JPH0629711U - プレスブレーキの上型固定装置 - Google Patents

プレスブレーキの上型固定装置

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JPH0629711U JP7281692U JP7281692U JPH0629711U JP H0629711 U JPH0629711 U JP H0629711U JP 7281692 U JP7281692 U JP 7281692U JP 7281692 U JP7281692 U JP 7281692U JP H0629711 U JPH0629711 U JP H0629711U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレスブレーキの上型固定装置に設けられて
いる複数のシリンダ装置の圧油の流路を接続するための
接続管を、比較的狭いスペースに配置することができる
ようにすること。 【構成】 夫々に1つのシリンダ装置17が取り付けら
れている複数の本体53と、これらの各本体53の内側
に設けられ該本体53と隣接する他の本体53側に向か
って開口し、該本体53に取り付けられているシリンダ
装置17に圧油を供給することができる流路58と、互
いに隣接する両方の本体53に設けられている各開口6
8、69に各端部が嵌入し、流路58、58を相互に連
通する接続管43とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、パンチ等の上型を上型取付部に固定するためのプレスブレーキの 上型固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のプレスブレーキの上型固定装置には、図7に示すものがある。 それは、上下に往復運動を行うラムの下端部(以下、上型取付部1という。)に 複数台取り付けられている。そして、この上型固定装置の後側挟持部材61は、 図7に示すように、上型取付部1に設けられているねじ穴63にボルト67を螺 合させることにより上型取付部に締結されており、この後側挟持部材61と前側 挟持部材9とがパンチ等の上型7を挟み込んで固定している。この握持力は、圧 縮コイルばね10のばね力を利用して得ている。
【0003】 次に、この上型7を上型固定装置から取り外すときは、図8に示す油圧ホース 6を介してシリンダ装置2に圧油を供給し、シリンダ装置2のピストン8を後側 挟持部材61側に突出させればよい。これにより、前側挟持部材9と後側挟持部 材61とが互いに引き離されて、この上型固定装置から上型7を取り外すことが できる。
【0004】 かかるシリンダ装置2は、図8に示すように、前側挟持部材9に取り付けてあ る。即ち、シリンダ装置2をプレスブレーキ(図示せず)の正面側に配置してあ る。このように、シリンダ装置2をプレスブレーキの正面側に取り付けてあるの は、例えばこのシリンダ装置2が取り付けられている前側挟持部材9の上型取付 部1に対する取付及び取り外しの作業が容易にできるようにする為と、シリンダ 装置2の部品交換の作業が容易にできるようにする等の為である。
【0005】 そして、複数台の上型固定装置に設けられている各シリンダ装置2のシリンダ 4には、図9に示すように、圧油の給排口5を設けてある。そして、互いに隣接 する上型固定装置に設けられている給排口5は、油圧ホース6を介して接続され ている。なお、図8に示すように、ホース6の先端には接続用金具64を設けて あり、この接続金具64には雄ねじ65を削設してある。この雄ねじ65を前側 挟持部材9に削設してある雌ねじ66に螺合することにより、ホース6と前側挟 持部材9とを接続している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の上型固定装置では、ホース6と前側挟持部材9とを接続金具64を 介して接続しているので、複数台の上型固定装置を極めて接近させた状態で上型 取付部1に取り付ける場合、互いに隣接する前側挟持部材9の間隔が狭いので、 この狭間にホース6と接続金具64を配置することができないことがある。従っ て、そのような場合、図8に示すように、ホース6を前側挟持部材9の上面に接 続している。
【0007】 しかし、この従来の上型固定装置を取り付けたプレスブレーキ(図示せず)に より薄板等のワーク11を屈曲形成(プレス)した場合、図8に示すように、ワ ーク11の縁部12が油圧ホース6に衝突することがあり、ワーク11の縁部1 2がホース6に衝突するとホース6が損傷するという問題がある。なお、屈曲形 成したワーク11の長大部13がプレスブレーキの正面側にくるように配置して いるのは、屈曲形成する前のワーク11を下型14の所定位置にセットする際に 、ワーク11の長大部13がプレスブレーキのコラム(図示せず)等と接触する ことがあるからである。つまり、ワーク11の屈曲部15から縁部12までの長 さ(長大部13の長さ)が下型14とコラム等との間隔よりも長い場合は、長大 部13を正面側に向ける必要がある。
【0008】 また、図8に示すように、ホース6がプレスブレーキの正面側(作業者側)に 配置されていると、プレス作業及び上型7等の着脱作業の邪魔になることがある という問題もある。 更に、図8に示すピストン8の例えばOリング等の保守、点検をする場合、前 側挟持部材9を取り外す必要があるので、作業性が悪いという問題がある。その 上、この前側挟持部材9にはホース6が結合されているので、その作業性の悪さ は著しいものである。
【0009】 本考案は、圧油の流路が作業等の邪魔にならないように構成すると共に、シリ ンダ装置の着脱が容易であり、既設の上型取付部に極めて簡単に取り付けること ができるプレスブレーキの上型固定装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決する第1の考案は、夫々に1又は2以上のシリンダ装置が取 り付けられている複数の本体と、これらの各本体の内側に設けられ該本体と隣接 する他の上記本体側に向かって開口し該本体に取り付けられている上記シリンダ 装置に圧力流体を供給することができる流路と、互いに隣接する両方の上記本体 に設けられている上記各開口部分に各端部が嵌合し上記流路を相互に連通する接 続管と、を具備することを特徴とするものである。
【0011】 第2の考案は、第1の考案のプレスブレーキの上型固定装置において、上型が 固定される上型取付部に設けられているねじ穴に、ボルトを螺合させることによ り上記本体を上記上型取付部に取り付けることができる構成としたことを特徴と するものである。
【0012】 第3の考案は、第1の考案のプレスブレーキの上型固定装置において、上型が 固定される上型取付部に設けられている貫通孔に、ねじ穴を有するブッシュを嵌 め込み、このブッシュのねじ穴にボルトを螺合させることにより上記本体を上記 上型取付部に取り付けることができる構成としたことを特徴とするものである。
【0013】 第4の考案は、シリンダ装置と、外側に向かって開口する貫通孔を設けた本体 とを有し、上記外側に向かう開口より上記シリンダ装置を上記貫通孔に対して着 脱自在に取り付けた構成としたことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】
第1の考案によると、各本体の内側に設けた流路が、その本体と隣接する他の 本体側に向かって開口しているので、流路を接続する接続管を、その接続管が接 続する2つの本体の狭間に設けることができる。即ち、上型取付部に沿って取り 付けられている複数の本体のその並ぶ方向から本体を見たときの投影範囲内に接 続管を設けることができる。そして、この接続管は、圧力流体の開口部分に端部 を嵌合することにより接続することができる構成であるから、互いが極めて接近 して対向する位置に設けられている2つの開口部分にこの接続管の各端部を接続 することができる。
【0015】 第2の考案によると、第1の考案のプレスブレーキの上型固定装置を、既設の 上型取付部に設けられているねじ穴を利用してその上型取付部に取り付けること ができる。
【0016】 第3の考案によると、第1の考案のプレスブレーキの上型固定装置を、既設の 上型取付部に設けられている貫通孔とねじ穴付きのブッシュを利用してその上型 取付部に取り付けることができる。
【0017】 第4の考案によると、本体をこのプレスブレーキの上型取付部から取り外すこ となしに、シリンダ装置を本体に対して着脱できる。
【0018】
【実施例】
本考案の一実施例のプレスブレーキの上型固定装置(以下、単に「上型固定装 置」という。)は、図6に示すように、プレスブレーキのラムの下端部(以下、 上型取付部16という。)に設けられている複数台の上型固定装置38からなっ ている。そして、これら複数台の上型固定装置38のうち、2台の上型固定装置 38がパンチ(以下、上型7という。)を固定している。また、ダイス(以下、 下型14という。)はベース42側に取り付けられている。図2は、この上型固 定装置38の背面図であり、図1は図2をA−A方向から見た接続管43の横断 面図である。図3は、図2をB−B方向から見たシリンダ装置17の縦断面図で あり、図4は図2をC−C方向から見たクランプ装置44の縦断面図である。つ まり、この上型固定装置38は、図4に示すクランプ装置44が所定の間隔を隔 てて2台設けられており、この2つのクランプ装置44の間に1台のシリンダ装 置17が設けられている。そして、各上型固定装置38は、接続管43によって 接続されている。
【0019】 この2台のクランプ装置44は、同一の形状であるので、一方のみを説明する 。図4に示すように、このクランプ装置44は、上型取付部16の右側面18に 取り付けてある。この上型取付部16の右側面18側が、このプレスブレーキ3 9の正面側である。従って、上型取付部16の左側面側がこのプレスブレーキ3 9の背面側であり、この背面側に上型取付部16等のラムを支持するためのコラ ム(図示せず)が設けられている。そして、このクランプ装置44は、ブッシュ 45、ボルト46及び圧縮コイルばね47を備えている。
【0020】 ブッシュ45は、図4に示すように、上型取付部16に穿設されている貫通孔 48に嵌入しており、その鍔49が貫通孔48の開口縁と当接している。このブ ッシュ45の内側には雌ねじ50が設けられており、この雌ねじ50にはプレス ブレーキ39の背面側からボルト51が螺合している。このボルト51は、頭部 とブッシュ45の鍔49との間に後側挟持部材61と上型取付部16とを挟み込 んでこれらを一体に結合させている。
【0021】 また、このブッシュ45には、図4に示すように、プレスブレーキ39の正面 側(図4の右側)から別のボルト46が螺合しており、このボルト46の頭部に はばね押さえ52が係合している。そして、このボルト46には角ばね(圧縮コ イルばね47)が設けられている。このコイルばね47は、右端部がばね押さえ 52と当接しており、左端部がこのコイルばね47を収容する本体53の内縁5 4と当接している。即ち、このコイルばね47のばね力により本体53を上型取 付部16側に押圧している。このコイルばね47のばね力によって後側挟持部材 61と本体53との間に上型55の上端部を強く挟み込んでおり、これにより、 上型55を上型取付部16に固定している。なお、図4に示す56はウレタン、 ゴム、樹脂等の弾性部材である。この弾性部材56は、本体53が上型55の上 端部に当接するときに圧縮状態となってこの上端部に圧着して、上型を確実に保 持する機能を有するものである。
【0022】 シリンダ装置17は、図3に示すように、本体53に設けたねじ穴57にシリ ンダ20を螺合させて取り付けてある。このシリンダ20は、上型取付部16側 に開口しており、内側にピストン21を収容している。このピストン21は、図 3の左右の方向にシリンダ20に対して摺動自在である。このピストン21の右 側面とシリンダ20の内面とが形成する部屋30には、シリンダ20に穿設した 給排口29を介して圧油が供給される。
【0023】 また、このシリンダ装置17の給排口29は、図3に示すように、本体53内 に設けた圧油の流路58と連通している。この圧油の流路58は、図2に示すよ うに、横長の矩形の平板状の本体53の長さ方向に対して平行に設けてあり、こ の本体53の左右の各側面59、60で開口している。接続管43の左側の端部 は、この本体53の右側面59の開口68に嵌入している。なお、この本体53 の左側面60の開口69には雌ねじが設けられており、この雌ねじに接続金具7 0が螺合している。この接続金具70に油圧ホース41が接続している。
【0024】 接続管43は、図1に示すように、例えば金属製の筒体であり、左右の各端部 の外周にはOリング37、37が設けられている。このOリング37が嵌入部分 のオイルシールの機能を果たしている。この接続管43によって互いに隣接する 各本体53に設けられている2つの流路58が連通されている。なお、接続管4 3の材質は、金属以外の材質とすることができる。要は、油圧に耐え得る強度の 材質を選択することができる。
【0025】 図6に示す41は油圧ホースである。この油圧ホース41は、一端が右側の上 型固定装置38の開口69と接続しており、他端が油圧ユニット(図示せず)と 接続している。これにより、油圧ユニットから供給される圧油はホース41を介 して右側の本体53に流入し、この右側の本体53に流入した圧油は接続管43 を通って左側の本体53に流入する。同様に、各本体53内に流入した圧油は各 流路58を通って油圧ユニット側に戻る。
【0026】 上記構成のプレスブレーキの上型固定装置は、図1に示すように、各本体53 の内側に設けた流路58の開口68、69が、その本体53の右及び左の側面5 9、60に設けられているので、流路58を接続する接続管43を2つの本体5 3の狭間に設けることができる。即ち、上型取付部16に沿って取り付けられて いる複数の本体53のその並ぶ方向から本体53を見たときの投影範囲内に接続 管43を設けることができる。そして、この接続管43は、開口68、69に端 部を嵌入することにより接続することができる構成であるから、開口68、69 が極めて接近して対向する位置に設けられていてもこの接続管43により接続す ることができる。
【0027】 このように、接続管43を隣接する本体53の狭間に設けることができるので 、図3に示すように、プレスしたワーク71の長大部72側の縁部73がこの接 続管43側に移動したときに、縁部73が本体53と衝突することがあっても縁 部73と接続管43とが衝突することを防止することができる。また、接続管4 3を2つの本体53の狭間に設けることができるので、図8に示す従来のホース 6よりも少ないスペースに接続管43を設けるができる。つまり、接続管43が 作業の邪魔にならないので、シリンダ装置17を図3に示すように、プレスブレ ーキ39の正面側に取り付けることができる。その結果、シリンダ装置17の例 えばOリング74の保守、点検をするときは、本体53が上型取付部16に取り 付けられている状態でこのシリンダ装置17を本体53から取り外すことができ る。つまり、シリンダ装置17をねじ穴57からプレスブレーキの正面側に取り 外すことができることと、シリンダ装置17には油圧ホース41が接続されてい ないこととにより、作業者はシリンダ装置17の保守、点検を極めて容易に行う ことができる。
【0028】 また、例えば、既設のプレスブレーキ39の上型取付部に取り付けられている 従来の上型固定装置(図示せず)に代えて、この実施例の上型固定装置38を取 り付ける場合において、従来の上型固定装置が上型取付部に穿設されている貫通 孔を利用して取り付けられているときは、この実施例のブッシュ45の外形を貫 通孔の内径に合わせて形成する。そして、このブッシュ45を貫通孔に嵌入して 、図4に示すように上記実施例の上型固定装置38を取り付ければよい。
【0029】 そして、従来の上型固定装置が図7に示すように、上型取付部1に設けられて いるねじ穴63を利用して取り付けられているときは、図4に示すブッシュ45 を省略してボルト46、51をそのねじ穴63に直接螺合させることにより、上 記実施例の上型固定装置38を取り付けることができる。ブッシュ45を省略し た上型固定装置(上記実施例の変形例)の断面図を図5に示す。図5に示す上型 固定装置は、図4に示す上型固定装置のブッシュ45を省略したものである。そ して、図5に示すように、クランプ装置44のボルト46がねじ穴63に締結す ることができるように、このボルト46にピン75を設けてある。そして、この ピン75は、ボルト46をねじ穴63から取り外したときに、コイルばね47が ボルト46から外れないようにする機能も備えている。
【0030】 また、図5に示すように、ボルト46を上型取付部16に固定するために、ピ ン75を設けたが、ピン75を設けずに、図10に示すように上型取付部16の 右側面18とばね押さえ52との間に円筒状のスペーサ76を介在させることに よりボルト46を上型取付部16に固定させる構成とすることができる。
【0031】 次に、上型55を上型取付部16に着脱する手順を説明する。図4は、上型固 定装置38が上型55を上型取付部16に固定している状態を示す断面図である 。即ち、コイルばね47の右側端部がばね押さえ52に係止されていることによ り、コイルばね47の伸長方向の力が本体53を後側挟持部材61側に押圧して いる。この押圧力によって、上型55の上端部を本体53と後側挟持部材61と の間に強力に締め付けて固定している。この状態でワーク71をプレスすること ができる。
【0032】 次に、上型55を上型取付部16から取り外すときは、まず、上型取付部16 (ラム)を上昇させた状態にする。そして、油圧ユニット(図示せず)から圧油 を流出させる。油圧ユニットから流出した圧油は、ホース41及び接続管43等 を介してシリンダ20内の部屋30側に移動し、これにより、部屋30内の圧油 が図3に示すピストン21を図の左方向に移動させる。従って、ピストン21は 、コイルばね47のばね力に抗して本体53を上型取付部16から引き離す方向 に移動させることができる。これにより、本体53と後側挟持部材61とが上型 55を挟み込んでいる力を解除することができ、上型55を上型取付部16から 取り外すことができる。
【0033】 ただし、上記実施例では、図3に示すように、本体53を、上型取付部16の 正面側に配置すると共に、後側挟持部材61を背面側に配置して取り付けたが、 例えばプレスブレーキ39の構造や作業の都合に応じて本体53を背面側に、後 側挟持部材61を正面側に取り付けることができる。
【0034】 また、上記実施例では、油圧の力で本体53と後側挟持部材61とを引き離し て、上型をアンクランプ状態にする上型固定装置38に第1乃至第3の考案を実 施したが、油圧の力で本体53と後側挟持部材61とを互いに接近する方向に移 動させて、これらの間に上型55をクランプする従来公知の上型固定装置に第1 乃至第3の考案を実施することができる。
【0035】 上記実施例では、図6に示すように、2台の上型固定装置38を取り付けた例 を示したが、上型取付部16の長さ等に応じて2台以外の所望台数の上型固定装 置38を取り付けることができる。
【0036】 更に、上記実施例では、図1に示すように、接続管43の端部の外周を開口6 8、69の内周面に嵌入させて接続する構成としたが、図には示さないが、開口 68、69の外周に沿って環状の溝を本体53の側面59、60に設け、接続管 43の端部の内周面をこの溝の外周面に嵌合させることにより、接続管43と開 口とを接続する構成とすることができる。
【0037】
【考案の効果】
第1の考案によると、上型取付部に沿って取り付けられている複数の本体のそ の並ぶ方向から本体を見たときの投影範囲内に接続管を設けることができる。つ まり、接続管が図8に示す従来のホース6のように前側挟持部材9の上方に突出 しないように設けることができるので、ワークをプレスした際に、ワークの縁部 によって接続管が損傷を受けないようにすることができるという効果がある。
【0038】 また、シリンダ装置の部品交換等をし易くするために、シリンダ装置を上型取 付部の正面側に取り付けることが望まれている。一方、例えばパンチ等の上型及 びダイス等の下型を着脱する作業、ワークをプレスブレーキに対して着脱する作 業は、プレスブレーキの正面側で行われる為に、上型取付部の正面側はできるだ けスペースを広く取りたいという要望もある。そこで、第1の考案によると、接 続管は本体の上記投影範囲内に配置されているので、接続管が作業の邪魔になら ないという効果を奏すると共に、この効果によってシリンダ装置を上型取付部の 正面側に取り付けることができるという効果を得ることができる。
【0039】 第2及び第3の考案によると、この考案のプレスブレーキの上型固定装置を既 設のプレスブレーキの上型取付部に取り付ける場合、その既設の上型取付部に設 けられているねじ穴若しくは貫通孔を利用して取り付けることができるので、新 たに取付用の穴を設ける必要がなく、取り付け作業が簡単であるという効果があ る。
【0040】 第4の考案によると、シリンダ装置を本体に設けた貫通孔(ねじ穴57)に対 して、外側(プレスブレーキの正面側又は背面側)に向かう開口より着脱自在に 取り付けた構成としたので、本体を上型取付部16に取り付けた状態でシリンダ 装置を本体から取り外すことができるし、取り付けもできる。その結果、シリン ダ装置の例えばOリング等の保守、点検を従来よりも極めて簡単かつ迅速に行う ことができるという効果がある。
【0041】 更に、第1の考案と第4の考案とを組み合わせた実施例によると、シリンダ装 置を着脱するときに、接続管43及び油圧ホース41を動かす必要がないので、 これら接続管43および油圧ホース41に相当する流路に金属管を使用すること ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例のプレスブレーキの上型固
定装置を図2のA−A方向から見た縦断面図である。
【図2】同実施例の同上型固定装置の背面図である。
【図3】同実施例の同上型固定装置を図2のB−B方向
から見た縦断面図である。
【図4】同実施例の同上型固定装置を図2のC−C方向
から見た縦断面図である。
【図5】同考案の同上型固定装置の他の実施例を図2の
C−C方向から見た縦断面図である。
【図6】同実施例の複数台の同上型固定装置を取り付け
たプレスブレーキの正面図である。
【図7】従来のプレスブレーキの上型固定装置を図9の
D−D方向から見た縦断面図である。
【図8】同従来の上型固定装置を図9のE−E方向から
見た縦断面図である。
【図9】同従来の上型固定装置の正面図である。
【図10】同考案の同上型固定装置の更に他の実施例を
図2のC−C方向から見た縦断面図である。
【符号の説明】
16 上型取付部 17 シリンダ装置 38 上型固定装置 43 接続管 45 ブッシュ 48 貫通孔 53 本体 55 上型 58 流路 63 ねじ穴 68、69 開口

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々に1又は2以上のシリンダ装置が取
    り付けられている複数の本体と、これらの各本体の内側
    に設けられ該本体と隣接する他の上記本体側に向かって
    開口し該本体に取り付けられている上記シリンダ装置に
    圧力流体を供給することができる流路と、互いに隣接す
    る両方の上記本体に設けられている上記各開口部分に各
    端部が嵌合し上記流路を相互に連通する接続管と、を具
    備することを特徴とするプレスブレーキの上型固定装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプレスブレーキの上型
    固定装置において、上型が固定される上型取付部に設け
    られているねじ穴に、ボルトを螺合させることにより上
    記本体を上記上型取付部に取り付けることができる構成
    としたことを特徴とするプレスブレーキの上型固定装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプレスブレーキの上型
    固定装置において、上型が固定される上型取付部に設け
    られている貫通孔に、ねじ穴を有するブッシュを嵌め込
    み、このブッシュのねじ穴にボルトを螺合させることに
    より上記本体を上記上型取付部に取り付けることができ
    る構成としたことを特徴とするプレスブレーキの上型固
    定装置。
  4. 【請求項4】 シリンダ装置と、外側に向かって開口す
    る貫通孔を設けた本体とを有し、上記外側に向かう開口
    より上記シリンダ装置を上記貫通孔に対して着脱自在に
    取り付けた構成としたことを特徴とするプレスブレーキ
    の上型固定装置。
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