JPH06297794A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH06297794A
JPH06297794A JP11368693A JP11368693A JPH06297794A JP H06297794 A JPH06297794 A JP H06297794A JP 11368693 A JP11368693 A JP 11368693A JP 11368693 A JP11368693 A JP 11368693A JP H06297794 A JPH06297794 A JP H06297794A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙排出口を遮断することで、小動物や不要
物の侵入を阻止したプリンタを提供する。 【構成】 用紙(6)を排出する用紙排出口(8)と、
この用紙排出口の近傍にスライド可能に設置されたカッ
タ刃(26)を以て前記用紙排出口を開閉する開閉手段
(開閉機構部20)と、前記用紙に印字するとき、前記
カッタ刃を後退させて前記用紙排出口を開くとともに、
印字完了の後、前記カッタ刃をスライドさせて前記用紙
排出口を閉じる開閉制御手段(プリンタ制御装置24)
とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙排出口から排出さ
れる用紙を切断するカッタ刃を用紙排出口の開閉に用い
たプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタは設置環境に適応した構
造が採用されている。レストランの厨房等でオーダ等を
打ち出すために用いられるプリンタでは、食物等を取り
扱う特殊な環境に対応するため、湿気等を遮断するため
の防滴機構や、ごきぶり等の小動物侵入防止のため開口
部の少ない外観構造が取り入れられている。図9及び図
10は、防滴機構や外観に遮蔽構造が施された従来のプ
リンタを示している。このようなプリンタにおいては、
印字された用紙を排出するための用紙排出口が異物や小
動物等の出入口となるおそれがある。
【0003】図9の(A)に示すプリンタは、孔を極力
少なくした外装ケース2を用いており、そのパネル部4
には例えば、図11に示す用紙6を排出するための用紙
排出口8が設けられている。図9の(B)は、用紙排出
口8の内部構造を示している。用紙排出口8は、排出す
べき用紙6の排出を容易にするため、比較的大きな開口
であり、その内側にはガイド10が形成されている。こ
のガイド10の近傍にはカッタ機構12が設置され、用
紙6の排出方向と直交方向にスライドするカッタ刃14
が設けられている。矢印aはその切断時の移動方向を示
している。このカッタ機構12の背面側にはプリンタ機
構部16及びローラ対18等が設置されている。矢印b
に示すように、用紙6は、ローラ対18の回転により、
プリンタ機構部16の印字動作に対応して用紙排出口8
から連続的に移送、排出され、印字が完了した後、カッ
タ刃14のスライドによって切断される。
【0004】また、図10の(A)は、用紙排出の位置
を外装ケース2の上面側にしたプリンタである。このプ
リンタは、孔を極力少なくした構造である点では図9の
(A)に示すプリンタと同様であるが、外装ケース2に
設けられたパネル部4に用紙6を排出するための用紙排
出口8が設けられている。図10の(B)は、用紙排出
口8の内部構造を示している。用紙排出口8の内側には
ガイド10が形成され、このガイド10の近傍にはカッ
タ機構12が水平方向に設置されている。このカッタ機
構12には用紙6の排出方向と直交方向、即ち、水平方
向にスライドするカッタ刃14が設けられている。矢印
aはその切断時の移動方向を示している。このカッタ機
構12の背面側にはプリンタ機構部16及びローラ対1
8等が設置されている。矢印bに示すように、用紙6
は、ローラ対18の回転により、プリンタ機構部16の
印字動作と対応して用紙排出口8から連続的に排出さ
れ、印字が完了した後、カッタ刃14のスライドによっ
て切断される動作は図9のプリンタと同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなプリンタで
は、外装ケース2を密閉構造にしても、用紙排出口8が
開口されて外気に通じており、しかも、その開口面積は
ごきぶり等の小動物の出入りが可能な大きさであって、
その内部には用紙経路が連続的に通じているのである。
また、印字待機中、プリンタには常時通電されており、
設置環境の温度が高いのみならず、通電状態が適当な保
温状態となっている。ごきぶり等の小動物が巣くう環境
としては恰好の条件である。このため、ごきぶり等の小
動物が用紙排出口8から侵入し、巣くう原因になってい
る。
【0006】このような小動物の侵入はプリンタ機能の
障害となる。小動物は汚染されている上、その排泄物は
回路基板の回路パターンや素子、コネクタ等の端子部に
大敵である。小動物やその排泄物は回路パターンや端子
部等を汚染し、腐食、ショート等の原因になるからであ
る。実際、厨房に設置されていたプリンタを分解する
と、ごきぶりの死骸やその糞が回路パターン等を腐食さ
せており、これが動作不良を生じさせたことが確認され
ている。
【0007】また、このような小動物による障害とは別
に、図10のプリンタでは、コインやクリップ等の落下
がプリンタ機能の障害となる。金属性のものでは、プリ
ンタ機構部16やカッタ機構12のカッタ刃14の損傷
の原因となる。また、クリップを落下させて用紙排出口
8が詰まると、用紙6の排出を阻害し、ジャムの原因と
なる。
【0008】そこで、本発明は、用紙排出口を遮断する
ことで、小動物や不要物の侵入を阻止したプリンタを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタは、図
1に例示するように、用紙(6)を排出する用紙排出口
(8)と、この用紙排出口の近傍にスライド可能に設置
されたカッタ刃(26)を以て前記用紙排出口を開閉す
る開閉手段(開閉機構部20)と、前記用紙に印字する
とき、前記カッタ刃を後退させて前記用紙排出口を開く
とともに、印字完了の後、前記カッタ刃をスライドさせ
て前記用紙排出口を閉じる開閉制御手段(プリンタ制御
装置24)とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明のプリンタは、前記カッタ刃
による前記用紙排出口の閉塞は、前記用紙の切断ととも
に行なうことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明は、プリンタのカッタ機構を以て用紙排
出口の開閉機構部を構成している。即ち、開閉機構部に
カッタ機構を兼用させている。このようなプリンタでは
印字処理と用紙の排出処理が同時に行なわれるので、印
字時が用紙排出時であり、このとき、開閉手段を開く。
即ち、カッタ刃を後退させ、用紙の切断に備えるのであ
る。そして、印字が完了し、必要な用紙が排出されたと
きに、カッタ刃をスライドさせ、その用紙を切断してカ
ッタ刃の本来の機能を実現する。そして、このカッタ刃
により用紙排出口を閉塞する。
【0012】また、印字完了に伴う用紙切断で進出させ
たカッタ刃を後退させることなく、進出状態で維持すれ
ば、切断動作と同時に用紙排出口の閉塞を行なうことが
でき、切断動作で閉塞動作が実現されるので効率的であ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明のプリンタの一実施例を示
している。このプリンタは、用紙排出口を開閉する開閉
手段として開閉機構部20、プリンタ機構部22及びプ
リンタ制御装置24を備えている。開閉機構部20及び
プリンタ機構部22は、単一の制御手段であるプリンタ
制御装置24によって制御される。
【0015】開閉機構部20は、用紙6の切断を行なう
カッタ刃26を用紙排出口の開閉板に兼用させるととも
に、その機械的な操作手段であるカッタ機構28を機構
部として用いている。したがって、このプリンタでは、
用紙の切断と用紙排出口の開閉とを一つのカッタ刃26
及びカッタ機構28を以て実現している。そして、カッ
タ機構28には、プリンタ制御装置24からの制御出力
によって制御される駆動力を発生する駆動手段としてモ
ータ30が接続されており、機械的な駆動力がモータ3
0から付与される。また、この開閉機構部20には、カ
ッタ刃26の位置を検出する位置検出手段として第1及
び第2のセンサ31、32が設けられている。センサ3
1はカッタ刃26の退避位置、また、センサ32はその
進出位置を検出し、各検出出力はプリンタ制御装置24
に加えられている。
【0016】また、プリンタ機構部22は、例えば、用
紙送り機構、印字ヘッド等で構成されており、周知のプ
リンタと同様に構成されているので、その詳細は省略す
る。
【0017】そして、プリンタ制御装置24は、ホスト
コンピュータ等の外部制御装置と連係可能な制御手段と
してマイクロコンピュータ等で構成されている。制御及
び演算を行なう手段として中央処理装置(CPU)34
が設置されている。このCPU34は、プログラムに従
ってプリンタ制御、用紙切断制御、用紙排出口の開閉制
御等の制御や演算を行なう。このCPU34は、制御の
ための基準時間を設定する手段としてタイマ36を備え
ている。
【0018】このCPU34で実行される制御プログラ
ムや制御又は演算途上のデータを格納する記憶手段が設
置されており、ROM38は制御プログラムやテーブル
等を持つ読出し専用メモリ、RAM40は演算途上のデ
ータを格納する随時書込みメモリである。図示しない
が、補助記憶装置としてフレキシブルディスク等を用い
ることもでき、また、ホストコンピュータと連係してい
る場合には、それに付属した記憶手段もプリンタ制御装
置24の補助記憶手段として用いることができる。
【0019】また、このプリンタ制御装置24には、各
種の入力データの取込みや制御出力の取出し等を行なう
入出力手段として入出力ユニット(I/O)42が設け
られている。このI/O42は、CPU34、ROM3
8及びRAM40と連係されている。そして、このI/
O42には、ホストコンピュータからのオンライン入力
を指示する手段としてオンラインスイッチ44、紙切断
ないし用紙排出口の開閉を行なう開閉機構部20の駆動
出力の取出しを行なう駆動手段として第1のドライバ4
6、プリンタ出力を取り出すための第2のドライバ48
が接続されている。印字動作、用紙切断、開閉制御等の
各種制御上のエラー表示を行なう手段としてエラーラン
プ50が接続されている。
【0020】次に、図2は、図1に示したプリンタの具
体的な構成例を示している。開閉機構部20は用紙6を
切断するカッタ機構28を利用して構成されており、カ
ッタ機構28は一つのユニットを構成している。そこ
で、このユニットを成すカッタ機構28のカッタフレー
ム52を用紙排出口8のカイド10の開口部に当てて用
紙排出口8及びそれに連なる用紙通路54を閉塞させて
いる。即ち、用紙排出口8はカッタ機構28で閉塞さ
せ、カッタ刃26を開閉板として機能させることによ
り、カッタ刃26のみで用紙通路54を開閉可能にした
のである。図2は、カッタ刃26が進出した状態、即
ち、用紙通路54を閉塞して用紙排出口8が遮断状態に
あることを示している。矢印aは、カッタ刃26のスラ
イド方向を示している。
【0021】この開閉機構部20の背面側にはプリンタ
機構部22が設けられている。用紙6を挟んで印字ヘッ
ド56及びプラテン58が設置されている。このプリン
タ機構部22の背面部側には用紙6の送り手段としてロ
ーラ機構60が設けられ、この実施例では、大径のロー
ラ62と小径のローラ64とで構成されている。用紙6
は、印字時、その印字動作と同期してローラ62、64
の回転により矢印bで示す方向に移送される。
【0022】次に、図3は、図2におけるカッタ機構2
8の具体的な構成例を示し、(A)はその要部平面図、
また、(B)はその縦断面図である。カッタフレーム5
2は矩形を成しており、その側部にはモータ30が固定
されている。モータ30の回転軸には回転伝達手段とし
てウォームギヤ66が圧入されており、その回転力は、
駆動軸68にウォームホイール70によって伝達され
る。駆動軸68は、カッタフレーム52にモータ30の
回転軸と直交する方向に軸受69、71によって回転可
能に取り付けられている。即ち、モータ30の回転力は
その回転軸と直交する駆動軸68に伝達されており、こ
のように回転方向を変更するのは、モータ30の設置位
置をカッタフレーム52の側部に密着させる等、その設
置空間の狭小化によるコンパクト化を実現するためであ
る。駆動軸68は、開閉板を成すカッタ刃26に駆動力
を伝達する手段であって、その中間部に固定されている
駆動ピニオン72を回転させ、その回転力がカッタ刃2
6側のラック74に伝達される。即ち、駆動軸68側の
回転力が直線方向の移動力に変換されてカッタ刃26に
伝達され、矢印aはその移動方向、即ち、用紙排出口8
の開閉方向を示している。
【0023】カッタ刃26は、カッタフレーム52の背
面板76と一定の間隔を設けて固定されたガイドベース
78との間にスライド可能に設置されている。このカッ
タ刃26の移動位置を検出する手段であるセンサ31、
32は、その前縁部及び後縁部が選択的に重なる位置に
設置されている。各センサ31、32は、接触センサ又
は非接触センサの何れでもよく、例えば、光学的センサ
を用いることができる。なお、用紙通路54の下方部に
は、用紙通路54に用紙6を導く用紙ガイド80、82
が設けられている。
【0024】次に、このプリンタの用紙排出口8の開閉
制御を図4及び図5を参照して説明する。
【0025】図4は、電源投入時又はリセット時の動作
プログラムを示している。この動作プログラムは、カッ
タ刃26を初期動作として進出させ、初期動作として用
紙排出口8の閉塞を行なうことを内容としている。そこ
で、ステップS1では電源投入後かリセット時かを判断
する。何れでもない場合には、ステップS1を繰り返
し、その何れかの場合にはステップS2に移行する。ス
テップS2ではイニシャライズ処理を行い、ステップS
3に移行する。ステップS3ではカッタ刃26が退避し
ているか否かを判断する。即ち、その退避位置はセンサ
31で検出され、また、進出位置はセンサ32で検出さ
れる。カッタ刃26が退避していない場合、即ち、進出
している場合には、このプログラムの目的が達成されて
いるので、その実行を終了する。
【0026】ステップS3でカッタ刃26が退避してい
ると判断された場合には、ステップS4に移行する。ス
テップS4では、モータ30を駆動し、その正転により
カッタ刃26をスライドさせる。ステップS5では、カ
ッタ刃26の位置が前進したか否かを判断し、センサ3
2がその進出位置を検出するまでモータ30の回転を維
持し、カッタ刃26の位置が所定位置に達したとき、ス
テップS6に移行する。ステップS6では、カッタ刃2
6が所定位置、即ち、用紙排出口8の閉塞を完了したこ
とから、モータ30の駆動を停止させ、この動作プログ
ラムの実行を完了する。
【0027】この動作プログラムの実行により、電源挿
入時又はリセット時に初期動作としてカッタ刃26を進
出させ、用紙排出口8及び用紙通路54の閉塞が行なわ
れる。この結果、用紙排出口8はカッタ刃26を以て閉
塞され、異物落下や小動物の用紙通路54への侵入を確
実に防止できることになる。
【0028】また、図5は、印字動作時の動作プログラ
ムを示している。この動作プログラムは、印字処理の準
備、その完了による用紙切断から用紙排出口8の閉塞を
行なうことを内容としている。即ち、ステップS11で
は、モータ30を駆動し、その逆転によりカッタ刃26
をスライドさせる。ステップS12ではカッタ刃26が用
紙通路54から退避したか否かを判断し、カッタ刃26
が所定位置に退避するまでモータ30の回転を持続させ
る。カッタ刃26が所定位置まで退避したとき、ステッ
プS13に移行してモータ30の駆動を停止させる。この
ようにステップS11〜S13を以て印字準備を行なう。図
6及び図7は、図4及び図5に示したプログラム動作に
おけるカッタ刃26の退避状態を示している。
【0029】ステップS14では印字動作及び用紙送りの
動作を行う。印字された用紙8はローラ62、64によ
って送られ、用紙排出口8から外部に送り出される。や
がて最終印字が到来し、ステップS15では最終印字後、
用紙切断の準備動作に入り、カッタ刃26の位置まで用
紙6を送る。
【0030】ステップS16ではモータ30を駆動し、即
ち、用紙切断のため、正転させてカッタ刃26をスライ
ドさせる。ステップS17ではカッタ刃26の前進を判断
し、カッタ刃26が所定位置まで前進したことを判断す
る。カッタ刃26の前進位置はセンサ32によって検出
され、センサ32がカッタ刃26を検出したとき、ステ
ップS18に移行し、モータ30の駆動を停止する。即
ち、カッタ刃26の前進は、用紙6の切断動作であると
同時に用紙排出口8の閉塞動作であり、この結果、図4
に示したプログラムと同様に用紙排出口8の閉塞が完了
するのである。
【0031】したがって、用紙6を切断した場合にも、
迅速に用紙排出口8を閉塞させ、異物や小動物の侵入を
阻止することができる。用紙6の送り出し時には小動物
の侵入のおそれはなく、プリンタは完全な閉塞状態が実
現される。
【0032】次に、図8の(A)は、開閉機構部20に
用いられるカッタ機構28の他の実施例を示している。
この実施例のカッタ機構28には、カッタフレーム52
の設けられた支持軸84に凹部86を係合させて摺動す
るカッタ刃26が設けられている。カッタ刃26にはモ
ータ30に発生させた駆動力を受ける係合ピン88が突
設されており、この係合ピン88には支持軸90によっ
て回動可能なくの字形のレバー92が係合されており、
このレバー92のスライド長孔94にはウォームホイー
ル96に突出させたピン98が係合している。ウォーム
ホイール96は駆動軸100によって支持されている。
このウォームホイール96には、モータ30の回転軸に
取り付けられているウォームギヤ102からモータ30
の回転力が伝達される。
【0033】このカッタ機構28では、モータ30が駆
動され、その回転がウォームギヤ102を介してウォー
ムホイール96に伝達される。この場合、その回転方向
を矢印cで示す方向とすると、レバー92は矢印dで示
す方向に回動し、その回動に対じてピン98が回動する
ため、駆動力がレバー92を通じてカッタ刃26に伝達
される。即ち、カッタ刃26はスライドし、用紙6が切
断される。そして、カッタ刃26を進出させれば、用紙
通路54を閉塞することができるのである。
【0034】そして、このようなカッタ機構28を用い
た場合、カッタ刃26の位置の検出に、例えば、図8の
(B)に示すようなセンサ108を用いることができ
る。このセンサ33は、駆動軸100にカム板104を
取り付けておき、その切欠き部106に接触センサ10
8を設置すれば、その接触子110がカム板104の半
径の変化、即ち、切欠き部106の到来を検出でき、こ
の結果、カッタ刃26の進出又は退避を検出することが
できる。このようなセンサ108を用いても、前記実施
例と同様にカッタ刃26を用紙排出口8の開閉制御に用
いることができる。
【0035】なお、実施例では、カッタ刃26を用紙経
路の遮蔽手段として用いたが、本発明は、開閉機構を以
て用紙の切断機構とする場合と等価であることは言うま
でもないことである。
【0036】また、実施例では、待機中になったらカッ
タ刃を前進させて用紙経路を閉塞したが、閉塞するタイ
ミングは、使用頻度が高い場合には、一定時間の開放状
態とし、その時間が経過後、閉塞状態とする等、各アプ
リケーションの使用頻度によって自由に設定することが
できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が得られる。 a.待機中は、カッタ刃を前進させて用紙経路を閉塞
し、印字時はカッタ刃を退避させて用紙経路を開口して
から印字動作、切断動作、排出動作を行い、一連の動作
が終了した後、再びカッタ刃を前進させて用紙経路を閉
塞して待機状態とし、異物や小動物の侵入を防止するこ
とができる。 b.ゴキブリ等小動物の侵入を防ぐことにより、小動物
の排泄物によるプリンタへの機能障害を防止することが
できる。 c.コインやクリップ等の落下物の侵入を最小限にとど
めることができ、プリンタの機能障害を低減できる。 d.コインやクリップ等のカッタ部への引っ掛かりを防
止でき、カッタ刃の破損や紙ジャム発生を防止すること
ができる。 e.さらに水滴から用紙を保護することができ、特にキ
ッチンプリンタのように、厨房等に設置される場合に防
護することができる。 f.塵埃の侵入を最小限にすることができる。
【0038】また、本発明によれば、用紙切断によるカ
ッタ刃の進出を以て用紙排出口を閉塞すれば、切断処理
と閉塞処理とを単一の動作で実行でき、処理の単純化及
び効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタの一実施例を示すブロック図
である。
【図2】図1に示したプリンタの開閉機構部の具体的な
構成例を示す断面図である。
【図3】図2に示したプリンタのカッタ機構を示し、
(A)はその平面図、(B)はその縦断面図である。
【図4】図1に示したプリンタの初期動作プログラムを
示すフローチャートである。
【図5】図1に示したプリンタの用紙切断及び開閉動作
プログラムを示すフローチャートである。
【図6】プリンタのカッタ機構の動作を示す平面図であ
る。
【図7】プリンタの開閉機構部の動作を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の開閉機構部に用いられるカッタ機構の
他の構成例を示し、(A)はその断面図、(B)はこの
カッタ機構に用いられるセンサを示す図である。
【図9】従来のプリンタを示し、(A)はその外観を示
す斜視図、(B)はその用紙排出部を示す断面図であ
る。
【図10】従来の他のプリンタを示し、(A)はその外
観を示す斜視図、(B)はその用紙排出部を示す断面図
である。
【図11】プリンタに用いられる用紙を示す図である。
【符号の説明】
6 用紙 8 用紙排出口 20 開閉機構部(開閉手段) 24 プリンタ制御装置(開閉制御手段) 26 カッタ刃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を排出する用紙排出口と、 この用紙排出口の近傍にスライド可能に設置されたカッ
    タ刃を以て前記用紙排出口を開閉する開閉手段と、 前記用紙に印字するとき、前記カッタ刃を後退させて前
    記用紙排出口を開くとともに、印字完了の後、前記カッ
    タ刃をスライドさせて前記用紙排出口を閉じる開閉制御
    手段と、 を備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記カッタ刃による前記用紙排出口の閉
    塞は、前記用紙の切断とともに行なうことを特徴とする
    請求項1記載のプリンタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001034400A1 (fr) * 1999-11-09 2001-05-17 Citizen Watch Co., Ltd. Imprimante et procede de commande d'un organe de coupe
JP2008044287A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 媒体排出機構
JP2018154011A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 三菱電機株式会社 印刷装置

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