JPH06295949A - 検査装置、検査方法及び半導体装置 - Google Patents

検査装置、検査方法及び半導体装置

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JPH06295949A
JPH06295949A JP8356693A JP8356693A JPH06295949A JP H06295949 A JPH06295949 A JP H06295949A JP 8356693 A JP8356693 A JP 8356693A JP 8356693 A JP8356693 A JP 8356693A JP H06295949 A JPH06295949 A JP H06295949A
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JP
Japan
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signal transmission
electrode
semiconductor device
high frequency
transmission line
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JP8356693A
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English (en)
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Tadayoshi Nakatsuka
忠良 中塚
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06772High frequency probes

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置の回路の各部分の特性を正確に検
査できるようにする。 【構成】 検査装置10のセラミック製支持基板15の
上面には左右方向へ延びて信号伝送路12が設けられ、
セラミック製支持基板15における信号伝送路12が設
けられた部分及び該部分に隣接する部分を除く上面全体
には接地電極11が設けられ、セラミック製支持基板1
5の左端部の下面には検知電極14が設けられ、信号伝
送路12と接地電極11における信号伝送路12を挟ん
で互いに対向する部分とからマイクロストリップ線路が
構成されている。また、接地電極11、信号伝送路12
及び検知電極14はいずれも金を90%以上含む合金で
できており、信号伝送路12と検知電極14とはセラミ
ック製支持基板15の左端部に形成された貫通孔13を
通じて上記合金により接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波用半導体装置の
高周波特性を検査する検査装置と、該検査装置を用いて
高周波用半導体装置を検査する検査方法と、上記検査装
置の検査対象である高周波用半導体装置とに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、高周波機器類の一般的な普及に伴
い高周波機器に使用される高周波用半導体装置に対する
需要が高まってきており、それに従って高周波用半導体
装置の検査方法の確立が急務となっている。
【0003】以下、高周波用半導体装置の従来の検査方
法の一例について図面を参照しながら説明する。
【0004】まず、従来の検査方法が適用される高周波
増幅回路の構成について説明する。
【0005】図20は上記高周波増幅回路を示してお
り、図20において、101及び102は電界効果トラ
ンジスタ(以後FETと呼ぶ)である。110及び11
1は抵抗器であり、これらの抵抗器110及び111に
よりFET101及び102のゲート−ソース間バイア
ス電圧が0Vにそれぞれ設定されている。120及び1
21はキャパシタであり、これらのキャパシタ120及
び121は信号の低周波成分及び直流成分を遮断し高周
波成分のみを伝達するためのものである。130及び1
31はインダクタであり、これらのインダクタ130及
び131は、FET101及び102に直流電流をそれ
ぞれ与え且つ高周波信号(RF信号)を電源側に逃がさ
ないためのものである。150はRF信号入力端子、1
51はRF信号出力端子、152及び153は電源端
子、160は接地端子である。図20において、高周波
増幅回路は大まかに図中のa点で区切られ、高周波増幅
回路におけるa点より左側の部分は前段ブロック、右側
の部分は後段ブロックと呼ばれる。
【0006】次に、以上のように構成された高周波増幅
回路の動作について説明する。
【0007】電源端子152及び153には電源電圧と
して5.0Vの電圧が与えられ、FET101及び10
2に電流が供給されている。FET101及び102の
ゲートバイアスは抵抗器110及び111によりゲート
−ソース間電圧が0Vにそれぞれ固定されている。今、
RF信号入力端子150からRF信号を入力すると、該
RF信号はFET101により増幅され、キャパシタ1
20を通って次段のFET102に伝えられる。さら
に、上記RF信号はFET102により増幅され、キャ
パシタ121を通って出力端子151から出力される。
【0008】次に、以上のような高周波増幅回路を半導
体基板上に形成した高周波用半導体装置について説明す
る。
【0009】図21は上記高周波用半導体装置200を
示しており、図21において、201は図20に示すF
ET101に対応するFET、202はFET102に
対応するFET、210は抵抗器110に対応する抵抗
器、211は抵抗器111に対応する抵抗器、220は
キャパシタ120に対応するキャパシタ、230はイン
ダクタ130に対応するインダクタ、231はインダク
タ131に対応するインダクタである。250は図20
に示すRF信号入力端子150に対応する入力パッド、
251はRF信号出力端子151に対応する出力パッ
ド、252,253はそれぞれ電源端子152,153
に対応する電源パッド、260は接地端子160に対応
する接地パッドである。キャパシタ220は、半導体基
板上に形成された第1の配線金属層と該第1の配線金属
上に形成された絶縁層と該絶縁層上に形成された第2の
配線金属層とから構成されるMIMキャパシタであり、
上記第2の金属層が上側電極として用いられる。
【0010】次に、以上のような高周波用半導体装置2
00の従来の検査方法を説明する。
【0011】図22は上記高周波用半導体装置200の
従来のRF検査方法を示しており、図22において、3
80及び381はカスケードマイクロ社製高周波測定プ
ローブ(以後単に高周波プローブと呼ぶ)であり、高周
波プローブ380は電源用接点電極382と入力用接点
電極384と接地用接点電極386とを備え、高周波プ
ローブ381は電源用接点電極383と出力用接点電極
385と接地用接点電極387とを備えている。高周波
プローブ380及び381はその先端部まで50Ωの特
性インピーダンスを保持するように設計されている。高
周波プローブ380及び381の各電極を高周波用半導
体装置200の対応するパッドに接触させ、高周波プロ
ーブ380の入力用接点電極384から高周波用半導体
装置200の入力パッド250に信号を入力し、高周波
用半導体装置200の出力パッド251から出力される
信号を高周波プローブ381の出力用接点電極385に
より受け取り、出力パッド251からの上記信号を測定
することによって高周波用半導体装置200の高周波増
幅回路全体の入出力特性を正確に評価することができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の検査方法においては、半導体装置の回路全体の特性
は評価できるが、各ブロックまたは各FETごとの特性
を評価することができないという問題点がある。
【0013】そこで、このような問題点の解決策とし
て、例えば、上記高周波用半導体装置200において図
20に示すa点に対応する部分にパッドを接続し、該パ
ッドに高周波プローブの電極を接触させることにより各
ブロックの特性を評価する検査方法が考慮される。
【0014】ところが、このような検査方法において
は、上記パッド自体が大きな浮遊容量を持つため半導体
装置の回路全体の特性に影響を与え、正確な測定が困難
であるという問題点がある。
【0015】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あって、半導体装置の回路の各部分の特性を正確に検査
することができる検査装置及び検査方法並びに半導体装
置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、検査装置において、絶縁体基板
の下面に半導体装置におけるMIMキャパシタ上の絶縁
体保護膜等に接触させるための検知電極を設け、上記絶
縁体基板の上面に高周波信号を伝送するためのマイクロ
ストリップ線路を設けるものである。
【0017】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、半導体装置を検査する検査装置を対象とし、高誘電
率材料よりなる絶縁体基板と、導電性材料よりなり上記
絶縁体基板の上面に設けられている信号伝送路と、導電
性材料よりなり少なくとも上記絶縁体基板における上記
信号伝送路が設けられた部分を挟んで互いに対向する部
分の上面に設けられている接地電極と、上記信号伝送路
と上記接地電極における上記信号伝送路を挟んで互いに
対向する部分とから構成されるマイクロストリップ線路
と、導電性材料よりなり上記絶縁体基板の下面に設けら
れており上記絶縁体基板に形成された貫通孔を通じて上
記信号伝送路と電気的に接続されている検知電極とを備
えている構成とするものである。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
に、上記信号伝送路は第1、第2及び第3の信号伝送路
に分離され、上記マイクロストリップ線路は、一方の電
極が上記第1の信号伝送路と電気的に接続され他方の電
極が上記第2の信号伝送路と電気的に接続されているキ
ャパシタと、各電極が上記接地電極、上記第2の信号伝
送路または上記第3の信号伝送路とワイヤーボンディン
グにより電気的に接続され高周波信号を増幅するトラン
ジスタとを有している構成を付加するものである。
【0019】請求項3の発明は、請求項1の発明の構成
に、上記信号伝送路は第1、第2及び第3の信号伝送路
に分離され、上記マイクロストリップ線路は、一方の電
極が上記第1の信号伝送路と電気的に接続され他方の電
極が上記第2の信号伝送路と電気的に接続されているキ
ャパシタと、各電極が上記接地電極、上記第2の信号伝
送路または上記第3の信号伝送路とフリップチップボン
ディングにより電気的に接続され高周波信号を増幅する
トランジスタとを有している構成を付加するものであ
る。
【0020】上記の目的を達成するため、請求項4の発
明は、検査装置において、絶縁体基板の下面に半導体装
置におけるMIMキャパシタ上の絶縁体保護膜等に近接
または接触させるための検知電極を設け、上記絶縁体基
板の内部に高周波信号を伝送するための信号伝送路を設
け、上記絶縁体基板の上下面に外部からの雑音信号を遮
断するための接地電極を設けるものである。
【0021】具体的に請求項4の発明が講じた解決手段
は、半導体装置を検査する検査装置を対象とし、高誘電
率材料よりなる絶縁体基板と、導電性材料よりなり上記
絶縁体基板の内部に設けられている信号伝送路と、導電
性材料よりなり上記絶縁体基板の下面に設けられており
上記絶縁体基板の下面から内部へ向かう導入穴を通じて
上記信号伝送路と電気的に接続されている検知電極と、
導電性材料よりなり上記絶縁体基板の上面全体に設けら
れている第1の接地電極と、導電性材料よりなり上記絶
縁体基板における上記検知電極が設けられた部分及び該
部分に隣接する部分を除く下面全体に設けられている第
2の接地電極とを備えている構成とするものである。
【0022】請求項5の発明は、請求項4の発明の構成
に、上記信号伝送路は第1、第2及び第3の信号伝送路
に分離されており、一方の電極が上記第1の信号伝送路
と電気的に接続され他方の電極が上記第2の信号伝送路
と電気的に接続されているキャパシタと、各電極が上記
第1の接地電極、上記第2の接地電極、上記第2の信号
伝送路または上記第3の信号伝送路とワイヤーボンディ
ングにより電気的に接続され高周波信号を増幅するトラ
ンジスタとを備えている構成を付加するものである。
【0023】請求項6の発明は、請求項4の発明の構成
に、上記信号伝送路は第1、第2及び第3の信号伝送路
に分離されており、一方の電極が上記第1の信号伝送路
と電気的に接続され他方の電極が上記第2の信号伝送路
と電気的に接続されているキャパシタと、各電極が上記
第1の接地電極、上記第2の接地電極、上記第2の信号
伝送路または上記第3の信号伝送路とフリップチップボ
ンディングにより電気的に接続され高周波信号を増幅す
るトランジスタとを備えている構成を付加するものであ
る。
【0024】請求項7の発明は、請求項2、請求項3、
請求項5または請求項6の発明の構成に、上記キャパシ
タの一方及び他方の電極は金属層であり、上記キャパシ
タは、上記金属層と、高誘電率材料よりなり上記金属層
間に介在する絶縁層とから構成されるMIMキャパシタ
である構成を付加するものである。
【0025】請求項8の発明は、半導体基板上に形成さ
れた第1の金属層、該第1の金属層上に形成された絶縁
層及び該絶縁層上に形成された第2の金属層から構成さ
れるMIMキャパシタと該MIMキャパシタ上に形成さ
れた絶縁体保護膜とを備えている半導体装置、または、
半導体基板上に形成された配線層と該配線層上に形成さ
れた絶縁体保護膜とを備えている半導体装置を検査する
検査方法を対象とし、請求項1、請求項2、請求項3、
請求項4、請求項5、請求項6または請求項7の検査装
置の検知電極を上記半導体装置の絶縁体保護膜に近接ま
たは接触させ、上記検査装置の検知電極から上記半導体
装置のMIMキャパシタもしくは配線層に高周波信号を
供給するか、または、上記検査装置の検知電極により上
記半導体装置のMIMキャパシタもしくは配線層から高
周波信号を受け取ることによって上記半導体装置の高周
波特性を検査する構成とするものである。
【0026】請求項9の発明は、検査装置の検査対象で
ある半導体装置を対象とし、半導体基板上に形成された
第1の金属層、該第1の金属層上に形成された絶縁層及
び該絶縁層上に形成された第2の金属層から構成される
MIMキャパシタと、該MIMキャパシタ上に形成され
た絶縁体保護膜と、導電性材料よりなり上記絶縁体保護
膜上に形成された導電体膜とを備えている構成とするも
のである。
【0027】請求項10の発明は、検査装置の検査対象
である半導体装置を対象とし、半導体基板上に形成され
た配線層と、該配線層上に形成された絶縁体保護膜と、
導電性材料よりなり上記絶縁体保護膜上に形成された導
電体膜とを備えている構成とするものである。
【0028】請求項11の発明は、検査装置を用いて半
導体装置を検査する検査方法を対象とし、請求項1、請
求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6また
は請求項7の検査装置の検知電極を請求項9または請求
項10の半導体装置の導電体膜に近接または接触させ、
上記検査装置の検知電極から上記半導体装置のMIMキ
ャパシタもしくは配線層に高周波信号を供給するか、ま
たは、上記検査装置の検知電極により上記半導体装置の
MIMキャパシタもしくは配線層から高周波信号を受け
取ることによって上記半導体装置の高周波特性を検査す
る構成とするものである。
【0029】
【作用】上記請求項1の発明の構成により、例えば、検
知電極を半導体装置におけるMIMキャパシタ上の絶縁
体保護膜に接触させることによって、上記検知電極と上
記絶縁体保護膜と上記MIMキャパシタの上層の金属層
とがキャパシタとして機能し、上記検知電極が上記MI
Mキャパシタから高周波信号を受け取ることができる。
逆に、検知電極から半導体装置のMIMキャパシタに高
周波信号を供給することも可能である。これにより、半
導体装置の回路の各ブロックまたは各FETの特性を検
査することができる。さらに、マイクロストリップ線路
の特性インピーダンスを測定系の特性インピーダンスと
整合させることによって、半導体装置の回路中の接続部
の高周波信号を正確に測定することができる。このた
め、半導体装置の検査精度を高めることができる。
【0030】上記請求項2の発明の構成により、キャパ
シタを信号伝送路内に直列に接続し、さらに、高周波増
幅用トランジスタを接地電極及び信号伝送路にワイヤー
ボンディングにより接続することによって、検知電極が
検知した高周波信号をマイクロストリップ線路において
増幅することができる。このため、微弱な信号でも正確
に検出することができる。
【0031】上記請求項3の発明の構成により、キャパ
シタを信号伝送路内に直列に接続し、さらに、高周波増
幅用トランジスタを接地電極及び信号伝送路にフリップ
チップボンディングにより接続することによって、ボン
ディングワイヤーの影響を受けずに高周波特性の優れた
検査装置を実現することができる。
【0032】上記請求項4の発明の構成により、例え
ば、検知電極を半導体装置におけるMIMキャパシタ上
の絶縁体保護膜に接触させることによって、上記検知電
極と上記絶縁体保護膜と上記MIMキャパシタの上層の
金属層とがキャパシタとして機能し、上記検知電極が上
記MIMキャパシタから高周波信号を受け取ることがで
きる。逆に、検知電極から半導体装置のMIMキャパシ
タに高周波信号を供給することも可能である。これによ
り、半導体装置の回路の各ブロックまたは各FETの特
性を検査することができる。さらに、絶縁体基板の上下
面の第1及び第2の接地電極によって上記検査装置の外
部から雑音信号が信号伝送路に侵入することを阻止でき
る。このため、検知電極から入出力される信号の純度を
高めることができ、半導体装置の検査精度を高めること
ができる。
【0033】上記請求項5の発明の構成により、キャパ
シタを信号伝送路内に直列に接続し、さらに、高周波増
幅用トランジスタを第1及び第2の接地電極並びに信号
伝送路にワイヤーボンディングにより接続することによ
って、検知電極が検知した高周波信号を増幅することが
できる。このため、微弱な信号でも正確に検出すること
ができる。
【0034】上記請求項6の発明の構成により、キャパ
シタを信号伝送路内に直列に接続し、さらに、高周波増
幅用トランジスタを第1及び第2の接地電極並びに信号
伝送路にフリップチップボンディングにより接続するこ
とによって、ボンディングワイヤーの影響を受けずに高
周波特性の優れた検査装置を実現することができる。
【0035】上記請求項7の発明の構成により、キャパ
シタをMIMキャパシタとし、該MIMキャパシタの絶
縁層を高誘電率材料で形成することによって、周波数特
性の優れた検査装置を実現することができる。
【0036】上記請求項8の発明の構成により、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
6または請求項7の検査装置の検知電極を、半導体装置
におけるMIMキャパシタまたは配線層の上側の絶縁体
保護膜に近接または接触させることによって、上記検知
電極と上記絶縁体保護膜と上記MIMキャパシタの第2
の金属層または上記配線層とによりキャパシタが構成さ
れる。これにより、上記半導体装置の回路と上記検査装
置の検知電極とが高周波的に接続される。この状態で、
上記検査装置の検知電極から上記半導体装置のMIMキ
ャパシタもしくは配線層に高周波信号を供給するか、ま
たは、上記検査装置の検知電極により上記半導体装置の
MIMキャパシタもしくは配線層から高周波信号を受け
取ることによって上記半導体装置の回路の各部分の特性
を検査することができる。
【0037】上記請求項9の発明の構成により、MIM
キャパシタの第2の金属層と該第2の金属層上の絶縁体
保護膜と該絶縁体保護膜上の導電膜とによってキャパシ
タが構成される。これにより、半導体装置の特性の検査
時に安定した信号値を得ることができ検査の正確性を向
上させることができる。
【0038】上記請求項10の発明の構成により、配線
層と該配線層上の絶縁体保護膜と該絶縁体保護膜上の導
電膜とによってキャパシタが構成される。これにより、
半導体装置の特性の検査時に安定した信号値を得ること
ができ検査の正確性を向上させることができる。
【0039】上記請求項11の発明の構成により、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
項6または請求項7の検査装置の検知電極を、請求項9
または請求項10の半導体装置の絶縁体保護膜上の導電
体膜に近接または接触させることによって、検知電極の
位置ずれによる測定誤差を小さくすることができる。さ
らに、検査装置の検知電極を半導体装置の絶縁体保護膜
に直接接触させる場合に比べて検知電極の摩耗を低減す
ることができる。
【0040】
【実施例】
(第1の実施例)以下、本発明の第1の実施例に係る検
査装置及び検査方法について図1、図2及び図3を参照
しながら説明する。ここでは、検査対象となる半導体装
置は図21に示す高周波用半導体装置200と同様のも
のである。
【0041】まず、上記第1の実施例に係る検査装置に
ついて説明する。
【0042】図1は上記検査装置10を示しており、
(a)は平面図であり、(b)は(a)におけるA−A
線断面図である。図1において、11は接地電極、12
は信号伝送路、13は貫通孔、14は検知電極、15は
セラミック製支持基板である。信号伝送路12はセラミ
ック製支持基板15の上面に左右方向へ延びて設けら
れ、接地電極11はセラミック製支持基板15における
信号伝送路12が設けられた部分及び該部分に隣接する
部分を除く上面全体に設けられ、検知電極14はセラミ
ック製支持基板15の左端部の下面に設けられ、信号伝
送路12と接地電極11における信号伝送路12を挟ん
で互いに対向する部分とからマイクロストリップ線路が
構成されている。また、接地電極11、信号伝送路12
及び検知電極14はいずれも金を90%以上含む合金で
できており、検知電極14はその表面に20μm厚のタ
ングステン合金を接合することにより耐摩耗性が高めら
れている。さらに、信号伝送路12と検知電極14とは
セラミック製支持基板15の左端部に形成された貫通孔
13を通じて上記合金により接続されている。
【0043】次に、以上のように構成された検査装置1
0を用いた上記第1の実施例に係る検査方法について説
明する。
【0044】図2は上記検査方法を示しており、図2に
おいて、10は上記第1の実施例に係る検査装置であ
り、14は検知電極である。200は図21に示す高周
波用半導体装置と同様のものであり、220はMIMキ
ャパシタ、250は入力パッド、251は出力パッドで
ある。380及び381は高周波プローブであり、高周
波プローブ380は電源用接点電極382と入力用接点
電極384と接地用接点電極386とを備え、高周波プ
ローブ381は電源用接点電極383と出力用接点電極
385と接地用接点電極387とを備えている。図2
は、高周波用半導体装置200の入力パッド250に高
周波プローブ380の入力用接点電極384を接触させ
且つ高周波用半導体装置200の出力パッド251に高
周波プローブ381の出力用接点電極385を接触さ
せ、さらに、高周波用半導体装置200のキャパシタ2
20の上側電極としての第2の配線金属層の上側の絶縁
体保護膜に検査装置10の検知電極14を接触させた状
態を示している。
【0045】図3は図2におけるB−B線断面図であ
り、図3において、10は上記第1の実施例に係る検査
装置であり、11は接地電極、12は信号伝送路、13
は貫通孔、14は検知電極、15はセラミック製支持基
板である。200は図21に示す高周波用半導体装置と
同様のものであり、221は半導体基板、222は該半
導体基板221上に形成された第1の配線金属層、22
4は該第1の配線金属層222上から半導体基板221
上にかけて形成された絶縁層、223は該絶縁層224
上に形成された第2の配線金属層であり、第1の配線金
属層222と第2の配線金属層223と絶縁層224に
おける第1及び第2の配線金属層間に介在する部分とか
らMIMキャパシタ220が構成されている。225は
MIMキャパシタ220上から絶縁層224上にかけて
形成された絶縁体保護膜である。
【0046】図2及び図3に示すように、高周波用半導
体装置200の第2の配線金属層223上の絶縁体保護
膜225に検査装置10の検知電極14を配置すること
により、第2の配線金属層223と、検知電極14と、
絶縁体保護膜225における第2の配線金属層223と
検知電極14との間に介在する部分とがMIMキャパシ
タとして機能し、高周波用半導体装置200における図
20に示すa点のRF信号電力の一部が検査装置10の
検知電極14に供給される。このとき、検査装置10の
検知電極14に伝送されるRF信号電力を測定すること
によって、高周波用半導体装置200の高周波増幅回路
の前段ブロックの特性を知ることができる。また、これ
とは逆に、検査装置10の検知電極14からRF信号を
高周波用半導体装置200のMIMキャパシタ220に
入力し、上記高周波増幅回路の前段ブロックの動作を停
止させた状態で高周波用半導体装置200の出力パッド
251におけるRF信号電力を測定することによって、
上記高周波増幅回路の後段ブロックの特性を知ることが
できる。
【0047】以上のように、第1の実施例に係る検査装
置10及び検査方法においては、検知電極14を高周波
用半導体装置200におけるMIMキャパシタ220上
の絶縁体保護膜225に接触させることによって、検知
電極14と絶縁体保護膜225とMIMキャパシタ22
0の上層の第2の配線金属層223とがキャパシタとし
て機能し、検知電極14がMIMキャパシタ220から
RF信号を受け取ることができる。逆に、検知電極14
から高周波用半導体装置200のMIMキャパシタ22
0にRF信号を供給することも可能である。これによ
り、高周波用半導体装置200の高周波増幅回路の各ブ
ロックの特性を検査することができる。さらに、マイク
ロストリップ線路の特性インピーダンスを測定系の特性
インピーダンスと整合させることによって、高周波用半
導体装置200の高周波増幅回路中の接続部のRF信号
を正確に測定することができる。このため、高周波用半
導体装置200の検査精度を高めることができる。
【0048】(第2の実施例)以下、本発明の第2の実
施例に係る検査方法について図4、図5及び図6を参照
しながら説明する。ここでは、検査装置としては図1に
示す第1の実施例に係る検査装置10と同様のものを用
いる。
【0049】まず、上記第2の実施例に係る検査方法が
適用される高周波用半導体装置について説明する。
【0050】図4は上記高周波用半導体装置の高周波増
幅回路を示しており、図4において、430,431及
び432はFET、433及び434は抵抗器、440
〜449はダイオード、450はRF信号入力端子、4
51はRF信号出力端子、452は電源端子、455は
接地端子である。
【0051】図4において、電源端子452には電源電
圧として5.0Vの電圧が与えられ、FET430〜4
32に電流を供給している。各FETのゲートバイアス
は抵抗器433及びダイオード440〜449により最
適点に設定されるよう設計されている。今、RF信号入
力端子450からRF信号を入力すると、該RF信号は
FET430により増幅され次段のFET431に伝え
られる。FET431はソースフォロワ構成であり出力
バッファとして作用する。FET431はRF信号を次
段のFET432に伝達すると共にRF信号の一部を抵
抗器434を介して初段のFET430に戻す。このよ
うに、帰還回路が構成されており回路の安定化が図られ
ている。最終段のFET432はソースフォロワ構成の
バッファ回路であり、後段の回路の影響を抑える働きを
する。
【0052】図5は上記高周波用半導体装置500を示
しており、図5において、530は図4に示すFET4
30に対応するFET、531はFET431に対応す
るFET、532はFET432に対応するFET、5
33は抵抗器433に対応する抵抗器、534は抵抗器
434に対応する抵抗器、540〜549はダイオード
440〜449に対応するダイオードである。550は
図4に示すRF信号入力端子450に対応する入力パッ
ド、551はRF信号出力端子451に対応する出力パ
ッド、552及び553は電源端子452に対応する電
源パッド、555及び556は接地端子455に対応す
る接地パッドである。図中のb点及びc点の部分は第2
の配線金属層で形成され配線幅を通常の3倍以上の30
μm確保している。
【0053】次に、以上のような高周波用半導体装置5
00を検査対象とする第2の実施例に係る検査方法につ
いて説明する。
【0054】図6は上記検査方法を示しており、図6に
おいて、10A及び10Bは図1に示す第1の実施例に
係る検査装置10と同様のものであり、14Aは検査装
置10Aの検知電極、14Bは検査装置10Bの検知電
極である。500は図5に示す高周波用半導体装置であ
り、550は入力パッド、551は出力パッドである。
380及び381は高周波プローブであり、高周波プロ
ーブ380は電源用接点電極382と入力用接点電極3
84と接地用接点電極386とを備え、高周波プローブ
381は電源用接点電極383と出力用接点電極385
と接地用接点電極387とを備えている。図6は、高周
波用半導体装置500の入力パッド550に高周波プロ
ーブ380の入力用接点電極384を接触させ且つ高周
波用半導体装置500の出力パッド551に高周波プロ
ーブ381の出力用接点電極385を接触させ、さら
に、高周波用半導体装置500の第2の配線金属層のb
点の部分の上側の絶縁体保護膜に検査装置10Aの検知
電極14Aを接触させ且つ高周波用半導体装置500の
第2の配線金属層のc点の部分の上側の絶縁体保護膜に
検査装置10Bの検知電極14Bを接触させた状態を示
している。
【0055】図6に示すように、高周波用半導体装置5
00の第2の配線金属層のb点の部分の上側の絶縁体保
護膜に検査装置10Aの検知電極14Aを配置し、且
つ、高周波用半導体装置500の第2の配線金属層のc
点の部分の上側の絶縁体保護膜に検査装置10Bの検知
電極14Bを配置することによって、高周波用半導体装
置500の第2の配線金属のb点の部分と、検査装置1
0Aの検知電極14Aと、高周波用半導体装置500の
絶縁体保護膜における上記第2の配線金属のb点の部分
と検査装置10Aの検知電極14Aとの間に介在する部
分とがMIMキャパシタとして機能すると共に、高周波
用半導体装置500の第2の配線金属のc点の部分と、
検査装置10Bの検知電極14Bと、高周波用半導体装
置500の絶縁体保護膜における上記第2の配線金属の
c点の部分と検査装置10Bの検知電極14Bとの間に
介在する部分とがMIMキャパシタとして機能する。
ここで、高周波プローブ380の入力用接点電極384
から高周波用半導体装置500の入力パッド550に信
号を入力すると、高周波用半導体装置500のb点にお
けるRF信号電力の一部が検査装置10Aの検知電極1
4Aに供給され、該RF信号電力を測定することによっ
て、高周波用半導体装置500の高周波増幅回路の前段
ブロックの特性を知ることができる。また、検査装置1
0Aの検知電極14Aから高周波用半導体装置500の
b点の部分にRF信号を入力し、検査装置10Bの検知
電極14Bにより高周波用半導体装置500のc点にお
けるRF信号電力の一部を受け取り、該RF信号電力を
測定することによって、高周波用半導体装置500の高
周波増幅回路の中段ブロックの特性を知ることができ
る。さらに、検査装置10Bの検知電極14Bから高周
波用半導体装置500のc点の部分にRF信号を入力
し、高周波用半導体装置500の出力パッド551にお
けるRF信号電力を測定することによって、高周波用半
導体装置500の高周波増幅回路の後段ブロックの特性
を知ることができる。
【0056】以上のように、第2の実施例に係る検査方
法においては、検査装置10A及び10Bの検知電極1
4A及び14Bを高周波用半導体装置500における第
2の配線金属層の上側の絶縁体保護膜にそれぞれ配置す
ることによって、検知電極と絶縁体保護膜と第2の配線
金属層とによりキャパシタがそれぞれ構成される。これ
により、高周波用半導体装置500の高周波増幅回路と
検査装置10A及び10Bとが高周波的にそれぞれ接続
される。この状態で、いずれかの検査装置の検知電極か
ら高周波用半導体装置500の第2の配線金属層にRF
信号を供給するか、または、いずれかの検査装置の検知
電極により高周波用半導体装置500の第2の配線金属
層からRF信号を受け取ることによって高周波用半導体
装置500の高周波増幅回路の各部分の特性を検査する
ことができる。
【0057】(第3の実施例)以下、本発明の第3の実
施例に係る検査装置及び検査方法について図7及び図8
を参照しながら説明する。ここでは、検査対象となる半
導体装置は図21に示す高周波用半導体装置200と同
様のものである。
【0058】上記第3の実施例に係る検査装置について
説明する。
【0059】図7は上記検査装置20を示しており、
(a)は平面図であり、(b)は(a)におけるC−C
線断面図である。図7において、21は検知電極、22
及び23は接地電極、24は信号伝送路、25は多層セ
ラミック製支持基板である。信号伝送路24は多層セラ
ミック製支持基板25の内部に左右方向へ延びて設けら
れ、検知電極21は多層セラミック製支持基板25の左
端部の下面に設けられ、接地電極22は多層セラミック
製支持基板25の上面全体に設けられ、接地電極23は
多層セラミック製支持基板25における左端部を除く下
面全体に設けられている。また、検知電極21、接地電
極22及び23、信号伝送路24はいずれも金を90%
以上含む合金でできており、検知電極21はその表面に
20μm厚のタングステン合金を接合することにより耐
摩耗性が高められている。さらに、信号伝送路24と検
知電極21とは多層セラミック製支持基板25の左端部
の下面から内部へ向かう導入穴を通じて上記合金により
接続されている。
【0060】図8は以上のように構成された検査装置2
0を用いた上記第3の実施例に係る検査方法を示してお
り、図8において、20は上記第3の実施例に係る検査
装置であり、21は検知電極である。200は図21に
示す高周波用半導体装置と同様のものであり、220は
MIMキャパシタ、250は入力パッド、251は出力
パッドである。380及び381は高周波プローブであ
り、高周波プローブ380は電源用接点電極382と入
力用接点電極384と接地用接点電極386とを備え、
高周波プローブ381は電源用接点電極383と出力用
接点電極385と接地用接点電極387とを備えてい
る。図8は、高周波用半導体装置200の入力パッド2
50に高周波プローブ380の入力用接点電極384を
接触させ且つ高周波用半導体装置200の出力パッド2
51に高周波プローブ381の出力用接点電極385を
接触させ、さらに、高周波用半導体装置200のキャパ
シタ220の上側電極としての第2の配線金属層の上側
の絶縁体保護膜に検査装置20の検知電極21を接触さ
せた状態を示している。測定原理については第1の実施
例と同様である。
【0061】以上のように、第3の実施例に係る検査装
置20及び検査方法においては、検査装置20の検知電
極21を高周波用半導体装置200におけるMIMキャ
パシタ220上の絶縁体保護膜に接触させることによっ
て、検査装置20の検知電極21と高周波用半導体装置
200の絶縁体保護膜とMIMキャパシタ220の上層
の第2の配線金属層とがキャパシタとして機能し、検査
装置20の検知電極21が高周波用半導体装置200の
MIMキャパシタ220からRF信号を受け取ることが
できる。逆に、検査装置20の検知電極21から高周波
用半導体装置200のMIMキャパシタ220にRF信
号を供給することも可能である。これにより、高周波用
半導体装置200の高周波増幅回路の各ブロックまたは
各FETの特性を検査することができる。さらに、多層
セラミック製支持基板25の上下面の接地電極22及び
23によって検査装置20の外部から雑音信号が信号伝
送路24に侵入することを阻止できる。このため、検査
装置20の検知電極21から入出力される信号の純度を
高めることができ、高周波用半導体装置200の検査精
度を高めることができる。
【0062】(第4の実施例)以下、本発明の第4の実
施例に係る検査装置及び検査方法について図9、図1
0、図11及び図12を参照しながら説明する。
【0063】まず、上記第4の実施例に係る検査装置に
ついて説明する。
【0064】図9は上記検査装置30を示しており、
(a)は平面図であり、(b)は(a)におけるD−D
線断面図である。図9において、31及び32は接地電
極、33は信号伝送路、34は貫通孔、35は検知電
極、36はセラミック製支持基板、37はチップコンデ
ンサ、40は半導体チップ、38はボンディングワイヤ
ー、39は遮光性樹脂である。セラミック製支持基板3
6の上面に左右方向へ延びて設けられた信号伝送路33
は信号伝送路33a,33b及び33cに分離され、接
地電極31はセラミック製支持基板36における信号伝
送路33が設けられた部分及び該部分に隣接する部分を
除く上面全体に設けられ、検知電極35はセラミック製
支持基板36の左端部の下面に設けられ、接地電極32
はセラミック製支持基板36における左端部を除く下面
全体に設けられている。また、接地電極31及び32、
信号伝送路33、検知電極35はいずれも金を90%以
上含む合金でできており、検知電極35はその表面に2
0μm厚のタングステンを接合することにより耐摩耗性
が高められている。さらに、信号伝送路33aと検知電
極35とはセラミック製支持基板36の左端部に形成さ
れた貫通孔34を通じて上記合金により接続され、チッ
プコンデンサ37は、その一方の電極が信号伝送路33
aと電気的に接続され、他方の電極が信号伝送路33b
と電気的に接続されている。
【0065】図10は半導体チップ40を示しており、
図10において、41はGaAs基板、42はFET、
43はバイアス抵抗器、44はソース電極に接続された
配線金属、45はドレイン電極に接続された配線金属、
46はゲート電極に接続された配線金属、47はソース
電極パッド、48はドレイン電極パッド、49はゲート
電極パッドである。GaAsFETのゲート幅は100
μm、チップサイズは300μm×150μm、基板厚
さは50μmである。半導体チップ40を図9に示すセ
ラミック製支持基板36に接着し、ゲート電極パッド4
9と信号伝送路33bとを、ドレイン電極パッド48と
測定器に繋がる信号伝送路33cとを、ソース電極パッ
ド47と接地電極31とをそれぞれワイヤーボンディン
グにより接続することにより、検知電極35で検出され
た信号を半導体チップ40で増幅し測定器に伝送するこ
とができる。なお、FET42は遮光性樹脂39で覆わ
れ外部の光の影響を受けないように設計されている。
【0066】次に、以上のように構成された検査装置3
0が適用される高周波用半導体装置について説明する。
【0067】図11は上記高周波用半導体装置600を
示しており、高周波用半導体装置600は図4に示す高
周波増幅回路を半導体基板上に通常の配線幅で形成した
ものである。図11において、630〜632は図4に
示すFET430〜432にそれぞれ対応するFET、
633及び634は抵抗器433及び434に対応する
抵抗器、640〜649はダイオード440〜449に
対応するダイオード、650はRF信号入力端子450
に対応する入力パッド、651はRF信号出力端子45
1に対応する出力パッド、652及び653は電源端子
452に対応する電源パッド、655及び656は接地
端子455に対応する接地パッドである。図中のd点及
びe点の部分は第2の配線金属層で形成され配線幅は通
常の10μmである。
【0068】図12は以上のような高周波用半導体装置
600を検査対象とする第4の実施例に係る検査方法を
示しており、図12において、30A及び30Bは図9
に示す第4の実施例に係る検査装置30と同様のもので
あり、35Aは検査装置30Aの検知電極、35Bは検
査装置30Bの検知電極である。600は図11に示す
高周波用半導体装置であり、650は入力パッド、65
1は出力パッドである。380及び381は高周波プロ
ーブであり、高周波プローブ380は電源用接点電極3
82と入力用接点電極384と接地用接点電極386と
を備え、高周波プローブ381は電源用接点電極383
と出力用接点電極385と接地用接点電極387とを備
えている。図12は、高周波用半導体装置600の入力
パッド650に高周波プローブ380の入力用接点電極
384を接触させ且つ高周波用半導体装置600の出力
パッド651に高周波プローブ381の出力用接点電極
385を接触させ、さらに、高周波用半導体装置600
の第2の配線金属層のd点の部分の上側の絶縁体保護膜
に検査装置30Aの検知電極35Aを接触させ且つ高周
波用半導体装置600の第2の配線金属層のe点の部分
の上側の絶縁体保護膜に検査装置30Bの検知電極35
Bを接触させた状態を示している。測定原理については
第2の実施例と同様である。
【0069】以上のように、第4の実施例に係る検査装
置30及び検査方法においては、チップコンデンサ37
を信号伝送路33内に直列に接続し半導体チップ40を
接地電極31及び信号伝送路33にワイヤーボンディン
グにより接続することによって、微弱な電圧信号を増幅
することができ信号対雑音比(S/N比)の高い信号を
得ることができる。この結果、高周波用半導体装置60
0における通常の配線幅の信号線の信号でも検知するこ
とができる。
【0070】(第5の実施例)以下、本発明の第5の実
施例に係る検査装置について図13及び図14を参照し
ながら説明する。
【0071】図13は上記検査装置50を示しており、
(a)は平面図であり、(b)は(a)におけるE−E
線断面図である。図13において、51及び52は接地
電極、53は信号伝送路、54は貫通孔、55は検知電
極、56はセラミック製支持基板、57はチップコンデ
ンサ、60は半導体チップ、58は金(Au)バンプ、
59は遮光性樹脂である。セラミック製支持基板56の
上面に左右方向へ延びて設けられた信号伝送路53は信
号伝送路53a,53b及び53cに分離され、接地電
極51はセラミック製支持基板56における信号伝送路
53が設けられた部分及び該部分に隣接する部分を除く
上面全体に設けられ、検知電極55はセラミック製支持
基板56の左端部の下面に設けられ、接地電極52はセ
ラミック製支持基板56におけるを左端部を除く下面全
体に設けられている。また、接地電極51及び52、信
号伝送路53、検知電極55及びAuバンプ58はいず
れも金を90%以上含む合金でできており、検知電極5
5はその表面に20μm厚のタングステンを接合するこ
とにより耐摩耗性が高められている。さらに、信号伝送
路53aと検知電極55とはセラミック製支持基板56
の左端部に形成された貫通孔54を通じて上記合金によ
り接続され、チップコンデンサ57は、その一方の電極
が信号伝送路53aと電気的に接続され、他方の電極が
信号伝送路53bと電気的に接続されている。
【0072】図14は半導体チップ60を示しており、
図14において、61はGaAs基板、62はFET、
63はバイアス抵抗器、64はソース電極に接続された
配線金属、65はドレイン電極に接続された配線金属、
66はゲート電極に接続された配線金属、67はソース
電極パッド、68はドレイン電極パッド、69はゲート
電極パッド、58は各電極パッド上に形成されたAuバ
ンプである。GaAsFETのゲート幅は100μm、
チップサイズは300μm×150μm、基板厚さは5
0μmである。半導体チップ60の各電極パッド上にA
uバンプ58を形成した後、半導体チップ60を裏返
し、ゲート電極パッド69と信号伝送路53bとが、ド
レイン電極パッド68と測定器に繋がる信号伝送路53
cとが、ソース電極パッド67と接地電極51とがそれ
ぞれAuバンプ58により接続されるように位置を確認
しながらセラミック製支持基板56に加熱圧着する。な
お、半導体チップ60は遮光性樹脂59で覆われ外部の
光の影響を受けないように設計されている。
【0073】以上のように、第5の実施例に係る検査装
置50においては、チップコンデンサ57を信号伝送路
53内に直列に接続し半導体チップ60を接地電極51
及び信号伝送路53にフリップチップボンディングによ
り接続することによって、ボンディングワイヤーの影響
を受けずに高周波特性の優れた検査装置を実現すること
ができる。
【0074】(第6の実施例)以下、本発明の第6の実
施例に係る検査装置について図15を参照しながら説明
する。
【0075】図15は上記検査装置70を示しており、
(a)は平面図であり、(b)は(a)におけるF−F
線断面図である。図15において、71及び72は接地
電極、73は信号伝送路、74は貫通孔、75は検知電
極、76はセラミック製支持基板、77はMIMキャパ
シタ、60は図14に示す第5の実施例に係る検査装置
の半導体チップと同様の半導体チップ、78はAuバン
プ、79は遮光性樹脂である。セラミック製支持基板7
6の上面に左右方向へ延びて設けられた信号伝送路73
は信号伝送路73a,73b及び73cに分離され、接
地電極71はセラミック製支持基板76における信号伝
送路73が設けられた部分及び該部分に隣接する部分を
除く上面全体に設けられ、検知電極75はセラミック製
支持基板76の左端部の下面に設けられ、接地電極72
はセラミック製支持基板76におけるを左端部を除く下
面全体に設けられており、MIMキャパシタ77は、チ
タン酸ストロンチウムよりなる絶縁層を、金属層として
の信号伝送路73aの右端部及び信号伝送路73bの左
端部で挟んで構成されている。また、接地電極71及び
72、信号伝送路73、検知電極75はいずれも金を9
0%以上含む合金でできており、検知電極75はその表
面に20μm厚のタングステンを接合することにより耐
摩耗性が高められている。さらに、信号伝送路73aと
検知電極75とはセラミック製支持基板76の左端部に
形成された貫通孔74を通じて上記合金により接続され
ている。
【0076】以上のように、第6の実施例に係る検査装
置70は、図13に示す第5の実施例に係る検査装置5
0のチップコンデンサ57をMIMキャパシタ77に置
き換えたものであり、チップコンデンサを用いた場合に
比べて優れた高周波特性を得ることができる。
【0077】(第7の実施例)以下、本発明の第7の実
施例に係る半導体装置及び検査方法について図16、図
17、図18及び図19を参照しながら説明する。ここ
では、検査装置としては図1に示す第1の実施例に係る
検査装置10と同様のものを用いる。
【0078】まず、上記第7の実施例に係る半導体装置
について説明する。
【0079】図16は上記半導体装置700を示してお
り、図16において、701及び702はFET、71
0及び711は抵抗器、720はキャパシタであり、該
キャパシタ720は、半導体基板上に形成された第1の
配線金属層と該第1の配線金属層上に形成された絶縁層
と該絶縁層上に形成された第2の配線金属層とから構成
されるMIMキャパシタであり、上記第2の配線金属層
が上側電極として用いられる。730及び731はイン
ダクタ、750は入力パッド、751は出力パッド、7
52及び753は電源パッド、760は接地パッド、7
70はMIMキャパシタ720上に形成された絶縁体保
護膜の上側に形成されている金属薄膜である。
【0080】図17は以上のように構成された半導体装
置700の等価回路を示しており、図17において、8
01及び802は図16に示すFET701及び702
にそれぞれ対応するFET、810及び811は抵抗器
710及び711にそれぞれ対応する抵抗器であり、こ
れらの抵抗器810及び811によりFET801及び
802のゲート−ソース間バイアス電圧が0Vにそれぞ
れ設定されている。820及び821はキャパシタであ
り、これらのキャパシタ820及び821は信号の低周
波成分及び直流成分を遮断し高周波成分のみを伝達する
ためのものであり、キャパシタ820は図16に示すM
IMキャパシタ720に対応している。830及び83
1は図16に示すインダクタ730及び731にそれぞ
れ対応するインダクタであり、これらのインダクタ83
0及び831はFET801及び802に直流電流をそ
れぞれ与え且つRF信号を電源側に逃がさないためのも
のである。850は図16に示す入力パッド750に対
応するRF信号入力端子、851は出力パッド751に
対応するRF信号出力端子、852及び853は電源パ
ッド752及び753にそれぞれ対応する電源端子、8
60は接地パッド760に対応する接地端子、854は
金属薄膜770に対応する外部端子である。822は、
図16に示すMIMキャパシタ720の上側電極として
の第2の配線金属層と、該第2の配線金属層上の絶縁体
保護膜と、該絶縁体保護膜上の金属薄膜770とによっ
て構成されるキャパシタである。
【0081】次に、以上のように構成された半導体装置
700を検査対象とする上記第7の実施例に係る検査方
法について説明する。
【0082】図18は上記検査方法を示しており、図1
8において、10は図1に示す第1の実施例に係る検査
装置と同様のものであり、14は検知電極である。70
0は上記第7の実施例に係る半導体装置であり、720
はMIMキャパシタ、770は金属薄膜、750は入力
パッド、751は出力パッドである。380及び381
は高周波プローブであり、高周波プローブ380は電源
用接点電極382と入力用接点電極384と接地用接点
電極386とを備え、高周波プローブ381は電源用接
点電極383と出力用接点電極385と接地用接点電極
387とを備えている。図18は、高周波用半導体装置
700の入力パッド750に高周波プローブ380の入
力用接点電極384を接触させ且つ高周波用半導体装置
700の出力パッド751に高周波プローブ381の出
力用接点電極385を接触させ、さらに、高周波用半導
体装置700の金属薄膜770に検査装置10の検知電
極14を接触させた状態を示しており、図17に示す外
部端子854に検査装置10の検知電極14を接続する
ことと等価である。
【0083】図19は図18におけるG−G線断面図で
あり、図19において、10は図1に示す第1の実施例
に係る検査装置と同様のものであり、11は接地電極、
12は信号伝送路、13は貫通孔、14は検知電極、1
5はセラミック製支持基板である。700は図16に示
す第7の実施例に係る高周波用半導体装置であり、72
1は半導体基板、722は該半導体基板721上に形成
された第1の配線金属層、724は該第1の配線金属層
上から半導体基板721上にかけて形成された絶縁層、
723は該絶縁層724上に形成された第2の配線金属
層であり、第1の配線金属層722と第2の配線金属層
723と絶縁層724における第1及び第2の配線金属
層間に介在する部分とからMIMキャパシタ720が構
成されている。725はMIMキャパシタ220上から
絶縁層224上にかけて形成された絶縁体保護膜であ
り、770は該絶縁体保護膜725上に形成された金属
薄膜である。
【0084】以上のように、第7の実施例に係る半導体
装置700においては、半導体装置700のMIMキャ
パシタ720の第2の配線金属層723と、金属薄膜7
70と、絶縁体保護膜725における第2の配線金属層
723と金属薄膜770との間に介在する部分とがキャ
パシタとして機能するため、第1の実施例に比較しては
るかに安定した信号値を得ることができ検査の正確性を
向上させることができる。
【0085】また、第7の実施例に係る検査方法におい
ては、検査装置10の検知電極14を半導体装置700
の金属薄膜770に接触させることによって、検査装置
10の検知電極14の位置ずれによる測定誤差を小さく
することができる。さらに、検査装置10の検知電極1
4を半導体装置700の絶縁体保護膜725に直接接触
させる場合に比べて検知電極14の摩耗を低減すること
ができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
検査装置によると、例えば、検知電極を半導体装置にお
けるMIMキャパシタ上の絶縁体保護膜に接触させ且つ
マイクロストリップ線路の特性インピーダンスを測定系
の特性インピーダンスと整合させることによって、半導
体装置の回路の各部分の高周波信号を正確に測定するこ
とができるため、半導体装置の検査精度を高めることが
できる。
【0087】請求項2の発明の検査装置によると、キャ
パシタが信号伝送路内に直列に接続され高周波増幅用ト
ランジスタが接地電極及び信号伝送路にワイヤーボンデ
ィングにより接続されているため、検知電極が検知した
高周波信号をマイクロストリップ線路において増幅する
ことができるので、微弱な信号でも正確に検出すること
ができる。
【0088】請求項3の発明の検査装置によると、キャ
パシタが信号伝送路内に直列に接続され高周波増幅用ト
ランジスタが接地電極及び信号伝送路にフリップチップ
ボンディングにより接続されているため、ボンディング
ワイヤーの影響を受けずに高周波特性の優れた検査装置
を実現することができる。
【0089】請求項4の発明の検査装置によると、例え
ば、検知電極を半導体装置におけるMIMキャパシタ上
の絶縁体保護膜に接触させることによって半導体装置の
回路の各ブロックまたは各FETの特性を検査すること
ができると共に、絶縁体基板の上下面の第1及び第2の
接地電極によって外部からの雑音信号が遮断されるた
め、検知電極から入出力される信号の純度を高めること
ができ、半導体装置の検査精度を高めることができる。
【0090】請求項5の発明の検査装置によると、キャ
パシタが信号伝送路内に直列に接続され高周波増幅用ト
ランジスタが第1及び第2の接地電極並びに信号伝送路
にワイヤーボンディングにより接続されているため、検
知電極が検知した高周波信号を増幅することができるの
で、微弱な信号でも正確に検出することができる。
【0091】請求項6の発明の検査装置によると、キャ
パシタが信号伝送路内に直列に接続され高周波増幅用ト
ランジスタが第1及び第2の接地電極並びに信号伝送路
にフリップチップボンディングにより接続されているた
め、ボンディングワイヤーの影響を受けずに高周波特性
の優れた検査装置を実現することができる。
【0092】請求項7の発明の検査装置によると、キャ
パシタをMIMキャパシタとし、該MIMキャパシタの
絶縁層を高誘電率材料で形成することによって、周波数
特性の優れた検査装置を実現することができる。
【0093】請求項8の発明の検査方法によると、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
項6または請求項7の検査装置の検知電極を、半導体装
置におけるMIMキャパシタまたは配線層の上側の絶縁
体保護膜に近接または接触させるため、上記検知電極と
上記絶縁体保護膜と上記MIMキャパシタの第2の金属
層または上記配線層とによりキャパシタが構成され、上
記半導体装置の回路と上記検査装置の検知電極とを高周
波的に接続することができる。そして、上記検査装置の
検知電極から高周波信号を入出力するので上記半導体装
置の回路の各部分の特性を検査することができる。
【0094】請求項9の発明の半導体装置によると、M
IMキャパシタの第2の金属層と該第2の金属層上の絶
縁体保護膜と該絶縁体保護膜上の導電膜とによってキャ
パシタを構成することができるため、半導体装置の特性
の検査時に安定した信号値を得ることができ検査の正確
性を向上させることができる。
【0095】請求項10の発明の半導体装置によると、
配線層と該配線層上の絶縁体保護膜と該絶縁体保護膜上
の導電膜とによってキャパシタを構成することができる
ため、半導体装置の特性の検査時に安定した信号値を得
ることができ検査の正確性を向上させることができる。
【0096】請求項11の発明の検査方法によると、請
求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請
求項6または請求項7の検査装置の検知電極を請求項9
または請求項10の半導体装置の絶縁体保護膜上の導電
体膜に近接または接触させるため、検知電極の位置ずれ
による測定誤差を小さくすることができ、さらに、検査
装置の検知電極を半導体装置の絶縁体保護膜に直接接触
させる場合に比べて検知電極の摩耗を低減することがで
きる。
【0097】以上のように、本発明によると、半導体装
置の回路の各部分の特性を正確に検査することができる
検査装置及び検査方法並びに半導体装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る検査装置を示して
おり、(a)は当該検査装置の平面図、(b)は当該検
査装置の断面図である。
【図2】上記第1の実施例に係る検査方法を示す検査装
置及び半導体装置の平面図である。
【図3】上記第1の実施例に係る検査方法を示す検査装
置及び半導体装置の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る検査方法が適用さ
れる半導体装置を示す回路図である。
【図5】上記第2の実施例に係る検査方法が適用される
半導体装置を示す平面図である。
【図6】上記第2の実施例に係る検査方法を示す検査装
置及び半導体装置の平面図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係る検査装置を示して
おり、(a)は当該検査装置の平面図、(b)は当該検
査装置の断面図である。
【図8】上記第3の実施例に係る検査方法を示す検査装
置及び半導体装置の平面図である。
【図9】本発明の第4の実施例に係る検査装置を示して
おり、(a)は当該検査装置の平面図、(b)は当該検
査装置の断面図である。
【図10】上記第4の実施例に係る検査装置のトランジ
スタを示す平面図である。
【図11】上記第4の実施例に係る検査方法が適用され
る半導体装置を示す平面図である。
【図12】上記第4の実施例に係る検査方法を示す検査
装置及び半導体装置の平面図である。
【図13】本発明の第5の実施例に係る検査装置を示し
ており、(a)は当該検査装置の平面図、(b)は当該
検査装置の断面図である。
【図14】上記第5の実施例に係る検査装置のトランジ
スタを示す平面図である。
【図15】本発明の第6の実施例に係る検査装置を示し
ており、(a)は当該検査装置の平面図、(b)は当該
検査装置の断面図である。
【図16】本発明の第7の実施例に係る半導体装置を示
す平面図である。
【図17】上記第7の実施例に係る半導体装置を示す回
路図である。
【図18】上記第7の実施例に係る検査方法を示す検査
装置及び半導体装置の平面図である。
【図19】上記第7の実施例に係る検査方法を示す検査
装置及び半導体装置の断面図である。
【図20】従来の半導体装置を示す回路図である。
【図21】従来の半導体装置を示す平面図である。
【図22】従来の検査方法を示す半導体装置及び高周波
プローブの平面図である。
【符号の説明】
10,10A,10B 検査装置 11 接地電極 12 信号伝送路 13 貫通孔 14,14A,14B 検知電極 15 セラミック製支持基板 20 検査装置 21 検知電極 22,23 接地電極 24 信号伝送路 25 多層セラミック製支持基板 30,30A,30B 検査装置 31,32 接地電極 33 信号伝送路 34 貫通孔 35,35A,35B 検知電極 36 セラミック製支持基板 37 チップコンデンサ 38 ボンディングワイヤー 39 遮光性樹脂 40 半導体チップ 42 電界効果トランジスタ(FET) 50 検査装置 51,52 接地電極 53 信号伝送路 54 貫通孔 55 検知電極 56 セラミック製支持基板 57 チップコンデンサ 58 金(Au)バンプ 59 遮光性樹脂 60 半導体チップ 62 電界効果トランジスタ(FET) 70 検査装置 71,72 接地電極 73 信号伝送路 74 貫通孔 75 検知電極 76 セラミック製支持基板 77 MIMキャパシタ 78 金(Au)バンプ 79 遮光性樹脂 200 高周波用半導体装置 220 MIMキャパシタ 221 半導体基板 222 第1の配線金属層 223 第2の配線金属層 224 絶縁層 225 絶縁体保護膜 500,600,700 高周波用半導体装置 720 MIMキャパシタ 721 半導体基板 722 第1の配線金属層 723 第2の配線金属層 724 絶縁層 725 絶縁体保護膜 770 金属薄膜

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高誘電率材料よりなる絶縁体基板と、導
    電性材料よりなり上記絶縁体基板の上面に設けられてい
    る信号伝送路と、導電性材料よりなり少なくとも上記絶
    縁体基板における上記信号伝送路が設けられた部分を挟
    んで互いに対向する部分の上面に設けられている接地電
    極と、上記信号伝送路と上記接地電極における上記信号
    伝送路を挟んで互いに対向する部分とから構成されるマ
    イクロストリップ線路と、導電性材料よりなり上記絶縁
    体基板の下面に設けられており上記絶縁体基板に形成さ
    れた貫通孔を通じて上記信号伝送路と電気的に接続され
    ている検知電極とを備えていることを特徴とする検査装
    置。
  2. 【請求項2】 上記信号伝送路は第1、第2及び第3の
    信号伝送路に分離され、 上記マイクロストリップ線路は、一方の電極が上記第1
    の信号伝送路と電気的に接続され他方の電極が上記第2
    の信号伝送路と電気的に接続されているキャパシタと、
    各電極が上記接地電極、上記第2の信号伝送路または上
    記第3の信号伝送路とワイヤーボンディングにより電気
    的に接続され高周波信号を増幅するトランジスタとを有
    していることを特徴とする請求項1記載の検査装置。
  3. 【請求項3】 上記信号伝送路は第1、第2及び第3の
    信号伝送路に分離され、 上記マイクロストリップ線路は、一方の電極が上記第1
    の信号伝送路と電気的に接続され他方の電極が上記第2
    の信号伝送路と電気的に接続されているキャパシタと、
    各電極が上記接地電極、上記第2の信号伝送路または上
    記第3の信号伝送路とフリップチップボンディングによ
    り電気的に接続され高周波信号を増幅するトランジスタ
    とを有していることを特徴とする請求項1記載の検査装
    置。
  4. 【請求項4】 高誘電率材料よりなる絶縁体基板と、導
    電性材料よりなり上記絶縁体基板の内部に設けられてい
    る信号伝送路と、導電性材料よりなり上記絶縁体基板の
    下面に設けられており上記絶縁体基板の下面から内部へ
    向かう導入穴を通じて上記信号伝送路と電気的に接続さ
    れている検知電極と、導電性材料よりなり上記絶縁体基
    板の上面全体に設けられている第1の接地電極と、導電
    性材料よりなり上記絶縁体基板における上記検知電極が
    設けられた部分及び該部分に隣接する部分を除く下面全
    体に設けられている第2の接地電極とを備えていること
    を特徴とする検査装置。
  5. 【請求項5】 上記信号伝送路は第1、第2及び第3の
    信号伝送路に分離されており、 一方の電極が上記第1の信号伝送路と電気的に接続され
    他方の電極が上記第2の信号伝送路と電気的に接続され
    ているキャパシタと、各電極が上記第1の接地電極、上
    記第2の接地電極、上記第2の信号伝送路または上記第
    3の信号伝送路とワイヤーボンディングにより電気的に
    接続され高周波信号を増幅するトランジスタとを備えて
    いることを特徴とする請求項4記載の検査装置。
  6. 【請求項6】 上記信号伝送路は第1、第2及び第3の
    信号伝送路に分離されており、 一方の電極が上記第1の信号伝送路と電気的に接続され
    他方の電極が上記第2の信号伝送路と電気的に接続され
    ているキャパシタと、各電極が上記第1の接地電極、上
    記第2の接地電極、上記第2の信号伝送路または上記第
    3の信号伝送路とフリップチップボンディングにより電
    気的に接続され高周波信号を増幅するトランジスタとを
    備えていることを特徴とする請求項4記載の検査装置。
  7. 【請求項7】 上記キャパシタの一方及び他方の電極は
    金属層であり、 上記キャパシタは、上記金属層と、高誘電率材料よりな
    り上記金属層間に介在する絶縁層とから構成されるMI
    Mキャパシタであることを特徴とする請求項2、請求項
    3、請求項5または請求項6記載の検査装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板上に形成された第1の金属
    層、該第1の金属層上に形成された絶縁層及び該絶縁層
    上に形成された第2の金属層から構成されるMIMキャ
    パシタと該MIMキャパシタ上に形成された絶縁体保護
    膜とを備えている半導体装置、または、半導体基板上に
    形成された配線層と該配線層上に形成された絶縁体保護
    膜とを備えている半導体装置を検査する検査方法であっ
    て、 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、
    請求項6または請求項7の検査装置の検知電極を上記半
    導体装置の絶縁体保護膜に近接または接触させ、上記検
    査装置の検知電極から上記半導体装置のMIMキャパシ
    タもしくは配線層に高周波信号を供給するか、または、
    上記検査装置の検知電極により上記半導体装置のMIM
    キャパシタもしくは配線層から高周波信号を受け取るこ
    とによって上記半導体装置の高周波特性を検査すること
    を特徴とする検査方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板上に形成された第1の金属
    層、該第1の金属層上に形成された絶縁層及び該絶縁層
    上に形成された第2の金属層から構成されるMIMキャ
    パシタと、該MIMキャパシタ上に形成された絶縁体保
    護膜と、導電性材料よりなり上記絶縁体保護膜上に形成
    された導電体膜とを備えていることを特徴とする半導体
    装置。
  10. 【請求項10】 半導体基板上に形成された配線層と、
    該配線層上に形成された絶縁体保護膜と、導電性材料よ
    りなり上記絶縁体保護膜上に形成された導電体膜とを備
    えていることを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6または請求項7の検査装置の
    検知電極を請求項9または請求項10の半導体装置の導
    電体膜に近接または接触させ、上記検査装置の検知電極
    から上記半導体装置のMIMキャパシタもしくは配線層
    に高周波信号を供給するか、または、上記検査装置の検
    知電極により上記半導体装置のMIMキャパシタもしく
    は配線層から高周波信号を受け取ることによって上記半
    導体装置の高周波特性を検査することを特徴とする検査
    方法。
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