JPH06293410A - 移動棚システム - Google Patents

移動棚システム

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JPH06293410A
JPH06293410A JP5105998A JP10599893A JPH06293410A JP H06293410 A JPH06293410 A JP H06293410A JP 5105998 A JP5105998 A JP 5105998A JP 10599893 A JP10599893 A JP 10599893A JP H06293410 A JPH06293410 A JP H06293410A
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JP
Japan
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passage
moving
shelves
movement
shelf
Prior art date
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Pending
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JP5105998A
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English (en)
Inventor
Minoru Ohashi
稔 大橋
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06293410A publication Critical patent/JPH06293410A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通路を変更する際の棚の移動を最小限にする
ことができ、効率よく通路を形成することができる移動
棚システムを提供する。 【構成】 複数の移動棚からなり、移動棚間に複数の通
路が形成されるシステムであって、通路の変更要求があ
った場合に、その要求があった通路を開けるための棚の
移動パターンのうち、移動させる棚の数がもっとも少な
いとされる棚の移動パターンを選択して棚を移動させる
制御手段20を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の移動棚からなり、
移動棚間に複数の通路が形成される移動棚システムに関
する。特に、通路の変更要求があった場合に、移動させ
る棚を最小限にすることができ、効率よく通路を形成す
ることができる移動棚システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場や倉庫等において、省ス
ペースで荷物を効率よく収容することのできる移動棚シ
ステムが用いられている。
【0003】図6はこの移動棚システムにおける移動棚
の正面図である。
【0004】同図において、移動棚は、走行レールRに
沿って移動可能な移動台車1と、移動台車1の上部にそ
れぞれ立設された荷物収納棚2とを備えている。3は棚
の移動をコントロールするためのコントローラであり、
荷物収納棚2の正面に取り付けられている。
【0005】このような移動棚は、同図に示すように、
走行レールR上に複数個並べて配置される。このように
並べられた移動棚は、コントローラ3を操作することに
より個別に移動するようになっている。移動棚間には、
通常1つの通路が形成されている。
【0006】このような移動棚において、現在開いてい
る通路を閉じて、他の通路を開く場合には、次のように
して行なっている。
【0007】まず、作業者は、現在開いている通路に隣
接している移動棚のうち、開こうとする通路に近い移動
棚のコントローラを操作して、現在開いている通路にそ
の棚を移動させて通路を閉じ、隣に新たな通路を開く。
このような棚の移動による通路の開閉を所定回数行なう
ことにより、目的とする通路を開くことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の移動棚
システムには、次のような問題があった。
【0009】通路が1つの移動棚においては、現在の通
路を閉じて、新たな通路を開いていくことにより画一的
に通路を変更することができるが、移動棚間に2つ以上
の通路が形成される移動棚システムにおいては、何通り
かの棚の移動パターンが考えられるため、作業者によっ
て選択された棚の移動パターンが、必ずしも効率のよい
棚の移動パターンではない場合がある。このため、作業
者によって選択された棚の移動パターンによっては、作
業効率の低下を生じることがある。
【0010】本発明の目的は、以上のような問題点を解
決し、通路を変更する際の棚の移動を最小限にすること
ができ、効率よく通路を形成することができる移動棚シ
ステムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の移動棚からなり、移動棚間に複数の
通路が形成されるシステムであって、通路の変更要求が
あった場合に、その要求があった通路を開けるための棚
の移動パターンのうち、移動させる棚の数がもっとも少
ないとされる棚の移動パターンを選択して棚を移動させ
る制御手段を備えた構成としてある。
【0012】
【作用効果】本発明の移動棚システムは上記の構成とし
たので、次のような作用効果を奏する。
【0013】すなわち、制御手段は、通路の変更要求が
あった場合に、その要求があった通路を開けるための棚
の移動パターンのうち、移動させる棚の数がもっとも少
ないとされる棚の移動パターンを選択して棚を移動させ
るようになっているので、棚の移動ロスを生じることが
なく、最短の時間で目的とする通路を開けることができ
る。
【0014】このように、本発明の移動棚システムによ
れば、通路を変更する際の棚の移動を最小限にすること
ができ、効率よく通路を形成することができるという効
果がある。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】図1は本発明に係る移動棚システムを説明
するためのブロック図である。
【0017】同図において、本実施例の移動棚システム
は、複数の移動棚より構成され、移動棚間に2つの通路
P3,P4が形成されている。各移動棚にはリモート用
の入出力装置10が設けられ、これら入出力装置10の
入出力は、制御手段20により遠隔にて集中管理され
る。
【0018】入出力装置10は、入出力装置10同士と
の間でも制御手段20を介して情報の入出力を行なうよ
うになっている。各入出力装置10には、インバータ1
1と、このインバータ11により制御される走行用モー
タ12とがそれぞれ接続されており、制御手段20から
の指令によりそれぞれ作動するようになっている。ま
た、入出力装置10には、隣接する移動棚を検出するた
めのセンサ13がそれぞれ設けられている。これらのセ
ンサ13によって検出された情報は、制御手段20に送
られる。制御手段20は、センサ13からの情報等に基
づいて、隣接している移動棚同士を認識する。
【0019】制御手段20は、シーケンサとしてのPL
C(プログラマブル・ロジック・コントローラ)21
と、このPLC21を上位より制御するためのCPU2
2とからなっている。23はPLC21による移動棚の
移動制御や移動棚の配列をモニタリングする表示器、2
4はコントロールパネルである。
【0020】PLC21は、通路の変更要求があった場
合に、その要求があった通路を開けるための棚の移動パ
ターンのうち、移動させる棚の数がもっとも少なく最適
とされる棚の移動パターンを選択し、これを実行するた
めの指令を入出力装置10に出力するようになってい
る。
【0021】図2は本発明の移動棚システムの前提とな
る、通路が1つだけ形成されている場合の、移動棚の模
式図である。
【0022】同図において、ブロックB1〜ブロックB
9は移動棚、P1〜P10は通路または通路が形成され
るべき位置を示す符号である。ブロックB1の移動棚
は、ネットワークを形成する際の親機を有している。ブ
ロックB2〜B9の移動棚は、前記ネットワークを形成
する子機のみから構成されている。移動棚は、図中矢印
X1,X2方向に移動するようになっている。
【0023】このような構成よりなる移動棚において
は、通路は、親機側に1個、子機側にそれぞれ1個、計
10個形成可能である。したがって、システム全体では
10個の通路テーブルを構築する必要がある。
【0024】図3は図2に示した移動棚におけるPLC
21の制御を説明するための表であり、通路P6が開い
ている状態での、各通路のオープン指令に対応するブロ
ックの移動態様を表している。図2において、X1方向
への棚の移動を前進、X2方向への棚の移動を後退とす
る。
【0025】図3において、例えば、通路P3のオープ
ン指令があると、ブロックB5,4および3に対して、
PLC21から「前進」の走行指令が送られる。する
と、ブロックB5,4,3の各入出力装置10がこれを
受け、ブロックB5,4,3が同時に前進する。これに
より、通路P6が閉じられ、同時に、通路P3が開かれ
ることとなる。また、例えば、通路P8のオープン指令
があったときには、ブロックB6,7の各入出力装置1
0に対して、PLC21から「後進」の走行指令が送ら
れる。これにより、ブロックB6,7が同時に後退して
通路P6が閉じられ、同時に、通路P8が開かれる。
【0026】上述したようなPLC21の制御によるブ
ロックの移動は、次のようにして行なわれる。
【0027】(現在の通路のナンバー)−(開ける通路
のナンバー)>0となる場合、開ける通路のナンバーと
同じナンバーのブロックから大きい方へ、差の数(上式
(現在の通路ナンバー)−(開ける通路ナンバー)によ
り得られた数)に等しい数のブロックを前進方向へ移動
させる。これにより、所望の通路が開かれる。例えば、
現在の通路がP6で、開ける通路がP3の場合、6−3
=3で上式の関係となり、ブロックB3から3つ、すな
わち、ブロックB3,4,5を前進方向へ移動させる。
【0028】(現在の通路のナンバー)−(開ける通路
のナンバー)<0となる場合、現在の通路のナンバーと
同じナンバーのブロックから大きい方へ、差の数(上式
(現在の通路のナンバー)−(開ける通路のナンバー)
により得られた数)に等しい数のブロックを後退方向へ
移動させる。これにより、所望の通路が開かれる。例え
ば、現在の通路がP6で、開ける通路がP8の場合、6
−8=−2で上式の関係となり、ブロックB6から2
つ、すなわちブロックB6,7を後退方向へ移動させ
る。
【0029】(現在の通路のナンバー)−(開ける通路
のナンバー)=0の場合、開ける通路が現在の通路と同
じなので、オープン指令がキャンセルされる。
【0030】このようなPLC21により制御される移
動棚システムによれば、作業者は、遠隔に配置された制
御手段20の表示器23により、移動棚の移動制御や移
動棚の配列をモニタリングしながら、コントロールパネ
ル24により棚の移動を遠隔操作することができる。
【0031】図4は本発明に係る移動棚システムを説明
するための2つの通路が形成された移動棚の模式図であ
る。図中、X1方向への棚の移動を前進、X2方向への
棚の移動を後退とする。
【0032】同図に示すように、移動棚には、現在、2
つの通路P4,P6が形成されている。
【0033】この状態から、例えば、通路P2を開く場
合には、棚の移動パターンとして次の2つが考えられ
る。
【0034】一つは、現在の通路P4を閉じて、代わり
に通路P2を開くパターンであり、一つは、現在の通路
P6を閉じて、代わりに通路P2を開くパターンであ
る。
【0035】通路P4を閉じて通路P2を開くときに
は、ブロックB2およびB3をX1方向に移動させる必
要がある。また、通路P6を閉じて通路P2を開くとき
には、ブロックB2,B3,B4およびB5をX1方向
に移動させる必要がある。
【0036】また、通路P4とP6が開いている状態か
ら、例えば、通路P5を開くときには、棚の移動パター
ンとして次の2つが考えられる。
【0037】一つは、現在の通路P4を閉じて代わりに
通路P5を開くパターンであり、一つは現在の通路P6
を閉じて代わりに通路P5を開くパターンである。
【0038】通路P4を閉じて通路P5を開くときに
は、ブロックB4をX2方向に移動させる必要がある。
また、通路P6を閉じて通路P5を開くときには、ブロ
ックB5をX1方向に移動させる必要がある。
【0039】これらの移動パターンを実行する際の移動
ブロックのナンバーとその移動方向は、上述した(現在
の通路ナンバー)−(開ける通路ナンバー)の演算によ
り求められる。
【0040】すなわち、例えば、現在の通路P4を閉じ
て通路P2を開くパターンの場合、4−2=2で、(現
在の通路ナンバー)−(開ける通路ナンバー)>0とな
るので、移動されるブロックのナンバーは、B2とB3
となり、移動方向は、前進方向となる。
【0041】このような棚の移動パターンをまとめると
図5に示す表のようになる。
【0042】同図において、現在の通路P4を閉じて代
わりに通路P2を開くときの移動ブロックの個数は2個
であり、また、現在の通路P6を閉じて代わりに通路P
2を開くときの移動ブロックの個数は4個である。した
がって、この場合、移動ブロックの個数が2個となる棚
の移動パターンの方が最適であるとして、このパターン
がPLC21により選択される。
【0043】また、現在の通路P4を閉じて代わりに通
路P5を開くときと現在の通路P6を閉じて代わりに通
路P5を開くときの移動ブロックの移動個数は、どちら
も1個であるので、いずれかの移動パターンが、PLC
21により選択される。
【0044】このように移動棚に対して2つの通路が形
成されている場合には、上述した(現在の通路ナンバ
ー)−(開ける通路ナンバー)の演算を現在の通路ナン
バーごとに行なう。そして、演算結果により、移動ブロ
ックの個数が最小となる棚の移動パターンをPLC21
により選択し、棚を移動させる。これにより、最適とさ
れる棚の移動が可能となる。
【0045】このように、本実施例の移動棚システムに
よれば、移動させる棚の数がもっとも少ないとされる棚
の移動パターンを選択して棚を移動させるようになって
いるので、棚の移動ロスを生じることがなく、最短の時
間で目的とする通路を開けることができる。
【0046】これにより、通路を変更する際の棚の移動
を最小限にすることができ、効率よく通路を形成するこ
とができる。
【0047】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動棚システムを説明するための
ブロック図。
【図2】本発明の移動棚システムの前提となる、通路が
1つだけ形成されている場合の、移動棚の模式図。
【図3】PLCの制御を説明するための表。
【図4】通路が2つ形成された移動棚の模式図。
【図5】図4に示した移動棚におけるPLCの制御を説
明するための表。
【図6】従来の移動棚を示す正面図。
【符号の説明】
10 入出力装置 20 制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動棚からなり、移動棚間に複数
    の通路が形成されるシステムであって、通路の変更要求
    があった場合に、その要求があった通路を開けるための
    棚の移動パターンのうち、移動させる棚の数がもっとも
    少ないとされる棚の移動パターンを選択して棚を移動さ
    せる制御手段を備えた移動棚システム。
JP5105998A 1993-04-09 1993-04-09 移動棚システム Pending JPH06293410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5105998A JPH06293410A (ja) 1993-04-09 1993-04-09 移動棚システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5105998A JPH06293410A (ja) 1993-04-09 1993-04-09 移動棚システム

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JPH06293410A true JPH06293410A (ja) 1994-10-21

Family

ID=14422384

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5105998A Pending JPH06293410A (ja) 1993-04-09 1993-04-09 移動棚システム

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JP (1) JPH06293410A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020052630A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 三菱ロジスネクスト株式会社 無人搬送システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0331104A (ja) * 1989-06-29 1991-02-08 Kongo Kk 電動式移動棚装置

Patent Citations (1)

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