JPH0726295Y2 - テープ巻き装置 - Google Patents

テープ巻き装置

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JPH0726295Y2
JPH0726295Y2 JP1989138236U JP13823689U JPH0726295Y2 JP H0726295 Y2 JPH0726295 Y2 JP H0726295Y2 JP 1989138236 U JP1989138236 U JP 1989138236U JP 13823689 U JP13823689 U JP 13823689U JP H0726295 Y2 JPH0726295 Y2 JP H0726295Y2
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JP
Japan
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tape
pad
cable core
tape pad
disk
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JP1989138236U
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JPH0376868U (ja
Inventor
和也 梅山
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ケーブル芯にテープを巻回する場合に、テー
プパッドのテープ残量を監視し、テープが無くなる前に
警報を発する機構を備えたテープ巻き装置に関する。
(従来の技術) ケーブル芯にテープを巻回するテープ巻き装置において
は、装置に装着されたテープパッドのテープ残量を監視
し、適切なタイミングでテープパッドを交換する作業を
必要とする。このテープ残量の監視は、種々の方法によ
り自動化されている。
第4図に、従来のテープ巻き装置の要部縦断面図を図示
した。
図において、ケーブル芯1は、矢印2方向に進行し、こ
のケーブル芯1を貫通させるようにテープパッド3が配
置されている。このテープパッド3は、ディスク4上で
自由回転するよう保持されており、テープパッド3から
引出されたテープ6は、ディスク4の外周部に設けられ
たガイドロール5を介して、ケーブル芯1に巻き付けら
れる。テープパッド3は、巻芯3aにテープ6を巻回した
ものである。また、ディスク4の側面のちょうど巻芯3a
の外周縁に対向する部分に反射板7が固定されている。
この反射板7には、図示しない光源と受光素子を内蔵し
た光センサ8が対向配置されている。
テープパッド3のテープ6が、テープ巻き作業の進行に
つれて消費されると、ちょうど光センサ8と反射板7と
の間を遮っていたテープ6が消失したとき、光センサ8
は反射板7による反射光を検出し、その出力を警報部9
に向けて出力する。その結果、警報部9は、テープパッ
ド3のテープ6の残量が規定値以下であることを認識し
て、作業者に警報を発する。作業者は、この警報に従っ
て、新たなテープパッドの装着を行なう。
第5図には、従来の他のテープ巻き装置要部側面図を示
す。
図のテープパッド3は、巻芯3aにテープ6を巻回したも
ので、その中心の貫通孔をケーブル1が図面に垂直に走
行するよう構成されている。ここで、テープパッド3の
左右には、光源10及び受光部8′が設けられている。
このような装置においては、テープパッド3のテープ6
が消費されると、光源10と受光部8′との間を遮るテー
プ6が消失し、光源10の出力光が受光部8′に入射す
る。受光部8′は、これを受けて、警報部9に出力信号
を発し、警報部9はテープ残量が所定値以下となったこ
とを作業者に知らせる。
従来は、上記のような機構により、テープ残量の検出を
行なっていた。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記のようなテープ残量の監視に当たって
は、光センサ8や光源10及び受光部8′等の位置を正確
に微調整することが必要となる。即ち、これらの位置が
不正確な場合、まだ相当量のテープを残したまま警報が
発せられたり、逆にテープが消滅しても警報が発せられ
なかったりする。従って、調整の不備によってテープが
無駄になったり、ケーブル1上にテープが巻き付けられ
ない部分が生じたりする問題があった。
また、第5図の装置の場合、ディスク4の回転に伴って
ガイドロール5が光路を遮り、受光部8′の検出感度が
悪くなるという問題もあった。
本考案は以上の点に着目してなされたもので、より簡便
に高精度にテープ残量の検出を行なうことができる機構
を備えたテープ巻き装置を提供することを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、ケーブル芯外周に巻回されるテープを供給す
べくケーブル芯を同軸的に取り巻いて配置されかつ該ケ
ーブル芯を軸として一方向に回転されるテープパッド
と、該テープパッドから繰り出されるテープを前記ケー
ブル芯へ向けて案内するガイドロールを支持し、前記テ
ープを前記ケーブル芯に巻付けるべく前記テープパッド
と回転差をもって同一方向へ回転されるガイドロール支
持用ディスクとを含むテープ巻き装置において、前記テ
ープパッドの回転数を検出する手段と、前記ディスクの
回転数を検出する手段と、前記両検出手段からの回転数
の差に基づいて前記テープパッドの絶対巻戻し数を求め
る演算部と、絶対巻戻し数がテープパッドの巻回数を越
えたときテープ残量警報を出力するテープ残量監視部と
を設けたことを特徴とする。
(作用) 以上のテープ巻き装置は、予めテープパッドに巻回され
たテープの巻回数を装置に設定しておく。そして、テー
プパッドの絶対巻戻し数を検出して、設定巻回数と比較
する。通常、テープ巻き装置は、ディスクと共にテープ
パッドがケーブル芯を軸として回転するが、テープパッ
ドからテープが繰出される分、テープパッドがより速く
(あるいは遅く)回転する。従って、テープパッドとデ
ィスクの相対的な運動を比較して、絶対巻戻し数の検出
ができる。これにより、テープ残量を監視すれば、テー
プを最大限に有効に使用し、かつ、最適のタイミングで
警報を発することができる。
(実施例) 以下、本考案を図の実施例を用いて詳細に説明する。
第1図は、本考案のテープ巻き装置の実施例を示すブロ
ック図である。
図において、ケーブル芯1は、図の矢印2の方向に走行
し、この装置によってテープ巻きを施される。ケーブル
芯1は、スリットパイプ11を貫通するように走行し、ス
リットパイプ11は、パイプホルダ12の端に連結固定さ
れ、ケーブル芯1を軸として回転するよう構成されてい
る。スリットパイプ11の一側面には、スリット11aが設
けられ、ここをテープ6が通過し、ケーブル芯1上に巻
回される構成とされている。
パイプホルダ12とスリットパイプ11の結合部外周面に
は、ガイドロール13がその回転軸を斜めに向けて支持さ
れている。
更に、パイプホルダ12の外周を取囲むように、テープパ
ッドホルダ14が配置され、その一端にはテープパッド3
が嵌込まれている。また、テープパッドホルダ14の外周
を取囲むように、ディスクホルダ17が配置され、テープ
パッド3と対向する側に、ディスク15が固定されてい
る。ディスク15の外周部には、ガイドロール16がその回
転軸を斜めに向けて取付けられている。これにより、テ
ープパッド3から繰出されたテープ6は、ガイドロール
16及びガイドロール13に案内され、スリットパイプ11の
スリット11aを抜けて、ケーブル芯1に巻回されること
になる。
尚、パイプホルダ12の左端外周面に設けられたギヤ12a
には、チェーン21aを介して、駆動軸20の駆動ギヤ20aが
連結されている。また、ディスクホルダ17の外周面に設
けられたギヤ17aには、チェーン21bを介して、駆動軸20
の駆動ギヤ20bが連結されている。これにより、駆動軸2
0を回転すると、パイプホルダ12及びディスクホルダ17
が、所定の速度でケーブル芯1を軸に回転する構成とさ
れている。
また、テープパッドホルダ14の左端外周面に設けられた
ギヤ14aには、チェーン22aを介して、伝達ギヤ22が連結
されている。更に、ディスクホルダ17の左端外周面に設
けられたギヤ17bは、チェーン23aを介して伝達ギヤ23に
連結されている。伝達ギヤ22と伝達ギヤ23とは、パウダ
クラッチ24により連結されている。
従って、ディスクホルダ17が、先に説明した駆動軸20の
作用により回転すると、チェーン23aを介して伝達ギヤ2
3が回転し、その力がパウダクラッチ24を介して伝達ギ
ヤ22に伝達される。これにより、チェーン22aを介して
テープパッドホルダ14が回転し、テープパッド3に回転
力を与える。
尚、テープパッド3は、先に説明したように、テープ6
が繰出されることにより、ディスク15よりも速く(ある
いは遅く)回転することになる。この回転差は、パウダ
クラッチ24のスリップにより吸収される。
第2図に、第1図の装置の動作説明図を示す。
図のように、ケーブル芯1を軸として、スリットパイプ
11とディスク15とが、矢印方向に一体に回転しながら
テープ巻きを行なう。この場合、テープパッド3は、テ
ープ6を引出されながら矢印の方向に回転する。その
結果、この実施例では、テープパッド3の回転数は、デ
ィスク15の回転数より低い値となる。両者の回転数の差
は、テープパッド3のテープ繰出しのための実質的な回
転数すなわち絶対巻戻し数に相当する。予めテープパッ
ド3のテープの巻回数を求めておき、絶対巻戻し数と比
較すれば、テープ残量が検出できる。これが、本考案の
装置の動作原理である。
第1図の装置には、図のような処理を行なうために、巻
戻し数検出部30とテープ残量監視部40とが設けられてい
る。
巻戻し数検出部30は、テープパッドホルダ14の回転数を
検出するセンサ31と、ディスクホルダ17の回転数を検出
するセンサ32の出力を、それぞれ受入れるパルスカウン
タ33,34を有している。センサ31およびパルスカウンタ3
3は、テープパッド3の回転数を検出する手段を構成す
る。パルスカウンタ33,34の出力は、巻戻し数演算部35
に向けて出力され、所定の演算が行なわれる。巻き戻し
数検出部30の出力は、テープ残量監視部40に向けて出力
される。
テープ残量監視部40は、比較部41と、テープパッド巻回
数設定部42と、警報部43とから構成される。比較部41
は、巻戻し数演算部35の出力とテープパッド巻回数設定
部42の出力を比較し、巻戻し数がテープパッド巻回数を
越えたとき、警報部43に警報起動のための信号を出力す
る。
即ち、センサ31,32は、それぞれ、例えばテープパッド
ホルダ14あるいはディスクホルダ17が一回転する毎に、
パルスを1回出力するロータリエンコーダ等から構成さ
れる。パルスカウンタ33,34は、それぞれセンサ31,32の
出力を受入れて、テープパッドホルダ14及びディスクホ
ルダ17の回転数を検出する。そして、先に説明した原理
に基づき両者の差をとれば、テープパッド3の絶対巻戻
し数が演算できる。巻戻し数演算部35は、ディジタル減
算回路等から構成され、その減算結果をテープ残量監視
部40に向けて出力する回路である。
テープパッド巻回数設定部42は、ディップスイッチ等か
ら構成され、予め巻戻し数に相当するディジタルデータ
を、比較部41に向けて出力するよう結線しておく。巻戻
し数演算部35から巻戻し数に相当するディジタルデータ
が比較部41に向け出力されると、比較部41は両者を比較
する。比較部41は、例えばアンドゲート等から構成さ
れ、入力する2つのディジタルデータが一致した場合
に、出力を例えばロウレベルからハイレベルに切換える
ように動作する。
警報部43は、比較部41からの出力がハイレベルになった
タイミングでブザー等を鳴らし、作業者にテープ残量が
所定値以下となったことを通報する。
ところで、第2図を見て分かるように、テープパッド3
に対し、先に説明したパウダクラッチ24(第1図)によ
って所定のブレーキ力を与えておいた場合、テープパッ
ド3のテープ残量が多い場合と少ない場合とでは、テー
プ6に加わる逆張力が変化する。テープ6に加わる逆張
力が一定でなければ、ケーブル芯1に巻回されるテープ
の巻付けにむらが生じる。そこで、先の巻戻し数検出部
30の出力信号を利用して、パウダクラッチ24のブレーキ
力を変化させ、テープの巻付け力を一定にすることでき
る。
第3図には、パウダクラッチ24の伝達トルクと、テープ
パッドの巻回数との関係を示すグラフを図示した。
図のように、テープの巻回数がN1からN2まで減少してい
くにつれて、伝達トルクをT1からT2まで次第に減少させ
るようにすれば、テープに加わる逆張力を、テープ巻回
数に関わらず一定にすることもできる。
本考案は以上の実施例に限定されない。
ディスク上で回転するテープパッドのテープの絶対巻戻
し数は、上記の実施例以外に、光学的な方法や磁気的な
方法等により検出しても差し支えない。また、巻戻し数
検出部及びテープ残量監視部のブロック構成も、ディジ
タル回路やアナログ回路を用いて自由に変更して差し支
えない。
(考案の効果) 以上説明した本考案のテープ巻き装置によれば、テープ
残量を検出するためのセンサの位置調整等を必要としな
いため、テープ残量検出が安定に行なえる。また、テー
プの絶対巻回数をもとに制御を行なうため、テープのス
リップによる誤差を生じることなく正確にテープ残量の
検出を行うことができ、テープ残量が大きくなり過ぎて
テープに無駄を生じたり、テープが消失してしまっても
なお、警報が発せられない等の事故を防止することがで
きる。従って、製造コストを低減し、作業ミスを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案のテープ巻き装置の実施例を示すブロッ
ク図、第2図はその動作説明図、第3図は本考案を応用
したトルク制御の説明図、第4図は従来のテープ巻き装
置の要部縦断面図、第5図は従来の他のテープ巻き装置
側面図である。 1……ケーブル芯、3……テープパッド、6……テー
プ、11……スリットパイプ、12……パイプホルダ、13,1
6……ガイドロール、14……テープパッドホルダ、15…
…ディスク、17……ディスクホルダ、21a,21b,22a,23a
……チェーン、30……巻戻し数検出部、31,32……セン
サ、40……テープ残量監視部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル芯外周に巻回されるテープを供給
    すべくケーブル芯を同軸的に取り巻いて配置されかつ該
    ケーブル芯を軸として一方向に回転されるテープパッド
    と、該テープパッドから繰り出されるテープを前記ケー
    ブル芯へ向けて案内するガイドロールを支持し、前記テ
    ープを前記ケーブル芯に巻付けるべく前記テープパッド
    と回転差をもって同一方向へ回転されるガイドロール支
    持用ディスクとを含むテープ巻き装置において、前記テ
    ープパッドの回転数を検出する手段と、前記ディスクの
    回転数を検出する手段と、前記両検出手段からの回転数
    の差に基づいて前記テープパッドの絶対巻戻し数を求め
    る演算部と、絶対巻戻し数がテープパッドの巻回数を越
    えたときテープ残量警報を出力するテープ残量監視部と
    を設けたことを特徴とするテープ巻き装置。
JP1989138236U 1989-11-29 1989-11-29 テープ巻き装置 Expired - Lifetime JPH0726295Y2 (ja)

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JP1989138236U JPH0726295Y2 (ja) 1989-11-29 1989-11-29 テープ巻き装置

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JPH0376868U JPH0376868U (ja) 1991-08-01
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