JPH11301929A - プーリ回転検出機構 - Google Patents
プーリ回転検出機構Info
- Publication number
- JPH11301929A JPH11301929A JP12288698A JP12288698A JPH11301929A JP H11301929 A JPH11301929 A JP H11301929A JP 12288698 A JP12288698 A JP 12288698A JP 12288698 A JP12288698 A JP 12288698A JP H11301929 A JPH11301929 A JP H11301929A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- wire
- rotation
- controller
- sensor
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤの外れやベアリングの摩耗による回転
不良を検出できるプーリ回転検出機構を提供する。 【構成】 極細線をプーリで案内しながら巻き取る装置
で用いるプーリ回転検出機構の構成として、プーリのガ
イド側壁部に設けた被検出部と、該被検出部を検出する
ように前記プーリに隣接して配置したセンサと、該サン
サによって検出したプーリの回転数を設定値と比較する
制御部とを設ける。
不良を検出できるプーリ回転検出機構を提供する。 【構成】 極細線をプーリで案内しながら巻き取る装置
で用いるプーリ回転検出機構の構成として、プーリのガ
イド側壁部に設けた被検出部と、該被検出部を検出する
ように前記プーリに隣接して配置したセンサと、該サン
サによって検出したプーリの回転数を設定値と比較する
制御部とを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、母材に巻かれたフ
ァインワイヤ等の極細線を一定の速度で巻き替える技術
に関し、特に、巻き替えのときに、ワイヤを案内するプ
ーリの回転検出機構に関する。
ァインワイヤ等の極細線を一定の速度で巻き替える技術
に関し、特に、巻き替えのときに、ワイヤを案内するプ
ーリの回転検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来技術の巻き替え装置の概念
を示す概略図である。図3に示すように、従来では、フ
ァインワイヤ等の極細線を巻き替える装置は、ワイヤを
繰り出す巻き出し部10と、ワイヤを所定の長さに巻き
取る巻き取り部12と、その間にあって巻取り張力を検
出して、所定の張力になるように巻き出し部の繰出し速
度を調整するために、巻き出し部に張力情報をフィード
バックする張力検出部14と、走行するワイヤをガイド
する複数のプーリ16から構成されている。
を示す概略図である。図3に示すように、従来では、フ
ァインワイヤ等の極細線を巻き替える装置は、ワイヤを
繰り出す巻き出し部10と、ワイヤを所定の長さに巻き
取る巻き取り部12と、その間にあって巻取り張力を検
出して、所定の張力になるように巻き出し部の繰出し速
度を調整するために、巻き出し部に張力情報をフィード
バックする張力検出部14と、走行するワイヤをガイド
する複数のプーリ16から構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、巻き出し部から
繰り出されたワイヤはライン上のプーリに溝に沿って走
行するが、作業者のセット操作ミスや運転中のワイヤの
ブレによってワイヤがプーリから外れ、プーリの両側面
の部品に引っ掛かり、そのまま運転されることや、プー
リのベアリングの摩耗による回転不良によってワイヤに
傷や捩じれが発生していた。
繰り出されたワイヤはライン上のプーリに溝に沿って走
行するが、作業者のセット操作ミスや運転中のワイヤの
ブレによってワイヤがプーリから外れ、プーリの両側面
の部品に引っ掛かり、そのまま運転されることや、プー
リのベアリングの摩耗による回転不良によってワイヤに
傷や捩じれが発生していた。
【0004】したがって、本発明の目的は、ワイヤの外
れやベアリングの摩耗による回転不良を検出できるプー
リ回転検出機構を提供することにある。
れやベアリングの摩耗による回転不良を検出できるプー
リ回転検出機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、極細線をプーリで案内しながら巻き取
る装置で用いるプーリ回転検出機構において、プーリの
ガイド側壁部に設けた被検出部と、該被検出部を検出す
るように前記プーリに隣接して配置したセンサと、該サ
ンサによって検出したプーリの回転数を設定値と比較す
る制御部とを有することを特徴とするプーリ回転検出機
構を採用するものである。
めに、本発明は、極細線をプーリで案内しながら巻き取
る装置で用いるプーリ回転検出機構において、プーリの
ガイド側壁部に設けた被検出部と、該被検出部を検出す
るように前記プーリに隣接して配置したセンサと、該サ
ンサによって検出したプーリの回転数を設定値と比較す
る制御部とを有することを特徴とするプーリ回転検出機
構を採用するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図1、図2を参照して本発
明の実施例を説明する。図1は、ワイヤが外れていない
ときの、本発明のプーリ回転検出機構の斜視図であり、
図2は、ワイヤが外れたときの、本発明のプーリ回転検
出機構の斜視図である。
明の実施例を説明する。図1は、ワイヤが外れていない
ときの、本発明のプーリ回転検出機構の斜視図であり、
図2は、ワイヤが外れたときの、本発明のプーリ回転検
出機構の斜視図である。
【0007】図1、図2において、1はワイヤを示し、
2は金属薄膜を示し、3はプーリのガイド側壁部を示
し、このガイド側壁部はその外側に窪み6が形成されて
おり、金属薄膜2はこの窪み6内に取り付けられてい
る。したがって、ワイヤ1が外れたとしても、この金属
薄膜2に当たることはない。また、4は近接センサを示
し、金属薄膜2が接近したとき、それを感知する。5
は、プーリのベアリングを示す。
2は金属薄膜を示し、3はプーリのガイド側壁部を示
し、このガイド側壁部はその外側に窪み6が形成されて
おり、金属薄膜2はこの窪み6内に取り付けられてい
る。したがって、ワイヤ1が外れたとしても、この金属
薄膜2に当たることはない。また、4は近接センサを示
し、金属薄膜2が接近したとき、それを感知する。5
は、プーリのベアリングを示す。
【0008】次に、動作を説明すると、図1に示すよう
に、通常ワイヤ1が正しくセットされていると、ワイヤ
1はプーリの両側のガイド側壁部3の間の溝内に収まっ
て走行する。このとき、プーリは回転するが、プーリの
ガイド側壁部3の窪み6内に設けられた金属薄膜2は1
回転毎に近接センサ4によって感知され電気信号として
出力され、制御部(図示せず)に送られる。制御部で
は、その中に設けられたカウンタが電気信号をカウント
するとともに、所定時間内のカウント値、即ち、回転数
(例えば、rpm)と溝の径からワイヤの線速度を計算
し、計算結果から得られた線速度の値と、予め設定され
た設定値(上限値および下限値)とが比較される。線速
度の値が設定値の範囲内ならば、正常な回転であると判
断し、運転を続行する。
に、通常ワイヤ1が正しくセットされていると、ワイヤ
1はプーリの両側のガイド側壁部3の間の溝内に収まっ
て走行する。このとき、プーリは回転するが、プーリの
ガイド側壁部3の窪み6内に設けられた金属薄膜2は1
回転毎に近接センサ4によって感知され電気信号として
出力され、制御部(図示せず)に送られる。制御部で
は、その中に設けられたカウンタが電気信号をカウント
するとともに、所定時間内のカウント値、即ち、回転数
(例えば、rpm)と溝の径からワイヤの線速度を計算
し、計算結果から得られた線速度の値と、予め設定され
た設定値(上限値および下限値)とが比較される。線速
度の値が設定値の範囲内ならば、正常な回転であると判
断し、運転を続行する。
【0009】しかし、プーリのベアリング5が摩耗して
くると、回転不良が起こる。回転不良が起こると、回転
数が低下することになる。この場合、制御部での設定値
との比較では、線速度の値は設定値の範囲から外れるこ
とになり、回転不良が感知され、運転は停止される。
くると、回転不良が起こる。回転不良が起こると、回転
数が低下することになる。この場合、制御部での設定値
との比較では、線速度の値は設定値の範囲から外れるこ
とになり、回転不良が感知され、運転は停止される。
【0010】一方、図2に示すように、ワイヤ1が作業
者によるセットのときや、巻き取り時のワイヤのブレに
よってプーリから外れると、制御部のカウンタはゼロを
表示する。この場合、制御部での比較では、回転数は、
当然、設定値の範囲外となるので、運転は停止される。
者によるセットのときや、巻き取り時のワイヤのブレに
よってプーリから外れると、制御部のカウンタはゼロを
表示する。この場合、制御部での比較では、回転数は、
当然、設定値の範囲外となるので、運転は停止される。
【0011】なお、前述の説明では、回転数の検出は、
近接センサ4と金属薄膜2との組み合わせによる旨を述
べているが、回転数の検出は、前述の組み合わせに限定
されるものではなく、任意の手段によってもよい。例え
ば、回転数の検出は、ファイバーセンサと、ガイド側壁
部に印として付けられたマーキングとの組み合わせで行
ってもよい。
近接センサ4と金属薄膜2との組み合わせによる旨を述
べているが、回転数の検出は、前述の組み合わせに限定
されるものではなく、任意の手段によってもよい。例え
ば、回転数の検出は、ファイバーセンサと、ガイド側壁
部に印として付けられたマーキングとの組み合わせで行
ってもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
極細線の巻き取り時に発生するワイヤのプーリからの外
れやプーリの回転不良を即時に発見でき、不良品の発生
を防止できる。
極細線の巻き取り時に発生するワイヤのプーリからの外
れやプーリの回転不良を即時に発見でき、不良品の発生
を防止できる。
【図1】図1は、ワイヤが外れていないときの、本発明
のプーリ回転検出機構の斜視図である。
のプーリ回転検出機構の斜視図である。
【図2】図2は、ワイヤが外れたときの、本発明のプー
リ回転検出機構の斜視図である。
リ回転検出機構の斜視図である。
【図3】図3は、従来技術の巻き替え装置の概念を示す
概略図である。
概略図である。
【符号の説明】 1 ワイヤ 2 金属薄膜 3 ガイド側壁部 4 近接センサ 5 ベアリング 6 窪み 10 巻出し部 12 巻取り部 14 張力測定部 16 プーリ
Claims (3)
- 【請求項1】 極細線をプーリで案内しながら巻き取る
装置で用いるプーリ回転検出機構において、プーリのガ
イド側壁部に設けた被検出部と、該被検出部を検出する
ように前記プーリに隣接して配置したセンサと、該サン
サによって検出したプーリの回転数を設定値と比較する
制御部とを有することを特徴とするプーリ回転検出機
構。 - 【請求項2】 請求項1記載のプーリ回転検出機構にお
いて、前記被検出部は前記ガイド側壁部の窪みに設けた
金属薄膜であり、前記センサは該金属薄膜を感知する近
接センサであることを特徴とするプーリ回転検出機構。 - 【請求項3】 請求項1記載のプーリ回転検出機構にお
いて、前記制御部で設定した設定値はプーリの回転不良
およびプーリの回転停止を検出できる値であることを特
徴とするプーリ回転検出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12288698A JPH11301929A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | プーリ回転検出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12288698A JPH11301929A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | プーリ回転検出機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11301929A true JPH11301929A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14847078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12288698A Pending JPH11301929A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | プーリ回転検出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11301929A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100627457B1 (ko) * | 1999-12-27 | 2006-09-22 | 주식회사 포스코 | 콘베이어벨트의 구동풀리 검지장치 |
JP2007152641A (ja) * | 2005-12-01 | 2007-06-21 | Yamamoto Co Ltd | 発泡材減容機 |
-
1998
- 1998-04-16 JP JP12288698A patent/JPH11301929A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100627457B1 (ko) * | 1999-12-27 | 2006-09-22 | 주식회사 포스코 | 콘베이어벨트의 구동풀리 검지장치 |
JP2007152641A (ja) * | 2005-12-01 | 2007-06-21 | Yamamoto Co Ltd | 発泡材減容機 |
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