JPH06292880A - 厨芥処理機 - Google Patents
厨芥処理機Info
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- JPH06292880A JPH06292880A JP5084564A JP8456493A JPH06292880A JP H06292880 A JPH06292880 A JP H06292880A JP 5084564 A JP5084564 A JP 5084564A JP 8456493 A JP8456493 A JP 8456493A JP H06292880 A JPH06292880 A JP H06292880A
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- Japan
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- food waste
- container
- heating
- garbage
- heating means
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- Treatment Of Sludge (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は処理時間を短縮しより使いやすい生
ごみ処理機を提供することを目的とする。 【構成】 断熱容器１と、断熱容器内に生ごみを収納す
る生ごみ収納容器２と、前記生ごみ収納容器の生ごみを
粉砕、撹拌する回転刃４と、前記生ごみ収納容器の上方
に設けたヒータ９と、前記断熱容器の外周部に配置し生
ごみから発生する水蒸気を凝縮させる凝縮部１２と、こ
の凝縮部の外面を冷却する送風ファン１３と、前記凝縮
部と連通した凝縮水容器１６および脱臭装置１７を備
え、前記ヒータ９で生ごみを加熱開始後、所定時間後に
回転刃４を駆動して粉砕、撹拌を開始させるようにした
ものである。
ごみ処理機を提供することを目的とする。 【構成】 断熱容器１と、断熱容器内に生ごみを収納す
る生ごみ収納容器２と、前記生ごみ収納容器の生ごみを
粉砕、撹拌する回転刃４と、前記生ごみ収納容器の上方
に設けたヒータ９と、前記断熱容器の外周部に配置し生
ごみから発生する水蒸気を凝縮させる凝縮部１２と、こ
の凝縮部の外面を冷却する送風ファン１３と、前記凝縮
部と連通した凝縮水容器１６および脱臭装置１７を備
え、前記ヒータ９で生ごみを加熱開始後、所定時間後に
回転刃４を駆動して粉砕、撹拌を開始させるようにした
ものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭の生ごみ等の
厨芥を処理する厨芥処理機に関するものである。
厨芥を処理する厨芥処理機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の厨芥処理機としては、生ごみを粉
砕して下水へ流すディスポーザーや、生ごみを粉砕、脱
水して回収する生ごみ脱水機がある。ディスポーザー
は、下水処理施設のない地域では河川を汚し、環境汚染
の原因になる。一方、生ごみ脱水機は、脱水した生ごみ
を回収するので直接には環境汚染の原因にはならない
が、回収した生ごみは放置しておくと腐敗しやすく悪臭
を発生する。そのために脱水回収した生ごみを低温で保
管したり、頻繁に公共のごみ収集場所へ出して、処理し
なければならないなど環境汚染の原因になったり、処理
機で処理した後の処理が手間が掛かると言う問題を有し
ていた。
砕して下水へ流すディスポーザーや、生ごみを粉砕、脱
水して回収する生ごみ脱水機がある。ディスポーザー
は、下水処理施設のない地域では河川を汚し、環境汚染
の原因になる。一方、生ごみ脱水機は、脱水した生ごみ
を回収するので直接には環境汚染の原因にはならない
が、回収した生ごみは放置しておくと腐敗しやすく悪臭
を発生する。そのために脱水回収した生ごみを低温で保
管したり、頻繁に公共のごみ収集場所へ出して、処理し
なければならないなど環境汚染の原因になったり、処理
機で処理した後の処理が手間が掛かると言う問題を有し
ていた。
【０００３】この問題を解決するため生ごみを粉砕乾燥
することにより、元の体積、重量を低減するとともに腐
敗を防ぎ、後処理に手間の掛からない厨芥処理機が考え
られている。
することにより、元の体積、重量を低減するとともに腐
敗を防ぎ、後処理に手間の掛からない厨芥処理機が考え
られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この粉砕乾燥する厨芥
処理機は乾燥時間が長く、冷却時間を含めた処理時間が
長くかかっていた。
処理機は乾燥時間が長く、冷却時間を含めた処理時間が
長くかかっていた。
【０００５】本発明は処理時間を短縮しより使いやすい
厨芥処理機を提供することを目的とする。
厨芥処理機を提供することを目的とする。
【０００６】また、メンテナンスの容易な厨芥処理機を
提供することを目的とするものである。
提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第一の手段は、断熱容器と、断熱容器内に生ごみを
収納する生ごみ収納容器と、前記生ごみ収納容器の生ご
みを粉砕、撹拌する回転刃と、前記生ごみ収納容器の上
方に設けた生ごみ加熱手段と、前記断熱容器の外周部に
配置し生ごみから発生する水蒸気を凝縮させる凝縮部
と、この凝縮部の外面を冷却する送風ファンと、前記凝
縮部と連通した凝縮水容器および脱臭装置を備え、前記
生ごみ加熱手段で生ごみを加熱開始後、所定時間後に回
転刃を駆動して粉砕、撹拌を開始させるようにした厨芥
処理機とするものである。
明の第一の手段は、断熱容器と、断熱容器内に生ごみを
収納する生ごみ収納容器と、前記生ごみ収納容器の生ご
みを粉砕、撹拌する回転刃と、前記生ごみ収納容器の上
方に設けた生ごみ加熱手段と、前記断熱容器の外周部に
配置し生ごみから発生する水蒸気を凝縮させる凝縮部
と、この凝縮部の外面を冷却する送風ファンと、前記凝
縮部と連通した凝縮水容器および脱臭装置を備え、前記
生ごみ加熱手段で生ごみを加熱開始後、所定時間後に回
転刃を駆動して粉砕、撹拌を開始させるようにした厨芥
処理機とするものである。
【０００８】本発明の第二の手段は、前記加熱手段を乾
燥初期最大能力で加熱させ、以降所定時間後に一段また
は複数段に加熱能力をシフトダウンさせるようにした生
ごみ処理機とするものである。
燥初期最大能力で加熱させ、以降所定時間後に一段また
は複数段に加熱能力をシフトダウンさせるようにした生
ごみ処理機とするものである。
【０００９】本発明の第三の手段は、前記第一の手段お
よび第二の手段をより完璧に達成するため、回転刃の駆
動開始は加熱開始後所定時間以内に、また生ごみ加熱手
段の能力シフトダウンは加熱開始後所定時間以降にそれ
ぞれ設定した厨芥処理機とするものである。
よび第二の手段をより完璧に達成するため、回転刃の駆
動開始は加熱開始後所定時間以内に、また生ごみ加熱手
段の能力シフトダウンは加熱開始後所定時間以降にそれ
ぞれ設定した厨芥処理機とするものである。
【００１０】本発明の第四の手段は、前記加熱手段には
撹拌ファンを併設し、下面に多数の通気穴を有したガ−
ド部材で覆い、このガ−ド部材は前記生ごみ収納容器の
上面よりオ−バ−ラップさせて入り込ませ内包した厨芥
処理機とするものである。
撹拌ファンを併設し、下面に多数の通気穴を有したガ−
ド部材で覆い、このガ−ド部材は前記生ごみ収納容器の
上面よりオ−バ−ラップさせて入り込ませ内包した厨芥
処理機とするものである。
【００１１】本発明の第五の手段は、前記ガ−ド部材の
外縁にはシ−ル部材を装着し、生ごみ加熱手段を取り付
けているヒ−タ−基板に着脱自在に取り付けた厨芥処理
機とするものである。
外縁にはシ−ル部材を装着し、生ごみ加熱手段を取り付
けているヒ−タ−基板に着脱自在に取り付けた厨芥処理
機とするものである。
【００１２】
【作用】本発明の第一の手段は、以下のように作用す
る。生ごみ収納容器に投入された生ごみは、生ごみ加熱
手段による加熱開始後所定時間（例えば３０分）まで回
転刃の駆動による粉砕、撹拌が行われないため、嵩が減
容せず、従って生ごみの表面上部は生ごみ加熱手段から
徒に離間することなく、生ごみの表面上部が効果的にか
つ急速加熱され水分が蒸発し、この蒸気はさらに熱を得
て過熱蒸気となる。追って回転刃の駆動による粉砕、撹
拌が行われると、水分を減少した生ごみの表面上部がま
だ多量の水分を含んだ内部と混ざって吸水し、以降順次
表面上部と内部とが混ざりあわされ、一方生ごみ加熱手
段による加熱に加えて前記過熱蒸気とで生ごみは加速的
に乾燥が進行され、乾燥時間を短縮することができる。
る。生ごみ収納容器に投入された生ごみは、生ごみ加熱
手段による加熱開始後所定時間（例えば３０分）まで回
転刃の駆動による粉砕、撹拌が行われないため、嵩が減
容せず、従って生ごみの表面上部は生ごみ加熱手段から
徒に離間することなく、生ごみの表面上部が効果的にか
つ急速加熱され水分が蒸発し、この蒸気はさらに熱を得
て過熱蒸気となる。追って回転刃の駆動による粉砕、撹
拌が行われると、水分を減少した生ごみの表面上部がま
だ多量の水分を含んだ内部と混ざって吸水し、以降順次
表面上部と内部とが混ざりあわされ、一方生ごみ加熱手
段による加熱に加えて前記過熱蒸気とで生ごみは加速的
に乾燥が進行され、乾燥時間を短縮することができる。
【００１３】本発明の第二の手段は、乾燥初期において
加熱手段の能力を最大にして生ごみの乾燥スピ−ドを早
め、所定時間後、即ち乾燥の終盤においては一段または
複数段に加熱能力をシフトダウンさせるようにして、乾
燥終了後の冷却時間を短縮して乾燥時間と冷却時間を含
めた処理時間を短縮できる。また、加熱能力のシフトダ
ウンにより生ごみの過乾燥も防止でき、処理物が粉々に
粉砕されることがなく廃棄処理がしやすくなる。
加熱手段の能力を最大にして生ごみの乾燥スピ−ドを早
め、所定時間後、即ち乾燥の終盤においては一段または
複数段に加熱能力をシフトダウンさせるようにして、乾
燥終了後の冷却時間を短縮して乾燥時間と冷却時間を含
めた処理時間を短縮できる。また、加熱能力のシフトダ
ウンにより生ごみの過乾燥も防止でき、処理物が粉々に
粉砕されることがなく廃棄処理がしやすくなる。
【００１４】本発明の第三の手段は、前記回転刃の駆動
開始は生ごみの表面上部が充分に加熱される時間をみた
加熱開始後所定時間（例えば６０分）以内とし、また生
ごみ加熱手段の能力シフトダウンは加熱開始後所定時間
（例えば６０分）以降にそれぞれ設定することにより生
ごみの乾燥処理はより完璧にまた乾燥時間短縮が達成で
きる。
開始は生ごみの表面上部が充分に加熱される時間をみた
加熱開始後所定時間（例えば６０分）以内とし、また生
ごみ加熱手段の能力シフトダウンは加熱開始後所定時間
（例えば６０分）以降にそれぞれ設定することにより生
ごみの乾燥処理はより完璧にまた乾燥時間短縮が達成で
きる。
【００１５】本発明の第四の手段は、撹拌ファンから放
出される空気流が生ごみ加熱手段を通過して熱を得てガ
−ド部材の内壁に沿って渦巻状に下方へ放出され、オ−
バ−ラップさせた生ごみ収納容器からもれることなく生
ごみ収納容器の内壁に沿って渦巻状に下方へ放出され、
この熱風が生ごみに達して乾燥効果を高め乾燥時間短縮
を達成できる。
出される空気流が生ごみ加熱手段を通過して熱を得てガ
−ド部材の内壁に沿って渦巻状に下方へ放出され、オ−
バ−ラップさせた生ごみ収納容器からもれることなく生
ごみ収納容器の内壁に沿って渦巻状に下方へ放出され、
この熱風が生ごみに達して乾燥効果を高め乾燥時間短縮
を達成できる。
【００１６】本発明の第五の手段は、前記加熱手段とこ
れに併設した撹拌ファンとを覆う前記ガ−ド部材の外縁
にはシ−ル部材を装着し、前記加熱手段等を取り付けて
いるヒ−タ−基板に着脱自在に取り付ける構成にしたた
め、ガ−ド部材の着脱により生ごみ加熱手段と撹拌ファ
ン、そしてシ−ル部材のメンテナンスが容易にできる。
れに併設した撹拌ファンとを覆う前記ガ−ド部材の外縁
にはシ−ル部材を装着し、前記加熱手段等を取り付けて
いるヒ−タ−基板に着脱自在に取り付ける構成にしたた
め、ガ−ド部材の着脱により生ごみ加熱手段と撹拌ファ
ン、そしてシ−ル部材のメンテナンスが容易にできる。
【００１７】
【実施例】以下本発明の実施例について図を参照しなが
ら説明する。図１は第一〜第四の手段の構成を示し、１
は断熱容器（図１では一例として内壁と外壁で構成され
間の空間を真空にした真空断熱容器を示す）、２は断熱
容器１内に設置した生ごみ収納容器である。生ごみ収納
容器２内には生ごみを粉砕、撹拌する手段として固定刃
３、回転刃４を設けている。固定刃３は生ごみ収納容器
２の内壁に設けられ、回転刃４は生ごみ収納容器２の底
面から突き出した回転軸５に固定されている。の回転軸
５は駆動モータ６、減速装置７を介した駆動軸８と係合
されている。生ごみ収納容器２の上方には生ごみ加熱手
段としてのヒータ９と撹拌ファン１０を設けている。１
１はファンモータである。そして、ヒータ９と撹拌ファ
ン１０で生ごみ表面上部を充分加熱した後、駆動モータ
６によって回転刃４を回転駆動させるようにしている。
断熱容器１の外周部には凝縮部１２と送風ファン１３が
設置される。凝縮部１２の下部には凝縮水流出パイプ１
４、排気パイプ１５が設けてある。凝縮水流出パイプ１
４の先端には凝縮水容器１６を設けている。排気パイプ
１５の後ろには脱臭装置１７（または触媒装置）を設け
ている。１８は生ごみ処理機本体、１９は蓋である。蓋
１９はヒンジ２０で支持され、生ごみ処理機本体１８の
上に開閉自在で、パッキン２１を挟み込み、ラッチ２２
で蓋１９と厨芥処理機本体１８が固定されて、生ごみ収
納容器２は密閉状態になる。２３はラッチ２２の開錠ボ
タンである。
ら説明する。図１は第一〜第四の手段の構成を示し、１
は断熱容器（図１では一例として内壁と外壁で構成され
間の空間を真空にした真空断熱容器を示す）、２は断熱
容器１内に設置した生ごみ収納容器である。生ごみ収納
容器２内には生ごみを粉砕、撹拌する手段として固定刃
３、回転刃４を設けている。固定刃３は生ごみ収納容器
２の内壁に設けられ、回転刃４は生ごみ収納容器２の底
面から突き出した回転軸５に固定されている。の回転軸
５は駆動モータ６、減速装置７を介した駆動軸８と係合
されている。生ごみ収納容器２の上方には生ごみ加熱手
段としてのヒータ９と撹拌ファン１０を設けている。１
１はファンモータである。そして、ヒータ９と撹拌ファ
ン１０で生ごみ表面上部を充分加熱した後、駆動モータ
６によって回転刃４を回転駆動させるようにしている。
断熱容器１の外周部には凝縮部１２と送風ファン１３が
設置される。凝縮部１２の下部には凝縮水流出パイプ１
４、排気パイプ１５が設けてある。凝縮水流出パイプ１
４の先端には凝縮水容器１６を設けている。排気パイプ
１５の後ろには脱臭装置１７（または触媒装置）を設け
ている。１８は生ごみ処理機本体、１９は蓋である。蓋
１９はヒンジ２０で支持され、生ごみ処理機本体１８の
上に開閉自在で、パッキン２１を挟み込み、ラッチ２２
で蓋１９と厨芥処理機本体１８が固定されて、生ごみ収
納容器２は密閉状態になる。２３はラッチ２２の開錠ボ
タンである。
【００１８】以上のように構成された厨芥処理機につい
て、その動作を説明する。生ごみ収納容器２に投入され
た生ごみは、まず生ごみ加熱手段としてのヒータ９と撹
拌ファン１０で生ごみ表面上部を充分加熱する。加熱開
始後所定時間（ヒータが４００ワットの場合、３０分程
度）まで回転刃４駆動による粉砕、撹拌が行われないよ
うにしているため嵩が減容せず、従って生ごみの表面上
部はヒータ９と撹拌ファン１０から徒に離間することな
く、生ごみの表面上部が効果的にかつ急速加熱され水分
が蒸発し、この蒸気はさらに熱を得て過熱蒸気となる。
追って回転刃４駆動と固定刃３とによる粉砕、撹拌が行
われると水分を減少した生ごみの表面上部がまだ多量の
水分を含んだ内部と混ざって吸水し、以降順次表面上部
と内部とが混ざりあわされ、一方生ごみ加熱手段による
加熱に加えて前記過熱蒸気とで生ごみは加速的に乾燥が
進行され、乾燥時間を短縮することができる。
て、その動作を説明する。生ごみ収納容器２に投入され
た生ごみは、まず生ごみ加熱手段としてのヒータ９と撹
拌ファン１０で生ごみ表面上部を充分加熱する。加熱開
始後所定時間（ヒータが４００ワットの場合、３０分程
度）まで回転刃４駆動による粉砕、撹拌が行われないよ
うにしているため嵩が減容せず、従って生ごみの表面上
部はヒータ９と撹拌ファン１０から徒に離間することな
く、生ごみの表面上部が効果的にかつ急速加熱され水分
が蒸発し、この蒸気はさらに熱を得て過熱蒸気となる。
追って回転刃４駆動と固定刃３とによる粉砕、撹拌が行
われると水分を減少した生ごみの表面上部がまだ多量の
水分を含んだ内部と混ざって吸水し、以降順次表面上部
と内部とが混ざりあわされ、一方生ごみ加熱手段による
加熱に加えて前記過熱蒸気とで生ごみは加速的に乾燥が
進行され、乾燥時間を短縮することができる。
【００１９】生ごみからは臭気成分を含んだ水蒸気が発
生し、凝縮部１２へ流入し、送風ファン１３で冷却され
て凝縮し、凝縮部１２に接続した凝縮水流出パイプ１４
により排出され凝縮水容器１６に溜まる。一方、凝縮し
きれなかった臭気成分を含む水蒸気は排気パイプ１５か
ら脱臭装置１７や触媒装置へ導かれ臭気成分は浄化され
る。粉砕、乾燥された生ごみは、生ごみ収納容器２に残
るが、嵩が減っており、また、乾燥して水分活性が低下
しているので、そのまま生ごみ収納容器２内に入れてい
ても、腐敗したりカビが発生することはない。従って、
生ごみ収納容器２が一杯になるまで、乾燥した生ごみの
上に、次々生ごみを入れて乾燥処理することができる。
この場合、追加した生ごみの表面上部は初回の時より一
層加熱手段としてのヒータ９と撹拌ファン１０に近づい
て表面上部の加熱が早まり、追って回転刃４の駆動によ
る粉砕、撹拌が行われると、乾燥処理後のごみがまだ多
量の水分を含んだ内部と混ざって吸水し、以降の乾燥も
一段と早まり乾燥時間を短縮できる。そして、生ごみ収
納容器２に残った乾燥生ごみと凝縮水容器１６に溜まっ
た凝縮水を定期的に回収、処理することにより、従来の
ように環境汚染がなく、毎回後処理する手間もなくな
る。
生し、凝縮部１２へ流入し、送風ファン１３で冷却され
て凝縮し、凝縮部１２に接続した凝縮水流出パイプ１４
により排出され凝縮水容器１６に溜まる。一方、凝縮し
きれなかった臭気成分を含む水蒸気は排気パイプ１５か
ら脱臭装置１７や触媒装置へ導かれ臭気成分は浄化され
る。粉砕、乾燥された生ごみは、生ごみ収納容器２に残
るが、嵩が減っており、また、乾燥して水分活性が低下
しているので、そのまま生ごみ収納容器２内に入れてい
ても、腐敗したりカビが発生することはない。従って、
生ごみ収納容器２が一杯になるまで、乾燥した生ごみの
上に、次々生ごみを入れて乾燥処理することができる。
この場合、追加した生ごみの表面上部は初回の時より一
層加熱手段としてのヒータ９と撹拌ファン１０に近づい
て表面上部の加熱が早まり、追って回転刃４の駆動によ
る粉砕、撹拌が行われると、乾燥処理後のごみがまだ多
量の水分を含んだ内部と混ざって吸水し、以降の乾燥も
一段と早まり乾燥時間を短縮できる。そして、生ごみ収
納容器２に残った乾燥生ごみと凝縮水容器１６に溜まっ
た凝縮水を定期的に回収、処理することにより、従来の
ように環境汚染がなく、毎回後処理する手間もなくな
る。
【００２０】第二の手段では、図２に示すように乾燥初
期において生ごみ加熱手段としてのヒータ９能力を最大
にして生ごみの乾燥スピ−ドを早め、所定時間後、即ち
乾燥の終盤においては一段または複数段に加熱能力をシ
フトダウンさせる事により、乾燥終了後からの冷却時間
を短縮させて乾燥時間と冷却時間を含めた処理時間を短
縮できる。また、加熱能力のシフトダウンにより生ごみ
の過乾燥も防止でき、処理物が粉々に粉砕されることが
なく廃棄処理がしやすくなる。
期において生ごみ加熱手段としてのヒータ９能力を最大
にして生ごみの乾燥スピ−ドを早め、所定時間後、即ち
乾燥の終盤においては一段または複数段に加熱能力をシ
フトダウンさせる事により、乾燥終了後からの冷却時間
を短縮させて乾燥時間と冷却時間を含めた処理時間を短
縮できる。また、加熱能力のシフトダウンにより生ごみ
の過乾燥も防止でき、処理物が粉々に粉砕されることが
なく廃棄処理がしやすくなる。
【００２１】第三の手段では、前記回転刃４の駆動開始
は生ごみの表面上部が充分に加熱される時間をみた加熱
開始後６０分以内とし、また加熱手段としてのヒータ９
の能力シフトダウンは加熱開始後６０分以降にそれぞれ
設定することにより生ごみの乾燥処理はより完璧にまた
乾燥時間短縮が達成できる。なお、所定時間を６０分と
したが、５０〜７０分の範囲であれば問題はない。
は生ごみの表面上部が充分に加熱される時間をみた加熱
開始後６０分以内とし、また加熱手段としてのヒータ９
の能力シフトダウンは加熱開始後６０分以降にそれぞれ
設定することにより生ごみの乾燥処理はより完璧にまた
乾燥時間短縮が達成できる。なお、所定時間を６０分と
したが、５０〜７０分の範囲であれば問題はない。
【００２２】第四の手段では、前記加熱手段としてのヒ
ータ９に撹拌ファン１０を併設し、下面に多数の通気穴
２４を有したガ−ド部材２５で覆い、このガ−ド部材２
５は前記生ごみ収納容器２の上面よりオ−バ−ラップさ
せて入り込ませ内包して成る。撹拌ファン１０から放出
される空気流が生ごみ加熱手段を通過して熱を得てガ−
ド部材２５の内壁に沿って渦巻状に下方へ放出され、オ
−バ−ラップさせた生ごみ収納容器２からもれることな
く生ごみ収納容器内壁に沿って渦巻状に下方へ放出さ
れ、この熱風が生ごみに達して乾燥効果を高め乾燥時間
の短縮を達成できる。
ータ９に撹拌ファン１０を併設し、下面に多数の通気穴
２４を有したガ−ド部材２５で覆い、このガ−ド部材２
５は前記生ごみ収納容器２の上面よりオ−バ−ラップさ
せて入り込ませ内包して成る。撹拌ファン１０から放出
される空気流が生ごみ加熱手段を通過して熱を得てガ−
ド部材２５の内壁に沿って渦巻状に下方へ放出され、オ
−バ−ラップさせた生ごみ収納容器２からもれることな
く生ごみ収納容器内壁に沿って渦巻状に下方へ放出さ
れ、この熱風が生ごみに達して乾燥効果を高め乾燥時間
の短縮を達成できる。
【００２３】第五の手段では、図３に示すように、前記
ガ−ド部材２５の外縁にはシ−ル部材２６を装着し、前
記加熱手段としてのヒータ９と攪拌ファン１０を取り付
けているヒ−タ−基板２７にねじ２８で着脱自在に取り
付けているため、ガ−ド部材２５の着脱によりヒータ９
と攪拌ファン１０、そしてシ−ル部材２６のメンテナン
スが容易にできるものとなる。
ガ−ド部材２５の外縁にはシ−ル部材２６を装着し、前
記加熱手段としてのヒータ９と攪拌ファン１０を取り付
けているヒ−タ−基板２７にねじ２８で着脱自在に取り
付けているため、ガ−ド部材２５の着脱によりヒータ９
と攪拌ファン１０、そしてシ−ル部材２６のメンテナン
スが容易にできるものとなる。
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明の第一、第二、第
三、第四の手段によれば、生ごみの乾燥時間および冷却
時間を短縮し、乾燥時間と冷却時間を含めた処理時間を
短縮でき使いやすい厨芥処理機とすることができる。ま
た第二、第三の手段によれば、加熱能力のシフトダウン
により生ごみの過乾燥も防止でき、処理物が粉々に粉砕
されることがなく廃棄処理がしやすくなる。さらに第五
の手段によれば、ガ−ド部材の着脱により生ごみ加熱手
段と攪拌ファンそしてシ−ル部材のメンテナンスが容易
にできるものとなる。
三、第四の手段によれば、生ごみの乾燥時間および冷却
時間を短縮し、乾燥時間と冷却時間を含めた処理時間を
短縮でき使いやすい厨芥処理機とすることができる。ま
た第二、第三の手段によれば、加熱能力のシフトダウン
により生ごみの過乾燥も防止でき、処理物が粉々に粉砕
されることがなく廃棄処理がしやすくなる。さらに第五
の手段によれば、ガ−ド部材の着脱により生ごみ加熱手
段と攪拌ファンそしてシ−ル部材のメンテナンスが容易
にできるものとなる。
【図１】本発明の第一〜第四の手段の実施例における厨
芥処理機の断面図
芥処理機の断面図
【図２】本発明の第二の手段の加熱能力と処理過程の説
明図
明図
【図３】本発明の第五の手段の実施例における要部断面
図
図
１ 断熱容器 ２ 生ごみ収納容器 ３ 固定刃 ４ 回転刃 ９ ヒ−タ １０ 撹拌ファン １２ 凝縮部 １３ 送風ファン １６ 凝縮水容器 １７ 脱臭装置 ２４ 通気穴 ２５ ガ−ド部材 ２６ シ−ル部材 ２７ ヒ−タ−基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０２Ｃ 18/40 １０２ Ａ 7918−4Ｄ // Ｃ０２Ｆ 11/12 ＺＡＢ Ｂ 7446−4Ｄ (72)発明者 吉川 達夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項１】 断熱容器と、断熱容器内に生ごみを収納
する生ごみ収納容器と、前記生ごみ収納容器の生ごみを
粉砕、撹拌する回転刃と、前記生ごみ収納容器の上方に
設けた生ごみ加熱手段と、前記断熱容器の外周部に配置
し生ごみから発生する水蒸気を凝縮させる凝縮部と、こ
の凝縮部の外面を冷却する送風ファンと、前記凝縮部と
連通した凝縮水容器および脱臭装置を備え、前記生ごみ
加熱手段で生ごみを加熱開始後、所定時間後に回転刃を
駆動して粉砕、撹拌を開始させるようにした厨芥処理
機。 - 【請求項２】 生ごみ加熱手段は乾燥初期最大能力で加
熱させ、以降所定時間後に一段または複数段に加熱能力
をシフトダウンさせるようにした請求項１記載の厨芥処
理機。 - 【請求項３】 回転刃の駆動開始は加熱開始後所定時間
以内に、また生ごみ加熱手段の能力シフトダウンは加熱
開始後所定時間以降にそれぞれ設定した請求項１または
２記載の厨芥処理機。 - 【請求項４】 生ごみ加熱手段には撹拌ファンを併設
し、下面に多数の通気穴を有したガ−ド部材で覆い、こ
のガ−ド部材は生ごみ収納容器の上面よりオ−バ−ラッ
プさせて入り込ませ内包した請求項１記載の厨芥処理
機。 - 【請求項５】 ガ−ド部材の外縁にはシ−ル部材を装着
し、生ごみ加熱手段を取り付けているヒ−タ−基板に着
脱自在に取り付けた請求項１記載の厨芥処理機。
Priority Applications (6)
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|---|---|---|---|
| JP5084564A JP3070332B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 厨芥処理機 |
| EP94105504A EP0619149B1 (en) | 1993-04-09 | 1994-04-08 | Refuse processing machine |
| US08/225,329 US5634600A (en) | 1993-04-09 | 1994-04-08 | Refuse processing machine |
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|---|---|---|---|
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ID=13834156
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 1993-04-12 JP JP5084564A patent/JP3070332B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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