】(B) DHFCBに可溶な溶剤としての (b-
6)ハロゲン化炭化水素類としては、ジクロロメタン、ci
s-1,2-ジクロロエチレン、trans-1,2-ジクロロエチレ
ン、2-ブロモプロパン等を挙げうるがこれに限定されな
い。
6)ハロゲン化炭化水素類としては、ジクロロメタン、ci
s-1,2-ジクロロエチレン、trans-1,2-ジクロロエチレ
ン、2-ブロモプロパン等を挙げうるがこれに限定されな
い。
【0016】また、(B) DHFCBに可溶な溶剤として
の (b-7)塩素化フッ素化炭化水素類としては、2,2-ジク
ロロ-1,1,1- トリフルオロエタン、1,1-ジクロロ-1- フ
ルオロエタン、3,3-ジクロロ-1,1,1,2,2- ペンタフルオ
ロプロパン、1,3-ジクロロ-1,1,2,2,3- ペンタフルオロ
プロパン、1,1-ジクロロ-1,2,2,3,3- ペンタフルオロプ
ロパン、1,2-ジクロロ-1,1,3,3,3- ペンタフルオロプロ
パン、1,2-ジクロロ-1,1,2,3,3- ペンタフルオロプロパ
ン、2,3-ジクロロ-1,1,1,2,3- ペンタフルオロプロパ
ン、2,2-ジクロロ-1,1,1,3,3- ペンタフルオロプロパン
等を挙げうるがこれに限定されない。
の (b-7)塩素化フッ素化炭化水素類としては、2,2-ジク
ロロ-1,1,1- トリフルオロエタン、1,1-ジクロロ-1- フ
ルオロエタン、3,3-ジクロロ-1,1,1,2,2- ペンタフルオ
ロプロパン、1,3-ジクロロ-1,1,2,2,3- ペンタフルオロ
プロパン、1,1-ジクロロ-1,2,2,3,3- ペンタフルオロプ
ロパン、1,2-ジクロロ-1,1,3,3,3- ペンタフルオロプロ
パン、1,2-ジクロロ-1,1,2,3,3- ペンタフルオロプロパ
ン、2,3-ジクロロ-1,1,1,2,3- ペンタフルオロプロパ
ン、2,2-ジクロロ-1,1,1,3,3- ペンタフルオロプロパン
等を挙げうるがこれに限定されない。
【0017】本発明の組成物に用いられる (C)有機酸と
有機塩基との塩からなる界面活性剤としては、広範囲に
わたって種々例示され得るが、特に高級脂肪酸と高級脂
肪族アミンとの塩からなるカプリル酸カプリルアミン、
カプロン酸カプリルアミン、ヘキシル酸カプリルアミ
ン、ヘキシル酸ドデシルアミン、ヘキシル酸ステアリル
アミン等が好適なものとして例示される。
有機塩基との塩からなる界面活性剤としては、広範囲に
わたって種々例示され得るが、特に高級脂肪酸と高級脂
肪族アミンとの塩からなるカプリル酸カプリルアミン、
カプロン酸カプリルアミン、ヘキシル酸カプリルアミ
ン、ヘキシル酸ドデシルアミン、ヘキシル酸ステアリル
アミン等が好適なものとして例示される。
【0018】本発明の組成物の混合組成比は特に限定さ
れるものではないが、好ましくは、(B) DHFCBに可
溶な溶剤の含有量は 0.1〜50重量%であり、 (C)有機酸
と有機塩基との塩からなる界面活性剤の含有量は 0.001
〜10重量%である。
れるものではないが、好ましくは、(B) DHFCBに可
溶な溶剤の含有量は 0.1〜50重量%であり、 (C)有機酸
と有機塩基との塩からなる界面活性剤の含有量は 0.001
〜10重量%である。
【0019】本発明の組成物においては、必要に応じて
その他の成分を更に添加混合することができる。例え
ば、溶剤としての用途においては、ニトロメタン、ニト
ロエタン、ニトロプロパン、ニトロベンゼン等のニトロ
化合物類、ジエチルアミン、トリエチルアミン、i-プロ
ピルアミン、ブチルアミン、i-ブチルアミン等のアミン
類、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステ
ル類、フェノール、o-クレゾール、m-クレゾール、p-ク
レゾール、チモール、p-t-ブチルフェノール、t-ブチル
カテコール、カテコール、イソオイゲノール、o-メトキ
シフェノール、4,4'- ジヒドロキシフェニル-2,2- プロ
パン、サリチル酸イソアミル、サリチル酸ベンジル、サ
リチル酸メチル、2,6-ジ-t- ブチル-p- クレゾール等の
フェノール類、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチル- フェニ
ル) ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3'-t-ブチ
ル-5'-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、
1,2,3-ベンゾトリアゾール、1-[(N,N-ビス-2- エチルヘ
キシル) アミノメチル] ベンゾトリアゾールのトリアゾ
ール類などを適宜添加することができる。
その他の成分を更に添加混合することができる。例え
ば、溶剤としての用途においては、ニトロメタン、ニト
ロエタン、ニトロプロパン、ニトロベンゼン等のニトロ
化合物類、ジエチルアミン、トリエチルアミン、i-プロ
ピルアミン、ブチルアミン、i-ブチルアミン等のアミン
類、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステ
ル類、フェノール、o-クレゾール、m-クレゾール、p-ク
レゾール、チモール、p-t-ブチルフェノール、t-ブチル
カテコール、カテコール、イソオイゲノール、o-メトキ
シフェノール、4,4'- ジヒドロキシフェニル-2,2- プロ
パン、サリチル酸イソアミル、サリチル酸ベンジル、サ
リチル酸メチル、2,6-ジ-t- ブチル-p- クレゾール等の
フェノール類、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチル- フェニ
ル) ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3'-t-ブチ
ル-5'-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、
1,2,3-ベンゾトリアゾール、1-[(N,N-ビス-2- エチルヘ
キシル) アミノメチル] ベンゾトリアゾールのトリアゾ
ール類などを適宜添加することができる。
【0020】(A) DHFCBと (B)これに可溶な溶剤及
び/又は (C)有機酸と有機塩基との塩からなる界面活性
剤とからなる本発明の付着水除去用溶剤組成物は、従来
のR113系と同程度の付着水除去能力を有し、各種用途に
好適に使用できる。
び/又は (C)有機酸と有機塩基との塩からなる界面活性
剤とからなる本発明の付着水除去用溶剤組成物は、従来
のR113系と同程度の付着水除去能力を有し、各種用途に
好適に使用できる。
【0021】付着水除去方法としては、手拭き、浸漬、
スプレー、揺動、超音波洗浄、蒸気洗浄等を採用すれば
よい。
スプレー、揺動、超音波洗浄、蒸気洗浄等を採用すれば
よい。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。
【0023】実施例1〜23 表1〜4に示す洗浄溶剤組成物を用いて付着水の除去試
験を行った。すなわち、30mm×18mm×5mm のガラス板を
純水に浸漬後、表1〜4に示す本発明の洗浄溶剤組成物
中に20秒浸漬して水切りを行い、取り出したガラス板
を無水メタノール中に浸漬してその水分増加量から付着
水の除去状況を判定した。付着水の除去の度合を除去度
として表1〜4に示す。
験を行った。すなわち、30mm×18mm×5mm のガラス板を
純水に浸漬後、表1〜4に示す本発明の洗浄溶剤組成物
中に20秒浸漬して水切りを行い、取り出したガラス板
を無水メタノール中に浸漬してその水分増加量から付着
水の除去状況を判定した。付着水の除去の度合を除去度
として表1〜4に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】
【発明の効果】本発明の1,2-ジメチルヘキサフルオロシ
クロブタンとこれに可溶な溶剤及び/又は有機酸と有機
塩基との塩からなる界面活性剤とからなる付着水除去用
溶剤組成物は、従来のR113が有している優れた特性、特
に付着水除去特性を満足し、オゾン層へ影響を与えない
等の利点がある。
クロブタンとこれに可溶な溶剤及び/又は有機酸と有機
塩基との塩からなる界面活性剤とからなる付着水除去用
溶剤組成物は、従来のR113が有している優れた特性、特
に付着水除去特性を満足し、オゾン層へ影響を与えない
等の利点がある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 7:26) (72)発明者 宇佐見 陽子 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内
Claims (12)
- 【請求項1】(A) 1,2-ジメチルヘキサフルオロシクロブ
タンと (B)1,2-ジメチルヘキサフルオロシクロブタンに
可溶な溶剤と (C)有機酸と有機塩基との塩からなる界面
活性剤とからなる付着水除去用の溶剤組成物。 - 【請求項2】(A) 1,2-ジメチルヘキサフルオロシクロブ
タンと (B)1,2-ジメチルヘキサフルオロシクロブタンに
可溶な溶剤とからなる付着水除去用の溶剤組成物。 - 【請求項3】(A) 1,2-ジメチルヘキサフルオロシクロブ
タンと (C)有機酸と有機塩基との塩からなる界面活性剤
とからなる付着水除去用の溶剤組成物。 - 【請求項4】(B) 1,2-ジメチルヘキサフルオロシクロブ
タンに可溶な溶剤が (b-1)炭素数5以上のアルカン類、
(b-2)炭素数5以上のシクロアルカン類、 (b-3)アルコ
ール類、(b-4) ケトン類、(b-5) エーテル類、(b-6) ハ
ロゲン化炭化水素類、 (b-7)塩素化フッ素化炭化水素類
から選ばれる少なくとも1種以上の溶剤である請求項1
の付着水除去用の溶剤組成物。 - 【請求項5】(B) 1,2-ジメチルヘキサフルオロシクロブ
タンに可溶な溶剤が (b-3)アルコール類と (b-1)炭素数
5以上のアルカン類、(b-2) 炭素数5以上のシクロアル
カン類、(b-4) ケトン類、(b-5) エーテル類、(b-6) ハ
ロゲン化炭化水素類、 (b-7)塩素化フッ素化炭化水素類
から選ばれる少なくとも1種以上の溶剤との混合物から
なる請求項2の付着水除去用の溶剤組成物。 - 【請求項6】(C) 有機酸と有機塩基との塩からなる界面
活性剤が高級脂肪酸と高級脂肪族アミンとの塩である請
求項1または3の付着水除去用の溶剤組成物。 - 【請求項7】(B) 1,2-ジメチルヘキサフルオロシクロブ
タンに可溶な溶剤の含有量が 0.1重量%〜50重量%であ
り、(C) 有機酸と有機塩基との塩からなる界面活性剤の
含有量が 0.001重量%〜10重量%である請求項1の付着
水除去用の溶剤組成物。 - 【請求項8】(B) 1,2-ジメチルヘキサフルオロシクロブ
タンに可溶な溶剤の含有量が 0.1重量%〜50重量%であ
る請求項2の付着水除去用の溶剤組成物。 - 【請求項9】(C) 有機酸と有機塩基との塩からなる界面
活性剤の含有量が 0.001重量%〜10重量%である請求項
3の付着水除去用の溶剤組成物。 - 【請求項10】(B) 1,2-ジメチルヘキサフルオロシクロ
ブタンに可溶な溶剤が (b-1)炭素数5以上のアルカン
類、(b-2) 炭素数5以上のシクロアルカン類、(b-3) ア
ルコール類、(b-4) ケトン類、(b-5) エーテル類、(b-
6) ハロゲン化炭化水素類、 (b-7)塩素化フッ素化炭化
水素類から選ばれる少なくとも1種以上の溶剤であり、
(C)有機酸と有機塩基との塩からなる界面活性剤が高級
脂肪酸と高級脂肪族アミンとの塩である請求項7の付着
水除去用の溶剤組成物。 - 【請求項11】(B) 1,2-ジメチルヘキサフルオロシクロ
ブタンに可溶な溶剤が (b-1)炭素数5以上のアルカン
類、(b-2) 炭素数5以上のシクロアルカン類、(b-3) ア
ルコール類、(b-4) ケトン類、(b-5) エーテル類、(b-
6) ハロゲン化炭化水素類、 (b-7)塩素化フッ素化炭化
水素類から選ばれる少なくとも1種以上の溶剤である請
求項8の付着水除去用の溶剤組成物。 - 【請求項12】(C) 有機酸と有機塩基との塩からなる界
面活性剤が高級脂肪酸と高級脂肪族アミンとの塩である
請求項9の付着水除去用の溶剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3357291A JPH05168808A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 付着水除去用の溶剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3357291A JPH05168808A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 付着水除去用の溶剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05168808A true JPH05168808A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18453372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3357291A Withdrawn JPH05168808A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 付着水除去用の溶剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05168808A (ja) |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP3357291A patent/JPH05168808A/ja not_active Withdrawn
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