JPH06297831A - インクジェットプリンター用記録シート - Google Patents
インクジェットプリンター用記録シートInfo
- Publication number
- JPH06297831A JPH06297831A JP5111039A JP11103993A JPH06297831A JP H06297831 A JPH06297831 A JP H06297831A JP 5111039 A JP5111039 A JP 5111039A JP 11103993 A JP11103993 A JP 11103993A JP H06297831 A JPH06297831 A JP H06297831A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording sheet
- boehmite
- ink
- pseudo
- organic binder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
- B41M5/5218—Macromolecular coatings characterised by inorganic additives, e.g. pigments, clays
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
- B41M5/5254—Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers
Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】透明性の良好なインク受容層を有し、湿度変化
の影響も受けにくいインクジェットプリンター用記録シ
ートを得る。 【構成】基材上に、擬ベーマイト１００重量部に対し有
機バインダーが１０〜１３重量部の混合物からなる多孔
質層を有し、該擬ベーマイトと有機バインダーの混合物
の塗工量が３５〜４５ｇ／ｍ2 であるインクジェットプ
リンター用記録シート。
の影響も受けにくいインクジェットプリンター用記録シ
ートを得る。 【構成】基材上に、擬ベーマイト１００重量部に対し有
機バインダーが１０〜１３重量部の混合物からなる多孔
質層を有し、該擬ベーマイトと有機バインダーの混合物
の塗工量が３５〜４５ｇ／ｍ2 であるインクジェットプ
リンター用記録シート。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
ター用記録シートに関するものである。
ター用記録シートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、ノズルから
高速で射出したインク液滴を、被記録材に付着させて記
録する方式である。この方式は、フルカラー化が容易な
ことや印字騒音が低いなどの特徴を有する。この方式で
は、使用されるインクは多量の溶媒を含んでいるので、
高色濃度を得るためには、大量のインクを用いる必要が
ある。また、インク液滴は連続的に射出されるので、最
初の液滴が吸収されないうちに次の液滴が射出される
と、インク液滴が融合してインクのドットが接合するビ
ーディング現象という不都合が生じる。したがって、イ
ンクジェットプリンター用の記録媒体には、インク吸収
容量が大きく、かつ、インクの吸収速度が高いことが要
求される。
高速で射出したインク液滴を、被記録材に付着させて記
録する方式である。この方式は、フルカラー化が容易な
ことや印字騒音が低いなどの特徴を有する。この方式で
は、使用されるインクは多量の溶媒を含んでいるので、
高色濃度を得るためには、大量のインクを用いる必要が
ある。また、インク液滴は連続的に射出されるので、最
初の液滴が吸収されないうちに次の液滴が射出される
と、インク液滴が融合してインクのドットが接合するビ
ーディング現象という不都合が生じる。したがって、イ
ンクジェットプリンター用の記録媒体には、インク吸収
容量が大きく、かつ、インクの吸収速度が高いことが要
求される。
【０００３】一方、各種学会、会議等のプレゼンテーシ
ョン用として、従来のスライドプロジェクターに替わ
り、オーバーヘッドプロジェクター（ＯＨＰ）が用いら
れる機会が多くなっている。また、印刷の分野でも、各
種の出版物や包装等の用途で、透明な印刷物が求められ
る。一般に透明な基材は、それ自体に吸収性がないた
め、インクジェットプリンターのように、高いインク吸
収性が求められる記録方式に適用するには、特別の配慮
が必要である。
ョン用として、従来のスライドプロジェクターに替わ
り、オーバーヘッドプロジェクター（ＯＨＰ）が用いら
れる機会が多くなっている。また、印刷の分野でも、各
種の出版物や包装等の用途で、透明な印刷物が求められ
る。一般に透明な基材は、それ自体に吸収性がないた
め、インクジェットプリンターのように、高いインク吸
収性が求められる記録方式に適用するには、特別の配慮
が必要である。
【０００４】透明で吸収性の良好なインクジェットプリ
ンター用記録シートとして、基材上に多孔性アルミナ水
和物層を設けた記録媒体が知られている（特開平２−２
７６６７０号公報等参照）。この記録シートは、高いイ
ンク吸収性を有し、かつ、透明性にも優れたものである
が、インクジェットプリンターによっては、より多くの
インクを高速に噴出して記録を行うものがあり、透明性
を維持したまま、さらに吸収性を向上した記録シートが
望まれている。また、この記録シートは吸着性が良好で
あるため空気中の湿度を吸収しやすく、湿度の影響を受
けて、湾曲する場合があった。
ンター用記録シートとして、基材上に多孔性アルミナ水
和物層を設けた記録媒体が知られている（特開平２−２
７６６７０号公報等参照）。この記録シートは、高いイ
ンク吸収性を有し、かつ、透明性にも優れたものである
が、インクジェットプリンターによっては、より多くの
インクを高速に噴出して記録を行うものがあり、透明性
を維持したまま、さらに吸収性を向上した記録シートが
望まれている。また、この記録シートは吸着性が良好で
あるため空気中の湿度を吸収しやすく、湿度の影響を受
けて、湾曲する場合があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ットプリンターのように多量のインクを使用する記録方
式にも適用可能で、かつ、透明性の良好なインク受容層
を有し、湿度変化の影響も受けにくい記録シートを提供
することを目的とする。
ットプリンターのように多量のインクを使用する記録方
式にも適用可能で、かつ、透明性の良好なインク受容層
を有し、湿度変化の影響も受けにくい記録シートを提供
することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材上に、擬
ベーマイトと有機バインダーの混合物からなる多孔質層
を形成したインクジェットプリンター用記録シートであ
って、擬ベーマイト１００重量部に対して有機バインダ
ーが１０〜１３重量部含有され、擬ベーマイトと有機バ
インダーの混合物の塗工量が３５〜４５ｇ／ｍ2 である
インクジェットプリンター用記録シートを提供するもの
である。
ベーマイトと有機バインダーの混合物からなる多孔質層
を形成したインクジェットプリンター用記録シートであ
って、擬ベーマイト１００重量部に対して有機バインダ
ーが１０〜１３重量部含有され、擬ベーマイトと有機バ
インダーの混合物の塗工量が３５〜４５ｇ／ｍ2 である
インクジェットプリンター用記録シートを提供するもの
である。
【０００７】本発明において、擬ベーマイトとはベーマ
イト結晶（ＡｌＯＯＨ）のコロイド粒子の集合体であ
る。擬ベーマイトは、インク吸収性および色素の定着性
が高く、かつ優れた透明性を有する。擬ベーマイトは、
その１次粒子の平均直径が４０〜１００Åであることが
好ましい。この場合、高い吸収性と透明性を有する。１
次粒子の平均直径が６０〜７０Åである場合はさらに好
ましい。
イト結晶（ＡｌＯＯＨ）のコロイド粒子の集合体であ
る。擬ベーマイトは、インク吸収性および色素の定着性
が高く、かつ優れた透明性を有する。擬ベーマイトは、
その１次粒子の平均直径が４０〜１００Åであることが
好ましい。この場合、高い吸収性と透明性を有する。１
次粒子の平均直径が６０〜７０Åである場合はさらに好
ましい。
【０００８】有機バインダーとしては、ポリビニルアル
コールおよびその変性物、でんぷんおよびその変性物、
ＳＢＲラテックス、ＮＢＲラテックス、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン等の有機物を用いることができる。このう
ちポリビニルアルコールは、擬ベーマイトとの混合物を
基材に塗布して多孔質層にしたときの吸収性および機械
的強度に優れるので好ましい。重合度２０００〜５００
０、ケン化度９９％以上のポリビニルアルコールを使用
する場合は特に好ましい。
コールおよびその変性物、でんぷんおよびその変性物、
ＳＢＲラテックス、ＮＢＲラテックス、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン等の有機物を用いることができる。このう
ちポリビニルアルコールは、擬ベーマイトとの混合物を
基材に塗布して多孔質層にしたときの吸収性および機械
的強度に優れるので好ましい。重合度２０００〜５００
０、ケン化度９９％以上のポリビニルアルコールを使用
する場合は特に好ましい。
【０００９】有機バインダーの使用量は、擬ベーマイト
（ＡｌＯＯＨ）１００重量部に対して１０〜１３重量部
である。有機バインダーの使用量が上記範囲に満たない
場合は、多孔質層の機械的強度が低下し、塗工層にクラ
ックが発生しやすくなるので不適当である。有機バイン
ダーの使用量が上記範囲を超える場合は、多孔質層の吸
収性が低下し、さらに、湿度の影響による湾曲が大きく
なり使用に不都合をきたすようになるので不適当であ
る。有機バインダーの使用量が、擬ベーマイト１００重
量部に対して１１．０〜１２．０重量部である場合はさ
らに好ましい。
（ＡｌＯＯＨ）１００重量部に対して１０〜１３重量部
である。有機バインダーの使用量が上記範囲に満たない
場合は、多孔質層の機械的強度が低下し、塗工層にクラ
ックが発生しやすくなるので不適当である。有機バイン
ダーの使用量が上記範囲を超える場合は、多孔質層の吸
収性が低下し、さらに、湿度の影響による湾曲が大きく
なり使用に不都合をきたすようになるので不適当であ
る。有機バインダーの使用量が、擬ベーマイト１００重
量部に対して１１．０〜１２．０重量部である場合はさ
らに好ましい。
【００１０】基材上に形成される擬ベーマイトと有機バ
インダーの混合物の多孔質層は、その平均細孔半径が５
０〜７０Åであることが好ましい。平均細孔半径が５０
Å未満の場合は、インクの吸収性が不十分になるおそれ
がある。平均細孔半径が７０Åを超える場合は、多孔質
層の透明性が損なわれるおそれがある。多孔質層の透明
性が損なわれると、基材が透明な場合には記録用シート
全体の透明性が低下して、ＯＨＰ用などの目的に適さな
くなるだけでなく、基材が不透明な場合においても、多
孔質層内部での光の散乱のため記録物の色濃度が低下す
るので不適当である。なお、本発明における細孔径分布
の測定は、窒素吸脱着法による。
インダーの混合物の多孔質層は、その平均細孔半径が５
０〜７０Åであることが好ましい。平均細孔半径が５０
Å未満の場合は、インクの吸収性が不十分になるおそれ
がある。平均細孔半径が７０Åを超える場合は、多孔質
層の透明性が損なわれるおそれがある。多孔質層の透明
性が損なわれると、基材が透明な場合には記録用シート
全体の透明性が低下して、ＯＨＰ用などの目的に適さな
くなるだけでなく、基材が不透明な場合においても、多
孔質層内部での光の散乱のため記録物の色濃度が低下す
るので不適当である。なお、本発明における細孔径分布
の測定は、窒素吸脱着法による。
【００１１】さらに、この多孔質層の細孔容積が０．３
〜１．０ｃｃ／ｇである場合は、十分な吸収性を有しか
つ透明性もあるので好ましい。
〜１．０ｃｃ／ｇである場合は、十分な吸収性を有しか
つ透明性もあるので好ましい。
【００１２】擬ベーマイトと有機バインダーの混合物
は、基材上に塗工量が３５〜４５ｇ／ｍ2 で形成されて
いる必要がある。塗工量が３５ｇ／ｍ2 に満たない場合
は、インクの吸収容量が不足し、インクジェットプリン
ターで記録した場合に、適正な発色ができなかったり、
にじみやかすれなどの現象が発生しやすくなるので不適
当である。塗工量が４５ｇ／ｍ2 を超える場合は、いた
ずらに材料を使用するだけでなく、湿度の影響による記
録シートの湾曲が大きくなり、あるいは塗工層にクラッ
クが発生しやすくなるので不適当である。より好ましい
塗工量の範囲は、３７〜４０ｇ／ｍ2 である。
は、基材上に塗工量が３５〜４５ｇ／ｍ2 で形成されて
いる必要がある。塗工量が３５ｇ／ｍ2 に満たない場合
は、インクの吸収容量が不足し、インクジェットプリン
ターで記録した場合に、適正な発色ができなかったり、
にじみやかすれなどの現象が発生しやすくなるので不適
当である。塗工量が４５ｇ／ｍ2 を超える場合は、いた
ずらに材料を使用するだけでなく、湿度の影響による記
録シートの湾曲が大きくなり、あるいは塗工層にクラッ
クが発生しやすくなるので不適当である。より好ましい
塗工量の範囲は、３７〜４０ｇ／ｍ2 である。
【００１３】基材上に、上記多孔質層を設ける手段は、
例えば、擬ベーマイト源としてベーマイトのヒドロゾル
を使用し、これに有機バインダーを加えて塗工液を調整
し、この塗工液を、ロールコーター、エアナイフコータ
ー、ブレードコーター、ロッドコーター、バーコータ
ー、コンマコーターなどを用いて塗布し、乾燥する方法
を採用することができる。
例えば、擬ベーマイト源としてベーマイトのヒドロゾル
を使用し、これに有機バインダーを加えて塗工液を調整
し、この塗工液を、ロールコーター、エアナイフコータ
ー、ブレードコーター、ロッドコーター、バーコータ
ー、コンマコーターなどを用いて塗布し、乾燥する方法
を採用することができる。
【００１４】基材としては特に限定されず種々のものを
使用することができる。具体的には、ポリエチレンテレ
フタレート等のポリエステル系樹脂、ポリカーボネート
系樹脂、ＥＴＦＥ等のフッ素系樹脂など種々の樹脂のフ
ィルムやシートを好ましく使用することができる。これ
らの樹脂フィルムやシートは、透明なものであっても、
また顔料を内部に含む不透明なものであってもよい。そ
の他、各種ガラス等の透明体、金属や紙等の不透明体を
使用することもできる。また、擬ベーマイト層の接着強
度を向上させる目的で、これらの基材にコロナ放電処理
やアンダーコート等を行うこともできる。
使用することができる。具体的には、ポリエチレンテレ
フタレート等のポリエステル系樹脂、ポリカーボネート
系樹脂、ＥＴＦＥ等のフッ素系樹脂など種々の樹脂のフ
ィルムやシートを好ましく使用することができる。これ
らの樹脂フィルムやシートは、透明なものであっても、
また顔料を内部に含む不透明なものであってもよい。そ
の他、各種ガラス等の透明体、金属や紙等の不透明体を
使用することもできる。また、擬ベーマイト層の接着強
度を向上させる目的で、これらの基材にコロナ放電処理
やアンダーコート等を行うこともできる。
【００１５】基材の厚さは目的により選ばれ、特に限定
されない。ＯＨＰ用の記録シートの場合、基材として５
０〜２００μｍ程度の透明樹脂シートを使用するのが好
ましい。このときシート全体のヘイズが４〜７％である
ことが好ましい。
されない。ＯＨＰ用の記録シートの場合、基材として５
０〜２００μｍ程度の透明樹脂シートを使用するのが好
ましい。このときシート全体のヘイズが４〜７％である
ことが好ましい。
【００１６】擬ベーマイト層は、記録の行われる面に形
成されていれば十分であるが、例えばシート上基材の片
面に擬ベーマイト層を形成した場合、その反対側の面
に、例えばポリビニルアルコールとポリビニルピロリド
ンとの混合物などのような膨潤性の高分子層を設けた場
合は、該高分子層が擬ベーマイト層と同様に湿度に対し
て反応するためさらにカール性が少なくなる。
成されていれば十分であるが、例えばシート上基材の片
面に擬ベーマイト層を形成した場合、その反対側の面
に、例えばポリビニルアルコールとポリビニルピロリド
ンとの混合物などのような膨潤性の高分子層を設けた場
合は、該高分子層が擬ベーマイト層と同様に湿度に対し
て反応するためさらにカール性が少なくなる。
【００１７】
実施例 容量２０００ｃｃのガラス製反応器に、水５４０ｇとイ
ソプロパノール６７６ｇを仕込み、マントルヒーターに
より液温を７５℃に加熱した。撹拌しながらアルミニウ
ムイソプロポキシド３０６ｇを添加し、液温を７５〜７
８℃に保持しながら５時間加水分解を行った。そのあと
９５℃に昇温し、酢酸９ｇを添加して４８時間、７５〜
７８℃に保持して解膠した。さらにこの液を、９００ｇ
になるまで濃縮し、白色のゾルを得た。このゾルの乾燥
物は、擬ベーマイトであった。
ソプロパノール６７６ｇを仕込み、マントルヒーターに
より液温を７５℃に加熱した。撹拌しながらアルミニウ
ムイソプロポキシド３０６ｇを添加し、液温を７５〜７
８℃に保持しながら５時間加水分解を行った。そのあと
９５℃に昇温し、酢酸９ｇを添加して４８時間、７５〜
７８℃に保持して解膠した。さらにこの液を、９００ｇ
になるまで濃縮し、白色のゾルを得た。このゾルの乾燥
物は、擬ベーマイトであった。
【００１８】このアルミナゾル１０重量部（固形分）、
ポリビニルアルコール１重量部（固形分）および水から
なる、固形分約１０重量％の塗工液を調製した。この塗
工液を、ポリエチレンテレフタレートフィルム（厚さ１
００μｍ）にバーコーターを用いて、乾燥時の塗工量が
３８ｇ／ｍ2 になるように塗布、乾燥し多孔質層を設け
た。
ポリビニルアルコール１重量部（固形分）および水から
なる、固形分約１０重量％の塗工液を調製した。この塗
工液を、ポリエチレンテレフタレートフィルム（厚さ１
００μｍ）にバーコーターを用いて、乾燥時の塗工量が
３８ｇ／ｍ2 になるように塗布、乾燥し多孔質層を設け
た。
【００１９】比較例 実施例で用いられたアルミナゾル５重量部（固形分）、
ポリビニルアルコール１重量部（固形分）および水から
なる、固形分約１０重量％の塗工液を調製した。この塗
工液を、ポリエチレンテレフタレートフィルム（厚さ１
００μｍ）にバーコーターを用いて、乾燥時の塗工量が
５０ｇ／ｍ2 になるように塗布、乾燥し多孔質層を設け
た。
ポリビニルアルコール１重量部（固形分）および水から
なる、固形分約１０重量％の塗工液を調製した。この塗
工液を、ポリエチレンテレフタレートフィルム（厚さ１
００μｍ）にバーコーターを用いて、乾燥時の塗工量が
５０ｇ／ｍ2 になるように塗布、乾燥し多孔質層を設け
た。
【００２０】実施例および比較例の記録シートは、ほぼ
同じインク吸収性を示したが、ビーディング特性（ビー
ディングの発生しにくさ）、耐カール性、透明性はいず
れも実施例の記録シートが優れていた。
同じインク吸収性を示したが、ビーディング特性（ビー
ディングの発生しにくさ）、耐カール性、透明性はいず
れも実施例の記録シートが優れていた。
【００２１】
【発明の効果】本発明のインクジェットプリンター用記
録シートは、高いインク吸収性を有し、かつ、インク受
容層の透明性が高いため基材が透明である場合は、ＯＨ
Ｐシート等に使用できる、透明な記録物が得られる。基
材が不透明である場合には、高い色濃度と階調表現力を
有する記録物が得られる。また、湿度の変化に対して湾
曲する現象も生じない。
録シートは、高いインク吸収性を有し、かつ、インク受
容層の透明性が高いため基材が透明である場合は、ＯＨ
Ｐシート等に使用できる、透明な記録物が得られる。基
材が不透明である場合には、高い色濃度と階調表現力を
有する記録物が得られる。また、湿度の変化に対して湾
曲する現象も生じない。
Claims (4)
- 【請求項１】基材上に、擬ベーマイトと有機バインダー
の混合物からなる多孔質層を形成したインクジェットプ
リンター用記録シートであって、擬ベーマイト１００重
量部に対して有機バインダーが１０〜１３重量部含有さ
れ、擬ベーマイトと有機バインダーの混合物の塗工量が
３５〜４５ｇ／ｍ2 であるインクジェットプリンター用
記録シート。 - 【請求項２】多孔質層の平均細孔半径が５０〜７０Åで
ある請求項１のインクジェットプリンター用記録シー
ト。 - 【請求項３】基材が、厚さ５０〜２００μｍの透明樹脂
シートであり、インクジェットプリンター用記録シート
全体のヘイズが４〜７％である請求項１のインクジェッ
トプリンター用記録シート。 - 【請求項４】有機バインダーが、重合度２０００〜５０
００、ケン化度９９％以上のポリビニルアルコールであ
る請求項１のインクジェットプリンター用記録シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5111039A JPH06297831A (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | インクジェットプリンター用記録シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5111039A JPH06297831A (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | インクジェットプリンター用記録シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06297831A true JPH06297831A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14550863
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5111039A Pending JPH06297831A (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | インクジェットプリンター用記録シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06297831A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0749845A2 (en) * | 1995-06-23 | 1996-12-27 | Canon Kabushiki Kaisha | A recording medium, and an image forming method using the medium |
| US5605750A (en) * | 1995-12-29 | 1997-02-25 | Eastman Kodak Company | Microporous ink-jet recording elements |
| WO1998056592A1 (en) * | 1997-06-13 | 1998-12-17 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Coating composition and printing medium |
| US6338891B1 (en) * | 1997-07-23 | 2002-01-15 | Mitsubishi Paper Mills Limited | Ink jet recording sheet |
| US6576324B2 (en) | 1995-04-05 | 2003-06-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing medium |
| WO2007032325A1 (ja) | 2005-09-14 | 2007-03-22 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | ポリエステルおよびポリエステルの製造方法、ならびにポリエステル成形体 |
-
1993
- 1993-04-14 JP JP5111039A patent/JPH06297831A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6576324B2 (en) | 1995-04-05 | 2003-06-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing medium |
| EP0749845A2 (en) * | 1995-06-23 | 1996-12-27 | Canon Kabushiki Kaisha | A recording medium, and an image forming method using the medium |
| EP0749845A3 (en) * | 1995-06-23 | 1997-12-10 | Canon Kabushiki Kaisha | A recording medium, and an image forming method using the medium |
| US5955185A (en) * | 1995-06-23 | 1999-09-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording medium, and an image forming method using the medium |
| US5605750A (en) * | 1995-12-29 | 1997-02-25 | Eastman Kodak Company | Microporous ink-jet recording elements |
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| US6338891B1 (en) * | 1997-07-23 | 2002-01-15 | Mitsubishi Paper Mills Limited | Ink jet recording sheet |
| WO2007032325A1 (ja) | 2005-09-14 | 2007-03-22 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | ポリエステルおよびポリエステルの製造方法、ならびにポリエステル成形体 |
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