JPH06296294A - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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JPH06296294A
JPH06296294A JP8221293A JP8221293A JPH06296294A JP H06296294 A JPH06296294 A JP H06296294A JP 8221293 A JP8221293 A JP 8221293A JP 8221293 A JP8221293 A JP 8221293A JP H06296294 A JPH06296294 A JP H06296294A
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JP
Japan
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ecu
communication
signal
master station
initialization signal
Prior art date
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Application number
JP8221293A
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English (en)
Inventor
Kazuo Iwase
一夫 岩瀬
Shinji Oyabu
真二 大薮
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ECUのシリアル通信機能の専用端子のみで
通信速度の違う信号を識別し、マスターステーションと
選択されたECU間で誤認識することなく円滑に通信を
開始できること。 【構成】 複数のECUのシリアル通信機能の受信端子
RXD からなる専用ポートとの間をハードウエア的に1本
のシリアル通信線11で接続し、前記複数のECUと交
信を行なうマスターステーション10において、複数の
制御用のECUの特定のECUとマスターステーション
10との通信を開始する際、バスアイドル状態より、通
信開始直後に受信データのスタートビットの立ち下りを
認識後、通信速度が一致していないために、フレーミン
グエラー信号のストップビットを認識できないことによ
り発生するフレーミングエラーを利用して、フレーミン
グエラーの信号形態が正常となったとき通信開始を認識
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種車輌に用いられる
車輌用故障診断システム等の通信制御装置に関するもの
で、例えば、ダイアグテスタとして機能するマスタース
テーションと複数の電子制御ユニット(以下、単に『E
CU』という)からなる車輌用故障診断システムにおい
て、選択されたECUとマスターステーションとの間で
シリアル通信を行なう通信制御装置に使用されるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年の車輌用故障診断システム等の通信
制御装置としての車載用コンピュータシステムは、1車
輌に対して複数個のECUが使用されるようになってき
ており、1台のマスターステーションの監視のもとに、
それぞれのECUが単独で各種装置の制御を行なってい
る。
【0003】各々のECUの内部データは、外部のマス
ターステーションにシリアル通信して、そこで故障診断
(オフボード診断)等を行なっているが、ECUの複雑
化に伴い、複数のECUとその故障診断を行なうマスタ
ーステーションとの間の通信制御装置は近年ますます重
要になってきている。
【0004】この種の通信制御装置の全体構成の一例と
して、図5を用いて説明する。
【0005】図5は従来の通信制御装置の全体ブロック
構成図である。
【0006】図5において、ダイアグテスタとして機能
するマスターステーション10からのシリアル通信線1
1は、複数のECU[1] 20,ECU[2] 30,・・・
ECU[n] n0に並列接続されている。各々のECU
[1] 20,ECU[2] 30,・・・ECU[n] n0で
は、レシーバー・ドライバー21,31,・・・n1の
入出力端子に接続されている。レシーバー・ドライバー
21,31,・・・n1は、入力する信号のレベル変換
を行なうものであり、公知の回路であるため、その詳細
な説明を省略する。入力信号のレベル変換を行なったレ
シーバー・ドライバー21,31,・・・n1からのシ
リアル受信信号は、各々のECU[1] 20,ECU[2]
30,・・・ECU[n] n0が内蔵するマイクロプロセ
ッサ(以下、単に『MPU』という)MPU[1] 22,
MPU[2] 32,・・・,MPU[n]n2のシリアル通
信機能専用の受信端子RXD1,RXD2,・・・,RXDnに入力
される。また、受信端子RXD1,RXD2,・・・,RXDnの信
号は、各々のMPU[1] 22,MPU[2] 32,・・
・,MPU[n] n2の入力ポートP1 ,P2 ,・・・,
Pn にも入力される。そして、送信信号はMPU[1] 2
2,MPU[2] 32,・・・,MPU[n] n2の送信端
子TXD1,TXD2,・・・,TXDnからレシーバー・ドライバ
ー21,31,・・・n1に出力される。なお、本実施
例で使用したMPU[1] 22,MPU[2] 32,・・
・,MPU[n] n2は、シリアル通信機能内蔵型のマイ
クロコンピュータであって、例えば、モトローラ社の6
8HC11A8が該当する。
【0007】次に、このように構成されたシリアル通信
制御装置の動作について説明する。図6は国際規格のプ
ロトコルに従ったシリアル通信制御動作のタイミングチ
ャートである。
【0008】マスターステーション10はシリアル通信
線11に接続されている複数のECU[1] 20,ECU
[2] 30,・・・ECU[n] n0のうちの一つを選択す
るために、最初に通信速度5BPS の初期化信号を送信す
る。例えば、このとき送信する初期化信号のコード$3
3とし、ECU[1] 20のコードに該当する。すると、
初期化信号に対応したECU[1] 20からは通信速度1
0.4KBPSの周期化信号を返送してくる。この動作は国
際規格であるISO−9141−2のプロトコルに従っ
た動作内容である。
【0009】マスターステーション10は、ECU[1]
20からの初期化信号を入力後、ECU[1] 20と通信
可能と判断してから必要な情報(故障診断情報,各種セ
ンサ情報等)を得るためにメッセージを送信する。EC
U[1] 20はメッセージを受信すると、それに応じたレ
スポンスをマスターステーション10に送信する。この
ような繰り返しによりシリアル通信が行なわれる。
【0010】この種の複数のECUをマスターステーシ
ョンで監視する通信制御装置については、特開平3−1
24141号公報に掲載されており公知である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、具現化された
通信制御装置において、各々のECU[1] 20,ECU
[2] 30,・・・ECU[n] n0の通信速度は、その制
御の仕様上、ECU[1]20,ECU[2] 30,・・・
ECU[n] n0ごとに独立にならざるを得ず、複数のE
CU[1] 20,ECU[2] 30,・・・ECU[n] n0
を1個のシリアル通信線11でマスターステーション1
0と接続して、故障診断を同時に行なうことは困難であ
る。そこで、図5に示す従来技術ではMPU[1] 22,
MPU[2]32,・・・,MPU[n] n2としての各シ
リアル通信機能に加えて、一般の入力ポートP1 ,P2
,・・・,Pn にシリアル信号を印加して、通信速度
の異なる初期化信号を検出している。結果的に、制御装
置に使用する入力ポートP1 ,P2 ,・・・,Pn をシ
リアル信号に使用してしまい、目的の制御装置の制御に
は利用できなくなり、コストパーフォーマンスの面で不
利であった。
【0012】そこで、本発明は、ECUのシリアル通信
機能の専用端子のみで通信速度の違う信号を識別し、マ
スターステーションと選択されたECU間で誤認識する
ことなく円滑に通信を開始できる通信制御装置の提供を
課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる通信制御
装置は、複数の制御用のECUと、それら複数のECU
の専用ポートとシリアル通信線で接続されたマスタース
テーションとの間の交信において、前記マスターステー
ションと前記ECUとの通信開始は、初期化信号のスタ
ートビット認識後、フレーミングエラー信号を利用して
通信開始を認識するものである。
【0014】
【作用】本発明においては、マスターステーション側か
らシリアル通信線に接続されている複数のECUのうち
の一つを選択するために、最初にそのECUを特定する
通信速度(例えば、5BPS )の初期化信号を送信する。
該当するECUは、初期化信号のスタートビット認識し
た後、通信速度が一致していないために、ストップビッ
トを認識できないことにより発生するフレーミングエラ
ーを利用し、フレーミングエラーの発生中は通信(例え
ば、10.4KBPS)開始に入らず、フレーミングエラー
がなくなったときには、通信速度が一致していることを
意味することから、それをもって通信開始に入る。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例の通信制御装置の全
体ブロック構成図である。
【0016】図1において、マスターステーション10
からのシリアル通信線11は、各々のECU[1] 20,
ECU[2] 30,・・・ECU[n] n0に並列接続され
おり、これらのECU[1] 20,ECU[2] 30,・・
・ECU[n] n0では、レシーバー・ドライバー21,
31,・・・n1の入出力端子に接続されている。到来
するシリアル信号のレベル変換を行なうレシーバー・ド
ライバー21,31,・・・n1からのシリアル信号
は、各々のECU[1] 20,ECU[2] 30,・・・E
CU[n] n0が内蔵するMPU[1] 22,MPU[2] 3
2,・・・,MPU[n] n2の受信端子RXD1,RXD2,・
・・,RXDnに入力される。また、送信信号はMPU1,
MPU[1] 2,・・・,MPU[n] nの送信端子TXD1,
TXD2,・・・,TXDnからレシーバー・ドライバー21,
31,・・・n1に出力されている。即ち、本実施例の
通信制御装置と図5に示された従来の通信制御装置との
回路的な相違点は、レシーバー・ドライバー21,3
1,・・・n1からのシリアル受信信号が、各々のEC
U[1] 20,ECU[2] 30,・・・ECU[n] n0が
内蔵するMPU[1] 22,MPU[2] 32,・・・,M
PU[n] n2の汎用ポートである入力ポートP1 ,P2
,・・・,Pn に入力されていない回路構成にある。
【0017】次に、このように構成されたシリアル通信
制御装置の動作について説明する。図2は本発明の一実
施例の通信制御装置における初期化信号受信制御のフロ
ーチャート、図3は同じく通信制御装置におけるシリア
ル通信割込制御のフローチャートである。また、図4は
本発明の一実施例の通信制御装置における初期化信号と
フレーミングエラー信号とのタイミングチャートであ
る。
【0018】なお、図2の初期化信号受信制御ルーチン
は各ECU[1] 20,ECU[2] 30,・・・ECU
[n] n0が処理する各装置としてのメインルーチンの実
行中にコールされるプログラムである。また、シリアル
通信割込制御ルーチンは前記初期化信号受信制御ルーチ
ンの実行中に割込み実行される割込みプログラムであ
る。
【0019】マスターステーション10はシリアル通信
線11に接続されている複数のECU[1] 20,ECU
[2] 30,・・・ECU[n] n0のうちの一つを選択す
るために、最初に通信速度5BPS の初期化信号を送信す
る。例えば、このときECU1に該当する初期化信号の
コード$33を送信する。コード$33を受信したEC
U1においては、この初期化信号受信制御ルーチンがコ
ールされる。
【0020】まず、ステップS1でMPU[1] 22の初
期化が行なわれ、ここで通信速度を10.4KBPSに設定
し、シリアル通信の作動を許可する。ステップS2でタ
イマとして使用のカウンタを動作状態とする。なお、こ
のカウンタはクロックを受け入れ、割込み処理中も自走
する。ステップS3で前記カウンタ値Nをみて、初期化
信号の信号時間の経過を判定し、信号時間が経過してい
ないとき、ステップS4で既に初期化信号が検出済で、
初期化信号OKフラグが立っているか否かを判定する。
初期化信号OKフラグが立っていないときには、ステッ
プS5でRXD1端子の信号レベルを判定し、到来信号の
“H”及び“L”の信号レベルが所定の閾値内にあり、
ディジタル信号の読取りが可能であるか判定し、所定の
閾値内にあるとき、ステップS6で初期化信号OKフラ
グを立て、ステップS2からのルーチンに戻る。
【0021】ステップS4で既に初期化信号が検出済
で、初期化信号OKフラグが立っているときには、ステ
ップS2からステップS4のルーチンを繰返し実行し、
カウンタ値Nを連続的にインクリメントする。
【0022】そして、ステップS3でカウンタ値Nをみ
て、初期化信号の信号時間の経過が判定されると、ステ
ップS7で初期化信号OKフラグを降ろし、このルーチ
ンを脱する。また、ステップS4で初期化信号OKフラ
グが立っていないとき、ステップS5でRXD1端子の信号
レベルを判定し、到来信号の“H”及び“L”の信号レ
ベルが所定の閾値内にあり、ディジタル信号の読取りが
可能であるか判定し、所定の閾値内にないとき、ステッ
プS7で初期化信号OKフラグを降ろし、このルーチン
を脱する。
【0023】即ち、ステップS6を通るルーチンは初期
化信号を検出したことを表わし、ステップS7を通るル
ーチンは初期化信号が検出できないことを表わすルーチ
ンである。
【0024】この初期化信号受信制御ルーチンのステッ
プS1の初期設定によりシリアル通信線11からMPU
[1] 22のRXD1端子にスタートビット以降の初期化信号
の立ち下り信号、即ち、スタートビットb0 、ビットb
3 、ビットb5 、ビットb7、ビットb9 で立ち下り信
号が発生すると、1.06ms後のタイミング遅れでシリ
アル通信割込制御ルーチンがコールされ、シリアル割込
みが実行される。
【0025】なお、図4に示すように、シリアル信号が
初期化信号の場合は、通信速度が5BPS であり、各ビッ
トのパルス幅T1 ,T2 ,・・・T11は200msであ
る。これに対して通信速度10.4KBPSの信号を入力す
るように、初期化信号受信制御ルーチンのステップS1
で初期設定してあるため、この通信速度でフレーミング
エラー信号が到来したとすれば、フレーミングエラー信
号の正常状態では、ストップビットが“H”となるもの
が、立ち下り以降の200ms信号レベルは“L”である
から、結果的に、このときフレーミングエラー信号の到
来として受信すると、フレーミングエラー発生時と誤認
することになる。シリアル通信割込制御ルーチンはこれ
を利用している。
【0026】まず、初期化信号のスタートビットb1 の
立ち下り信号が検出されると、本実施例では1.06ms
後のタイミング遅れでシリアル通信割込制御ルーチンが
コールされ、MPU[1] 22のシリアル通信機能が働
き、初期化信号受信制御ルーチンのステップS1の初期
設定に従って、0.96ms毎にシリアル信号のレベルを
入力する割込みが発生する。
【0027】ステップS11はシリアル信号が送信側か
受信側かを判定し、送信側のときはステップS15でマ
スターステーション10への送信処理を実行し、このル
ーチンを脱する。また、受信側のときはステップS12
で受信信号のフレーミングエラーを判定する。フレーミ
ングエラーが発生していないときには、通信速度10.
4KBPSの信号が一致しているときであるから、ステップ
S16でマスターステーション10からの受信処理を実
行し、このルーチンを脱する。
【0028】一方、ステップS12で受信信号のフレー
ミングエラーが発生していると判定されたとき、ステッ
プS13でカウンタ値Nをみて初期化信号の信号時間の
経過が判定され、初期化信号の信号時間の経過前のと
き、このルーチンを脱する。また、初期化信号の信号時
間を経過すると、ステップS14でカウンタ値Nをクリ
アし、このルーチンを脱する。
【0029】即ち、ステップS15では通信速度10.
4KBPSの信号の送信処理を行ない、ステップS16では
通信速度10.4KBPSの信号の受信処理を行なう。フレ
ーミングエラーが発生していると判定されたときには、
初期化信号の信号時間の経過を待つべく、このルーチン
を脱する。
【0030】更に、図4を用いて初期化信号受信制御ル
ーチン及びシリアル通信割込制御ルーチンの処理を説明
する。
【0031】マスターステーション10からの初期化信
号を受信すると、初期化信号受信制御ルーチンを実行
し、1.06ms後のタイミングt0 でシリアル通信割込
みが発生し、シリアル通信割込制御ルーチンを実行す
る。MPU[1] 22の通信速度の設定が10.4KBPSの
ため、5BPS の初期化信号の発生時の“L”信号は0.
96ms毎のシリアル信号のフレーミングエラー信号を検
出すると、そこには必ずフレーミングエラーが発生した
信号形態になる。そこで、フレーミングエラーの発生し
ている時点では、ステップS3でカウンタ値Nが初期化
信号の信号時間の経過が判定されるまで、初期化信号受
信制御ルーチンに止まり、フレーミングエラーがなくな
ったときには、通信速度10.4KBPSの信号が一致して
いるときであるから、ステップS16でマスターステー
ション10からの受信処理を実行することになり、MP
Uの通信速度が限定されることなく、如何なる高速の通
信速度にも対応できる。また、図4において、スタート
ビットb0 の立ち下がり信号が正確に検出できなくて
も、続くビットb3 、ビットb5 、ビットb7 、ビット
b9 で立ち下り信号が検出できれば、通信開始時点を適
確に検出できる。これにより、ECU[1] 20,ECU
[2] 30,・・・ECU[n] n0は、マスターステーシ
ョン10からの初期化信号を入力した後、フレーミング
エラーの正常な信号を受信したときECU[1] 20,E
CU[2] 30,・・・ECU[n] n0が通信可能と判定
する。それを受けてマスターステーション10は、必要
な情報(故障診断情報,各種センサ情報等)を得るため
に、メッセージをECU[1] 20,ECU[2] 30,・
・・ECU[n] n0に送信する。ECU[1] 20,EC
U[2]30,・・・ECU[n] n0はメッセージを受信
すると、それに応じたレスポンスをマスターステーショ
ン10に送信する。このような繰り返しによりシリアル
通信が行なわれる。
【0032】したがって、シリアル通信速度の異なる初
期化信号でもシリアル通信機能の受信端子RXD1,RXD2,
・・・,RXDnのみで検出できるので、従来の方法に比較
して一般の入力ポートP1 ,P2 ,・・・,Pn を使用
しなくてよくなり、それだけ、一般の入力ポートP1 ,
P2 ,・・・,Pn が他の制御に利用でき、コストパー
フォーマンスが向上する。
【0033】このように、本実施例の通信制御装置は、
複数の制御用のECU[1] 20,ECU[2] 30,・・
・ECU[n] n0と、前記複数のECU[1] 20,EC
U[2] 30,・・・ECU[n] n0のシリアル通信機能
の受信端子RXD1,RXD2,・・・,RXDnからなる専用ポー
トとの間をハードウエア的に1本のシリアル通信線11
で接続され、前記複数のECU[1] 20,ECU[2] 3
0,・・・ECU[n]n0と交信を行なうマスターステ
ーション10とからなる通信制御装置において、複数の
制御用のECU[1] 20,ECU[2] 30,・・・EC
U[n] n0の特定のECUとマスターステーション10
との通信を開始する際、バスアイドル状態より、通信開
始直後に受信データのスタートビットb1 の立ち下りを
認識後、通信速度が一致していないために、フレーミン
グエラー信号のストップビットb10を認識できないこと
により発生するフレーミングエラーを利用して通信開始
を認識するものである。
【0034】したがって、ECU[1] 20,ECU[2]
30,・・・ECU[n] n0のシリアル通信機能の専用
端子のみで通信速度の違う信号を識別し、マスターステ
ーション10と選択されたECU[1] 20,ECU[2]
30,・・・ECU[n] n0間で誤認識することなく円
滑に通信を開始できる。
【0035】ところで、上記実施例では、複数の制御用
のECU[1] 20,ECU[2] 30,・・・ECU[n]
n0とマスターステーション10との通信を、マスター
ステーション10をダイアグテスタとした事例で、複数
の制御用のECU[1] 20,ECU[2] 30,・・・E
CU[n] n0の故障診断を前提に説明したが、本発明を
実施する場合には、故障診断に限定されるものではな
く、通常のマイクロコンピュータ間の通信にも使用する
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、複数
の制御用の電子制御ユニットと交信を行なうマスタース
テーションからなる通信制御装置において、前記マスタ
ーステーションと特定した電子制御ユニットとの通信開
始を、初期化信号のスタートビット認識後、フレーミン
グエラー信号を利用して通信開始を認識するものである
から、電子制御ユニットのシリアル通信機能の専用端子
のみで通信速度の違う信号が識別でき、しかも、誤認識
することなく、マスターステーションと選択された電子
制御ユニット間でシリアル通信を円滑に開始できる。ま
た、シリアル通信速度の異なる初期化信号でもシリアル
通信機能の専用端子のみで検出できるので、一般の入力
ポートを使用しなくてよくなり、それだけ、コストパー
フォーマンスが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の通信制御装置の全体
ブロック構成図である。
【図2】図2は本発明の一実施例の通信制御装置におけ
る初期化信号受信制御のフローチャートである。
【図3】図3は本発明の一実施例の通信制御装置におけ
るシリアル通信割込制御のフローチャートである。
【図4】図4は本発明の一実施例の通信制御装置におけ
る初期化信号とフレーミングエラー信号とのタイミング
チャートである。
【図5】図5は従来の通信制御装置の全体ブロック構成
図である。
【図6】図6は国際規格のプロトコルに従ったシリアル
通信制御動作のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 マスターステーション 11 シリアル通信線 20,30,…,n0 ECU[1] ,ECU[2] ,
…,ECU[n] 21,31,…,n1 レシーバー・ドライバー 22,32,…,n2 MPU[1] ,MPU[2] ,
…,MPU[n]

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の制御用の電子制御ユニットと、前
    記複数の電子制御ユニットの専用ポートとの間をシリア
    ル通信線で接続され、前記複数の電子制御ユニットと交
    信を行なうマスターステーションとからなる通信制御装
    置において、 前記マスターステーションと前記電子制御ユニットとの
    通信開始は、初期化信号のスタートビット認識後、フレ
    ーミングエラー信号を利用して通信開始を認識すること
    を特徴とする通信制御装置。
JP8221293A 1993-04-08 1993-04-08 通信制御装置 Pending JPH06296294A (ja)

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JP8221293A JPH06296294A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 通信制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5790572A (en) * 1995-02-22 1998-08-04 Nippondenso Co., Ltd. Communication system with framing error detection

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