JPH06295830A - 内燃機関用点火コイル装置 - Google Patents

内燃機関用点火コイル装置

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Publication number
JPH06295830A
JPH06295830A JP5083582A JP8358293A JPH06295830A JP H06295830 A JPH06295830 A JP H06295830A JP 5083582 A JP5083582 A JP 5083582A JP 8358293 A JP8358293 A JP 8358293A JP H06295830 A JPH06295830 A JP H06295830A
Authority
JP
Japan
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module
coil
transformer
coil case
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP5083582A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Inagaki
正博 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06295830A publication Critical patent/JPH06295830A/ja
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】小型化して組み立てを容易にすると共に、スイ
ッチング手段を内蔵したモジュールが保護されるように
した内燃機関用点火コイル装置を提供する。 【構成】上方を開口したコイルケース12の内部に、側面
に接続端子161 、162 を突設した端子板15を有する昇圧
トランス14を挿入設定し、ケース12内にトランス14が埋
設される程度に樹脂を注入する。ケース12の開口部に
は、スイッチング手段を内蔵したモジュール19を対設す
るもので、このモジュール19にはコイルケース12への挿
入時ガイドとされる脚体221 、222 を突設し、また端子
161 、162に噛合せ結合される接続端子201 、202 を設
けるもので、モジュール19の装着と共に脚体221 、222
が樹脂17中に埋設され、接続端子161 、162 と201 、20
2 が接続されるようにする。その後、注型樹脂が熱硬化
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スイッチング手段を
内蔵するモジュールが効果的に保護されるようにした内
燃機関用点火コイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関に設定される点火栓に対して点
火用高圧電源を供給する点火コイル装置にあっては、点
火信号を形成するスイッチング機能を有するモジュール
を備えるもので、このモジュールからの点火信号をトラ
ンスによって昇圧して点火栓に供給するようにしてい
る。したがって、点火コイル部にあっては昇圧のための
トランスとモジュールが一体的に組み立てられる構成と
なっている。
【0003】図4は従来の点火コイル装置の断面構造を
示すもので、上方を開口したコイルケース51の内部に1
次コイル52および2次コイル53によって構成されたトラ
ンス54が収納される。そして、このコイルケース51の開
口部に対応してスイッチング回路を内蔵したモジュール
55を設定し、このモジュール55とトランス54との間が適
宜ターミナル同志のはんだ付けにて電気的に接続されて
いるもので、この状態でコイルケース51の内部には樹脂
56が注入されている。
【0004】この樹脂56はトランス54とコイルケース51
との隙間部分を充填して、このトランス54がケース51内
で安定して絶縁保護されるようにして保持されるように
すると共に、モジュール55をもターミナルが保護される
ようにして保持するようにしている。
【0005】しかし、この様に構成される点火コイル装
置にあっては、モジュール55が注型樹脂56によって埋め
込まれた状態にある。モジュール55は回路素子を樹脂等
によってモールドして構成されているものであるが、こ
のモジュール55と注型樹脂56とでは加熱されたときの線
膨脹係数が相違するものであり、したがってこの線膨脹
係数の差によって、熱が作用したときに応力がモジュー
ル55に対して作用し、モジュール55の寿命を縮めるよう
になる問題を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な点に鑑みなされたもので、熱が作用したような場合に
おいてもモジュールに対して不要な応力が作用されない
ようにして、このモジュールの信頼性が確実に確保され
るようにするものであり、さらに組み立て時における作
業性が効果的に改善されるようにした内燃機関用点火コ
イル装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る内燃機関
用点火コイル装置は、一方の面が開口されたコイルケー
スの内部に、1次コイルおよび2次コイルを備えたトラ
ンスを収納するようにするものであり、このトランスの
前記コイルケースの開口部に向けて電源用および点火信
号用のトランス側接続端子を突設形成する。また、前記
コイルケースの開口部を蓋するようにスイッチング手段
を内蔵したモジュールを設定し、このモジュールを前記
開口部に嵌め込んだ状態で、前記トランス側接続端子に
それぞれ噛合わせ接続されるようにした電源用および点
火信号用のモジュール側接続端子を突設するものであ
り、さらに前記モジュールに前記コイルケースの内方に
向けて側方に係止部を備えた取付け用脚体を突設するも
ので、前記コイルケース内には前記モジュール部に接触
しない範囲で樹脂が注入されてるようにする。
【0008】
【作用】この様に構成される内燃機関用点火コイル装置
によれば、コイルケースの内部に注型樹脂を注入した後
に、このコイルケースの開口部を塞ぐようにモジュール
を設定すれば、このモジュールの電源用および点火信号
用の端子がトランスの該当端子と噛み合わせ接続され
る。また同時に、モジュールに突設した脚体が注型樹脂
の中に埋設されるようになり、したがって熱を加えるこ
とによりこの注型樹脂を硬化すれば、モジュールはトラ
ンスに接続された状態で強固に固定保持される。この場
合、注型樹脂はモジュールに接触されることがなく、特
にモジュールを覆うような状態とはならないものである
ため、熱によって樹脂が膨脹したような場合においても
モジュールに不要な応力が作用することがなく、モジュ
ールを破壊するようなことがない。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1ないし図3において、点火コイル本体11
は絶縁物によって構成したコイルケース12を備え、この
コイルケース12の下方には、図示しない点火栓に高圧点
火信号を結合するための高圧出力端子ガ取り付けられた
高圧タワー13が一体的に設けられている。
【0010】コイルケース12は、例えば上方を開口した
箱状体によって構成されているもので、このコイルケー
ス12の内部には、1次コイル141 および2次コイル142
によって構成された昇圧トランス14が、上部開口を介し
て挿入設定される。ここで、詳細は図示していないが、
トランス14の2次コイル142 からの出力線が高圧タワー
13部の出力端子に対して電気的に接続されている。
【0011】トランス14のケース12の一方の側壁に対向
する面には、端子板15が取り付け設定されているもの
で、この端子板15にはトランス14の1次コイル141 に接
続されるようにして電源用接続端子161 および点火信号
用接続端子162 が、ケース12の側壁に向けて突設されて
いる。
【0012】この接続端子161 および162 は、例えば黄
銅等の電気導電性を有する金属板によって構成され、そ
の板面がトランス14のケース12の開口からの挿入方向と
一致するように設定されている。そして、この様にコイ
ルケース12の内部にトランス14が挿入設定された状態
で、このコイルケース12の内部には溶解した状態の注型
樹脂17が図2で示すライン18まで、すなわちトランス14
が埋設される状態となるまで注入され、トランス14とコ
イルケース12の内面との間が樹脂17によって充填される
ようにする。
【0013】この様にして注型樹脂17が注入されたなら
ば、コイルケース12の開口部をスイッチング手段を内蔵
したモジュール19によって覆う。すなわち、このモジュ
ール19はコイルケース12の開口部の蓋として作用するよ
うになるもので、このモジュール19からは下方のコイル
ケース12の内部方向に向けて、電源用および点火信号接
続端子201 および202 を突設する。
【0014】この接続端子201 および202 は、接続端子
161 および162 と同様に黄銅等の電気導電性を有する金
属板によって構成されるもので、モジュール19をケース
12の開口部に設定するときに、接続端子161 および162
がそれぞれ挟み込まれるようにしたスリット211 および
212 を備えている。すなわち、トランス14をコイルケー
ス12の内部に挿入設定した状態でモジュール19をケース
12の開口部に設定すれば、接続端子161 および162 それ
ぞれに対して接続端子201 および202 が噛み合うように
なり、相互に電気的に強固に接続されるようになる。
【0015】ここで、この実施例では接続端子201 およ
び202 に対してスリット211 および212 を形成したが、
このスリットは接続端子161 および162 側に形成するよ
うにしてもよい。要するに、モジュール19をコイルケー
ス12に装着した状態で、モジュール19の接続端子201 お
よび202 が、トランス14の接続端子161 および162 に噛
み合い接続されるようにすればよい。
【0016】また、モジュール19のコイルケース12の内
部方向に対応する下面には、樹脂を成形加工することに
よって構成した複数の脚体221 、222 、…が突設され
る。この脚体221 、222 、…には、それぞれ下方で外側
横方向に向けて爪231 、232 、…が突設されているもの
で、これらの爪231 、232 、…のそれぞれ先端がコイル
ケース12の内面に接触して、モジュール19をコイルケー
ス12の開口面に対応して装着する際のガイド機構として
も作用するようにしている。
【0017】これらの脚体221 、222 、…はコイルケー
ス12の内部に注入した樹脂17の内部に埋設され、この樹
脂17が熱硬化されたときに爪231 、232 、…が硬化され
た樹脂17に埋設されて、モジュール19が強固に固定保持
されるようにする。この脚体221 、222 、…は、硬化さ
れた樹脂17中でこの樹脂17によって脚体221 、222 、…
が固定されるものであればよいもので、特に爪ではなく
側面に切り込みを形成するような構造でもよい。なお、
注入された樹脂17の上面であるライン18は、組み込まれ
たモジュール19に対して接触されない位置に設定され
る。
【0018】モジュール19には、コイルケース12と反対
側の上面に露出するようにしてアルミニウム板等による
放熱板24が設けられているものであり、また側方に突設
されるようにしてコネクタ部25が設けられ、このコネク
タ部25を介してモジュール19に点火指令信号が入力され
るようにしている。
【0019】この様に構成される点火コイル装置は、コ
イルケース12に対して昇圧トランス14を挿入設定した状
態で、樹脂17をライン18まで注入することによって、ト
ランス14がケース12内で絶縁状態で保持されるようにな
る。この状態で、モジュール19をその脚体221 、222 、
…によるガイド機構に沿ってケース12に装着すると、脚
体221 、222 、…が樹脂17の内部に埋設されると共に、
接続端子201 、202 が接続端子161 、162 にそれぞれ噛
み合い、電気的に且つ機械的に強固に接続されて、この
接続部が樹脂17中に埋設されるようになる。この様にし
てモジュール19がケース12に装着された後に、熱によっ
て注型樹脂17を硬化することにより、トランス14はケー
ス12内に強固に絶縁保持されると共に、このトランス14
とモジュール19とは電気的にも安定して接続設定された
状態となる。この場合、モジュール19の放熱板24は外気
に露出されているものであるため、充分な冷却効果が設
定されている。
【0020】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る内燃機関用
点火コイル装置によれば、トランスを保護するようにな
注型樹脂は、モジュールに接触されることがないもので
あるため、このモジュールを構成するモールド樹脂と線
膨脹係数に差があっても、モジュールに対して不要な応
力が作用することがない。したがって、モジュールを破
壊するような問題の発生が確実に排除できる。また、コ
イルケースに対してトランスを取り付けた後に樹脂を注
入し、その後モジュールが組み付けられるようにするこ
とができるものであるため、樹脂を注入するための特別
のスペースを設定する必要がなく、組み立て工程の簡易
化と共に小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る内燃機関用点火コイ
ル装置を分解した状態で示す斜視図。
【図2】上記点火コイル装置の一部を切り欠いて示した
図。
【図3】同じく上記点火コイル装置を他の面から見た
図。
【図4】従来の点火コイル装置を説明する断面構成図。
【符号の説明】
11…点火コイル本体、12…コイルケース、13…高圧タワ
ー部、14…トランス、141 、142 …1次および2次コイ
ル、15…端子板、161 、162 、201 、202 …接続端子、
17…注型樹脂、18…充填ライン、19…モジュール、211
、212 、…スリット、221 、222 、…脚体、231 、232
、…爪、24…放熱板、25…コネクタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火栓に接続される高圧出力端子が取り
    付け設定され、一方の面が開口されたコイルケースと、 このコイルケース内に挿入設定され、前記出力端子が接
    続されるようにした1次コイルおよび2次コイルを備え
    たトランスと、 このトランスの前記コイルケースの開口部に向けて突設
    形成された電源用および点火信号用のトランス側接続端
    子と、 前記コイルケースの開口部を蓋するように構成された、
    スイッチング手段を内蔵したモジュールと、 このモジュールに前記コイルケースの内方に向けて突設
    され、前記モジュールを前記コイルケースの開口部に設
    定した状態で前記トランス側接続端子にそれぞれ噛合わ
    せ接続されるようようにした電源用および点火信号用の
    モジュール側接続端子と、 前記モジュールに前記コイルケースの内方に向けて突設
    され、側方に係止部を備えた取付け用脚体とを具備し、 前記コイルケース内には前記モジュール部に接触しない
    範囲で樹脂が注入されて前記脚体がこの樹脂に埋設され
    ることによって固定保持されるようにしたことを特徴と
    する内燃機関用点火コイル装置。
JP5083582A 1993-04-09 1993-04-09 内燃機関用点火コイル装置 Pending JPH06295830A (ja)

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JP (1) JPH06295830A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007250642A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Toyo Denso Co Ltd 小型軽量のプラグトップ直結型点火コイル装置
JP2008010625A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007250642A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Toyo Denso Co Ltd 小型軽量のプラグトップ直結型点火コイル装置
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