JPH06293829A - ポリ(n−アシルアルキレンイミン)系重合体の製造方法 - Google Patents

ポリ(n−アシルアルキレンイミン)系重合体の製造方法

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JPH06293829A
JPH06293829A JP22330891A JP22330891A JPH06293829A JP H06293829 A JPH06293829 A JP H06293829A JP 22330891 A JP22330891 A JP 22330891A JP 22330891 A JP22330891 A JP 22330891A JP H06293829 A JPH06293829 A JP H06293829A
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poly
acylalkyleneimine
oxazoline
oxazine
polymer
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JP22330891A
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Takeshi Atsugi
剛 厚木
Itsuo Namikata
逸男 南方
Masaru Hirose
勝 広瀬
Naoki Katada
直樹 片田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/37Polymers
    • C11D3/3703Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C11D3/3723Polyamines or polyalkyleneimines

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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】置換もしくは無置換の2−オキサゾリン系化合
物及び/又は2−オキサジン系化合物を重合開始剤の存
在下で重合した後、得られる反応物中のイオン性不純物
及び/又は該反応物にアルカリ剤を添加した溶液中に生
成するイオン性不純物を電気透析法を用いて除去する工
程を有することを特徴とするポリ(N−アシルアルキレ
ンイミン)系重合体の製造方法。 【効果】本発明の製造方法によれば、イオン性不純物の
除去に電気透析法を用いることにより廃水量を少なくす
ることができ回収率も向上するなど、簡易かつ工業的有
利に行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低刺激性皮膚洗浄剤と
して有用なポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合
体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
ポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体は、2−
オキサゾリン系化合物又は2−オキサジン系化合物等を
重合して得られるが、不純物として重合開始剤断片由来
や製造過程で生成する塩類等が多量に不純物として存在
する。このような不純物が多量に存在すると、他の界面
活性剤との配合時の安定性が悪化することや、皮膚洗浄
剤としての低刺激性の低下など製品の品質上の問題が生
ずる。従って、この様な不純物を除去することは洗浄剤
としての商品化においては非常に重要な事項となってく
る。
【0003】従来より脱塩方法として陽イオン交換樹
脂、陰イオン交換樹脂を利用するイオン交換樹脂法が知
られているが、イオン交換樹脂法は多量の樹脂及び交換
水を要すること、樹脂の再生工程を要すること、樹脂中
に有機物が含有されやすく回収率が低下するといった欠
点を有し、工業的にはあまり有利な方法ではない。従っ
て、本発明の目的はこのような従来の問題点に着目して
なされたものであり、簡易にかつ工業的有利に不純物を
除去する工程を有するポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)系重合体の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決するために鋭意研究した結果、電気透析法を用いる
ことにより簡易にかつ工業的有利にポリ(N−アシルア
ルキレンイミン)系重合体を製造することができること
を見い出し、本発明を完成するに到った。すなわち、本
発明の要旨は、置換もしくは無置換の2−オキサゾリン
系化合物及び/又は2−オキサジン系化合物を重合開始
剤の存在下で重合した後、得られる反応物中のイオン性
不純物及び/又は該反応物にアルカリ剤を添加した溶液
中に生成するイオン性不純物を電気透析法を用いて除去
する工程を有することを特徴とするポリ(N−アシルア
ルキレンイミン)系重合体の製造方法に関する。
【0005】本発明におけるポリ(N−アシルアルキレ
ンイミン)系重合体の製造に用いるモノマーは、置換も
しくは無置換の2−オキサゾリン系化合物及び/又は2
−オキサジン系化合物が用いられる。ここで、2−オキ
サゾリン系化合物としては、例えば2−オキサゾリン、
2−メチル−2−オキサゾリン、2−エチル−2−オキ
サゾリン、2−プロピル−2−オキサゾリン、2−ブチ
ル−2−オキサゾリン、2−ペンチル−2−オキサゾリ
ン、2−ヘキシル−2−オキサゾリン、2−ヘプチル−
2−オキサゾリン、2−オクチル−2−オキサゾリン、
2−ノニル−2−オキサゾリン、2−デシル−2−オキ
サゾリン、2−ウンデシル−2−オキサゾリン、2−ド
デシル−2−オキサゾリン、2−トリデシル−2−オキ
サゾリン、2−テトラデシル−2−オキサゾリン、2−
ペンタデシル−2−オキサゾリン、2−ヘキサデシル−
2−オキサゾリン、2−ヘプタデシル−2−オキサゾリ
ン、2−オクタデシル−2−オキサゾリン、2−ノナデ
シル−2−オキサゾリン、2−エイコシル−2−オキサ
ゾリン、2−ヘンエイコシル−2−オキサゾリン、2−
ドコシル−2−オキサゾリン、2−ベンジル−2−オキ
サゾリン、2−フェニル−2−オキサゾリン、2−ナフ
チル−2−オキサゾリン、2−アンスリル−2−オキサ
ゾリン、2−ピレニル−2−オキサゾリン、2−ペリレ
ニル−2−オキサゾリン等が挙げられる。
【0006】また、2−オキサジン系化合物としては例
えば、2−オキサジン、2−メチル−2−オキサジン、
2−エチル−2−オキサジン、2−プロピル−2−オキ
サジン、2−ブチル−2−オキサジン、2−ペンチル−
2−オキサジン、2−ヘキシル−2−オキサジン、2−
ヘプチル−2−オキサジン、2−オクチル−2−オキサ
ジン、2−ノニル−2−オキサジン、2−デシル−2−
オキサジン、2−ウンデシル−2−オキサジン、2−ド
デシル−2−オキサジン、2−トリデシル−2−オキサ
ジン、2−テトラデシル−2−オキサジン、2−ペンタ
デシル−2−オキサジン、2−ヘキサデシル−2−オキ
サジン、2−ヘプタデシル−2−オキサジン、2−オク
タデシル−2−オキサジン、2−ノナデシル−2−オキ
サジン、2−エイコシル−2−オキサジン、2−ヘンエ
イコシル−2−オキサジン、2−ドコシル−2−オキサ
ジン、2−ベンジル−2−オキサジン、2−フェニル−
2−オキサジン、2−ナフチル−2−オキサジン、2−
アンスリル−2−オキサジン、2−ピレニル−2−オキ
サジン、2−ペリレニル−2−オキサジン等が挙げられ
る。
【0007】本発明に用いられる重合開始剤としては、
硫酸アルキルエステル、スルホン酸アルキルエステル、
ハロゲン化アルキルまたは強酸が使用でき、具体的には
ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、ジプロピル硫酸、ジブチ
ル硫酸、p−トルエンスルホン酸、p−トルエンスルホ
ン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エチル、p−トル
エンスルホン酸プロピル、p−トルエンスルホン酸ブチ
ル、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオロメタ
ンスルホン酸メチル、トリフルオロメタンスルホン酸エ
チル、トリフルオロメタンスルホン酸プロピル、トリフ
ルオロメタンスルホン酸ブチル、トリフルオロ酢酸、ヨ
ウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ化ブ
チル、臭化メチル、臭化エチル、臭化プロピル、臭化ブ
チル、塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピル、塩化ブ
チル、硫酸等が使用しうるが、重合速度の観点から好ま
しくはジメチル硫酸、ジエチル硫酸、p−トルエンスル
ホン酸メチルまたはヨウ化メチルを使用するとよい。
【0008】使用する重合開始剤の量は、目的とする重
合体の分子量によって決定されるが、一般的には2−オ
キサゾリン系化合物又は2−オキサジン系化合物2〜1
00モル当量に対して重合開始剤1モル当量を使用す
る。また、重合開始剤は1種類または目的によっては2
種類以上併用して用いてもよい。
【0009】本発明のポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)系重合体の製造方法における重合方法としては、溶
液重合法でもよいし、溶媒を用いないバルク重合法でも
よい。溶液重合法で用いられる溶媒としては特に限定さ
れるものではないが、最も好ましい溶媒としてはギ酸プ
ロピル、ギ酸ブチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン
酸エチル等が挙げられる。この場合、これらの溶媒の使
用量としては、特に限定されるものではないが、2−オ
キサゾリン系化合物または2−オキサジン系化合物10
0重量部に対して、通常20重量部から2000重量部
を使用するとよい。
【0010】本発明においてポリ(N−アシルアルキレ
ンイミン)系重合体を製造する手順としては、脱水、窒
素置換した重合容器に脱水精製した溶媒を仕込み、脱水
したモノマー及び重合開始剤を仕込む。この時に溶媒を
仕込まずにバルク重合としても良い。しかる後に反応系
を通常30〜170℃、好ましくは40℃以上150℃
以下の重合温度に保ち重合させる。反応時間は2−オキ
サゾリン系化合物又は2−オキサジン系化合物の種類と
使用量、重合開始剤の種類と使用量、溶媒の種類と使用
量及び重合温度等によって変化するが、通常1〜60時
間である。また用いる2−オキサゾリン系化合物又は2
−オキサジン系化合物の種類は、目的とする重合体によ
って何種類でも良く、段階的に2−オキサゾリン系化合
物又は2−オキサジン系化合物を重合することによって
ブロック型重合体としても良いし、数種類の2−オキサ
ゾリン系化合物又は2−オキサジン系化合物を同時に重
合することによってランダム型重合体としても良い。
【0011】このようにして得られる反応溶液から再沈
澱あるいは溶剤留去、濾過、遠心分離等公知の方法によ
り、ポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体を分
離することができる。なおバルク重合時はこのような分
離操作は不要である。このようにして得られるポリ(N
−アシルアルキレンイミン)系重合体は水に溶かして酸
性水溶液として用いても良いし、またアルカリ剤と水を
用いて中性又はアルカリ水溶液として用いても良い。ア
ルカリ水溶液とする場合、本発明における脱塩工程で用
いる電気透析の膜の保護のため、pHは11以下が好ま
しい。ここで用いられるアルカリ剤としては、KOH、
NaOH、Na2 CO3 、NaHCO3、CH3 COO
K、CH3 COONa、NaOCH3 、NaOC2 5
などが挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0012】本発明の製造方法においては、前記のよう
な重合反応により得られる反応物中にイオン性不純物が
生じ、また前記のように反応物にアルカリ剤を添加した
場合、イオン性不純物が生じるので、それらの不純物を
除去する目的で電気透析法を用いた脱塩工程を経ること
が必要である。
【0013】本発明において用いられる電気透析法とし
ては、特に限定されるものではなく公知の方法を適用す
ることができる。即ち、電気透析の槽として陽イオン交
換膜、陰イオン交換膜を交互に配列し、この2種類に挟
まれた隔室(有機物室)にポリ(N−アシルアルキレン
イミン)系重合体の水溶液を入れ、膜を介して隣合う室
(電解質室)に電解質水溶液を入れて直流電流を通電す
る。これにより有機物室から電解質室へ塩を移動させ
て、ポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体の水
溶液から塩類を除去することができる。本発明で用いる
電気透析に使用される膜は、前記したように陰イオン交
換膜及び陽イオン交換膜と称されるイオン交換膜であ
り、その種類、材質、大きさ、形状等については何等限
定されるものではないが、主成分のポリ(N−アシルア
ルキレンイミン)系重合体の透過量が少なく且つ目的の
塩の透過量の大きな膜を選択するのが望ましい。例え
ば、イオン交換膜としては、徳山曹達(株)製ネオセプ
タCM−1,AM−1、旭硝子(株)製セレミオンCM
V,AMV等が挙げられる。使用される電解質及び極液
は、特に限定されるものではなく、水中あるいは電位勾
配下で電離する物質であればどの様な物でも使用可能で
あるが、一般には食塩、塩化カリウム等の無機質が好適
に使用される。また与えられる電流値は、限界電流密度
以下が望ましいが、限界電流密度は溶液の種類、濃度、
透析槽の形態により大きく変わる。従って特に限定され
るものではないが、一般には0.01〜10A/dm2
程度である。また透析可能な水溶液の濃度は溶液の種
類、溶液の粘度、膜の種類等により大きく変わる。従っ
て特に限定されるものではないが、一般には25wt%
以下程度が好適である。25wt%を越えると脱塩速度
が低下するので好ましくない。
【0014】このようにして得られる本発明における、
脱塩されたポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合
体の水溶液中のイオン性不純物は、実用上問題の生じな
い程度にまで除去されている。即ち、本発明の製造方法
により得られるポリ(N−アシルアルキレンイミン)系
重合体を例えば皮膚洗浄剤として用いる場合、低刺激性
の低下といった問題などの心配はない。
【0015】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明をさら
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何
ら限定されるものではない。 実施例1 温度計、滴下ロート、還流冷却器及び攪拌装置を付した
5リットル四つ口フラスコを乾燥窒素にて置換した後、
酢酸エチル100ml、ジエチル硫酸77.0g(0.
5モル)を仕込んだ。攪拌を開始し、油浴にて系を昇温
した。還流下、2−ヘプチル−2−オキサゾリン375
g(2.215モル)を1時間かけて滴下し、さらに5
時間還流させ第一段重合を行なった。ついで2−メチル
−2−オキサゾリン876.5g(10.30モル)と
酢酸エチル800mlの混合物を2時間かけて滴下し、
更に5時間かけて還流させ第二重合を行なった。重合
後、60℃/100mmHgにて揮発分を除去し、淡黄
色の粉末を得た。酢酸エチルで洗浄後、東洋濾紙No.
2の濾紙にて濾過した。得られた粉末を60℃/100
mmHgで乾燥し、淡黄色粉末状のポリ(N−カプロイ
ルエチレンイミン)とポリ(N−アセチルエチレンイミ
ン)からなるブロック型重合体を得た。このポリ(N−
アシルアルキレンイミン)系重合体の組成をプロトンN
MR装置(溶媒:重水素化クロロホルム)にて、分子量
をGPC法(溶媒:クロロホロム、ポリスチレン換算)
にて測定した結果、組成比N−カプロイルエチレンイミ
ン/N−アセチルエチレンイミン=29/71、重量平
均分子量(Mw)=3002、数平均分子量(Mn)=
2207、Mw/Mn=1.36であり、構造は式
(1)に示す通りであった。
【0016】
【化1】
【0017】このポリ(N−アシルアルキレンイミン)
系重合体に水を添加し18.0wt%の水溶液を調製し
て、電気透析によって溶液中のエチル硫酸イオンを除去
した。電気透析に使用した膜は、徳山曹達(株)製のス
チレン−ジビニルベンゼン共重合体を基剤としたイオン
交換膜(アニオン交換膜、カチオン交換膜)であり、1
枚0.21m2 のアニオン交換膜及びカチオン交換膜各
8枚を多室型電気透析装置に交互に組み込んだ。透析槽
の各室には該ポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重
合体の水溶液2.0Kgを循環通液し、また膜を介して
隣合う各室には2.0wt%の食塩水1.5Kgを循環
通液した(該ポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重
合体の水溶液の通液する室数は8室)。該ポリ(N−ア
シルアルキレンイミン)系重合体の水溶液は、ポリ(N
−アシルアルキレンイミン)系重合体18.0wt%、
エチル硫酸イオン由来のS元素2000ppmを含む水
溶液である。平均電流密度の0.1336A/dm2
4.0時間通電したところ、溶液中のエチル硫酸イオン
由来のS元素濃度は2000ppmから60ppmへと
低減した。なお、エチル硫酸イオン由来のS元素濃度は
プラズマ発光分析により測定した。得られた脱塩処理後
のポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体の回収
率は98.5%であった。
【0018】実施例2 実施例1と同様にして重合して得られたポリ(N−アシ
ルアルキレンイミン)系重合体の2倍モルに相当するN
aOHと水を加え、18.0wt%の水溶液を調製し
て、実施例1と同様の方法で電気透析によって溶液中の
ナトリウムイオン及びエチル硫酸イオンを除去した。該
ポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体の水溶液
は、ポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体1
8.0wt%、ナトリウムイオン3000ppm、エチ
ル硫酸イオン由来のS元素2000ppmを含む水溶液
である。ナトリウムイオンは9.5ppm、エチル硫酸
イオン由来のS元素は50ppmにまで除去することが
出来た。なお、ナトリウムイオン濃度は原子吸光分析に
より測定した。得られた脱塩処理後のポリ(N−アシル
アルキレンイミン)系重合体の回収率は98.3%であ
った。
【0019】実施例3 温度計、滴下ロート、還流冷却器及び攪拌装置を付した
5リットル四つ口フラスコを乾燥窒素にて置換した後、
酢酸エチル50ml、ジメチル硫酸2.52g(0.0
2モル)を仕込んだ。攪拌を開始し、油浴にて系を昇温
した。還流下、2−ヘプチル−2−オキサジン200g
(2.02モル)及び酢酸エチル200mlの混合物を
2時間かけて滴下し、更に7時間かけて還流させ重合を
行なった。重合後、60℃/100mmHgにて揮発分
を除去し、淡黄色の粉末が得られた。酢酸エチルで洗浄
後、東洋濾紙No.2の濾紙にて濾過した。得られた粉
末を60℃/100mmHgで乾燥し、淡黄色樹脂状の
ポリ(N−アセチルプロピレンイミン)のホモポリマー
を得た。このポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重
合体の分子量を実施例1と同様の方法であるGPC法
(溶媒:クロロホルム、ポリスチレン換算)にて測定し
た結果、Mw=12300、Mn=9840、Mw/M
n=1.25であり、構造は式(2)に示す通りであっ
た。
【0020】
【化2】
【0021】このポリ(N−アシルアルキレンイミン)
系重合体の18.0wt%の水溶液を調製して、実施例
1と同様の方法で電気透析によって溶液中のメチル硫酸
イオンを除去した。該ポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)系重合体の水溶液は、ポリ(N−アシルアルキレン
イミン)系重合体18.0wt%、メチル硫酸イオン由
来のS元素1600ppmを含む水溶液である。メチル
硫酸イオン由来のS元素は90ppmにまで除去するこ
とが出来た。得られた脱塩処理後のポリ(N−アシルア
ルキレンイミン)系重合体の回収率は97.0%であっ
た。
【0022】実施例4 実施例3と同様にして重合して得られたポリ(N−アシ
ルアルキレンイミン)系重合体の2倍モルに相当するN
aOHを加え、18.0wt%の水溶液を調製して、実
施例1と同様の方法で電気透析によって溶液中のナトリ
ウムイオン及びメチル硫酸イオンを除去した。該ポリ
(N−アシルアルキレンイミン)系重合体の水溶液は、
ポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体18.0
wt%、ナトリウムイオン1170ppm、メチル硫酸
イオン由来のS元素1600ppmを含む水溶液であ
る。ナトリウムイオンは9ppm、メチル硫酸イオン由
来のS元素は80ppmにまで除去することが出来た。
得られた脱塩処理後のポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)系重合体の回収率は97.2%であった。
【0023】実施例5 温度計、滴下ロート、還流冷却器及び攪拌装置を付した
5リットル四つ口フラスコを乾燥窒素にて置換した後、
ジエチル硫酸77.0g(0.5モル)と2−ヘプチル
−2−オキサゾリン375g(2.215モル)を仕込
んだ。攪拌を開始し、油浴にて系を昇温した。60℃に
て1時間、更に80℃で5時間加熱させ第一重合を行な
った。180℃まで昇温し、2−メチル−2−オキサゾ
リン876.5g(10.30モル)を8時間かけて滴
下し、更に5時間加熱させ第二段重合を行なった。重合
後、樹脂粉砕機にて共重合体を粉砕した。約6Lのヘキ
サンにて30分間攪拌することにより固−液抽出洗浄し
た。抽出後、東洋濾紙No.2の濾紙にて濾過した。得
られた粉末を60℃/100mmHgで乾燥し、淡黄色
粉末状のポリ(N−カプロイルエチレンイミン)とポリ
(N−アセチルエチレンイミン)からなるブロック型ポ
リ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体を得た。こ
のポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体の組成
及び分子量を実施例1と同様の方法により測定した結
果、組成比N−カプロイルエチレンイミン/N−アセチ
ルエチレンイミン=27/73、Mw=3050、Mn
=1410、Mw/Mn=2.17であり、構造は式
(3)に示す通りであった。
【0024】
【化3】
【0025】このポリ(N−アシルアルキレンイミン)
系重合体の2倍モルに相当するNaOHと水を加え、1
8.0wt%の水溶液を調製して、実施例1と同様の方
法で電気透析によって溶液中のナトリウムイオン及びエ
チル硫酸イオンを除去した。該ポリ(N−アシルアルキ
レンイミン)系重合体の水溶液は、ポリ(N−アシルア
ルキレンイミン)系重合体18.0wt%、ナトリウム
イオン3000ppm、エチル硫酸イオン由来のS元素
2000ppmを含む水溶液である。ナトリウムイオン
は10ppm、エチル硫酸イオン由来のS元素は45p
pmにまで除去することが出来た。得られた脱塩処理後
のポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体の回収
率は98.6%であった。
【0026】実施例1〜5で得られたポリ(N−アシル
アルキレンイミン)系重合体について、電気透析法によ
る脱塩処理前後のイオン濃度、ポリ(N−アシルアルキ
レンイミン)系重合体の組成比および分子量を表1に示
す。表1に示されるように脱塩処理前後の組成比および
分子量に実質的な変化を認めなかった。
【0027】
【表1】
【0028】なお、実施例1〜5において、電気透析法
を用いた場合の廃水量は、ポリ(N−アシルアルキレン
イミン)系重合体1kg当り、8〜9リットルの廃水量
であった。
【0029】比較例 実施例1で得られたポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)系重合体の2倍モルに相当するNaOHを加え、1
5wt%の水溶液1リットルとし、イオン交換樹脂法に
より溶液中のナトリウムイオン及びエチル硫酸イオンを
除去した。まず再生した陽イオン交換樹脂(IR120
B;オルガノ(株)製)を150ml充填したカラムに
ポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体の水溶液
を通してナトリウムイオンを除去した。pH試験紙で脱
塩処理後の水溶液のpHが1〜2であることを確認した
後に、再生した陰イオン交換樹脂(IRA400;オル
ガノ(株)製)を150ml充填したカラムに通してエ
チル硫酸イオンを除去し、脱塩後の水溶液のpHが8〜
10であることを確認した。イオン交換樹脂法によりナ
トリウムイオン濃度は3000ppmから7.5ppm
へ、エチル硫酸由来のS元素濃度は2000ppmから
100ppmへと低減し、脱塩処理後のポリ(N−アシ
ルアルキレンイミン)系重合体の回収率は94.7%で
あった。イオン交換樹脂法による脱塩処理後、カラムを
イオン交換水で洗浄した後、陽イオン交換用カラムは
1.5NのNaOH水溶液で洗浄し、1.5NのHCl
水溶液で再生した。陰イオン交換用カラムは1.5Nの
HCl水溶液で洗浄し、1.5NのNaOH水溶液で再
生した。二つのカラムで洗浄、再生に5リットルのイオ
ン交換水を要し、廃水量としてはポリ(N−アシルアル
キレンイミン)系重合体1kg当り33リットルの廃水
量であった。
【0030】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、イオン性不
純物の除去に電気透析法を用いることにより廃水量を少
なくすることができ回収率も向上するなど、簡易かつ工
業的有利に行なうことができる。
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
ポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体は、2−
オキサゾリン系化合物又は2−オキサジン系化合物等を
重合して得られるが、不純物として重合開始剤断片由来
や製造過程で生成する塩類等が多量に存在する。このよ
うな不純物が多量に存在すると、他の界面活性剤との配
合時の安定性が悪化することや、皮膚洗浄剤としての低
刺激性の低下など製品の品質上の問題が生ずる。従っ
て、この様な不純物を除去することは洗浄剤としての商
品化においては非常に重要な事項となってくる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明をさら
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何
ら限定されるものではない。 実施例1 温度計、滴下ロート、還流冷却器及び攪拌装置を付した
5リットル四つ口フラスコを乾燥窒素にて置換した後、
酢酸エチル100ml、ジエチル硫酸77.0g(0.
5モル)を仕込んだ。攪拌を開始し、油浴にて系を昇温
した。還流下、2−ヘプチル−2−オキサゾリン375
g(2.215モル)を1時間かけて滴下し、さらに5
時間還流させ第一段重合を行なった。ついで2−メチル
−2−オキサゾリン876.5g(10.30モル)と
酢酸エチル800mlの混合物を2時間かけて滴下し、
更に5時間かけて還流させ第二重合を行なった。重合
後、60℃/100mmHgにて揮発分を除去し、淡黄
色の粉末を得た。酢酸エチルで洗浄後、東洋濾紙No.
2の濾紙にて濾過した。得られた粉末を60℃/100
mmHgで乾燥し、淡黄色粉末状のポリ(N−カプロイ
ルエチレンイミン)とポリ(N−アセチルエチレンイミ
ン)からなるブロック型重合体を得た。このポリ(N−
アシルアルキレンイミン)系重合体の組成をプロトンN
MR装置(溶媒:重水素化クロロホルム)にて、分子量
をGPC法(溶媒:クロロホム、ポリスチレン換算)
にて測定した結果、組成比N−カプロイルエチレンイミ
ン/N−アセチルエチレンイミン=29/71、重量平
均分子量(Mw)=3002、数平均分子量(Mn)=
2207、Mw/Mn=1.36であり、構造は式
(1)に示す通りであった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【化1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 このポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)系重合体に水を添加し18.0wt%の水溶液を調
製して、電気透析によって溶液中のエチル硫酸イオンを
除去した。電気透析に使用した膜は、徳山曹達(株)製
のスチレン−ジビニルベンゼン共重合体を基剤としたイ
オン交換膜(アニオン交換膜、カチオン交換膜)であ
り、1枚0.21mのアニオン交換膜及びカチオン交
換膜各8枚を多室型電気透析装置に交互に組み込んだ。
透析槽の各室には該ポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)系重合体の水溶液2.0gを循環通液し、また膜
を介して隣合う各室には2.0wt%の食塩水1.5
gを循環通液した(該ポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)系重合体の水溶液の通液する室数は8室)。該ポリ
(N−アシルアルキレンイミン)系重合体の水溶液は、
ポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体18.0
wt%、エチル硫酸イオン由来のS元素2000ppm
を含む水溶液である。平均電流密度の0.1336A/
dmで4.0時間通電したところ、溶液中のエチル硫
酸イオン由来のS元素濃度は2000ppmから60p
pmへと低減した。なお、エチル硫酸イオン由来のS元
素濃度はプラズマ発光分析により測定した。得られた脱
塩処理後のポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合
体の回収率は98.5%であった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】実施例5 温度計、滴下ロート、還流冷却器及び攪拌装置を付した
5リットル四つ口フラスコを乾燥窒素にて置換した後、
ジエチル硫酸77.0g(0.5モル)と2−ヘプチル
−2−オキサゾリン375g(2.215モル)を仕込
んだ。攪拌を開始し、油浴にて系を昇温した。60℃に
て1時間、更に80℃で5時間加熱させ第一重合を行
なった。180℃まで昇温し、2−メチル−2−オキサ
ゾリン876.5g(10.30モル)を8時間かけて
滴下し、更に5時間加熱させ第二段重合を行なった。重
合後、樹脂粉砕機にて共重合体を粉砕した。約6Lのヘ
キサンにて30分間攪拌することにより固−液抽出洗浄
した。抽出後、東洋濾紙NO.2の濾紙にて濾過した。
得られた粉末を60℃/100mmHgで乾燥し、淡黄
色粉末状のポリ(N−カプロイルエチレンイミン)とポ
リ(N−アセチルエチレンイミン)からなるブロック型
ポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体を得た。
このポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体の組
成及び分子量を実施例1と同様の方法により測定した結
果、組成比N−カプロイルエチレンイミン/N−アセチ
ルエチレンイミン=27/73、Mw=3050、Mn
=1410、Mw/Mn=2.17であり、構造は式
(3)に示す通りであった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【化3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 置換もしくは無置換の2−オキサゾリン
    系化合物及び/又は2−オキサジン系化合物を重合開始
    剤の存在下で重合した後、得られる反応物中のイオン性
    不純物及び/又は該反応物にアルカリ剤を添加した溶液
    中に生成するイオン性不純物を電気透析法を用いて除去
    する工程を有することを特徴とするポリ(N−アシルア
    ルキレンイミン)系重合体の製造方法。
JP22330891A 1991-08-07 1991-08-07 ポリ(n−アシルアルキレンイミン)系重合体の製造方法 Pending JPH06293829A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004162017A (ja) * 2002-09-17 2004-06-10 Kawamura Inst Of Chem Res 水溶性ブロック共重合体及びその製造方法
CN111995748A (zh) * 2019-05-27 2020-11-27 浙江工业大学 一种基于电渗析技术的ε-聚赖氨酸的纯化方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004162017A (ja) * 2002-09-17 2004-06-10 Kawamura Inst Of Chem Res 水溶性ブロック共重合体及びその製造方法
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