JPH06292776A - ミシン - Google Patents

ミシン

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Publication number
JPH06292776A
JPH06292776A JP5084377A JP8437793A JPH06292776A JP H06292776 A JPH06292776 A JP H06292776A JP 5084377 A JP5084377 A JP 5084377A JP 8437793 A JP8437793 A JP 8437793A JP H06292776 A JPH06292776 A JP H06292776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
sewing
block
embroidery
patterns
Prior art date
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Pending
Application number
JP5084377A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Matsubara
憲司 松原
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Priority to US08/223,226 priority patent/US5410976A/en
Publication of JPH06292776A publication Critical patent/JPH06292776A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
    • D05B19/10Arrangements for selecting combinations of stitch or pattern data from memory ; Handling data in order to control stitch format, e.g. size, direction, mirror image

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の模様を重ねて刺繍する場合、針の曲が
りを防止して、刺繍を良好に行う。 【構成】 まず、2つの模様が重なり、上側になる縫製
ブロックが下側になる縫製ブロックを分割する場合、下
側の縫製ブロックを2つに分割するように第1補正が行
われる。そして、縫製ブロックの基準方向と交点の位置
とに基づいて、重なり部分の刺繍による加工布を強く引
っ張る強さの度合を判定して、その度合が強いほど境界
部の重なり部分を多く残されると共に、下側の模様の重
複部分を削除するように第2補正が行なわれる(S6
2,S63,S45,S46)。補正されたデータに基
づいて、刺繍枠移動機構が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指定された模様を刺繍
する刺繍ミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のミシンに用いられるROMカー
ドには、複数の模様の縫製に係わる縫製データを記憶す
る記憶領域が設けられており、それらの模様は各縫製デ
ータによって個別に形成されるように構成されている。
ROMカードがミシンに装着されると、模様が選択でき
るように構成されている。
【0003】2つの模様が重なるように刺繍を行う場
合、2つの模様と刺繍位置とが指定された後に、1つの
模様が予め記憶されている形状で完成されると、続い
て、別の模様が予め記憶されている形状で形成されるよ
うに構成されていた。また、2つの模様が重なる部分
は、既に形成された模様の刺繍部分の上側に次の模様の
刺繍が形成されるように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、刺繍部
分は糸によって締め付けられ固くなっているので、この
刺繍部分に刺繍を幾度も縫製すると、縫い針が曲がった
りする恐れがある。針が曲がると、縫目が正しく形成さ
れずに、刺繍の品質が低下するという問題点がある。更
に、針の曲がり方によっては、針が押え足や針板に引っ
かかって縫製ができなくなる恐れがある。
【0005】本発明は上述した問題を解決するためにな
されたものであり、縫い針の曲がりを防止して、品質の
高い刺繍を良好に行えるミシンを提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載のミシンは、多数の模様に係わ
る縫製データを予め記憶する記憶手段と、縫製データに
基づいて形成する模様を選択する選択手段と、選択され
た複数の模様の少なくとも一部分が重なるように複数の
模様を配置する配置手段と、重なるように配置された模
様のうちで、第1の模様とその第1の模様より優先され
る第2の模様との重なる重複部分を検出する重複検出手
段と、第1の模様の重複部分の刺繍密度を減少するよう
に縫製データを補正する補正手段と、補正された縫製デ
ータに基づいて複数の模様を刺繍によって加工布に形成
する模様形成手段とを備えている。
【0007】また、請求項2記載のミシンは、第1の模
様と第2の模様との境界部において、第1の模様の刺繍
と第2の模様の刺繍とが加工布を引っ張り合う強弱の度
合を検出する度合検出手段と、加工布を引っ張り合う度
合が強いほど、境界部近傍の重複部分の刺繍を多く残す
ように、第1の模様の縫製データを補正し、また、加工
布を引っ張り合う度合が弱いほど、重複部分の刺繍を多
く削除するように、第1の模様の縫製データを補正する
補正手段とを備えている。
【0008】
【作用】上記の構成を有する請求項1記載のミシンにお
いては、記憶手段は多数の模様に係わる縫製データを予
め記憶する。選択手段は形成される模様を選択可能にし
ている。配置手段は、選択された複数の模様の少なくと
も一部分が重なるように複数の模様を配置する。重複検
出手段は、模様が重なる重複部分を自動的に検出する。
補正手段は、第1の模様の重複部分の刺繍密度を減少す
るように縫製データを自動的に補正する。模様形成手段
は、補正された縫製データに基づいて複数の模様を刺繍
によって加工布に形成する。
【0009】また、請求項2記載のミシンにおいては、
度合検出手段は第1の模様と第2の模様との境界部にお
いて、第1の模様の刺繍と第2の模様の刺繍とが加工布
を引っ張り合う度合を検出する。補正手段は、加工布を
引っ張り合う度合が強いほど、境界部近傍の重複部分の
刺繍を多く残すように、第1の模様の縫製データを補正
し、また、加工布を引っ張り合う度合が弱いほど、重複
部分の刺繍を多く削除するように、第1の模様の縫製デ
ータを補正する。
【0010】
【実施例】本ミシンの制御装置10は、図2に示すよう
に、演算装置のCPU12と、記憶装置の内部ROM1
4及び内部RAM16とから主に構成されている。
【0011】内部ROM14には、ミシンを制御するた
めの公知の制御プログラム、模様編集のための公知の模
様編集プログラム、ブロックデータ展開プログラム並び
に、図1及び図12に示すフローチャートの複数の模様
の重なり方を補正する補正プログラムが記憶されたプロ
グラム記憶領域が設けられている。内部RAM16に
は、CPU12によってデータ書き込まれる記憶領域が
構成されている。
【0012】また、CPU12は、ROMカード20に
記憶されているデータを読み取り装置22を介して読み
込み可能に構成されている。公知のROMカード20に
は、複数の模様の縫製に係わる縫製データを記憶する記
憶領域が設けられており、それらの模様は各縫製データ
によって個別に形成されるように構成されている。縫製
データは、四角形を描く4点で表わされる公知のブロッ
クデータとして記憶されている。そして、ブロックデー
タ展開プログラムによって、ブロックデータが送り量で
表わされた公知の一針データに展開されるように構成さ
れている 。
【0013】そのブロックデータの4点は記憶されてい
る順番に、第1点、第2点、第3点、第4点と称されて
いる。その第1点と第3点とを結ぶ線分及び第2点と第
4点とを結ぶ線分上で、縫目の進行方向が反転するよう
に構成されている。その第1点と第3点とを結ぶ線分及
び第2点と第4点とを結ぶ線分は主辺と称されている。
また、その第1点と第2点とを結ぶ線分及び第3点と第
4点とを結ぶ線分は副辺と称されている。第1点から第
3点に向かう方向が基準方向と称されている(図3の矢
印参照)。ある縫製ブロックを刺繍した後に、離れてい
て共有点を持たない縫製ブロックを次に刺繍する場合、
先に縫製する縫製ブロックの終点とその次の縫製ブロッ
クの始点との間は、公知の走り縫いが行われるようにブ
ロックデータ展開プログラムは構成されている。ブロッ
クデータにおいては、縫製ブロック毎に縫目の数を決定
するための糸密度データが設定されており、1mmの幅
に4本の糸が交差して加工布を覆うように設定されてい
る。
【0014】更に、CPU12は、公知の刺繍枠を刺繍
枠を前後左右に移動する刺繍枠移動機構24に接続され
ており、一針データに基づいて刺繍枠移動機構24を制
御するように構成されている。
【0015】CPU12には、ROMカード20に記憶
されている模様を表示する公知の表示装置26が接続さ
れている。更に、表示された模様を選択するタッチパネ
ル30が表示装置26の表示画面32を覆っている。C
PU12はタッチパネル3−の押接された位置に基づい
て選択された模様を検出するように構成されている。そ
して、模様が選択された順で刺繍が行われるようにCP
U12は構成されている。また、選択された模様の縫製
データは、図9に示すように、内部RAM16の補正前
エリアに記憶され、その選択された順番で模様番号M及
びブロック番号Bが付されるように構成されている。
【0016】そして、CPU12は図12に示すフロー
チャートに沿って、図9に示す補正前エリアの縫製デー
タを補正し、図10に示すように、その補正結果を内部
RAM16の第1補正エリアに記憶した後に、図1に示
すフローチャートに沿って第1補正エリアの縫製データ
を補正し、図11に示すように、その補正結果を内部R
AM16の第2補正エリアに記憶するように構成されて
いる。
【0017】また、模様編集プログラムは複数の模様の
少なくとも一部分を重ねて配置でき、更に、斜め方向に
ずらして配置可能であるように構成されている。更に、
模様の配置を決定するための配置指定スイッチ34が設
けられ、この配置指定スイッチ34は前後左右(↑・↓
・←・→)の4方向を指定可能に構成されている。模様
編集プログラムは、この配置指定スイッチ34を1回押
接する毎に、次の模様の大きさの二分の一がその指定さ
れた方向に対してずれるように構成されている。また、
配置指定スイッチ34によって配置位置が設定されず、
連続して模様が選択された場合は、その模様は右側に隣
接して配置されたものと判定するように構成されてい
る。
【0018】次に、以上の構成を有するミシンにおい
て、図3のように、模様を重ねて刺繍する場合の補正に
付いて説明する。ただし、模様「E」は模様「T」の右
後方にずれて重なるように配置され、模様「L」は模様
「E」の右後方にずれて重なるように配置されている。
模様「E」は模様「T」より優先され、模様「L」は模
様「E」より優先されている。また、模様「−」(ハイ
ホン)の半分は模様「4」の左部に重なるように配置さ
れている。そして、模様「4」は模様「−」より優先さ
れている。図5乃至図8の一点鎖点は、縫目の形成方向
を簡略化して表わしたもので、その一点鎖線が縫目自身
ではない。
【0019】ROMカード20がミシンに装着されて、
タッチパネル30と位置指定スイッチ34とによって、
「T→↓E→↓L→→→−→4」が入力されると、刺繍
される模様とその配置とが決定される。続いて、各模様
の縫製データが、図9に示すように、補正前エリアに記
憶されて、模様番号「1」が模様「T」に、模様番号
「2」が模様「E」に、模様番号「3」が模様「L」
に、模様番号「4」が模様「−」に、模様番号「5」が
模様「4」に付される。また、それぞれの縫製ブロック
にも、ブロック番号Bがそれぞれ付される。このように
して、刺繍される模様・順番が内部RAM16に記憶さ
れる。
【0020】まず、図12に示すフローチャートの第1
補正の処理が行われる。模様番号M1(=1)、ブロッ
ク番号B1(=1)に対応する模様「T」における縫製
ブロックT1は、模様番号M2(=2)、ブロック番号
B2(=1)に対応する模様「E」における縫製ブロッ
クE1と交点を持たない(S12:NO)、即ち、重な
らないことが判定される。そして、この縫製ブロックT
1は他の模様「E」の縫製ブロックE2乃至E4とも交
点を持たないことが判定される(S16:NO,S1
7,S12:NO)。続いて、縫製ブロックT1は他の
模様「L」、模様「−」、模様「4」とも交点を持たな
いことが判定される(S12:NO、S16乃至S1
9)。
【0021】次に、模様番号M1(=1)のブロック番
号B1がインクリメントされる(S20:NO,S2
1)。このブロック番号B1(=2)に対応する模様
「T」における縫製ブロックT2は、図5に示すよう
に、模様番号M2(=2)、ブロック番号B2(=1)
に対応する模様「E」における縫製ブロックE1と2つ
の交点を持っている、即ち、優先される模様「E」が下
側になる模様「T」を分割しないと判定される(S1
2:YES,S13:NO)。続いて、他の縫製ブロッ
クとの交点が順次検索される。
【0022】更に、模様番号M1(=2)、ブロック番
号B1(=3)に対応する模様「E」における縫製ブロ
ックE3は、図6に示すように、模様番号M2(=
3)、ブロック番号B2(=1)に対応する模様「L」
における縫製ブロックL1と2つの交点を持っていると
判定され(S12:YES,S13:NO)、更に、他
の縫製ブロックとの交点が検索される。
【0023】そして、模様番号M1(=2)、ブロック
番号(=4)に対応する模様「E」の縫製ブロックE4
は縫製ブロックL1と4つの交点Q1乃至Q4を持って
いる、即ち、優先される模様「L」がその下側になる模
様「E」を分割していると判定され(S12:YES,
S13:YES)。更に、図4に示すように、交点Q4
と交点Q3との中点H1と交点Q1と交点Q2との中点
H2とが設定される。その後、その重なった部分を半分
づつに分割するように、点P20,P11,H1,H2
によって構成される補正ブロックHE1と点H1,H
2,P21,P22によって構成される縫製ブロックH
E2の縫製データが、図10に示すように、縫製ブロッ
クE4の縫製データに変わって第1補正エリアに記憶さ
れる。
【0024】同様に優先される模様によって分割される
縫製ブロックの検索が全ての縫製ブロックについて終了
すると(S22:YES)、図1に示すフローチャート
の第2補正の処理が行われる。
【0025】模様「T」における縫製ブロックT1は、
模様「E」における縫製ブロックE1と交点を持たない
(S41:NO)、そして、縫製ブロックT1は他の模
様「E」の縫製ブロックE2乃至E4とも交点を持たな
いことが判定される(S48:NO,S49,S41:
NO)。続いて、縫製ブロックT1は他の模様「L」、
模様「−」、模様「4」とも交点を持たないと判定され
(S41:NO、S48乃至S51)、縫製ブロックE
1の縫製データが、図11に示すように、第2補正エリ
アに記憶される。
【0026】次に、模様番号M1(=1)のブロック番
号B1がインクリメントされる(S52:NO,S5
3)。図5(a)に示すように、ブロック番号B1(=
2)である模様「T」における縫製ブロックT2の基準
方向は模様「E」の縫製ブロックE1の基準方向が平行
であると共に、縫製ブロックT2は主辺P5P7上と副
辺P7P8上で交点K1,K2を持つ、即ち、縫製ブロ
ックT2と縫製ブロックE1とが加工布を最も引っ張り
合っていると判定される(S41:YES,S42:N
O,S44:NO)。従って、縫製ブロックT2が、図
5(b)に示すように、点P5,P6,H4,H3から
構成される縫製ブロックHT1と点H5,H3,P6,
H8から構成される縫製ブロックHT2とに分割される
(S45)。
【0027】更に、それら新たに生じた縫製ブロックH
T1,HT2の縫製データが縫製ブロックT2にかわっ
て、図11に示すように、第2補正エリアに記憶され
る。この補正によって、縫製ブロックT2と縫製ブロッ
クE1との重なり部分の距離d1が縫製ブロックHT2
と縫製ブロックE1との重なり部分の距離aに短縮さ
れ、再度刺繍される面積が減少していると共に、縫製ブ
ロックHT2と縫製ブロックE1との境目から加工布が
露出することが防止されている。
【0028】続いて、縫製ブロックT2と他の縫製ブロ
ックとの交点がないことが順次判定され、模様「T」に
係わる交点の検索が終了する(S41:NO,S48乃
至S55)。
【0029】同様に、模様「E」について、交点の検索
が行われる。図6(a)に示すように、ブロック番号B
1(=3)の縫製ブロックE3の基準方向は縫製ブロッ
クL1の基準方向と交わり、縫製ブロックE3の主辺P
17P19は、縫製ブロックL1の副辺P24P26及
びP23P25上にそれぞれ交点K3及びK4を持つ、
即ち、縫製ブロックE3と縫製ブロックL1とが中程度
に加工布を引っ張り合っていることが判定される(S4
1:YES,S42:YES,S60:NO)。
【0030】従って、縫製ブロックE3が、図6(b)
に示すように、点P16,P17,H7,H8から構成
される縫製ブロックHE3と、点H7,H9,H12,
H10から構成される縫製ブロックHE4と、点H1
2,H11,P18,P19とから構成される縫製ブロ
ックHE5とに分割される(S63)。そして、縫製ブ
ロックE3と縫製ブロックL1との重なり部分の距離d
2が縫製ブロックHE4と縫製ブロックL1との重なり
部分の距離bに短縮され、再度刺繍される面積が減少し
ていると共に、縫製ブロックHE4と縫製ブロックL1
との境目から加工布が露出することが防止されている。
【0031】同様に、ブロック番号B1(=4)の縫製
ブロックHE1は、図7(a)に示すように、縫製ブロ
ックHE1の基準線は縫製ブロックL1の基準線と交わ
り、縫製ブロックHE1はその主辺P20H1及びP1
1H2上にそれぞれ交点K5及びK6を持つ、即ち、縫
製ブロックHE1と縫製ブロックL1とが中程度に加工
布を引っ張り合っていることが判定される(S41:Y
ES,S42:YES,S60:YES)。
【0032】従って、縫製ブロックHE1が、図7
(b)に示すように、点P20,P11,H13,H1
4から構成される縫製ブロックHE6に変更され(S6
2)、主辺P20H13方向に距離bの重なり部分を有
する。そして、縫製ブロックHE1と縫製ブロックL1
との重なり部分の距離d3が縫製ブロックHE6と縫製
ブロックL1との重なり部分の距離bに短縮され、再度
刺繍される面積が減少していると共に、縫製ブロックH
E6と縫製ブロックL1との境目から加工布が露出する
ことが防止されている。
【0033】同様に、ブロック番号B1(=5)の縫製
ブロックHE2は、図7(a)に示すように、基準線が
重なり、縫製ブロックHE2の主辺H1P21及びH2
P22上にそれぞれ交点K7及びK8を持つ、即ち、縫
製ブロックHE2と縫製ブロックL1とが中程度に加工
布を引っ張り合っていることが判定される(S41:Y
ES,S42:YES)。
【0034】従って、縫製ブロックHE2が、図7
(b)に示すように、点H16,H15,P21,P2
2から構成される縫製ブロックHE7に変更され(S4
3)、主辺H16P21方向に距離bの重なり部分を有
する。そして、縫製ブロックHE2と縫製ブロックL1
との重なり部分の距離d3が縫製ブロックHE7と縫製
ブロックL1との重なり部分の距離bに短縮され、再度
刺繍される面積が減少していると共に、縫製ブロックH
E7と縫製ブロックL1との境目から加工布が露出する
ことが防止されている。
【0035】次に、模様番号M(=4)、ブロック番号
B1(=1)の縫製ブロックR1は、図8(a)に示す
ように、縫製ブロックR1の基準線は縫製ブロックF3
の基準線と平行で、縫製ブロックR1は縫製ブロックF
3の副辺P34P35で交点P34及びP35を持つ、
即ち、縫製ブロックR1と縫製ブロックF3とが最弱に
加工布を引っ張り合っていることが判定される(S4
1:YES,S42:NO,S44:YES)。
【0036】従って、縫製ブロックR1が、図8(b)
に示すように、点P30,P31,H17,H18から
構成される縫製ブロックHR1に変更され(S46)、
主辺P30H17方向に距離cの重なり部分を有する。
そして、縫製ブロックR1と縫製ブロックF3との重な
り部分の距離d4が縫製ブロックHR1と縫製ブロック
F3との重なり部分の距離cに短縮され、再度刺繍され
る面積が減少していると共に、縫製ブロックHR1と縫
製ブロックL1との境目から加工布が露出することが防
止されている。
【0037】このように第2補正が自動的に行われた後
で、図11に示すブロックデータに基づいて刺繍枠移動
機構24が制御されて、模様が加工布上に刺繍によって
形成される。尚、距離a,b,cの関係はa>b>cで
ある。
【0038】本実施例においては、重なる部分の面積の
一部が削除されたブロックデータを作成して、既に刺繍
された部分の再刺繍することを低減しているが、下側に
なる模様の重なる部分の糸密を部分的に低くするように
しても良い。また、本実施例における縫製ブロックより
も、小さく縫製ブロックを設定した方が様々な模様に対
応できる。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、本発明の請求項1記載のミシンにおいては、複数の
模様が重なる重複部分の刺繍を減少して、縫い針の曲が
りが防止することによって、刺繍が正確に行える。
【0040】また、請求項2記載のミシンにおいては、
境界部の刺繍による引っ張り合う度合が強いほど、境界
部近傍の刺繍が多く残っているので、境界部の加工布が
刺繍によって覆われ、刺繍の品質低下が防止されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のミシンにおける第2補正のフロ
ーチャートである。
【図2】図2は上記ミシンにおける電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図3は刺繍全体を示す全体図である。
【図4】図4は上記ミシンにおける第1補正よる補正部
分を示す説明図である。
【図5】図5は上記ミシンにおける第2補正よる補正部
分を示す説明図である。
【図6】図6は上記ミシンにおける第2補正よる補正部
分を示す説明図である。
【図7】図7は上記ミシンにおける第2補正よる補正部
分を示す説明図である。
【図8】図8は上記ミシンにおける第2補正よる補正部
分を示す説明図である。
【図9】図9は上記ミシンにおける補正前のデータを示
す説明図である。
【図10】図10は上記ミシンにおける第1補正後のデ
ータを示す説明図である。
【図11】図11は上記ミシンにおける第2補正後のデ
ータを示す説明図である。
【図12】図12は本発明のミシンにおける第1補正の
フローチャートである。
【符号の説明】
10 制御装置 12 CPU 14 内部ROM 16 内部RAM 20 ROMカード 22 読み取り装置 24 刺繍枠移動機構 26 表示装置 30 タッチパネル 32 表示画面 34 配置指定スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の模様に係わる縫製データを予め記
    憶する記憶手段と、 前記縫製データに基づいて形成する前記模様を選択する
    選択手段と、 選択された複数の前記模様の少なくとも一部分が重なる
    ように前記複数の模様を配置する配置手段と、 重なるように配置された前記模様のうちで、第1の模様
    とその第1の模様より優先される第2の模様との重なる
    重複部分を検出する重複検出手段と、 前記第1の模様の重複部分の刺繍密度を減少するように
    縫製データを補正する補正手段と、 補正された前記縫製データに基づいて前記複数の模様を
    刺繍によって加工布に形成する模様形成手段とを備えて
    いることを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 前記第1の模様と前記第2の模様との境
    界部において、前記第1の模様の刺繍と前記第2の模様
    の刺繍とが前記加工布を引っ張り合う強弱の度合を検出
    する度合検出手段を有し、 前記補正手段は、前記加工布を引っ張り合う度合が強い
    ほど、前記境界部近傍の前記重複部分の刺繍を多く残す
    ように、前記第1の模様の縫製データを補正し、また、
    前記加工布を引っ張り合う度合が弱いほど、前記重複部
    分の刺繍を多く削除するように、前記第1の模様の縫製
    データを補正することを特徴とする請求項1記載のミシ
    ン。
JP5084377A 1993-04-12 1993-04-12 ミシン Pending JPH06292776A (ja)

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JP5084377A JPH06292776A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 ミシン

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