JPH06298604A - 農薬錠剤 - Google Patents

農薬錠剤

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JPH06298604A
JPH06298604A JP8862293A JP8862293A JPH06298604A JP H06298604 A JPH06298604 A JP H06298604A JP 8862293 A JP8862293 A JP 8862293A JP 8862293 A JP8862293 A JP 8862293A JP H06298604 A JPH06298604 A JP H06298604A
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JP
Japan
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parts
active ingredient
compound
tablet
acid
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JP8862293A
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English (en)
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Masao Ogawa
雅男 小川
Manabu Tagami
学 田上
Toshiro Otsubo
敏朗 大坪
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】有害生物防除活性成分または植物生長調節活性
成分である農薬活性成分、炭酸塩および固体酸を含有す
る発泡性農薬錠剤において、該錠剤が二層以上の構造を
有し各層に異なる農薬活性成分を含有するか、または該
錠剤が三層以上の構造を有し農薬活性成分を含有しない
層により互いに異なる農薬活性成分を含有する層が接触
しないように形成されてなる農薬錠剤。 【効果】二種以上の農薬活性成分間に物理的変化、化学
的変化等がみられ不都合を生じる場合、即ち、所謂配合
禁忌の虞がある場合においても、本発明の農薬錠剤は、
該農薬活性成分を安定な状態で含有し得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡性農薬錠剤に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、有害生物防除活性成分または
植物生長調節活性成分である農薬活性成分、炭酸塩およ
び固体酸を含有する発泡性農薬組成物としては、特開平
3−128301号、特開平5−903号、特開平5−
9101号公報等に記載のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
発泡性農薬組成物は、二種以上の農薬活性成分を含む場
合において、それらの活性成分間に物理的変化、化学的
変化等がみられ不都合を生じる場合、即ち、所謂配合禁
忌の虞があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこうした課題を
解決するものであり、農薬活性成分、炭酸塩および固体
酸を含有する発泡性農薬錠剤において、図1に示される
ように該錠剤が二層以上の構造を有し、各層に異なる農
薬活性成分を含有する農薬錠剤を提供するものである。
また、本発明は、農薬活性成分、炭酸塩および固体酸を
含有する発泡性農薬錠剤において、図2に示されるよう
に該錠剤が三層以上の構造を有し、農薬活性成分を含有
しない層により、互いに異なる農薬活性成分を含有する
層が接触しないように形成されている農薬錠剤を提供す
るものでもある。
【0005】本発明に用いられる農薬活性成分である有
害生物防除活性成分または植物成長調節活性成分は、特
に限定されるものではないが、例えば次のような化合
物、その活性な異性体および該混合物が挙げられる。以
下、化合物番号と共に化合物例を示す。 (1) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(4−クロロフェニル)−3−メチルブチラート (2) (S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チラート (3) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシラ
ート (4) 3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジク
ロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ
キシラート (5) 3−フェノキシベンジル クリサンテマート (6) 3−フェノキシベンジル (1R)−クリサン
テマート (7) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシラート (8) α−シアノ−3−(4−ブロモフェノキシ)ベ
ンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシラート (9) α−シアノ−3−(4−フルオロフェノキシ)
ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシラート (10)α−シアノ−3−(3−ブロモフェノキシ)ベ
ンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシラート
【0006】(11) α−シアノ−3−(4−クロロ
フェノキシ)ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラー
ト (12) α−シアノ−3−フェノキシベンジル クリ
サンテマート (13) α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1
R)−クリサンテマート (14) α−シアノ−3−(4−ブロモフェノキシ)
ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チラート (15) α−シアノ−3−(3−ブロモフェノキシ)
ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チラート (16) α−シアノ−3−(4−クロロフェノキシ)
ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チラート (17) α−シアノ−3−(4−フルオロフェノキ
シ)ベンジル 2−(4−クロロフェニル)−3−メチ
ルブチラート (18) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(4−ブロモフェニル)−3−メチルブチラート (19) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(4−tert−ブチルフェニル)−3−メチルブチラート (20) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(3,4−メチレンジオキシフェニル)−3−メチルブ
チラート
【0007】(21) α−シアノ−4−フルオロ−3
−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラー
ト (22) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(2−クロロ−4−トリフルオロメチルアニリノ)−3
−メチルブチラート (23) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(4−ジフルオロメトキシフェニル)−3−メチルブチ
ラート (24) α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(S)−2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−3
−メチルブチラート (25) シアノ−(5−フェノキシ−2−ピリジル)
メチル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシラート (26) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2−ジメチル−3−(1,2,2,2−テトラブロモエ
チル)シクロプロパンカルボキシラート (27) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2−ジメチル−3−(1,2−ジクロロ−2,2−ジブ
ロモエチル)シクロプロパンカルボキシラート (28) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 1−
(4−エトキシフェニル)−2,2−ジクロロシクロプ
ロパンカルボキシラート (29) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−トリフルオロメ
チルビニル)シクロプロパンカルボキシラート (30) 2−(4−エトキシフェニル)−2−メチル
プロピル 3−フェノキシベンジル エーテル
【0008】(31) 2−(4−エトキシフェニル)
−3,3,3−トリフルオロプロピル3−フェノキシベ
ンジル エーテル (32) 2−メチル−3−フェニルベンジル (1
R,トランス)−2,2−ジメチル−3−(2−クロロ
−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパンカル
ボキシラート (33) 2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチ
ルベンジル (1R,トランス)−2,2−ジメチル−
3−(2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル)シ
クロプロパンカルボキシラート (34) 3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド
メチル クリサンテマート (35) 3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド
メチル (1R)−クリサンテマート (36) 3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロ
ペント−2−エンイルクリサンテマート (37) 3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロ
ペント−2−エンイル(1R)−クリサンテマート (38) (S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2
−プロピニル)シクロペント−2−エンイル (1R)
−クリサンテマート (39) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル
(1R)−クリサンテマート (40) 5−ベンジル−3−フリルメチル クリサン
テマート
【0009】(41) 5−ベンジル−3−フリルメチ
ル (1R)−クリサンテマート (42) α−シアノ−3−(4−ブロモフェノキシ)
ベンジル 3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシラート (43) O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−
ニトロフェニル) ホスホロチオエート (44) O,O−ジメチル S−〔1,2−ジ(エト
キシカルボニル)エチル〕 ホスホロジチオエート (45) O,O−ジメチル O−(4−シアノフェニ
ル) ホスホロチオエート (46) O,O−ジメチル S−(α−エトキシカル
ボニルベンジル) ホスホロジチオエート (47) O,O−ジエチル O−(2−イソプロピル
−4−メチル−6−ピリミジニル) ホスホロチオエー
ト (48) O,O−ジメチル O−〔3−メチル−4−
(メチルチオ)フェニル〕 ホスホロチオエート (49) O−(4−ブロモ−2,5−ジクロロフェニ
ル) O,O−ジエチルホスホロチオエート (50) 2−メトキシ−4H−1,3,2−ベンゾオ
キサホスホリン−2−スルフィド
【0010】(51) O,O−ジメチル O−(2,
4,5−トリクロロフェニル) ホスホロチオエート (52) O,O−ジエチル O−(3,5,6−トリ
クロロ−2−ピリジル)ホスホロチオエート (53) O,O−ジメチル O−(3,5,6−トリ
クロロ−2−ピリジル)ホスホロチオエート (54) O,O−ジメチル O−(4−ブロモ−2,
5−ジクロロフェニル)ホスホロチオエート (55) ジメチル 2,2−ジクロロビニルホスフェ
ート (56) O,S−ジメチル N−アセチルホスホロア
ミドチオエート (57) O−(2,4−ジクロロフェニル) O−エ
チル S−プロピル ホスホロジチオエート (58) O,O−ジメチル S−(5−メトキシ−
1,3,4−チアジアゾリン−2−オン−3−イルメチ
ル) ホスホロジチオエート (59) ジメチル 2,2,2−トリクロロ−1−ヒ
ドロキシエチルホスホネート (60) O−エチル O−(4−ニトロフェニル)
ベンゼンホスホノチオエート
【0011】(61) O,O−ジメチル S−(N−
メチルカルバモイルメチル) ホスホロジチオエート (62) 2−sec−ブチルフェニル N−メチルカー
バメート (63) 3−メチルフェニル N−メチルカーバメー
ト (64) 3,4−ジメチルフェニル N−メチルカー
バメート (65) 2−イソプロポキシフェニル N−メチルカ
ーバメート (66) 1−ナフチル N−メチルカーバメート (67) 2−イソプロピルフェニル N−メチルカー
バメート (68) O,O−ジエチル S−〔2−(エチルチ
オ)エチル〕 ホスホロジチオエート (69) S−メチル N−〔(メチルカルバモイル)
オキシ〕チオアセトイミデート (70) トランス−5−(4−クロロフェニル)−N
−シクロヘキシル−4−メチル−2−オキソチアゾリジ
ン−3−カルボキサミド
【0012】(71) 2,3−ジヒドロ−2,2−ジ
メチル−7−ベンゾフラニル N−ジブチルアミノチオ
−N−メチルカーバメート (72) N,N,−ジメチル−1,2,3−トリチア
ン−5−イルアミン (73) 1,3−ビス(カルバモイルチオ)−2−
(N,N−ジメチルアミノ)プロパン塩酸塩 (74) エチル N−〔2,3−ジヒドロ−2,2−
ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メ
チル)アミノチオ〕−N−イソプロピル−β−アラニナ
ート (75) 1−〔3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ
−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フェ
ニル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア (76) 1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオ
ロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)
ウレア (77) 1−〔3,5−ジクロロ−4−(1,1,
2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル〕−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア (78) エチル 2−(4−フェノキシフェノキシ)
エチルカーバメート (79) 2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチル
ベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−
オン (80) 1−〔4−(2−クロロ−4−トリフルオロ
メチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル〕−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア
【0013】(81) tert−ブチル (E)−α−
(1,3−ジメチル−5−フェノキシピラゾール−4−
イルメチレンアミノオキシ)−p−トルエート (82) 3,7,9,13−テトラメチル−5,11
−ジオキサ−2,8,14−トリチア−4,7,9,1
2−テトラアザペンタデカ−3,12−ジエン−6,1
0−ジオン (83) 1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−
N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンアミン (84) 5−エトキシ−3−トリクロロメチル−1,
2,4−チアジアゾール (85) O,O−ジイソプロピル S−ベンジル ホ
スホロチオラート (86) O−エチル S,S−ジフェニル ジチオホ
スフェート (87) ポリオキシン (88) ブラストサイジンS (89) 3,4−ジクロロプロピオンアニリド (90) イソプロピル N−(3−クロロフェニル)
カーバメート
【0014】(91) S−エチル N,N−ジプロピ
ルチオールカーバメート (92) 3−メトキシカルボニルアミノフェニル N
−(3−メチルフェニル)カーバメート (93) N−メトキシメチル−2−クロロ−2’,
6’−ジエチルアセトアニリド (94) 2,6−ジニトロ−N,N−ジプロピル−4
−トリフルオロメチルアニリン (95) S−(4−クロロベンジル) N,N−ジエ
チルチオールカーバメート (96) S−エチル N,N−ヘキサメチレンチオー
ルカーバメート (97) N−(1,1,3−トリメチル−2−オキサ
−4−インダニル)−5−クロロ−1,3−ジメチルピ
ラゾール−4−カルボキサミド (98) 3’−イソプロポキシ−2−(トリフルオロ
メチル)ベンズアニリド (99) ジイソプロピル 1,3−ジチオラン−2−
イリデンマロネート (100) 1,2,5,6−テトラヒドロピロロ
[3,2,1−i,j]キノリン−4−オン
【0015】(101) 3−アリルオキシ−1,2−
ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシド (102) 5−メチル[1,2,4]トリアゾロ
[3,4−b]ベンゾチアゾール (103) 1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−
2−チオウレイド)ベンゼン (104) 1−(4−クロロベンジル)−1−シクロ
ペンチル−3−フェニルウレア (105) バリダマイシンA (106) 6−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェ
ニル)−3(2H)−ピリダジノン (107) カスガマイシン塩酸塩 (108) メチル 1−(ブチルカルバモイル)ベン
ズイミダゾール−2−カーバメート (109) 3−(3,5−ジクロロフェニル)−N−
イソプロピル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−
カルボキサミド (110) 3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−
メチル−5−ビニル−1,3−オキサゾリジン−2,4
−ジオン
【0016】(111) エチレンビスジチオカルバミ
ン酸マンガン (112) エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン
および亜鉛 (113) N−(トリクロロメチルチオ)シクロヘキ
サ−4−エン−1,2−ジカルボキシミド (114) 3'−イソプロポキシ−2−メチルベンズア
ニリド (115) 3−ヒドロキシ−5−メチルイソオキサゾ
ール (116) テトラクロロイソフタロニトリル (117) 1,1'−イミノジ(オクタメチレン)ジグ
アニジン (118) 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−
ジメチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1
−イル)ブタノン (119) (E)−4−クロロ−2−(トリフルオロ
メチル)−N−〔1−(イミダゾール−1−イル)−2
−プロポキシエチリデン〕アニリン (120) メチル N−(メトキシアセチル)−N−
(2,6−ジメチルフェニル)アラニナート
【0017】(121) 3−クロロ−N−(3−クロ
ロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)−2,6
−ジニトロ−4−メチルアニリン (122) N−ブトキシメチル−2−クロロ−2’,
6’−ジエチルアセトアニリド (123) O−エチル O−(5−メチル−2−ニト
ロフェニル)−sec−ブチル ホスホロアミドチオエ
ート (124) エチル N−クロロアセチル−N−(2,
6−ジエチルフェニル)グリシナート (125) 2−〔1−メチル−2−(4−フェノキシ
フェノキシ)エトキシ〕ピリジン (126) (E)−1−(4−クロロフェニル)−
4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール (127) 1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジ
メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)ペンタン−3−オール (128) 2−ブロモ−N−(α,α−ジメチルベン
ジル)−3,3−ジメチルブタンアミド (129) 1−(1−メチル−1−フェニルエチル)
−3−(p−トリル)ウレア (130) 2−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリ
【0018】(131) 2−(2,4−ジクロロ−3
−メチルフェノキシ)プロピオンアニリド (132) 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−
1,3−ジメチル−5−ピラゾリル p−トルエンスル
ホナート (133) 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−
1,3−ジメチル−5−フェナシルオキシピラゾール (134) 4−(2,4−ジクロロ−3−メチルベン
ゾイル)−1,3−ジメチル−5−(4−メチルフェナ
シルオキシ)ピラゾール (135) 2,4,6−トリクロロフェニル 4−ニ
トロフェニル エーテル (136) 2,4−ジクロロフェニル 3−メトキシ
−4−ニトロフェニルエーテル (137) 2,4−ジクロロフェニル 3−メトキシ
カルボニル−4−ニトロフェニル エーテル (138) 2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−
N−メチルアセトアニリド (139) 2',3'−ジクロロ−4−エトキシメトキシ
ベンズアニリド (140) 5−tert−ブチル−3−(2,4−ジクロ
ロ−5−イソプロポキシフェニル)−1,3,4−オキ
サジアゾール−2−(3H)−オン
【0019】(141) 2−アミノ−3−クロロ−
1,4−ナフトキノン (142) メチル 2−〔3−(4,6−ジメトキシ
ピリミジン−2−イル)ウレイドスルホニルメチル〕ベ
ンゾエート (143) 3,7−ジクロロキノリン−8−カルボン
酸 (144) エチル 5−〔3−(4,6−ジメトキシ
ピリミジン−2−イル)ウレイドスルホニル〕−1−メ
チルピラゾール−4−カルボキシラート (145) 3−クロロ−2−〔4−クロロ−2−フル
オロ−5−(2−プロピニルオキシ)フェニル〕−4,
5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール (146) O−(4−tert−ブチルフェニル) N−
(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチオノカ
ーバメート (147) O−(3−tert−ブチルフェニル) N−
(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチオノカ
ーバメート (148) O−(4−クロロ−3−エチルフェニル)
N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチ
オノカーバメート (149) O−(4−ブロモ−3−エチルフェニル)
N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチ
オノカーバメート (150) O−(3−tert−ブチル−4−クロロフェ
ニル) N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メ
チルチオノカーバメート
【0020】(151) O−(4−トリフルオロメチ
ルフェニル) N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−
N−メチルチオノカーバメート (152) 1−(2−クロロベンジル)−3−(α,
α−ジメチルベンジル)ウレア (153) N−(3,5−ジクロロフェニル)−1,
2−ジメチルシクロプロパン−1,2−ジカルボキシイ
ミド (154) O−(2,6−ジクロロ−4−メトキシフ
ェニル) O,O−ジメチル ホスホロチオエート (155) 1−エチル−1,4−ジヒドロ−6,7−
メチレンジオキシ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸 (156) (E)−1−(2,4−ジクロロフェニ
ル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール (157) イソプロピル 3,4−ジエトキシフェニ
ルカーバメート (158) N−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−
(1−メチル−2−プロピニルオキシ)フェニル〕−
3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド (159) N−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−
(ペンチルオキシカルボニルメトキシ)フェニル〕−
3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド (160) 7−フルオロ−6−(3,4,5,6−テ
トラヒドロフタルイミド)−4−(2−プロピニル)−
3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジン−3(2
H)−オン
【0021】(161) 2−〔1−(エトキシイミ
ノ)エチル〕−3−ヒドロキシ−5−〔2−〔4−(ト
リフルオロメチル)フェニルチオ〕エチル〕−2−シク
ロヘキセン−1−オン (162) 1−(4−クロロフェニル)−3−(2,
6−ジフルオロベンゾイル)ウレア (163) イソプロピル (2E,4E)−11−メト
キシ−3,7,11−トリメチル−2,4−ドデカジエノ
エート (164) 2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピ
ル−5−フェニル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2
H−1,3,5−チアジアジン−4−オン (165) 2−フェノキシ−6−(ネオペンチルオキ
シメチル)ピリジン (166) 3−クロロ−2−〔7−フルオロ−4−
(2−プロピニル)−3,4−ジヒドロ−1,4−ベン
ゾオキサジン−3(2H)−オン−6−イル〕−4,
5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール (167) 4’−クロロ−2’−(α−ヒドロキシベ
ンジル)イソニコチン酸アニリド (168) 6−(ベンジルアミノ)プリン (169) 5−クロロ−3−メチル−4−ニトロ−1
H−ピラゾール (170) 2−クロロエチルトリメチルアンモニウム
クロリド
【0022】(171) 2−(3−クロロフェノキ
シ)プロピオン酸 (172) 3−(4−クロロフェニル)−1,1−ジ
メチルウレア (173) 2,4−ジクロロフェノキシ酢酸 (174) 3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,
1−ジメチルウレア (175) 1,1’−エチレン−2,2’−ビピリジ
ニウム ジブロミド (176) マレイン酸ヒドラジド (177) 2,4−ジニトロ−6−sec−ブチルフ
ェノール (178) 2,4−ジメチル−5−(トリフルオロメ
チルスルホニルアミノ)アセトアニリド (179) 6−(フルフリルアミノ)プリン (180) βーヒドロキシエチルヒドラジン
【0023】(181) 3−インドール酢酸 (182) 3−メチル−5−(1−ヒドロキシ−4−
オキソ−2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン
−1−イル)シス、トランス−2,4−ペンタジエン酸 (183) 1−ナフトキシ酢酸 (184) 7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン−2,3−ジカルボン酸 モノアルキルアミン塩 (185) 1−フェニル−3−〔4−(2−クロロピ
リジル)〕ウレア (186) 5−クロロ−1H−インダゾール−3−イ
ル酢酸ナトリウム (187) S,S−ジメチル 2−(ジフルオロメチ
ル)−4−(2−メチルプロピル)−6−(トリフルオ
ロメチル)ピリジン−3,5−ジカルボチオアート (188) 3−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−
トリアジン−2−イル)−1−〔2−(2−メトキシエ
トキシ)フェニルスルホニル〕ウレア (189) エキソ−1−メチル−4−(1−メチルエ
チル)−2−(2−メチルフェニルメトキシ)−7−オ
キサビシクロ[2.2.1]ヘプタン (190) 2’,6’−ジエチル−N−〔(2−シス
−ブテノキシ)メチル〕−2−クロロアセトアニリド
【0024】(191) 2,3−ジヒドロ−3,3−
ジメチル−5−ベンゾフラニル エタンスルホナート (192) 2’,6’−ジメチル−N−(3−メトキ
シ−2−テニル)−2−クロロアセトアニリド (193) 1−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]
ピリジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメ
トキシ−2−ピリミジニル)ウレア (194) 3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベ
ンゾチアジアジン−4(3H)−オン−2,2−ジオキ
シド (195) 2−(1−エトキシイミノブチル)−5−
〔2−(エチルチオ)プロピル〕−3−ヒドロキシシク
ロヘキサ−2−エン−1−オン (196) 2’,6’−ジエチル−N−(2−プロポ
キシエチル)−2−クロロアセトアニリド (197) 1,1’−ジメチル−4,4’−ビピリジ
ニウム ジクロリド (198) S−(1−メチル−1−フェニルエチル)
ピペリジン−1−カルボチオアート (199) S−(2−メチル−1−ピペリジンカルボ
ニルメチル) O,O−ジプロピル ジチオホスフェー
ト (200) S−ベンジル N−エチル−N−(1,2
−ジメチルプロピル)チオールカーバメート
【0025】(201) 2−クロロ−4−エチルアミ
ノ−6−イソプロピルアミノ−1,3,5−トリアジン (202) 2−メチルチオ−4,6−ビス(エチルア
ミノ)−1,3,5−トリアジン (203) アンモニウム ホモアラニン−4−イル
(メチル)ホスフィナート (204) 2−クロロ−4,6−ビス(エチルアミ
ノ)−1,3,5−トリアジン (205) L−2−アミノ−4−〔(ヒドロキシ)
(メチル)ホスフィノイル〕ブチリル−L−アラニル−
L−アラニンナトリウム (206) イソプロピルアンモニウム N−(ホスホ
ノメチル)グリシナート (207) トリメチルスルホニウム N−(ホスホノ
メチル)グリシナート (208) 2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−1,3,5−ト
リアジン (209) コハク酸2,2−ジメチルヒドラジド (210) 3−〔2−(3,5−ジメチル−2−オキ
ソシクロヘキシル)−2−ヒドロキシメチル〕グルタル
イミド
【0026】本発明において、用いられる二種以上の農
薬活性成分の混合割合は任意に選ぶことができ、その合
計量は活性成分の種類等により異なるが一般に、農薬錠
剤の全重量に対して0.01〜80重量%、好ましくは0.1 〜
50重量%である。尚、これらの活性成分が液体の場合ま
たは溶媒に溶解させて用いられる場合は、通常本発明組
成物の全重量に対して0.01〜60重量%、好ましく
は0.1〜40重量%である。活性成分化合物が、例え
ば前述の化合物番号(43)〜(61)、(123)等
で示される有機リン化合物と化合物番号(75)、(8
1)、(97)、(125)、(133)、(13
4)、(144)等で示される含窒素複素環化合物との
組み合わせの場合、該活性成分化合物の分解等の配合禁
忌が生じ易く、本発明の農薬錠剤は、特にこうした二種
以上の組み合わせにおいて有効である。尚、三種以上の
活性成分化合物を含有する場合において、このうち二種
の活性成分化合物間に配合禁忌が生じないときは、これ
ら二種の活性成分化合物を同一の層中に含有せしめても
構わないことは言うまでもない。
【0027】本発明において用いられる炭酸塩として
は、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウ
ム、炭酸アンモニウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウム、炭酸水
素アンモニウム、セスキ炭酸ナトリウム、セスキ炭酸カ
リウム、セスキ炭酸アンモニウム等が挙げられ、該炭酸
塩は一種単独でまたは二種以上を混合して用いられる。
また、本発明において用いられる固体酸としては、例え
ばクエン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、酒石
酸、シュウ酸、マロン酸、リンゴ酸、アジピン酸、ホウ
酸、安息香酸、フェニル酢酸等が挙げられる。これらの
酸は一種単独でまたは二種以上を混合して用いられる。
用いられる炭酸塩および固体酸の量は、その合計量が本
発明組成物の全重量に対して通常5〜90重量%、好ま
しくは10〜70重量%、より好ましくは20〜60重
量%である。また炭酸塩と固体酸との重量比は通常1:
10〜10:1、好ましくは1:5〜5:1、より好ましく
は1:3〜3:1の範囲内である。
【0028】本発明の農薬錠剤において、農薬活性成
分、炭酸塩および固体酸の他に、必要により、界面活性
剤、溶媒、シリカ、水溶性担体、植物質担体、鉱物質担
体、乾燥剤、撥水剤、滑沢剤、崩壊剤、誤食防止剤、安
定化剤、香料、着色料等を添加することもできる。用い
られる界面活性剤としては、例えばアルキルアリールス
ルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、リグニ
ンスルホン酸塩、ジアルキルスルホサクシネート、ポリ
オキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸エステル
塩、カルボキシル基を有する共重合体のアルカリ金属
塩、脂肪酸塩等のアニオン性界面活性剤、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ソ
ルビタンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビ
タンアルキルエステル等のノニオン性界面活性剤などを
挙げることができる。また、必要に応じてカチオン性界
面活性剤、両イオン性界面活性剤等を用いてもよい。こ
れらの界面活性剤は、一種単独でまたは二種以上を混合
して用いられる。用いられる界面活性剤の量は、本発明
組成物の全重量に対して通常0.1〜70重量%、好ま
しくは1〜40重量%、より好ましくは3〜20重量%
である。
【0029】農薬活性成分の性状等によっては、錠剤の
製造時の粘度を下げたり、活性成分の結晶化を防ぐため
に溶媒を添加するのが好ましいことがあり、必要によ
り、フェニルキシリルエタン等の芳香族炭化水素類、ケ
トン類、エステル類、植物油、鉱物油、流動パラフィ
ン、平均分子量 200〜600 程度の室温で液状を呈するポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポ
リプロピレングリコールメチルエーテル等のグリコール
エーテル類および該アセテートなどが用いられる。溶媒
の添加量は、活性成分に対して通常10〜1000重量%、好
ましくは30〜200 重量%である。
【0030】農薬活性成分が液状の場合、または溶媒を
添加したような場合には、シリカ、化工澱粉または珪酸
カルシウムを添加するのが良い。シリカとしては、湿式
法シリカの焼成品もしくは乾式法シリカが好ましく、該
シリカ、化工澱粉または珪酸カルシウムの添加量は、液
状活性成分または溶媒に溶解させて用いられる場合、そ
の全液状分に対して、通常50〜200重量%、好まし
くは60〜100重量%である。
【0031】用いられる水溶性担体としてはヒドロキシ
プロピルセルロース、メチルセルロース、メチルエチル
セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースナトリウムポリビニルピロリドン、
平均分子量6000〜 20000 のポリエチレングリコールな
どの水溶性高分子、尿素、乳糖、硫安、ショ糖、食塩、
芒硝等が挙げられ、植物質担体としては小麦粉、木粉、
澱粉等が挙げられる。また、鉱物質担体としてはカオリ
ンクレー、珪藻土、酸性白土、タルク、アッタパルジャ
イトクレー等が挙げられる。
【0032】保存時の安定性を上げるために用いられる
乾燥剤としては、例えば酸化カルシウム、酸化ホウ素、
酸化アルミニウム、酸化バリウム、酸化マグネシウム、
メタホウ酸、アルミン酸ナトリウム等が用いられる。こ
れらの乾燥剤の添加量は本発明組成物の全重量に対して
通常0.5〜40重量%、好ましくは1〜10重量%で
ある。また、拡散性を上げるために用いられる撥水剤と
しては、シリコーン系撥水剤やフッ素系撥水剤等が用い
られ、使用量は全重量に対して通常0.01〜10重量
%、好ましくは0.1〜5重量%である。滑沢剤として
は、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マ
グネシウム、酸化チタン等が挙げられ、崩壊剤としては
微結晶セルロース等が挙げられる。
【0033】本発明の農薬錠剤は、農薬活性成分、炭酸
塩、固体酸および必要によりその他の成分を混合した後
軽く打錠し、次いで他の農薬活性成分、炭酸塩、固体酸
等を混合した物を添加し、打錠して製造することができ
る。他の農薬活性成分等を添加する前に農薬活性成分を
含まない層を打錠して形成しておくことにより、図2に
示されるような、間に農薬活性成分を含まない層を有す
る三層構造の農薬錠剤とすることもできる。このとき、
農薬活性成分を含まない層を構成する組成は特に限定さ
れず、農薬活性成分を含む層の組成から該活性成分を除
いたものであっても良いし、水溶性担体、例えば、乳
糖、ポリビニルアルコール等単独であっても構わない。
【0034】
【実施例】次に、製剤例、比較例および試験例を挙げて
本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例
のみに限定されるものではない。製剤例および比較例中
の部は重量部を表すものである。まず、製剤例を示す。 製剤例1 化合物(125) 5部、フェニルキシリルエタン5部および
ソルポール3598(東邦化学製界面活性剤)3部を混合し
た。これを、パインフロー(松谷化学製化工澱粉)19
部、酸化ホウ素3部、フマル酸7部、タルク1部および
炭酸ナトリウム7部の混合物に加え、良く混合して化合
物(125) の発泡性組成物50部を得た。他方、化合物(4
3)10部とソルポール355H(東邦化学製界面活性剤)3
部を混合した。これを、パインフロー19部、酸化ホウ
素3部、リンゴ酸7部、タルク1部および炭酸ナトリウ
ム7部の混合物に加え、良く混合して化合物(43)の発泡
性組成物50部を得た。上記で得た化合物(125) の発泡
性組成物25gを打錠機(菊水製作所製7A−SM型)の臼
に入れ、手動で軽く圧縮した後、さらに上記で得た化合
物(43)の発泡性組成物25gをその上に入れ、電動で打
錠して、直径50mm、厚さ約19mmの二層構造の農薬錠
剤を得た。
【0035】製剤例2 化合物(125) 5部とアジピン酸ジイソブチル5部とを混
合した。これを、カープレックスCS-7(塩野義製薬製湿
式法シリカの焼成品)7部、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム:カープレックスCS-7=1:1の噴霧乾燥
品(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液にカ
ープレックスCS-7を分散後、スプレードライヤーで噴霧
乾燥して粉末にしたもの)5部、REAX85A(Westva
co社製リグニンスルホン酸ナトリウム)3部、メタホウ
酸5部、フマル酸5部、タルク3部、E.C.G.-505(ニチ
リン化学工業製カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム)2部および炭酸ナトリウム8部の混合物に加え、良
く混合して化合物(125) の発泡性組成物50部を得た。
他方、化合物(43)10部、カープレックスCS-7 7部、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム:カープレック
スCS-7=1:1の噴霧乾燥品5部、REAX88B(West
vaco社製リグニンスルホン酸ナトリウム)3部、メタホ
ウ酸5部、クエン酸7部、タルク3部、E.C.G.-505 3
部および炭酸ナトリウム7部を良く混合して化合物(43)
の発泡性組成物50部を得た。上記で得た化合物(125)
の発泡性組成物20gを打錠機(菊水製作所製7A−SM
型)の臼に入れ、手動で軽く圧縮した後、さらに上記で
得た化合物(43)の発泡性組成物20gをその上に入れ、
電動で打錠して、直径50mm、厚さ約15mmの二層構造
の農薬錠剤を得た。
【0036】製剤例3 化合物(128) 9部とドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム:カープレックスCS-7=1:1の噴霧乾燥品2部と
を袋中で良く混合した後、ピンミルで粉砕した。また、
化合物(97)6部とドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム:カープレックスCS-7=1:1の噴霧乾燥品2部とを
袋中で良く混合した後、ジェットマイザーで粉砕した。
両粉砕物を合わせ、MORWET EFW(DESOTO社製界面活性
剤)5部、Geropon SC-211(ローヌプーラン社製界面活
性剤)2部、酸化ホウ素3部、タルク1部、マレイン酸
10部および炭酸ナトリウム10部を良く混合して化合
物(128) と化合物(97)とを含む発泡性組成物50部を得
た。他方、化合物(123) 10.5部とソルポール3598 3部
とを混合した。これを、パインフロー20.5部、酸化ホウ
素2部、マレイン酸7部および炭酸ナトリウム7部の混
合物に加え、良く混合して化合物(123) の発泡性組成物
50部を得た。上記で得た化合物(128) と化合物(97)と
を含む発泡性組成物25gを打錠機(菊水製作所製7A−
SM型)の臼に入れ、手動で軽く圧縮した後、さらに上記
で得た化合物(123) の発泡性組成物25gをその上に入
れ、電動で打錠して、直径50mm、厚さ約18.5mmの二層
構造の農薬錠剤を得た。
【0037】製剤例4 化合物(128) 4.5 部とドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム:カープレックスCS-7=1:1の噴霧乾燥品1部
とを袋中で良く混合した後、ピンミルで粉砕した。ま
た、化合物(97)6部とドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム:カープレックスCS-7=1:1の噴霧乾燥品2部
とを袋中で良く混合した後、ジェットマイザーで粉砕し
た。両粉砕物を合わせ、デモールSN-B(花王製界面活性
剤)5部、酸化ホウ素2.5 部、L−HPC(信越化学工
業製低置換度ヒドロキシプロピルセルロース)1部、タ
ルク2部、クエン酸8部および炭酸ナトリウム8部を良
く混合して化合物(128) と化合物(97)とを含む発泡性組
成物40部を得た。他方、化合物(123) 10.5部とソルポ
ール3598 3部とを混合した。これを、化合物(128) 4.
5 部とドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム:カープ
レックスCS-7=1:1の噴霧乾燥品1部とを袋中で良く
混合した後、ピンミルで粉砕したもの、パインフロー2
1部、酸化ホウ素2部、タルク2部、マレイン酸8部お
よび炭酸ナトリウム8部の混合物に加え、良く混合して
化合物(123) と化合物(128)とを含む発泡性組成物60
部を得た。上記で得た化合物(128) と化合物(97)とを含
む発泡性組成物20gを打錠機(菊水製作所製7A−SM
型)の臼に入れ、手動で軽く圧縮した後、さらに上記で
得た化合物(123) と化合物(128) とを含む発泡性組成物
30gをその上に入れ、電動で打錠して、直径50mm、
厚さ約18mmの二層構造の農薬錠剤を得た。
【0038】製剤例5 化合物(128) 4.5 部とドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム:カープレックスCS-7=1:1の噴霧乾燥品1部
とを袋中で良く混合した後、ピンミルで粉砕した。ま
た、化合物(97)6部とドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム:カープレックスCS-7=1:1の噴霧乾燥品2部
とを袋中で良く混合した後、ジェットマイザーで粉砕し
た。両粉砕物を合わせ、デモールSN-B 5部、酸化ホウ
素2.5 部、L−HPC 1部、クエン酸8部および炭酸
ナトリウム8部を良く混合して化合物(128) と化合物(9
7)とを含む発泡性組成物38部を得た。他方、化合物(1
23) 10.5部とソルポール3598 3部とを混合した。これ
を、化合物(128) 4.5 部とドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム:カープレックスCS-7=1:1の噴霧乾燥品
1部とを袋中で良く混合した後、ピンミルで粉砕したも
の、パインフロー21部、酸化ホウ素2部、マレイン酸
8部および炭酸ナトリウム8部の混合物に加え、良く混
合して化合物(123) と化合物(128) とを含む発泡性組成
物58部を得た。上記で得た化合物(128) と化合物(97)
とを含む発泡性組成物19gを打錠機(菊水製作所製7A
−SM型)の臼に入れ、手動で軽く圧縮し、次いで乳糖2
gを添加して手動で軽く圧縮した後、さらに上記で得た
化合物(123) と化合物(128) とを含む発泡性組成物29
gをその上に入れ、電動で打錠して、直径50mm、厚さ
約18mmの三層構造の農薬錠剤を得た。
【0039】比較例1 化合物(125) 5部、化合物(43)10部、フェニルキシリ
ルエタン5部、ソルポール3598 3部およびソルポール
355H 3部を混合した。これを、パインフロー38部、
酸化ホウ素6部、フマル酸7部、リンゴ酸7部、タルク
2部および炭酸ナトリウム14部の混合物に加え、良く
混合して化合物(125) と化合物(43)とを含む発泡性組成
物100部を得た。上記で得た化合物(125) と化合物(4
3)とを含む発泡性組成物50gを打錠機(菊水製作所製
7A−SM型)の臼に入れ、電動で打錠して、直径50mm、
厚さ約19mmの農薬錠剤を得た。
【0040】比較例2 化合物(128) 9部とドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム:カープレックスCS-7=1:1の噴霧乾燥品2部と
を袋中で良く混合した後、ピンミルで粉砕した。また、
化合物(97)6部とドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム:カープレックスCS-7=1:1の噴霧乾燥品2部とを
袋中で良く混合した後、ジェットマイザーで粉砕した。
両粉砕物を合わせ、パインフロー20.5部、MORWET EFW
5部、Geropon SC-211 2部、酸化ホウ素5部、タルク
1部、マレイン酸17部および炭酸ナトリウム17部を
混合し、これに化合物(123) 10.5部とソルポール3598
3部との混合物を加え、良く混合して化合物(128) 、化
合物(97)および化合物(123) を含む発泡性組成物100
部を得た。上記で得た化合物(128) 、化合物(97)および
化合物(123) を含む発泡性組成物50gを打錠機(菊水
製作所製7A−SM型)の臼に入れ、電動で打錠して、直径
50mm、厚さ約18.5mmの二層構造の農薬錠剤を得た。
【0041】次に、試験例を示す。 試験例1 製剤例1〜5および比較例1〜2で得られた各々の錠剤
1個をアルミ箔袋中に封入し、40℃で30日間保存し
た。保存後、各錠剤を取りだして乳鉢に入れ乳棒で粉砕
し均一に混合した後、有効成分含量をガスクロマトグラ
フィーにて分析し、活性成分化合物の分解率を求めた。
結果を表1および表2に示す。
【0042】
【表1】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明の農薬錠剤は、二種以上の農薬活
性成分を含有する安定な農薬錠剤を提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】二種の農薬活性成分が、各々の層に含有されて
なる二層構造を有する本発明発明の農薬錠剤を示す斜視
図である。
【図2】製剤例5で示されるような三層構造を有する本
発明の農薬錠剤を示す斜視図である。上層と下層は、各
々異なる農薬活性成分を含有し、中間層は農薬活性成分
を含有していない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有害生物防除活性成分または植物生長調節
    活性成分である農薬活性成分、炭酸塩および固体酸を含
    有する発泡性農薬錠剤において、該錠剤が二層以上の構
    造を有し、各層に異なる農薬活性成分を含有することを
    特徴とする農薬錠剤。
  2. 【請求項2】有害生物防除活性成分または植物生長調節
    活性成分である農薬活性成分、炭酸塩および固体酸を含
    有する発泡性農薬錠剤において、該錠剤が三層以上の構
    造を有し、農薬活性成分を含有しない層により、互いに
    異なる農薬活性成分を含有する層が接触しないように形
    成されてなることを特徴とする農薬錠剤。
JP8862293A 1993-04-15 1993-04-15 農薬錠剤 Pending JPH06298604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8862293A JPH06298604A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 農薬錠剤

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8862293A JPH06298604A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 農薬錠剤

Publications (1)

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JPH06298604A true JPH06298604A (ja) 1994-10-25

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ID=13947913

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001089304A (ja) * 1999-07-21 2001-04-03 Shin Etsu Chem Co Ltd 粒状農薬製剤
EP1287739A1 (en) * 2001-08-24 2003-03-05 National Starch and Chemical Investment Holding Corporation Water dispersible starch based physical form modification of agricultural agents

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