JPH06297559A - シート成形装置 - Google Patents

シート成形装置

Info

Publication number
JPH06297559A
JPH06297559A JP5107226A JP10722693A JPH06297559A JP H06297559 A JPH06297559 A JP H06297559A JP 5107226 A JP5107226 A JP 5107226A JP 10722693 A JP10722693 A JP 10722693A JP H06297559 A JPH06297559 A JP H06297559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
cooling
roll
temperature
stretching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5107226A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Matsubayashi
三郎 松林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP5107226A priority Critical patent/JPH06297559A/ja
Publication of JPH06297559A publication Critical patent/JPH06297559A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却の後、再び昇温させる必要をなくして、
シート成形装置における機器の省略を実現してエネルギ
ーの無駄をなくす。 【構成】 シート成形装置において、ダイ21からシー
ト状に押し出された結晶性樹脂23と、同樹脂23を冷
却する第1、第2、第3、第4冷却ロール、24,2
5,26,27からなる冷却装置と、同冷却装置で前記
結晶性樹脂温度が延伸する適宜の温度まで降下したとき
延伸ロール28,29によって延伸させるように構成し
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィルム製造やシート製
造等に適用できるシート成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のシート成形装置の側断面図
であり、図4はシート各部の温度状態図を示すものであ
る。図3において1はダイで、熱可塑性樹脂をシート状
に押し出し、エアナイフ2から加圧空気を吹き付けるこ
とによりシート3を冷却する。4は第1冷却ロールで、
側盤(図示せず)に回転可能に軸支され、内部に冷却水
が供給されてシート3のA面を冷却するようになってい
る。5は第2冷却ロールで、第1冷却ロール4と同径で
同様の構造をなし、シートのB面を冷却できる構造とな
っている。第2冷却ロール5のシート3の入口部には、
同シート3を第2冷却ロール5へ均一に押し付けるニッ
プロール8が装着されている。6は第3冷却ロールで、
第1冷却ロール4と同径で同様な構造をなし、第1冷却
ロール4と第2冷却ロール5でシートのA面、B面を冷
却したものを更に冷却し、引取りロール7を通過後、後
段に設置された延伸装置へとシートは送り出される。
【0003】10は受入ロール、11は第1昇温ロール
で側盤(図示せず)に回転可能に軸支され、内部の熱媒
体を介してシート3面のA面を昇温するようになってい
る。12は第2昇温ロールで、第1昇温ロール11と同
径で同様の構造をなし、シートのB面を昇温する。1
3,14は第3、第4昇温ロールで、第1昇温ロール1
1と同径で同様な構造をなし、第1昇温ロール11と第
2昇温ロール12でシートのA面、B面を昇温したもの
を更に各々昇温し、延伸ロール16,17へ送る。な
お、15はガイドロールである。延伸されたシート3は
ガイドロール18,19を経て次工程に送られる。
【0004】次に前記構成による従来のもののシート3
の冷却昇温過程を説明すると、先ず第1冷却ロール4で
シート3のA面を急冷し、溶融樹脂を固化させた後、第
2冷却ロール5にてシート3のB面を急冷させる。溶融
樹脂シート3は固化後第3冷却ロール6で更に冷却固化
される。そして昇温ロール11,12,13,14で昇
温された後延伸される。この冷却昇温過程を実測する
と、図4に示すような状態で、冷却昇温されて行く。な
お、図4のCはシート3の中心部分の温度変化を示し、
これは計算により推定したものである。またA,B面の
温度変化は、外部から測定可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように従来の
シート成形装置における冷却工程では、ダイから高温状
態で排出されたシートは、冷却ロールで冷却された後、
次段の延伸装置に供給するため、昇温ロールで再び昇温
される。そのためエネルギーの損失を招き、また機器装
置等の設備費の増加ともなっていた。そこで本発明では
前記従来のものの有する問題点を解決するために、種々
の樹脂に対して実験を試み、係る不都合を解消できるシ
ート成形装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、ダイ
からシート状に押し出された結晶性樹脂と、同樹脂を冷
却する冷却装置と、同冷却装置で前記結晶性樹脂温度が
延伸する適宜の温度まで降下したとき延伸させる延伸機
とを有してなるものであり、また冷却装置が大径の冷却
ロールと、同ロールに続いて小径の冷却ロール群を配し
てなるもので、これを課題解決のための手段とするもの
である。
【0007】
【作用】本発明は前記手段により、ダイから排出された
シートは大径ロールと小径ロールを組み合わせた冷却ロ
ールで表裏が均一に冷却される。そのためシート温度は
適度に降下していく。温度が延伸に適した温度まで降下
した状態でシートの延伸を開始することが可能となる。
そのためシートを再度昇温状態とする必要はなく、また
そのための機器も要しない。
【0008】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1において21はダイ、22はエアナイフ、23
は結晶性樹脂のシート、24は大径の第1冷却ロール、
25〜27は第1冷却ロール24より小径の第2〜第4
冷却ロールである。なお、第2〜第4冷却ロールの口径
が小さくしてあるのはシートの表裏面をあまり時間を隔
てることなく次々と冷却して均一な状態に冷却でき、シ
ートの表面に発生する凹凸、皺及びシートの曲がりを有
効に防止するためである。33はシート23を第2〜第
4冷却ロールへ密着させるニップロールである。28,
29は延伸用ロール、30は引取りロール、31はシー
ト23を引取りロールへ密着させるニップロールであ
る。
【0009】次に図2は図1の実施例のシートの温度変
化曲線を示す。図2においてAは第1冷却ロール24側
にて冷却されたシート面の温度変化、Bは第2冷却ロー
ル25側にて冷却されたシート面の温度変化、Cはシー
ト23の中心温度変化を示す。ダイ21を出たシート2
3は第1冷却ロール24及び第2〜第4冷却ロールで順
次冷却されていく。このシートの温度が所定の温度程度
まで冷却された後、延伸機で延伸を行なう。即ち、冷却
されるにつれて結晶性樹脂シートの結晶化が開始される
が、均一に冷却された所定の段階で延伸機に掛けてシー
トを延伸させる。例えばポリプロピレンでは120〜1
45℃程度に降温された段階で、PETでは90〜12
0℃、ナイロンでは90〜110℃である。このように
従来の冷却ロールで降温される温度まで冷却をするので
はなく、シートが均一に冷却された途中の段階で、即ち
延伸される条件の温度になった段階で延伸させてシート
を製造することができる。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明による
と、ダイから排出した結晶性樹脂シートは所定の温度ま
で冷却された後延伸される。そのため従来のように冷却
後、再度昇温工程を経ることなく延伸することができ、
熱エネルギーの向上及び設備費の軽減を図ることができ
る。特に大径の第1冷却ロールに続いて小径の第2冷却
ロール群を配して、シートの表裏面をあまり時間を隔て
ることなく次々と冷却して均一な状態で冷却できるの
で、シートの表面に凹凸や皺及びシートの曲がりを有効
に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート成形装置におけるロールレイア
ウトの側面図である。
【図2】図1の場合の温度変化を示す線図である。
【図3】従来のシート成形装置におけるロールレイアウ
トの側面図である。
【図4】従来の温度変化を示す線図である。
【符号の説明】
21 ダイ 24 第1冷却ロール 25〜27 第2〜第4冷却ロール 28,29 延伸ロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイからシート状に押し出された結晶性
    樹脂と、同樹脂を冷却する冷却装置と、同冷却装置で前
    記結晶性樹脂温度が延伸する適宜の温度まで降下したと
    き延伸させる延伸機とを有することを特徴とするシート
    成形装置。
  2. 【請求項2】 冷却装置が大径の冷却ロールと、同ロー
    ルに続いて小径の冷却ロール群を配してなることを特徴
    とする請求項1記載のシート成形装置。
JP5107226A 1993-04-12 1993-04-12 シート成形装置 Withdrawn JPH06297559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5107226A JPH06297559A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 シート成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5107226A JPH06297559A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 シート成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06297559A true JPH06297559A (ja) 1994-10-25

Family

ID=14453693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5107226A Withdrawn JPH06297559A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 シート成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06297559A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989007952A1 (en) * 1988-03-03 1989-09-08 Hoya Corporation Process for producing intraocular lens for correcting cyanopia

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989007952A1 (en) * 1988-03-03 1989-09-08 Hoya Corporation Process for producing intraocular lens for correcting cyanopia

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2928124A (en) Embossing method and apparatus
CN104070666A (zh) 拉伸薄膜的制造方法以及薄膜拉伸设备
US20070126145A1 (en) Process and apparatus for embossing a film surface
JPS61194119A (ja) 連続焼鈍設備における鋼帯冷却方法
WO2007034991A1 (en) Method of applying web
JPH06297559A (ja) シート成形装置
JPH03505187A (ja) 熱溶融インク画像の処理
KR100297004B1 (ko) 비닐대지의 엠보싱 성형장치 및 엠보싱 성형방법
JPH08269651A (ja) 金属製押出材の熱処理方法及び押出設備
JPH0337143A (ja) 合せガラス用中間膜の伸延方法並びにその装置
CN219153718U (zh) 一种薄膜拉伸控制系统
JP4121204B2 (ja) 熱可塑性樹脂金属貼り積層板の製造方法及び装置
JP2575873B2 (ja) 薄鋼板連続焼鈍設備
JPH10217342A (ja) ポリプロピレン樹脂シートの製造方法
JP2014502225A (ja) 微細複写に利用する冷却装置
JPH0129143B2 (ja)
KR200244211Y1 (ko) 비닐대지의 성형장치
JPH058119Y2 (ja)
JPH02164518A (ja) 合成樹脂シートに対する成形装置
JP3626791B2 (ja) シート製造装置
JP4657486B2 (ja) 結晶性樹脂のペレット成形用連続結晶化方法
JP3191980B2 (ja) フィルムの製造装置及びその製造方法
JP2001062895A (ja) 合成樹脂フイルムの製造装置
JPH01133617A (ja) 圧空成形方法及びその方法に使用する装置
JP2762618B2 (ja) 熱可塑性合成樹脂シートの製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000704