JPH06294369A - リターダ装置 - Google Patents

リターダ装置

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JPH06294369A
JPH06294369A JP8466093A JP8466093A JPH06294369A JP H06294369 A JPH06294369 A JP H06294369A JP 8466093 A JP8466093 A JP 8466093A JP 8466093 A JP8466093 A JP 8466093A JP H06294369 A JPH06294369 A JP H06294369A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、自動車等の車両に使用されるリタ
ーダ装置に関し、高価なDC−DCコンバータを使用す
ることなく、一般的な車両電装品への電気供給をも可能
にすることを目的とする。 【構成】 機関駆動系に装着され、そのステータが高圧
巻線3eと低圧巻線3dとから成る二重巻線構造を有す
るかご形多相誘導機3と、高圧バッテリ5と、機関電装
品用の低圧バッテリ9と、高圧巻線3e及び高圧バッテ
リ9を使用してかご形多相誘導機3を機関運転状態によ
り電動機又は発電機として機能させる第1制御手段4,
20と、低圧巻線3d及び低圧バッテリ9を使用してか
ご形多相誘導機3を機関運転状態により発電機として機
能させる第2制御手段8,20、とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両に使用
されるリターダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−207907号公報には、機
関クランクシャフトと変速機との間に直列に配置された
かご形多相誘導機と、インバータを介してこの誘導機の
ステータ側に電気的に接続されたバッテリとを具備し、
機関制動時にこの誘導機により電気制動すると共に、そ
れを発電機として機能させ、機械的エネルギを電気エネ
ルギに変換してバッテリを充電し、機関始動時及び加速
時にこの充電された電気エネルギを利用してこの誘導機
を電動機として機能させ、スタータ及び加速アシスト装
置として使用するリターダ装置が記載されている。この
リターダ装置のかご形多相誘導機は、機関始動時及び加
速時に直接クランクシャフトを回転させるために、高ト
ルクを発生するものでなければならず、高電圧駆動誘導
機が使用され、バッテリの電圧もそれに合わせて高電圧
とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術におい
て、車両におけるヘッドライト等の電装品は、一般的な
直流低電圧仕様であり、前述のバッテリ電圧を降圧させ
るためのDC−DCコンバータが必要である。このコン
バータは高価なものであり、リターダ装置のコストを大
幅に増加させる。
【0004】従って、本発明の目的は、高価なDC−D
Cコンバータを使用することなく、一般的な車両電装品
への電気供給をも可能にするリターダ装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるリターダ装
置は、機関駆動系に装着され、そのステータが高圧巻線
と低圧巻線とから成る二重巻線構造を有するかご形多相
誘導機と、高圧バッテリと、機関電装品用の低圧バッテ
リと、前記高圧巻線及び前記高圧バッテリを使用して前
記かご形多相誘導機を機関運転状態により電動機又は発
電機として機能させる第1制御手段と、前記低圧巻線及
び前記低圧バッテリを使用して前記かご形多相誘導機を
機関運転状態により発電機として機能させる第2制御手
段、とを具備することを特徴とする。
【0006】
【作用】前述のリターダ装置は、機関駆動系に装着され
たかご形多相誘導機のステータが、高圧巻線と低圧巻線
とから成る二重巻線構造を有し、第1制御手段が高圧巻
線及び高圧バッテリを使用してかご形多相誘導機を機関
運転状態により電動機又は発電機として機能させ、第2
制御手段が低圧巻線及び機関電装品用の低圧バッテリを
使用してかご形多相誘導機を機関運転状態により発電機
として機能させる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明によるリターダ装置の構成を
示す概略図である。同図において、1はエンジン、2は
変速機、3は両者の間に直列に配置されたかご形三相誘
導機である。この誘導機3は、その断面を示す図2に示
すように、その回転軸3fの一端部が機関クランクシャ
フトに、また他端部が変速機2(図示せず)へそれぞれ
直結されている。回転軸3f回りに配置されるロータ鉄
心3aには、かご形巻線3bが装着され、またステータ
鉄心3cには、低圧巻線3d及び高圧巻線3eが装着さ
れている。
【0008】誘導機3の高圧巻線3eは、第1インバー
タ4を介して、直流の高圧バッテリ5とそれと並列に配
置された抵抗器6及びその通電を制御するチョッパ7へ
電気的に接続され、また低圧巻線3dは、第2インバー
タ8を介して直流の低圧バッテリ9へ電気的に接続され
ている。第2インバータ8と低圧バッテリ9との間に
は、コンタクタ10が設けられている。この低圧バッテ
リ9は、車両の電装品へ電気を供給するためのものであ
る。第2インバータ8は、トランジスタ及びダイオード
から成り、充電側に制御される時、低圧巻線3dで発生
した交流電圧を直流電圧に変換して低圧バッテリ9へ充
電することを可能にすると共に、逆に放電側に制御され
る時、低圧バッテリ9の電圧を低圧巻線3dへ印加する
ことを可能にするものである。第1インバータ4も同様
なものであるが、さらに高圧巻線3eに印加する電圧及
び周波数を変化させて発生する磁束及び誘導機トルクを
変化させることができるものである。
【0009】機関運転状態により、第1及び第2インバ
ータ4,8、チョッパ7、コンタクタ10を制御するた
めの制御装置20が設けられ、この制御装置20には、
高圧バッテリ5の電圧Vh及び電流I1、低圧バッテリ
9の電圧Vl、高圧巻線3eの電流I2、誘導器3のロ
ータ回転数すなわち機関回転数N、変速器2のギヤ比
i、エンジン1の点火信号S1、及び車両におけるアク
セル開度θ、ブレーキ油圧p、イグニッションオン信号
S2、スタータオン信号S3、車速v、ブレーキスイッ
チ信号S4等が入力される。
【0010】制御装置20による前述の制御は、図3に
示すメインフローチャートに従って行われる。このメイ
ンフローチャートは、イグニッションがオンされると、
すなわちイグニッションオン信号S2が入力されると同
時に実行され、イグニッションがオフされるまで、すな
わちイグニッションオン信号S2が入力されなくなるま
で繰り返されるものである。まず、ステップ101にお
いて、スタータスイッチオン信号S3が入力されている
かどうかが判断される。この判断が否定される時はステ
ップ102に進み、機関回転数Nがゼロであるかどうか
が判断される。この判断が肯定される時、すなわち機関
始動前であり、ステップ101に戻る。また、この判断
が否定される時、すなわち機関始動完了後であり、ステ
ップ103に進む。
【0011】ステップ103において、機関回転数Nが
N1以上N2以下であるかどうか、すなわち機関アイド
ル運転状態を示す所定範囲内であるかどうかが判断され
る。この判断が否定される時ステップ104に進み、ア
クセル開度の増加量Δθが機関加速運転状態を示す値θ
1以上であるかどうかが判断される。この判断が否定さ
れる時ステップ105に進み、ブレーキスイッチ信号S
4が入力されているか、すなわち運転者によりブレーキ
が踏まれているかどうかが判断される。
【0012】ステップ101における判断が肯定される
時、運転者が機関始動を意図している時であり、ステッ
プ108において機関始動時制御が実行される。またス
テップ103における判断が肯定される時、機関アイド
ル運転状態であり、ステップ109において機関アイド
ル時制御が実行される。またステップ104における判
断が肯定される時、機関加速運転状態であり、ステップ
110において機関加速時制御が実行される。またステ
ップ105における判断が肯定される時、機関制動中で
あり、ステップ111において機関制動時制御が実行さ
れる。またステップ101から105における判断がす
べて否定される時、機関定常運転状態であり、前述の機
関制動時制御でチョッパ7がオンされている可能性があ
るために、ステップ106においてそれをオフした後、
ステップ107において機関定常時制御が実行される。
【0013】機関始動時制御は図4に示すフローチャー
トに従って行われる。この制御は、誘導器3を電動機と
して機能させ、スタータとして使用するための制御であ
る。まずステップ201において、機関回転数Nがゼロ
であるかどうかが判断される。この判断が肯定される時
ステップ202に進み、高圧バッテリ5の現在の電圧V
hが誘導器3をスタータとして駆動できる最低電圧V1
以上であるかどうかが判断される。
【0014】この判断が肯定される時ステップ203に
進み、コンタクタ10がオフされる。これは、通常、第
2インバータ8が充電側に制御されており、誘導機3を
スタータとして使用する時に負荷となるこの充電を停止
するためである。次にステップ204において、誘導機
3の高圧巻線3eに発生する磁束φがその最大値φMA X
となるように第1インバータ4を制御すると共に、ステ
ップ205において、誘導機3の機関回転数Nに応じた
最適トルクTを算出し、ステップ206において、誘導
機3にこのトルクTを発生させるためのパルス信号をベ
クトル演算して第1インバータ4に与え誘導機3を電動
機として機能させる。
【0015】次にステップ207において、機関回転数
Nが機関アイドル運転状態を示す最低回転数N1以上で
あるかどうかが判断され、この判断が否定される時、ス
テップ202に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
一方ステップ207における判断が肯定される時、機関
始動が完了したために、ステップ208に進み、高圧巻
線3eへの電圧印加を停止して、メインフローチャート
に戻る。
【0016】また、ステップ202における判断が否定
される時、すなわち高圧バッテリ5の現在の電圧Vhが
最低電圧V1未満の時、ステップ209に進み、コンタ
クタ10がオンされ、ステップ210において、誘導機
3の低圧巻線3dと高圧巻線3eとがトランスのように
構成されていることを利用して、第1インバータ4が充
電側に、また第2インバータ8が放電側に制御され、低
圧バッテリ9から高圧バッテリ5への充電が行われる。
次にステップ211において、高圧バッテリ5の現在の
電圧Vhがその最大電圧VMAX 未満であるかどうかが判
断され、この判断が肯定される時はステップ210の充
電が持続され、この判断が否定されるとステップ212
に進み、この充電が停止される。
【0017】また、ステップ101における判断が否定
される時、すなわち機関アイドル運転状態であるにもか
かわらず、依然としてスタータスイッチがオンされてい
る時はそのままメインフローチャートに戻る。このよう
な機関始動時制御により、誘導機3を高電圧電動機とし
て使用し、発生する高トルクによって、機関クランクシ
ャフトを直接駆動することができ、確実な機関始動が実
現される。それにより、一般的なスタータは不要にな
る。
【0018】機関アイドル時制御は図5に示すフローチ
ャートに従って行われる。この制御は、誘導機3を電動
機として機能させ、機関アイドル時の機関振動を抑制す
るためのものである。まずステップ301において、コ
ンタクタ10がオンとされる。それにより、通常、充電
側に制御されている第2インバータ8を介して低圧バッ
テリ9の充電が実行される。次にステップ302におい
て、この充電電圧が電装品の許容電圧未満の所定電圧V
eとなるように機関回転数Nを考慮して高圧巻線3eに
より発生する磁束φを算出し、その値が誘導機3の高圧
巻線3eに発生するように第1インバータ4を制御す
る。
【0019】次にステップ303に進み、エンジン1の
点火信号S1が入力されたかどうかが判断される。この
判断が肯定される時、ステップ304においてカウント
値mはゼロに設定され、この判断が否定される時、ステ
ップ305にジャンプし、カウント値mは1だけ増加さ
れる。すなわち、カウント値mは、任意の気筒の点火か
ら次に爆発行程を迎える気筒の点火までの経過時間を示
している。次にステップ306に進み、機関振動周期と
は逆相のトルクを誘導機3に高圧巻線3eを使用して発
生させるために、カウント値m及び機関回転数Nを基
に、現在発生すべきトルクTを算出し、ステップ307
において、誘導機3にこのトルクTを発生させるための
パルス信号をベクトル演算して第1インバータ4に与え
誘導機3を電動機として機能させ、メインフローチャー
トに戻る。このような機関アイドル時制御により、アイ
ドル時の機関振動は抑制されるために、アイドル回転数
を低く抑えることが可能になり、燃費を低減することが
できる。またそれと同時に低圧バッテリ9の充電が実現
される。
【0020】機関加速時制御は図6に示すフローチャー
トに従って行われる。この制御は、誘導機3を電動機と
して機能させ、車両の加速をアシストするためのもので
ある。この加速アシストは、機関発生トルクが比較的低
い時に実行されるものであり、まずステップ401にお
いて、現在の車速vが機関低トルク運転の所定速度vl
以下であるかどうかが判断される。この判断が否定され
る時、誘導機3によって加速アシストをすることはでき
ず、そのままメインフローチャートへ戻る。
【0021】またステップ401における判断が肯定さ
れる時、ステップ402に進み、高圧バッテリ5の現在
の電圧Vhが加速アシストを可能とする最低電圧V2以
上であるかどうかが判断され、この判断が否定される時
も加速アシストは不可能であり、そのままメインフロー
チャートへ戻る。ステップ402における判断が肯定さ
れる時、負荷となる低圧バッテリ9への充電を中止する
ために、ステップ403においてコンタクタ10はオフ
される。
【0022】次にステップ404において、変速機2の
ギヤ比iと機関回転数Nを基に誘導機3により発生すべ
きトルクTを計算し、ステップ405において、誘導機
3にこのトルクTを発生させるためのパルス信号をベク
トル演算して第1インバータ4に与え誘導機3を電動機
として機能させ、加速アシストを実行してメインフロー
チャートに戻る。
【0023】機関制動時制御は図7に示すフローチャー
トに従って行われる。この制御は、誘導機3を発電機と
して機能させ、車両の制動性能を高めると共に、従来ブ
レーキ熱として排出されていた機械的エネルギを両バッ
テリ5,9へ電気エネルギとして回収するためのもので
ある。まずステップ501において、車速vが比較的速
い所定速度v2以上であるかどうかが判断される。この
判断が肯定される時、低圧巻線3dにより発生する電圧
が電装品の許容電圧Veを越える可能性があり、低圧バ
ッテリ9への充電を中止するためにステップ502にお
いてコンタクタ10はオフされる。
【0024】次にステップ503において、最大の制動
力を得るために誘導機3の高圧巻線3eに発生する磁束
φが最大値φMAX となるように第1インバータ4を制御
し、ステップ504において、ブレーキ油圧p及び変速
機2のギヤ比iを基に誘導機3で発生する最適トルク−
Tを計算し、ステップ505において、高圧バッテリ5
の過充電を防止するために、余剰電流を抵抗器6の発熱
により排出させるべく、高圧バッテリ5の電圧Vhを基
にチョッパ7のデューティ比σが計算される。
【0025】次にステップ506において、このデュー
ティ比σを基にチョッパ7を制御し、ステップ507に
おいて、前述の最適トルク−Tを発生させるためのパル
ス信号をベクトル演算して第1インバータ4に与え誘導
機3を発電機として機能させ、メインフローチャートへ
戻る。
【0026】一方、ステップ501における判断が否定
される時、低圧バッテリ9への充電も可能となるため
に、ステップ508に進みコンタクタ10はオンされ
る。次にステップ509において、この充電電圧が電装
品の許容電圧未満の所定電圧Veとなるように機関回転
数Nを考慮して高圧巻線3eにより発生する磁束φを算
出し、ステップ504以降の処理が実行される。
【0027】機関定常時制御は図8に示すフローチャー
トに従って行われる。この制御は、誘導機3を発電機と
して機能させ、両バッテリ5,9を充電するためのもの
である。まずステップ601において、低圧バッテリ9
への充電を行うためにコンタクタ10はオンされ、ステ
ップ602において、この充電電圧が電装品の許容電圧
未満の所定電圧Veとなるように機関回転数Nを考慮し
て高圧巻線3eにより発生する磁束φを算出する。
【0028】次にステップ603において、高圧バッテ
リ5の電圧Vhが満充電時の電圧V MAX 未満であるかど
うかが判断される。この判断が否定される時ステップ6
04に進み、高圧バッテリ5への充電は不要であるため
に、キャパシタ電流Iはゼロに設定され、またステップ
603における判断が肯定される時、キャパシタ電流I
はその電圧値応じた値に設定される。次にステップ60
5において、磁束φ及びキャパシタ電流Iとなるような
パルス信号をベクトル演算して第1インバータ4に与え
誘導機3を発電機として機能させ、メインフローチャー
トへ戻る。この制御において、もちろん、低圧バッテリ
9の電圧が満充電時の電圧に達していれば、この充電を
中止すべく、コンタクタ10をオフすることも可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】このように、本発明によるリターダ装置
によれば、機関駆動系に装着されたかご形多相誘導機に
おけるステータが、高圧巻線と低圧巻線とから成る二重
巻線構造を有し、第1制御手段が高圧巻線及び高圧バッ
テリを使用してかご形多相誘導機を機関運転状態により
電動機又は発電機として機能させるために、従来と同様
な機関制動時における電気制動及びその時に高圧バッテ
リに充電された電気エネルギを利用しての機関始動時及
び加速時におけるスタータ及び加速アシスト機能が実現
されると共に、第2制御手段が低圧巻線及び低圧バッテ
リを使用してかご形多相誘導機を機関運転状態により発
電機として機能させるために、電装品への電気供給は、
この低圧バッテリを使用して行うことができ、従来必要
とされていた高価なDC−DCコンバータは不要とな
り、リターダ装置のコストアップを防止することができ
る。また、従来の高圧バッテリは、電装品への電気供給
も担当していたために、かなり容量の大きなものであっ
たが、本発明に使用される高圧バッテリは、機関始動時
等に数十秒だけ誘導機へ通電できればよく、その容量を
かなり小さなものとすることができる。また、コンデン
サでも代用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリターダ装置の構成を示す概略図
である。
【図2】図1のリターダ装置に使用されるかご形三相誘
導機の断面図である。
【図3】リターダ装置の制御のためのメインフローチャ
ートである。
【図4】機関始動時制御のためにフローチャートであ
る。
【図5】機関アイドル時制御のためにフローチャートで
ある。
【図6】機関加速時制御のためにフローチャートであ
る。
【図7】機関制動時制御のためにフローチャートであ
る。
【図8】機関定常時制御のためにフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…エンジン 2…変速機 3…誘導機 3d…低圧巻線 3e…高圧巻線 4…第1インバータ 5…高圧バッテリ 6…抵抗器 8…第2インバータ 9…低圧バッテリ 20…制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関駆動系に装着され、そのステータが
    高圧巻線と低圧巻線とから成る二重巻線構造を有するか
    ご形多相誘導機と、高圧バッテリと、機関電装品用の低
    圧バッテリと、前記高圧巻線及び前記高圧バッテリを使
    用して前記かご形多相誘導機を機関運転状態により電動
    機又は発電機として機能させる第1制御手段と、前記低
    圧巻線及び前記低圧バッテリを使用して前記かご形多相
    誘導機を機関運転状態により発電機として機能させる第
    2制御手段、とを具備することを特徴とするリターダ装
    置。
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