JPH06295538A - ディスク記録媒体のフォーマット方法及びデータ書込み方法 - Google Patents

ディスク記録媒体のフォーマット方法及びデータ書込み方法

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JPH06295538A
JPH06295538A JP10740893A JP10740893A JPH06295538A JP H06295538 A JPH06295538 A JP H06295538A JP 10740893 A JP10740893 A JP 10740893A JP 10740893 A JP10740893 A JP 10740893A JP H06295538 A JPH06295538 A JP H06295538A
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JP10740893A
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Natsuhiro Gotou
夏弘 後藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の欠陥管理領域に同ーの欠陥管理情報が
記録される書き換え可能なディスク記録媒体のフォ−マ
ット時のフォ−マット動作の中断等により発生するフォ
−マット不全媒体の誤使用の防止またはフォ−マット不
全の検出、及びデ−タの書込み時の書込み異常による後
発欠陥リスト領域の情報の破壊の防止または検出を目的
とする。 【構成】 フォ−マット動作の最初にすべての欠陥管理
領域を消去することにより、殆んどの場合フォ−マット
動作が中断しても欠陥管理情報がすべて消去された状態
でフォ−マット不全になり、誤って使用できないように
する。デ−タの書込み時にエラ−が発生した場合に、1
つを残して他のすべての欠陥管理領域の後発欠陥リスト
領域に不良セクタ−及び交代セクタ−に関する情報を書
き込み、更新された後発欠陥リスト情報を互いに比較し
てその結果により残りの1つの欠陥管理領域の後発欠陥
リスト領域に同情報を書き込むことにより、すべての後
発欠陥リスト情報が破壊されるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書き換え可能なディス
ク記録媒体のフォ−マット方法及びデ−タ書込み方法に
関し、詳細には、複数の欠陥管理領域に、常時にユ−ザ
のデ−タが書き込まれる常用領域と、常用領域で書込み
エラ−が発生したときにその欠陥領域の代りに使用され
る交代処理領域が書き込まれるディスク定義構造領域
と、フォ−マット時の検査で検出された欠陥領域が登録
される初期欠陥リスト領域と、デ−タの書込み時にエラ
−が発生した常用領域の領域とその代りに使用された交
代処理領域が登録される後発欠陥リスト領域を含む欠陥
管理情報が書き込まれる書き換え可能なディスク記録媒
体のフォ−マット方法及びデ−タ書込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気ディスクなどの書き換え可
能なディスク記録媒体を使用する情報記録再生装置が広
く使用されつつある。図3は、代表的な光磁気式情報記
録再生装置を示す。同図において、符号1はディスク記
録媒体、2はディスク記録媒体1を回転させるモ−タ
2、3はモ−タ2の回転を制御する回転制御部、4は半
導体レ−ザ−素子及び磁気ヘッドが組み込まれた光磁気
ヘッド、5は光磁気ヘッド4を半径方向に移動させるア
クチュエ−タ制御部、6は消去及び書込み時に光磁気ヘ
ッド4内の磁気ヘッドを駆動し、読出し時に光磁気ヘッ
ド4内の半導体レ−ザ−素子を駆動するヘッド駆動部、
7は読出し時に光磁気ヘッド4内の受光素子の出力から
信号を検出する信号検出部、8はCPUを内蔵し装置全
体を制御するドライブコントロ−ラ、9はドライブコン
トロ−ラ8が各種の処理を行うために使用するROM,
RAMなどから構成されるメモリである。
【0003】このような記録再生装置において、新しい
ディスク記録媒体を使用するときは、フォ−マットを行
わなければならない。また既にデ−タが記録されている
ディスク記録媒体をフォ−マットすることにより、新し
いディスク記録媒体と同様の無記録のディスク記録媒体
にして使用することもできる。ディスク記録媒体の記録
面には、記録面上の基本的な位置情報であるトラック番
号及びセクタ−番号が予めピット(穴)で書き込まれて
いる。フォ−マット動作は、このディスク記録媒体の記
録面の所定の領域に、後述する欠陥管理情報を書き込む
ことである。
【0004】図4は直径90mmのISO(国際標準機
構)標準規格の記録媒体のフォ−マットを示す。同図に
示すように、記録面の最内周部(トラック −16〜−
1)と最外周部(トラック10000〜10015)は
バッファトラックとして使用され、トラック0〜999
9が書換領域として使用される。書換領域の最初の3ト
ラック(0〜2)と最後の3トラック(9997〜99
99)には、それぞれ2つずつ4つの欠陥管理領域DM
A(Defect Management Area)
1〜4が置かれ、各DMAには同ーの欠陥管理情報が書
き込まれる。読書き領域の残りの部分(トラック3〜9
996)が、ユ−ザがデ−タを書き込むことができるユ
−ザ領域になる。各DMAの先頭のセクタ−は、図5に
示すように、ディスク定義構造(Disk Defin
ition Structur)領域1〜4として使用
される。DDS領域に書込まれるDDS情報は、図6に
示すように、常用領域及び交代処理領域の位置を示す情
報と、後述する初期欠陥リスト領域及び後発欠陥リスト
領域の位置を示す情報を含む。
【0005】常用領域は常時にユ−ザのデ−タの書き込
みに使用される領域であり、交代処理領域は常用領域で
エラ−が発生した場合にその代りに使用される予備の領
域である。ユ−ザ領域を常用領域と交代処理領域に分け
る分け方には、ユ−ザ領域を1つの常用領域と1つの交
代処理領域の組(グル−プ)に分ける方法と、ユ−ザ領
域を複数の常用領域と交代処理領域の組に分ける方法が
ある。図7に、グル−プ数が1の場合と4の場合を示
す。初期欠陥リスト(Primary Defect
List)領域は、フォ−マット時に行われる読書き領
域(トラック0〜9999)の検査でエラ−が検出され
た不良セクタ−を登録するための領域である。PDL領
域に書き込まれる情報の内容を図8に示す。後発欠陥リ
スト(Secondary Defect List)
領域は、デ−タの書き込み時にエラ−が発生したセクタ
−の位置を登録するための領域である。SDL領域に書
き込まれる情報の内容を図9に示す。DDS領域は各D
MA領域の先頭のセクタ−とすることが決められている
が、PDL領域及びSDL領域は先頭セクタ−以外であ
れば各DMA内のどのセクタ−でもよい。
【0006】ディスク記録媒体を上記のようにフォ−マ
ットとするための従来のフォ−マット動作は、図10に
示すように、読書き領域のトラックに対して内周(トラ
ック0)から順に消去・書込み(Erase Writ
e)を行い、その後に内周のトラックから順にセクタ−
ごとに読出し・検査(Read Verify)を行
い、不良セクタ−の有無を調べる。次に内周のDMAか
ら順にDDS情報、PDL情報、SDL情報が書き込ま
れる。このとき先の検査でエラ−が検出された不良セク
タ−の位置がPDL領域に書き込まれる。ところがこの
方法では、フォ−マット中に電源が切られるなどの何等
かの原因でフォ−マット作業が中断されると、内周のD
MAのDDS、PDL及びSDL情報は消されているの
に、外側のDMAのDDS、PDL及びSDL情報は消
されずに残っていることがある。光磁気ディスク記録媒
体の記録再生装置は、読み出し動作時に4つのDDS領
域のうち1つでも読めれば動作するので、フォ−マット
不全のディスク記録媒体が誤って使用される恐れがあ
る。また書き込み時にエラ−が発生した場合には、図1
0に示すように、内周のDMAのSDL領域から順にそ
の不良セクタ−の位置が登録される。ところがこの方法
では、書込みエラ−がディスク記録媒体の欠陥でなく書
込み条件の異常に起因する場合には、その異常な状態で
SDL領域への書き込みが行われると、SDL情報が4
つとも破壊されてしまう恐れがある。
【0007】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、複数の欠陥管理領域に、常時にユ−ザのデ−タが書
き込まれる常用領域と常用領域で書込みエラ−が発生し
たときにその欠陥領域の代りに使用される交代処理領域
が書き込まれるディスク定義構造領域と、フォ−マット
時の検査で検出された欠陥領域が登録される初期欠陥リ
スト領域と、デ−タの書込み時にエラ−が発生した常用
領域の領域とその代りに使用された交代処理領域が登録
される後発欠陥リスト領域を含む欠陥管理情報が書き込
まれる書き換え可能なディスク記録媒体のフォ−マット
時のフォ−マット動作の中断等により発生するフォ−マ
ット不全媒体の誤使用の防止またはフォ−マット不全の
検出、及びデ−タの書込み時の書込み異常による後発欠
陥リスト領域の情報の破壊の防止または検出を目的とす
る。
【0008】
【発明の構成】上記目的を達成する為本願第1の発明
は、複数の欠陥管理領域に、常時にユ−ザのデ−タが書
き込まれる常用領域と常用領域で書込みエラ−が発生し
たときにその欠陥領域の代りに使用される交代処理領域
が書き込まれるディスク定義構造領域と、フォ−マット
時の検査で検出された欠陥領域が登録される初期欠陥リ
スト領域と、デ−タの書込み時にエラ−が発生した常用
領域の領域とその代りに使用された交代処理領域が登録
される後発欠陥リスト領域を含む欠陥管理情報が書き込
まれる書き換え可能なディスク記録媒体のフォ−マット
方法であって、フォ−マット開始後最初にすべての欠陥
管理領域の欠陥管理情報を消去してから、ディスク記録
媒体の読書き領域の消去・書込み、読出し・検査、及び
欠陥管理領域への必要な欠陥管理情報の書込みを行うこ
とを特徴するフォーマット方法である。このフォ−マッ
ト方法によれば、フォ−マット動作が中断されたときデ
ィスク記録媒体は殆の場合すべての欠陥管理領域の情報
が消された状態でフォ−マット不全になるので、フォ−
マット不全の媒体が知らずに使用される可能性がきわめ
て小さくなる。
【0009】本願第2の発明は、複数(m個)の欠陥管
理領域に、常時にユ−ザのデ−タが書き込まれる常用領
域と常用領域で書込みエラ−が発生したときにその欠陥
領域の代りに使用される交代処理領域が書き込まれるデ
ィスク定義構造領域と、フォ−マット時の検査で検出さ
れた欠陥領域が登録される初期欠陥リスト領域と、デ−
タの書込み時にエラ−が発生した常用領域の領域とその
代りに使用された交代処理領域が登録される後発欠陥リ
スト領域を含む欠陥管理情報が書き込まれる書き換え可
能なディスク記録媒体のフォ−マット方法であって、す
べての欠陥管理領域に必要な欠陥管理情報を書き込んだ
後に各欠陥管理領域のディスク定義構造領域及び初期欠
陥リスト領域の内容を互いに比較し、適宜に選定した数
(n、m≧n>1)以上のディスク定義構造領域及び初
期欠陥リスト領域の内容がー致しているときは正常終了
とし、そうでないときはエラ−とすることを特徴とする
フォ−マット方法である。
【0010】本願第3の発明は、複数(m個)の欠陥管
理領域に、常時にユ−ザのデ−タが書き込まれる常用領
域と常用領域で書込みエラ−が発生したときにその欠陥
領域の代りに使用される交代処理領域が書き込まれるデ
ィスク定義構造領域と、フォ−マット時の検査で検出さ
れた欠陥領域が登録される初期欠陥リスト領域と、デ−
タの書込み時にエラ−が発生した常用領域の領域とその
代りに使用された交代処理領域が登録される後発欠陥リ
スト領域を含む欠陥管理情報が書き込まれる書き換え可
能なディスク記録媒体のフォ−マット方法であって、m
−1個の欠陥管理領域に欠陥管理情報を書き込んだ時点
で、欠陥管理情報が書き込まれた欠陥管理領域のディス
ク定義構造領域及び初期欠陥リスト領域の内容を互いに
比較し、適宜に選定した数(n、m−1≧n>1)以上
のディスク定義構造領域及び初期欠陥リスト領域の内容
が互いにー致しているときは残りの1つの欠陥管理領域
に欠陥管理情報の書込みを行って正常終了とし、そうで
ないときはエラ−とすることを特徴とするフォ−マット
方法である。これらの2つのフォ−マット方法によれ
ば、フォ−マット動作の中断及び他の異常によるフォ−
マット不全を検出できる。
【0011】本願第4の発明は、複数(m個)の欠陥管
理領域に、常時にユ−ザのデ−タが書き込まれる常用領
域と常用領域で書込みエラ−が発生したときにその欠陥
領域の代りに使用される交代処理領域が書き込まれるデ
ィスク定義構造領域と、フォ−マット時の検査で検出さ
れた欠陥領域が登録される初期欠陥リスト領域と、デ−
タの書込み時にエラ−が発生した常用領域の領域とその
代りに使用された交代処理領域が登録される後発欠陥リ
スト領域を含む欠陥管理情報が書き込まれる書き換え可
能なディスク記録媒体のデ−タ書込み方法であって、デ
−タの書込み時にエラ−が発生した場合に、m−1個の
欠陥管理領域の後発欠陥リスト領域に常用領域のエラ−
の発生した領域及びその代りに使用された交代処理領域
の領域を登録した時点で、それらの更新された後発欠陥
リスト領域の内容を比較し、適宜に選定した数(n、m
−1≧n>1)以上の後発欠陥リスト領域の内容が互い
にー致しているときは残りの1つの欠陥管理領域の後発
欠陥リスト領域に前記情報の書込みを行って正常終了と
し、そうでないときはエラ−とすることを特徴とするデ
−タ書込み方法である。このデ−タ書込み方法によれ
ば、書込みエラ−がディスク記録媒体面の欠陥でなく書
込み条件の異常に起因する場合に、その異常な状態で後
発欠陥リスト領域への書込みが行われることによりすべ
ての後発欠陥リスト領域の内容が破壊されてしまうのを
防止できる。
【0012】本願第5の発明は、複数(m個)の欠陥管
理領域に、常時にユ−ザのデ−タが書き込まれる常用領
域と常用領域で書込みエラ−が発生したときにその欠陥
領域の代りに使用される交代処理領域が書き込まれるデ
ィスク定義構造領域と、フォ−マット時の検査で検出さ
れた欠陥領域が登録される初期欠陥リスト領域と、デ−
タの書込み時にエラ−が発生した常用領域の領域とその
代りに使用された交代処理領域が登録される後発欠陥リ
スト領域を含む欠陥管理情報が書き込まれる書き換え可
能なディスク記録媒体のデ−タ書込み方法であって、デ
−タの書込み時にエラ−が発生した場合に、すべての欠
陥管理領域の後発欠陥リスト領域に常用領域のエラ−の
発生した領域及びその代りに使用された交代処理領域の
領域を登録し、それらの更新された後発欠陥リスト領域
の内容を互いに比較し、適宜に選定した数(n、m≧n
>1)以上の後発欠陥リスト領域の内容が互いにー致し
ているときは書込みを正常終了とし、そうでないときは
エラ−とすることを特徴とするデ−タ書込み方法。この
デ−タ書込み方法によれば、後発欠陥リスト領域内容に
不ー致が生じたときこれを検出することができるので、
後発欠陥リスト領域の内容がー致しないディスク記録媒
体がそのまま使用されるのを防止できる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。図1
は本発明のディスク記録媒体のフォ−マット方法の1実
施例を示す。同図に示すように、フォ−マット開始後、
まず内周及び外周のDMAを消去する。次に不良セクタ
−の検出を行うために、内周DMA、ユ−ザ領域、外周
DMAの順に、読書き領域のすべてのトラックに対して
消去・書込み(Erase Write)を行う。書込
み終了後、書き込まれたデ−タの読出し・検査(Rea
dVerify)を行い、各セクタ−ごとに欠陥の有無
を調べる。次に、内周及び外周の4つのDMA1〜4に
DMA情報の書き込みを行う。このときPDL領域に
は、エラ−が検出されたセクタ−の位置を表す情報を登
録する。次にDMA1〜4のDDS及びPDLの内容を
互いに比較し、適宜に選定した数(本実施例では3)以
上のDDS及びPDLの内容がー致していたときはフォ
−マットの終了を報告し、そうでないときはエラ−信号
を発信する。
【0014】このようにフォ−マット開始後最初にすべ
てのDMA情報の消去を行うようにすると、DMA情報
の消去に要する時間は消去・書込みに要する時間に較べ
てずっと短いこと、フォ−マットの開始直後であるため
誤ってフォ−マット動作を中断させるような行為が行わ
れる可能性が小さいこと等により、DMA情報の消去中
にフォ−マット動作が中断される可能性は極めて小さい
ので、たとえフォ−マット動作が中断された場合にも、
殆んどの場合すべてのDMA情報が消された状態のフォ
−マット不全になる。したがってフォ−マット不全のデ
ィスク記録媒体が、知らずに使用されるのを防止でき
る。また最後に、すべてのDMAに欠陥管理情報を書き
込んだ後に各DMAのDDS領域及びPDL領域の内容
を互いに比較し、適宜に選定した数n(n≦m、ただし
mはDMA領域の数)以上のDDS領域及びPDL領域
の内容が互いにー致するときは正常とし、そうでないと
きはエラ−とすることにより、フォ−マットの中断及び
書込み条件の異常などによるフォ−マットの不全を検出
することができる。
【0015】またこの実施例では、フォ−マット動作の
最初にすべてのDMA情報の消去を行い、フォ−マット
動作の最後にDDS情報及びPLD情報のー致検査を行
っているが、どちらか1つだけを行うようにしてもよ
い。さらにこの実施例では、すべてのDMAに欠陥管理
情報を書き込んだ後に各DMAのDDS領域及びPDL
領域の内容を互いに比較してー致検査をしているが、m
個(本実施例では4個)のDMAのうちm−1個に欠陥
管理情報を書き込んだ時点で、欠陥管理情報が書き込ま
れたDMAのDDS領域及びPDL領域の内容を互いに
比較し、適宜に選定した数n(n≦m−1)以上のDD
S領域及びPDL領域の内容が互いにー致しているとき
は残りの1つのMDAへの欠陥管理情報の書込みを行っ
て正常終了とし、そうでないときはエラ−とするように
してもよい。
【0016】図2は、本発明によるディスク記録媒体へ
のデ−タの書込み方法の1実施例を示す。図示のよう
に、ディスク記録媒体へのデ−タの書込み時に書込みエ
ラ−が発生した場合に、まず内周の2つのDMA1と2
及び外周の1つのDMA3のSDL領域、すなわち4つ
うち3つのSDL領域に、常用領域の書込みエラ−が発
生したセクタ−とそのセクタ−の代りに使用された交代
処理領域のセクタ−を示す情報を書き込む。次にこれら
の書込みを行ったSDL領域の内容を互いに比較して、
そのうち2つ以上のSDL領域の内容がー致していると
きは残りの1つのSDL領域に他のSDL領域に書き込
まれたのと同じ情報を書き込む。2つ以上ー致しなけれ
ば、エラ−信号を発信する。このデ−タ書込み方法によ
れば、書込みエラ−がディスク記録媒体面の欠陥でなく
書込み条件の異常に起因する場合に、その異常な状態で
SDL領域への書込みが行われることによりすべてのS
DL領域の内容が破壊されてしまうのを防止できる。
【0017】またm個のDMAすべてのSDLを更新し
た後に各DMAのSDLの内容を互いに比較し、適宜に
選定した数n(m≧n)以上のSDLの内容が互いにー
致しているときは正常終了とし、そうでないときはエラ
−信号を発信するようにしてもよい。このデ−タ書込み
方法によれば、後発欠陥リスト領域内容に不ー致が生じ
たときこれを検出することができるので、後発欠陥リス
ト領域の内容がー致しないディスク記録媒体がそのまま
使用されるのを防止できる。
【0018】【発明の効果]以上のように、本発明のフ
ォ−マット方法によれば、フォ−マット動作の中断によ
り発生したフォ−マット不全の記録媒体が知らずに使用
される可能性がきわめて小さくなる。またフォ−マット
の中断及びその他の原因(書込み条件の異常など)によ
りフォ−マット不全が発生したときそれを検出すること
ができる。また本発明のデ−タ書込み方法によれば、デ
−タ書込み時にエラ−が発生したとき、そのエラ−が書
込み条件の異常により発生した場合に、SDL領域の内
容の異常の検出及び破壊の防止ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク記録媒体のフォ−マット方法
の1実施例の説明図。
【図2】本発明のディスク記録媒体へのデ−タの書込み
方法の1実施例の説明図。
【図3】光磁気ディスクの記録再生装置の構成の1例を
示す説明図。
【図4】直径90 のISO(国際標準機構)標準規格
の記録媒体のフォ−マットを示す説明図。
【図5】各DMA内のDDS,PDL,SDL領域の位
置を示す説明図。
【図6】DDS情報の内容を示す図。
【図7】ユ−ザ領域を常用領域と交代処理領域に分ける
分割方法の説明図。
【図8】PDL情報の内容を示す図。
【図9】SDL情報の内容を示す図。
【図10】従来のフォ−マット方法の説明図。
【図11】従来のデ−タ書込み方法の説明図。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の欠陥管理領域に、常時にユ−ザの
    デ−タが書き込まれる常用領域と、該常用領域で書込み
    エラ−が発生したときにその欠陥領域の代りに使用され
    る交代処理領域が書き込まれるディスク定義構造領域
    と、フォ−マット時の検査で検出された欠陥領域が登録
    される初期欠陥リスト領域と、デ−タの書込み時にエラ
    −が発生した常用領域の領域とその代りに使用された交
    代処理領域が登録される後発欠陥リスト領域を含む欠陥
    管理情報が書き込まれる書き換え可能なディスク記録媒
    体のフォ−マット方法であって、フォ−マット開始後最
    初にすべての欠陥管理領域の欠陥管理情報を消去してか
    ら、ディスク記録媒体の読書き領域の消去・書込み、読
    出し・検査、及び欠陥管理領域への必要な欠陥管理情報
    の書込みを行うことを特徴するフォ−マット方法。
  2. 【請求項2】 複数(m個)の欠陥管理領域に、常時に
    ユ−ザのデ−タが書き込まれる常用領域と、該常用領域
    で書込みエラ−が発生したときにその欠陥領域の代りに
    使用される交代処理領域が書き込まれるディスク定義構
    造領域と、フォ−マット時の検査で検出された欠陥領域
    が登録される初期欠陥リスト領域と、デ−タの書込み時
    にエラ−が発生した常用領域の領域とその代りに使用さ
    れた交代処理領域が登録される後発欠陥リスト領域を含
    む欠陥管理情報が書き込まれる書き換え可能なディスク
    記録媒体のフォ−マット方法であって、すべての欠陥管
    理領域に必要な欠陥管理情報を書き込んだ後に各欠陥管
    理領域のディスク定義構造領域及び初期欠陥リスト領域
    の内容を互いに比較し、適宜に選定した数(n、m≧n
    >1)以上のディスク定義構造領域及び初期欠陥リスト
    領域の内容がー致しているときは正常終了とし、そうで
    ないときはエラ−とすることを特徴とするフォ−マット
    方法。
  3. 【請求項3】 複数(m個)の欠陥管理領域に、常時に
    ユ−ザのデ−タが書き込まれる常用領域と、該常用領域
    で書込みエラ−が発生したときにその欠陥領域の代りに
    使用される交代処理領域が書き込まれるディスク定義構
    造領域と、フォ−マット時の検査で検出された欠陥領域
    が登録される初期欠陥リスト領域と、デ−タの書込み時
    にエラ−が発生した常用領域の領域とその代りに使用さ
    れた交代処理領域が登録される後発欠陥リスト領域を含
    む欠陥管理情報が書き込まれる書き換え可能なディスク
    記録媒体のフォ−マット方法であって、m−1個の欠陥
    管理領域に欠陥管理情報を書き込んだ時点で、欠陥管理
    情報が書き込まれた欠陥管理領域のディスク定義構造領
    域及び初期欠陥リスト領域の内容を互いに比較し、適宜
    に選定した数(n、m−1≧n>1)以上のディスク定
    義構造領域及び初期欠陥リスト領域の内容が互いにー致
    しているときは残りの1つの欠陥管理領域に欠陥管理情
    報の書込みを行って正常終了とし、そうでないときはエ
    ラ−とすることを特徴とするフォ−マット方法。
  4. 【請求項4】 複数(m個)の欠陥管理領域に、常時に
    ユ−ザのデ−タが書き込まれる常用領域と、該常用領域
    で書込みエラ−が発生したときにその欠陥領域の代りに
    使用される交代処理領域が書き込まれるディスク定義構
    造領域と、フォ−マット時の検査で検出された欠陥領域
    が登録される初期欠陥リスト領域と、デ−タの書込み時
    にエラ−が発生した常用領域の領域とその代りに使用さ
    れた交代処理領域が登録される後発欠陥リスト領域を含
    む欠陥管理情報が書き込まれる書き換え可能なディスク
    記録媒体のデ−タ書込み方法であって、デ−タの書込み
    時にエラ−が発生した場合に、m−1個の欠陥管理領域
    の後発欠陥リスト領域に常用領域のエラ−の発生した領
    域及びその代りに使用された交代処理領域の領域を登録
    した時点で、それらの更新された後発欠陥リスト領域の
    内容を比較し、適宜に選定した数(n、m−1≧n>
    1)以上の後発欠陥リスト領域の内容が互いにー致して
    いるときは残りの1つの欠陥管理領域の後発欠陥リスト
    領域に前記情報の書込みを行って正常終了とし、そうで
    ないときはエラ−とすることを特徴とするデ−タ書込み
    方法。
  5. 【請求項5】 複数(m個)の欠陥管理領域に、常時に
    ユ−ザのデ−タが書き込まれる常用領域と、該常用領域
    で書込みエラ−が発生したときにその欠陥領域の代りに
    使用される交代処理領域が書き込まれるディスク定義構
    造領域と、フォ−マット時の検査で検出された欠陥領域
    が登録される初期欠陥リスト領域と、デ−タの書込み時
    にエラ−が発生した常用領域の領域とその代りに使用さ
    れた交代処理領域が登録される後発欠陥リスト領域を含
    む欠陥管理情報が書き込まれる書き換え可能なディスク
    記録媒体のデ−タ書込み方法であって、デ−タの書込み
    時にエラ−が発生した場合に、すべての欠陥管理領域の
    後発欠陥リスト領域に常用領域のエラ−の発生した領域
    及びその代りに使用された交代処理領域の領域を登録
    し、それらの更新された後発欠陥リスト領域の内容を互
    いに比較し、適宜に選定した数(n、m≧n>1)以上
    の後発欠陥リスト領域の内容が互いにー致しているとき
    は書込みを正常終了とし、そうでないときはエラ−とす
    ることを特徴とするデ−タ書込み方法。
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