JPH06292544A - 密封容器入り油脂含有飲料の製法 - Google Patents

密封容器入り油脂含有飲料の製法

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JPH06292544A
JPH06292544A JP5268232A JP26823293A JPH06292544A JP H06292544 A JPH06292544 A JP H06292544A JP 5268232 A JP5268232 A JP 5268232A JP 26823293 A JP26823293 A JP 26823293A JP H06292544 A JPH06292544 A JP H06292544A
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fats
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靖志 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【構成】(1)油脂成分と水と乳化剤もしくは安定剤と
を混合し、85℃以下の油脂含有溶液とする工程、
(2)上記油脂含有溶液を均質化して、水不溶性成分の
粒子径を1.0μm以下とした油脂含有均質化溶液を得
る工程及び(3)上記油脂含有均質化溶液と、乳化剤も
しくは安定剤を溶解した溶液とを混合した後、容器に充
填し、密封殺菌する工程を順次備えてなる。または、上
記(1)、(2)の工程の後、(3)上記油脂含有均質
化溶液を40℃以下に冷却し、油脂含有均質安定化溶液
とする工程及び(4)上記油脂含有均質安定化溶液を容
器に充填し、密封殺菌する工程を順次備えてなる。 【効果】過度の熱履歴を経ることなく、高濃度に油脂成
分を含有していても長期に亘って安定した乳化状態を保
持し得る密封容器入り油脂含有飲料が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油脂成分を含有してい
ても、長期間保存中、安定した乳化状態を保持すること
ができる密封容器入り油脂含有飲料の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乳脂肪、カカオ油脂、植物性油
脂等の油脂成分を含む油脂含有飲料としては、ミルクコ
ーヒー、ミルクティー、スープ等の乳飲料やココア飲料
等が良く知られている。これら油脂含有飲料は、長期に
亘って常温流通される密封容器入り飲料とする場合、通
常、上記油脂成分と他の原料とを温水に溶解し、100
〜250kg/cm2 程度の圧力で均質化した後、缶等
の容器に充填し、密封殺菌して製造される。しかしなが
ら、上記密封容器入り油脂含有飲料を長期間保存する
と、油脂成分は、飲料液上面に浮上し、リング状のクリ
ーム層を形成し、外観を悪くして飲料の品質を低下させ
る。
【0003】そこで、クリーム層の発生を防止する手段
として、蔗糖脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリン脂
肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の各種
乳化剤を単品もしくは数種組み合わせて添加することが
行われている。しかしながら、上記乳化剤を添加して
も、クリーム層の発生を防止できるのは、油脂含有量が
1重量%(以下「%」と記す)以下の飲料であり、高濃
度に油脂を含有する飲料の場合には、乳化剤の効果は殆
ど期待できない。また、油脂含有量が多いほど、乳化剤
の添加量も増えるため、乳化剤特有の苦味が飲料の風味
を損ねるという問題もある。また、油脂原料として生ク
リームやカカオ油脂を用いた場合、特に乳化状態が不安
定となり易く、油脂含有量が1%以下でもリング層を形
成したり、冷蔵保存によって凝集して凝固物となったり
する。この凝固物は、容器を振っても再度分散させるこ
とができないため、品質低下の大きな原因となってい
る。
【0004】そこで、上記問題を解決する方法として
は、例えば、特開昭50−132160号公報に記載の
方法が提案されている。この方法は、粉末ココアに植物
ガム等の乳化分散安定剤を加えた水溶液を、60℃以上
に加熱し、有機酸を添加してpHを5.0〜5.5に調
整して蛋白変性させた後、50kg/cm2 以上の圧力
で均質化し、希釈してチョコレート飲料とする方法であ
る。しかしながら、この方法では、水溶液が蛋白質の等
電点にある場合、蛋白質の変性が進み、蛋白質自身が持
つ保護コロイド作用が失われてしまい、再度pHを上昇
させても、保護コロイド効果が得られないため、油脂の
乳化を保持するために過剰に乳化剤や安定剤を添加する
必要がある。
【0005】また、他の方法としては、特公平2−59
708号公報に記載の方法が挙げられる。この方法は、
大豆磨砕液に植物油及び乳化剤を添加した後、95〜1
00℃で3〜10分間攪拌し、次に、400〜1000
kg/cm2 の圧力で均質化する高脂肪含有豆乳の製造
方法である。しかしながら、この方法では、油脂含有溶
液を95℃以上の高温で攪拌した後、均質化している。
従って、高圧均質化工程で、油脂含有溶液中の温度は粒
子の衝突によって更に上昇し、110℃以上となってし
まう。このような高温の熱履歴を受けた均質化液は、後
の密封殺菌工程によって更に高温の熱履歴を長時間受け
ることとなり、蛋白質が熱変性を起こして、凝集物が生
じたり、風味を悪くするという問題がある。
【0006】また、その他の方法として、特開平1−2
52273号公報に記載の方法が挙げられる。この方法
は、脂肪分含有乳成分からなる原料液に、グリセリン脂
肪酸エステルとイオタカラギナンとを添加、溶解し、高
速攪拌機にて予備乳化した後、200〜250kg/c
2 の圧力で均質化し、次いで、コーヒー抽出液もしく
は果汁類と甘味成分を加え、得られた混合液を加熱殺菌
すると共に再度均質化を行う方法である。しかしなが
ら、この方法では、加熱殺菌をした後、再度均質化をし
て容器に充填しているので、容器に充填する際、予め
容器を殺菌しておき、無菌状態で充填を行うか、容器
に充填後再度殺菌するかのいずれかの処理をしなくては
長期間保存する事ができないが、このような処理を行う
と、殺菌工程が煩雑になったり、殺菌工程を2回行うこ
とにより過剰な熱履歴を受け、飲料の風味が悪くなると
いう欠点がある。また、この方法では、均質化圧力が2
00〜250kg/cm2 と低いため、油脂の含有量が
1%を超える高濃度に油脂を含有する飲料の場合には乳
化を十分に行うことができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、過度の熱履歴を経ることなく、高濃度に油脂成分
を含有していても長期に亘って安定した乳化状態を保持
し得る密封容器入り油脂含有飲料の製法を提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記の工
程を順次備えてなることを特徴とする密封容器入り油脂
含有飲料の製法によって達成される。 (1)油脂成分と水と乳化剤もしくは安定剤とを混合
し、85℃以下の油脂含有溶液とする工程。 (2)上記油脂含有溶液を、500kg/cm2 以上の
圧力で均質化を行い、水不溶性成分の粒子径を1.0μ
m以下とした油脂含有均質化溶液を得る工程。 (3)上記油脂含有均質化溶液と、乳化剤もしくは安定
剤を溶解した溶液とを混合した後、容器に充填し、密封
殺菌する工程。
【0009】また、上記の目的は、下記の工程を順次備
えてなることを特徴とする密封容器入り油脂含有飲料の
製法によって達成される。 (1)油脂成分と水と乳化剤もしくは安定剤とを混合
し、85℃以下の油脂含有溶液とする工程。 (2)上記油脂含有溶液を、500kg/cm2 以上の
圧力で均質化を行い、水不溶性成分の粒子径を1.0μ
m以下とした油脂含有均質化溶液を得る工程。 (3)上記油脂含有均質化溶液を40℃以下に冷却し、
油脂含有均質安定化溶液とする工程。 (4)上記油脂含有均質安定化溶液を容器に充填し、密
封殺菌する工程。
【0010】すなわち、本発明者らは、高濃度に油脂成
分を含有する飲料の長期に亘る乳化安定化を図るため、
まず、均質化する溶液の条件について検討を行った。そ
の結果、油脂含有溶液を乳化剤もしくは安定剤と共に均
質化した後、これに乳化剤もしくは安定剤を含有する溶
液を更に添加し、容器に充填、密封殺菌するか、もしく
は、均質化した後、これを冷却し、容器に充填、密封殺
菌すると、乳化安定性が向上することを見いだし本発明
に到達した。
【0011】次に、本発明を詳しく説明する。本発明に
係る油脂成分を含有する飲料としては、例えば、ミルク
コーヒー、ウィンナーコーヒー、ミルクティ、ココア、
チョコレート飲料、スープ、味噌汁、ミルク汁粉、ミル
クセーキ、抹茶ミルク、酸性乳飲料等が挙げられる。上
記油脂含有飲料に用いられる油脂成分としては、生クリ
ーム、牛乳、全粉乳、練乳、豆乳、バター、チーズ等の
乳製品由来の乳脂肪を含有するものや、カカオ油脂、カ
カオ同等脂、サラダ油、椰子油、マーガリン、中鎖トリ
グリセリド、ナッツペースト等の植物性油脂を含有する
ものもしくはそれらの加工品や、魚油、ラード、ヘッ
ド、卵油等の動物性油脂を含有するものもしくはそれら
の加工品等が挙げられる。これらは目的に応じて単独で
も2種以上併用してもよい。
【0012】次に、本発明の密封容器入り油脂含有飲料
の製法の一つは、例えば、次のようにして行われる。す
なわち、まず、上記油脂成分と乳化剤もしくは安定剤と
に水を添加、混合し、85℃以下の油脂含有溶液とす
る。このとき、油脂含有溶液中、固形分は8〜50%に
することが後工程の均質化効果の点で望ましい。また、
油脂分は目的に応じて、0.005〜30%とする。特
に、最終製品の油脂含有飲料中、油脂が好ましくは0.
5%以上、更に好ましくは1%以上含有する飲料となる
よう、油脂含有溶液を調製すると好適である。
【0013】また、本発明に用いられる安定剤もしくは
乳化剤は、従来用いられているものを用いればよい。安
定剤としては、例えば、カラギナン、寒天、アルギン
酸、アルギン酸ナトリウム等の海藻抽出物や、グアーガ
ム、ペクチン、アラビアガム、カードラン、キサンタン
ガム、ローカストビーンガム、カルボキシメチルセルロ
ース等の植物もしくは微生物由来の粘質物や、ゼラチ
ン、卵白、カゼインナトリウム等の蛋白質が挙げられ
る。
【0014】乳化剤としては、例えば、モノグリセリン
脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、有機酸モノグリ
セリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール
脂肪酸エステル、レシチン等が挙げられる。これら乳化
剤と安定剤とはいずれか一方でも、両者を併用してもよ
い。また、安定剤と乳化剤の種類も単独でも数種併用し
てもよい。なお、このときの乳化剤もしくは安定剤の添
加量は、油脂含有溶液全体重量中、0.005〜0.3
%にする事が乳化安定性の点で望ましい。
【0015】また、油脂含有飲料中には、その他の原料
として、糖類、脱脂粉乳、脱脂練乳、果実・野菜等の加
工品、酸味料、塩類、香料、着色料、澱粉、調味料等を
必要に応じて適宜選択し、添加してもよい。
【0016】また、油脂含有溶液の温度は85℃以下に
する必要がある。85℃を超えると、後述の均質化工程
中に油脂含有均質化溶液の温度が90℃以上に上昇して
しまい、過度の熱履歴を受けて、油脂含有溶液中の油脂
成分や他の原料成分が熱変性、酸化等の劣化現象を生じ
たり、香気成分の飛散が起こりやすくなったりして風味
が低下しやすくなる傾向にある。なお、85℃以下の温
度に調整するために、水として95℃以下の温水を用い
るようにしてもよく、あるいは混合時に85℃以下とな
るよう油脂成分もしくは水の温度を調整したり、油脂含
有溶液の温度を適宜昇温するようにしてもよい。昇温方
法は、温水等の加温した水性媒体の添加、ジャケット式
タンクによる熱水、蒸気の循環による間接加熱、プレー
ト式ヒーター等の方法を適宜用いればよい。
【0017】また、このとき、油脂含有溶液の温度は4
0℃以上とすることが好適である。油脂含有溶液の温度
が40℃未満であると、均質化効果が得られにくくな
り、水不溶性成分の粒子径を小さくすることが難かしく
なる。
【0018】次に、上記85℃以下の油脂含有溶液を、
500kg/cm2 以上の圧力で均質化し、水不溶性成
分の粒子径が1.0μm以下、好ましくは0.7μm以
下の油脂含有均質化溶液とする。このとき使用する均質
機は、例えば、図2に示すような高速ホモミキサーや、
図3に示すようなマントンゴーリン、図1に示すような
液体流路が分岐後合流するような機構を有する均質機等
の、乳化物同士を衝突させるか、もしくは乳化物を器壁
に衝突させるような機構を有する均質機が挙げられる。
【0019】図2(a)〜(c)に示すように、高速ホ
モミキサーは、ステーター16内のタービン羽根17を
高速回転させることによって、液体を高速で攪拌し、そ
の間に生じる剪断力、衝撃、粒子同士の衝突等によって
均質化を行うものである。また、図3に示すように、マ
ントンゴーリンは、一定量の試料30を高圧でバルブ2
2とバルブ23との細い間隙Cに送り、その時の粒子の
衝突によって均質化するものである。マントンゴーリン
における圧力は、試料30が間隔Cを通過する前までに
かかる圧力の総量を検出するようになっている。
【0020】また、図1において、1はポンプ、2は圧
力計、3はチャンバー、4は送液路、5a、5bは分割
路(細管)、6は送液路、7は製品出口である。この均
質機は、送液路4が分岐点Aで2本の分割路5a、5b
となり、更に、この分割路5a、5bが合流点Bで合流
して送液路5となっている。このような機構となってい
ることにより、ポンプ1を介して、高圧で試料10を送
液路4へ送ったとき、試料10中の粒子が分岐点Aで衝
突して分岐し、次に各分割路5a、5bの細い流路を通
ることにより、更に粒子同士が衝突し、そして、各分割
路5a、5bの合流点Bで液体同士が合流する衝撃で更
に粒子が衝突するようになっている。なお、この均質機
において圧力は、試料10が分割路5a,5bに入る前
までの圧力を検出するようになっている。
【0021】従って、前述の図2や図3に示す高速ホモ
ミキサーやマントンゴーリンタイプの均質機に比べ、液
体全体に均一に均質圧力が加わり、液体中の水不溶性成
分の粒子径を均一に小さくすることができる。上記均質
機として、具体的には、例えば、ナノマイザー(株)製
の「ナノマイザー」やマイクロフルイデックス社製の
「マイクロフルイダイザー」等が挙げられる。
【0022】上記均質化の圧力は、500kg/cm2
以上、好ましくは700〜1500kg/cm2 にす
る。圧力が500kg/cm2 未満であると、均質化が
不十分となり、水不溶性成分の粒子径が小さくならず、
長期間保存中にクリーム層が生じてしまう。なお、ここ
でいう水不溶性成分とは、油脂成分に安定剤もしくは乳
化剤や蛋白質等が複合化され、水不溶性となったもので
ある。また、上記均質化は、1回でも2回以上繰り返し
てもよく、圧力や油脂含有溶液の種類に応じて適宜設定
すればよい。
【0023】一方、上記油脂含有均質化溶液とは別に、
上述の安定剤もしくは乳化剤を溶解した溶液を用意す
る。上記溶液中には、必要に応じて、上述したその他の
原料を適宜選択して添加してもよい。また、安定剤もし
くは乳化剤の添加量は、最終調合液量に対して0.00
5〜0.3%となるようにすることが乳化安定化の点で
望ましい。この溶液を、油脂含有均質化溶液と混合す
る。このとき、油脂含有均質化溶液と溶液との比率は、
油脂含有均質化溶液5に対して溶液が1以下にすること
が乳化安定性の点で望ましい。なお、上記油脂含有溶液
や安定剤もしくは乳化剤含有溶液の調製時あるいは上記
各溶液混合時に、上記均質機を用いて混合してもよい。
【0024】また、乳化剤として、蔗糖脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等耐熱芽胞菌に対す
る静菌作用を有する乳化剤を使用すると、その静菌性を
良好に発揮し、得られる密封容器入り油脂含有飲料を長
期保存しても変敗を生じることがなく、その品質を保持
することができる。蔗糖脂肪酸エステル等の乳化剤の静
菌剤としての効果は、500kg/cm2以上の圧力で
均質化を行うと、乳化剤が油脂成分との乳化コンプレッ
クスを形成してしまい、失われる傾向にある。そのた
め、均質化の後に静菌性を有する乳化剤を添加するとそ
の効果が失われないので良好な静菌性が得られる。
【0025】次に、上記溶液と油脂含有均質化溶液との
混合液を、缶、瓶、紙パック、レトルトパウチ等の容器
に充填、密封し、レトルト殺菌する。なお、密封は殺菌
の後に行ってもよい。このようにして得られた密封容器
入り油脂含有飲料は、油脂成分の乳化安定性に優れ、長
期間保存しても油脂成分に由来するリング層を形成する
ことがなく、外観的に優れた飲料である。
【0026】また、本発明の第2の製法として、上記均
質化溶液に安定剤もしくは乳化剤を溶解した溶液を添加
する代わりに、均質化溶液を40℃以下、好ましくは5
〜35℃に冷却するようにしてもよい。冷却温度が40
℃より高いと、油脂成分が安定なミセルにならないた
め、後述の殺菌工程での熱履歴により、乳化が破壊さ
れ、長期保存中にクリーム層が生じる。上記冷却方法と
しては、冷水の添加、ジャケット式タンクによる冷水あ
るいは冷媒の循環による間接冷却、プレート式クーラー
等を適宜用いればよい。
【0027】次に、上記冷却された均質安定化溶液を、
そのままあるいは加温して、缶、瓶、紙パック、レトル
トパウチ等の容器に充填、密封し、レトルト殺菌する。
なお、密封は殺菌の後に行ってもよい。
【0028】上記のようにして得られた密封容器入り油
脂含有飲料は、油脂成分の乳化安定性に優れ、長期間保
存しても油脂成分に由来するリング層を形成することが
なく、外観的に優れた飲料である。また、上記各製法に
より得られる密封容器入り油脂含有飲料は、常温のまま
流通しても、必要に応じ、加温もしくは冷蔵して販売し
てもよい。なお、上記各製法において、乳化安定性の面
では、ほぼ同等の効果が得られるか、静菌性の点で、前
者の製法が好適である。また、上記製法を組み合わせ、
均質化溶液を冷却した後、安定剤もしくは乳化剤を溶解
した溶液を添加するようにしてもよい。または、均質化
溶液に安定剤もしくは乳化剤を溶解した溶液を添加した
後、冷却するようにしてもよい。このとき、静菌性を示
す乳化剤を添加すると、良好な静菌性を付与できる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の密封容器入り油
脂含有飲料の製法は、特定の均質圧力で均質化を行い、
かつ、油脂成分含有均質化溶液と、乳化剤もしくは安定
剤含有液とを混合するか、または、油脂成分含有均質化
溶液を冷却するようにしているので、1%以上の高濃度
に油脂を含有する飲料や、カカオ油脂、生クリーム等の
乳化に対して特異的に不安定な油脂を含有する飲料であ
っても、長期間安定した乳化状態を保持することができ
る。
【0030】次に、本発明を実施例を挙げて具体的に説
明する。 〈実施例1〜4、比較例1〉表1に示す組成で、それぞ
れ油脂含有均質化溶液A及び溶液Bを調製した後、その
全量を混合し調合液とした。なお、油脂含有均質化溶液
Aの調製は、表2に示す条件とし、溶液Bについては6
0℃で高速ホモミキサーにて混合溶解した。
【0031】
【表1】 *1 カカオ抽出液調製方法 90℃の温水10重量部に、カカオニブ1重量部を添加
し、10分間攪拌後、ペーパーフィルターで固液分離
し、得られた液部をカカオ抽出液とした。 *2 乳化剤;蔗糖脂肪酸エステルP−1570(三菱
化成食品(株)製) *3 安定剤;カラギニンCS409 (三栄
化学(株)製)
【0032】〈比較例2〉実施例1で使用した油脂含有
均質化溶液A、Bの原料を全部一括混合して60℃に調
整し、1000kg/cm2 で均質化した。
【0033】(乳化安定性確認試験)以上のようにして
得られた各調合液を、それぞれガラス瓶(240cc容
量、直径65mm、高さ120mm)に充填し、巻き締
めした後、121℃で20分間加熱殺菌した。このよう
にして得られた瓶入り飲料を25℃で静置し、1週間ご
とにクリーム層の発生有無を目視にて確認し、クリーム
層の幅が1mm以上となる迄の期間を調べた。 (静菌性確認試験)各調合液を、それぞれ190cc容
量の缶に充填し、7.0×10-4sporesの耐熱性
フラットサワー菌を植菌した後、巻き締めし、121℃
20分間加熱殺菌した。このようにして得られた缶入り
飲料を55℃で1ヶ月間保存後、未植菌品に対する真空
度及びpHの低下により、変敗の有無を確認し、10缶
中の変敗数にて評価した。以上の結果を表2に併せて示
す。
【0034】
【表2】
【0035】表2の結果から、実施例の瓶入り飲料は、
いずれも10週間以上クリーム層の発生が認められなか
った。これに対し、比較例の瓶入り飲料は、3週間程度
でクリーム層が発生し好ましくなかった。また、実施例
の瓶入り飲料は、静菌性も十分認められた。
【0036】〈実施例5〜8、比較例3〜4〉表3に示
す各原料を混合溶解し、所定量まで水でフィルアップし
て調合液とした。この調合液を、表4に示す条件で処理
を行い、ガラス瓶(240cc容量、直径65mm、高
さ120mm)に充填し、巻き締めした後、121℃で
20分間加熱殺菌し、密封容器入り油脂含有飲料を得
た。このようにして得られた瓶入り飲料を25℃で静置
し、1週間ごとにクリーム層の発生有無を目視にて確認
し、クリーム層の幅が1mm以上となる迄の期間を調べ
た。その結果を表4に示す。
【0037】
【表3】 *1 カカオ抽出液調製方法 90℃の温水10重量部に、カカオニブ1重量部を添加
し、10分間攪拌後、ペーパーフィルターで固液分離
し、得られた液部をカカオ抽出液とした。 *2 乳化剤;蔗糖脂肪酸エステルP−1570(三菱
化成食品(株)製) *3 安定剤;カラギニンCS409 (三栄
化学(株)製)
【0038】
【表4】
【0039】表4の結果から、実施例はいずれもクリー
ム層の幅が0.2mm以下であり、乳化状態が良好であ
った。これに対し、比較例は2週間程度でクリーム層が
発生し好ましくなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる均質機の機構の一例を示す説明
図。
【図2】本発明で用いる均質機の機構の一例を示す説明
図。
【図3】本発明で用いる均質機の機構の一例を示す説明
図。
【符号の説明】
1 ポンプ 2 圧力計 3 チャンバー 4 送液路 5 分割路 6 送液路 7 製品出口 10 試料
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、その他の方法として、特開平1−2
52273号公報に記載の方法が挙げられる。この方法
は、脂肪分含有乳成分からなる原料液に、グリセリン脂
肪酸エステルとイオタカラギナンとを添加、溶解し、高
速攪拌機にて予備乳化した後、200〜250kg/c
2 の圧力で均質化し、次いで、コーヒー抽出液もしく
は果汁類と甘味成分を加え、得られた混合液を加熱殺菌
すると共に再度均質化を行う方法である。しかしなが
ら、この方法では、加熱殺菌をした後、再度均質化をし
て容器に充填しているので、容器に充填する際、予め
容器を殺菌しておき、無菌状態で充填を行うか、容器
に充填後再度殺菌するかのいずれかの処理をしなくては
長期間保存する事ができないが、このような処理を行う
と、殺菌工程が煩雑になったり、殺菌工程を2回行うこ
とにより過剰な熱履歴を受け、飲料の風味が悪くなると
いう欠点がある。また、この方法では、油脂の含有量が
1%を超える高濃度に油脂を含有する飲料の場合には乳
化を十分に行うことができない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記の工
程を順次備えてなることを特徴とする密封容器入り油脂
含有飲料の製法によって達成される。 (1)油脂成分と水と乳化剤もしくは安定剤とを混合
し、85℃以下の油脂含有溶液とする工程。 (2)上記油脂含有溶液を均質化して、水不溶性成分の
粒子径を1.0μm以下とした油脂含有均質化溶液を得
る工程。 (3)上記油脂含有均質化溶液と、乳化剤もしくは安定
剤を溶解した溶液とを混合した後、容器に充填し、密封
殺菌する工程。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、上記の目的は、下記の工程を順次備
えてなることを特徴とする密封容器入り油脂含有飲料の
製法によって達成される。 (1)油脂成分と水と乳化剤もしくは安定剤とを混合
し、85℃以下の油脂含有溶液とする工程。 (2)上記油脂含有溶液を均質化して、水不溶性成分の
粒子径を1.0μm以下とした油脂含有均質化溶液を得
る工程。 (3)上記油脂含有均質化溶液を40℃以下に冷却し、
油脂含有均質安定化溶液とする工程。 (4)上記油脂含有均質安定化溶液を容器に充填し、密
封殺菌する工程。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】乳化剤としては、例えば、グリセリン脂肪
酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸
エステル、レシチン等が挙げられる。これら乳化剤と安
定剤とはいずれか一方でも、両者を併用してもよい。ま
た、安定剤と乳化剤の種類も単独でも数種併用してもよ
い。なお、このときの乳化剤もしくは安定剤の添加量
は、油脂含有溶液全体重量中、0.005〜0.3%に
する事が乳化安定性の点で望ましい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】次に、上記85℃以下の油脂含有溶液を均
質化し、水不溶性成分の粒子径が1.0μm以下、好ま
しくは0.7μm以下の油脂含有均質化溶液とする。
不溶性成分の粒子径が1.0μmより大きいと、水不溶
性成分が液上面に浮いたり、あるいは、底部に沈降した
りするなど、安定な乳化状態が得られない。また、均質
化の際に使用する均質機としては、例えば、図2に示す
ような高速ホモミキサーや、図3に示すようなマントン
ゴーリン、図1に示すような液体流路が分岐後合流する
ような機構を有する均質機等の、乳化物同士を衝突させ
るか、もしくは乳化物を器壁に衝突させるような機構を
有する均質機が挙げられる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】上記均質化の圧力は、好ましくは500k
g/cm2 以上、更に好ましくは700〜1500kg
/cm2 にする。圧力が500kg/cm2 未満である
、水不溶性成分の粒子径が小さくなりにくく、長期間
保存中にクリーム層が生じ易くなる。なお、ここでいう
水不溶性成分とは、油脂成分に安定剤もしくは乳化剤や
蛋白質等が複合化され、水不溶性となったものである。
また、上記均質化は、1回でも2回以上繰り返してもよ
く、圧力や油脂含有溶液の種類に応じて適宜設定すれば
よい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の密封容器入り油
脂含有飲料の製法は、均質化により飲料中の水不溶性成
分を特定粒子径以下とし、かつ、油脂成分含有均質化溶
液と、乳化剤もしくは安定剤含有液とを混合するか、ま
たは、油脂成分含有均質化溶液を冷却するようにしてい
るので、1%以上の高濃度に油脂を含有する飲料や、カ
カオ油脂、生クリーム等の乳化に対して特異的に不安定
な油脂を含有する飲料であっても、長期間安定した乳化
状態を保持することができる。また、本発明の密封容器
入り油脂含有飲料の製法は、例えばソース、ドレッシン
グ、デザートミックス等の油脂含有食品にも応用するこ
とができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【表2】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】〈実施例5〜8、比較例3〜4〉表3に示
す各原料を混合溶解し、所定量まで水でフィルアップし
て調合液とした。この調合液を、表4に示す条件で処理
を行い、ガラス瓶(240cc容量、直径65mm、高
さ120mm)に充填し、巻き締めした後、121℃で
20分間加熱殺菌し、密封容器入り油脂含有飲料を得
た。尚、均質化直後の油脂含有均質化溶液の水不溶性成
分の粒子径を、島津(株)製レーザー解析式粒度分布測
定装置(SALD−1000)を用いて測定した。この
ようにして得られた瓶入り飲料を25℃で静置し、1週
間ごとにクリーム層の発生有無を目視にて確認し、クリ
ーム層の幅が1mm以上となる迄の期間を調べた。その
結果を表4に示す。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】
【表4】
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】表4の結果から、実施例はいずれも10週
間程度クリーム層の幅が0.2mm以下であり、乳化状
態が安定であった。これに対し、比較例3は、均質化後
の冷却工程において、油脂含有均質化溶液を40℃以下
になるまで充分に冷却しなかったため、殺菌工程で、乳
化が破壊され、僅か2週間でクリーム層が発生し好まし
くなかった。また、比較例4は、均質化後の油脂含有均
質化溶液の水不溶性成分の粒子径が1.0μmを超えて
いたので、乳化安定性が悪く、僅か1週間でクリーム層
が発生し、好ましくなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の工程を順次備えてなることを特徴
    とする密封容器入り油脂含有飲料の製法。 (1)油脂成分と水と乳化剤もしくは安定剤とを混合
    し、85℃以下の油脂含有溶液とする工程。 (2)上記油脂含有溶液を、500kg/cm2 以上の
    圧力で均質化を行い、水不溶性成分の粒子径を1.0μ
    m以下とした油脂含有均質化溶液を得る工程。 (3)上記油脂含有均質化溶液と、乳化剤もしくは安定
    剤を溶解した溶液とを混合した後、容器に充填し、密封
    殺菌する工程。
  2. 【請求項2】 下記の工程を順次備えてなることを特徴
    とする密封容器入り油脂含有飲料の製法。 (1)油脂成分と水と乳化剤もしくは安定剤とを混合
    し、85℃以下の油脂含有溶液とする工程。 (2)上記油脂含有溶液を、500kg/cm2 以上の
    圧力で均質化を行い、水不溶性成分の粒子径を1.0μ
    m以下とした油脂含有均質化溶液を得る工程。 (3)上記油脂含有均質化溶液を40℃以下に冷却し、
    油脂含有均質安定化溶液とする工程。 (4)上記油脂含有均質安定化溶液を容器に充填し、密
    封殺菌する工程。
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