JPH0629346Y2 - 除振免震床室 - Google Patents

除振免震床室

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JPH0629346Y2
JPH0629346Y2 JP1988098886U JP9888688U JPH0629346Y2 JP H0629346 Y2 JPH0629346 Y2 JP H0629346Y2 JP 1988098886 U JP1988098886 U JP 1988098886U JP 9888688 U JP9888688 U JP 9888688U JP H0629346 Y2 JPH0629346 Y2 JP H0629346Y2
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JP
Japan
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floor
vibration
isolator
equipment
vibration isolation
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JP1988098886U
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三朗 松本
宗弘 小林
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は微小の振動も嫌う精密機械を地震等の大きな振
動や、交通等の外来微振動、更にはオペレータの走行の
際の振動から保護するようにした除振免震床室に関する
ものである。
[従来の技術] 電算機や高性能機器等の振動を嫌う機器を設置する部屋
では、地震等の振動から保護するために、第4図に示す
ような免震床が使用されるようになってきている。
該免震床はコンクリート床aの上にアイソレータbを適
宜位置に配置し、該アイソレータb上に格子状の床梁構
造体cを組み、該床梁構造体の上面に床dを張り設ける
構造となっており、前記アイソレータbとしては空気バ
ネと積層ゴムとの組み合せによるものや、コイルバネ、
或はベアリングでスライドさせて滑り摩擦を利用するも
の等種々のタイプが開発されている。
これにより、床d上に設置された精密機器eは地震等の
振動から保護される。
他方、半導体製造装置やレーザー応用等の超精密製造設
備等は、外来の微振動やオペレータの操作の際の走行に
よる振動を遮断するため、各装置と床との間にゴムチュ
ーブ状の除振体を挟みこんで空気バネを利用して除振し
ている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、前述の免震床では地震の際の振動から機器の破
壊を防止することができ、機能もある程度正常に保つこ
とが可能であるが、機器を床面に直接置くため、オペレ
ータの操作、通行の際の振動に影響されてしまう。
従って、微振動を嫌う機器の作動中はオペレータが近寄
ることができず、不便であった。
又、前述の除振体ではオペレータの操作等の際の振動を
防止できても、地震の際には振動が増幅されてしまい、
機器の破壊を招くことになる。
更に、免震床と除振体とを組み合せることも考えられる
が、地震の際には免震床で水平方向加速度が減少される
にもかかわらず、除振体が逆に振動を増幅する結果とな
り、充分な効果は得られない。
本考案は斯かる上述の従来の課題を解決し、地震の際に
は充分な免震効果が発揮でき、オペレータの操作、通行
等も自由に行なえるようにすることを目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本考案は基礎上に設置したアイソレータと、ビームを格
子状に組むことにより形成され且つ前記のアイソレータ
に支持された床梁構造体と、設置すべき機器に対応する
ように前記の床梁構造体の上面に略水平に張り付けられ
た除振免震床と、前記の床梁構造体と干渉しないように
且つ上端の位置が除振免震床に設置される機器の上下方
向中間部に達するように基礎上に設置された支持脚と、
除振免震床が設置されている部分以外の範囲を覆うよう
に略水平に支持脚に取り付けられた上部床とを備えてい
る。
[作用] 地震の際、除振免震床上の機器設置スペースに設置され
た精密機器はアイソレータにより免震保護される。
オペレータが上部床上を走行等する際の振動は、該上部
床が除振免震床と独立しているため、除振免震床上の精
密機器に影響を与えることがない。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例であり、コルクリート床1上
の適宜位置にアイソレータ2を設置し、I型ビームを格
子状に組んでなる床梁構造体3を前面アイソレータ2に
より支持し、該床梁構造体3の機器設置用スペース4上
に所要の大きさの床パネル5を複数水平に張り設けて除
振免震床6を形成する。
前記床パネル5を張り設けていない部分のコンクリート
床1上に、支持脚7を前記除振免震床6の床梁構造体3
と干渉しないように且つ上端の位置が除振免震床6に設
置される精密機器11の上下方向中間部に達するように適
数配置し、該支持脚7上に前記機器設置用スペース4以
外の範囲をおおうよう床パネル8を張り設け、上部床9
を形成する。
該上部床9の各支持脚7は下端部にローラ10を設けてコ
ンクリート床1上を滑動し得るようにしてあり、床パネ
ル8の機器設置用スペース4側端縁は、前記除振免震床
6の水平移動量程度オーバーラップするよう上方に張り
出し、且つ除振免震床6に設置される精密機器11と床パ
ネル8との間隔を地震時に発生する応答変位以上とす
る。
以上のように構成したので、精密機器11を機器設置スペ
ース4内の床パネル5上に置き、床梁構造体3及びアイ
ソレータ2を介して支持する。該精密機器11と上部床9
の床パネル8との間隔は、除振免震床6の地震時の水平
移動量程度とっておく。
これにより、地震が起ってもアイソレータ2に吸収さ
れ、精密機器11と上部床9の床パネル8との接触もな
く、精密機器11の損傷が防止される。
上部床9はコンクリート床1上にあり、除振免震床6と
は切離されているため、オペレータが上部床9の床パネ
ル8上を走行しても、走行振動は直接除振免震床6及び
精密機器11に伝わることがない。支持脚7、ローラ10、
コンクリート床1、アイソレータ2を順次経て除振免震
床6に伝わる振動も僅かでアイソレータ2により略完全
に吸収される。
従って、精密機器11の作動中にオペレータが上部床9を
走行して、各精密機器11を操作或は監視することができ
る。
又、精密機器11の操作、点検等に必要な工具、書類、計
測機器等を上部床9上に置いても振動が精密機器11に伝
わらず、これらの重量がアイソレータ2のバランスを崩
す原因ともならず、また、上部床9の位置が除振免震床
6に設置される精密機器11の上下方向中間部に達してい
るので、精密機器11が大形である場合でも該精密機器11
を上側から容易に保守点検することができる。
地震等の場合は、アイソレータ2により吸収され除振免
震床6上の精密機器11が免震保護される。除振免震床6
の水平移動が大きくなると、除振免震床6の床パネル5
の上部床9に臨む端部が、上部床9の支持脚7と当接す
るが、該支持脚7の下部のローラ10により側方に除振免
震床6と共にスライド移動するため衝撃は著しく小さ
く、精密機器11の損傷が免れられる。
第2図は本考案の他の実施例であり、前記実施例と略同
様の構成において、支持脚7の下部のローラ10に代え、
ライナ12を取り付けてスベリ機構とした例である。第2
図中第1図と同一の符合は同一のものを示す。
本実施例の場合には、地震等の際に除振免震床6が大き
く且つゆるやかに移動して支持脚7と当接しても、スベ
リ機構により上部床9も追従して移動する。
第3図は本考案の更に他の実施例であり、前記実施例と
略同様の構成において、支持脚7の下部にローラ10を設
けず、支持脚7をコンクリート床1にボルト13により固
定した例である。第3図中第1図と同一の符合は同一の
ものを示す。
本実施例の場合は、精密機器11と上部床9の床パネル8
との間隔、及び除振免震床6の機器設置用スペース4部
の床パネル5と上部床9の支持脚7との間隔を充分大き
くしておくことにより、地震の際に除振免震床6が大き
く水平移動しても精密機器11に衝撃が加わることが防止
される。
なお、本考案の除振免震床室は上述の実施例のみに限定
されるものではなく、機器設置用スペースを設ける位置
は除振免震床の任意の位置でよく、床パネルの着脱によ
り床梁構造体及びアイソレータと干渉しない範囲で上部
床の機器設置用スペースを変更してもよいこと、アイソ
レータは従来使用されている種々のタイプのアイソレー
タを使用してもよいこと等本考案の要旨を免脱しない範
囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上述べたように本考案の除振免震床室によれば、アイ
ソレータに支持され精密機器を設置する除振免震床とオ
ペレータの歩行する上部床を切離して設置したので、オ
ペレータの歩行振動が免除震床及び精密機器に伝わるの
を完全に防止でき、作動中の精密機器を操作或は保守点
検することができる。また、上部床の位置が除振免震床
に設置される精密機器の上下方向中間部に達しているの
で、精密機器が大形である場合でも該精密機器を上側か
ら容易に保守点検することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の除振免震床室の一実施例の説明図、第
2図は本考案の除振免震床室の他の実施例の説明図、第
3図は本考案の免除震床室の更に他の実施例の部分説明
図、第4図は従来の免震床の一例を示す図である。 1はコンクリート床、2はアイソレータ、3は床梁構造
体、4は機器設置用スペース、5は床パネル、6は除振
免震床、7は支持脚、9は上部床、11は精密機器を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎上に設置したアイソレータと、ビーム
    を格子状に組むことにより形成され且つ前記のアイソレ
    ータに支持された床梁構造体と、設置すべき機器に対応
    するように前記の床梁構造体の上面に略水平に張り付け
    られた除振免震床と、前記の床梁構造体と干渉しないよ
    うに且つ上端の位置が除振免震床に設置される機器の上
    下方向中間部に達するように基礎上に設置された支持脚
    と、除振免震床が設置されている部分以外の範囲を覆う
    ように略水平に支持脚に取り付けられた上部床とを備え
    てなることを特徴とする除振免震床室。
JP1988098886U 1988-07-26 1988-07-26 除振免震床室 Expired - Lifetime JPH0629346Y2 (ja)

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JPH0221241U JPH0221241U (ja) 1990-02-13
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