JPH0629821A - トライステート出力バッファとその操作方法 - Google Patents

トライステート出力バッファとその操作方法

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JPH0629821A
JPH0629821A JP3352292A JP35229291A JPH0629821A JP H0629821 A JPH0629821 A JP H0629821A JP 3352292 A JP3352292 A JP 3352292A JP 35229291 A JP35229291 A JP 35229291A JP H0629821 A JPH0629821 A JP H0629821A
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emitter
buffer
bipolar
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JP3352292A
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Robert Joly
ロバート・ジョリ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トライステート出力バッファの出力トランジス
タが逆バイアスで劣化するのを防止する。 【構成】バイポーラ出力トランジスタ12のベース・エ
ミッタ間に可変抵抗器を構成するようにCMOS前置ド
ライバを設けた。可変抵抗はトランジスタ12が逆バイ
アスされるとき低抵抗となり、逆バイアス量を低減しト
ランジスタ12の劣化を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は一対のバイポーラ出力ト
ランジスタのトーテンポールあるいは直列構成を含むト
ライステート出力バッファに関する。より詳細には、こ
の発明はエミッタホロワのベース−エミッタ接合を有害
なレベルの逆バイアスから保護し、バッファが非稼動に
されたときに導通するのを防止する回路に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】トライステートロジックの動
作には“高”レベルおよび“低”レベルの2値論理に加
えて高インピーダンスあるいは“非稼動”状態を必要と
する。その結果、その出力が“浮動する”場合がある。
これによってある回路構成では重大な問題が引き起こさ
れることがある。
【0003】従来のバイポーラトライステートバッファ
には2トランジスタプッシュプル出力ドライバー段が含
まれることがあり、第1のバイポーラトランジスタが直
流電圧源と出力負荷の間に結合され、同タイプの第2の
バイポーラトランジスタが出力負荷とグラウンドの間に
結合される。このタイプの従来のトライステートバッフ
ァの出力段を図2の概略回路図に示す。動作中、第1の
エミッタホロワバイポーラトランジスタ12をオンし、
第2の出力トランジスタ14をオフすることによって出
力ノード10は高電圧状態となる。第1のバイポーラト
ランジタ12をオフし、第2のトランジスタ14をオン
することによって低電圧状態となる。両方のトランジス
タをオフする(非稼動状態)ことによって出力ノード1
0は高インピーダンスとなる。前述したように、出力ノ
ード10はこのバッファがイネーブル(稼動)されない
とき浮動する。以下において、イネーブル(enabl
e)を稼動、デイスエーブル(disable)を非稼
動とする。通常、図2に示すタイプのトライステートバ
ッファにおいては、トランジスタ12および14のベー
スは非稼動状態にあるときグラウンドに結合される。ノ
ード10はトランジスタ12のベースを高レベルにし、
トランジスタ14のベースを低レベルにすることで高状
態とされ、あるいはその逆とされる。
【0004】もちろん、外部I/Oドライバ回路16は
一般に出力ノード10に結合され、この出力ノード10
はまたエミッタホロワトランジスタ12のエミッタ端子
に結合される。ドライバ16は、ドライバ16が“トラ
ンスミッタ”モードと“レシーバ”モードのいずれで動
作するかによって状態が定まるスイッチあるいはゲート
とノード10をドライバ16に結合する導体のキャバシ
タンスを表すコンデンサ16’によって表される。コン
デンサ16’が存在することによってノード10のスイ
ッチング遷移時間がバイポーラトランジスタ12のベー
スにおけるスイッチング遷移時間より長くなる。これに
よって稼動時トランジスタ12が、従ってバッファ全体
が、劣化するという問題が生ずる。これはトランジスタ
12がノード10の高−低遷移中に逆バイアスとなるこ
とがあるためである。
【0005】この望ましくないトランジタ12の逆バイ
アスはバッファが稼動にされるときに発生することがあ
るが、このような状態は過渡的なものである。バッファ
が非稼動とされたとき、より重大な非過渡的逆バイアス
(および順バイアス)が発生することがある。ドライバ
16はトランスミッタモードで動作するときノード10
を駆動する。レシーババッファはこのときに非稼動とさ
れ、トランジスタ12のエミッタとノード10の間が接
続されていることによって、出力段は外部ドライバの出
力に従う。トランジスタ12のベースとエミッタの間に
かなりの逆バイアス電圧(VBE<0)が加わることによ
って、緩やかな劣化が発生し、またチップの長期的な信
頼性に影響することがある。さらに、出力トランジスタ
の順バイアスは非稼動とされたバッファ内に意図しない
電流を誘起し、それによってその効果的な動作が阻害さ
れることがある。
【0006】
【発明の目的】この発明は、まずトライステート出力バ
ッファを改善して出力ノードに高信号レベル、低信号レ
ベル、および高インピーダンス出力を選択的に提供する
ことを可能とすることによって、従来技術の上述の欠点
を克服するものである。
【0007】
【発明の概要】この発明は入力信号を受け取るための入
力ポートと稼動/非稼動信号を受け取るための稼動ポー
ト、第1および第2の電源端子の間に直列に接続された
第1および第2のバイポーラ出力トランジスタを含むタ
イプのトライステート出力バッファの改善に関する。第
1のトランジスタのコレクタは第1の電源端子に導通し
ており、第1のトランジスタのエミッタは出力ノードに
導通している。第2のトランジスタのコレクタは出力ノ
ードに導通しており、第2のトランジスタのエミッタは
第2の電源端子に導通している。この発明によって提供
される上述のタイプのトライステート出力バッファの改
善には、第1のバイポーラトランジスタのエミッタをそ
のベースに接続するための回路が含まれる。このような
回路には第1のトランジスタを有害なバイアスから選択
的に保護する手段が含まれる。
【0008】本発明の第2の側面としては、この発明は
入力信号を受け取るための入力ポートと稼動/非稼動信
号を受け取るための稼動ポートを含むタイプのトライス
テートバッファを動作させるための方法を提供する。さ
らにこのバッファは第1および第2の電源端子の間に直
列に接続された第1および第2のバイポーラトランジス
タを含む。第1のトランジスタのコレクタは第1の電源
端子に導通しており、第1のトランジスタのエミッタは
出力ノードに導通している。第2のトランジスタのコレ
クタは出力ノードに導通しており、第2のトランジスタ
のエミッタは第2の電源端子に導通している。上述のタ
イプのバッファに関するこの発明の方法には、第1のト
ランジスタのエミッタとベースの間の回路接続を提供す
るステップ、およびその中での電流の流れを選択的に調
整するステップが含まれる。このような選択的調整によ
って、第1のトランジスタが有害なバイアスから保護さ
れる。なお以下の説明中の符号に対応する図中の符号は
この発明の各種の機構を指し、説明および図面を通じて
同一符号は同一機構を指す。
【0009】図1は本発明の動作原理を説明するための
概略ブロック図である。本発明の原理では、トーテンポ
ール構成の出力トランジスタ12および14を含むタイ
プのトライステート出力バッファのエミッタホロワトラ
ンジスタ12が有害な逆バイアスから保護され、このバ
ッファが非稼動時、その出力ノードが外部ドライバ16
によって活性化されて導通するのを防止する。前記の通
り、従来技術においては、エミッタホロワトラランジス
タは、ベース−エミッタ接合への重大な逆バイアスにほ
とんど連続的にさらされ、信頼性の問題を発生しやすか
った。
【0010】この発明はnpnトランジスタ12および
14からなり、ノード10が“高レベル”から“低レベ
ル”に遷移し、バッファが稼動とされるとき、およびバ
ッファが非稼動とされ、ノードが外部ドライバ16によ
って高レベルに駆動されるとき逆バイアスの問題が発生
するバッファに対して説明される。以下の説明からわか
るように、また当該技術の熟練者には理解されるよう
に、これに対応する問題は、ノード10が“低レベル”
から“高レベル”に遷移する時、ノードが外部ドライバ
16によって低レベルに駆動されるときpnpトランジ
スタからなるトーテンポール出力段にも発生する。ま
た、図3に示す詳細な回路からpnp出力装置を採用し
てもこの発明の利点が達成されるように対応する変更を
加えることが容易にできることが理解されるであろう。
【0011】図1に戻ると、代表的な容量性素子16’
を含む外部ドライバ16がバッファ18が非稼動とされ
る(Eが“低レベル”である)時にのみ出力ノード10
に接続される。バッファ18が稼動とされる(Eが“高
レベル”である)とき、前置ドライバ回路20は、ドラ
イバ12の飽和を防止するために制御された方法で、エ
ミッタホロワトランジスタ12をオンし、トランジスタ
14をオフする(ノード10を高レベルに駆動する)、
あるいはエミッタホロワトランジスタ12をオフし、ト
ランジスタ14をオンする(ノード10を低レベルに駆
動する)。さらに、前置ドライバ回路20は、トランジ
スタ12のベースとエミッタの間に、可変抵抗器22に
よって代表されるクランプを提供する。このクランプは
バッファ18が稼動とされるとき、抵抗器22がノード
10において低−高出力遷移の発生を可能とするような
大きな値に設定され、またノード10において高−低遷
移が発生するとき小さな値に設定されるように機能す
る。上述したように、npnトランジスタからなる出力
段に対しては、ノード10における高−低遷移の結果と
してトランジスタ12に重大な逆バイアスが加わる可能
性があり、可変抵抗器22の抵抗値を下げることによっ
て二つの効果が得られる。まず、抵抗器22の値を小さ
くすることによって、トランジスタ12のベースからキ
ャリアが抽出され、トランジスタ12がオフされる。第
2に、抵抗値が小さくなると、トランジスタ12のベー
スエミッタ電圧の値が小さくなり、トランジスタ12の
重大な逆バイアスが防止される。
【0012】バッファ12が非稼動とされると、トラン
ジスタ14がオフされ、可変抵抗器は小さな値に設定さ
れる。さらに、可変抵抗器22への物理的接続を除いて
は、トランジスタ12は基本的に前置ドライバ20から
遮断される。可変抵抗器22の値を低い値に維持するこ
とによって、特に外部ドライバ16によってバッファ1
8に課される高−低出力遷移の場合に、トランジスタ1
2の導通が防止される(npn出力トランジスタの場
合)。さらに、これも重要なことであるが、この抵抗値
はトランジスタ12のベース−エミッタ接合の逆バイア
スを防止するために、低−高出力遷移中は低い値に維持
される。
【0013】以上、この発明の一実施例を簡単に説明し
たが、この発明によるCMOSを含むトライステートバ
ッファを図3の概略図に示す。図3に示す回路は集積回
路の形態で製作するのに適しており、デジタルデータ入
力信号VINを受け取るためのノードあるいは端子24を
含む。このバッファは第1の電源端子25と第2の電源
端子25’の間で動作する。5ボルトの電源電圧が第1
の電源端子25に印加され、第2の電源端子25’はグ
ラウンドに維持される。
【0014】稼動信号EがpチャンネルFET26、お
よびPチャンネルFET30とともに伝送ゲート32を
形成するnチャンネルFET28に印加され、その導電
性を制御する。イネーブル信号Eの補数Eが図3に示す
PチャンネルFET30、nチャンネルFET34およ
びnチャンネルFET36に印加され、その導電性を制
御する。この相補的な信号EおよびEがこのバッファの
状態を制御する。Eが高レベル(−Eは低レベル)であ
るとき、デジタル入力信号VINが出力ノード10のレベ
ルを決定する。Eが低レベルであり、−Eが高レベルで
あるとき、このバッファは非稼動状態であり、ノード1
0に高インピーダンスが現れる。以上によってトライス
テートバッファの機能的必要条件が定義され、図3の回
路は従来の装置と比較して各種の利点を提供しつつ、こ
のような基本的な機能を果たす。
【0015】図3において、第2の伝送ゲート38はn
チャンネルFET40とpチャンネルFET42からな
る。図示するように、FET40および42のゲートに
おける信号は、pチャンネルFET44とnチャンネル
FET46からなるインバータへの図示するような接続
の結果として、常に位相を異にしている。pチャンネル
FET48は導通時にエミッタホロワトランジスタ12
のベース電圧を引き上げまた伝送ゲート38と同時にオ
ンとなることはない。nチャンネルFET50は伝送ゲ
ート38と連動して出力ノード10の高−低遷移中に出
力トランジスタ14をオンさせる働きをする。十分低い
出力電圧において、FET50はトランジスタ14のベ
ース電圧とコレクタ電圧を均等化する傾向を有する抵抗
器として働き、出力電圧が約0.6ボルト以下に降下す
るときにそれをオフして、トランジスタ14が飽和す
る。この出力が高レベルであるとき、nチャンネルFE
T52が導通し、出力トランジスタ14をオフする。デ
ジタルデータVINを受け取るpチャンネルFET54と
nチャンネルFET56は図3の回路を完成させる。次
に示すように、FET54とFET56は、バッファが
稼動とされるとき(Eが高レベルであるとき)、インバ
ータと同様にはたらき、所定の回路ノードを前置ドライ
バ回路の残りの部分を駆動するために適当なレベルに引
き上げる。
【0016】図4の(a)は稼動とされたとき(Eが高
レベル、−Eが低レベル)の動作を反映するために簡単
化された回路の構成を示すこの発明のトライステートバ
ッファの概略図であり、図4の(b)は非稼動とされた
とき(Eが低レベル、−Eが高レベル)のこのバッファ
の動作を説明するために簡単化された対応する概略回路
図である。図4の(a)およぴ図4(b)を参照して行
う以下の説明において、これらの図に示されない回路構
成要素に言及することがある。これらを図示しないの
は、図3の“基本的な”回路の特定構成要素に対する稼
動信号Eと非稼動信号Eの効果に起因し、同図を参照す
ることによって十分理解することができる。)図4の
(a)において、出力ノード10の状態はVINに応答
し、このバッファが非稼動であるときノード10には常
に高インピーダンスが提供される。
【0017】まず、図4の(a)に示す稼動とされた状
態の前置ドライバの構成について説明する。pチャンネ
ルFET26とnチャンネルFET34のゲートに提供
される信号はこれらの素子を非導通に変え、遷移ゲート
32のFETのゲートに印加される信号は、それを低イ
ンピーダンス導電素子に変える。したがって、図4の
(a)に示すように、FET54および56はデジタル
データ入力信号VINを受けるためのバッファのインバー
タ段を形成する。さらに、FET36のゲートに印加さ
れる低入力はこの素子を非導通に変え、nチャンネルF
ET52は出力トランジスタ14のベースとエミッタの
相互接続を制御する。
【0018】このバッファが稼動とされ(Eが高レベ
ル、−Eが低レベル)、入力ノード24に印加される2
値信号VINが高レベルであるとき、nチャンネルFET
56が導通し、ノード58および60を低レベルに駆動
する。ノード60の低レベル状態は同時にFET44お
よび46のゲートに印加され、FET44および46は
組み合わさってインバータを形成し、それによってFE
T44が導通し、ノード62を引き上げる。nチャンネ
ルFET40のゲートに低電圧が印加され、pチャンネ
ルFET42のゲートに高電圧が印加されるため、伝送
ゲート38は非導通とされる。図2において、これは可
変抵抗器22が大きく、低−高出力遷移の発生が可能で
ある状況に対応する。
【0019】ノード60における低電圧レベルはpチャ
ンネルFET48に印加され、それを導通状態にし、エ
ミッタホロワトランジスタ12のベース電圧を引き上げ
る。出力ノード10の状態はそれ以前は低レベルであ
り、負荷コンデンサ16’はバイポーラトランジスタ1
2のベース電圧レベルの遷移に続くノード10の状態を
維持する。その結果、トランジスタ12は順バイアスさ
れまた導通状態であり、出力ノード10を高レベルに駆
動する。同時に、ノード58の低レベル状態がnチャン
ネルFET50のゲートに印加され、それを開回路とす
る。ノード10の電圧や低レベルである限り、トランジ
スタ14は関与しないままである。しかし、ノード10
において高電圧レベルへの遷移が起こると、nチャンネ
ルFET52が導通し、そのベース端子をグラウンドに
接続し、トランジスタ14をオフ状態にクランプする。
【0020】逆に、ノード24に印加されたデジタルデ
ータ信号VINが低レベルであるとき、FET54が導通
し、ノード60を引き上げる。これによってFET46
がオンされ、ノード62が引き下げられる。FET42
のゲートに低電圧が印加されるのと同時にFET40の
ゲートに高電圧が印加され、伝送ゲート38を導通状態
にし、エミッタホロワトランジスタ12のベースとエミ
ッタの間に低抵抗通路を提供する。再び図2に戻ると、
これは可変抵抗器22をトランジスタ12のベースから
キャリアを抽出し、それをオフさせる小さい値に設定す
ることに対応する。さらに、トランジスタ12のベース
とエミッタの間の比較的小さい抵抗は、トランジスタ1
2のベース−エミッタ電圧を低い値にし重大な逆バイア
ス印加を防止する。
【0021】ノード58は高レベルに駆動され、FET
50を導通状態にし、出力レジスタ14のコレクタとベ
ースの間に低抵抗通路を提供する。トランジスタ14の
ベースは短時間1ボルトにまで上がり、非常に強い導通
を提供する。このとき、FET50の供給することので
きる電流がすべてトランジスタ14のベースに注入され
る。次に、ノード10のレベルはノード10とトランジ
スタ14のベースが約0.6ボルトになるまで引き下げ
られる。これによってこのバッファの高−低遷移が完了
する。
【0022】非稼動とされたバッファ(Eが低レベル、
−Eが高レベル)の実質構成を図4の(b)に示す。図
示するように、pチャンネルFET26、nチャンネル
FET34、およびnチャンネルFET36は導通し、
伝送ゲート32を構成するnチャンネルFET34とp
チャンネルFET30は導通しない。その結果、ノード
60および58は減結合され、FET26、FET34
およびFET52は非稼動となったバッファから実質的
に“除去される”。入力ノード24に印加される電圧に
関係なく、ノード58および64は低レベルであり、ノ
ード60は高レベルである。
【0023】ノード60の高レベル状態によってFET
46が導通し、ノード62を引き下げる。したがって、
pチャンネルFET42のゲートに低電圧が印加される
のと同時にnチャンネルFET40のゲートに高電圧が
印加される。その結果、この二つのFETからなる伝送
ゲート38が導通し、エミッタホロワ出力トランジスタ
12のエミッタとベースの間に低抵抗接続が完成する。
同時に、FET48とFET50は開回路としてはたら
き、前述した低抵抗エミッタ−ベース回路道路を例外と
して、基本的にはエミッタホロワトランジスタ12を前
置ドライバの他の部分から遮断する。
【0024】トランジスタ12のエミッタ−ベース抵抗
を低く維持することによって、このトランジスタの導
通、特に外部ドライバによってこのバッファに加えられ
る高−低出力遷移中の導通を防止する。稼動とされたバ
ッファについて前述したように、高−低出力遷移中のこ
の接合の逆バイアスを防止するためにエミッタ−ベース
抵抗を低く維持することも重要である。出力トランジス
タ14は非稼動状態においてオフされる。これは、前述
したように、このトランジスタのエミッタとベースの間
に設けられた低抵抗通路が出力ノード10に加えられる
電圧に関係なくその順バイアスを防止するためである。
したがって、このバッファは非稼動とされたときノード
10に高インピーダンス出力を提供する。
【0025】図5の(a)と(b)は入力パルスに対す
るこの発明によるバッファの応答のグラフである。図5
の(a)と図5の(b)のデータは、5pFの負荷キャ
パシタンスに基づくシミュレーションから得られる。
【0026】図6の(a)と図6の(b)は、50pF
の前置ドライバキャパシタンスによるシミュレーション
に基づく、入力パルスに対するこの発明によるバッファ
の応答を表す対応するデータのグラフである。
【0027】図5の(a)と図6の(a)は、入力パル
スVIN70とノード10の応答の間の関係を示す(カー
ブ72)。いずれの場合も、このバッファへの入力は出
力ノード10において忠実に再現されることがわかる。
【0028】図5の(b)と図6の(b)は、エミッタ
ホロワ出力トランジスタ12に加えられるベース−エミ
ッタバイアスのグラフである。前述したように、ここに
は時間差Δtがあり、この時間差の間トランジスタ12
のベースが低レベルに切り替わった後ノード10は高レ
ベルにとどまる。(図5の(a)と図6の(a)の比較
から、エミッタホロワトランジスタが従来の構成におけ
る重大な逆バイアスにさらされるこの期間は、追加の負
荷キャパシタンスを入れることによって大幅に長くなる
ことがわかる。)図5の(b)と図6の(b)から、ベ
ース−エミッタ電圧はΔt間に決して重大な負の値を取
らないことがわかる。
【0029】図7の(a)と図7の(b)および図8の
(a)と図8の(b)のグラフはバッファの非稼動状態
(Eが低レベル、−Eが高レベル)に関するシミュレー
ションに基づくデータである。より詳細には、図7の
(a)と図7の(b)のデータは外部ドライバからの高
電圧によるノード10の駆動に対するこのバッファの応
答に関し、図8の(a)と図8の(b)のデータは外部
ドライバからに低レベル電圧による出力ノード10の駆
動に関する。
【0030】図9は図7の(a)、図7の(b)、図8
の(a)および図8の(b)のデータを得るための外部
ドライバの概略図である。パルス発生器74はグラウン
ドとノード76の間に配置される。ノード76に与えら
れる電圧はpチャンネルFET78とnチャンネルFE
T80のゲートに送られる。FET78および80は交
互に導通し、ノード10を電源電圧25あるいはグラウ
ンド電圧25’のいずれかに引き上げる。図7の
(a)、図7の(b)、図8の(a)および図8の
(b)のデータは、図9に示す大きな外部ドライバと組
み合わせてわずか5pFの容量性ローディングに関する
ものである。したがって、逆バイアスとバイポーラトラ
ンジスタの導通に対するこのバッファの強さをテストす
るのに適した非常に高速の出力遷移が提供される。
【0031】発生器74からノード76に提供される電
圧を図7の(a)と図8の(a)にパルス82として示
し、出力ノード10の応答をカーブ84で示す。出力ト
ランジスタのベース−エミッタバイアスをカーブ86で
示す。上述の二つの図は同じ結果を示すことに注意しな
ければならない。それぞれの場合において、トランジス
タ12の逆バイアスは非常に短い時間のごくわずかな電
圧である。
【0032】図7の(b)と図8の(b)は外部ドライ
バによって出力ノード10に印加される電圧に応答する
出力トランジスタ12および14中を流れる電流88お
よび90のグラフである。前述したように、いずれの場
合もこのような電流は非常に小さく、避けられない容量
性結合に対応する。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明はバイポ
ーラ出力トランジスタのトーテンポール構成を含むタイ
プの改善されたトライステートバッファを提供する。こ
の発明の原理を用いることによって、従来技術を阻害し
てきたエミッタホロワ出力トランジスタの重大かつ有害
な逆バイアスを防止あるいは除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に基づくトライステート出力
バッファの概略ブロック図である。
【図2】エミッタホロワバイポーラトランジスタに印加
される逆バイアスを説明するための従来技術のトライス
テートバッファの概略回路図である。
【図3】本発明の一実施例のCMOS前置ドライバを含
むトライステート出力バッファの詳細化概略回路図であ
る。
【図4】本発明の一実施例のトライステート出力バッフ
ァの稼動、非稼動動作を反映して簡単化した概略回路図
である。
【図5】本発明の一実施例のバッファの入力パルスに対
する応答を示すグラフである(負荷5pFのとき)。
【図6】本発明の一実施例のバッファの入力パルスに対
する応答を示すグラフである(負荷50pFのとき)。
【図7】本発明の一実施例のバッファの出力へ外部ドラ
イバから高圧が印加されたときの非稼動時応答を示すグ
ラフである。
【図8】本発明の一実施例のバッファの出力へ外部ドラ
イバから低電圧が印加されたときの非稼動時応答を示す
グラフである。
【図9】本発明の一実施例のバッファの出力ノードに所
定の電圧を印加するための外部ドライバの概略回路図で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後記(イ)及至(ホ)より成るトライステ
    ート出力バッファ。 (イ)ベースと出力端子に電気接続されたエミッタと第
    1の電源端子に電気接続されたコレクタとを有する第1
    のバイポーラ出力トランジスタ。 (ロ)ベースと前記出力端子に電気接続されたコレクタ
    と第2の電源端子に電気接続されたエミッタとを有する
    第2のバイポーラ出力トランジスタ。 (ハ)前記第1、第2のバイポーラ出力トランジスタの
    それぞれのベースに電気接続され、入力信号に応答し
    て、該入力信号に対応する出力信号を前記出力端子に付
    与するように前記第1、第2のバイポーラ出力トランジ
    スタを作動せしめるための信号手段。 (ニ)前記第1、第2のバイポーラ出力トランジスタの
    それぞれのベースに電気接続され、稼動信号に応答し
    て、該稼動信号が“非稼動”値を提するとき、前記信号
    手段を無視して、前記出力端子を高インピーダンス状態
    にせしめる稼動手段。 (ホ)前記出力端子が前記高インピーダンス状態のと
    き、前記第1のバイポーラ出力トランジスタのエミッタ
    ・ベース間逆バイアスを防止するための回路手段。
  2. 【請求項2】前記回路手段が前記第1のバイポーラ出力
    トランジスタのベース・エミッタ間に接続された可変抵
    抗型電流通路と前記稼動信号が前記“非稼動”値をとる
    とき前記電気通路が低抵抗を提するようにするための手
    段とから成ることを特徴とする請求項1記載のトライス
    テート出力バッファ。
  3. 【請求項3】入力信号を受信するための入力ポートと稼
    動/非稼動信号を受信するための稼動ポートと第1、第
    2の電源端子間に直列接続された第1、第2のバイポー
    ラトランジスタとを含み、前記第1のバイポーラトラン
    ジスタは前記第1の電源端子に電気接続されたコレクタ
    と出力端子に電気接続されたエミッタとベースとを有
    し、前記第2のバイポーラトランジスタは前記出力端子
    に電気接続されたコレクタと前記第2の電源端子に電気
    接続されたエミッタとを有するようにしたトライステー
    ト出力バッファを動作させる方法であって、前記稼動/
    非稼動信号が“非稼動”値をとるとき、逆バイアスを防
    止するため前記第1のバイポーラトランジスタの前記エ
    ミッタと前記ベースとを電気接続し、前記稼動/非稼動
    信号が“稼動”値をとるとき、前記第1のバイポーラト
    ランジスタの前記エミッタと前記ベースとを電気絶縁す
    るようにしたトライステート出力バッファの操作方法。
JP3352292A 1990-12-14 1991-12-13 トライステート出力バッファとその操作方法 Pending JPH0629821A (ja)

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