JPH06297247A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents
ワイヤ放電加工装置Info
- Publication number
- JPH06297247A JPH06297247A JP9263693A JP9263693A JPH06297247A JP H06297247 A JPH06297247 A JP H06297247A JP 9263693 A JP9263693 A JP 9263693A JP 9263693 A JP9263693 A JP 9263693A JP H06297247 A JPH06297247 A JP H06297247A
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- brake roller
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】加工精度および作業能率を向上することができ
るワイヤ放電加工装置を提供すること。 【構成】張力制御装置のブレーキローラの回転速度を検
出する検出装置を備え、ワイヤ巻き取り装置の巻取ロー
ラの回転速度の指令値又は実際の回転速度を検出する検
出装置の測定値とブレーキローラの回転速度とからブレ
ーキローラ又は巻取ローラの異常状態を判別する異常検
出処理回路を設ける。
るワイヤ放電加工装置を提供すること。 【構成】張力制御装置のブレーキローラの回転速度を検
出する検出装置を備え、ワイヤ巻き取り装置の巻取ロー
ラの回転速度の指令値又は実際の回転速度を検出する検
出装置の測定値とブレーキローラの回転速度とからブレ
ーキローラ又は巻取ローラの異常状態を判別する異常検
出処理回路を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤ走行系のローラの
異常状態を検出することができるワイヤ放電加工装置に
関する。
異常状態を検出することができるワイヤ放電加工装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワイヤ放電加工装置を図4に示
す。◆同図において、1はワイヤ。2はワイヤ1が巻か
れたリール。3はブレーキ4に直結されたブレーキロー
ラで、ワイヤ1の送給方向と逆方向のトルクを発生し
て、ワイヤ1に張力を発生させる。5は押し付けローラ
で、ばね6によりブレーキローラ3に向けて付勢されて
いる。7a,7bはワーク8の上下に配置され、ワイヤ
1に電力を供給する通電チップで、加工用電源9に接続
されている。10はワイヤ1の走行方向を変更するアイ
ドラ。11a,11bはワイヤ1を巻き取る巻取ロー
ラ。12はモータで、ローラ11aを駆動する。なお、
ローラ11bはばね13によりローラ11aに向けて付
勢されている。14はワイヤ回収箱である。15はNC
装置で、加工用電源9、張力制御回路16、ワイヤ速度
制御回路17へ指令信号を出力する。なお、張力制御回
路16はブレーキ4のトルク制御を行い、ワイヤ速度制
御回路17はモータ12の回転速度を制御する。◆以上
の構成であるから、NC装置15にあらかじめプログラ
ムされた所望のワイヤ送り速度信号がワイヤ速度制御回
路17に入力されると、モータ12が所望のワイヤ送り
速度になるような回転速度で回転する。そして、リール
2に巻かれたワイヤ1は、ブレーキローラ3、アイドラ
7を経て巻取ローラ11a,11bに巻き取られ、ワイ
ヤ回収箱14へ排出される。このとき、張力制御回路1
6を介してブレーキ4が制御され、ワイヤ1にはNC装
置にあらかじめプログラムされている所望のワイヤ張力
が付加される。
す。◆同図において、1はワイヤ。2はワイヤ1が巻か
れたリール。3はブレーキ4に直結されたブレーキロー
ラで、ワイヤ1の送給方向と逆方向のトルクを発生し
て、ワイヤ1に張力を発生させる。5は押し付けローラ
で、ばね6によりブレーキローラ3に向けて付勢されて
いる。7a,7bはワーク8の上下に配置され、ワイヤ
1に電力を供給する通電チップで、加工用電源9に接続
されている。10はワイヤ1の走行方向を変更するアイ
ドラ。11a,11bはワイヤ1を巻き取る巻取ロー
ラ。12はモータで、ローラ11aを駆動する。なお、
ローラ11bはばね13によりローラ11aに向けて付
勢されている。14はワイヤ回収箱である。15はNC
装置で、加工用電源9、張力制御回路16、ワイヤ速度
制御回路17へ指令信号を出力する。なお、張力制御回
路16はブレーキ4のトルク制御を行い、ワイヤ速度制
御回路17はモータ12の回転速度を制御する。◆以上
の構成であるから、NC装置15にあらかじめプログラ
ムされた所望のワイヤ送り速度信号がワイヤ速度制御回
路17に入力されると、モータ12が所望のワイヤ送り
速度になるような回転速度で回転する。そして、リール
2に巻かれたワイヤ1は、ブレーキローラ3、アイドラ
7を経て巻取ローラ11a,11bに巻き取られ、ワイ
ヤ回収箱14へ排出される。このとき、張力制御回路1
6を介してブレーキ4が制御され、ワイヤ1にはNC装
置にあらかじめプログラムされている所望のワイヤ張力
が付加される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ブレーキロー
ラ3あるいは巻取ローラ11aが摩耗するとワイヤ1の
張力が所望の値よりも減少して加工精度が低下した。ま
た、ワイヤ1の走行速度が減少あるいは停止することに
より、ワイヤ1が断線し、作業能率が低下した。本発明
の目的は、上記した課題を解決し、加工精度および作業
能率を向上することができるワイヤ放電加工装置を提供
することにある。
ラ3あるいは巻取ローラ11aが摩耗するとワイヤ1の
張力が所望の値よりも減少して加工精度が低下した。ま
た、ワイヤ1の走行速度が減少あるいは停止することに
より、ワイヤ1が断線し、作業能率が低下した。本発明
の目的は、上記した課題を解決し、加工精度および作業
能率を向上することができるワイヤ放電加工装置を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、張力制
御装置のブレーキローラの回転速度を検出する検出装置
を備え、ワイヤ巻き取り装置の巻取ローラの回転速度の
指令値又は実際の回転速度を検出する検出装置の測定値
とブレーキローラの回転速度とからブレーキローラ又は
巻取ローラの異常状態を判別する異常検出処理回路を設
けることにより解決される。また、ワイヤ送り速度を検
出する検出装置を設け、この検出信号と上記2つの検出
信号とからブレーキローラと巻取ローラのうちいずれが
異常であるかを判別することによりさらに効果的に解決
される。
御装置のブレーキローラの回転速度を検出する検出装置
を備え、ワイヤ巻き取り装置の巻取ローラの回転速度の
指令値又は実際の回転速度を検出する検出装置の測定値
とブレーキローラの回転速度とからブレーキローラ又は
巻取ローラの異常状態を判別する異常検出処理回路を設
けることにより解決される。また、ワイヤ送り速度を検
出する検出装置を設け、この検出信号と上記2つの検出
信号とからブレーキローラと巻取ローラのうちいずれが
異常であるかを判別することによりさらに効果的に解決
される。
【0005】
【作用】ブレーキローラと巻取ローラのいずれもが正常
な場合、両者の周速は同一で、加工部におけるワイヤ1
の走行速度および張力は一定である。もし、一方のロー
ラに摩耗等の異常が発生すると、ブレーキローラと巻取
ローラの速度は一致せず、ワイヤ1の走行速度およびの
張力は設定した値から外れる。
な場合、両者の周速は同一で、加工部におけるワイヤ1
の走行速度および張力は一定である。もし、一方のロー
ラに摩耗等の異常が発生すると、ブレーキローラと巻取
ローラの速度は一致せず、ワイヤ1の走行速度およびの
張力は設定した値から外れる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示すものであ
る。なお、図4と同じものは同一の符号を付してある。
◆20はブレーキローラ3の軸に直結した回転計。21
はモータ12の軸に直結した回転計。22は異常検出処
理回路で、回転計20,21の測定値が入力され、出力
信号はNC装置15に入力される。なお、回転計21の
測定値はワイヤ速度制御回路17にフィードバックされ
る。◆以下、動作について説明する。なお、説明を簡単
にするためにブレーキローラ3と巻取ローラ11aの直
径は等しいとする。◆NC装置15にあらかじめプログ
ラムされた所望のワイヤ送り速度信号がワイヤ速度制御
回路17に入力されると、所望のワイヤ送り速度になる
ように回転計21を用いて巻取ローラ11aの回転数N
outが制御される。また、ワイヤ1が巻き取られる結
果、ブレーキローラ3も回転する。そして、回転計20
はブレーキローラ3の回転数Ninを測定し、測定した値
を異常検出処理回路22に出力する。ここで、ブレーキ
ローラ3と巻取ローラ11aの両者が共に正常なときに
は、両者の回転数は同一で、加工部におけるワイヤ1の
走行速度および張力は一定である。なお、回転数Nout
はNC装置15からの指令値を用いてもよい。◆もし、
ブレーキローラ3だけが摩耗したとする。この場合、ブ
レーキローラ3とワイヤ1との間に滑りが発生する結
果、ブレーキローラ3の回転数Ninが減少する。異常検
出処理回路22は回転数Ninと回転数Noutとを比較
し、Nin≠No utであることを検出するとNC装置15
に異常発生信号を出力する。NC装置15は巻取ローラ
11aかブレーキローラ3のいずれかでワイヤ1が滑っ
ていることのアラーム表示をNC装置15に付属してい
る表示装置に表示し、加工用電源9に加工部への給電を
停止する信号を出力すると共に、ワイヤ排出制御の停止
信号をワイヤ速度制御回路17に出力してワイヤ1の走
行を停止する。なお、巻取ローラ11aだけが摩耗した
場合も、巻取ローラ11aとワイヤ1との間に滑りが発
生する結果、上記と同様にNin≠Noutとなり、異常の
発生を検出できる。
る。なお、図4と同じものは同一の符号を付してある。
◆20はブレーキローラ3の軸に直結した回転計。21
はモータ12の軸に直結した回転計。22は異常検出処
理回路で、回転計20,21の測定値が入力され、出力
信号はNC装置15に入力される。なお、回転計21の
測定値はワイヤ速度制御回路17にフィードバックされ
る。◆以下、動作について説明する。なお、説明を簡単
にするためにブレーキローラ3と巻取ローラ11aの直
径は等しいとする。◆NC装置15にあらかじめプログ
ラムされた所望のワイヤ送り速度信号がワイヤ速度制御
回路17に入力されると、所望のワイヤ送り速度になる
ように回転計21を用いて巻取ローラ11aの回転数N
outが制御される。また、ワイヤ1が巻き取られる結
果、ブレーキローラ3も回転する。そして、回転計20
はブレーキローラ3の回転数Ninを測定し、測定した値
を異常検出処理回路22に出力する。ここで、ブレーキ
ローラ3と巻取ローラ11aの両者が共に正常なときに
は、両者の回転数は同一で、加工部におけるワイヤ1の
走行速度および張力は一定である。なお、回転数Nout
はNC装置15からの指令値を用いてもよい。◆もし、
ブレーキローラ3だけが摩耗したとする。この場合、ブ
レーキローラ3とワイヤ1との間に滑りが発生する結
果、ブレーキローラ3の回転数Ninが減少する。異常検
出処理回路22は回転数Ninと回転数Noutとを比較
し、Nin≠No utであることを検出するとNC装置15
に異常発生信号を出力する。NC装置15は巻取ローラ
11aかブレーキローラ3のいずれかでワイヤ1が滑っ
ていることのアラーム表示をNC装置15に付属してい
る表示装置に表示し、加工用電源9に加工部への給電を
停止する信号を出力すると共に、ワイヤ排出制御の停止
信号をワイヤ速度制御回路17に出力してワイヤ1の走
行を停止する。なお、巻取ローラ11aだけが摩耗した
場合も、巻取ローラ11aとワイヤ1との間に滑りが発
生する結果、上記と同様にNin≠Noutとなり、異常の
発生を検出できる。
【0007】図2は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。なお、図1および図4と同じものは同一の符号を
付してある。◆30は速度検出器で、ブレーキローラ3
から送り出されるワイヤ1の走行速度Vactを検出し、
検出した値を異常検出処理回路31に入力する。その他
の構成は図1と同じで、ブレーキローラ3と巻取ローラ
11aの直径は等しい。◆以下、動作について説明す
る。◆NC装置15にあらかじめプログラムされた所望
のワイヤ送り速度信号がワイヤ速度制御回路17に入力
されると、所望のワイヤ送り速度になるように回転計2
1を用いて巻取ローラ11aの回転数Noutが制御され
る。また、ワイヤ1が巻き取られる結果、ブレーキロー
ラ3も回転する。そして、回転計22はブレーキローラ
3の回転数Ninを測定し、測定した値を異常検出処理回
路31に出力する。また、速度検出器30はブレーキロ
ーラ3から送り出されるワイヤ1の走行速度Vactを測
定し、測定した値を異常検出処理回路31に出力する。
ここで、ブレーキローラ3と巻取ローラ11aの両者が
共に正常なときには、両者の回転数は同一で、巻取ロー
ラ11aのワイヤ送り速度換算値Vout(Vout=πD・
Nout ただし、Dは巻取ローラ11aの直径)とブレ
ーキローラ3のワイヤ送り速度換算値Vinと走行速度V
actとは等しく、加工部におけるワイヤ1の走行速度お
よび張力は一定である。◆もし、ブレーキローラ3だけ
が摩耗したとする。この場合、ブレーキローラ3とワイ
ヤ1との間に滑りが発生する結果、ブレーキローラ3の
回転数Noutが減少する。また、Vact=VoutかつVout
>Vinとなる。異常検出処理回路31は回転数Ninと回
転数Noutとを比較し、Nin≠NoutかつVout>Vinで
あることを確認するとNC装置15に異常発生信号を出
力する。NC装置15はブレーキローラ3でワイヤ1が
滑っていることを表すアラーム表示をNC装置15に付
属している表示装置に表示し、加工用電源9に加工部へ
の給電を停止する信号を出力すると共に、ワイヤ排出制
御の停止信号をワイヤ速度制御回路17に出力してワイ
ヤ1の走行を停止する。◆また、巻取ローラ11aだけ
が摩耗した場合、巻取ローラ11aとワイヤ1との間に
滑りが発生する結果、Nin≠Noutとなり、Vact=V
out=Vinとなる。異常検出処理回路31は回転数Nin
と回転数Noutとを比較し、Nin≠NoutかつVact=V
out=Vinであることを確認するとNC装置15に異常
発生信号を出力する。NC装置15は巻取ローラ11a
でワイヤ1が滑っていることを表すアラーム表示をNC
装置15に付属している表示装置に表示し、加工用電源
9に加工部への給電を停止する信号を出力すると共に、
ワイヤ排出制御の停止信号をワイヤ速度制御回路17に
出力してワイヤ1の走行を停止する。以上説明したよう
に、第2の実施例では、摩耗が発生したローラが直ちに
分かり、作業性に優れている。なお、Vactと比較する
Voutの代りにNC装置にプログラムされているワイヤ
送り速度を用いてもよい。
ある。なお、図1および図4と同じものは同一の符号を
付してある。◆30は速度検出器で、ブレーキローラ3
から送り出されるワイヤ1の走行速度Vactを検出し、
検出した値を異常検出処理回路31に入力する。その他
の構成は図1と同じで、ブレーキローラ3と巻取ローラ
11aの直径は等しい。◆以下、動作について説明す
る。◆NC装置15にあらかじめプログラムされた所望
のワイヤ送り速度信号がワイヤ速度制御回路17に入力
されると、所望のワイヤ送り速度になるように回転計2
1を用いて巻取ローラ11aの回転数Noutが制御され
る。また、ワイヤ1が巻き取られる結果、ブレーキロー
ラ3も回転する。そして、回転計22はブレーキローラ
3の回転数Ninを測定し、測定した値を異常検出処理回
路31に出力する。また、速度検出器30はブレーキロ
ーラ3から送り出されるワイヤ1の走行速度Vactを測
定し、測定した値を異常検出処理回路31に出力する。
ここで、ブレーキローラ3と巻取ローラ11aの両者が
共に正常なときには、両者の回転数は同一で、巻取ロー
ラ11aのワイヤ送り速度換算値Vout(Vout=πD・
Nout ただし、Dは巻取ローラ11aの直径)とブレ
ーキローラ3のワイヤ送り速度換算値Vinと走行速度V
actとは等しく、加工部におけるワイヤ1の走行速度お
よび張力は一定である。◆もし、ブレーキローラ3だけ
が摩耗したとする。この場合、ブレーキローラ3とワイ
ヤ1との間に滑りが発生する結果、ブレーキローラ3の
回転数Noutが減少する。また、Vact=VoutかつVout
>Vinとなる。異常検出処理回路31は回転数Ninと回
転数Noutとを比較し、Nin≠NoutかつVout>Vinで
あることを確認するとNC装置15に異常発生信号を出
力する。NC装置15はブレーキローラ3でワイヤ1が
滑っていることを表すアラーム表示をNC装置15に付
属している表示装置に表示し、加工用電源9に加工部へ
の給電を停止する信号を出力すると共に、ワイヤ排出制
御の停止信号をワイヤ速度制御回路17に出力してワイ
ヤ1の走行を停止する。◆また、巻取ローラ11aだけ
が摩耗した場合、巻取ローラ11aとワイヤ1との間に
滑りが発生する結果、Nin≠Noutとなり、Vact=V
out=Vinとなる。異常検出処理回路31は回転数Nin
と回転数Noutとを比較し、Nin≠NoutかつVact=V
out=Vinであることを確認するとNC装置15に異常
発生信号を出力する。NC装置15は巻取ローラ11a
でワイヤ1が滑っていることを表すアラーム表示をNC
装置15に付属している表示装置に表示し、加工用電源
9に加工部への給電を停止する信号を出力すると共に、
ワイヤ排出制御の停止信号をワイヤ速度制御回路17に
出力してワイヤ1の走行を停止する。以上説明したよう
に、第2の実施例では、摩耗が発生したローラが直ちに
分かり、作業性に優れている。なお、Vactと比較する
Voutの代りにNC装置にプログラムされているワイヤ
送り速度を用いてもよい。
【0008】図3は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。なお、図1,図2および図4と同じものは同一の
符号を付してある。◆40は外径測定器で、リール2の
巻き外形を測定する。41はリール2の回転速度を検出
する回転計。42は速度検出処理回路である。そして、
リール2の巻き外径とリール2の回転速度とからワイヤ
1の実際の送り速度Vactを計算する。 なお、動作は
上記第2の実施例と実質的に同じであるため、省略す
る。◆ところで、上記3つの実施例において、ブレーキ
ローラ3と巻取ローラ11aの両者が同時に異常になっ
た場合は、検出が困難になる。しかし、通常、両者が同
時に異常になることはほとんどなく、実用上問題になる
ことはない。また、ワイヤ速度制御回路17、異常検出
処理回路22,31および速度検出処理回路42はNC
装置15に設けてもよい。
ある。なお、図1,図2および図4と同じものは同一の
符号を付してある。◆40は外径測定器で、リール2の
巻き外形を測定する。41はリール2の回転速度を検出
する回転計。42は速度検出処理回路である。そして、
リール2の巻き外径とリール2の回転速度とからワイヤ
1の実際の送り速度Vactを計算する。 なお、動作は
上記第2の実施例と実質的に同じであるため、省略す
る。◆ところで、上記3つの実施例において、ブレーキ
ローラ3と巻取ローラ11aの両者が同時に異常になっ
た場合は、検出が困難になる。しかし、通常、両者が同
時に異常になることはほとんどなく、実用上問題になる
ことはない。また、ワイヤ速度制御回路17、異常検出
処理回路22,31および速度検出処理回路42はNC
装置15に設けてもよい。
【0009】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
加工部におけるワイヤ1の張力低下あるいはワイヤ1の
走行速度の減少を確実に検出できるから、加工精度およ
び作業能率を向上することができるという効果がある。
また、異常な箇所のローラも表示することにより、さら
に作業能率を向上できるという効果がある。
加工部におけるワイヤ1の張力低下あるいはワイヤ1の
走行速度の減少を確実に検出できるから、加工精度およ
び作業能率を向上することができるという効果がある。
また、異常な箇所のローラも表示することにより、さら
に作業能率を向上できるという効果がある。
【図1】本発明による第1の実施例の説明図。
【図2】本発明による第2の実施例の説明図。
【図3】本発明による第3の実施例の説明図。
【図4】従来技術の説明図。
1 ワイヤ 3 ブレーキローラ 11a 巻取ローラ 16 張力制御回路 17 ワイヤ速度制御回路 20,21,41 回転計 22,31 異常検出処理回路 30 速度検出器 40 外径測定器 42 速度検出処理回路
Claims (3)
- 【請求項1】張力制御装置のブレーキローラの回転速度
を検出する検出装置を備え、ワイヤ巻き取り装置の巻取
ローラの回転速度の指令値又は実際の回転速度を検出す
る検出装置の測定値とブレーキローラの回転速度とから
ブレーキローラ又は巻取ローラの異常状態を判別する異
常検出処理回路を設けたことを特徴とするワイヤ放電加
工装置。 - 【請求項2】ワイヤ送り速度を検出する検出装置と、張
力制御装置のブレーキローラの回転速度を検出する検出
装置とを備え、検出したワイヤ送り速度とブレーキロー
ラの回転速度と巻取ローラの回転速度の指令値又は実際
の回転速度を検出する検出装置の測定値とからブレーキ
ローラと巻取ローラのうちいずれが異常であるかを判別
する異常検出処理回路を設けたことを特徴とするワイヤ
放電加工装置。 - 【請求項3】異常検出処理回路の異常信号により異常状
態の表示あるいは加工電源の停止をすることを特徴とす
る請求項1または請求項2いずれかに記載のワイヤ放電
加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9263693A JPH06297247A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | ワイヤ放電加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9263693A JPH06297247A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | ワイヤ放電加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06297247A true JPH06297247A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14059938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9263693A Pending JPH06297247A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | ワイヤ放電加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06297247A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120037601A1 (en) * | 2009-04-07 | 2012-02-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Maintenance system for wire transport system of wire discharge processing machine |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP9263693A patent/JPH06297247A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120037601A1 (en) * | 2009-04-07 | 2012-02-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Maintenance system for wire transport system of wire discharge processing machine |
US8907243B2 (en) * | 2009-04-07 | 2014-12-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Maintenance system for wire transport system of wire discharge processing machine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030603 |