JP2537655B2 - 保存中に脂肪分離のない乳類飲料及びその製造法 - Google Patents
保存中に脂肪分離のない乳類飲料及びその製造法Info
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- JP2537655B2 JP2537655B2 JP63078098A JP7809888A JP2537655B2 JP 2537655 B2 JP2537655 B2 JP 2537655B2 JP 63078098 A JP63078098 A JP 63078098A JP 7809888 A JP7809888 A JP 7809888A JP 2537655 B2 JP2537655 B2 JP 2537655B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、脂肪分含有乳成分と甘味成分をベースとす
る乳類飲料を缶や紙パツク等の容器に充填して、市場で
長期間流通や保存する場合、上記乳成分中の脂肪が分離
して表面に浮上することのない乳類飲料及びその製造法
に関する。
る乳類飲料を缶や紙パツク等の容器に充填して、市場で
長期間流通や保存する場合、上記乳成分中の脂肪が分離
して表面に浮上することのない乳類飲料及びその製造法
に関する。
なお、ここでいう“脂肪分含有乳成分”とは、牛乳、
生クリーム、バター、全脂肪乳類の乳成分並びに脂肪粉
乳にバターや植物性油脂を加えたもの等を包含する。
生クリーム、バター、全脂肪乳類の乳成分並びに脂肪粉
乳にバターや植物性油脂を加えたもの等を包含する。
従来の技術 現在市販されている脂肪分含有乳成分をベースとする
乳類飲料(砂糖などの甘味成分、コーヒー成分又は果汁
類、着色料、香料等を含んでいる)は缶もしは紙パツク
等の容器に充填された形態で市場に供給されているが、
その流通過程での長期保存において、それに含まれる脂
肪分が比重差により上層部にリンク状に浮上してくると
いう問題がある。例えば、脂肪分を0.5〜1.0重量%含む
乳類飲料では、1ヶ月前後の保存下で3mm以上の帯状ク
リームラインを生成する。
乳類飲料(砂糖などの甘味成分、コーヒー成分又は果汁
類、着色料、香料等を含んでいる)は缶もしは紙パツク
等の容器に充填された形態で市場に供給されているが、
その流通過程での長期保存において、それに含まれる脂
肪分が比重差により上層部にリンク状に浮上してくると
いう問題がある。例えば、脂肪分を0.5〜1.0重量%含む
乳類飲料では、1ヶ月前後の保存下で3mm以上の帯状ク
リームラインを生成する。
従来、このような脂肪分浮上の防止対策として、モノ
グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル、有機酸モノグリセリン脂肪酸エステル、シヨ糖脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルなどの1種も
しくは2種以上からなる乳化剤を添加して乳化分散性を
高めることにより、上記脂肪分の浮上を低減させること
が提案されている(特開昭56−18578号、特開昭59−958
47号、特開昭56−164743号、特開昭61−242567号)。
グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル、有機酸モノグリセリン脂肪酸エステル、シヨ糖脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルなどの1種も
しくは2種以上からなる乳化剤を添加して乳化分散性を
高めることにより、上記脂肪分の浮上を低減させること
が提案されている(特開昭56−18578号、特開昭59−958
47号、特開昭56−164743号、特開昭61−242567号)。
また、上記乳類飲料の原料液に上記乳化剤を加えて加
熱、溶解したものを高速均質機(150〜250kg/cm2)で均
質化して脂肪球を微細化した後、加熱殺菌する方法(レ
トルト式加熱殺菌法では飲料を容器に充填、捲締後殺菌
を行い、直接又は間接プレート式加熱殺菌では、殺菌
後、冷却して容器に充填する)が行われている。
熱、溶解したものを高速均質機(150〜250kg/cm2)で均
質化して脂肪球を微細化した後、加熱殺菌する方法(レ
トルト式加熱殺菌法では飲料を容器に充填、捲締後殺菌
を行い、直接又は間接プレート式加熱殺菌では、殺菌
後、冷却して容器に充填する)が行われている。
しかし、上述した従来法では、乳化剤の添加と高圧均
質機による均質化を行つて飲料中の脂肪球を微細化して
も、高温下での殺菌処理及び長期間の保存により脂肪分
が浮上することが避けられず、したがつて、飲料内容物
の組成が不均一となり、外観及び風味が著しく損なわれ
るという品質上の問題が生ずる。
質機による均質化を行つて飲料中の脂肪球を微細化して
も、高温下での殺菌処理及び長期間の保存により脂肪分
が浮上することが避けられず、したがつて、飲料内容物
の組成が不均一となり、外観及び風味が著しく損なわれ
るという品質上の問題が生ずる。
発明が解決しようとする課題 本発明は、上記乳類飲料にみられる問題点に鑑みなさ
れたものであつて、乳類飲料を缶や紙パツク等の容器に
充填して長期間保存しても脂肪分の分離による浮上が生
ぜず、したがつて一定の品質を長期に亘つて維持し得る
乳類飲料及びその製造法を提供することを課題とする。
れたものであつて、乳類飲料を缶や紙パツク等の容器に
充填して長期間保存しても脂肪分の分離による浮上が生
ぜず、したがつて一定の品質を長期に亘つて維持し得る
乳類飲料及びその製造法を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段 本発明に係る乳類飲料は、脂肪分含有乳成分をベース
とし、これに砂糖のような甘味成分、更にはコーヒー成
分や果汁類、着色料、香料等を含有したものに、グリセ
リン脂肪酸エステルからなる乳化剤と(i)−カラギー
ナンからなる安定剤とを組合わせて配合して均質化した
ことを特徴とする。すなわち、上記乳化剤と安定剤とを
組合わせて乳類飲料に配合し、均質化することにより、
長期間の保存下においても飲料中の脂肪分が分離して浮
上することのない乳類飲料を提供することが可能とな
る。
とし、これに砂糖のような甘味成分、更にはコーヒー成
分や果汁類、着色料、香料等を含有したものに、グリセ
リン脂肪酸エステルからなる乳化剤と(i)−カラギー
ナンからなる安定剤とを組合わせて配合して均質化した
ことを特徴とする。すなわち、上記乳化剤と安定剤とを
組合わせて乳類飲料に配合し、均質化することにより、
長期間の保存下においても飲料中の脂肪分が分離して浮
上することのない乳類飲料を提供することが可能とな
る。
本発明における上記乳化剤の配合量は、0.05〜0.10重
量%が好ましく、一方上記安定剤の配合量は0.03〜0.06
重量%が好ましい。因に、上記乳化剤の配合量が上記範
囲よりも多くなりすぎると、飲料中のホエ−分離が生
じ、粘度も増加して風味が低下し、一方、少なすぎると
脂肪の分離防止効果が低下するので留意する必要があ
る。
量%が好ましく、一方上記安定剤の配合量は0.03〜0.06
重量%が好ましい。因に、上記乳化剤の配合量が上記範
囲よりも多くなりすぎると、飲料中のホエ−分離が生
じ、粘度も増加して風味が低下し、一方、少なすぎると
脂肪の分離防止効果が低下するので留意する必要があ
る。
また、上記安定剤についてもその配合量が上記範囲よ
り多くなりすぎると飲料の粘度が増加して風味が損わ
れ、一方少なすぎると脂肪の分離防止効果が低下するよ
うになる。
り多くなりすぎると飲料の粘度が増加して風味が損わ
れ、一方少なすぎると脂肪の分離防止効果が低下するよ
うになる。
次に、本発明に係る乳類飲料は下記のようにして製造
される。
される。
牛乳、生クリーム、バター、全脂粉乳並びに脱脂粉乳
にバターや植物性油脂を添加したもの等の脂肪分含有乳
成分と水との混合液に、グリセリン脂肪酸エステルから
なる乳化剤と、(i)−カラギーナンからなる安定剤を
加えて、65〜70℃程度の温度で加熱溶解した後、高速攪
拌機(10,000rpm、10分間)により攪拌して上記混合液
中の脂肪球を直径3〜10μmになるように細分化(予備
乳化と称する)し、次いで得られた混合液を高圧均質機
(200〜250kg/cm2、65〜70℃)により脂肪球を更に0.5
μm以下になるように微細化する。次いで、この脂肪球
を微細化した混合液に、糖類のような甘味成分、コーヒ
ー成分または果汁類、着色料、香料等を加え加熱殺菌す
る。この加熱殺菌にあたつては、加熱をレトルト式加熱
殺菌法(121℃、25分間)で行う場合には、その時点で
再度上記の高圧型均質機による均質化を行つて脂肪球を
0.5μm以下に微細化すると共に液の均一分散性を高め
た後に、常法に従い缶に充填し、捲締、殺菌及び冷却を
行つて製品とする。一方、殺菌を直接又は間接プレート
式加熱殺菌法(140〜150℃、2〜3秒間)で行う場合に
は、加熱殺菌後、再度上記の高圧型均質機による均質化
を行つて脂肪球を0.5μm以下に微細化すると共に液の
均一分散性を高めた後に、冷却し充填を行つて製品とす
る。
にバターや植物性油脂を添加したもの等の脂肪分含有乳
成分と水との混合液に、グリセリン脂肪酸エステルから
なる乳化剤と、(i)−カラギーナンからなる安定剤を
加えて、65〜70℃程度の温度で加熱溶解した後、高速攪
拌機(10,000rpm、10分間)により攪拌して上記混合液
中の脂肪球を直径3〜10μmになるように細分化(予備
乳化と称する)し、次いで得られた混合液を高圧均質機
(200〜250kg/cm2、65〜70℃)により脂肪球を更に0.5
μm以下になるように微細化する。次いで、この脂肪球
を微細化した混合液に、糖類のような甘味成分、コーヒ
ー成分または果汁類、着色料、香料等を加え加熱殺菌す
る。この加熱殺菌にあたつては、加熱をレトルト式加熱
殺菌法(121℃、25分間)で行う場合には、その時点で
再度上記の高圧型均質機による均質化を行つて脂肪球を
0.5μm以下に微細化すると共に液の均一分散性を高め
た後に、常法に従い缶に充填し、捲締、殺菌及び冷却を
行つて製品とする。一方、殺菌を直接又は間接プレート
式加熱殺菌法(140〜150℃、2〜3秒間)で行う場合に
は、加熱殺菌後、再度上記の高圧型均質機による均質化
を行つて脂肪球を0.5μm以下に微細化すると共に液の
均一分散性を高めた後に、冷却し充填を行つて製品とす
る。
本発明による製造法では、上述したように、原料液を
高速攪拌機により予備乳化したものを高圧型均質機で均
質化することが特徴であつて、両者を組合わせて行うこ
とにより、飲料における脂肪分の分離、浮上が有効に防
止できる。
高速攪拌機により予備乳化したものを高圧型均質機で均
質化することが特徴であつて、両者を組合わせて行うこ
とにより、飲料における脂肪分の分離、浮上が有効に防
止できる。
因に、上記予備乳化による脂肪分浮上の防止効果は、
攪拌回転数により影響されるものであつて、例えば回転
数が10,000rpmより低くなるに伴つて、以後の加熱殺菌
処理により脂肪分の浮上防止効果が損われるようになる
ので留意する必要がある。
攪拌回転数により影響されるものであつて、例えば回転
数が10,000rpmより低くなるに伴つて、以後の加熱殺菌
処理により脂肪分の浮上防止効果が損われるようになる
ので留意する必要がある。
以下実施例により本発明及びその効果を具体的に説明
する。
する。
実施例1 原料液の配合: 表1に示す基本配合により原料液を調製した。
乳類飲料の製造: 上記表1に示した原材料のうち脂肪粉乳と無塩バター
からなる乳成分と水との混合液に、グリセリン脂肪酸エ
ステルと、(i)−カラギーナンとをそれぞれ加えて65
〜70℃の温度に加熱、溶解した。
からなる乳成分と水との混合液に、グリセリン脂肪酸エ
ステルと、(i)−カラギーナンとをそれぞれ加えて65
〜70℃の温度に加熱、溶解した。
得られた混合溶液を高速攪拌機を用い、65〜70℃の温
度で10,000rpmの回転数で10分間予備乳化して該溶液中
の脂肪球を平均5〜7μmになるように微細化した。
度で10,000rpmの回転数で10分間予備乳化して該溶液中
の脂肪球を平均5〜7μmになるように微細化した。
次いで、溶液を高圧型均質機を用い、65〜70℃の温度
で200kg/cm2の均質圧力で行つて脂肪球を0.5μm以下に
微細化した後、表1に示した砂糖、コーヒーエキス並び
にオレンジ果汁、重曹、着香料及び着色料をそれぞれ添
加した。
で200kg/cm2の均質圧力で行つて脂肪球を0.5μm以下に
微細化した後、表1に示した砂糖、コーヒーエキス並び
にオレンジ果汁、重曹、着香料及び着色料をそれぞれ添
加した。
得られた各種混合液を間接プレート式加熱殺菌法によ
り150℃で2秒間殺菌を行い、次いで高圧型均質機を用
い、上記と同様にして脂肪球を微細化した後、冷却して
容器に充填した。
り150℃で2秒間殺菌を行い、次いで高圧型均質機を用
い、上記と同様にして脂肪球を微細化した後、冷却して
容器に充填した。
上述のようにして得られた製品について、20℃の温度
下に1ヶ月間保持した後、脂肪分の浮上量、粘度及び官
能上の評価を調べた。結果は表2に示すとおりである。
なお、グリセリン脂肪酸エステル及び(i)−カラギー
ナンの無添加のもの(比較例1)、及びそれらをそれぞ
れ単独で添加したものの(比較例2並びに3)について
も同様に調べた結果を併せて表2に示した。
下に1ヶ月間保持した後、脂肪分の浮上量、粘度及び官
能上の評価を調べた。結果は表2に示すとおりである。
なお、グリセリン脂肪酸エステル及び(i)−カラギー
ナンの無添加のもの(比較例1)、及びそれらをそれぞ
れ単独で添加したものの(比較例2並びに3)について
も同様に調べた結果を併せて表2に示した。
尚、表中の脂肪浮上量の測定は、外径41.2mm、高さ12
5.5mmの透明バイアル瓶に製品を100g充填、加熱殺菌、
冷却後保存サンプルとし、その脂肪層の厚さをノギスで
測定したものである。
5.5mmの透明バイアル瓶に製品を100g充填、加熱殺菌、
冷却後保存サンプルとし、その脂肪層の厚さをノギスで
測定したものである。
実施例2 原料液の配合 表3に示す基本配合により原料液を調製した。
乳類飲料の製造: 実施例1に記載と同様の手順で行つた。ただし、加熱
殺菌は、レトルト式加熱殺菌法により121℃で25分間行
い、その際高圧型均質機を用いて65〜70℃の温度で200k
g/cm2に均質化を行つた。
殺菌は、レトルト式加熱殺菌法により121℃で25分間行
い、その際高圧型均質機を用いて65〜70℃の温度で200k
g/cm2に均質化を行つた。
得られた製品について実施例1に記載したと同様にし
て調べた結果を表4に示す。また、比較(比較例4〜
6)として実施例1に示したと同様のものについて調べ
た結果も併せて表4に示した。
て調べた結果を表4に示す。また、比較(比較例4〜
6)として実施例1に示したと同様のものについて調べ
た結果も併せて表4に示した。
実施例3 本例は、本発明において乳化剤及び安定剤としてそれ
ぞれ用いるグリセリン脂肪酸エステルと(i)−カラギ
ーナンの配合量の変化が製品に与える影響を調べた結果
を示したものである。なお、製品は実施例1に記載した
手順に従つて製造した。結果は表5に示すとおりであ
る。
ぞれ用いるグリセリン脂肪酸エステルと(i)−カラギ
ーナンの配合量の変化が製品に与える影響を調べた結果
を示したものである。なお、製品は実施例1に記載した
手順に従つて製造した。結果は表5に示すとおりであ
る。
表5にみられるとおり、乳化剤及び安定剤の配合量が
多くなるに伴ない、粘度及び風味が低下し、特に乳化剤
が多くなるとホエーの分離が生ずるようになる。
多くなるに伴ない、粘度及び風味が低下し、特に乳化剤
が多くなるとホエーの分離が生ずるようになる。
また、上記結果からグリセリン脂肪酸エステルの好ま
しい配合量は0.05〜0.10重量%、(i)−カラギーナン
の好ましい配合量は0.03〜0.06重量%の範囲であること
がわかる。
しい配合量は0.05〜0.10重量%、(i)−カラギーナン
の好ましい配合量は0.03〜0.06重量%の範囲であること
がわかる。
実施例4 本例は、本発明において安定剤として用いる(i)−
カラギーナンが他の(κ)−カラギーナンと(λ)−カ
ラギーナンに比し乳類飲料に対する安定効果が優れてい
ることを示したものである。
カラギーナンが他の(κ)−カラギーナンと(λ)−カ
ラギーナンに比し乳類飲料に対する安定効果が優れてい
ることを示したものである。
なお、試験に供した製品は実施例1に記載と同様の手
順により製造した。結果は表6に示すとおりである。
順により製造した。結果は表6に示すとおりである。
表6にみられるとおり、(i)−カラギーナンの優位
性がわかる。
性がわかる。
Claims (9)
- 【請求項1】脂肪分含有乳成分と甘味成分を主成分とす
る乳類飲料に、グリセリン脂肪酸エステルからなる乳化
剤及び(i)−カラギーナンからなる安剤を配合し、均
質化して成る保存中に脂肪分離のない乳類飲料。 - 【請求項2】乳類飲料は、コーヒー成分を含有するもの
である請求項(1)に記載の乳類飲料。 - 【請求項3】乳類飲料は、果汁もしくはピユーレーを含
有するものである請求項(1)に記載の乳類飲料。 - 【請求項4】グリセリン脂肪酸エステルを0.05〜0.10重
量%と(i)−カラギーナンを0.03〜0.06重量%配合し
た請求項(1)に記載の乳類飲料。 - 【請求項5】脂肪分含有乳成分からなる原料液にグリセ
リン脂肪酸エステル及び(i)−カラギーナンを加えて
加熱溶解したものを、高速攪拌機にて予備乳化した後、
高圧均質機で均質化し、次いでコーヒー抽出液もしくは
果汁類と甘味成分を加え、得られた混合液を加熱殺菌す
るとともに再度均質化を行うことを特徴とする保存中に
脂肪分離のない乳類飲料の製造法。 - 【請求項6】上記加熱殺菌をレトルト式で行う場合には
均質化処理を同時的に行う請求項(5)に記載の製造
法。 - 【請求項7】上記加熱殺菌を直接又は間接プレート式で
行う場合には、加熱殺菌後に均質化処理を行う請求項
(5)に記載の製造法。 - 【請求項8】上記予備乳化を、回転数10,000rpm以上の
高速攪拌で行う請求項(5)に記載の製造法。 - 【請求項9】上記均質化を、65〜70℃の温度で200〜250
kg/cm2の圧力下に行う請求項(5)に記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63078098A JP2537655B2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | 保存中に脂肪分離のない乳類飲料及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63078098A JP2537655B2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | 保存中に脂肪分離のない乳類飲料及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01252273A JPH01252273A (ja) | 1989-10-06 |
JP2537655B2 true JP2537655B2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=13652393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63078098A Expired - Lifetime JP2537655B2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | 保存中に脂肪分離のない乳類飲料及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537655B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4980182A (en) * | 1989-06-21 | 1990-12-25 | Nestec S.A. | Beverages containing a beverage base and milk protein |
JPH0748993B2 (ja) * | 1989-10-11 | 1995-05-31 | ティファン クゥオイン ハイコウ コアン トウチャン | 天然椰子飲料の製造方法および天然椰子飲料 |
EP0875150B1 (en) * | 1997-04-18 | 2003-06-04 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Fat containing beverage |
JP4528117B2 (ja) | 2002-06-28 | 2010-08-18 | サントリーホールディングス株式会社 | チョコレートドリンク及びその製造方法 |
WO2007114128A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-11 | Ajinomoto Co., Inc. | カプシノイド含有飲食品の製造方法 |
CN111743057A (zh) * | 2019-03-28 | 2020-10-09 | 香港格凌宝健康食品科技有限公司 | 一种无添加剂的椰子汁饮料及其制备方法 |
-
1988
- 1988-04-01 JP JP63078098A patent/JP2537655B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01252273A (ja) | 1989-10-06 |
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